▼研究会・フォーラム開催記-01
|
1.白山市「おはぎ屋」・・・・・<辻 貴弘氏> NPO法人加賀白山ようござったの事務局長をしている。現在は「おはぎ屋」に事務所を置き、物販などもしながら観光ガイドの活動を柱として38名が参加。活動資金は県や市からの事業委託が大きい。ボランティアガイドやコンサート・どぶろくづくりの仕掛け・委託販売の請負・地域づくり団体の立ち上げの手助けなど色々と活動している。 その1つがどぶろく作り。醸造業が続く地域の歴史を背景にどぶろくを作り、「また鶴来に来たくなる」ための仕掛けをしファンを作った。何千人も来ることを目指す必要はなく1日に150人くらいが訪れ、一人2,000円〜3,000円使ってくれればそれで鶴来は元気になる。 商店街の人達が「町を歩いている知らない人が増えた」と実感している。知らないお店も2度目になるとお店の敷居をまたぎやすくなる。我々がガイドすることで初来店のきっかけをつくることが活動の一番の趣旨。 色々な活動の中でワンデイシェフシステムを取り入れている。毎日うどんを売っているが、水曜日はワンデイシェフ。1食800円で70食〜100食が目安。店に来てくれることがなにかしら売上につながる。 2.三重県四日市「コミュニティレストランこらぼ屋」・・・・・<海山 裕之氏>
3.新潟県「都岐沙羅交流サロン穂!人」・・・・・<大滝 聡氏> 「都岐沙羅」とは7つの市町村で構成される地域の名称で、過疎化が深刻で合併はまだしていない。 「穂!人」は幾つかの団体が空き町屋を借り、手作りで改装したお店を共同で経営している。中心に動いているのは主婦15人。穂!人でも毎日シェフが変わっていく仕組みで動かしている。店は地元の起業家が作った物を売るという使命を持ち、店舗運営の実験の場としても提供している。日曜は休みだが、中でワンデイアーティスト的なことをしている。特技を持っている人をうまく使い、各種体験の受け入れや地域の伝統技術を伝えることもしている。また地域通貨「キサラ」もやっている。取引をすることで善意が広がっていく仕組みである。
|
vol.19 「半島地域づくりフォーラムin能登」へつづく | |
MyPageトップ(全号もくじ)へもどる |