伝統文化の香り高い越中八尾は、井田川の流れも穏やかな山裾のまち。 この街には、四季の恵みを生かした料理を作り、訪れる人々をもてなす料理人たちがいます。 目の前に運ばれてきた、この美味しそうなひと皿の料理が誕生するまでには、 さまざまな物語がありました。 |
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普段はあまり自分のことを語らない料理人たちに、その横顔をうかがいます。 | ||||||
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◆眺望で選んだ立地 「外部からお客様にお越しいただく商売を始めるなら、眺めのよい場所を」と、いろいろ探し、たまたま自宅にも近い現在地が取得できたので、店を作ることができました。立山連峰や富山市街を眺望できる好立地です。 ◆飛騨牛をメインに 和牛の飛騨牛がメインです。地元の富山牛を使えればそれもよいのですが、なにぶん銘柄牛として確立していません。富山には氷見牛もありますが、すでに取り組んでいるステーキ屋さんがあったので、飛騨牛を選びました。いわば次善の策だった訳ですが、飛騨牛は生産量も多く、安定的に確保できるという面でも安心して使えたことと、八尾から一山超えると飛騨なので、隣から調達していることになりました。 富山の人は飛騨牛を食べに高山や古川に出かけていたので、「同じ飛騨牛を食べるなら、八尾の店で十分じゃないか」という風に位置づけられればよいという発想もありました。
◆押さえた調味を心がける 味をつけ過ぎないように意識しています。お客様が自分の好みで味を加えられるように、自分の好みの一歩手前で止めるようにし、塩、胡椒をテーブルの上に置いてあります。もちろん、もう好みがはっきり分かっているお客様には、その対応をします。 ◆一番のおすすめ 特選和牛として提供している飛騨牛が一番のおすすめですが、お客様の好みもありますので、いろいろご要望を承って提案させていただいています。ヒレとサーロインを一緒に比較しながら食べられるお試しメニューもあるとよいのでしょうね。 地域牛の食べ比べも面白い企画だとは思いますが、同じ飛騨牛でも個体によって異なりますね。 ◆季節の野菜を活かしたい ステーキの付け合せは、季節の野菜や地の野菜を活かしていきたいと思っています。メインのステーキは変わらないですが、変化をつけるなら付け合せが一番可能な部分です。根菜類は焼くだけでなく、蒸すということもあります。「今日の野菜はどこそこ産のものです」とか、「誰それさんが作られたものです」と言えるとよいと思っています。 これまでも母親が店の隣の畑で作っている野菜を盛り込んできました。トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、レタス、サラダ菜、インゲン、・・・。いろいろな種類の野菜を作ってもらっています。 お客様の要望として、季節感を楽しみたいということもありますので、それに応えるには野菜で表現していきたいです。焼き野菜の種類が多いステーキ屋さんもありますが、季節感や他との違いを表現するために、野菜や豆腐、こんにゃくなどが活かせるとよいですね。 そばに関しては八尾産のものを使っています。夏場はそうめんを出しています。
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