[ 金沢便り2002.1月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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1月31日(木) ガーデンラリーin加賀2002
熱も下がり、のどもいたくない。少し頭が痛いのと、身体が安定しない感じだが、気分はよい。午後から事務所に出掛ける。文化財課の仕事を済まし、鶴来経由で加賀商工会議所へ。ガーデンラリーin加賀の今年の計画についての打ち合わせ。会場は金沢から加賀、福井の一部まで含める、会期は昨年程度、より詳しいマップ(ガイドブック)を作成、ガイド付の庭巡りをきめ細かく行うことなどを骨子に企画書を作成することに。小中出さんが言われた通り、昨年の経済的成果を数字に換算したものとお客様の声をまとめた資料を作成することも必要です。
1月30日(水) 絶不調
昨日の夕方から、下痢が始まり、夜の城端での会議の間も関節が痛くてしんどかった。今日になっても、熱が38.6度あり、やっとの思いで福井までゆく。デザインしたものを届け、簡単に打合せして、早々に帰るが、途中、尼御前パーキングで休憩。なんとか、家に帰り着く。後は寝るだけです。一切ものを食べられず。夜、財団JTBの小林さんと連絡が付き、鶴来でのエコツーリズムの研究会の日程を3月21日で決定させていただく。北海道では頻繁に研究会が行われているようだ。
1月29日(火) 木と遊ぶ
商工会の広域連携事業の一環で体験の旅の体験を行う。午前中は庄川で木の皿に絵付けを行う。どんな絵を描くかを決めるのが難しい。天気が良ければ屋外でスケッチをしてきて、絵を描くとよいかもしれない。午後は井波の創遊館で木彫りに挑戦。鍋敷きと箱に取組む。中学校以来ではないかという感じだが、指導役の高畠さんが親切でよかった。絵柄はモデルが沢山用意されていて、それをカーボンで写し、それにもとずき彫刻刀で彫ってゆきます。一つの作品で十分であったが、いい経験でした。毎日来られているお客様もいらっしゃるとのこと。素晴らしい趣味です。

創遊館の高畠さん
1月28日(月) 株式会社能登島
午前中は能登島で観光についての委員会に出席。「島の湯」を経営している株式会社能登島の狩山さんに出会えたことが最大の収穫かもしれません。観光の中で活躍する若手のネットワークに入っていただきましょう。島根で出会った松江観光協会の永井さんも意欲的な人でした。いずれにしろ、問題意識を持った人々を集め、具体的な計画づくりから実践を行うプロジェクトを立ち上げていただけるかどうか。それにより成果が出るかどうかが決まります。いい話を聞いた!だけでは何も変りませんね。
1月27日(日) 6時間半
朝5時半の特急「スーパーやくも」で松江を出発。山陰本線から伯備線に入り、岡山まで2時間半。新幹線で京都まで1時間半。京都から金沢まで雷鳥で2時間半弱。昼前に金沢に着く。6時間半の旅であるが、周囲に展開する景色は目まぐるしく変化し、十分楽しめます。つまらないのは、家が密集して建っている新幹線の沿線かも知れません。遠いようで、近く感じた島根への旅でした。
1月26日(土) 木綿街道
地方課の桐田さん、松浦さんに出雲大社に連れていっていただく。拝殿の近くに駐車場が出来て、参道を歩く人は少なくなっているとのこと。途中からでしたが、大きな松が林立した参道を歩いてみる。変に鋪装されていないところがいいです。建物や注連縄の大きさに感心する。次に、「地域づくり人交流会」の会場になっている平田市に行く。昼は平田市の栗原さん、松浦さんと「味の玉手箱」という店で甘鯛料理をいただく。甘鯛は加熱したほうがうま味が出ること、年間を通じて水揚げがあることなど、ご主人のこだわりをうかがう。交流会では、最初に「木綿街道」ということでまちづくりに取組まれている街を見てまわる。川にはさまれた狭いエリアに造り酒屋が2軒、醤油さんや創業300年の生姜糖屋さんなどもあって、独特の建物が沢山残っている。酒蔵などを見学させていただき、大幅に時間超過で楽しむ。セントラルハウスに戻り、印象に残ったもの・ことなどをカードにしていただく。最後にパネルディスカッションを行う。魅力的な人に沢山出会う。再度、島根に呼んでいただけることが決まり、継続的なおつき合いの取っ掛かりができたようだ。

