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3月31日(木) 年度末 お昼に県庁に行ったが、引っ越し作業中で、皆さん忙しそうであった。年度末らしい光景でした。当社にとっては、皆さんのおかげでまとまったお金が振り込まれる時期なので、滞っていた支払いなどを個人事務所を優先して支払わせていただいたり、年度末の報告書の作成等で忙しい。事務所のレイアウト変更は先週末に済ませていたので、徐々に整理を進めている段階。4月からは新たなスタッフも登場する予定です。人がかわれば、職場の雰囲気も変わるはず。それにあわせて仕事の仕方も変えたい。積極的に提案することを旨として取り組む。受身の仕事が多すぎます。出会いの場を設け、人をつなぎ、関係を創造し、より魅力的な地域、企業を演出することが我々の存在意義。そのために必要と思われることを提案し続ける必要があります。遠慮しているほど時間的な余裕はない。 |
3月30日(水) 吹きガラス体験 吉野谷の内藤広宣・紀子さん御夫妻の工房・蕾で吹きガラス体験の様子を取材。最初から最後まで、体験者が主体となった体験教室になっています。お二人で1時間半ぐらいかけて行っていました。お一人が5回目という経験者だったので余計早かったのでしょうが、それでも1時間もかけずに一つの作品ができるのはすごい。体験された人も自分で作ったという記憶が残ると思います。ご夫婦でサポートされていて、手間のかかる仕事ですが、お一人2800円〜は安い。もっと高くてもよいように思う。保険が掛けられないそうですが、あれだけきめ細かくフォローしていただければ、めったなことはないでしょう。一度体験してみたいメニューですね。午後は能登空港でANAスタッフの嶽(だけ)さんのお話をうかがう。定住のホームページに掲載の予定です。 | ご夫婦で模範を示す内藤さん |
3月29日(火) スケジュール変更 沖縄県の當銘さん、杉本さんを能登までご案内する。午後のスケジュールを勝手に変えて、門前まで行く。手仕事屋で星野さん、岡本さんの話を聞いていただく。帰る際に穴水町役場にも寄り、企画観光課で新田さん、岡崎さんにも会っていただく。ちょうど、交通の手配をしていた岡本さん、宿泊や前夜祭・全体会の会場の手配をしていただいた岡崎さん、新田さんと、主要な部分を担った方々が事務局以外にもいたことがご理解いただけたことでしょう。なし崩し的に、役割を振っていったところがありますが、それが実行委員会の面白いところでした。金沢に戻ってからはiネットの青海さんのところにご案内し、一旦事務所に車を戻しに行く。夕食は龍龍亭で、コーディネーターの濱さんにもおつきあいいただく。途中からは赤須さんも合流し、盛り上がる。いい出会いでした。来年2月の全国研修交流会の前、今年5月の総会にもお邪魔することになりそうです。一気に継続する関係を構築してゆきたい。 | ビールのつまみ・カーリーヤンロー? |
3月28日(月) 沖縄から 沖縄県から當銘さん、杉本さんがお見えになった。地域づくり団体全国研修交流会の運営についての情報収集のため。来年2月10日、11日と沖縄大会が行われます。夕方金沢に着かれたので、一緒に「柿木茶屋いたる」で夕食を。沖縄で行って欲しいことは、ツーリズムについての人材育成拠点を設けること。毎年、シンポジウムのようなことを開催してもよい。可能であれば、北海道と沖縄と北陸で持ち回りで行うことも考えられます。来年2月には是非沖縄に行きたい。離島にも行ってみたい。離島めぐりの旅というのも魅力的ですね。夕食でいただいた「ほたるいかの天ぷら」は初めてでした。 | ほたるいかの天ぷら |
