[ 金沢便り2005.2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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2月28日(月) 移住から定住へ
県庁で最後の定住促進調査検討委員会があった。実際に移り住まれた方の意見は重いものがある。自然環境が豊かであっても退屈な地域はいやになる。移住はしてみたものの、住み続けるためのしっかりした基盤が作りづらいなど、課題は多い。老後の心配は尽きないし、過疎化の進む地域に人を移転させることは至難の技ですね。産業や仕事が萎んでいる状況の中で後継者を養成することにためらいもある。抜本的な策をうっていかないと、移り住む人は増えないのではないか、とつくづく感じさせられた会議でした。段階を踏んだ施策展開と、確実に暮らしを支える体制が必要です。そして、常に新しい魅力的な活動を産み出すようなネットワークが期待されます。
2月27日(日) のびやかさ
若者も高齢者ものびやかに生きられる地域でありたい。他人の目を気にして暮らさないといけない!という意識がある限り暮らしづらい。そのような意識自体が問題ではあるのだが、・・・。もっと若者に新しいことに挑戦させることを意識的にしないといけない。経験を通じて地域社会の中での存在感を若者なりに実感できる機会が必要だ。高齢者にはその経験を活かした社会的な役割を担っていただくことが大切です。社会的に存在感を確認できる場が限られているといつまでも既存の地位にしがみつきたくなるもの。人生設計をしっかり描く機会が必要なのかもしれない。政治家も経営者も、そして、各種団体の長には特に必要なことかも。明確に任期制限を設けることもよいのではないか。トップに立つ人も周囲の人間も安易に流れやすいですからね。
2月26日(土) 地域づくり塾
旧県庁で行われた地域づくり塾につきあう。事例報告に八尾町の田代さんと平成大野屋の前田支配人と亀井さんにお越しいただいた。組織形態はちがっても、地域づくりの主体として重要な役割を果たしておられることがご理解いただけたのではないか。行政との関係においても、利用するものは利用しつつ、向き合うべき時はしっかり向き合うという姿勢が垣間見えて面白い事例報告でした。午後は八尾でまちづくりフォーラムがあったので、参加する。東大の西村研究室のプレゼンテーションを拝見。面白いアイデアがいくつもあり、今後の議論のベースには十分なるのではないか。建築関係の方々に共通していえることであるが、建築物を大きく見せたがる傾向があるようだ。街並に馴染んだ建築であることをイメージとしてもらえようにするためには、もっと配慮が必要ではないか。それと、オリジナリティを表現しようとすると、斬新なデザインになりやすい。八尾のような伝統的な建築物の連なりで価値を高めてきた街では違和感が生まれやすい。「おわらのまちのまちづくり」とはおわらが似合うまち、おわらの舞台として相応しい空間を形成してゆくことであろう。八尾で旧町と言われる町は新町であることも念頭におくべきです。下新町、上新町、西新町、東新町と。それ以前の町の形はどのようになっていたのであろうか。「街の記憶」を再生させるようなアプローチも必要ではないか。
2月25日(金) あんこう
能都町最後のミニ食談が宇出津港そばのあたかであった。今日のメイン食材はあんこう。冬を代表する魚として、珍重されてきました。一般の家庭でも料理して食べているというから漁師町は違います。イメージは吊し切りですが、普段はまな板の上でさばくとのこと。コラーゲンたっぷりで煮凝りもよく作られるようだ。今日のゲストは漁協の善野さん。あんこうはそれほど多くはあがらないようだが、いろんなお魚の話が聞けました。今年度、寒ぶりだけで3億円の水揚げがあり、昨年より1臆円多い。地域にまつわる話を突っ込んでうかがえますので、食談のゲストは地元の人がいいですね。夜はまんなか市の会議。若い人も参加しているので、面白い。次年度も継続的に開催することにする。能都町は3月1日に内浦町、柳田村と合併し、能登町(のとちょう)になります。

