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7月31日(土) 同期会 錦城中学の同期会が山代温泉であった。会場に到着したのは終了30分前。それでも、私のことを覚えていて下さる方が沢山いてうれしかったです。最後の校歌の合唱には間に合う。すぐさま、二次会に移るが、カラオケの音がうるさく、話が聞き取れませんでしたね。三次会は宿泊の部屋の一つが用意されていたので、半分近くは顔を出したのではないか。最後に残ったメンバー7人で、外にラーメンを食べに行く。部屋に帰り着いたのは2時すぎであった。それぞれの人生を生きてきた友が集まり一時、旧交を温めとともに、今後にむけての話ができるといいものです。50年近く生きてきて、今後の生き方を考えざるを得ない年齢に差し掛かっています。そのような機会としても同期会は面白いのではないか。参加メンバーの中には、これからの活動に関わっていただけそうな方もいた。理想は晴耕雨読の暮らしということをいう人もおり、それが可能な地域を大切にしてゆきたいものです。 | 同期会での校歌の合唱 |
7月30日(金) 堀 友ニ 夜は井波で会議。その前に、商工会の隣にある松屋さんで手打ちそばをいただく。ご主人曰く、店内に展示してある彫刻作品は堀友ニさんという若くして亡くなった作家の作品であるとのこと。ご主人の同級生で、彫刻作品で仏像を最初に額にした人らしい。干支の作品もすべて持っていらっしゃるので、毎年かえている。そのことを一切表示していないのはもったいない。簡単なPOPを作っていただくと、お客様が待っている間にもっと楽しめるようになるのではないか。町内の商店や住宅、公共施設、寺院などにも作品は沢山展示されている。それらをきめ細かく紹介したマップがあってもいいですね。彫刻工房も沢山点在しており、工房の一角に作品を展示して、マップ化できないか。商工会や観光協会、彫刻組合の事業として是非必要なことです。 | 堀友ニさんの 作品 |
7月29日(木) 分りやすい話 地域の人々が何を期待しているか。これからの社会はどのような方向を目指すべきか。そのようなことを考えていただければ、はっきり見えてくることがある。それは「持続可能な社会、ライフスタイル」を構築してゆくことです。子や孫達に譲り渡すことができる仕組みであり、地球上のすべての地域でそのような仕組みづくりを目指すべきなのです。そのためには、あいまいな話をして時間を費やしてしまうのは無駄です。理想に向けて活動を継続するしかない。取り組みをしっかりしないところは取り残され、消滅してゆくのではないか。バブルな経済、バーチャルな経済はいずれ消滅するのです。そのようなことに惑わされてはいけません。最終的には、直接出会うことを目指すべきだ。仮想の世界で恋愛をすることは可能でしょうが、直接出会わなければ、次代の命は育まれませんからね。 |
7月28日(水) 人生は楽しまなくては 何が重要かというと、いかに楽しみながら生きているかということ。七尾の「なまびめいと御祓」を取材して感じたこと。休眠状態だった婦人会を改組して作った組織とのこと。子どもから離れた女性たちの社会参加であり、生きがいづくりの活動とも言えます。とりあえず、地域を再評価することからスタート。まち歩きをして、気付いたことを整理。ここまではよく行っていること。これから重要なのは、そのような活動を発展させ具体的な事業として何を行うか。実験的試みとして、まち歩きそのものを事業化して欲しいものです。ガイド役を自分達が担うことでもよいし、地域の方々にお願いしてもよい。新鮮な魚や野菜が自慢なら、それを活かして旅の人と一緒に食を楽しむ事業を行ってもよい。他所からの人を受け入れ、交流を通じて刺激と新たな気付きを促進したい。それが楽しみになることが大切です。そのような活動であってはじめて、来られたお客様も面白いと感じるはずです。七尾の中心市街地でTMOとは異なるところからまちにアプローチするということがいいですね。 |
