[ 金沢便り2003.7月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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7月31日(木) 城端で機織を!
夕方、じょうはな織館をのぞく。絵画バザールの作品を拝見するが、加山又造さん(フードピア金沢のゲストをお願いしていました)や薮内佐斗司さん(加賀のうるし蔵で何度もお会いしています)の作品もあって、楽しめます。もちろん販売していますので、これはという作品があれば、お買い求めいただければいいのですが・・・。スタッフの方々のお話によると、予想通り、今月は体験のお客さまが多くて、オリジナル商品を作っている時間が足りないとのこと。やはり、町内外に広く呼び掛けて、機を織っていただける人を増やさないといけませんね。もちろん、織館で織体験の指導をして下さるだけでもいいのです。それと、織館にもっと、沢山の高機(たかばた)を入れないといけません。そうすれば、体験の人が増えても、同時に、商品づくりが可能になります。近くに、商品制作の工房も必要になるでしょうがね。周辺地域に、機織で生計を立てられる人が増えることが、地域への貢献になるのです。

絵画バザール
7月30日(水) 雨の港町
雨の中、宇出津の商店街を歩く。8月15日のまんなか市で各店で取組んでいただくことについて、お盆らしい商品を用意いただけないか相談して回る。お菓子屋さんをはじめ、本屋さん、米屋さん、仏具屋さんなどもふるさとみやげとなるような商品やお盆のための商品を揃えていただけそうです。魚屋さんや肉屋さんは忙しそうで、特別なことは難しそうですが。
7月29日(火) 東北に行こう!
地震のために、東北方面への観光客が激減している旨の報道がされています。宮城県だけでなく、周辺の各県でもキャンセルが出ているようです。これからが東北のお祭りシーズンです。地震が沈静化することを願いつつ、早い段階で「東北に行こう!」キャンペーンをはりたいものです。とりあえず、どこかに取材に行く企画の際は東北に行くことにしたい。ひとり一人にできることは何かを具体的に考えましょう。地域デザインネットのおかげで東北方面の知り合いが増えていますので、何とかお手伝いできることがあればと思う。
7月28日(月) 能登でツーリズムを語る
午後、能登ネットワーク(この中の有志が銀座で居酒屋「のとだらぼち」を経営しています)の例会で「ツーリズム」についてお話をさせていただく。これまでも、何度か、能登ネットワークの皆さんに取り組んで欲しい旨を話してきたが、今回は会社を設立してツーリズム事業に取り組むという話しになっていました。大きな飛躍です。事業主体ができるということは可能性が一気に広がります。ツーリズムの特長として属人的な楽しみの創造であり、相互に交流と物語を楽しむ活動であることを強調。誰もが本業の部分では語り部になりえるのです。能登ネットワークのネットワークを活かし、お客も受け入れ側もお互いに楽しめる多様なメニューを創造してほしいものです。
7月27日(日) 太子伝会
昨日は、城端・善徳寺の虫干し法会と井波・瑞泉寺の太子伝会を見に行く。同じ時期に行われている。宝物の虫干しを兼ねて、その解説を行っている。善徳寺では山門の上に上がることも出来ます。お寺の各所に宝物が展示され、関係者が一つ一つ解説して下さるところがいいですね。解説させる方の個性があって面白い。瑞泉寺の太子堂では聖徳太子の絵伝の解説が行われます。本堂でもおつとめが行われていました。絵伝の古いものは宝物館に展示されていました。ここでも解説が聞けるとさらに良かったかもしれませんね。夜は商店街や交通広場で観光祭が行われ、屋台や大道芸などもでて、遅くまでにぎやかでした。彫刻の町らしく、氷の彫刻展も行われ、きれいでしたね。

