能登の婚礼

2019年8月、酷暑日。

能登のしきたりに触れる貴重な機会に恵まれました。
能登ならではの婚礼です。

写真は、亀の水引をつけたお酒。
鶴の水引は花婿の家、亀は花嫁の家で用意し、お迎えの際に亀と鶴を付け替えるのだそう。

花嫁が花婿の家に到着すると、玄関では両家の水を合わせる「合わせ水」の儀式。水を入れた竹筒にも鶴と亀の水引。
家に上がると花嫁は白打掛に着替え、花嫁のれんをくぐり、仏壇にお参りをします。

送り出す家、迎え入れる家、両家とも準備は大変だったようですが、家を片付け、婚礼の支度をすることで、心の準備もできたようです。
これまでも、こうして家と家がつながってきたのだなと、しみじみ感じました。

それにしても、昔はここまで暑くはなかったでしょうね。
花嫁さんはたくさんのアイスノンを着物の中に仕込んでいたそうですよ^ ^