[ 金沢便り2007.9月 ]
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9月30日(日) 月見のおわら

ゆっくり朝風呂に入って朝食。ロビーでコーヒーをいただいた後、多田屋を後にする。田鶴浜高校の校長である先生の案内で田鶴浜のお菓子屋さんを訪ねた後、高校を見学させていただく。看護学科があって、5年間学ぶことが可能だ。女生徒が多く、何となく学校の中も華やいで見える。その後、更に先生の自宅にお邪魔してお話をうかがう。中能登町の西往来に面したご自宅はいい雰囲気でした。そこから八尾に向かう。雨降りであったが、晴れることを期待しつつ、八尾のまちを散策。お店めぐりを楽しませていただく。結局雨が上がらず、町民広場での月見のおわらを拝見して帰る。雨の中、立って見るおわらはきついものがある。


月見のおわら
9月29日(土) 多田屋

高校の同期会のために和倉温泉の多田屋に泊まる。5時過ぎについて、まずは温泉につかる。6時半からの宴会では最初に若女将の挨拶があった。看護士をされていたというから、人付合いはなれたものであろうが、宴席での挨拶はまた別のもの。挨拶の後の、先生とのやりとりに柔軟さが表れていた。大いに期待したいところである。あまり女将がでしゃばらないというサービスの仕組みもありうると考えているので、いろんなアプローチを試してみて欲しいものだ。女将が登場しない由布院のスタイルを体験しているので、女将挨拶は必ずしも必要ないのではないかと感じている。宴会を盛り上げる前座的な役割を果たす意味もあるのかもしれないが。宴会後は部屋で12時過ぎまで語り合う。


多田屋の若女将
9月28日(金) 上杉

午後から富来で打ち合わせがあったので、昼は上杉で手打ちそばをいただいた。昔ながらの民家の座敷でいただくそばは美味しい。2度目であるが、そばがきれいになっているように感じた。富来では熊野工芸工房、魚のいない水族館を見学、活性化センターで打ち合わせを行う。帰りにアスクに寄り、寺岡さんとも意見交換。久しぶりに富来の活性化について考える機会をいただいたので、心して取り組みたいものである。能登にはいろいろな舞台があるのだが、いかに活かしてゆくか。プロデュースする力がもっと必要なのかもしれない。地域人だけで考えても突破出来ないようになってしまっているのではないかと感じるところもある。よそ者として、どう触発しつつ、新たな動きを創出できるか。外部から関わる人間の責任も重い。夜は河北潟干拓地でミーティング。30代の北さんや米澤さんと出会えたので、可能性を強く感じることができました。


上杉の手打ちそば
9月27日(木) まちづくり人材育成塾

昨日は2時過ぎまで片町にいたので二日酔いであったが、朝はホテルで中谷健太郎さんと雪の科学館の運営について意見交換。雪の科学館の自立に向けてのストーリーは描けそうなので、その内容について地元片山津の若手の皆さんと議論することにしたい。運営主体となる人材や組織が不可欠ですから。夜は山中で「まちづくり人材育成塾」の初回を行う。10名以上の方々にお集りいただいた。展開としては、まずお互いの現場を理解しあうこと、そのことを踏まえてどのような事業が可能か、実現性の高い企画を立案し、実験を行ってみる。次年度以降のための段階的な企画もまとめることを進めたい。意欲の高い若手が集まってくれているので、成果が楽しみだ。


