[ 金沢便り2003.11月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2003.10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

11月30日(日) 鴨池
昨日、うるし蔵に行く前に、ラムサール条約に登録されている片野の鴨池に行ってきた。すでに多くの鴨たちがやってきていて、鳴き声がにぎやかであった。家族連れやカップルが沢山訪れていました。金沢工業大学の敷田研究室の学生さんたちがアンケート調査も行っていました。12月に行われる研究会の資料とされるのであろうか。いずれにしろ、たまに行くとほっとさせられる場所です。日本野鳥の会のレンジャーも常駐しているので、解説もうかがうことができます。1階にはカフェも出来ていました。このような施設も可能な限り、採算をとることを考えていくべきですから、いいことです。

鴨たち
11月29日(土) 献茶式
うるし蔵で行われた献茶式に参列する。先代社長・納谷昌美さんが亡くなって1年である。雨降る中、厳かに御子息の隆俊さんが献茶を行いました。臨済宗正眼寺住職の山川宗玄老大師が読経する中、仏前にお茶が供えられる。レセプションでは、山川老大師や徳禅寺住職の橘宗義住職、茶道家元宗へん流家元の山田宗へん氏、彫刻家の薮内佐斗司氏、そして、陶芸家の中村元風氏の挨拶があり、ごまうどんと料理をいただきました。人は死して何を残すか、ということを考えさせられた一時でした。一つは名前、コンセプトであろうか。もう一つは関係。未来につながる関係を残すことも重要な役割のような気がする。昌美さんがいたおかげで、今日この時を御一緒している人たちがいるのであった。うるし蔵は薮内佐斗司氏の作品がいろいろなところに展示されており、空間だけでも楽しめますが、ごまうどんも美味しいし、喫茶店も贅沢な空間です。お勧めのスポットの一つです。

献茶式
11月28日(金) 伊久留
田鶴浜町の伊久留という地区の地域づくり講演会に出る。遊休農地を活用して、地域づくり活動をしようと「ニコニコ農園/196」というグループも11月に発足し、来春、小学校が閉校になるので、その活用も課題になっています。16名のメンバーがいるとうかがっていたのですが、30名近くの方が参加されていたので、驚きました。皆さんが培ってきた技や知恵を活かした活動を無理のないところで行っていくべきであることを御提案する。ツーリズムという発想で、少人数を対象に、地域の人材をガイド役にすえて、物語を楽しんでいただけるような仕組みを作っていただければ、確実にリピーターが増えることでしょう。重要なのは、来られたお客さまと地域の人々との関わり方であり、継続する関係をいかにつくれるかです。戦中に予科練の方々が来ていた相馬飛行場があったところでもある。飛行機が飛ばなかった飛行場としてもっとアピールすればいいのではないでしょうかね。最初の飛行機が飛来する予定日に終戦をむかえたとのことです。公民館の近くに大きな石碑が立っていました。

相馬飛行場石碑
11月27日(木) 具体的活動
石川県商工会連合会の女性部事業推進研究会に参加。観光振興事業についての分科会でコーディネート。石川・白山郷ブロック、羽咋郡市ブロック、能都町から事例報告をいただき、意見交換。石川・白山郷で取り組んできた「体験の旅」が一番関心を呼んだ。次年度は全県下でまず相互に地域発見研修会をしていただき、「体験の旅」の全県版を行っていただきたいものである。来年10月には女性部の全国大会も行われるとのことですので、数多くの分科会を設けて、実施できるといいですね。 
11月26日(水) にわか工房
鳥越村の三ツ屋野地区に建設を進めてきた「にわか工房」が出来上がった。式典の後、テープカットが行われ、施設内を見学。手打ちそばを試食させていただく。こしがしっかりしていて、めんの太さも揃った美味しいそばでした。そば打に取り組んできた女性たちの成果がよく出ています。正式オープンは来年4月であるが、12月から週末だけでもテスト営業をしていただきたいくらいです。関係している女性たちも元気がよくて、接客も安心です。夜は能都町でまんなか市の打合せ会議。今日も若手が参加してくれて、積極的に発言してくれたので、議論が余計盛上がりました。将来が楽しみです。

