[ 金沢便り7月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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7月31日(月)
加賀に「地域づくり温泉」の企画とりまとめに出かける。山代温泉観光協会で今後の事業計画や温泉地の活性化のための取り組みについての情報をいただく。昼は、ホップホップでまれびとピア懇話会の吉田代表と事務局の林さんと、8月7日の件とそれまでにつめるべきことについて確認する。その後、片山津の白山荘さんに出かけ、分科会の相談を行う。社長の御提案で屋形船の上で話をしていただくことに!。片山津温泉の女将会に協力をお願いするための調整を依頼する。
7月30日(日)
朝、6時半に家を出発、穴水でのワーキングホリデー参加者との意見交換会に出る。参加者の中に、何人も農業を始める予定の人がいるのに驚く。それと、参加者の農作業体験への強い意欲に感心した。先行して行っている他県の事例でも、参加者からの感想として「お客さん扱いしないでほしい」という意見が沢山あったが、同じような意見が聞かれた。継続して行うとすれば、次のようなことがポイントになる。農作業体験は内容をかえて、2日以上行うことにする。希望者には農家の方との交流会を最終の夜に設定する。農家に泊めていただく場合は、セルフサービスを基本とする。参加者の希望を踏まえてコース設計を行う。農業をベースに林業や漁業などにもメニューを広げる。
7月29日(土)
入院している妻が昨日のオペを無事終え、リカバリー室より一般病室に移る。さすがに、自分で歩くのはしんどく、車椅子で移動する。夜は、お兄ちゃんが友達と花火見物に出かけたので、哲と過すことにする。そんなこんなで、当初予定していた、加賀のもれしゃん塾と中学校の同窓会を欠席させていただいた。暑さのせいもあるが、何か元気の出ない一日であった。
7月28日(金)
「ヌーベルシノアぶどうの木」のオープニングレセプションに出かける。そこで出会ったのは穴水でハーブでの地域づくりの活動をしていた二谷さんでした。アロマテラピーによるボディートリートメントやエステをしていただけます。女性専用ですが。ヌーベルシノアも金沢では新しいがアロマテラピーの専用ルームも新しい試みです。シノアのレセプションは立食パーティかと思って出かけたのですが、フルコースでフランス料理風中華料理「新中国料理」をいただく。6時半にスタートし、最後のデザートをいただいて時計をみたら9時半でした。中華のイメージが薄かったのが気になりましたが、本さんのことですから、徐々に軌道修正されることでしょう。オーベルジュより、低価格とのことですので(本日のランチ1800円〜)、とりあえずランチでもいただきにまいりましょう。

トリートメントルーム
7月27日(木)
山中町商工会副会長の櫻井比呂之氏に会いに出かける。地域づくり温泉の分科会の打ち合わせに。櫻井氏が率先して店を作られた南町界隈を見て回った後、近くの河鹿荘ロイヤルホテルで話し合いをしていただくことにする。ゲストには七尾の御祓川の関係者に来ていただくことにしたい。温泉旅館を拠点に周辺でいかに楽しんでいただけるようにするか。七尾の取り組みも紹介いただきながら、温泉地に隣接したところで何をすべきかを考えたい。南町界隈は町の補助金はそんなに多く出ていないのに、どんどんきれいになっています。櫻井さんの店「萬吉屋」はすべて自前で作られている。山中温泉ではお散歩号というバスが運行され、好評です。

八百屋のギャラリー耀
7月26日(水)
事務所のパソコンが動かなくなる。思いきって、ハードディスクを初期化する。設定をし直し、ソフトを入れ替えて、一日が過ぎた。それでも、10月の「地域づくり温泉」に向けて、着々と準備が進む。山中町商工会から、分科会を受けていただけるとの返事が届く。湯布院からは、情報誌の取材のために中谷健太郎氏にお会いできることと湯布院観光事務所に出向している角谷明美さんが地域づくり温泉に出席してくれるとのメッセージをいただく。
7月25日(火)
午前は小矢部で特産品の委員会に出席。委員の皆さんが昨年開発した特産品について、まだまだ試作の域を出ないものであるという評価をされているのには感心した。商工会の事業ではとかく、開発どまりの商品が多くて、製造販売主体が民間でしっかりないと続かない。小矢部の場合、桜町遺跡関連商品が沢山作られているがすでの販売が始まっており、独自の販路開拓がなされている。夜は、山中町の東谷で活性化委員会に出る。秋に実験的事業を行うことをメインに検討する。9月には山中町中心街へのトンネルが完成し、アクセスがよくなる。

