[とっさに一言]
No.001〜005
[子どものいる家]
No.006〜010
[リズムでノリノリ]
No.011〜015
[助けて!苦しー]
No.016〜020
[おしゃれ失敗!]
No.021〜027
[おしゃれ合格?]
No.028〜030
[少々がっかり]
No.031(03.05.08)
しょちびん
No.032(03.05.09)
あいそんない
No.033(03.05.12)
はぐちくう
No.034(03.05.20)
がんちんくう
No.035(03.05.21)
しゃごめる
[ちょっと深刻]
No.036(03.05.22) むさい
No.037(03.05.23)
ばら
No.038(03.05.27)
やくちゃもねえ
No.039(03.06.02)
てんな
No.040(03.06.05)
かわいや
[欲張り大王]
No.041〜045
[お腹がなったね]
No.046〜050
[時間の約束]
No.051〜055
[ここで会えたら]
No.056〜060
[家に寄ってく?]
No.061〜065
[ノラもペットも]
No.066〜070
[ガンバレお仕事]
No.071〜075
[心がバイオレンス]
No.076〜080
[ママのキッチン]
No.081〜085
[畑で収穫]
No.086〜090
[ちがう!誤解だ]
No.091〜095
[ほっとひと息]
No.096〜100
[リピート擬態語]
No.101〜105
[自然が相手だ]
No.106〜110
[楽しい食卓]
No.111〜115
[テンパる現場で]
No.116〜120
[体がムズムズ]
No.121〜125
[モノは大事に]
No.126〜130
[動きDE表現]
No.131〜135
[バカにすんない!]
No.136〜140
[あぁ、新品が‥]
No.141〜145
[のめりこんでて]
No.146〜150
COMING SOON
[奮闘ホリデー]
No.151〜155
一覧
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[少々がっかり]
No.031(03.05.08) |
しょちびん
「これっぽっち、ちょっぴり」の意。「少ない、小さい」ことを表すんですが、『ありゃっ?たったこれだけ?」と、軽く不満な、当てが外れた気持ちを伴う。対象となるのは、食べ物が多いような。語尾の「ん」が抜けて、『しょちび』とも。
さらに残念っぷりを強調したい時は、『しょっちびん』と撥音を入れ、かつ『しょっ』にアクセントを置いて発音しよう。
ex.1) |
「有名なケーキ屋さんのお菓子あたったしと思て、喜んで全部に分けっか思たら、なーんしょっちび-んなげんぞ」
(有名なケーキ屋さんのお菓子いただいたからと思って、喜んでみんなに分けようかと思ったら、もう、ほんのちょっとなのよ) |
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No.032(03.05.09) |
あいそんない(あいそむない、あいそもない)
「物足りない」の意。今ひとつ食べ足りない時や、もっと楽しみたかった時など、意外にあっさりしていた時にどうぞ。何かが抜け落ちて足りない気がする時にも。
察するに、「愛想がない」から意味的変化を起こしたんでしょうか?「もうちょっと、何とかしてよ」ってことで。
ex.1) |
「盛り付きゃ美しかったけど、上品すぎて何や、あいそんねーかったんな」
(盛り付けはきれいだったけど、上品すぎて何か、食べたぞ〜っていう満足感がなかったね) |
ex.2) |
「今日のステージ何曲やった?なんかあいそもなくなかった?」
(今日のステージ何曲やった?なんかあっさりしてなかった?) |
ex.3) |
「なんやらあいそもねぇ思たら、ストーブかたしたんか」
(何だか物足りない気がすると思ったら、ストーブを片付けたんだね) |
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No.033(03.05.12) |
はぐちくう
「はぐらかされる」に近い。でも重点は、はぐらかされた事自体より、その後の心の動きに置かれている。「(はぐらかされたり、行き違いがあって)ガクッとくる、ありゃ?ってなる」って感じ。
ちょっと、訳しずらいっすね。
ex.) |
「そっちんおる思て持ってったんに、黙〜って行くさけ、こっちゃはぐちくうたがい!」
(そっちにいると思って持って行ったのに、黙って行くから、こっちが取り残されちゃったじゃん!) |
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No.034(03.05.20) |
がんちんくう
「行き違う」の意。これも前出『はぐちくう』と同様、行き違ったことだけでなく、それによって当てが外れて、ありゃ?、ガクッってなる感じも含んだ表現。
ex.) |
「祭りの寿司持って行ったら、おらん間にこっち来とってんといや。ちょ〜どがんちんくうたんやんな」
(祭りの寿司を持って行ったら、いない間にこっちに来てたんだって。ちょうど行き違ったんだね。) |