来間生姜糖本舗の親子
1月25日(金) サンドミュージアム
朝7時半の特急で松江に向う。人の少ない列車であった。岡山県内は急な斜面が多く、岩盤がせり出しているところなどもあり、独特の景色を楽しんでいたら、眠らずじまいであった。松江では、定住財団の松浦さんに案内いただき、天神さんの市が開かれている通りへ。島根大学の学生諸君が開いている店もある。石引の参考になる店です。午後は仁摩町の泉道夫さんに会いに行く。電車で1時間半ほど。駅まで迎えに来ていただいていた。仁摩サンドミュージアムを見学させていただく。高松伸さん設計のピラミッド型の建築。1年砂時計が中央に釣り下げられています。屋根を修理中であったが、砂が落ちているところを拝見させていただく。10数年前、能登の門前町で行った「日本海文化交流会議」に参加いただいていたので、そのお礼の意味でお邪魔させていただきました。80才になられたとのことですが、お元気です。石見銀山まで案内いただき、最後は太田市駅まで送っていただく。ありがとうございました。夜は「川京」といううなぎ専門店で夕食。料理についての口上を楽しませていただく。SHOT BAR「オレンジボール」、手打ちそば「橘屋」にもご案内いただき、松江の夜を楽しませていただきました。地元の人に連れていっていただくと面白い過し方ができます。

泉道夫さん
1月24日(木) 美観地区
朝、金沢を出発、倉敷へ。駅前のホテルにチェックインして、まず大原美術館を見学。作品の多さとお客の多さに驚く。次に美観地区も回る。美観地区という名前と作った街並に違和感を感じるが、地元の人はそうでもないみたいだ。こちらはさすがに人は少ない。美観地区につながる商店街にはギャラリーが沢山出来ていて、商店街の様子が徐々に変りつつあることが感じとれる。空き店鋪も目立つ。これは季節的なものかもしれないが。商店街の端にあった店で倉敷名物という「ぶっかけうどん」をいただく。つゆが少なく、うどんがろ露出しているところが変っている。暗くなってから、夕食の場所を探しに、もう一度駅前周辺を回る。結局、駅前一番街の「ままかり家」という店に入る。ままかりという小鰯の酢漬け、しゃこの揚げ物、倉敷納豆など、地物らしいものをいただく。地ビールと地酒もいただき満足。気持ちのよい店であった。

大原美術館
ままかり家
1月23日(水) 議論の積み重ねと実践
午後、城端の商工会でイベントについての検討会議に参加して思ったこと。狭い町なのに、あまりにも情報が伝わっていない。会議を召集しても、その意図が理解されていない。根回しとは言わないが、事前に主要なメンバーとの議論を行いポイントを整理しておくようなアプローチが必要ではないか。その上で、会議を開いた方が議論が深まるはずです。重要なことは繰り返し議論を重ねること。それと実践に向けた議論、検討を行うこと。人材を育てるためにも、他所ものや若者、女性たちに任せてみることも必要ではないか。そのような経験の蓄積なくして、主体的に関わる姿勢や新しい智恵は出てこない。
1月22日(火) ネットワーク
ネットワークという言葉を毎日のように頻繁に使っている。果してその意義はどこにあるのだろうか。色々な人と色んなつながり方をしているところにあるのかも知れない。特定の人だけと関係しているだけでなく、文字どおり網の目のように、広がっていくことではないか。もちろん、一つ一つの関係を大事にしないといけないし、継続的につながっていることが基本ですが。
1月21日(月) ソフトウエア
午後、山中へ。商店街のコミュニティカレッジの打ち合わせ。可能性が見えているはずなのだが、商店の皆さんは展望を持てないでいるようだ。そうするとどうしてもハードに期待するようになってしまうのであろうか。基本はソフトウエアです。日々食えているのであれば、次に考えるべきは明日を生きるための方策です。その基本は新たなソフトウエアを構想すること。もちろん、閉鎖的な仲間内で議論していても、新しい発想が生まれない可能性もあります。その場合に、異質な存在を引き入れて、議論を活性化し、アイデアやイメージを膨らませることも重要です。我々に期待されていることの一つは、場の用意と触媒効果です。
1月20日(日) 出会いの旅
朝4時に起きて、田鶴浜に向う。中能登出会いの旅に参加。まず、田鶴浜の東嶺寺で行われた座禅体験に参加。30分ほど座禅を行い、朝粥をいただく。座禅の仕方についての御住職の話も分かりやすかった。朝粥は塩味ですごく美味しく感じた。その後、和倉温泉の総湯に行く。露天風呂にもつかりすっかり温かくなる。9時からは田鶴浜野鳥公園での「ふれあい探鳥会」に。時国公政さんの解説をうかがいながら、野鳥観察を楽しむ。奈良から来られたといくお客さんも楽しんでいただけたようだ。10時過ぎには中島町の座主家に移り、イロリ火体験をさせていただく。周辺にある藤津比古神社、藤瀬の水公園、西谷内城跡も見学、唐川さんの名解説もあり、最後の炭火でのいしる料理も美味しかった。