東谷の長閑な風景
7月24日(月)
八尾に行く。商工会の委員会があったのだが、最初に、レンタル用電動ハイブリッド自転車の出発式を行う。坂の町をぶらぶらしていただくために、導入を提案してあった事業ですが、明日から実施の運びになりました。曵山展示館(八尾観光会館)に10台配置されています。委員の皆さんに乗っていただきましたが、好評でした。1日借りて500円です。八尾に行ったら一度乗ってみて下さい。バーチャル観光のホームページも明日から立ち上がります。URLはhttp://www.shokoren-toyama.or.jp/~yatsuo/です。

ハイブリッド自転車
7月23日(日)
朝5時半に起き、辰口の吉川農園にトマト狩りに出かける。フルーツトマトなので、甘味が強く、粒も小さいので食べやすかった。ハウスの中で十分たくさん食べさせていただいた。袋に詰め放題でもあったので、粒のちいさなものを選んで、収穫してくる。吉川さんとハウスの中でお話したが、先日のパネルトークに出た人にお手紙を出されたとのこと。今後も継続的におつきあいしていけそうであることをうかがい、パネルトークの意義を実感した。夜は、加賀のホップホップでまれびとピア懇話会の事務局会議に参加、「地域づくり温泉」についての検討を行う。分科会にまれびとピア懇話会メンバーを中心に地元として誰かつくことにする。

フルーツトマト
7月22日(土)
能都町での「語り部講座4」に出かける。途中、マルガジェラートとフラットに寄る。マルガジェラートは酪農家の息子さんがアイスをつくって販売している。柳田村のブルーベリーを使ったアイスをいただいたが、さっぱりしていて食べやすかった。フラットはさんなみのお嬢さん夫妻が経営している民宿ですが、最近パン屋とカフェを始めた。フォカッチャのホットサンドをいただき、パンを買う。語り部講座では宇出津の町中をぶらぶら歩いて面白いところをのぞいて回る。干場金物店では御主人が手作りされた鍬や間切包丁などについて話をうかがう。酒田屋さんでは酒田漬けなどについておかみさんたちからお話を聞く。何れも、話をうかがうと欲しくなるものがあり、買い物をされた参加者が多かった。

マルガジェラート
7月21日(金)
朝から、加賀のぶどうやさん西村のレストラン・レザンの撮影を行う。ぶどうも撮影しましたが、デラウエアは完全に熟していて、一粒、二粒と摘んでみたが甘かった。「鳥に食べられた!」と奥さんがいっていたが、鳥も甘いところが分かるのか、ぶどうの房の幹に近いところからなくなっていた。バーベキューガーデンの上のぶどうも色付き始めていて、開店が楽しみ。ぶどう狩りとバーベキューは7月25日からとのこと。片山津の花火を見ながら、バーベキューというのもいいですね。撮影後、久し振りに、レストランでランチをいただいたが、ボリューム満点で美味しかった。
7月20日(木)
昼、「PASTA PRANZO」に出かける。有松交差点から泉野図書館に向って坂を上がりほんの少しの左側にある小さな店。本日のおすすめの「冷たい野菜と生ハムのパスタ」をいただくが、冷たくて食べやすかった。パスタ単品で650円というのも安いが、デザートセット950円も美味しいメニューだ。お好みのパスタにしっかりしたデザートがついて、さらにコーヒーか紅茶がつく。営業は9:30〜18:45で、19:00以降は完全予約制とのこと。2000円程度の素朴なコースを用意いただける。一度、夜も訪ねてみたい。

冷たいパスタ
7月19日(水)
昼、久しぶりに、伏見新町のとんかつ蔵に行く。いつも注文する「磯え門」をいただく。とんかつに大根おろしが乗っていて、添え物に海草がついてくる。ソースは醤油ベースなので、さっぱりしていて食べやすい。12時半過ぎに出かけた時は、他にお客さんがいなかったが、しばらくしたらほぼ一杯になった。これで、御主人夫妻がもうすこし愛想がよいとさらによいのだが。地域づくり温泉の分科会の件、リトルパインシアターの堀さんとワークショップin小松の毎田さんにお願いする。山中町商工会には来週火曜日に説明に上がることにする。