太子堂での絵解き
7月26日(土) 速水林業
朝日新聞に三重県海山町の速水林業の代表・速水亨氏(50)が紹介されています。5ヘクタール以上の森林を所有する人のうち実際に木を売っている人は2000年で7%という状況の中で、住宅用の柱材を出荷して黒字経営をされている貴重な人です。手入れの行き届いた森林には広葉樹林(185種)より多い243種の植物が生えているとのこと。下草や広葉樹が茂っていて、動植物の多様な森が、生産性の高い森なのです。FSC(森林管理協議会)認証を取得しているが、間伐を増やし、森を明るくし下草をはやして、明るく美しい森づくりをされています。80年から120年育ったヒノキを100戸分出荷されている。売上高は1億6000万円。従業員は山でたばこを捨てないし、作業現場をきれいに整理している。「美しい森は利益を生む」を実践されています。FSC(森林管理協議会)認証基準は、「木材資源の持続性」「森林生態系の維持」「財政及び社会経済的観点」「従業員・請負者の管理」など。一度、石川の森づくりでお話をうかがってみたい人です。
7月25日(金) 兎夢
今日も市町村職員研修所で企画力講座の講師をつとめる。今日は高峰が主任講師であったので、6時間の講座の大半を立っていたため、足も腰も痛くなってきた。加賀方面の方々が受講者であったが、少しは企画のポイントが伝えられたかな。企画力を高めるための基礎として、本を読んでいただくこと、現場をみること、当事者の話しを聞いていただくことをお願いする。昨日の昼は東山の兎夢でとうふ御膳1500円をいただく。門前の星野さんのとうふを使っています。兎夢は茶屋を改装して、中庭が見られる位置に大きなカウンターがあり、足がおろせるようになっているので、心地よい。
7月24日(木) 工房繭鳥
山中で漆器づくりをされている田中昌宏さんから案内をいただいていた展覧会を見に東山の工房繭鳥(金沢市東山1-26-7 TEL076-252-2177  定休日:月、火)に行く。山中の伝産会館のリニューアルの企画展で一緒だった中村康彦さんの作品もありました。繭鳥そのものは伝統工芸「加賀繍」の担い手のひとりである葦ケ浦悦子さんが運営されているギャラリーです。喫茶店のために作られた空間なので、使い勝手は悪そうですが、茶屋街の裏通り、銀の波箔座の隣にありますので、お客さんはそこそこ来ているようです。「ざ・金澤」ということで県内の様々な伝統工芸の作り手とのコラボレーションで新たな生活提案をしようと企画されています。定期的に企画展をされるようですので、時々のぞいてみよう。「加賀繍」はきめの細かい仕事で作品を仕上げられていますが、お手ごろな価格の作品からあって、魅力的な世界ですね。

繭鳥の前面
7月23日(水) ツーリズムのすすめ
城端でツーリズムを語る。これからの観光は、大量にお客さまを受け入れて、数をこなすことで売り上げ、利益を確保するような事業では長続きしない。ひとりひとりのお客さまと言葉を交わし、お互いの存在や価値を認識できるような関わり方を積み重ねることがツーリズムの基本だと考えています。物語り消費であり、関係創造を楽しむことです。受け入れ側にとっても、お客にとっても、喜びとなり、アイデンティティの確認になるような出会いと交流の場を用意すること。たとい、最初の入り口が団体での訪問であっても、個人でまた訪ねたいと思っていただけるようなコミュニケーションを図りたい。このまちは個人や親しい人間数人で訪ねると楽しい所だと感じていただけるようなまちを目指しましょう。
7月22日(火) 商店街マネージャー
午後から、石川県商工会連合会の商業振興研修会に参加する。県内の3名の商店街マネージャーがゲストになり、今後の商店街の活性化、中心市街地のあり方について議論する。小松で活動する村中さん、輪島の安嶋さんも、共に若くて意欲的に活動されている。彼等は常勤で地域に関わっているので、密度も濃そうである。非常勤で能都町に行っている私・高峰とは全然違う。知力、体力ともにあり、フットワークが良さそうな村中さん。大学院に席があるというだけあって、分析的に地域をとらえ、実践的に新たな方策を探ろうとする安嶋さんという好対照な人たちです。今度は、現場を見に行ってみたい。少なくとも、ゲスト同士にとって有意義な機会でした。
7月21日(月) 福光ねつおくり七夕まつり
夕方から福光のねつおくり七夕まつりを見に行く。大きな七夕飾りが印象的であった。孟宗竹を何本も束ね、それを四方からひっぱり、その先端に飾り物を吊るしてありました。道路を歩く通行人が触れる位置まで下げてありますので、相当な重量がある。屋台も多くて、人出もきっとこの辺りの夏祭りの中では最も多いのでしょう。今回、町をぶらぶらしての大きな発見は、裏通りが極めて複雑に出来ていることです。井波の裏通りも凄かったですが、福光はそれを上回っています。メインストリートの裏は迷路のように細い道が縦横に走る。川の近くの飲食街も不思議な雰囲気でした。「ねつおくり」の原形的な民俗も見てみたいものです。