にわか工房のそば 
11月25日(火) 感想
日曜日の森づくりのシンポジウムにご参加いただいた方々から、感想を多くお寄せいただきました。松永さん、畠山さんの名コンビへの評価は高いですね。コーディネートして下さった敷田さんの進行を面白く聞いていただいた方もいらっしゃいます。このようなシンポジウムを契機に、新たな活動を始める方が一人でも増えればいいのではないでしょうか。強く記憶に残ることがあれば、そのうち何らかの芽を出すはず。そのためにも、いろんな機会を設けてゆきたいものです。夜は井波でTMOのワーキング。
11月24日(月) 20年ぶり・・・
高峰がリクルートを辞めて、フードピア金沢の事務局になる直前にリクルートへの入社が決まり、入社前研修で北陸営業所に来ていた五十嵐氏、その大学時代の友人である濱さんと片町で飲む。濱さんは地域づくりのコーディネーター仲間として、付き合いが長い。その友人が五十嵐氏であることを知ったのはごく最近のことである。おかげで久しぶりに再会することができました。人間20年たつとどのようの変化しているのか、それはその人が積み重ねてきた経験、蓄積してきた関係の総和としてあるのでしょう。自信を持って言えることがいくつかはあるもの。問題は将来に向けての展望かもしれません。そのようなことを問い続けることが、旧友再会の意義かな。
11月23日(日) 「森と海の間に!」
午後、金沢ニューグランドホテルで石川の森づくり10周年記念シンポジウム「森と海の間に!」が行う。ゲストは松永勝彦(四日市大学教授)、畠山重篤(牡蠣の森を慕う会)、敷田麻実(金沢工業大学教授)。最初に松永さんに科学的に森と海のつながりについてお話いただく。化学式なども登場し、分かりにくかったかも知れませんが、事前に本を読んでいれば、十分理解できました。次に畠山さんに牡蠣の森を慕う会の活動について御紹介いただく。後半は、金沢工業大学教授の敷田さんにコーディネートしていただき、パネルトーク。今後の森づくりにとって重要なヒントをいくつもいただきました。子ども達の参加や体験学習、環境学習のテーマとして森づくりを取り上げてもらうこと。最終的には教科書に取り上げられるくらいになることが重要である。ボランティア活動の限界はあるので、針葉樹林の枝打ち間伐については、税金を投入し、最も基本となる公共事業として、継続的に森林を維持する政策を形成すること。畠山さんの最近著のタイトルについている「汽水」という概念を活かすことも重要です。淡水と海水が混ざりあうところが最も多様な生物が共存し、新たな命が生まれ育つ場のようであるが、今後の森づくりを考えるためには、森の中で、多様な人々が出会い、議論することで、新たな方策を考えたいものである。大勢の皆さん、それもいろんなジャンルの方々に参加いただき、面白い会になりました。本当にありがとうございました。最後は柿ノ木畠の蛇の目寿司で懇親会。全員の皆さんにご発言いただき、楽しく、会を終えることが出来ました。

パネルトーク

松永勝彦氏

畠山重篤氏
11月22日(土) そば打ち
柳田村のセミナーハウスやまびこでそば打ちの様子を撮影させていただく。指導されている女性もだんだん上手になられているようだ。彼女には、これまで2度体験をさせていただいています。一度は地域づくりの事業で、もう一度は能登ネットワークの語り部講座の時です。一人で4台のお客さまをうまく指導して、美味しそうなそばに仕上がっていました。そばの香りが食欲をそそります。週末は体験も多いようで、奥能登の中でも重要な体験拠点です。マイクロバスで送迎もされるようなので、グループのお客様は利用しやすい。

そば打の指導者 
11月21日(金) 手作りピザ
能都町のやまださで手作りピザを作る過程を見学する。お話をうかがいにいったらちょうど、注文があったピザを作りはじめられるところであった。最初に生地を試しにオーブンで焼いてテストするところからされていました。焼き上がりはいい匂いで美味しそうでした。今度予約しておいてみんなで食べてみたいものです。夜は、「魚のおいしいまちづくり委員会」の初会合。皆さんに熱心に出て来られて、いろんな意見を出していただけましたので、フレームは作りやすくなりました。美味しい魚を能登に食べにいくことを習慣化していただきたいものである。

