波穏やかな能登島で、生き物の生態をじっくり観察ダイビング

能登は日本海の中でも生き物の種類が多いところです。図鑑は大平洋側が中心なので、図鑑に載っていない珍しい魚も見られます。
能登島のように陸地近くに深い場所があるのは日本の中でも珍しく、それら特異な環境が能登島近海の豊かな生態系を育くみ、生物多様性を守っているのです。

鎌村 実さん（かまむら・みのる）

大阪府出身。サラリーマン時代はネットワークの設計技師やインターネットの構築など、当時まだ普及していなかったIT分野の第一線で活躍。その後、高校や専門学校の教員を務めた。ダイビングとの出会いは18歳の頃。26歳で潜水士の国家資格を取得した。
山梨県の日本航空学園を卒業した縁で、2003年の日本航空高校石川の開校・運営のために能登へ移住。能登の海に魅了され、本格的にダイビング会社を立ち上げた。近年では、日本航空高校石川の潜水部、日本航空大学校の海洋コースの開設に携わり、これから航空業界や潜水士として活躍する若者の育成にも力を注いでいる。