大きな七夕飾り
7月20日(日) トマト狩り
朝6時に起きて、辰口の吉川農園にフルーツトマトのトマト狩りに行く。5時半からお客さまが来られたとのこと。ハウスの中では、存分に美味しいトマトを楽しんでいるお客さんが10人程度。程よい感じだ。小さな袋に詰めて帰れるのだが、食べる量の方が多い。しばらくはいいやと思うくらい食べても、すぐ食べられるのがトマトです。持って帰ったものもすぐなくなるのです。吉川さんのトマトは美味しい。

フルーツトマト
7月19日(土) 議論と新たな知
夜、井波で中心市街地の会議。夕刻の門前町は背景の山の緑が濃く、独特の雰囲気があります。22日から行われる太子伝会のために、一部の商店街では街灯に大きな吹き流しがつけられ、気分をもり立ててくれます。若手の人々を中心にしたメンバーで議論するが、触発的な議論の場になりつつあるように思う。収拾がつかなくなることを気にされている方もいるが、活発に意見を出し会うことで、新たな知を創造してゆきたいものである。既存のアイデアをベースにしつつ、一段の飛躍、深化を目指したい。意欲的なメンバーが何人もいるので、可能性は十分あるのでは。

夕刻の井波町
7月18日(金) 風来
昨日、福井からの帰りに、根上町の「風来」に寄る。当方で編集制作した『味人めぐり』を見て、農家になろうと思ったという人です。アグリトークという事業でパネリストになっていただいた時以来のおつきあいであるが、昨年には畑の横に直売場を開いています。オリジナルの漬物や無農薬栽培の野菜を売っています。キムチや大根、きゅうりのつけもの、トマト、きゅうりなどを試しに購入してみる。すぐ裏に畑やハウスが広がっていて、いいところです。場所は寺井駅前の通りにあるマルエーというスーパーの裏の裏の通りにあります。日曜定休、TELは0761-55-4091です。詳しい情報

風来のお店
7月17日(木) こはく庵
昼は福井でおろしそばをいただく。「こはく庵」(福井市門前2丁目830 TEL0776-35-5508)という店に連れていってもらう。平たいきしめんのようなそばですが、色とか味は越前そばらしい感じです。大根おろしもからくなくて食べやすい。2枚頼むが1枚の量がそれなりにありました。器がすべてちがうデザインで、金津で創作活動をされている方の作品とのことです。帰りぎわに見つけたのですが、鯖の丸焼きも美味しそうでした。福井の中心部から見ると、足羽山の裏手にあります。営業時間は11:00〜18:00、日曜定休ですが、そばがなくなると閉まることもあるようですから、遠方から行かれる際は、念のためnに事前に電話したらよいですね。

