森で!

奥能登の2座ブナ巡り ~最高峰・高洲山と鉢伏山を点々と繋ぐブナ林でほっこり体験~

奥能登最高峰・高洲山(567m)と鉢伏山(543.6m)。ともにブナが生えており、地域にとって、水源涵養林であるとともに貴重な植生となっています。この二つの山をつなぐ林道沿いにもブナが点在していて、かつては一帯がブナで覆われていたことを想像させてくれます。
鉢伏山は「森林浴の森 日本100選」(1986)にも選ばれています。この一帯のブナに触れ、森林浴の心地よさを体感するとともに、地域にとってのブナの意義を考えるガイドツアーです。
(2つの山とも、登山初心者向けのゆったり散策ルートを歩きます。)

見どころpoint!

昔から人が手入れしてきた里山ならではの森。原生林のブナとは異なる、暮らしを支えてきたブナ林の姿を見てみよう!季節ごとのブナの変化や、山で咲く花などお楽しみも色々あるので、現地のガイドさんに質問してみよう。

 

ガイドさんはこんな人!

高峰 博保さん(たかみね・ひろやす)…ぶなの森代表

2008年から鉢伏山(能登町)のブナ林等でのガイドツアーを企画実施している会社「ぶなの森」の代表。2010年からは鉢伏山頂上エリアのブナ林再生にも取り組み続けている。
かつて能登半島地震(2007年発災)の後に、鉢伏山(能登町)と高洲山(輪島市)をつなぐ林道を車で走った経験があり、当時は車が通れたルートを、せめて人が歩ける幅へと回復させようと、2020年夏から整備をほぼ独力で進めている。

 

カマキリ
カマキリ
このガイドさん、山の中で、ひとりで道を切り拓いているって?
ミノムシ
ミノムシ
ルートはかつて地元の行政が設定して、看板なんかも取り付けてくれたんだが、もう草木にすっかり覆われて道があるかどうかも分からなくなっていたんじゃ。
カマキリ
カマキリ
山だから、草木が毎年どんどん茂るのは当たり前か。
ミノムシ
ミノムシ
だから、コツコツ時間を見つけては山に入り、道がありそうな所を探しては確かめて、背丈ほども伸びたネマガリタケなどの草木を刈っていったんじゃ。
徒歩で約45分、約3kmの歩行ルートのうち、かなりの部分に及んだそうじゃぞ。
カマキリ
カマキリ
わあ、ご苦労様。そんな風にして切り拓いた道のようすも、現地に行ったらぜひ意識して見てみなくっちゃだね!

 

 

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催行時期 5月~11月
所要時間 4時間~5時間 (例/9:00集合~14:00終了)
集合場所 (株)ぶなの森 能登事務所(能登町字当目60字41番地)
コース (集合) ぶなの森能登事務所 →(車で移動)
→【歩き①出発】高洲山への林道の鉢伏山側入口~高洲山側入口 →舗装道路を歩き、高洲山のブナ林へ →ブナ林を散策 →高洲山入口に戻り、鉢伏山側向けて林道を歩く →途中のブナを確認 →鉢伏山側入口 →(車で移動)鉢伏山頂上エリア入口へ
→【歩き②出発】鉢伏山頂上エリアを歩く(昼食)
→(車で移動)ぶなの森能登事務所 (解散)
参加費 8,000円(保険代、昼食代、ガイド料含む)
事前予約 7日前までに要予約


 
 

問合せ・お申込み先

(株)ぶなの森 能登事務所 TEL 0768-76-0600
石川県鳳珠郡能登町字当目60字41番地

https://bunanomori.com/ecotour/
E-mail eco@bunanomori.com

 

ルート整備記録アルバム2020

草を刈る前
草を刈った後
見晴らしがよくなってきた!
この日の作業前
この日の作業後
草刈り中。先は長いが、高洲山が見えるポイントまで辿り着いた!
作業後。広いスペースも確保できた!
斜面で見つけたブナの苗木を、平らな場所に移植。ネットで囲み、四隅に竹を立てて強化。ウサギなどの動物に食べられないように。

ツリフネソウや黄ツリフネソウが咲いてました