茅葺きの座主家
1月19日(土)
能登空港ネットワーク協議会の総会に参加。輪島の高州園で開かれる。今年の事業について提案。来年7月には開港する予定であり、具体的な事業計画と実行が不可欠です。県の企画部長も出席され、懇親会も盛り上がる。高州園に泊まるが、早く寝る。
1月18日(金)
7時半から、朝のおつとめにおつきあいさせていただく。一旦事務所に戻り、仕事の指示をしてから、鶴来へ。白山麓・手取川流域の商工会女性部の勉強会で鶴来の町を見て回る。ふるさと歴史研究会の会員であり商工会青年部のメンバーでもある辻さんの名ガイドで、小堀酒造店、金剣宮、ほうらい館、コメヤ、うらら館などを見学させていただく。魅力的なところが多い。お話が楽しいといいですね。3月後半にエコツーリズムの研究会を行うことで了承をいただく。夜は加賀商工会議所の荒井専務とガーデンラリーの件について打ち合わせ。昨年と同じ時期に開催し定着を図りたい。
1月17日(木)
久しぶりにアグリファンドの役員会に参加する。「味人探検隊」の説明と総会の会場、講師について説明する。門前で行うことになったので、星野さんに講演をお願いする。シノアで中華をいただきながら、本さんの中国視察研修のお話を楽しませていただく。夜は井波の瑞泉寺で太子伝まつりについての研究会に出席し、そのままお寺に泊まる。
1月16日(水)
午前は小松で打ち合わせ。そのまま、田鶴浜へ。出会いの旅の会議に参加する。参加予約は少ないが、とりあえず、商品のイメージをつかんでいただくための実験として、予約の入っている体験メニューは実施していただくことに。とりあえず、地元の人、宿泊施設の人に参加していただきましょう。夜は、石引での事業展開について相談、2件。ビジネスプランをまとめてしまうことにする。
1月15日(火)
福井での定例会議の後、城端へ。織物会館の活用についての検討委員会。実質的な関係者が集まっているので、話が具体的でいいですね。構想をまとめるという話でしたが、今年度中に、計画案をまとめてしまいましょう。織物体験、織物文化についての展示、織物を中心にした商品開発を進めましょう。夜はぶどうの木でアグリファンドの研修記「味人探検隊」のデザインの打ち合わせ。今日は本さんたちとアベックコースをいただく。二人で5800円のディナーは魅力的。メインディッシュが選択できて、サラダ、パスタ、デザート、パン、飲物もついています。ぶどう棚の下には電飾のついたオブジェが点滅し、いい雰囲気でした。
1月14日(月)
今日も野々市のプールに行く。祭日ということで人が多かった。哲みたいなこどもが何人かいた。町を走っている車の数も多い。こちらはあちこちの店で繰り広げられているバーゲンセールのためでしょう。その他は、テープおこしを続ける。「八尾風便り」に掲載する昨年の未来会議の原稿を作る。
1月13日(日)
午前に鶴来の白山さんに行く。年輪を重ねた樹木が林立し、歴史を感じさせてくれる空間です。日本の神社の魅力の一つは神社のそばにある森です。斜面につくられたお社は、参拝する為に坂を登ることで、心身を浄める意味もあったのかもしれません。奥宮は白山の頂上にありますから、本来は白山に登ることが基本なんでしょうが。一神教以前の八百万の神の共存を認めることから、新しい世界観が描けるのではないでしょうか。