福わ家の煮込みうどん
9月26日(水) こきりこ祭り2

午後から中谷健太郎さんたちがお越しになられたので、ご一緒する。本多町の「はざま」で昼食をいただき、21世紀美術館を見学。ホテルにチェックインしていただいた後、五箇山へ。まず、菅沼集落に案内し、「掌」の窓からの眺めをご覧いただく。夕食は「いわな」で岩魚料理を楽しむ。暗くなってから、こきりこ祭りの会場へ。最初から最後まで舞台競演をお楽しみいただきました。初めての五箇山を堪能いただけたようで何よりでした。お世話になった観光協会の山崎さんをはじめ多くの五箇山の皆さんありがとうございました。舞台競演が終わりすぐ金沢に戻り、倫敦屋酒場へ。ここで、由布院の若手たちと合流。中谷太郎さんとも久しぶりに再会できました。しばし、高田陽平さんをはじめとした若手たちと話をさせていただく。初めての人も多く、良い出会いでした。新たな由布院をつくっていただけることを期待しています。


岩魚のカルパッチョ

山崎さんも踊りに参加

こきりこ
9月25日(火) こきりこ祭り

五箇山でのこきりこ祭りの様子を見に行く。明日もお邪魔するのだが、そのリサーチを兼ねて行ってみた。正確な時間を把握することがねらいだったので、五箇山インターからささら館まで一旦行く。その上で、祭り会場の上梨へ。明るいうちに着いたが、手前の駐車場には車がすでに入っており、トンネル横の駐車場にとめる。会場のこきりこ会館前にはすでに椅子がきれいに並べられていたが、まだお客は少ない。7時近くになってようやく大勢のお客さまになっていた。競演がはじまる時にはすでに立ち見のお客様が多く見られたが、見えないほどでもない。こののどかさが魅力なのだと思う。数少ない住民の皆さんが力を合わせて準備をし、まつりをしている感じが五箇山らしい。打ち合わせがあったので、こきりこは拝見せずに帰ってきた。雲の切れ目から見える中秋の名月がきれいであった。


小谷麦屋節保存会

五箇山麦屋節保存会

合掌造と月
9月24日(月) 政策形成を

県の自治研修センタ−で政策形成の講座を担当させていただいているから言う訳ではないが、地域からの政策提案の必要性は高まっている。災害被害者支援の新たな政策は能登半島地震や新潟県中越沖地震に見舞われた地域から提案すべきではないか。もちろん、自然災害は頻発しており、そのような地域とも連携しながら、政策を構想すべきかもしれません。能登半島地震の被災地で生活再建が進まない状況は、「自立や自助努力」という最近の政策キーワードでは解決しないことを示している。高齢化が進む地域で地域住民の生活を支える政策も、高齢化率が高くなっている地域が連携して政策形成するアプローチが必要だ。支援や振興策を政府に求めるだけでなく、政策提案するところまで踏み込んで行うべきであろう。可能なことは県レベルで行ってみることだ。その成果を公表しながら、政策への理解と普及を図るようなステップを考えていくべきではないか。全国一律に行うことではなく、地域限定で試行してみてから、成果が良いことは広めていく。重要なことは地域住民自らが政策を考えるようになることである。

9月23日(日) 上高地

バス会社のツアーに参加して上高地まで出かけた。朝7時に金沢駅を出て、平湯で乗り換えて、11時前に上高地に到着。大正池でバスを降りて歩く。少し肌寒く感じるくらいのちょうどよい気温でした。川沿いや森の中を歩き、田代橋まで行き、左岸に渡り、すぐそばにあった上高地温泉ホテルのロビーで昼食。その後、河童橋まで行く。今度は、右岸を歩き、明神橋を目指すが途中で、時間も身体もきつくなってきたので、明神橋が見える地点まで行き、Uターンする。再度、上高地温泉ホテルまで戻り、露天風呂に入る。緑に囲まれた露天風呂は気持ちよかった。今度は再度、田代橋を渡り、バスターミナルまで行く。ちょうど集合時間の3時20分に間に合いました。豊かな自然を満喫できる素晴らしい空間です。多くの人が訪れるのも頷けるところでした。再度訪ねたい。