やまださの手作りピザ 
11月20日(木) 商店街活性化フォーラム
午後からニューグランドホテルで商店街活性化フォーラム。西早稲田商店街の安井潤一郎氏が基調講演。機関銃のようなしゃべりで飽きさせない。常に考え、実践している人は、どんどん新しいことが出てくる感じです。いかに関係する人を満足させるかということを常に念頭においておられるようだ。後半は輪島、松任、小松の商店街で活躍している若手にエコライフ工房で活動している青海さんに加わっていただいてのパネルディスカション。安井さんにもコメントいただきましたから、1時間10分程度では時間が足りませんでした。一人2回お話いただいて終了。会場からの質問は無しにして、終わった後、別室で懇談会を行う。懇談会にも20名近く参加いただき、全員に話していただく。自ら語る事で学ぶことも多い。安井さんに少しは石川の状況が理解していただけたかな。継続的におつきあいしていただくことが重要です。懇談会までコーディネーター役をしてしまいました。
11月19日(水) 森は海の恋人
23日の日曜日に行われる森づくりシンポジウムの案内をメールで多くの人の差し上げたが、ゲストの畠山重篤さんは有名なんですね。畠山さんは気仙沼で牡蠣の養殖をされている漁師ですが、1988年から室根山に広葉樹を植えはじめ、「牡蠣の森を慕う会」を組織され、継続して活動されています。そのいきさつを『森は海の恋人』として著わされています。文章もいいですし、愛想もよい方です。電話で講演をお願いしましたが、快くお引き受け下さいました。直接お話をうかがうのが楽しみです。
11月18日(火) 能登の海
能登半島を撮影して回る。羽咋の柴垣海岸からスタート、富来の機具岩、能登島、珠洲の正院、そして、唐笠ファーム。山の上にある、唐笠ファームからは360度の眺望が楽しめます。富山湾越しは立山連峰が望め、反対側には輪島や外浦が望めます。気象状況が良ければ、佐渡も見えるとか。さすがに能登半島の先端にきたということを実感させてくれます。ラベンダーが咲いている時はさぞかし綺麗でしょうね。6月の後半から7月いっぱいが見頃とのこと、再度訪ねてみたいものです。夜はNHKのプロジェクトXで湯布院を取り上げていました。中谷健太郎さんも登場していましたが、話しが断片的で、魅力は十分伝わっていないように感じた。じっくり、お話をうかがうのが一番ですね。以前、由布院で取材した内容が地域づくり情報誌『My Page Vol.7』に掲載されています。
11月17日(月) 反響
津和野でのシンポジウムはそれなりに反響があるようでいいことです。地元以外の人も参加していましたので、視点が違えば、評価も違うようで、やはり異人を巻き込んで、まちを見つめ、議論することが大切ですね。シンポジウムそのものをそのような場にできれば良かったのかもしれませんね。街を歩いてきた後も、グループごとに議論し、どのような活動をしていったらよいかを考えていただければ十分です。次はパネルディスカッションはやめて、徹底して参加者が主体となって進めましょう。 
11月16日(日) 俵種苗店
朝、益田を出て、新山口、新大阪乗換えで、金沢に戻る。石川県に入ってから、空の色が明るくなっていたので、何となく気持ちよい。天気は気分を左右する重要な要素ですね。今回、津和野でお会いした中で、もう一度是非訪ねたいのは俵種苗店です。益田に移動する直前に少しだけお邪魔して、家の中を拝見しました。セミナーに参加していた藤山さんというデザイナーが泊めていただいているというので、様子をのぞきにいきました。古い家をうまく活かしてあります。壁には絵がかけてあり、店の一部では器類も販売されています。たまねぎ苗の販売のため、一年で一番お忙しい時のようでしたが、少しだけお話をうかがえました。今度はゆっくりとお話がしてみたいものです。明るく積極的な方でした。