あんこう鍋
2月24日(木) むらづくり
細入で特産品についてのミーティング。観光協会の中に、特産品部会を設けて、観光協会活動の一貫として展開することが望ましいのではないか。小さな村ですので、異なる商品を作られている方々が集まり、既存商品や試作段階のものについての意見交換や新たな商品開発の企画会議等を行うことを進めましょう。資源は豊富にあります。活かすかどうかは地域の人々の努力と知恵の産み出し方にかかっています。常に外部の視点、顧客の視点を持ち込みながら活動を続けていくべきです。むらづくりの核として、株式会社ほそいりも設立されていますが、公の組織として観光協会が大きな力を発揮してくれることを期待したい。
2月23日(水) 
そして、今日も能登に行く。日本海は風が強く、波が高い。海は白く濁って見えます。能登有料道路には砂が堆積したところもあり、路面を砂が舞っています。春一番が吹いたとのことでした。宇出津の「樽」でミニ食談。10人程度が座れるカウンター席でいかをメインにした料理を楽しませていただく。お楽しみはやりいかの活き造りでしたが、たしかに美味しかった。醤油をつけない方が身のあまみが感じられるのではないか。漁師兼調理人のご主人の魚にまつわる話も面白いし、輪島出身の奥さんも愛想がよい。地元のお客さんの魚についての話もさすがに漁師町らしいものが多く、金沢とは違いますね。今回のミニ食談はよい企画です。2日続けての朝帰りはさすがにしんどかったので早く寝る。

やりいかの活き造り
2月22日(火) 雪の能登
今日も能登に向かう。能登有料は雪が積もっているところが多くて、時速40km/hの速度制限がかかっていました。羽咋地内では事故もありました。今日はゆっくりと走り、能登空港で行われた能登ネットワークの例会に参加させていただく。ネットワーク組織の難しさは、具体的な事業が目前に見えない状況の中で活発に議論したり、新たなプランづくりに取り組めるかにある。なんとなく、沈滞した雰囲気を感じるのは私だけであろうか。まだ眠くなかったので、無事帰り着く。
2月21日(月) 人材
七尾で行われた「産業人材育成フォーラム」のパネリストをつとめる。朝はまだ熱が残っていたのだが、緊張感があるせいか、何とか役目を果たすことができたかな?サンアロイの佐々木社長、加賀屋の高柳人事部長、ジョブカフェの植村まゆみセンター長、そしてコーディネータ−役の産業政策課の菊川課長と一緒であったが、サンアロイの佐々木さんは率直で面白い人です。お言葉に甘えて、一度工場を見学させていただきたいものです。ツーリズム・観光学校と産業支援機構に人材担当者を設置することを提案させていただく。自治体にはUJIターン担当課を設けて欲しい。地域も企業も、人材誘致とその開発に、新たな価値創造の可能性がかかっています。
2月20日(日) 樹氷
朝は昨日の二次会会場になっていたうどん屋さんで名物きつねうどんをいただく。その後、役場の山口さんに蔵王に案内いただく。ロープウエイを乗り継ぎ一番上まで上がる。上は吹雪で、樹氷はよく見えませんでしたが、まじかに見えるものもあって、なんとなく感じは分りました。雪質はさらさらで、スキー客も多く登って来ていました。中国からのお客さんは雪の中で跳ねて遊んでいました。珍しいのでしょうね。

樹氷
2月19日(土) 上山
陸羽東線で新庄まで行き、新庄から山形新幹線で山形まで行く。山形駅には役場の菊池さんが迎えにきて下さっていたので、1時過ぎには会場に着く。手打ちのそばをご馳走になってから、講演。パワーポイントを使い、これまで関わってきた事業について紹介する。講演の後は、懇親会、二次会と続く。二次会は看板屋さんの工場を改装した店でした。駅裏にあって、面白いところでした。

手打ちの板そば
2月18日(金) 東鳴子温泉
山形の上山で講演するために、東北に向かう。小松から羽田に飛び、東京から東北新幹線で古川まで行き、そこから陸羽東線に乗り換え、鳴子御殿湯で下車。駅には旅館大沼の大沼伸治さんが迎えにきて下さっていました。車で1分程度で大沼旅館へ。最初に離れにある露天風呂へ。30分間楽しませていただく。順番にお客を車で送迎して下さいます。その後、鳴子町内を案内いただく。湯治場らしい旅館が沢山ありましたが、大型旅館もある。町が運営している病院では、温泉リハビリの施設も完備しています。湯治客も水曜日には予約しておくと、院長の診察を受けられるとのこと。夜は大沼さんと遅くまでいろんなお話をさせていただく。

