習うことと倣うコト

写真:我が家の冬の闘将、かっくい~!

2021年2月、立春

2021年は124年ぶりに2月3日が立春とか。
2月2日が節分とは、昭和生まれには違和感がありますな(昭和だけじゃないけど)。
節分は、2月だけのものではなく、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日をいうのだそうで、季節を分ける日という意味。
2月の節分がいまに残るのは、太陰太陽暦では立春が新年ととらえられていて、その前日だったからでしょうね。
と、いうことは。2月3日立春から新しい年が始まると、、、、寒さにかまけてダラダラと1月を過ごしてしまった私。
2月3日からが新年ということで!各方面の皆様、今日から本気だしますので何卒よろしくお願いいたします(ペコリ)。

立春ではありますが、春遠い能登でございます。
今年は雪が多いですね、昨年のリベンジでしょうか。
1月の寒波のあの日。朝玄関明けたら、胸近くまで雪が積もっていて。
さすがに、びびりました、まじびびった。わくわくすっどーって言ってたことを取り消したい。
こんなにはいらないですよ、苦しい時の神頼み、神様ごめんなさい。

とはいえ。見渡す限り真っ白、新雪、真綿の雪。手を入れると、すっすと雪に柔らかく手が入る。
家の先に見える田んぼも、ぜーんぶ雪。こんな景色は年になんども見れるものではないですからね、しばらく魅入ってましたが、それじゃ暮らしに困る。

そそくさと雪すかし開始です(当地では、「雪かき」を「雪すかし」と申します)。
今年は、お隣のおじいちゃんから除雪機を申し受けまして。
スノーダンプで入口を作ったら、あとは除雪機でがガガガ―っと一発です。コリャラクダ。
なんだかんだで、この日はほぼ一日を雪すかしに費やしましたけれど、雪が降り続く日は2-3回は雪すかしをします。自分のためだけでなく、郵便屋さんや宅配の方、ご近所さんに迷惑がかからないように、家の周りの雪をきれいに”すかす”のは、そこに住む人間の流儀というか、当たり前のことなんですな。

雪すかしは力仕事ですし、お年寄りには大変な作業ですが、朝早くから家の周りの雪すかしを丁寧にしているおじいちゃんおばあちゃんたちには、頭が下がります。
この間、屋根雪が道路まではみ出たからといって、道路にかかった雪をすかしていたおばあちゃんに、夜にまた除雪車来るから除雪車に任せれば、と、ずぼらな私が言いましたところ、「みっともないから」と言うんです、もう一段頭が下がりましたよ。

今年あとどれくらい降るかわかりませんけど、おばあちゃんに倣って、美しい雪すかしをご覧に入れましょうぞ。