俵種苗店 
11月15日(土) 地域づくりセミナー
朝、津和野から益田に移動。県の地域振興室の坂栄さんを交えて、来年1月に開催する地域づくり人交流会の打ち合わせ。午後は公民館で地域づくりセミナーの3回目。人数は少なかったがいろんな方に参加いただいた。2つのグループに分かれ、議論してもらう。テーマは中心商店街の活性化と中山間地域の活性化。今回の感想は新たな仕組みや事業を構想する時はポジティブに考えることが大切です。徹底してポジティブな農家が参加されていて、横でお話をうかがっていて面白かった。懇親会は空き店舗で行われましたが、料理とワインがおいしかったです。最後に駅前の屋台でおでんとラーメンをご馳走になりました。38年間屋台をされているという女将さんは人柄のよい方で、おでんの味付け、ラーメンのスープもほどよい味でした。1つ100円のおでんというのも魅力です。

益田駅前の屋台 
11月14日(金) まちづくりシンポジウム
午前は役場の齋藤さんが地元で作っている農家レストランに案内いただく。茅葺の円錐形の建物の真ん中に大きな木が立っていました。樹皮を貼り付けてありますので、本物に見えます。すばらしいアイデアです。村の古老が作られたそうです。来春にはオープンされるので、楽しみですね。午後は安野光雅美術館で「まちづくりシンポジウム」。前半はまち歩き、5人程度のグループに分かれまちを観て回る。その後、再度集まっていただき、各グループから報告。最後は米田さん、地元の石川さん、役場の右田商工観光課長でパネルディスカッション。コーディネーター役であったが、積極的に発言。フロアーからの発言に対しても、はっきりものを言わせていただく。どうも、声と態度の大きな親父がいるようで、商店街がまとまらない要因になっているようだ。一番の問題はそのことについての自己認知が無さそうなこと。打ち上げの時に「丸くまとめようとしないところが良かった」とほめられてしまいました。昼食と打上げと同じあおきという寿司屋でしたが、シンポジウムに参加してくれていたシルク館(日原町・にちはら)のスタッフがバイトされていました。

昼食の鯖寿司/あおき

打上げの時の大名巻き/あおき 
11月13日(木) 津和野へ
朝7時過ぎに金沢を出発、京都、新山口で乗り換え、津和野に午後1時半ぐらいに着く。島根県やふるさと定住財団の方と合流し、ざるうどんをいただいた後、役場へ。齋藤さんに堀庭園に案内いただく。歴史を感じさせてくださる空間ですが、母屋の裏側が3分の1ぐらいは崩壊していました。唖然とさせられる光景です。夜は明日の打ち合わせを兼ねて懇親会。途中、由布院の米田さんも到着され、盛り上がりました。2次会は酒蔵を改造して作ったバーでにぎやかな交流会が続きました。

小さな蔵を改造したバー 
11月12日(水) かつお
能都町の商店をいくつか回る。利用価値が高いお店の一つがメインストリートにある紙子鮮魚。今日も鯛とがんどをお刺身にしていただく。おまけにカツオも刺身にしていただきました。きれいにさばいて、蓄冷材と一緒に箱に入れてもらい持ち帰る。夜遅くても十分新鮮でした。生かつおというのも珍しい。この時期、宇出津の魚屋さんの店頭では1本30円から50円程度で売られています。昔からかつお節を各家庭で作ってきたとのことです。今日うかがった面白い話は、生きたカニを茹でると、自分で足を切り落としてしまうということ。一旦、真水で殺してから、茹でないといけないということでした。

小ぶりのカツオ
11月11日(火) ポーレポーレ
能都町に行ったので、ポーレポーレに泊まる。お刺身やカニ、鯛の塩焼など、魚介類の豊富な夕食をいただいた後、縄文真脇温泉にゆっくりつかる。霧雨の降る中、露天風呂で手足を伸ばす。風に湯気が揺られ、幻想的な雰囲気である。時間に余裕のある時は緑に囲まれ、眼下に海が見おろせる、このようなところで過ごすのがいいです。先週末の鯨フォーラムの時に泊まったうしつ荘も高台にあって、眼下に海が見おろせるいいところです。