大正池と焼岳

森を歩く

田代池そばの湿原

魚が泳ぐ清流

蝶もいました

カモもいました
9月22日(土) どこまでできるか

八尾の観光協会の役員会があったので出かけた。月見のおわらと越中八尾冬浪漫についての話であった。議論になったのは、民謡サミットに関連して、おわらをテーマにしたイベントが全国に広がりつつあることへの対応について。どこまで、八尾の保存会が本家本元として関与できるか。すでにイベントとして定着しているが、八尾の保存会が関係していない事業も多い。新たな動きもあちこちで生まれている。このような状況にいかに対応するか。風の盆という名前については、商標もとったので、ある程度コントロールは可能だが、先使用権が認められるので、さらに網をかけるのであれば、地域ブランドとしても認定を目指すべきではないか。それと、人気がでてきて、怪しげな団体や活動が増えるのは、容易に想像される事態であるが、それらを規制するための手段を講ずるとともに、やはり本場のおわらは違う、風の盆は違うと言われるようにならないといけない。そのためには、八尾の皆さんの芸のレベルを常に高めるとともに、風の盆の有り様を再検討すべきではないか。

9月21日(金) まれびとを訪ねる

今日も朝から加賀に行く。初めて会う人は緊張するものですが、一方では、新たな人との出会いは楽しみでもある。出会いと語りを楽しみと感じるからこのような仕事が続けられているのだと思う。今週だけでも何人の人と出会ったであろうか。それもそれなりの時間を費やして話した人たちがいる。対話するという活動の蓄積で学ぶことも多いし、講演等で紹介させていただきたいと思う方々が何人もいる。今回の人材育成事業を通じて知り合った方々との関係が続き深まることを期待したい。とりあえず、加賀で頑張る人たちの店や工房を訪ねる旅を企画したいものだ。

9月20日(木) 加賀めぐり

午前は問屋センターの事業の件で県庁と産業創出支援機構に相談に。午後から商工会連合会で「地域発!プラスαの商品づくりを考えるセミナー」。その後、加賀に行き、人材育成塾の参加者発掘。大聖寺の町家再生事業で、工房を構えられた安斎新さん・厚子さんの円工房を訪ねる。突然の訪問にも関わらず、温かく対応していただきました。人柄のよいご夫妻です。作品は白くシンプルなデザインのものが多いようでした。今週末には金沢で個展をされます。9月22日(土)〜30日(日)12:00〜 片町2-10-42RENNbldg.1F a.k.a(TEL 076-231-3233)で。次に、近くの小川呉服店へ。町家再生ということで自らの店を改装されています。よい雰囲気でした。奥様もお嬢さんも明るく面白い人でした。ご主人はこの地で生まれ育ち、ずっと大聖寺で暮らし続けてきた。高峰が小学校6年生の春祭りで鼓をたたいて町内を回ったことがあったが、それを指導して下さっていたようだ。お顔はみたことのある印象でした。懐かしい朝日(加賀市大聖寺十一町12 TEL 0761-72-3531)という焼き肉屋さんに誘っていただいたので、ご一緒させていただくが、ホルモンが美味しかったですね。カウンターも小上がりも席が埋まっている繁盛店でした。多分、高校の先輩に連れてきていただいたことがある店です。隣には芝楽寿司がありました。


円工房の作品たち

小川呉服店

朝日のホルモン
9月19日(水) 彫金工房「月」カフェサロン「銀」

加賀の大聖寺本町の町家を改装して設けられた彫金工房「月」へ見学に行った。彫金をされている山下さん親子にお話をうかがうが、魅力的な人たちです。かつて牧野歯科医院として地元では有名な洋館であった。小学校5年から高校を出るまで、私は歩いて1分とかからないところに住んでいたので、懐かしい。魅力的な工房や店が増えることは嬉しいものです。前面の部屋はカフェになっているので、お茶を楽しむためにも、気軽に訪ねることが可能だ。昔の待ち合い室がカフェに模様替えされているが、照明器具などは昔のままのようだ。館内の展示により、牧野家の歴史もうかがい知ることができます。もちろん、親子で創作されている彫金の作品も拝見できますし、彫金教室も常時行われています。