白山さんの樹木
1月12日(土)
午前は大聖寺の梅林閣で行われた林さんのお父さんの葬儀に参列。まれびとピア懇話会会長の吉田さんをはじめ、他のメンバーも一緒であった。葬儀にはできるだけ多くの人に集まっていただくのがいいですね。これが最後の出会いの場なのですから。私も直接お会いしたことはなかったですが、参列者や電報などでどのようなことをされていたのか想像できますし、ご挨拶を通じて人柄も伝わって来ます。葬儀で初めて出会うこともあるということです。うるし蔵の納谷社長が大同工業に勤めておられたというのは初めてうかがった。いろんな発見があるのも、冠婚葬祭の場かもしれません。帰りに小松の薮司奈でもりそばをいただく。

薮司奈のもりそば
1月11日(金)
先客万来。打ち合せが続く。夜も石引で美大生の店についての打ち合わせ。若い人と議論していると、アイデアやイメージが膨らんでよいものです。プランをまとめ、実行してゆくためには、過程の議論が大切です。マーケティングは確率を高めるための活動ですが、今回のプロジェクトはいい学習の場になっているのでは。
1月10日(木)
今日は八尾デー。食談議のチラシの原稿を整理し、デザイナーにデータを渡す。その後はテープおこし。風便りのために取材させていただいた古川さんのお話をまとめる。テープおこしは時間がかかる。お話をうかがった時の何倍もの時間を費やさないと、原稿になりません。それでも、インタビューした時とはちがう気付きや発見があって面白い。
1月9日(水)
今日も1日八尾にいる。食談議の会場候補との相談と風便りの取材。新しいメニューに挑戦していただくことをお願いする。料金は5,000円から10,000円の間に、定員は10人〜15人と少なくする。7会場で行うことになりそうですが、今年はお客様からの評価をしっかりとりたい。昼は胡弓でステーキランチをいただく。相談にうかがった中で、一番面白かったのは北吉の女将さん。勉強熱心だし、俳句をされているので、観察力はするどいし、いろんなことを考えておられて、話が魅力的だ。「気持ちが晴れやかになる料理」に挑戦していただくが、楽しみだ。

胡弓のステーキランチ
1月8日(火)
午前は福井で打ち合わせ。午後は八尾で、取材の続き。今日は、水上糀店と福鶴酒造を訪問。水上さんの糀から作られ、味噌を仕込んでいるお話は面白い。仕込み樽のあまりの美しさに感動。自家製の甘酒とかぶら寿しも美味しそうだ。福鶴酒造では常務にお話をうかがう。明解で魅力的な人です。酒蔵も見せていただいたが、坂の町を活かした面白い構造になっている。店に入ったところの囲炉裏のある空間の雰囲気もよい。一度は訪ねていただきたいところです。そして、常務から話をうかがうと納得することが多いはずです。

福鶴酒造の福島淳常務
1月7日(月)
今年の仕事始めは八尾から。朝一に、氷りついた道をおそるおそる運転して、八尾に向う。八尾の商工会は気持ちのいい人の集まりです。中村事務局長をはじめ、みなさん愛想がよい上に、仕事をする。今日は「八尾風便り」第3号の取材。巻頭インタビューとして、古川通泰さんのお話をうかがいに、田代さんと一緒に桐谷に行く。小学校の校舎を借りて仕事場にされている。八尾の町中も雪が積もっていたが、その比ではないくらい沢山雪が積もっていた。薪ストーブのそばでお話をうかがう。作品同様、魅力的な人だ。一番最初に、坂のまちアートで作品を拝見して、エネルギーを感じたが、お話をうかがって更に魅力が増した。ドイツやアメリカでの評価の方が高そうですが、少なくとも私は好きだ。人間の多面性をよくとられておられると思う。個人的に敬愛するエゴンシーレに通じるものをある。