7月27日(火) 魚の美味しいまち 昨日は、夜、能都町で会議があったので、民宿ふわに泊めていただく。朝、7時前に、宇出津港にセリの様子を見に行く。漁港の荷捌き場はいろいろな種類の魚が水揚げされており、いつ見ても楽しい。10時過ぎにカクダストアと紙子鮮魚をのぞくと、今朝港にいた魚がきれいに並べられていました。不思議な感覚です。午後は魚の美味しいまちづくり委員会の会議があった。そこでは今朝の港の様子の写真をご覧いただく。帰りにカクダストアさんに、お刺身の盛り合わせをみやげにいただく。カクダさんでも、お願いすれば、お刺身を作って下さって、みやげとして持って帰れるとのことです。遠方に魚を送っていることも多いようだ。町中にそのようなお店がたくさんあることも「魚の美味しいまち」の要件ですね。帰りに羽咋の堀田農園に寄り、ぶどうを初めて購入。昨年、メールをいただいていた。甘いぶどうでした。後継者のいる貴重なぶどう農家でもあります。 | カクダストアのお刺身 |
7月26日(月) しいたけ小屋ひろ吉 地域づくり団体の取材に能登に行く。最初に、穴水の「カヌーで町づくり委員会」を。実際にカヤックを製作されている工房を見学。ばらまちやぐらのそばの海沿いにあります。森林組合に特別につくっていただいた細く切った板をトースターでまげながら張り合わせて作っていきます。出来上がるまでに100時間以上はかかるとのこと。静かな穴水湾は絶好のステージのようだ。カヌー教室などを開いている渡辺さんが穴水にこられた昨年からスタートした活動であり、人材移転の意義は高い。将来はNPOにして、専従スタッフも雇用して、カヌーやカヤック体験を事業化されたいとのこと。次に「珠洲交流ビューロー」を訪ねる。事務局の泉谷さんに、メンバーの一人「しいたけ小屋ひろ吉」に案内していただく。安心院の農家民宿・中山みや子さんに出会って、農家民宿を始められた方です。エントランスにしいたけの原木が積み上げられていて、それらしい雰囲気を演出してあります。新設されたお風呂とトイレは木を使った香りよい空間でした。奥様は魅力的な人です。 | ひろ吉のお風呂 |
7月25日(日) UIターンフェア2 昨日に引き続き、UIターンフェア・新農業人フェアの会場でヒアリング調査。初日よりも来訪者が少なかったので、ヒアリングできた数は極めて少なかった。それでも、答えて下さった方々といろいろお話ができたので、彼等の当面している状況の一端はかいまみることが出来ました。わだ農産さんのところでも、お話をうかがうことができたので、農業志向の方の話もうかがえました。会場では、島根定住財団のスタッフの方や出展企業・法人、石川労働局、職業安定所の方とも話し合うことができたので、いいヒントを得ることができました。やはり、現場に出かけて、当事者のお話をうかがうことが大切ですね。資料・情報収集に来ている方々が多いのか、資料を展示してあったところには人がたかっていました。まだ、方向性が定まっていない方が多いように感じました。 |
7月24日(土) UIターンフェア 東京ビックサイトで行われたUIターンフェア・新農業人フェアの会場で定住促進施策策定のためにヒアリング調査を行う。石川県のブースに訪れた方々にヒアリング。商工労働部と農林水産部と2つのブースがありますので、スタッフと2人で出かけ、手分けして行う。農業法人のコーナーには辰口のわだ農産さんとぶった農産さんが出られていました。相談に訪れる人は農林漁業コーナーの方が多かった。夜はのとだらぼちに行く。土曜日とあってお客様は少なかった 。来ていたお客の一人はUIターンフェアに来ていたという人でした。大学時代に金沢にいて、就職は東京でしたが、石川が気に入っているので、もう一度戻りたいとのこと。それも農業がよいとのことでした。相談に来ていた方にも同じような方がいらっしゃいました。 | 石川県のコーナー |