カフェの様子
9月18日(火) 元田銘木

美川から手取川を越えてJR小舞子駅の海側の道をまっすぐ行くと左側に大きな「元田銘木」(白山市湊町巳8−1TEL 076-278-3367)の看板がある。道路側にはショールームらしきものはあるが、事務所は見当たらない。ショールームの裏に車をとめて、奥に行くと事務所があった。大きな倉庫にあった銘木の数々を見せていただいたが、とにかく量が多い。圧巻であった。乾燥室では長時間かけてじっくり仕事をされているようで、少し暑い程度であった。神代杉もたくさんあった。一番の売りは、厚くて長い、カウンターに使えるような板材と感じた。看板もオリジナルで作られている。職人肌のご主人は木の話をさせたら、延々と語っていただけそうでした。日を改めて、木についての話をうかがうことにしょう。


大きな木の前で説明する元田さん

仕上がったカウンター用の木
9月17日(月) 五箇山
上平の道の駅・ささら館の「いわな」でいわな料理をいただく。いわなのにぎりや塩焼き、五箇山豆腐、山菜などが着いていて、山らしい食事です。その後、菅沼集落に行き、稲穂を前景にした合掌造りの建物の写真を撮影する。茶房「掌(てのひら)」でアイスコーヒーをご馳走になるが、一番のご馳走は、ここの大きな窓からの眺め。いつ見ても素晴らしい。田んぼがあって、桜並木があり、そして合掌の建物がある。「あらい」の荒井さんとも立ち話をして帰ってくるが、多くのお客さんであった。それも個人客ばかりでしたね。この小さな集落には、個人客が似合う。

いわなのにぎり寿司

稲穂と合掌造り

「掌」からの眺め
9月16日(日) 城端むぎや祭
城端むぎや祭を見学に行く。行政センターの近くの学校駐車場に車をとめ、街中に歩いて行く。じょうはな織館裏での街並踊りをまず見学。醤油さんの古い建物を背景にした舞台は素晴らしい。次に、浄念寺前での踊りを拝見。道路が踊りの舞台になっているところが面白い。最後に出丸の会場も見たが、まだまだ踊りの披露は無さそうだったのと雲行きが怪しくなってきたので、善徳寺の競演会を観に行く。無料席の前の方で拝見。五箇山麦屋節保存会の披露も拝見出来ました。パレードを拝見した後にじょうはな織館でコーヒーをご馳走になる。古い織物組合の建物を活かしていますので、落ち着く空間です。織館を作る際に一貫して手伝っていましたので、余計かもしれませんが。2階では織りの体験も可能で、おすすめのスポットの一つです。

街並み踊り

浄念寺前での街並み踊り

織館(おりやかた)
9月15日(土) 加賀をめぐる
人材育成事業の参加を呼びかけるために今日も加賀に行く。まず、月うさぎの里へ。約30匹のうさぎが中庭に放し飼いにされていて、近くで写真を撮る事も可能だし、スタッフの人に手袋を貸してもらい、触って遊ぶことも出来ます。うさぎと戯れるだけで十分楽しめます。次に、大聖寺の実性院で行われている中村元風さんの「禅九谷展」を拝見。プロデューサーをつとめるご子息にお話を伺ったがコンセプトが明快であった。だんだん魅力的な作品が増えてきたように思う。禅九谷は今回の作品も面白いが、展開可能性の高いコンセプトですね。中庭をみながらお茶をいただき、心地よい一時でした。次に、山代のはづちを楽堂に行く。小中さんに研修会のことを説明し、参加していただくことに。最後に分校の平松牧場ココットさんを訪ねる。農家のお店が集積しているので相乗効果もあることでしょう。