3月27日(日) 湯布院町長選挙結果 由布院観光総合事務所の米田事務局長から次のようなメールが届きました。「最終確定数ではないのですが、投票率80%、現職佐藤氏4,570票、浦田氏1,851票、志手氏1,080票でした。あまりにもひどい結果です」。「50年近くのまちづくりの実績」ということが言われ続けてきたが、住民にとって、この50年のまちづくりについての評価と、町が合併することへの評価が異なるという面もあるのではないか。国や県が強力に推進している市町村合併に反対することへの抵抗感もあるように思う。自衛隊を受け入れてきた町民にとって、お上の言うことに従うという姿勢は常に底流にあるのではなかろうか。観光総合事務所として進めるべきは、持続可能なまちづくりであり、自らの自立を当面の目標に、新たな事業開発を進めることではないか。住民の皆さんのモデルとなる事業展開が期待されます。地域の一般住民との対話がもっと必要なのではないか。 |
3月26日(土) テーマと蓄積 インターネットの普及は日常的な情報収集を容易にしてくれた。レポートをまとめる際も関連情報を一気に集めることが可能である。最も重要なことは直接現場を体験し、関係者の話をうかがうことで得るものの蓄積だ。これは手間ひまかかることであり、興味関心のテーマを持っていないと、現場に行っていても、見損う、聞き損なうことがありそうだ。逆にテーマが明確にあれば、突っ込んで話が聞けるし、せっかくの機会だからということで、足を伸ばすことも可能だ。本を読む行為も同じことが言える。時間のかかる行いにこそ、新たな知を産み出す源泉があるはず。いもづる式に本を読んでいくことから世界は広がるものである。時間をかけて蓄積することも多いことをしっかり押さえておくべきだ。 |
3月25日(金) 新しい事業を 能都町商工会で今年度最後のミーティング。昼はかね八でくじらをメインにした食談。やはり、地元の人達の体験に基づいた話しは面白い。合併した内浦、柳田の話しも聞けた。今後の展開として、能登町内を巡回する食談が継続的に行なわれることを期待したい。内浦ではイカや海草料理、柳田ではきのこや山菜、そして、鰻料理など、特長のあるものが楽しめそうです。せいぜい10〜15名程度で密度の濃いお話ができるとよい。夜のミーティングでは、商業活性化のための事業について提案、議論が盛り上がる。観光やUIターンにつながるような事業が可能です。新たな事業展開を期待したい。激しく雪の降り続く中、おそるおそる車を運転しながら帰る。ひどく疲れた能登路でした。 | くじらのすき焼の食材 |
3月24日(木) 地域づくりの未来 地域づくりのコ−ディネ−タ−会議。地域づくり推進協議会の活動を今後どう展開するのか。コーディネーターの立場から言うと、スタッフを雇用して事業を実行する主体をいかに増やせるか!である。結局、地域に仕事がふえ、新たな人が地域で活躍できる場を作っていくことが次代を創造する基礎となるはず。それも多様な人、異質な人を受け入れられるところが可能性を持ってくるであろう。そのようなことを明確にして、今後の協議会活動に関わっていくことにしたい。夕方からは森づくりの進め方について会長と相談したが、これについても、課題を再確認して、社団法人としての社会的使命を果たしていくべきです。森に多くの人を連れてゆき、森林の価値と課題を知っていただく。そのような実体験から新たな森林知の創造を進め、より積極的な森林問題の解決を推進することが必要だ。 |
3月23日(水) にわかそば 河内のセイモアスキー場にある「清流」で今年度最後の講演をする。白山麓の徳用林産物の研修会があった。特に山ウドの産地化を目指そうという話があるので、その前提としてお考えいただきたいことを話させていただく。午前中は、鳥越で打ち合わせがあったので、にわか工房で久し振りににわかそばをいただく。当たり前のことであるが、毎日手打ちされている成果か、そばがますます細くてきれいになっている。いつもの顔が元気に仕事されていました。まわりの田圃にはまだまだ雪が積もっている鳥越でした。 | にわかそば |
3月22日(火) 湯布院町長選挙 湯布院の町長選挙が告示され、選挙運動がスタート。佐藤前町長、町長リコール運動を担ってきた志出一夫さん、浦田龍次さんの3人が立候補している。詳しくは大分合同新聞の22日の夕刊記事をご覧下さい。リコール運動を担ってきたメンバーが競って立候補するところも由布院らしい。一本化しなかったのか、できなかったのか。新聞記事によると、出陣壮行会では、中谷健太郎さんが浦田さんのところに、桑野和泉さんが志出さんのところに行かれているというのも、選挙ですね。前職有利な選挙であることは確かですが、果たしてどうなることやら。投票は27日ですので、注目していて下さい。 |