こはく庵のおろしそば
7月16日(水) 相互依存
『「ささえあい」の人間学』(森岡正博編著)の中に、次のようなくだりがある。「いま必要なのは、<自主独立independence>でも<依存dependence>でもありません。いま必要なのは<相互依存interdependence>の考え方なのです。」「ささえあい」というキーワードを核に、今後の人の生と死を考えようとするものです。特に死に近付いた時にどのような周りの人との関わりが可能なのか、どのようなあり方が望ましいのか。「他からささえられ、他をささえてゆく」ことこそが「人間」の本質だとみなされるのかもしれません、という森岡氏の仮説を深めてゆきたいものである。自立孤高の存在としての個人が基本となる市民社会という理想はありますが、現実は相互依存の中で圧倒的多数の人が存在しているのも確かです。特に病んだ時、人は支えとなる人、話を聞いてくれる人を求めます。周囲からの支援がなければ、一日たりとも生きていけない状況に立ち至ることが多くあることを前提にした方が良さそうです。それが現代の自身の明日の姿だと思ってこれからの社会のことを考えたい。
7月15日(火) ブルーベリー
昼から能都町に行くが、途中柳田村の植物公園の前にある柳田食産にお邪魔して、ブルーベリーを注文する。注文が多くて、商品が足りないとのことでした。すぐそばのブルーベリー園でもブルーベルー狩りを体験できるとのこと。モデル農場に比べて木は小さいが、実は熟してきています。今月中は大丈夫そうです。ちなみに、実験農場は7月25日までとなっています。ただし、平日は2日前までに予約して下さい。モデル農場は柳田村字当目1字205-4、穴水から珠洲に向う道路の途中に看板が出ています。TEL 0768-76-0014。大人1,000円、小学生500円です。開園時間は9:00〜15:00。能都町に富山の上市町商工会の方々が視察にお見えでしたので、一緒に「まんなか市」の様子を見て回る。夜はまんなか市の次回以降のことについての会議。9月までのフレームをまとめる。

木に実ったブルーベリー
7月14日(月) 商品に物語りを
商品価値を語る時に、商品の機能価値だけでなく、デザイン価値、物語価値ということを時々申し上げています。もの商品であれば、そのネーミングやデザインで商品のイメージが高まりますし、逆に変なデザインだと評価を下げることもあります。その上に、商品にどれだけ、物語をつけることができるか、商品の歴史や製法、作り手の想いやこだわり、よろこびなどを情報として付加することでさらに価値は高まるのです。体験商品などでは、そのインストラクターやインタープリターなどの人柄を紹介することで、イメージはふくらむのではないでしょうか。ネット上での議論や情報提供の場合も、登場人物の人柄が分かるような情報があると親しみがわくし、少しは信用してもよいと思えるのではないでしょうか。
7月13日(日) 湯座屋市
山中温泉の湯座屋市を見学に行く。総湯の横で、朝7時から始まる。6時過ぎには山中についたので、ゆげ街道を散策、ますます整備が進み、入ってみたいと思わせる店が増えていた。家や店の前に緑が多くなり、潤いのある雰囲気を醸しています。6時45分に総湯がはじまり、市もお客さまが取り巻きはじめ、あきないが始まる。1時間程度みていましたが、地元の高齢者を中心に観光客も結構みられました。温泉コーヒーや温泉まんじゅうなどもあり、その場で飲食できるようにテーブルと椅子も用意されているところがよい。たくさん販売していた柿の葉寿司や炊き込みごはんなども試食できるとさらによいのだが。元気な商店街や旅館の女将さんたちが楽しんでやっているという感じです。農家の人も車の荷台に野菜を積んでもってきていて、市らしい感じになっています。月1回第2日曜日だけというのがもったいない。毎週日曜日の朝にやっていただければ、観光のお客さんも楽しみにできるのですがね。帰りに叔母さんのところに寄り、叔母さんを金沢のお寺と親戚に案内し、夕方までおつきあい。