うさぎ

月うさぎの里の中庭

禅九谷のディスプレイ

萩の咲く実性院
平松牧場のアイス
ココット
9月14日(金) バウ・ハウス
山中の湯の本町商店街での勉強会の打ち合わせに行く。湯の本町の下手にある「バウ・ハウス」という喫茶店のご主人が会長ということで、お店でミーティングを行う。喫茶店ではあるが、食事で売上げが上がっているのではないかというほどメニューが豊富であった。奥様に何が一番おすすめかうかがったところ、オムレツとのことであった。たしかに、玄関横の壁にかけられた黒板の一番最初にオムレツと書いてありました。次回は是非ご馳走になることにしよう。後継者がいないということであったが、若手が何人か集まって下さったので、可能性は十分あると感じた。この商店街は多くの店がブログをしていることも面白い。重要なことは彼らの意欲を高めることと、個々の店にお客さんが一人でも増える事業を行うことだ。

バウハウスの黒板メニュー
9月13日(木) 岩峅寺
立山町商工会での特産品クリニックの後、八尾に向かう途中、富山地方鉄道の岩峅寺(いわくらじ)に寄った。高山線沿線探検隊の番外編として富山地方鉄道の上滝線の上滝駅周辺を楽しむプログラムがあるが、上滝線の終点、立山に向かう路線との接続駅が岩峅寺駅だ。昔ながらの風情のある建物で、駅の外観に駅名がないのが、奥ゆかしいというかなんと言うか。多分、昭和時代にも同じような様子であったであろうと思わせられる駅でした。一見の価値はありますね。立山町商工会での特産品クリニックの後半はあるぺん村さんの商品を対象にしていたが、あるぺん村の情報発信や営業のあり方についても議論しました。立山周辺に関する情報発信をネットを通じてやスタッフが店頭でしっかりできるようになって欲しいものです。ドライブインから道の駅へが一つの業態転換イメージかもしれません。

岩峅寺駅
9月12日(水) 信越本線復旧
不通になっていた信越本線が9月13日(木)復旧し、運転を再開します。それに伴い、運休となっていた特急「北越」(新潟・金沢)や寝台列車「北陸」「能登」「日本海号」「きたぐに」「トワイライトエクスプレス」も運転を再開します。詳しくはJR東日本新潟支社のページをご覧下さい。もちろん、代行運転のバスも終了します。金沢から新潟まで特急「北越」でダイレクトに行くことが可能となります。高速道路は復旧工事のため、柏崎の前後で速度規制が行われていますが、これで一通りの交通手段が復旧しました。新潟に行きやすくなりましたね。
9月11日(火) 神在月サミット
2001年3月2日、銀座の「のとだらぼち」で、島根県の地域づくりコーディネーターをしていた松浦さん、八尾の中村さんと学生インターンに参加していた大川さんや柴川さん、佐久間さんたちと飲んだことがある。その際に盛り上がった話が、島根でないと出来ない事業を行うということ。それが「神在月サミット」でした。神無月には出雲に神々が集まり会議を行っているので、出雲だけは「神在月」があります。一昨年、神迎祭も拝見し、神在祭も見学したが、普段とか雰囲気が異なる出雲大社が見られました。神在祭の時は、神々が今後どのような縁を結ぶかについても議論されるとか。神々が集まっておられる時に、出雲に参り、将来について深く考え、展望を見いだすことができればよいのではないか。過疎化の進んでいる出雲で、地域の将来を考える場を神在月に設けるというのが「神在月サミット」です。2002年1月以来、何年も島根に通う中でおつきあいいただいてきた人たちが協力して準備を進めてくれています。11月24日に出雲で新たな事業がスタートします。
9月10日(月) 産業観光
加賀能登のれん会で産業観光についての検討を始めた。最初のミーティングがあったので中小企業団体中央会の安田専務理事などと一緒に参加。昨年の事業を通じて 、百貨店での物産展だけでなく、地元にお客様を迎える仕組みづくりが必要であること、会員企業の本店を充実させることを提案してきたが、いよいよそれを実現する段階です。百貨店のお客様をメインターゲットにした産業観光は、新たな旅の楽しみとして特別なものを用意すべきです。工程見学と商品購入ができるというだけではダメですね。一般旅行パンフレットに掲載されないような企画を考えないといけない。個々の企業での受け入れについても、相当なトレーニングを行い、接客のスキルやカイドが十二分に行えるようになりたいものです。そのことによって、必ずや企業としての力も高まるはずです。のれん会の会員企業の力を高める絶好の機会だと考えて、多くの会員企業に参加していただきたいものだ。
9月9日(日) 五友宿「墨から炭まで」展
健康の森総合交流センターでの抒情書家の室谷一柊さん、朱琴さん、文音さん親子による展覧会の最終日だったので出かけた。途中、門前の手仕事屋でそばをいただく。1時近くに門前に着いたが、いっぱいだったので、総持寺を拝観。修復が進められているが、震災の被害がそのままになっている座禅堂など、厳しい状況がうかがえる。再度、手仕事屋に行ったが、相変わらずいっぱいだったので、奥の部屋でそばをいただく。健康の森での展覧会は最終日ということもあってか、大勢の人でした。3時過ぎからは屋外でコンサートもあり、なかなかの盛り上がりでした。