7月23日(金) 東京へ 久し振りに東京へ。ホテルにチェックインした後、能登ふるさと館を見学。東京で能登の産物がこれだけまとめて購入できるところはないのではないでしょうか。地域にゆかりのある方々や能登ファンの方々が訪れているようでした。すぐ近くにあった鹿児島県の施設は飲食と就職相談、物産展示が同じ建物の中にあって連携した活動がしやすそうです。その後、四谷駅近くのスローライフジャパンの事務局に川島理事長を訪ねる。地域づくり団体全国研修交流会の全体会の基調トークの打ち合わせ。その後、日本記者クラブで夕食をご馳走になる。日比谷公園が見おろせ、ゆったりとしていて、サロンらしい場ですね。 | 能登ふるさと館 |
7月22日(木) 撮影 一日、商品カタログのための撮影に立ち会う。専門のコーディネーターにお願いして、そばを作っていただき、延々撮影。1点を撮るのに30分以上かかったので、9時半から夕方の6時過ぎまで。撮影のために作ったそばを食べ続けたが、さすがに、最後の何品かは手をつける気分にもなれなかった。5人がかりで、一枚の写真を撮影するために、気づいたことを出し合い、より美味しく見える写真に仕上げる、根気のいる作業です。それでも、いろんな視点を入れることで、気付きは促進されますね。デジカメで撮影してみて、アングルのイメ−ジを決め、拡大してみることで、細かい点のチェックもしやすかった。それと、途中の雑談の間に、いろんなアイデアが出てきた。疲れたけれど、面白い機会でした。 | 撮影風景 |
7月21日(水) 痴ほう 地域づくり情報誌の取材で松任の千代野にある「菜の花のおうち」(松任市千代野西2-5-3 TEL076-275-7354)にお邪魔した。民家を借りて、ミニデイサービスを行っておられます。代表の常光(じょうこう)利恵さんにお話をうかがう。最も印象に残った話をひとつ。痴ほうというのは、人間として十の側面があるとすれば、そのうちの一つが弱くなったようなものであるという理解が大切ですとのこと。最近のことは忘れやすくなっていても、昔の記憶は正確に残っている人が多い。ことばや歌など、極めて正確に覚えておられて、手伝いに来た学生たちが感動するくらいとのことです。ちょうど唄って聞かせていただいた三田明の「美しい10代」という歌は歌詞も音程も正確でした。裁縫で作られたものも飾ってありましたが、きれいな仕事ぶりでした。常光さんは市会議員もされているが、今回のような活動をしやすくするために、必要に迫られて議員になられたようで、長くすることではないと言われていました。魅力的な方です。 | 菜の花のおうちの内部 |
7月20日(火) 協同の知 新たな何ごとかを創造するために有効な手法が他者との協同・コラボレーションである。異なる経験や知を有する人間が出会うことで、新たな視点で対象や課題を見つめることが可能になる。人はもともと重層的・多面的な存在であり、異質なものが共存し、それをなんとか一人の人格として束ねて生きようとしているとも言える。異質な人との出会いは、内なる異質性を見つめ、人格の多様性に開放の機会を提供するものとも言える。そのようにとらえるならば、他者との協同は人間が微妙なバランスをとりながら生きていく上で、有効な場となる。八尾で金沢美術工芸大学の院生の方々といろいろ議論したが、新たなアイデアがいくつもひらめいた。駅前の居酒屋は十分触発的な場になっていた。商店街や地域にアーチストとして関わっていただく場合に、重要なことは地域の人々といろいろ話しあっていただくことであろう。ネガティブな発想をする人もいれば、極めてポジティブな人もいる。多様な人が狭い街の中にも共存していることをまず感じ取っていただきたい。その上で、商店主や住民達との議論を通じて相互に気づき、学ぶことを目指してほしい。創造のためのバックボーンを形成し、コアになるヒントを得ると同時に、地域の人々に刺激を与えられることが理想である。 |