賑わう市

美味しそうな野菜
7月12日(土) フルーツトマト狩り
辰口の吉川農園(辰口町上開発イ8 0761-51-4035)から「フルーツトマトのトマト狩り」の案内が届く。来週の日曜から3回、毎日曜日の朝6時から8時までの間です。ビニールハウスの中ですから、太陽が登ると暑くてたまりません。それで、朝だけになっています。大人600円、食べ放題で、小さな袋に収穫して持って帰ることもできます。そんなに甘くないですから、フルーツトマトは沢山食べられるのです。一度お試しいただくとよい企画です。毎年コンスタントにお客様が増えているようだ。
7月11日(金) 合併と自立
八尾で商工会の合併研究会に参加。行政サイドの合併協議は着々と進んでいるようであるが、経済団体等へのヒアリング等はまだ行われていない。合併にともなって、補助金の仕組みや総額も変わることは確実であり、商工会の運営に大きな影響が出ることは容易に想像されます。そのことに対する取組みが遅れている感じだ。商工会員が期待することがどこにあり、どのような機能を果たしていくべきか、真剣に検討しないといけない。機能の高度化、そのための人材育成、財源の確保が組織としての当面の課題だ。機能としては、経営サポートの強化、新規創業・事業再構築支援、人材育成が大きな柱になる。地域づくり活動は商工業者個々の強化を通じて推進することが基本かもしれない。イベント等も、商工業者の営業支援となる活動をメインに考えればよいのではないか。この機会に如何に補助金をあてにせずに事業が行えるようになるかを目指してもらいたいものである。八尾の観光協会のように・・・。
7月10日(木) 企画力講座
七尾で行われた市町村職員研修所の大卒3年生職員の研修で講師。企画力がテーマで朝から夕方まで6時間、講義が最初の1時間半、後は実習で企画作成に取り組んでいただく。地域づくり推進協議会のコーディネーターを一緒にしている濱さん、赤須さんの3人で行っているが、今日は濱さんが主任講師であった。前日も、創造力についての講座があったようで、現在の市町村職員に期待されている能力がよく分かる研修になっている。新たな施策を自らが創造できることが強く求められているということでしょう。この研修の成果を活かすためには、彼等の上にいる管理職の人たちや県庁職員にも、企画力や創造力を高めるための研修が必要なのではないか。
7月9日(水) サンファームおぐら
昨日、井波に行く前に、小矢部の農家でトマトを買ってきました。テレビ番組「人生の楽園」で紹介されたために、注文が殺到し、電話での注文もメールもお断りされているとのことでしたので、直接お邪魔して、様子を見てきました。海洋深層水を使った水耕栽培をされています。ハウスの中には大きなトマトの木が林立しています。奥様もお元気そうで、ご主人にメールをお送りしたら、返事をいただきました。さすがにメールでの注文はほとんどなくなりましたが、電話はかかってくるようです。今注文されても、お送りできるのは来年になるとのこと。商品によるでしょうが、テレビで紹介されると、大変なことになるのですね。あたたかく応援したいものです。
7月8日(火) 井波のまちづくり
夜、井波で中心市街地活性化の委員会。地元町内の方々に集まっていただき、ご意見をうかがう。ワークショップ方式は難しいかもしれなかったので、ブレーンストーミング方式に急遽切り替えてご意見を出していただいた。それでも、いろんな意見が出て良かったです。年輩者が大きい声で話し続けると、結局若い人や積極的でない人の発言は一つぐらいになってしまうものです。趣旨をしっかり説明して、町内毎にワークショップを行うようなきめ細かいアプローチをすれば、もっと盛り上がるでしょうね。
7月7日(月) フルーツトマト
かが森林組合にお邪魔して森づくりの相談。小松や山中、加賀で継続的に森づくり活動の 舞台として活用できる森林を提供いただけないかと考えています。白山麓には先日草刈りに出かけた 白峰村の山がありますが、南加賀には森づくりの活動場所がない。この地区にお住まいの人々にとっても、観光客にも森づくり体験をしていただけるような場を用意したいものです。帰りに、辰口の吉川農園に寄り、フルーツトマトを購入。フルーツトマト狩りは今週末か来週末から始めるとのことでした。すでに収穫できるようになっているが、熟した実は下の方にしかついていなので、まだ体験しづらいとのことでした。今年も美味しいトマトです。

フルーツトマト
7月6日(日) 紅秀峰
朝一番に、山形の上山から紅秀峰という種類のさくらんぼが届く。最後の発送品ということで、早速味わう。粒は佐藤錦より小粒ですが、色は赤い。酸味も甘味も程々で、美味しくいただきました。それでも、農場で食べたサクランボの味が良かったように思う。フルーツ狩り体験は魅力的なメニューです。お世話は大変でしょうが、もっと積極的に取り組んでいただけないかな?先日の長野の農園のように、いい印象をお客さまに与えることができれば、次につながります。リピーターとして再び訪れるか、注文でりんごなども取り寄せてみたいと思う。