3月21日(月) 白砂青松の森づくり 羽咋の千里浜と能登有料に挟まれた場所に松を植えに行く。羽咋郡市の小学校の子供達も参加。700本余りの樹木を植えたが、参加人数も200人くらいはいたのではないかと思うくらいですので、作業は1時間もかからなかった。掘りやすい砂地だったので作業も楽でした。このエリアでは3年連続であるが、初年度に植えたものは少し目立ってきた感じで、昨年のものは枯れた草と同じ程度の大きさ。10年すれば少しは大きくなった感じがするでしょうが、暴風林として機能するためには10年単位の年月が必要だ。地道に植え続け、世話をしていくことが大切です。市長や教育長をはじめ、石川の森づくりの会員の皆さんもお疲れさまでした。 | みんなで植樹を |
3月20日(日) ハウルの動く城 ハウルの動く城を観に行く。映画館に行くことが久し振り。ネットで席まで指定して予約できます。便利になったものです。宮崎作品は一通り観ているが、やはり面白い。途中に出てきた花園は魅力的な空間です。あのような場をどこかに作れないものでしょうか。各地のスキー場などで是非実験してほしい。スキー以外の時期にどのように活用するかが課題のはず。山田村の牛岳のようにじゃがいもまつりをしているところもありますし、コスモスを植えている夢の平もあります。城端線の沿線にも欲しい。花は継続的に人を惹き付けられる素材です。 |
3月19日(土) スキー 久し振りにスキーに出かける。まだ営業している一里野へ。着いたのは昼だったので、最初に岩間山荘が経営しているニコニコ屋で昼をいただく。その後、スキーを借りて、ゲレンデへ。10年ぶりぐらいかなと思うほどなので、ちっとも要領がつかめない。それでもリフトに3度乗り、下りてくる。腕が疲れてきた感じがあったので、温泉・天領の露天風呂につかって帰る。一里野は4月3日まで営業とのこと。まだまだ雪が残っていて、スーパー林道への道も雪に閉ざされたままでした。 | 青空を背景にしたゲレンデ |
3月18日(金) 国造ふるさとづくり 旧辰口(能美市)の国造地区のふるさと部会でお話をさせていただく。振興会長が言われた「間に合わない地面を活かして生計の足しなるものを作れないか?」という問いに対して、エコツアーに取り組んでいただくことを提案。先日見てきた「やんばる自然塾」を紹介しながら、人数限定で、ガイドがついて、物語(対話)を楽しむことを有料で提供することが理想であることを話す。売上の一部を保全活動に活用する仕組みを設けたい。事業を継続するために法人を設立し、専属スタッフを配置して事業を行うことです。100年木が群生しているゾーンや県内一大きい朴の木、ほたるが見られる場所も多い、など魅力的なポイントがいくつもあります。可能性はたくさんあります。移り住んだ団地の方々や先端大の学生さんにも参加いただき、地域を再評価する活動をまず行ってみてはどうでしょうか。 | 国造の人々 |
3月17日(木) 環境を壊す動物 小田亮著の『ヒトは環境を壊す動物である』(ちくま新書)に次のような一節がある。「環境破壊がなぜ問題なのかというと、それによってわたしたち人間が困るからです」。環境問題は人間の行動により引き起こされることが多く、その影響は結局人間に及ぶ。人間に及ぶ影響のことをとらえて環境問題と言っている。人間が認識できないことは問題になっていない。環境問題の解決に向けて、人間理解を深める必要があります。どうすれば、もっと環境に配慮した暮らしに転換できるようになるか、それは人の行動の仕方、生活の仕方がどのように形成され、変化していくものなのかを知ることからスタートします。人は知ることにより、変化する生き物であるとも言えます。さらに、動機づけとなる認識はもっと深いもの、強いものである必要があるのではないか。それは体感すること、実感すること、感動すること、そのような強烈な印象を残すことが求められているように思う。現場で体験すること、当事者の話と一緒に実感することが大事だ。それがエコツアーの意義であり、環境教育の課題ではないか。印刷物やメディアを介しての知識や情報では足りない。 |