廊下に展示された作品
1月6日(日)
哲と二人で野々市のプールへ。今年最初の日ということでお客さんは少ないが、いつもの顔ぶれという感じだ。健康のために来ている人が多い。その後、叔母さんに頼まれた荷物を取りに行き、病院まで届ける。さすがに、年末とはちがい入院している人が多い。
1月5日(土)
人類が当面している環境問題、人口問題、紛争についての対策として必要なことは次の3つに集約されます。一つは科学技術。循環型の技術開発、商品開発が不可欠です。二番目は政治・経済システム。オール・オア・ナッシングの選択ではなく、多様性を認めた仕組みが必要です。持続可能な社会システムを構築することが目指さなければなりません。制度としてまとめることで、転換を促進することです。特定の宗教と結びついた政治のありかたについての再考も求められます。3番目はライフスタイルの転換。個々の人々の生活を変えることなくしては、問題の解決もあり得ないでしょう。そして、この3つのどれかに片寄った解決も難しい。相互に関係しながらのバランスが求められます。宗教の問題も大きいが、強いて言えば、ライフスタイルの柱になることかも知れません。山折哲雄さんが言われている「万物生命教」のような発想が重要ではないでしょうか。そこにあるのは多様性、異質なものの存在を認めることです。見方をかえれば、多様性が可能性を広げ、想像力を刺激し、新たなコンセプトを生み出す契機になるということです。
1月4日(金)
今日も正月休みにさせていただいていましたが、事務所に行き、雪かきを少し。雨も降り水分を多く含んだ雪は重い。おかげで、腕が痛くなってきました。電話が数本かかって来た程度でした。携帯には何件か、アポイントの連絡がありましたが。
当面の課題は何かという話の続きですが、物質的な流れを減らすこと、人口を安定させること、豊かな国と貧しい国との格差を少なくすることです。物質的な流れを少なくするためには、知的な付加価値で経済を成立させることが重要になります。もちろん、ものの生産と流通は伴いますが。人口を安定させるためにも、貧しい国での教育を高め、経済的な価値を増やすことが必要です。識字率の高い国では女性が一生に産む子供の数が少ないというデータがあります。世界の人々を日本に集めるということのねらいの一つはここにあります。学習の場として機能させるということです。物の生産で価値を産むだけでなく、知の創造で付加価値を高める方法を学ぶ必要があります。そして、人口を安定させることが、人々の暮らしを安定させることにつながることを広く知っていただくことが重要です。
1月3日(木)
元旦に発信した上の「あけましておめでとうございます」のメッセージ・メールの感想をたくさんの方からいただきました。夜中に考えたことはどうしても難しい表現になりがちで、気がひけたのですが、酔った勢いで出してしまいました。喜んでいただけた方もいましたの良かったです。実は松井孝典氏の著書を集中的に読んでいるので、そこから得たイメージがいくつも盛り込まれています。その中でも『150億年の手紙』は分かりやすい。「分化」というキーワードから宇宙、地球、生命の歴史をとらえています。歴史の退化は「均質化」に向うこと。現代はいかなる段階にあるのか?
1月2日(水)
本格的な雪が降る。この冬初めてです。雪つりに雪が積もり、正月らしい景色が広がっています。昼に、親戚の家に行く。おせちをいただきながら、歓談。親戚の人たちの動向をうかがう一番の機会かもしれません、正月は。夜は義兄がいらっしゃる。
1月1日(火)
午後、叔母さん夫婦を病院に送り届ける。これで、しばらくは、叔母さんたちも楽に過ごせるのでは。自宅での暮らしは大変そうです。トイレに行くのも、風呂に入るのも、そして食事をするのも、健常者の何倍かのエネルギーが要ります。介護の問題の重要性をつくづく感じました。叔父さんを車椅子からベッドに移した際に、少しお手伝いしただけで、腰が痛くなってきました。昔、病院でレントゲンの助手をしていた際に患者さんを抱き上げていて腰を痛めて以来、弱くなっていますから。
前月の金沢便りはこちらをご覧ください。

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