[とっさに一言]
No.001〜005
[子どものいる家]
No.006〜010
[リズムでノリノリ]
No.011〜015
[助けて!苦しー]
No.016〜020
[おしゃれ失敗!]
No.021〜027
[おしゃれ合格?]
No.028〜030
[少々がっかり]
No.031〜035
[ちょっと深刻]
No.036〜040
[欲張り大王]
No.041〜045
[お腹が鳴ったね]
No.046〜050
[時間の約束]
No.051〜055
[ここで逢えたら]
No.056〜060
[家に寄ってく?]
No.061〜065
[ノラもペットも]
No.066〜070
[ガンバレお仕事]
No.071〜075
[心がバイオレンス]
No.076〜080
[ママのキッチン]
No.081〜085
[畑で収穫]
No.086〜090
[ちがう!誤解だ]
No.091(04.1.13)
こわい
No.092(04.1.14)
立てる
No.093(04.1.15)
へぼ
No.094(04.1.16)
ほる
No.095(04.1.19)
よる
[ほっとひと息]
No.096(04.1.21)
こっとりする
No.097(04.1.27)
くっつりする
No.098(04.1.28)
あっくりする
No.099(04.1.29)
ことっとする
No.100(04.1.30)
なごーなる
[リピート擬態語]
No.101〜105
[自然が相手だ]
No.106〜110
[楽しい食卓]
No.111〜115
[テンパる現場で]
No.116〜120
[体がムズムズ]
No.121〜125
[モノは大事に]
No.126〜130
[動きDE表現]
No.131〜135
[バカにすんない!]
No.136〜140
[あぁ、新品が‥]
No.141〜145
[のめりこんでて]
No.146〜150
COMING SOON
[奮闘ホリデー]
No.151〜155
一覧
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[違う!誤解だ]
No.091(04.1.13) |
こわい
「固い」、「(蓋、戸などが)固く締まっている」あるいは「固く締まっていて開けづらい」。
漢字で書く「強い」の方の「こわい」から、意味が微妙に発展したものでしょうね。もちろん、「怖い、恐ろしい」も、『こわい』です。
ex.1) |
「この梅の甘露煮のビン、こんだんがもこえかったけど、今日のがもこわて開かん」
(この梅の甘露煮のビン、この間のも(フタが)固かったけど、今日のも固くて開かない) |
ex.2) |
「蔵の戸ぉ、こわーなっとれんて。ちょっと見てってやれ」
(蔵の戸、重くて動かなくなってるの。ちょっと見てちょうだい) |
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No.092(04.1.14) |
立てる
自動詞の「立つ」。『立ちる』も類義だが、『立ちる』になると、「立ち上がる」の感が強い。
『立てる』は、他動詞の「立たせる・立てる」としても使うので、文脈から判断しよう。なお、「立たせる」の意であることをはっきりさせたい場合は、『立てらかす』を用いると、混同の恐れがない。
ex.1) |
「このバスぁ、降りる時のボタン押そとすっと、立てらんな届かん」
(このバスは、降りる時のボタンを押そうとすると、立たないと届かない) |
ex.2) |
「そこ2人、静かにしとれんがなら、立てっとれ!」
(そこ2人、静かにしていられないのなら、立っていろ!) |
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No.093(04.1.15) |
へぼ(名詞)
「ひも」の意。音便化したもんでしょうね。ずいぶんと離れてますが。
ひもと言っても長い方の紐。女性に生活上の金銭を依存する男性を指して蔑称的に言うヒモでなく。
ex.1) |
「そんのへぼ、とってくれいや」
(その紐、とってくれよ) |
ex.2) |
「これ邪魔な〜し、リクツなへぼかなんかあったら結わけといて」
(これすごく邪魔だから、適当な紐か何かあったら縛ってまとめておいて) |
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No.094(04.1.16) |
ほる
「捨てる」の意。
「放っておく」との混同に注意。
ex.1) |
「今日のゴミほり、誰や?早よ行ってこいや」
(今日のゴミ捨て、誰だ?早く行ってこいよ) |
ex.2) |
「もうちょっと片付けとけま。これなんかほっとけばええげんろ?」
(もうちょっと片付けておきなさいよ。これなんか捨てておけばいいんでしょ?)
