2003.12月/
11月/
10月/
9月/
8月/
7月/
6月/
5月/
4月/
3月/
2月/
1月/
2002.12月/
11月/
10月/
9月/
8月/
7月/
6月/
5月/
4月/
3月/
2月/
1月/
2001.12月/
11月/
10月/
9月/
8月/
7月/
6月/
5月/
4月/
3月/
2月/
1月/
2000.12月/
11月/
10月/
9月/
8月/
7月/
6月/
5月/
4月 |
1月31日(土) ナマケモノ 『スロー・イズ・ビューティフル』の著者・辻信一さんは「ナマケモノ倶楽部」の世話人でもある。このナマケモノという意味について、次のような紹介が『考える人』2003年春号(新潮社刊)に出ていた。「ナマケモノっていうのは、何も怠惰という意味じゃないんです。まなけるってことは、大量生産と大量消費、大量破壊をなまけるってことなんですよ。」あくせく動き回り大量に化石エネルギーを消費し、モノを消費しつくすライフスタイルを変えないことには、楽しくならない。急がせる悪霊を封じ込めることを目指しましょう。スローなビジネスを生み出し、育むことが大切です。エコツアーはひとつのモデルかな?。例えば、森の中や農村などをぶらぶらすることを楽しみたいですね。 |
1月30日(金) 新保千代子さん逝く フードピア金沢の時からお世話になっていた新保千代子さんが亡くなられ、お通夜に出かけた。懐かしい顔を沢山拝見できました。フードピア金沢の文学関係のゲストは新保さんから声をかけていただいて、お越しいただいていました。俳優や女優、タレントさんは北陸放送の金森さん、建築関係は金沢工業大学の水野教授、そして、いわゆる文化人は岩波書店の安江良介さん(故人)にお願いしていたものです。グルーヴィの1階の会議室で何度も何度も議論し、いつも御一緒していました。「食談」という概念も皆さんで相談して決めたものです。フードピアから離れて相当たってから、企画のコアにいた皆さんにお集りいただき、実行委員長を最初からされていた浅田さんの店で懇談の場をもったこともあります。懐かしいですね。近代文学館の創設に尽力され、30年間も館長を続けておられました。仕事の面では厳しいところもあったと思いますが、人柄のよい方でした。長い間、ありがとうございました。 |
1月29日(木) 由布院の課題 最初に輪島の工房長屋、わいち商店街、朝市を見て回る。朝市通りの一角にある塩せんべい屋で健太郎さんたちと一緒に塩せんべいを買う。貴重な存在ですが、後継者がいなくて、もったいないお店です。次に大向高洲堂、漆芸美術館を訪問。それぞれで、輪島商工会議所会頭、輪島市長にお会いする。輪島塗の一端をご覧いただく。その後は門前の曹洞宗総持寺祖院。地元の星野さんに境内を案内いただく。精進料理を味わい、前田老師のお話をうかがう。分りやすいお話をするための工夫が素晴しい。老師のお話で印象に残ったのは次のこと。幸せに生きるためには過去を肯定すること、他と比較しないこと。難しいことは預ける、棚上げすることもよい。「諸々は移り行く。怠らず努力せよ!」。能登空港からお帰りいただくが、最後に、柳田村の谷口一枝さんに「猿鬼伝説」を語っていただく。盛り沢山でハードでしたが、面白い旅でした。健太郎さんや薫平さん、その他の多くの皆さんといろいろお話しし、感じたことは、次のことである。由布院をお手本にしようと視察研修に行く人が多いが、これから必要なのは、由布院の地域づくりにどのように関われるかという観点で由布院を見つめること。もっと多くの異人を巻き込むことで、より魅力的な由布院を目指すことであろう。課題山積であることは他の地域と一緒です。新たに多くの由布院の方々と知り合えて、由布院に行く楽しみが増えました。顔の見える関係を構築し続けることが大切です。 | 溝口氏、中谷氏、星野氏 |