大沼の離れの露天風呂
2月17日(木) 特産品
石川県商工会連合会の特産品販路開拓支援事業の表賞式があった。今年は食品と非食品、合計8品目を優秀賞として選び、取材した上で冊子で詳しく紹介し、ホームページにも掲載します。表彰式では、受賞者からコメントをうかがいましたが、それぞれ味のある話をして下さいます。このような経験が、徐々に魅力ある商品づくりの主体育成につながることを期待したいものです。この事業に関わらせていただいて、一番得をしているのは、取材させていただく私どもかもしれないと、いつも感じることです。商品へのこだわりや商品が出来上がった経緯を詳しくうかがうことができますので、今後のヒントになることも多くあります。
2月16日(水) まちづくり井波
株式会社まちづくり井波の設立総会が商工会館であった。町民59名が株主になられ、54名の方が出席しての設立総会でした。皆さんの関心や意欲の高さが表れています。総会の後のパーティの準備も発起人の皆さんがされていて、自分達で会社を作り経営していくのだということが確認できるよい機会でした。商工会館の場所に建設予定のアート長屋の経営を柱に、井波や南砺エリアでの観光振興事業を推進することが期待されます。来春営業開始予定のアート長屋の事業内容も徐々に明確になってきました。それに向けての準備を進めると同時に必要なことは、周辺の商店街の活性化を促進するような事業を展開することです。商店や住民の方も参加いただけるイベントを行い、お客様を受け入れることに積極的に取り組む方向にもっていくことです。日本一多い彫刻工房や作品めぐりのマップも早めに作りたい。

新会社社長の斉藤氏
2月15日(火) 特産品懇談会
毎年恒例になっている富山県商工会連合会の特産品懇談会があった。特産品を作っている人と販売している人に集まっていただく。作り手に自分の商品について一言で説明いただき、コメンテーターのゲストにアドバイスを、販売業者の方に質問をいただくという進行で行う。プレゼンテーションを行っていただくと、商品についてどこまで考えられているかがよく分ります。しかし、お話しいただくことが商品パッケージに含まれていないことが多い。商品の由来やこだわりを分りやすく、コンパクトに盛り込むべきです。ネーミングやパッケージ・デザインにより、商品への想いの伝わる力が違います。もっと、デザインにお金と手間をかけないと売れないですね。
2月14日(月) みょうが寿司
午前中は八尾で企画ミーティングの続き。最初に街を歩いてみていただき、その後は商工会で議論を行う。一番重要なことはまちの人と旅人がどのように出会えるか。ツーウエイでコミュニュケーションが可能なような場の設定が必要です。舞台装置としの街のつくりも大切です。交流を通じて、継続する関係性が形成されていくこと。そのためには、絶対数は少なくてよい。関わりの密度が問われるのです。それぞれの記憶に残るような出会いを重ねたい。今日の出会いは昨日のそれとは違う。午後からは細入村の天湖森で林林と天湖森の研修会と特産品会議。特産品会議で見本としてお持ちいただいたみょうが寿司は、山里らしい食べ物で美味しかった。林林で2コ120円で販売中です。

みょうが寿司
2月13日(日) おわら
八尾で中部経済産業局の広域連携の企画ミーティングがある。最初に民謡セッションを見学。その後、商工会に移り、議論を行う。最後はやましたで保存会の方々にもご参加いただき、懇親会を行う。いろいろ、保存会の方々にお話をうかがえたのでおおいに勉強になりました。何年も八尾に通っていますし、いろいろうかがっていたこともありますが、おわらの演じ方、歌詞の内容など、当事者の方々にうかがう話が一番記憶に残りますね。2度もおわらを披露していただき、最も贅沢な楽しみ方でした。

懇親会でのおわら
2月12日(土) 利賀そば祭り
利賀国際キャンプ場周辺で行われたそば祭りを見学に行く。天気も良くて、最高のイベント日和でした。屋外のステージでは、沖縄のジャズメンのコンサートや地域の子供達の芸能披露、五箇山の民謡保存会の出演などもあり、多くの人達でした。勿論メインの楽しみはそばを味わうこと。そばを求めて行列ができていたが、厨房のスタッフが多いのと毎年のことで慣れてきたのか、割と早くありつけていたのではないか。問題は食べるところが少なかったことかも。ステージ横で売っていた岩魚の塩焼きも美味しかった。会場には地域の人達が作った大きな雪像も並んでいて、北海道に行かなくても雪まつり気分を楽しめます。子供達は滑り台を滑り下りたり、雪遊びが面白そうでしたがね。