7月19日(月・海の日) 大呑薬師塾 地域づくり情報誌の取材で七尾の南、氷見との境に近い大呑薬師塾に取材に出かけた。途中、氷見の論田にある高峯山光伝寺に立ち寄る。ちょうど4日連続の説教会が終わったところで、お斎をご馳走になりました。住職夫婦とお話したが、お二人ともお元気そうでなによりです。山裾の寺はいつきても静かで落ち着く空間です。大呑薬師塾では、ちまきづくり体験の様子を拝見。地元の御婦人が先生役をして、ちまきづくりの手ほどきをされていました。最後に試食もさせていただくが、素朴で味わい深い。その後、氷見を通り、高岡北インターから高速に乗り、砺波で下りて井波に行く。アスモで理事長、事務局長と今後の事業展開について議論するが、新しいアイデアが出てきて、徐々にイメージが明確になってゆきます。意欲的な方々と議論すると、触発的な作用が働きやすいものです。TMO構想をまとめる際に、強引ではありましたが、アスモを核にした生活サポート事業を盛り込んでおいて正解でしたね。 | ちまきづくり体験 |
7月18日(日) 共同幻想としての経済 養老孟司さんの『いちばん大事なこと』(集英社新書)は面白い。はじめて環境問題について語った書とのこと。自然環境は自然に成長してゆく面が多々あるが、人工物や社会的な仕組みは、たかだか約1500gの脳が生み出したものであり、メンテナンスを必要としている。経済は金のやりとりのことを主眼においており、経済活動のおかげで環境中の資源が減少していることについての観点は薄い。経済的成果という観点でみれば、同じ所を掘り返して道路工事を続けたりもするし、病気も戦争も経済に貢献することになる。環境のバランスが崩れてゆくことや、資源減少は二の次になりやすい。そして、環境の汚染が進むと、病気や災害が増えるが、治療や対策のためのお金を使うことになり、経済的には膨らむことに貢献するのである。そして、問題は自然環境や人体の中に悪い物質を蓄積してゆくこと。「環境の影響は胎児にもっとも強く現われる」。未来の命とその可能性をいかに広げられるかを主眼に環境や経済のことを考えたいものである。自然の典型的な現象は新たな生命が生まれ、やがて死んでゆくということ。その中に人間も組み込まれていることをまず認めることからスタートしないと、無理に延命したり、余計なものをしょいこむことにエネルギーを注入することになりやすい。経済優先の単純化した考えは環境問題や南北問題で破綻する。一方で一神教的な信仰も社会や自然を単純化して説明することで共感をえやすいかもしれないが、これも無理があるので、どこかで破綻している。実はよくわからないという前提で、認識のフレームを再構築し続けるしかないのが生きるということであろうか。最後にこの本では現代の参勤交代を提案されている。強制的に都市居住者を田舎に住まわせ、森林や田畑の世話をしてもらうというもの。面白いアイデアである。 |
7月17日(土) 十を聞いて一を知る 轡田隆史さんの『「考える力」をつける本2』(三笠書房)に「十を聞いて一を知る」という話しが出ています。一を聞いて十を知るというようなことにプラスの価値があって、賢い人はそうでなくてはというような雰囲気がありますが、本当にそうだろうか。知ったような気になっているだけで、ものごとの本質や背景、ディテールはちっとも分かっていないことも多い。確たる知識や情報に基づかない議論は曖昧になりやすい。どこに価値や魅力のコアがあるかは、いろんなことを質問し、10も20も聞いて、いろんな視点から観察してみてはじめて分かること。多面的に評価し、価値を定めるにはそのような行為の積み重ねが必要ですね。地域も人も企業もそのような関わりが大切ではないか。「教育は、良い質問を誘い出すこと」。学ぶとは、疑問を持つことからはじまるのです。 |
7月16日(金) おいしいまちづくり 久しぶりにさんなみで朝を迎える。新たに作られた離れに泊めていただく。昨日は0時過ぎまでご主人達といろいろ話し、飲み過ぎた。能登のこれからにとって、やはり美味しいものを食べにきていただける場にする路線で進みたいものです。能都町だけでも、おすすめできる民宿や飲食店がいくつもあります。そのことをもっとアピールしていくべきです。商店街の中にもお客さまに紹介できる店はあるはず。継続的にお互いを知る機会を設けたいものです。門前に立ち寄り、手仕事屋でそばをいただくが、懐かしい顔を拝見できました。日本海文化交流会議を企画させていただいた時にお世話になった方々です。10年ぶりぐらいでしょうか。みなさん元気です。午後は富来で寺岡さんと定住促進について意見交換。富来町でも新鮮な海産物を活かした新たな事業が可能です。漁師の店を作っていきたいところです。今度、漁師の方々に会わせていただこう。こだわりの農家もいらっしゃるようですから可能性は十分あります。帰りに高松の竹森正伸ぶどう園に寄り、ぶどうを購入。星野さんからいただいた豆腐をお裾分け。能登には魅力的な人がたくさんいますね。 | さんなみの朝食 太きゅうりの料理 こんかいわし |