1月28日(水) 能登めぐり 午前の内に能都町に行き、午後、由布院の皆様と能登をめぐる。能都町のかね八でくじらの刺身も入れた昼食をいただく。盛り沢山過ぎて食べきれない。もったいないことをしました。その後、真脇遺跡縄文館で学芸員の高田秀樹さんから説明を受ける。4000年間も一ケ所に定住し続けた遺跡の意義は高い。最後に、珠洲の丸和工業にお邪魔して、社長の脇田又次さんから切り出しこんろについてお話をうかがう。宿泊は輪島の八汐であったが、夕食は市役所近くの津志万でいただく。珍しいものを楽しませていただきました。二次会は観音町の寿司屋へ。若手で(高峰が一番年長でした)話しが盛り上がりました。 | 丸和工業で |
1月27日(火) 由布院御一行様 由布院から石川に視察研修にお越しいただきました。今日は山中での温泉健康フォーラムに参加されるグループと金沢にお越しいただくグループに分かれての行動です。金沢にお越しいただいた皆さんと、卯辰山の松魚亭で昼食を御一緒し、その後、当社の社長に案内してもらい東茶屋街を見て回る。銀の波と蛍屋を見学。茶屋の活かし方のモデルとしてご覧いただきました。その後、兼六園に行く。雪の中をしばらく歩き、霞ケ池の前で写真を撮影。雪が降っていたので、それが大きく写っていました。雪降る中で写真を撮るのは難しいですね。今日は時間が足りませんでしたが、明日は能登に参りますので、無理のない時間配分で動きたいものです。明日の午後から明後日までは一緒に行動させていただきます。 | 東茶屋街 |
1月26日(月) 雪の鳥越村 晴天に恵まれ、朝は雪道を歩いて事務所まで行く。汗が出る程の程よい運動であった。事務所の前の道路はがたがたで、車の出入りにも難儀だったので、除雪する。午後は白山麓の鳥越村に行く。にわか工房についての打ち合わせ。役場からの眺めは程よい雪景色であった。かつて、メンバー限定の地域デザインネットに次のようなことを書いたことがあります。今程、新たな政策、科学技術、発想などが求められている時代はないとも言えます。哲学として知の体系を構築することも強く求められています。それは、新たに創造することだけで構築するのではなく、先人たちの知の蓄積を読取り、受け取り、そして、触発されつつ、知を再構成し、新たなことを少しは加えられるかどうか。個人として可能なことは、せいぜい、その程度でしょう。いろんな人に出会い、話し合うことの意味は触発的な場として意味があります。そして、そのような場をどれだけ作れるかが、これからの地域に求められていることではないでしょうか。科学者や哲学者に会うことからだけでなく、ものづくりに励む人や農業、林業、漁業をしている人たちと出会うことで、刺激されることも多いですよね。そのような出会いを求めてゆきたいと思います。ネットには登場しないけれど、重要な知が内部に蓄積されている方々のように感じています。多くは語られなくても、圧倒されそうな存在感があり、発見と刺激を与えて下さいます。私はそのような出会いを求めて旅に出たいと考えています。 | 鳥越村役場前からの眺め |
1月25日(日) 能登半島の食と体験観光 朝食をいただいた後に再度、露天風呂に入る。海の向こうに見えていたのは珠洲の町であったことが分かった。軍艦島を横から眺めることもでき、面白い位置にあります。11時から打ち合わせであったので、それまで部屋で本を読む。午後1時から半島活性化フォーラム「能登半島の食と体験観光」が行われる。最初は三笑亭夢之助師匠の講演、次のようなことを提案いただく。半島全体での連携、テーマを絞っての徹底した取組みをすべきではないか。堅いものを良く噛んで、時間をかけて食べることが大切。そして、長生きするためにはよくおしゃべりすることと、よく笑うこと。世界一の長寿であった泉重千代さんのお母さんの教えとして「1回笑うごとに、玉子2コ分の栄養をもらうようなもの」というお話も紹介いただく。面白い方でした。その後、パネルディスカッション。パネリストは夢之助師匠、中田料理学園の中田悠紀彦さん、ラブロ恋路の支配人、玄田泰輔さん。玄田さんの率直な問題提起から議論が盛り上がる。面白いパネルディスカッションでした。最後に、イカや海洋深層水を使った料理の試食がある。事務所に戻ってから、道路と駐車場の雪かきを2時間近く行い、車を入れれるようにする。いい運動でした。 | 三笑亭夢之助師匠 |