雪のステージで初午の披露
2月11日(金) hospital
普通に訳せば病院のことであるが、その語源はラテン語で「客をもてなす場所」という意味だそうです。現実の病院は、患者が自信を失い畏縮していることが多く、心安らかに心地よく過ごしていることは少なさそうだ。一方、地元の温泉旅館やホテルはお客さんが本当に快適に心癒され、病も癒してくれるような場になっているであろうか。残念ながら、そのようなところはあまり聞かない。病院も旅館もホテルも徹底して、お客様が気持ちよく、時間を過ごすことができ、少しでも元気に長く生きられるような場になることを追求していくべきですね。但し、旅に出るということは、日常を離れることであり、自宅にいる時のような心持ちではいられない。何がしかの緊張感を強いられるのもたしか。人生の末期に病院に入るとするならば、人生を振り返る機会となるのではないか。そうであるならば、普段と異なる状況で、自分を見つめる時間を持ちやすくするような場の演出や関わり方を考えたい。
2月10日(木) さぬきの手打ちうどん
福光で商工会の広域のミーティングがあった。体験型メニューの実験イベントを次年度いかに展開するかを議論する。周辺での飲食や土産物を買える店の紹介等もしていただけるような情報整理と新たな体験メニューの開発、及び既存メニューの深化をいかに図るか。そして、これまでの事業に参加いただいたお客さんの情報をデータベース化し、次回の案内をDMかメールで案内することが大切です。帰りに、福光美術館の下にある「さぬき」(月曜定休 TEL 0763-52-5356)という手打ちうどんの店で、かまあげうどんをいただく。手打ちのコーナーではご主人がずっと手打ちを続けられていました。

さぬきのかまあげうどん
2月9日(水) 八尾風便り4
先日の八尾での観光カリスマ・福島塾の当日用資料として「八尾風便り4」を作りました。3号を出したのが2002年ですから、3年ぶりです。今回は、昨年2月の「観光まちづくりシンポジウム」、一昨年の「越中民謡トライアングルセッション」、2002年の「アートなまちづくり談議」の議論を盛り込んであります。巻頭と巻末に、観光協会長・福島氏と商工会長・川原氏に登場いただいています。観光まちづくりシンポジウムは慶応大学の島田晴雄教授をはじめ、今野由梨さん、新井満さん、金澤 悟さんをゲストに、まちづくりと観光について議論しました。民謡トライアングルセッションでは、五箇山、城端、八尾の若手の民謡の担い手たちの率直な意見交換を行っていただきました。アートなまちづくり談議では由布院の藤林晃司さん(無量塔)や桑野和泉さん(玉の湯)、安部順一さん(由布院観光総合事務所)、行重礼晃さん(由布院美術館)、越睦美さん(ゆふいんアート委員会)、そして、由布院に研修に行っていた角谷明美さん(KAGA旅まちネット)をゲストに議論しました。観光とまちづくりを考える上でヒントになることが多く語られています。ご希望の方は、越中八尾観光協会にお問い合わせ下さい。制作実費と送料負担でお分けいただけるはずです。

八尾風便り4
2月8日(火) 本気
井波でアート長屋の建設委員会があった。まちづくり会社も設立され、ようやく皆さん本気になってきましたね。自らお金を出すと真剣に考える、という典型的なパターンです。商業スペースとして、徹底してお客様が利用しやすく、スタッフも仕事がしやすい空間を作るべきです。前に広場があることで、お客様が入りやすく、滞留しやすくなります。メインは店舗空間でお客様とスタッフが出会うこと。余計な仕切りはいらない。中途半端なデザイン主義は不要ですね。空間をいじくり過ぎて、分りづらく利用しにくい建築になっていないか、もっともっと詰めてゆきましょう。
2月7日(月) 観光カリスマ塾2
午前中は観光カリスマ塾の続きがある。町中を歩いていただき、現状を見ていただく。坂のまち美術館や、翠華堂、諏訪町通り、福鶴酒造、和紙文庫なども見学いただいきましたので、最後は時間が足りませんでしたね。最後に全員の皆さんに一言ずつ、お話しいただき、修了証書に授与があり修了。皆さんをお見送りした後、おかめでラーメンをいただいく。特別に焼いたもちを入れていただきましたが、ラーメンにもあいますね。

翠華堂でのお雛様展示
2月6日(日) 観光カリスマ・福島塾
八尾で行なわれた観光カリスマ・福島塾に参加。最初に、民謡セッションを見学。秋田県の西馬音内(にしもない)盆踊り保存会の特別出演もあり、五箇山のこきりこ、おわらと3つの民謡を楽しませていただきました。その後、観光カリスマ・福島順二越中八尾観光協会長の話を中心とした塾が行なわれる。全国から27名が参加、熱心に質疑応答もしていただきました。最後に一言だけコメントする。その後、山田温泉の玄猿楼で懇親会。積極的な方が多く、たくさんの方々と意見交換をさせていただきました。今後につながりそうな出会いもあり、よい機会になりました。途中、おわらの披露もあり、贅沢な懇親会でした。