とんかつ蔵の“磯え門”
7月18日(火)
七尾で市町村職員の研修のお手伝いをした後、柳田村の柳田食産に出かける。新たな商品候補となっている“なれ鮨”の試食である。村内の方にお願いして作っていただいたものや古いものを出していただいて試食させていただく。10名以上のメンバーで試食評価を行う。出品された8品目の中では、香りもソフトで、鰺の身もしっかりしており、味付けもくどくないものが好評であった。酒のみのつまみとして、対象は限定されるが、個人名称をつけて販売してもよい。隣のブルーベリー畑ではブルーベリーの実が色付き始めており、村内の農場では摘み取りもできる。

柳田村のブルーベリー
7月17日(月)
会社のパソコンが起動途中で動かなくなる。何度も再起動を試みるがうまくいかない。以前使っていた武生さんに聞いたら、以前も同じような症状をおこしたことがあるとのこと。外付けのハードディスクにシステムもアプリケーションも一通りコピーして、起動ディスクをハードディスクに設定して、再起動したら、動かすことができた。拡張機能の相性の問題があるので、チェックしてみよう。順番に機能停止に入れてみたら、ノートン関係の拡張機能を止めることで、本体からの起動が可能になる。これで、何とか使えそうである。
7月16日(日)
皆既月食を楽しませていただいた。こんなに長い月食は私が生きている間にはもうあり得ないのだが、月が隠れていく間、ずーときれいに見えていた。デジタルカメラで撮影してみたが、小さすぎて、画像としての精度が落ちるので、このページには「倉敷科学センター」が画像中継されていたものを紹介しておきます。数分間隔で更新してみていたが、みるみるアクセス人数が増えていった。公の機関としては画期的な企画でした。えらい!

倉敷科学センター提供
7月15日(土)
午後、ぶどうやさん西村・レザンに出かける。ぶどうやさん西村で販売している巨峰ソフトを試食させてもらう。レザン横のぶどう棚のぶどうはまだ緑色であったが、ぶどう狩り用のデラウエアはすでに色付いて美味しそうであった。しかし、西村さんに言わせると、「まだ駄目!ぶどう狩り開始の7月25日ぐらいにならないといけない。今でも食べられるが、甘味が弱く、食べていただいても評価を下げるだけなので、今しばらくがまんする」のだそうな。その後、大聖寺の林さんのところで「地域づくりシンポジウム2000“地域づくり温泉”」の企画について相談する。小松青年会議所は10月にイベントを行うので難しそうであることと、土曜日は旅館の女将さんを長時間拘束することも難しいとのこと。そこで、切り口を少しかえて、コーディネーター役も別に考えることで再度調整することに。林さんの自家製しそジュースにソーダー水を入れたものが美味しかった。

レザン横のぶどう棚
7月14日(金)
久しぶりに上市に行く。国体に向けて、飲食店マップを制作するので、その打ち合わせを行う。個店の特長を一言だけ盛り込んで、基本情報とともに入れる予定で、その確認である。神水市酒蔵北アルプスの会のトラスト酒の2回目の配付がもうすぐ始まるというので、有沢酒造の酒蔵まで出掛け、ちょっと早かったけれど、いただいて来る。「つるぎの里」であった。ラベルはグルーヴィでデザインしたものです。
7月13日(木)
午後2時半から、市町村職員研修所で「自治体経営研修」の講師をつとめる。「地方行政とマーケティング」がテーマ。顧客からの発想でサービス、事業を考えること、その際に顧客ターゲットを絞り込み、その意見を聞く機会を設けることの必要性を力説したが、どれだけご理解いただけたか。グループインタビューのような手法も紹介しましたが、ワークショップは行っているところが多いので、ある程度は伝わったかな?。夜は地域づくり推進協議会の運営委員会が地場産で行われる。10月28日(土)に地域づくりシンポジウム「地域づくり温泉」を行うことを決定。温泉と地域づくりを基本テーマに南加賀で行うことに。
7月12日(水)
昼は門前の手仕事屋で板盛りのそばをいただく。改装のためしばらく休んでいたが、4日から営業を再開されている。トイレが前に出て来て、カウンターごしに、隣の家との間にある木が見えるようになった。オープン厨房のような感じでそばを茹でているところが見える。客席もすっきりとし、田舎の古い家という雰囲気が増した。能登を味わいに来た人には喜ばれそうだ。

