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鵜野屋とは

加賀、能登を古くから人々が行き交った道の途上に位置する志賀町。集落鵜野屋は志賀町の山間、まるでタイムスリップしたかのような緑の美しい農村です。穴水町と隣接しており、のと里山空港(能登空港)までは車で45分程度の位置にあり、増穂浦にそそぐ富来川の上流に位置し、林業が盛んな地域であったため、集落の背後には植林した杉林やアテ林が広がっている。

田畑がのびやかに広がり、山には多くの木々が佇み、暮らす人々には伝統的な食文化、歴史文化があります。

鵜野屋の歴史

近世において鵜野屋は、尊保、阿川、楚和、灯、入釜、地保、切留とともに稗造荘に属し、江戸時代初期には加賀藩領であった。天明6年(1786)に、稗造荘の八ケ村が天領となっている。明治以降は、高山県に所属した数ケ月(明治4年7月の廃藩置県~明治4年11月)もあったが、七尾県、石川県と所轄が変遷している。

明治22年4月の町村制施行にともない、稗造村が設置され、昭和29年11月には、富来郷8ケ村が合併され富来町となった。2005年9月1日に旧志賀町と富来町が合併し、新しい志賀町となっている。

鵜野屋地区には稲倉神社(祭神:稲倉魂神、猿田彦神、大宮姫神)と白山神社(祭神:菊理媛命)があり、それぞれ3月8日と8月20日に祭礼がとりおこなわれていた。寺院としては浄土真宗大谷派の安成寺が鵜野屋のバス亭前にあり、1489年開創と伝えられる。寺所有の絹本著色先徳連坐像が町指定の有形文化財となっている。

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