山形から届いた紅秀峰
7月5日(土) 森づくり2003夏
石川の森づくり2003夏の草刈り。天気もよくて絶好の活動日和でした。遠くに白山も眺められ、60人程の参加者と一緒に汗を流しました。10年目になる活動もこれからが正念場です。植えた樹木が森らしくなるためには、あと10年ぐらいはお世話に来ないと草に負けそうです。根気よく継続して活動してゆきたいもです。徐々に参加者も増やしながら。

白山を眺めながら草刈り
7月4日(金) 織館の経営を考える
午前は城端で織館の運営委員会。経営の現状を検討するが、課題は明確です。地域の人々への浸透が弱い。遠慮深い人が多いのか、積極的に織館に来ていただく機会を設けないと地元の人は来ない。営業活動がいるのです。地域の保育園から中学にいたる各種学校や、PTA、婦人会、老人会、町内会などに利用の仕方のモデルをつけて案内しないといけません。富山県や石川県のホテルや旅館にも案内に参りましょう。可能であれば、宿泊施設の人々を招待してもいい。まず、現場をみて、体験していただくことです。商品を常に充実させてゆくこと、そして月次の仮決算を毎月作成し、それをスタッフにも公開してゆくことです。午後は南砺波の広域事業について、福光商工会でワーキング。10月から11月にかけて、体験メニューをたくさん用意して、実験を行いたい。
7月3日(木) 黄色いサクランボ
長野の善光寺門前町を見て回る。そこからの帰り、須坂のフルーツロード沿いにある「荒井農園」(026-248-7744)でサクランボ狩りを楽しませていただく。積極的にサクランボ狩りを行っているわけではなく、出荷用の収穫をされている畑で、スタッフに教えていただきながら、楽しませていただきました。この園主の荒井武夫氏も、スタッフの方々も愛想のよい方々でした。いろんな種類のサクランボが植えてあって、味の比較もできます。ご主人いわく「サクランボは複数の種類を植えないといけない」とか。珍しかったのは黄色いサクランボでした。粒も大きく、甘い。名前は月山錦だったかな?。入園料500円で、収穫したサクランボ100g250円でした。お薦めの農場です。

黄色いサクランボ
7月2日(水) ツーリズム
城端町で観光マスタープランをまとめた際の核となる概念はツーリズムでした。現在、その実行に向けて、ツーリズム推進事業が継続されています。そこで、ツーリズムという概念でイメージしていることを明確にする必要がありますし、繰り返し語ることが重要かなと思います。ツーリズム=観光とも言えますが、従来の観光に伴う物見遊山的なイメージ、団体で決められたコースを動くというイメージとは異なる行動を期待しています。観光概念の再構築でも良かったのですが、あえて新たな概念を導入しました。少人数での行動、ガイドや指導者がつくこと、物語り消費であること、そして、ガイドや指導者にちゃんとした対価が支払われること、環境への負荷を最低限にする努力がなされること、以上のような要件を満たすことを基本に考えています。山に入る場合も勝手にどうぞということではなく、1グループ6人程度にガイドが1名付いて、山の動植物や生態系、人との関わり、歴史などについて話しをうかがいながら、楽しむということです。そのことに対し、お金を払っていただけるようにすることです。もちろん、金銭でなく、森づくり活動をしていただくことでもよいと思いますが。物語り消費はものの消費でないので、それだけ、環境への負荷が少ない行動なのです。
7月1日(火) ネット・ワークショップ
地域デザインネットのワークショップがスタートした。テーマはツーリズム。北陸を一つの糸口に議論をすることになっていたので、開始宣言の後、最初に書き込みをする。その後、何名かの方に書き込みをしていただいたので、一つ一つに返信を書き続ける。八尾から、静岡、そして、上山へと広がり、導入部分の展開としてはまあまあかなと思う。あえて、編集長や事務局を差し置いて、私が反応したのは、以前の議論を読んでいて、反応が遅いと議論になってゆかないと感じていたからです。ネット上で顔の見えない、声の聞こえない議論ですから、すみやかに応えてゆかないと、トーンが下がってしまいます。今後の議論の深まりと気付きの飛躍に期待して、積極的に参加してみたい。

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