改装された手仕事屋
7月11日(火)
昼、先日のパネルトークにご参加いただいたお礼の意味もあって、辰口の和多農産の「コンとチロ」で昼食を。奥さんがいらしたので感想をうかがえた。農家において女性がどのような役割をそれぞれ果たしておられるかを聞きたかったとのこと。それとは別に、今後の農業の方向性を議論する場を県内で設けてゆくべきなんだなと感じた。中央から新たな施策やビジョンが来ることを期待するのではなく、独自な政策提案を農業者が中心となって立案、実行してゆけばよいのではないか。その後、寺井の竹本さんのところにも寄る。世代を超えた議論の場を設けることを確認。
夜、すごく久しぶりにいたるの本店に行く。小上がりの部分は掘りごたつ式になっていて、身体が楽であった。たるに盛ったお造りは涼感いっぱいで美味しそうに感じるメニューです。金時草のおひたしや太きゅうりの煮物など、金沢らしいメニューもそれらしくていい。その後、これも久しぶりに「倫敦屋酒場」に。中が明るいのがほかのバーとのちがいです。スコッチの樽入りのモルトウイスキーをいただくがストレートはきつかった。パステルラボで4年間活躍していた片山さんが上田に帰るというので、ささやかな送別会をさせていただいた。
7月10日(月)
小矢部に電車で出掛ける。懇親会が設定された勉強会であった。30分ほど、お話をさせていただく。仕事をすすめる上での基本コンセプトを「継続する関係の創造」に置いていることを、事業の構成紹介とともにさせていただく。地域づくりの3つの柱として「観る、体験する」「飲む、食べる」「買う」の3つの要素を用意できるところにはリピーターが来ること。伝統のある民俗や芸能を教えてくれたり、体験することをメニュー化できないか。飲食の魅力を高める必要がある。そして、商工会の事業であっても突出した個店をつくる発想が大切であること。個店の強化のためには、「上市こだわり事典」のように、特長やこだわりを紹介するメディアやホームページをつくるという事業を企画し、それを契機に我が店の将来展望、価値を考えていただく機会をつくっていただくことを提案。
7月9日(日)
朝帰りはきつく、寝たのは明るくなってからであった。おかげで、午前中に泉野に出掛け、午後からは松任、野々市と買物に回り、帰ってからは7時近くまで寝ていた。今でもまだ眠い。そういえば、昨日、夕方出かけるまで、事務所でメールをチェックしていたが、金曜日のパネルトークの感想を出席した岡元さんや西田さんからいただいた。それぞれ、勉強になったみたいだったのでよかった。今後もこのような機会を作っていきたいものです。
7月8日(土)
能都町のあばれ祭りを観に出かける。金沢を午後6時に出発。宇出津には8時半にはつく。根上の3姉妹(今川、西出、朝倉)と一緒に出掛けたのだが、とりあえず屋台の食べ物を片っ端から買い、役場の横で腹ごしらえをする。その時、商工会長の数馬さんが前を通り過ぎる。鉦や太鼓の音が聞こえてきたので、メインストリートへ。最初の神輿が川であばれるのを見のがしたので、2回目の瞬間を見るべく、川のそばに陣取り、きりこを眺め続ける。黒装束の人が指揮する2つめの神輿は川に投げ込まれる際はまだ屋根がついていた。黒く濁った川の中で神輿を川にしずめ、川の側面にぶつける所作はたしかに珍しい。神を鍛え、清めているのであろうが、観ていても楽しいものであった。最後に神社の境内で火の中に神輿を投げ込み、燻る神輿を拝殿に納めるところまで拝見させていただいて、帰途についたのは1時半ぐらいであった。