室谷さんの展覧会

コンサート

挨拶する室谷さんたち
9月8日(土) ふらんどーる
昼をとんかつ蔵で「磯エ門」をいただいた。帰りにふらんどーるに寄り、食後のデザートとして、ソフトクリームを食べた。月替わりで素材が変わるようなのだが、今月は巨峰とのこと。地味な色であるが、それが素材にこだわって作っているというイメージを訴求しています。先月もお邪魔しているが、ケーキを買わずにソフトだけをいただいています。お客との接点を作るためには、ソフトクリームは強力な存在です。

ふらんどーるのソフト
9月7日(金) 石うす挽き 手打そば処 くら
昼は尾張町の裏通りにある手打そば処・くら(金沢市尾張町2-12-9 TEL 076-221-0659 火曜定休、11:00〜20:00)でせいろをいただく。久しぶりです。店頭に石臼が置いてあり、自家製粉しています。その日のブレンドが店内にも表示されています。素材へのこだわりが分かりやすい。そば打ちは奥のガラス張りのコーナーでされているのを拝見できます。石川県菓子文化会館泉鏡花記念館の裏手、佃煮の佃食品の本店がある通りです。

くらのせいろ

干拓地でみつけた蝶
9月6日(木) 河北潟干拓地
夕方から、河北潟干拓地で頑張っている人たちのミーティングが花とハーブ・ペザンであったのでおつきあいする。相当前に何度も議論したことの繰り返しの部分もあるが、新たな展開もされており、今後の方向性を明確にすることで、農業者の意欲を高めることが肝心だ。既に直販や観光農業的な取り組みをされている農家が何軒もあるので、そのことを促進することが基本路線ではないか。生産ゾーンと交流ゾーンを明確に分ける必要があるのかもしれない。環境整備と美化を進めることも重要な課題。道の駅的な施設を一角に設けることが将来的なイメージである。直売と飲食、そして、トイレなどを整備していくことだ。単純だが農家収入が高まることで、彼らの意欲も高まるはず。農地として莫大な税金を投入して干拓地を作った以上、それを最大限活かすことを行政も真剣に考えるべきだ。もっと農家の意欲を喚起するような施策を導入すべきではないか。
9月5日(水) 長楽
夜は山中で打ち合わせがあったので、夕食は湯の本町通りの長楽で五目ラーメンをいただいた。いろんな種類の野菜が沢山盛りつけてあって、めんが見えないくらいであった。細麺で食べやすかった。小上がりでの宴会客とテーブル席でのグループ客、一人の客はカウンターでと、空間がそれぞれ用意されているので、一人でも入りやすい。仕事の様子を見ながらカウンターで食事をいただくのもよいものです。オープンキッチンの魅力は調理人の技を拝見できることであろう。