福島順二氏
2月5日(土) 四季の五箇山 雪あかり
五箇山・菅沼集落で行われているライトアップを観に行く。雪が激しく降り、風もあって身体の芯まで冷えました。そんな中、多くのカメラマンがおとずれており、盛んに撮影していました。ここでの撮影の鉄則はフラッシュをたかないこと。フラッシュが光ると雪ばかりが写ります。雪のステージでは「といちんさ」と「こきりこ」の披露もありましたが、雪の中での踊りは無理がありますね。どこか屋内で見られるところを設けた方がよいのではないか。いつもの与八で温かいそばをいただく。店の中は案外お客が少ない。団体のお客様は店で飲食するだけの時間がないのかもしれません。茶房「掌」(てのひら)ものぞいたが、こちらは満席だったので、断念する。地元のお店がうるおうことはいいことです。

雪の合掌集落
2月4日(金) 川平ひとみさん
仙台の島谷さんの城端での取材におつきあいする。商工会女性部長の川平ひとみさんにインタビュー。浪漫亭でお話をうかがうが、小さい時のことから一貫したお話をうかがったのは初めて。貴重な機会でした。砺波の生まれですが、中高校生のころから、電車で城端に遊びに来ておられたとのこと。曳山祭や麦屋まつり、そして桜ケ池など。昔からこの町が好きで、結婚するなら城端の人がいいと思っておられ、その通りの人と見合いされて嫁いでこられています。それだけ、愛着があるから、地域の歴史や文化をしっかり学び、それを活かしてマップを手づくりされたり、商店の女将さんたちが一通りのことがガイドできるように「虎の巻」を手書きで作られようとしています。彼女たち、商工会女性部の実行力は素晴しいものがあります。

インタビュー前に織館で織体験
2月3日(木) 紫陽花
仙台の島谷さん(東北地域環境研究室)が取材のために金沢に来られたので、夕食を御一緒する。いたる本店で7時すぎから、地物を楽しんでいただく。予想外だったのは、隣に座った松山からの観光客とお話をするようになったこと。もう一軒連れていって欲しいと頼まれたので、久し振りに「紫陽花」に行く。10数年ぶりであったが、ママは相変わらず美しくお元気でした。遠来のお客様のおかがで懐かしい人に会うことができました。最後は、そのお客様をホテルまで送り届けたが、相当酔っておられたので、きっと覚えておられないかもしれない。まあ、いいか。
2月2日(水) 具体性
中部経済産業局の委員会が富山の県民会館であった。道路状況に不安があったので、電車で行く。行く時は40分以上、帰りの列車は20分ほどの遅れであった。自由席特急券を買って、来た列車に乗っただけであるが、高速道路を往復するよりも楽ですし、早かった。駅からのアクセスが良い所であれば、電車で行くのがよいですね。車中、本を読んだりもできますから。委員会では広域連携事業の報告書案の検討が行われたが、やはり、より具体的な連携イメージを盛り込むべきです。住民、民間企業、経済団体、行政、研究機関、等、連携事業に関係する個人や法人、組織がいかに行動すべきか、具体的にイメージを提案したい。それぞれの皆さんに報告書を配布した場合、それを参考に広域連携での事業を企画しやすいようなハンドブックにすべきです。基本的な考え方を語ると同時に、各論としての事業プランが必要です。観光は広域連携が不可欠です。ものづくりは点と点をつなぐことで可能であり、地域的な広域連携というよりは、独自の技術やノウハウを有する企業が出会う場づくりが重要なのではないか。公の機関としては情報発信をサポートすることも大切なことです。パートナーとして組める企業や個人が見つかれば、経済行為として、共同での事業開発は進むのではないか。行政の枠組みにとらわれていては、魅力的な商品開発につながらないことだけはたしかです。
2月1日(火) まちづくり会社
夜、雪降る中、井波のまちづくり会社の委員会があった。今日はようやくまちづくり会社らしい議論が行われました。事前に行政サイドとも意見交換していたので、はっきりと意見を言わせていただきました。積極的に関わるという姿勢が参画者や住民に生まれない限り、まちづくりは成功しない。私たちも遠慮なく積極的に関わらせていただくことにしよう。役員や出資者もテナントを出す方向で話を進めていくべきです。さらに、まちづくり会社はテナントをサポートすることで付加価値を産み出すべきなのです。単なる管理会社ではなく、プロデュース会社、コンサル会社です。そして、商売がしやすい空間づくり、お客様にとって分りやすく、利用しやすい建築デザインが重要です。緩やかな傾斜をつけたがる建築家は多いが、歩行に困難を伴う高齢者や障害者が増える時代に、いかにスムーズに動くことが出来るか、バリアフリーな空間づくりが基本です。デザインよりは機能が優先すべきです。しっかりとした機能を内包できないデザインは価値がありません。
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