3月16日(水) 林業再生 羽咋森林組合で講演。林業再生なくして森林の維持はあり得ない。人工林の保全活用が最大の森林問題である。林業として針葉樹を100年ぐらいまで育て、その上で伐採して材木として利用する。計画的に間伐枝打ちを行い、その生産物も活用する。伐採した後には、確実に植えること。そのような循環構造を形成することなくして、森林は育たない。ボランティアで育てられる森林は微々たるものでしかない。もちろん、ボランティア活動を通じて森林の重要性を多くの人々に知っていただくことは大切なことです。エコツアーとして森林をステージにした新たな事業に取り組んでいただくことも必要です。そのような活動も含め、仕事として森林に関わる担い手を育てないことには、日本の森林は荒廃する一方です。それが10年間森林ボランティアをしてきての結論です。 |
3月15日(火) 風来坊 能登町宇出津の風来坊での食談に参加。今日のゲストはいか釣生産直販の前田善栄さん。昔の漁師の話は面白い。実体験にもとづいた物語は魅力的です。参加者も10名で全ての人とコミュニケーションがとれる規模です。話が盛り上がり、お客様として参加されていた方々のところにお邪魔させていただくことを約束いたしました。こんな食談を継続的に開催できるとよい。風来坊さんも季節の素材を活かし手の込んだ料理を作って下さいました。 | ほたるいかとさよりの前菜 |
3月14日(月) 積雪 昨日から降り続いた雪は、10cm以上の積雪になっていました。事務所の前の道路も除雪しました。最後の除雪でしょうが、こんな時期にこれだけ積もるのは異常です。山陰では40〜50cmも積もったとか。昨年の集中豪雨や台風といい、確実に異常な気象現象が常態化しています。これまでの常識は通用しなくなっているようだ。その原因をしっかり研究し、可能な対策を講じていかないと危ない。地球の構造や宇宙との関係も、分らないことが多いですから、科学的研究は続けないといけないし、打てる対策はどんどん取り組んでいくことが必要ではないか。 | 事務所前の公園 |
3月13日(日) 雪が降る 3月も半ばだというのに雪が降り続いています。山代温泉から帰る際には車の上に5cm程の雪が積もっていました。夕方灯油を買いにでかける時も新たに雪が積もっていました。そして、夜になっても雪が降り続いており、車の上だけでなく、一面が白くなっています。冬に逆もどりした感じの1日です。温暖化が進んでいる時代にとって、寒いことは歓迎すべきことなのかもしれませんが、・・・。 |
3月12日(土) 同期会 葬儀の後、後片付けをして香典等の集計をした後、山代温泉の白山菖蒲亭(社長が同級生)であった高校の同期会に出かけた。うれしかったのは当時の先生方が5名も参加されていたこと。物理の矢崎先生、体育の上田先生、英語の西村先生、数学の川島先生、社会の小橋先生。当時、新任で来られた川島先生は門前高校の校長に、小橋先生は七尾高校の教頭とのこと。他の先生方は退職されています。先生方とお話をしているだけで時間が過ぎてしまいました。30年の経過は立場を大きく変えているが、懐かしい話だけでなく、これからに向けての話ができることも大切ですね。 | 同期会で記念撮影 |
3月11日(金) 人は死して関係を残す 叔父が亡くなったおかげで、20数年ぶりに会うことができた人がいます。一族の皆さんにお会いするのはこういう時だけですから。通夜や葬儀という儀式の意味は、あとに残った者同士が新たに出会い、今後も続く関係を再構築する機会なのかもしれません。通夜の後の会食、葬儀の後の中陰には、そのような場としての機能が期待されているようです。仮通夜、通夜、葬儀と続く、短い時間を有意義なものにしたい。そのためには積極的に他の列席者と話すことだ。 |
