[とっさに一言]
No.001〜005
[子どものいる家]
No.006〜010
[リズムでノリノリ]
No.011〜015
[助けて!苦しー]
No.016〜020
[おしゃれ失敗!]
No.021〜027
[おしゃれ合格?]
No.028〜030
[少々がっかり]
No.031〜035
[ちょっと深刻]
No.036〜040
[欲張り大王]
No.041〜045
[お腹が鳴ったね]
No.046〜050
[時間の約束]
No.051〜055
[ここで逢えたら]
No.056〜060
[家に寄ってく?]
No.061〜065
[ノラもペットも]
No.066〜070
[ガンバレお仕事]
No.071(03.10.15)
がっぱ
No.072(03.10.20)
さかとんぼり
No.073(03.10.21)
ちゃがちゃが
No.074(03.11.22)
おうどな
No.075(03.11.25)
しょまだれ
[心がバイオレンス]
No.076(03.12.10)
はげぇ
No.077(03.12.11)
いさどい
No.078(03.12.12)
えさる
No.079(03.12.15)
うっさらかちむく
No.080(03.12.18)
あぐたらしい
[ママのキッチン]
No.081〜085
[畑で収穫]
No.086〜090
[ちがう!誤解だ]
No.091〜095
[ほっとひと息]
No.096〜100
[リピート擬態語]
No.101〜105
[自然が相手だ]
No.106〜110
[楽しい食卓]
No.111〜115
[テンパる現場で]
No.116〜120
[体がムズムズ]
No.121〜125
[モノは大事に]
No.126〜130
[動きDE表現]
No.131〜135
[バカにすんない!]
No.136〜140
[あぁ、新品が‥]
No.141〜145
[のめりこんでて]
No.146〜150
COMING SOON
[奮闘ホリデー]
No.151〜155
一覧
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[ガンバレお仕事]
No.071(03.10.15) |
がっぱ
我を忘れるくらい、すごく必死で熱中しているようす。多くは、「がっぱになる」として使う。
ちょっとムキになってきてるぐらいの場合もある。
ex.1) |
「何かアイツ、急に勉強し出したんな」
(何だかアイツ、急に勉強し出したよね)
「おいや、がっぱんねえか?オレもやべえわ」
(そうなんだよ、メチャメチャ頑張ってないか?オレもヤバイよ) |
ex.2) |
「きんのあんな言われ方したし思て、がっぱんなってしとったら、夕方、フラフラんなっとったわ」
(昨日あんな言われ方したからと思って、ムキになってやってたら、夕方フラフラになってたよ) |
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No.072(03.10.20) |
さかとんぼり
手元の作業に集中するあまり、ムリに背中を丸めた姿勢になっているようす。あるいは、そうなるくらい熱中しているようす。
語頭の「さか」は、肩と頭の位置が逆さに逆転するくらいになっていることから来ると思われます。「とんぼり」は何でしょうね。アクセントは「か」に置いて発音されます。でも、最近はデスクが多くなって、文机なんてあんまり使わないから、さかとんぼりになることも少なくなったかも。
ex.) |
「じぃちゃな、ご飯も食べに出てこんさけ呼んにいったら、さかとんぼりになって絵付けしとったわ」
(じぃちゃんが、ご飯も食べに出てこないから呼びにいったら、ひっくり返りそうなくらい背中を丸めて俯きながら、作業に集中して絵付けをしていたよ) |
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No.073(03.10.21) |
ちゃがちゃが
仕事が通り一遍で、雑なようす。
ex.1) |
「何やら、おめの作ったもんっちゃ、よう見たら、んなちゃがちゃがやがいや」
(何だか、お前の作ったものってのは、よく見たら、みんな乱雑で全然なってないじゃないか) |
ex.2) |
「急に言われて慌てて準備したがやさけ、こんなちゃがちゃがながんしかないげんけど、こんで間におうけ?」
(急に言われて慌てて準備したものなので、こんな未整理なものしかないんだけど、これで役に立ちますか?) |
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No.074(03.11.21) |
おうどな
態度や仕事ぶりが横着なようす。
ex.1) |
「今の展示会に出いた作品、新しパターンにしたんや言うとったけんど、なんやなおおうどながんに塗っただけんてに見えんけ?」
(今の展示会に出した作品、新しいパターンにしたんだって言ってたけど、なんだか逆に横着に塗っただけみたいに見えない?) |
ex.2) |
「猫、まった喧嘩しとらん聞こえたし、あら、きかーん思て見たら、だーら〜っとなごなったまんま、声だけ出しとれんぞ。えれおうどな猫んねえか」