7月15日(木) コラボレーション 午前は金沢美術工芸大学で八尾を舞台にした東大とのコラボレーションについて打合せ。専門も視点も異なるであろう学生や研究者たちが集まることで何が生み出せるか、楽しみです。現場を観て歩くことから触発されて作品に結実させる彫刻家、まち全体のデザインを描く建築家、そして、言葉を紡ぎ出すコンセプトメーカー、そのベースにはそこで暮らしを営む住民の皆さんがいる。午後は能都町のまんなか市の様子を観に行き、県庁のスタッフと今後の商店街活性化策について意見交換。現場から発想すべきことがあると同時に、異なる視点からの評価をつきあわせることで、新たな策を構想してゆくべきであろう。小松や輪島の街を一緒に歩いてみた後で議論してみたい。さんなみに泊めていただき露天風呂に初めて入る。気持よい。 | 海の見える露天風呂 |
7月14日(水) 地域生活者の提案 大都市は持続可能な社会か。大都市は周辺の農山村漁村のおかげで生きていける存在ではないか。田舎はライフラインが切れても生きていける場所です。燃料や水や食べ物は周辺の海や山から得ることが可能ですから。このことをもっと明確にすべきではないか。大切なことは、そのような地域に暮らす者が金銭的に収入は少なくとも、そのような必要もなく、楽しく暮らしていること。それも、都市生活者を受け入れ、彼等との交流を通して、刺激を受け、一定の経済も生み出し、地域の環境や文化を保全しつつ、暮らしつづけることです。同質化しやすい地域の閉鎖性、保守性を突破するためには、異人との交流が重要になるであろう。地域の価値を評価してくれるのも大都市の人々です。継続的な関係の構築を考えたい。 |
7月13日(火) 議論の積み重ね 夜は地場産センターで地域づくり談議。情報誌「My page」の巻頭座談会として行う。持続可能な地域づくりのイメ−ジ形成をねらいとしていたが、いくつかのポイントは明確にできたかな。各団体やグループが異質な団体や地域の人々と交流することで、新たな可能性を構想するきっかけにし、連携しながら、新たな活動に取り組むことを目指すべきであること。当事者が楽しみつつ、関われる人を増やすような意識的活動をしかけていくこと。そして、最終的には小規模でもいいから雇用や、地域経済を創出するような事業体を増やしてゆきたい。地域づくり推進協議会も事務局が自立できる方向で検討をはじめましょう。もっと、議論を重ねることで、地域づくりの実体形成から将来展望の明確化を進めたいものです。 |
7月12日(月) 唐変木 昼は鳥越村の唐変木(鳥越村若原 TEL 0761-94-2281 営業時間11:00〜17:00、定休日/火曜日、水曜日)でおそばをいただく。細打ち麺の特上蕎麦と割り箸の先ほどの太さの馬方蕎麦をいただく。特上そばはつけ麺で、馬方蕎麦はおろしでいただく。食べやすいのは細い麺でしょうが、極太の麺も田舎の人達が昔から食べていた雰囲気があって、懐かしいイメ−ジがあります。つゆに山芋を溶かし込んだつゆとろというメニューもあるので次回は試してみよう。ご主人の橋本さんは東京のお生まれで、鳥越村や周辺で蕎麦屋をはじめた方々の先生です。何度か、そばうち体験の指導もしていただいたことがあります。今はプロを目指す方々のみに教えておられます。 | きれいな特上蕎麦 |