1月24日(土) 烏賊 明日に内浦町で行われる半島活性化フォーラムのために、内浦町のラブロ恋路に行く。雪のために当日入りでは不安があるというので、外部ゲストは全て前日入りすることに。金沢市内の道路がひどくて内灘まで1時間かかるが、家を1時半に出て、内浦には5時に到着。明るい間に着けたので、良かった。夕食には、内浦町にある地ビール・日本海倶楽部を飲み、特別にお願いして、イカ刺しを作っていただく。あまみがあって、醤油をつけなくてもよいくらいでした。露天風呂にもつかり、のんびり時間を過ごさせていただきました。メインゲストの三笑亭夢之助師匠は11時半過ぎに到着。 | 特別にお願いしたイカ刺し |
1月23日(金) 伝統芸能の保存活用 八尾町役場で「伝統芸能保存活用検討委員会」。最初から活発に意見が交わされ、課題が見えてきました。後継者の確保が最大の課題のように思う。風の盆の運営のあり方については議論も重ねられ、新たな取り組みが続けられてきています。通年化に向けての事業開発も進んでいます。広域連携をいかに進めるか、さらに、おわらを核にしつつ、多様な楽しみを創造することで、年間を通じて楽しみ交流できる場が八尾であるということにもってゆきたいものです。 |
1月22日(木) 大雪 能都町のこじまでお昼をいただいてから早めに帰るが、内灘から東インターに向かう道路が渋滞していたので、運転免許センターそばを通り、競馬場の中を抜けて、森本にたどり着く。内灘から森本までで2時間はかかる。高速がストップし、8号線も渋滞していたので、森本から福光に山越えする。福光でガソリンを満タンにして、福野、砺波、婦中経由で八尾まで行く。八尾にたどり着いたのは丁度9時ごろであった。八尾は積雪が10cm程度で、違いを感じる。明朝の会議にそなえて、夜のうちに来たのは正解であった。 | こじまの刺身定食 |
1月21日(水) 魅力的な人になる 芥川賞を受賞した金原ひとみさんの原稿が、本日の朝日新聞・文化欄に掲載されています。その中にこれからの夢として「魅力的な人になる」ことをかかげられています。人を惹き付けられる人になることであり、多分、自分でも自分を肯定できる存在になることです。それがアイデンティティということかもしれない。「自分を開拓していって、どうにかこうにか魅力の一つでも携えていきたい」という表現も面白い。地域の魅力は人の魅力です。どれだけ魅力的な人がいるか、そのことに注力してゆきたいものです。会いにいきたくなるような存在、それが魅力的な人ということであろう。能登ネットワークの皆さんが3月から4月にかけて行う事業は「会いにいく旅」です。能都町のポーレポーレに泊まる。珍しく鯨のすき焼きでした。 | ポーレポーレのくじら料理 |
1月20日(火) くじら 能都町のカクダストアと紙子鮮魚、それぞれの店頭にくじらの肉を売っていた。最近、立て続けにあがったようである。能都町らしい光景です。肉も皮も売っていますが、牛肉より高いのではないか。地元にはくじら好きの方が多くて、よく売れる。これまでに食べた中では刺身となみ皮のベーコンが美味しかった。紙子鮮魚さんでアジやタイ、イカなどを買って、きれいに刺身にしていただいて持って帰る。いつもながら美味しいものです。穴水のふれあい文化センターであった能登ネットワークの例会で今後の活動について提案させていただく。ツーリズム事業を積極的に推進していただきたい。情報発信活動にも多面的に取り組み、能登に繰り返し訪れていただける人を増やすことが目標となります。9月に行う地域づくり団体全国研修交流会では、いくつかの分科会を運営いただく予定です。 | 店頭のくじらの肉 |