(また猫が喧嘩してるのが聞こえたから、うわぁ、悪たれだなぁと思って見たら、だら〜っと寝そべったまんま、声だけ出してるんだよ。ずいぶん横着な猫じゃない?) |
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No.075(03.11.25) |
しょまだれ
手際が悪かったり、些細なこともちゃんとできなかったりした場合に、その人に投げかけられる言葉。ニュアンス的には『バカたれ』とか『このアホ』とかに近いが、対象は相手の「人」よりも、「失敗そのもの」に比重が多くかかる感じ。(※「だれ」が抜けて『しょま』として文中で連体詞的に使う場合は、手際が悪かったりする「様子」を表す)
こう言われたぐらいなら、愛情を持って叱ってる感じなので、ヘコむことはないけれど、「ど」が付いて『どしょま』になってくると、ちょい反省が必要でしょう。
ex.1) |
「えーい、しょまだれ。なんしとれんて!」
(えーい、バカたれ。何やってんだよ!) |
ex.2) |
「荷造り手伝ってくれらんえーげんけんど、何やしょまなことばっかしとっさけ、なお気が気んねぇげんわ。してあたらんも、えーもんの悪いもんや」
(荷造り手伝ってくれるのはいいんだけど、何だか要領の悪いことばっかりしてるから、逆に気が気じゃないんだよ。やってもらえるのも、良し悪しだよ。) |
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[心がバイオレンス]
No.076(03.12.10) |
はげぇ
「くやしい、憎らしい、腹が立つ」の意。『はがいしい』、『はがやしい』もほぼ同義。
構成してる音は「歯痒い」という言葉に近いですが、「思い通りにならなくてイライラ」という気持ちより、専ら「くやしい」部分が大きい。
強調する時は、副詞を伴い、『すんげはげぇ』、『たっだはげぇ』に。
ex.1) |
「アイツ、何ねんて、たっだはげぇ。オレに、レポート後から一緒に出そっさ〜、とか言うてきとったくせして、自分だけ教授に泣きついてんといや」
(アイツ、何なんだよ、めちゃめちゃ腹立つ。オレに、レポート後から一緒に出そうよ〜、とか言ってきてたくせに、自分だけ教授に泣きついたんだってよ) |
ex.2) |
「ホーントか? はげヤツやんな」
(ホントかよ? 憎たらしいヤツだな) |
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No.077(03.12.11) |
いさどい
「(誰かのことが)気にくわない」の意。ただし、理由として、いばってる感じを受けたり、お高くとまってる印象を受けるために「気にくわない」という場合に使う。
ex.) |
「あの人、何かいさど〜い」
(あの人、何か好きになれない)
「あ〜、ちょっと分かる分かる」
(あ〜、ちょっと分かる分かる) |
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No.078(03.12.12) |
えさる
「憎たらしい偉ぶった言動をとる」こと。
無意識のうちに相手から見て鼻につく態度になっちゃってる場合も、意識して殊更に好戦的な態度に出る場合にも、両方使う。
ex.1) |
「アイツ、最近えさっとらんか?」
(アイツ、最近天狗になってないか?) |
ex.2) |
「伝票、まぁ〜った違とっしと思て、えっさ〜って「出しなおしてください」つって電話したったんに、相殺すらんになっとってんて?ちゃんと言うといてま!」
(伝票、またしても違っているからと思って、あえて嫌みったらしい感じで「出しなおしてください」って電話してやったのに、相殺にすることになってたんだって?ちゃんと言っておいてよ!) |
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No.079(03.12.15) |
うっさらかちむく
「知らんぷりする」に近い。でも、我関せずとか、見て見ぬ振りをするというより、そっぽを向くという言葉にあるような「あえて」感がより強い感じ。
「知らんぷり」だと、当らず触らずの感覚による場合もあるけれど、「うっさらかちむく」のは、明らかに感じが悪い。
ex.) |
「我が関係ねぇような顔してうっさらかちむいとらんと、ちょっこ手伝えま」
(自分は関係ないような顔をして知らんぷりしてないで、ちょっと手伝いなさいよ) |
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No.080(03.12.18) |
あぐたらし、あぐたらしい
「しつこい」、「けばい」。過剰である感じ。
自分で書いておいて何だが、実は聞いても分からない。なので、当然使わない。家にジィちゃんバァちゃんがいれば、平成10年代でもまだ残っているかも知れない表現。
ex.) |
「か、もょああぐたらして、あんま好きんね」
(これは、模様が派手すぎるから、あんまり好きじゃない) |
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●これまでのワード●
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