3月10日(木) 確定してゆく死 叔父が亡くなった。朝電話をいただいて、病院に駆け付けたが息をひきとった後だった。手を握ってみたが、まだ温かい。昨日までのように苦しげに息をしていないということ、顔色が黄色くなってきているということが死を告げているようであった。家に戻ってもまだ温かであった。それでも、確実にさめてゆき、顔色も薄くなっていく様は、死が確定していくことを示していた。大工として長く家を作り続けてきた人も、身体がきかくなくなった後は畑仕事を楽しみにしていたが、それも難しくなった。数年前からは施設にお世話になっていた。昨年は気晴らしに外に出かけたいとの希望で、車イスで入れる国際ホテルと松魚亭に食事に出かけたが、すごく喜んでくださった。人柄のよい素晴しい人であった。高平佐助、享年91才。永年連れ添った叔母(高峰の母親の妹)が小さくなっていくようで寂しい。 |
3月9日(水) ツーリズム 時代は確実に変わっています。観光と言う概念が限界を迎えているならば、新たな概念を核に事業展開を図るべきです。国の宝、地域の宝を観る、内発的に輝いている地域に触れることを観光と定義してみても、そこには、眺める側と見つめられる側に距離感があります。これから大切なことは、旅の人と地域の人が交わること、対話を通じて、相互理解とつながりあう関係を認識できるようになることでないか。持続可能なツーリズムとは、関係が持続され、徐々にそれが深まり広がることです。そのことを主眼においたメニューを用意すべきです。素晴しい自然や景観、芸能、アートも、それを楽しむことに人が介在すること、インタープリターとの掛け合いの中で感じることが核にないといけない。 |
3月8日(火) 雪の散居村 富山であった中部経済産業局の広域連携の委員会の最後の会合に参加。地域で新たな交流事業やコミュニティビジネス、モノづくりの核となる法人設立を促進し、サポートしていくことが重要です。継続性のある事業主体が地域に増えることが雇用を増やし、地域経済を形成していく基礎となります。広域連携もそのような事業主体をつなぐことで持続的に可能になるのではないか。個人の連携だけでは持続的な展開は難しい。そのことを委員会の場で気付いた。帰りに井波、城端に寄るが、井波から城端に向かう山裾の水田は雪に覆われていました。金沢や富山の町中とは大違いです。まだまだ冬景色です。 | 城端の雪景色 |
3月7日(月) 沖縄県庁訪問 朝一番に空港に行き荷物を預けて、首里城へ。開門を待って城内を見学。その後、首里からモノレールで県庁へ。沖縄県地域づくりネットワークの担当である地域・離島課を訪ねる。課長の梶さんをはじめ、係長の石川さん、担当の杉本さんにお話をうかがう。平成18年2月には地域づくり団体全国研修交流会を行う予定で、すでに準備に入っています。民間にネットワークの事務局を委託しているので、その実態をうかがうことがねらいで参りましたが、いろいろ課題もあることがよく分りました。ただ、地域づくりのためにツーリズム事業などを行うところが増えているのはたしかで、地域に雇用を創出し、新たな地域経済を産み出しているところが見えてきています。これまで、北陸などで提案し続けてきたことが沖縄ではすでに動き始めているというところでしょうか。今後も交流しながら、より魅力的な地域づくりを進めてゆきたいものです。 | 開門前の首里城 |
3月6日(日) 東村へ 石原さんに教えていただいた東村へ様子をうかがいに行く。レンタカーを借りて、高速を走り名護まで行き、名護から下道を走り、山越えして東村にたどりつく。ちょうど「つつじ祭り」をしていたので会場へ。役場の前田さんという地域づくり担当の方に、エコツーリズム協会のことについてうかがい、実際に活動している慶佐次(げさし)の東村ふれあいヒルギ公園へ。マングローブの林が川の両側に広がり、美しい景観です。近くにあった(有)やんばる自然塾のオフィスも訪ねると、代表の島袋徳和さんにお話もうかがうことができました。地元の若者10人近くをスタッフとして雇用し、年間20000人ほどのお客様を受け入れています。環境協力金も出していただき、地区の皆さんにお願いして保全活動に役立てておられます。宿泊は行っていませんが、有限会社として十分経営的に成立しています。素晴しいモデルです。帰りに世界遺産になっている今帰仁城跡も見学するが美しい曲線を描いたデザインが魅力的です。 | 島袋徳和さん |