ポーレポーレのお刺身
11月10日(月) 新たな政策創造
夕方から政策創造について意見交換。新たな政策立案を地域から行うべきことは明白である。国策として行うべきは外交や国防など国の存在に関わる重要なテーマとそれぞれの分野のフレームを構築することに限定し、可能なことは地域に分散してゆくことが理想ではないかと思う。福祉や教育も地域での自治力を高めてゆくべきではないか。地域での政策創造力が問われる。異質な人間が集まるコラボレーションを通じて、従来の施策を超えた政策を考えるべきである。年輩者の培ってきた経験や蓄積された暗黙知も未来に活かせることが多いはず。そのような方々も含めた知識創造の場を用意したいものである。夜は井波でTMOのワーキング。瑞泉寺さんの活性化をいかに図るかを議論。やはり全員での議論は難しい。個人的には閃くこともあった。しかし、グループ分けした方が、皆さんに参加したという記憶が残るであろう。それが、次なるステップにつながるのであるが、・・・。
11月9日(日) 手のしごと市
八尾での手の仕事市を見に行く。雨のためかお客さんが少ないように感じました。会場の数も少なく感じたのですが・・・。制作実演が観られるのは大きな魅力です。体験やいろんなお話がうかがえることも重要な要素です。その点について、徹底して取り組んだ方がよいかも知れません。それなりの雰囲気が必要です。遠慮なくお声をかけて下さいと表示しておくか、逆に声をかけていただくか。新たなお客様と出会うための場だととらえ、コミュニケーションをメインに考えていただくといいです。ものづくりをされている店がもっと参加すべきですね。

八尾建具組合の展示
11月8日(土) 鯨フォーラム
能都町で鯨フォーラムがある。コーディネーターをつとめさせていただくが、日本鯨類研究所の理事長の大隈清治さんのお話は特に面白かった。『クジラと日本人』という岩波新書を今年4月に出版されています。「クジラは海から人間に幸福をもたらす恵比寿である」というとられ方について書かれていたので、追加で語っていただきました。夜は民宿に分かれて鯨をいただきながら、食談議。参加のお客様から鯨についての思いや経験もうかがえて、参考になりました。いずれにしろ、鯨も含めて美味しい魚が食べられる町として能都町及び能登をアピールしてゆきたいものです。

フォーラム会場の鯨の絵
11月7日(金) 瑞泉寺
午後、 井波の瑞泉寺にお邪魔して、輪番さんにお話をうかがう。極めて前向きな方なので、驚く。いろいろあって、地域とのかかわりが薄くなっていたのだが、これで新たな展開が十分可能になりそうです。アイデアとして考えていたことがすべて可能そうです。すでに、昼食の提供をされたり、詳しい説明などもされています。希望に応じて、お庭や奥座敷なども公開されているようです。もっと宣伝し、地域の人々とのかかわりを増やしていきましょう。山門のところから、本堂を眺めてみましたが、つくづく大きな建物です。これを活かさない手はありませんね。一緒に同席されていたのが、門前出身の梯(かけはし)さんでした。日本海文化交流会議というイベントをグルーヴィで企画した時にパネリストになっていただいていました。奇遇です。
11月6日(木) タペストリー・メッセージ
午後、じょうはな織館の運営委員会。コンスタントにお客さまにお越しいただいていますので、売上も安定しています。独立採算にもっていくためには、商品をもっと増やすことと、体系的な学習メニューの構築が必要ですね。織館(おりやかた)では、11月30まで「タペストリー・メッセージ」展が開かれています。城端で創作活動を続けている山下郁子さんの作品をはじめ、6名の作家の作品が展示してあります。大きめの作品ですので、一般住宅には入れられないかもしれませんが、染めの美しさが印象的です。ショップでは小品の販売もしていますので、同時にお楽しみいただけます。