「うるせんな〜。後で自分ですっさけ、ほっといてま」
(うるさいな〜。後で自分でするから、放っておいてよ) |
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No.095(04.1.19) |
よる
「選ぶ」の意。
『すぐる』も類義。「選りすぐる」が、バラ売りになっちゃったんですね。でも、『よる』が「えり好みする」のニュアンスを含むのに対し、『すぐる』の方は、「分別する、間引きする」のニュアンスを持つ。
ex.) |
「早よ、決めま。いくらよったかって、んな一緒やわい」(よる)
(早く、決めろよ。いくら選んだって、みんな一緒だよ) |
ex.) |
「でっかと芽ゃ出たし、こりゃちょっこしすぐらんなんざ」(すぐる)
(たくさん芽が出たから、これはちょっと間引きしないと) |
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[ほっとひと息]
No.096(04.1.21) |
こっとりする
「落ち着いた気分になる」あるいは「ひと息つける状態になる」の意。
それまで仕事を片付けるためにバタバタと飛びまわっていた人が、やっと一段落つけて、腰を落ち着けられるようなシチュエーションに使う。ニュアンス的に、「その場におさまる」とか、「ちょうどはまる」という感じがある。
ex.) |
「なーもなーも。まだ今から4軒から回るつもりやさけ、あんまこっとりもしとれんげんて」
(いいえいいえ。まだ今から4軒も回るつもりだから、あんまり腰を落ち着けてもいられないんだ) |
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No.097(04.1.27) |
くっつりする、(くっつりくる)
「満足する」、「満たされた気分になる」の意。『くっつりくる』とも言う。
お腹がいい感じにいっぱいになった時や、軽く気がかりだったことを一段落つけることができて、ほっとした時などに。ニュアンス的には、「足りない部分をちょうどよく補うことが叶った」という感じ。
ex.) |
「えれ、しょちびんなごっつぉで、裏でおにぎり握ってもって、やっとくっつりきた」
(随分、ちょびっとしかないご馳走で、裏でおにぎりを握ってもらって、やっとお腹が落ち着いた) |
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No.098(04.1.28) |
あっくりする
「悩みや心配事が解消されて、気持ちがスッキリする」の意。
これも、『あっくりきた』とも言うかな。言うかも。
ex.) |
「あ、そうやそれや。きんのからずっと思い出せんで気持ち悪かってん。あ〜、こんであっくり」
(あ、そうだそれだ。昨日からずっと思い出せなくて気持ち悪かったんだ。あ〜、これでスッキリ) |
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No.099(04.1.29) |
ことっとする
「ちょうどよくなる」、「落ち着く」に近い。「しっくりくる」や「ほっとした」に置き換え可能な場合が多いのでは?
「足りなかったものが、ちょうどよく満たされて、いい具合になった」というイメージなので、『こっとりする』や『くっつりする』の双方にかなり近いが、この二つがいずれもそれぞれ、専ら気持ちに対して言うのに、『ことっとする』の場合は、シチュエーションや着心地などを指して言う。
ex.) |
「今日ら、寒いさけ日ん中にコタツへっとっても、背中ゾクゾクとしたわ。今、カーデガン着たら、こんでやっとことっとした」
(今日なんて、寒いから昼間にコタツに入ってても、背中がゾクゾクしたよ。今、カーディガンを着たら、これでやっとあったかくなった) |
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No.100(04.1.30) |
なごーなる
「横になってくつろぐ」の意。
「長くなる」の音便化。身体をゆったーり伸ばしてリラ〜ックスしてる感じがよく出てる、“よくできた”方言だと思うのですが。
ex.) |
「人数多いし、お昼、あまつぼの座敷行っか?」
(人数が多いから、お昼、あまつぼ〔※店名〕の座敷に行こうか?)
「この時間、市役所の父ちゃんらちゃ、なごーなっとらんけ?」
(この時間、市役所の父ちゃんたちが、ゴロゴロ寝っ転がって休んでない?)あくまでも例文 |
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パンパカパーン。サイト開設1周年から約半月遅れにして、やっと100語達成で〜す。
ふ〜。こんで、ちょっとこっとりしたざ。
●これまでのワード●
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