3月5日(土) 沖縄へ 地域づくり情報誌の取材のために、コーディネーターを一緒にしている赤須さんと沖縄に行く。小松沖縄便が取れなかったので、福岡経由で沖縄へ。今年一番の寒さとのこと。金沢と変わらない。NPOコミュニティおきなわの石原絹子さんにお話をうかがう。1時間程度の予定を夕方まで4時間近くおつきあいいただく。途中、沖縄そばも作ってもらう。おかげで貴重な話し合いをすることができました。今後の地域づくり活動への関わり方についてイメージがわいてきました。今後もパートナーとして組んで仕事ができそうな感じです。長時間話し合うことで、これまでのいきさつがよく分りました。夜は牧志公設市場2階の食堂で沖縄料理をいただく。安くて美味しい。その後は泊まった民宿・天でそこに集う人達と泡盛をいただきなが話しあう。緩やかな家族が集うというような不思議なところです。 | 石原さんが作ってくれた沖縄そば |
3月4日(金) 若狭路ツーリズム塾 三方町公民館で若狭路ツーリズム塾が行われる。森の家の木村宏さんに森の家の活動について紹介いただき、後半はコーディネーターをしながら、意見交換を行う。当初は2000万以上あった助成金が今年は500万円に減り、次年度は400万円になるとのこと。8年目で7000万円の売上があるとのことです。委託費は別にあるようです。着実に自立に向かっています。午後は福井放送の人間ネットワークの収録。25分の対談番組ですが、木村さんと体験交流型の観光について話し合う。4月初旬に放送されるようです。飯山は金沢からですと、長野市に行くよりも近い。菜の花が一面に咲いている時に行きたいものです。 | 日本海を背にした木村さん |
3月3日(木) パムコ 明日の若狭路ツーリズム塾のゲストとして長野県飯山市の森の家の木村宏さんにお越しいただいたので、敦賀駅で合流し、三方町の「PAMCO」という宿に泊まる。ここは「あそぼーや」という概念でカヤックを中心に湖や海を活かした様々な体験メニューを展開しはじめています。スタッフも若い人が集まっており、今後が楽しみです。夜は木村さんも交えて、若いスタッフたちと遅くまで話し合う。宿のディテールの作り方について課題もありますが、意識が深まれば気付きやすくなるのではないか。料理は美味しかったです。 | PAMCOのスタッフたち |
3月2日(水) 芦原温泉 八尾で行われた観光カリスマ塾で出会った芦原温泉・はいや松風園の女将の誘いで芦原温泉に行く。最初は観光協会の役員の方を交えて旅館でお話をということであった。ところが、せっかくの機会だからと、いろいろな方に声をかけていただき、観光協会、女将の会、青年部、役場の方々も参加した講演会になっていました。1時間半ほど講演し、昼食をはさんで、午後は意見交換と続き、終わったのは3時前でした。魯迅が「藤野先生」という文章を残している藤野厳九郎記念館にも案内いただく。素晴しい資源をもっておられますが、地元の方もよく知らないのではないか。中国との友好関係を作るためにももっと活かすべきですね。はいやさんに泊めていただく。 | はいやの夕食に出た鯛飯 |
3月1日(火) 春 春がやってきています。雪もちらつきますが、木の芽は膨らみ、確実に春になっています。四季の変化が文化を育み、暮らしのメリハリを形成してくれている重要な要素になっています。もっと、四季を楽しむことをしないといけません。俳句などの創作活動も、四季の変化があるからこそ、面白く奥深いことになっているのでのはないか。春来たりなば、春の息吹を、春の兆しを楽しみに野に出るべきですね。昼も長くなり、時間を沢山いただいているようなものですから。 |
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。 |
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