[とっさに一言]
No.001〜005
[子どものいる家]
No.006〜010
[リズムでノリノリ]
No.011〜015
[助けて!苦しー]
No.016〜020
[おしゃれ失敗!]
No.021〜027
[おしゃれ合格?]
No.028〜030
[少々がっかり]
No.031〜035
[ちょっと深刻]
No.036〜040
[欲張り大王]
No.041〜045
[お腹が鳴ったね]
No.046〜050
[時間の約束]
No.051〜055
[ここで逢えたら]
No.056〜060
[家に寄ってく?]
No.061〜065
[ノラもペットも]
No.066〜070
[ガンバレお仕事]
No.071〜075
[心がバイオレンス]
No.076〜080
[ママのキッチン]
No.081〜085
[畑で収穫]
No.086〜090
[ちがう!誤解だ]
No.091〜095
[ほっとひと息]
No.096〜100
[リピート擬態語]
No.101〜105
[自然が相手だ]
No.106〜110
[楽しい食卓]
No.111〜115
[テンパる現場で]
No.116〜120
[体がムズムズ]
No.121〜125
[モノは大事に]
No.126〜130
[動きDE表現]
No.131〜135
[バカにすんない!]
No.136〜140
[あぁ、新品が‥]
No.141〜145
[のめりこんでて]
No.146〜150
COMING SOON
[奮闘ホリデー]
No.151〜155
一覧
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[とっさに一言]
No.001(03.01.16) |
さ、でーん?
最初は挨拶語?と思わせて、いきなり難度の高いネイティブ会話表現からスタート。使いこなしてぐっと親密なコミュニケーションにつなげましょう。
「一体どうしたの?」「どうなってんの?」などの意。疑問形だが、強い驚きを表すので感嘆詞的にも使われる。
語頭の『さ』は、「それは」の音便変化。シンプルに『でん』だけでもOK。同義語に『でーげ?』、『でーげん?』。
類義語にツッコミ的ニュアンスの『どんねん?』、『どんなげん?』。
ex.) |
「これ見てまー。腕、すんげがにかぶれてん」 |
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(これ見てよー。腕、ひどくかぶれちゃったんだ) |
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「うわー、さ、でーん?」 |
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(うわー、それ一体どうなっちゃったの?) |
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No.002(03.01.17) |
じゃま、ねー。
「大丈夫」「No problem.」「没問題」の意。おそらく「邪魔がない」から転じて、支障がない、問題ない、の意に。
同義語の『どんねえ』、『どもねえ』には「Don't mind.」の意も。
ex.1) |
「おい、血ぃ出とるぞ。どんねえがんかいや」 |
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(おい、血が出てるよ。平気なのか?) |
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「なーん。じゃま、ねーやろ」 |
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(いやあ、大丈夫だろ) |
ex.2) |
「今日で34やといや。嫁にも行かんとって、どうすーらいや?」 |
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(今日で34(才)だってよ。嫁にも行かないで、どうするんだ?) |
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「まん。じゃま、ねかろ」 |
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(まあ、大丈夫でしょ)...実話。ぎょえー |
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No.003(03.01.20) |
ガンコな!(形容動詞)
程度が甚だしいさま。頑固親父のガンコさとは違う。人(体言)に用いる場合は、「(よくも悪くも)豪快な」という感じ。状態(用言)に用いる場合は、「すごく」「とっても」の意。
ex.1) |
「あいつ、酒くせえ思たら、朝まで飲んどってんと。」 |
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(あいつ、酒くさいと思ったら、朝まで飲んでたんだって。) |
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「ほんなん?午前中会議あ-らんに、ガンコな人やんな」 |
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(そうなの?午前中会議あるのに、豪快さんだねえ。) |
ex.2) |
「3日ほど寝んと仕事すりゃあ、プレゼン間に合うやろ?」 |
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(3日ほど寝ないで仕事すれば、プレゼン間に合うだろ?) |
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「また、ガンコな・・・」 |
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(また、えらいことを・・・) |
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No.004(03.01.21) |
てんぽな。(形容動詞)
程度が甚だしいさまを表す。「すごい」「とっても」の意。直前ワードの「ガンコな」と類似の語だが、突出したケタ外れ感が加わる。また、用言にのみかかる。
※荒唐無稽さに焦点が当った場合は、『とっぴな(突飛な)』が日常語として用いられる。
ex.1)「きんのあれから、結局2人で2升半飲んでんといや」
(昨日あれから、結局2人で2升半飲んだんだってさ)
「ほんとかいや?てんぽな!」
(ほんとかよ?すげえな!)
ex.2)「こないだのライブどうやってん?」
(このあいだのライブどうだったの?)
「てんぽにおもしかってんよ。来ればえかったんに〜」
(すっごく面白かったのよ。来ればよかったのに〜) |
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No.005(03.01.22) |
気の毒な・・・。(形容動詞?)