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No.035(03.05.21) |
しゃごめる
「(やり場のない)怒りを感じる」といったところ。ま、ほぼ、現代語「むかつく!」にとって代わられている言葉。
でも、「むかつく」が発散型の怒りなのに対し、「しゃごめる」方が閉塞感がある気がする。ストレスが内向きに溜まりそう〜。
ex.1) |
「夕方から全部で出るゆうてあったんに、まぁだ帰ってこんンみゃ。あ〜らしゃごめるんな〜」
(夕方から皆んなで出かけるって言ってあったのに、まだ帰って来ないじゃない。ああ全くもう〜〜) |
ex.2) |
「え〜んな!取れんがいや、しゃごめっりゃ〜!」
(ああーもう!取れないじゃん、むっかつく〜〜!) |
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[ちょっと深刻]
No.036(03.05.22) |
むさい
「ひどく心配だ、不安だ」の意。感嘆詞的に使うことも多い。。
「むさくるしい」と語幹が共通ですが、意味はだいぶん離れてます。ただし“むさいオッサン”と言った場合は「心配にさせるオッサン」ではなく、「むさくるしいオッサン」になるので、前後の状況からどちらの『むさい』か判断しましょ〜。
ex.1) |
「どーする?今日のテスト、まぁええやろ思て何もしてこんだら、今んなってむそーなってきた」
(どーしよう?今日のテスト、まぁいいだろうって思って何もしてなかったら、今になって不安になってきた) |
ex.2) |
「あらむさや〜。傘持たんと出てったに、早やこんに真っ暗んなってきた」
(まあ大変。傘持たないで出ていったのに、もうこんなに暗くなってきた) |
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No.037(03.05.23) |
ばら
「大変な事態、状況」を表す言葉。形容動詞の語幹的な働きで、単独では用いず、助動詞を伴い、「えっ、そんなことになっちゃ〜大変!」などの不安や「そんなことになって可哀想」などの気持ちを含む。
大変度合いがより増すと、「大」が付いて、『だいばら』になる。
ex.1) |
「あこの店ずっと休んどるが、だんなさん、奥さんの見舞いに行く途中追突されて、2人とも入院しとれんといや」
(あそこの店、ずっと休んでるのは、だんなさんが奥さんのお見舞いに行く途中で追突されて、2人とも入院してるんだってよ)
「ほんなん?ばらやんな」
(そうなの?ひどいことになってるんだねえ) |
ex.2) |
「隣の空き家、戸ふさいどいてって。近所のねんねら、入って遊んどらんてなけど、柱でも崩れてきたらだいばらやぞ」
(隣の空き家、戸でふさいどいてよ。近所の子どもたちが入って遊んでるみたいだけど、柱でも崩れてきたら大変なことになるのよ) |
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No.038(03.05.27) |
やくちゃもねえ
「大変な、ひどい、容赦ない」ぐらいの意味。「こりゃ、散々だ〜、許せ〜ん」ぐらいの気持ちを表すシーンに使う。
元はおそらく、『益体[やくたい]もない(=だらしがない、たわいもない)』でしょうか〜。意味は相当違いますけど。
ex.) |
「あんのノラ猫、やっとやった餌の皿ひっくりかやいて、やくちゃもねえがにしていったざ」
(あのノラ猫、せっかくあげた餌の皿ひっくり返して、ひどい状態にしていったよ〜) |
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No.039(03.06.02) |
てんな
「大変な」の意。
自分では言わないんだけど、高校に進学して学習した言葉。『タイヘンな』が単純化を重ねた形でしょうか。字面で見ると、『てんぽな(No.004)』にも似てますな。
ex.) |
「何かだんだん話でかなって、てんなことになってこんだけ?」
(何かだんだん話がでかくなって、大変なことになってきてない?) |
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No.040(03.06.05) |
かわいや
「かわいそうな、いじらしい」の意。感動詞的に使う言葉。
思わずかばってあげたいような気持ちや、心の底からの同情を表したいシチュエーションで、一言ポツリと使ってみましょ〜。詠嘆の終助詞だか反語の係助詞だか何だかの、『や』で投げかけて止める辺り、なかなかヒナびた雰囲気でよろしいですな〜。
ex.) |
「これ全部やり直しになって、きんのの晩、一人でしとってんといや」
(これ全部やり直しになって、昨日の晩、一人でやってたんだってさ)
「あら、かわいや」
(まあ、可哀想に。いじらしいよねえ) |
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●これまでのワード●
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