7月11日(日) おわら演技発表大会 今日も八尾にお邪魔して、第24回目というおわら演技発表大会を鑑賞。11町内すべてのおわらをみることができました。もちろん、本番の競演会が一番しっかりしているのでしょうが、途上に有る新人たちの練習成果の披露と、舞台を踏む経験の意味があるのでしょう。町内それぞれに新しいことに挑戦しているようで、見せ場の作り方も楽しめました。中間に八尾中学校郷土芸能教室3年生の三味線の演奏もあり、次代の担い手育成に積極的に取り組んでいることをうかがわせます。最後は今年3月に皇居で演奏してきた演技指導部のおわらも披露いただきました。4時間にわたる長いステージでしたが、いい機会でした。 | 八尾中学校3年生の演奏 |
7月10日(土) 風の盆ステージ 八尾の上新町での「なりひら風の市」を観に行く。あいにく雨が降ってきたので、お客さんの数は少なかった。10時の開始早々はそれなりの数お客様がいたようだ。継続は力なりであるから、工夫を加えながら続けていただきたいものです。手打ちのそばの実演販売もあったので、ご馳走になる。落ち着いて話しができる場があることも大切です。午後1時半からは風の盆ステージが曳山展示館であったので、久し振りに 見学。構成が以前とはかなり変わっていた。毎回異なる町内会が行うというのもアイデアですね。微妙に異なる演じ方が楽しみにもなりえます。明日は12:45から同じ会場で演技発表会が行われます。風の盆本番に向けて着々と準備は進んでいるようです。 | 風の盆ステージ |
7月9日(金) 竹森正伸ぶどう園 能登からの帰り、高松の竹森正伸ぶどう園にお邪魔した。初めてご主人にお会いする。「寡黙に一生懸命仕事をする、こだわりの人」という奥様の言われる通りの印象です。すでに御中元の発送がスタートしており、お忙しそう。ホームページの更新も出来そうにないとおっしゃるのが分かるような感じでした。25種類のぶどうを栽培されているが、すでに7、8種類が店頭に並んでいました。県内でも高松が一番早いです。ぶどうの木の本さんのところも今日からぶどうの販売をはじめられると言われていました。 | いろいろな種類のぶどう |
7月8日(木) 寝かせる このコーナーはだいたい朝、前日のことを書いています。朝起きたら、パソコンに向かうのですが、ネタは前日ひらめいたことをメモしておいたことだったりします。一晩寝かせたうえで、再度考えます。それが理想かもしれませんね。少し時間をおいたほうが、細部が明確になり、落ち着いた内容になったりします。具体的な課題についても、寝かせておくといいアイデアがひらめくものです。それを待って体系的に整理すると、納得できる構成になりやすい。時間がなくて無理矢理まとめたものはどうも不満足なものが多い。寝かせる効用はやはり大きいのです。人間の脳は寝ている間にも働いてくれているようだ。 |
7月7日(水) コンセプトの徹底 大聖寺の竹の浦夢創塾で今後の進め方について議論。スローフード、スローライフの学習・実践の場を目指すなら、活動の細部にそのような意識が働いていないといけません。手間暇をかけ、昔からの知恵に磨きをかけて、新たな価値を吹き込むような活動が期待されます。提供される食べ物、商品がそのようなつくりかたをされていれば、お客様の評価も高まるはず。手づくりのものを増やし、メニューやポップも手書きにしてほしい。メンバーの大家さんが提案されたように、周辺や地区の中に花を増やす運動をするとよい。手書きのチラシを定期的に大聖寺の中心部で配って回るとか、地区内の案内マップ(参加メンバーのおすすめポイントを紹介したもの)を手作りするとか。できることはたくさんあります。コンセプトを徹底することです。スローライフ、スローフードという観点でみてどうかという発想、評価を繰り返してほしいものです。 |
7月6日(火) 政策形成研修 自治研修センターで政策形成研修。県庁職員と市町村職員の混成メンバーが対象。午前中は講義、午後はグループワークであったが、まる1日の研修は疲れた。地域で独自の政策形成を図る必要性はますます高まっています。やはり現場に近い所で、今後必要なことを汲み上げて、政策に組み立てること。それが理想です。地域発の政策を試験的に実施するという施策もあってもよいのではないでしょうか。分権、自治を促進するためには、地域の政策形成力が不可欠です。地域経営という観点から、財源の確保も含め、持続可能な仕組みを構想し、実現してほしいものです。そのような自治体職員が増えることを期待しつつサポートしよう。8月、9月と研修は続く。 |