「ありがとう」の意。一般にも、「すみません」「恐縮です」をこのシーンで使うのと似た感じ。「どうもご丁寧に」というニュアンスを含むらしい。アクセントを一拍目に置き、中国語の第一声風に高く「き」と発音しよう。
不憫に思っているわけではない。
ex.1)「なんもないけど、晩食べてってってやれ?」
(何もないけど、晩ごはん食べていってちょうだいね?)
「あら〜、気の毒な。ほんな、そうさしてもっかんな?」
(まあ、すみません。じゃあ、そうさせてもらおうかな?)
ex.2)「これ、ばあちゃんにお土産こうてきてん」
(これ、ばあちゃんにお土産買ってきたんだ)
「あんやと、あんやと。気の毒な」
(ありがとうね。わざわざ申し訳ないね) |
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[子どものいる家]
No.006(03.01.23) |
ねんね(名詞)
「子ども」の意。まだお腹にいるうちから、ほぼ成人まで結構広く使う。発音は平板に。(一拍目にアクセントをおかない)
身内的ニュアンスを含むようで、上司のお子さんを「可愛らしねんねやんね〜」とは言わない方が無難。親戚同士は使う。
ちなみに睡眠中かどうかや、世間知らず度合いは関係ない。
ex.1)「結婚式ん時、もうねんねできとってんと」
(結婚式の時、もう赤ちゃんできてたんだって)
ex.2)「ねんね寝とれんし、静かにしとれま!」
(子どもが寝てるんだから、、静かにしててよ!)
ex.3)「あら?ねんねどこ行った?」
(あれ?○○ちゃんどこ行った? [Boy,where you are?])
ex.4)「こんのねんね、今度早や大学やといや。おとろっしゃ〜」
(ここの(家の)子、今度もう大学だってよ。大ショック〜) |
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No.007(03.01.24) |
うまそな(形容動詞)
子どもや赤ん坊が、「健康的にむちむちしていて可愛らしい」様子を一言でカバーする便利な言葉。丸々太ってて結構なことだな〜元気に育っててよかったよかったという気持ちがある。ちょっと太ってるくらいを「体格がいい」と好感をもってフォローする感じで、少年少女や大人に使う用法もある。アクセントは二拍目。
我が子を見るなり「うまそな子やな」と言われても、とって食おうという気はないので心配ご無用。褒められただけである。
ex.1)「おろ〜、でけ顔のうまそなねんねやんな」
(あらあら〜、大っきい顔の可愛いい子だねえ)
ex.2)「てっちゃん言うたら、昔ちっちぇ〜ねかったけ?」
(てっちゃんと言えば、、昔は小さ〜くなかったっけ?)
「でこなったらいまだ、うまそなあんちゃんやぞ」
(成長した今では、体が大きい(青年な)んだよ) |
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No.008(03.01.27) |
えちゃきな(形容動詞?)
無理にまとめると、「(幼児などが)可愛らしい」の意。幼児の純真なふるまいに微笑ましく思ったり、いじらしい様子に胸を打たれてぐっと来るような心の動きを伴う。「めっちゃかわい〜」「やーん可愛い〜、どうしよ〜」くらいの気持ちで感嘆詞的に使う。文中の体言にかかる用法はあまりみない。アクセントは二拍目。
ex.)「あ〜ら、えちゃきなんな〜」
(わあ〜、かっわいいな〜) |
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No.009(03.01.29) |
はつめそうな(形容動詞)
幼児、子どもなどが「利発そうな顔つきである」の意。また、『はつめな』は、「利口な」。
とりあげておいて言うのも何だが、よく考えると面と向かっては、あまり使わないかも。噂したり話題にするときに使ってみよ〜。
漢字を当てると多分「発明そうな」だけど、発明はしない。利発で明晰そうに見えれば使ってOK。
ex.) |
「タッキーと翼、小学生くらいの時はつめそう〜な僕やったのが、今だ、まんで、えれ、あんちゃんらしなったこと!」 |
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(タッキーと翼、小学生くらいの時、賢そうな男の子だったのが、今じゃ、それはもう、ずいぶん大人っぽくなったこと!) |
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No.010(03.01.30) |
きざく(動詞)
幼児、子どもなどが「大声(あるいは奇声)をあげる」の意。喜怒哀楽いずれにも用いるので、文脈やシチュエーションにより、どんな意味なのか各自察していきましょう。
ex.1) |
「じいちゃん!ねんね、じゃまねんか?泣いとらんかきざいとんか、どっちや?」 |
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(おじいちゃん!子ども、大丈夫なの?泣いてるのかふざけてるのか、どっちなの?!) |
ex.2) |
「うるせんな、いくらきざいたかってだっちゃんがや!」 |
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(うるさいな、いくら泣いたってダメなの!) |
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