微妙な色使いのタペストリー
11月5日(水) 細入村
昼は西茶屋街のそば桐で初めて釜上げうどんをいただく。蕎麦屋のうどんも面白い。夜は細入村で村営施設の経営統合委員会の初会合。出席いただいた全ての委員の皆さんにご発言いただくが、人柄の良い方々です。3つの村営施設を経営する会社を村民参加で作り、村づくり会社としての機能を発揮していただこうというものである。改善すべき点もあるが、立地にも恵まれ、可能性は十分あるので、期待できます。目的となるような施設づくり、富山の中でも存在感のある村になっていただきたいものである。
11月4日(火) 鬼は外
昼は浅野川そばの「鬼は外」にいく。煮込みうどんの福わ家、釜飯の鬼やしきと一緒にある。新そばの冷たいそばをいただく。腰があって、きれいなそばでした。そば粉蒸し、木の小天もいただくが、そば粉蒸しはあんがかかっていて、美味しかったです。お試しいただくといいですね。店内や店の前にはたくさんの花が活けてあり、気持ちよい空間です。スタッフはもんぺに割烹着で、主人のこだわりが出ています。大根とワサビはお客がすることになっていて、待ち時間にちょうど良いコミュニケーション素材です。

鬼は外のそば
11月3日(月) 地酒フォーラム
藤六で美味しい朝食をいただく。自然薯、ふぐの干したもの、もずく、煮しめ、とうふ、目玉焼きなど、少量で、それぞれに手が込んでいる。朝食の後、能登空港に移動。地酒フォーラムのエンディングイベントが行われ、ゲストの皆さんの感想をうかがう。分科会によって、相当内容が異なるようだ。一通りの分科会の状況も分かって良かった。こんな、閉会の仕方もあるのだと感じた。

藤六の朝食
11月2日(日) 玉家の森づくり
玉家建設の協力会・玉家会の事業としての森づくりに参加。湯湧温泉の奥にある斜面で松くい虫で枯れた松林の後である。傾斜はきついが、このような斜面を緑にする意義は高い。しいたけの菌を植える体験も行う。200人以上が参加し、1200本の苗木を植えるが、森になるのは20年以上後であろうか。成長を楽しみにしたい。作業のあと、めった汁と栗ごはんをいただく。その後、鳥越村の新そばまつりを観に行くが、すごい人であった。恒例の行事として定着していることをうかがわせる。三津屋野蕎麦倶楽部の皆さんもそばを打ながら、提供されていたが、きれいなそばに仕上がったいました。来春からオープンするにわか工房もこれで安心です。夕方からは地酒フォーラムの1つの分科会「JAZZ TIME in NOTO」を輪島市町野町金蔵の慶願寺で楽しみ、その後、町野の藤六で食談義。ゲストは国府弘子さん(ビアノ)と赤木りえさん(フルート)であった。食談義は9時ぐらいには終了したが、その後、『旅』編集部の竹内さんと12時近くまで、飲み続ける。

斜面に木を植える

椎茸の菌を植える
11月1日(土) 雪の立山
立山に行く。紅葉には遅かったようだが、室堂は晴れで視界も良好、気持ち良かった。遊歩道を1時間半ほどかけて散策する。雪が少し積もっていたが、気温は10度ぐらいはありそうで、寒くはなかったですね。多くのお客さんでした。下界はまだ紅葉真っ盛りというところですが、山の上はすでに冬景色です。室堂までの途中にあるブナ林もすでに落葉していました。ケーブルカーとバスを乗り継いで、室堂まで行けるというのは、すごい仕組みを作ったものだと感心してしまいます。自然への負荷が多くなるという面はあるでしょうが、観光ポイントとしてはいいところですね。

みどりが池越しの立山

MENU◆ 最初のページ/ 地方ことばのページ/ ◆美味しい食事/富山/石川/福井/ 泊まりたい宿/ 魅力的な人/ 買いたいもの/ 楽しい体験/ おすすめの店/ 行ってみたいところ/ 本棚から/ ネットワーク/ ネットワーク(個人)/ 金沢便り/ ご意見箱/ 石引商店街/ 石引商店街[そい制作]/ 和倉温泉のお店/ 砺波の観光/ 能都町のお店の物語/ 八尾散策ガイド[テスト版]/ 作成ホームページ集
■北陸のリンク ◆ツーリズム関連/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆プロバイダー/ ◆検索エンジン
(株)クリエイティブ・グルーヴィ 担当:高峰博保 金沢市弥生1-28-12 〒921-8036
TEL 076-243-2215 FAX 076-247-8644