神輿を川へ
7月7日(金)
事前に12人のパネリストにお会いして、お話をうかがってきた女性と新規就農者の「パネルトーク」のコーディネーターをつとめる。2部構成であったので、女性編では親との関係や周囲の人達との関係、そして夫婦関係の問題が多く出たが、本音であろう。農家としての経営をいかに軌道に乗せるかということでもパートナーとともに苦労されていることがある程度は伝えられたのでは。辰口の吉川さんのように女性が農業を始める事例も紹介できた。女性が頑張っているところには、臨時ということもあるが女性の雇用が多くなっていることも特長的。妊娠中に在宅勤務をしていた高木さんの例は、今後の農業法人が多様なワークスタイルを考えていただくヒントになったのでは。新規就農者編では、生活スタイルと経営のバランスをいかにとっていくかが重要なポイントのように感じた。脱サラで農業を始める人の多くは企業的な経営を志向するのではなく、自然に近い所で仕事をすること、自然のサイクルにあわせて生きることに価値を見い出している。農業として食料を生産し、売り上げ、利益を出していくことも社会貢献の基本として大切であるが、健康的な暮らし、自然治癒力を高めるライフスタイルを実践し、ゴミと借金と傷付いた遺伝子を残さないことが大切です。未来に農業の価値をしっかり伝え、子孫の可能性を広げることを考えて行動すべきではないか。私が森づくりの活動を続けているのも、農業に関わっているのもそのような観点からだ。
7月6日(木)
浅野川沿いのお多福で昼食をいただく。窓際の席からは浅野川が眼下に眺められ、絶好の場所である。観光の人は向いの福わ家や鬼は外に行かれると思うが金沢らしさを味わうにはここで休憩していただくのもいい。メニューもいろんなものがあって選べます。フードピア金沢の最初の時にお世話になった先代のこだわりが受け継がれていますね。
7月5日(水)
夜、山中町の東谷地区の会合に出かける。ゴールを決めずにスタートした事業だが、地域の活性化がテーマである以上、その地域の人々が暮らしやすく、魅力的な地域になることを目指すべきだ。一つの指標は人々の動きが活発になること、地域内の人も、地域外からの人も。人間の基本属性は動くことにあるが、地域内外の人々の交流が活発になることである。観光という概念についても温泉旅館のための活動というとらえ方でなく、温泉にまで来て下さったお客様により魅力的なものを提供し、旅館以外のところや人と継続的な関係になっていただけることを促進することではないか。農家の人や森林組合の人、山中塗の工房の人などと仲良くなっていただければいい。その人との関係を楽しみに遊びに来ていただけるようになることが理想である。
7月4日(火)
久しぶりに八尾に出掛け、林淑子さんとお会いする。曵山展示館の2階に林秋路美術館のミニ版ができるそうである。宇津さんが一生懸命動いていただいているようだ。TMO構想で事業企画の一つとしてかかげておいた事業なので、うれしいね。作品の収蔵と版木などの資料の保存のためには、本格的な美術館を創る必要がある。作品や資料を寄付して財団を作り、活動を進める計画を作りましょう。宇津さんや商工会、役場とも相談しながら、計画案を作ってみたい。『岡田清和 はり絵の世界』(講談社刊)という作品集を見せていただいたが、明るい作品が目立った。もうひとつ、山田村の玄猿楼の温泉はお風呂だけでも入れて気持ちがいいそうだ。今度、行ってみよう。
7月3日(月)
朝のミーティングで、高峰が講演で語っていることをスタッフに話す。グルーヴィの基本コンセプトがどこにあるか、「継続する関係の創造」がコンセプトである。そのことを核に、デザイン、企画、マーケティングを事業の柱にしている。そして、コンセプトとは事業価値の核を一言で表現したものをいい、発想の基点になり、価値判断の基準となる。デザインや企画、マーケティングなどの仕事を進める上で、必要な活動は、読む、観る、考える、書く、という行為である。継続する関係の創造というコンセプトの前提にある考えは「人は関係の総和として存在する」ということ。過去から未来へつながる接点におり、地球上のあらゆる地域と何らかの形でつながっている、そして、宇宙からと地中からのエネルギー、地表近くに生存するあらゆる生物と関係しつつ、一人の人間は生きている。ちょっと難しかったかな?
7月2日(日)
石川の森づくりの草刈り第2弾。白峰村の西山地区で草刈りを行う。昨年秋にぶなを植えたところである。県庁の農林倶楽部の方も沢山参加されたので、1時間ほどで終了。天気もよくて気持ちのよい作業であった。白山もかすかに望むことができる。根上町から参加してくれた西出さん、事務所の朝倉さんと3人で、白峰村の中の竹菓子店の横の旅館で手打ちそばをいただく。その後、彼女達は「フィジック白峰」で泳いで帰る。高峰は尾口村の一里野に行き、「天領」で温泉につかってから、ホテルニュー白山の女将さんに会いに行く。魅力的な人で話も面白かった。

白峰での草刈り
7月1日(土)
昨日、『日本語の宝石箱』(浅田秀子著)という本を買ってくる。その中に面白いことが書いてあった。新聞や雑誌から客観的事実を知りたかったら、「てにおは」抜きで読んでみることをすすめている。「あの宮沢りえが脱いだだけで十三億ももらったそうだ」と書いてあったら、まず「あの」だの「だけ」だの「も」だのという過激な言葉をとっぱらって、「宮沢りえ、脱いだ、十三億もらう」と、カタコト日本語にしてみると、客観的事実が浮かび上がってくる、とのこと。この本の各章の最初と最後の文が分かりやすい。表現を考えている人は参考にしたらいい。1992年に講談社から刊行されたものですが。

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