7月5日(月) いい話しは3つ、4つで 富山の商工同友会で講演。観光と地域活性化がテーマ。観光からツーリズムへの変化をお話したが、どれだけご理解を得られたであろうか。事業を行うことを志向されているのであれば、議論になるであろうが、単なる勉強会では、あまり意味がない。商工同友会という組織の存在意義を次回は確認しよう。あらゆる組織や団体は常に自らの存在意義を再確認し続けないといけない。講演の前に、全日空ホテルで初めてお会いする人と会った。その方にもお話したのだが、話しの要点は3つか4つで説明すること。これが分りやすくて、説明もしやすい。最近はやたらと暑い。今年の最高気温を2日続けて更新したとか。道路の温度表示も33度が目立つ。 |
7月4日(日) 石川の森づくり2 吉野谷村の中宮での森づくり活動に家族で参加。2年目、3年目にブナを植えた場所です。7、8年は経過しているであろうか。斜面がきつく、雪も多いので、小さな苗木を植えたのであるが、すでに人間の背丈を超えていました。草刈りの後、ながめるとすでに森に近づいている感じです。10年の歳月の蓄積は大きい。これまでの活動に対する評価はいろいろあるが、木を植え、草を刈り続けてきたことは大きな意味があったように感じます。昨日見てきた白峰の場所もそうですが、樹木の生命力に感心しつつ、人のかかわりの意義ももっとアピールしていくべきですね。帰りに一里野温泉・天領で汗を流し、大きな露天風呂を楽しむ。空気もきれいで気持よい。 | 森らしくなってきたブナ |
7月3日(土) 石川の森づくり 白峰村での森づくりに参加。昨年秋にトチ、ブナ、ミズナラを植えた場所で草刈りを行う。トチはそれなりの大きさの苗を植えたので目立つが、ブナとミズナラは小さくて草にかくれてどこにあるかも分からない。慎重に刈らないと幼木まで切ってしまいそうです。最初に、木の回りだけ刈り取り、その後、全体に刈ると大丈夫です。1時間程度の作業でしたが、汗びっしょりです。曇り空でちょうどよい天気ではありました。途中、木の実を頬張りながらのどの乾きを潤す。これまでに植えてきた白峰村内の他の場所も見てきたが、それなりの大きさになっていました。たまにしか様子を見に行かなくても、木はちゃんと成長しているものです。 | みんなで草刈り |
7月2日(金) ピールアート ピールアートを作られている才田春光さんが経営されているお店に連れていっていただきました。片町のお店はもうすぐ閉店されるようであるが、創作活動はこれからますます盛んになられるのではないか。果物の皮やたまごの殻、花のがくなど、一般にはゴミとして捨てられるものを活かして作品に仕上げておられます。作品を作るための皮を得るために、身を食べる。お店に来た客は作品づくりに協力するために、果物を一生懸命食べる。たしかに出していただいたスイカは不思議な切り方がしてありました。皮を活かすためにスプーンでくり抜いた感じですかね。視点が逆転していて、会話をしていると面白い発想が出来そうです。能登・中島町出身の魅力的な人に出会えました。 | ピール・アートの作品 |
7月1日(木) 政策形成研修 自治研修センターでの政策形成研修に立ち会う。まず、「政策」ということ自体の定義が曖昧なところがあります。政策立案を志向するならば、政策とは何か、これから必要な政策は何かを問い続けることが必要であろう。中央で立案した政策を地方で実施することから、地域でオリジナルな政策を立案、実践し、それが全国に展開されてゆくようになることが理想です。水源の森づくり、緑の雇用事業が一つのモデルです。石川発の政策を構想し、実現してほしいものです。 |
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。 |
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