長楽の五目ラーメン
9月4日(火) 高山線沿線探検隊
風の盆も終わって、八尾は静かになっていることでしょう。さっそく次の事業の準備を行っていただいています。昨年初めて実施した「高山線沿線探検隊」です。今年も10月、11月に予定しています。駅を起点にまち歩きを楽しむことがメインですが、お食事も組み込み、まちの魅力を感じていただければと考えています。合併を前提にした広域の商工会事業という位置づけもあり、大山商工会さんも加わっていますので、番外編として富山地方鉄道の「上滝」探検隊もあります。各商工会の皆さんに考えていただいたプログラムをまとめてホームページにしてありますし、昨年の探検記や今年新たに加わったところなどの紹介記事も追加してまいりますので、お楽しみに!
9月3日(月) 風の盆最終日
午後から富山に向かい、高山線沿線を取材。猪谷の西禅寺に行く。猪谷駅前の森下友蜂堂さんで教えていただいたが、駅前から見える位置にあります。曹洞宗の寺院で、周りは大きなケヤキに守られている感じです。本堂の前には大きな石像があり、愛嬌のある表情をされています。階段の途中にはお稲荷さんもあります。座禅会の行われているようで、猪谷地区の皆さんの拠り所になっているようだ。寺院の下には村社八坂社もあります。次に久しぶりに天湖森に行く。スタッフの吉岡さんと森坂さんにお話をうかがう。森坂さんは、城端で行った「北陸ツーリズム学校」に参加されていた方です。その時はサラリーマンをされていたが、Uターンされて天湖森のスタッフとして仕事をされているようで、何よりです。今後の活躍に期待したい。その後、八尾に行く。午後3時半からの八尾小学校の子どもたちのおわらを見ることができました。小学生の時から踊りを習い、本番にも参加されていれば、体が覚えるでしょうね。6時過ぎから雨が降り続いていたので、早めに帰ってくる。

小学生たちの踊り
9月2日(日) 山中節道中流し
夜、山中温泉で「山中節道中流し」があったので出かけた。昨年の反省を踏まえ、3つの隊に分かれ、黒谷橋、たわらや、河鹿荘から出発。山中座で合流し、輪踊りを行うというものであった。昨年に比べ、地元の参加者が増え、予定の時間でだいたい集まって来ていた。地域の芸能としてレベルを高めるためには、普段の練習をもっと行うことが大事だ。そして、地元での担い手を増やしていくことではないか。町内会単位で参加する事業にし、年間を通じて練習会を行う形が理想だ。空間演出としても、八尾や五箇山、城端のように各戸でぼんぼりを出したり行灯を灯すような参加を行うことが、住民参加事業への道ではないか。芸能としての魅力を高める努力を期待したい。高橋治さんではないが、まず芸を磨くことが必要だ。それは練習の蓄積、芸を高める努力ということです。

山中節道中流し
9月1日(土) 風の盆
午後から、風の盆が始まった八尾に行く。スポーツアリーナに車をとめ、シャトルバスで中心部へ。午後3時過ぎには着いたが、すでにお客さんは相当数になっていた。諏訪町通りで最初のおわらを拝見。地元諏訪町保存会のおわらでした。諏訪町通りは人が多かったので上新町通りを上に上がっていったら、東新町から西新町に下りてくる鏡町保存会の町流しに遭遇。西新町でも小さな輪踊りをされていました。西新町の水上の味噌屋さんで甘酒をご馳走になる。冷たい甘酒は美味しいものです。通りを下ってきて、上新町で上新町保存会の皆さんの輪踊りを拝見。さらに下り、西町では西町保存会の輪踊りを見る。聞名寺の本堂前でもおわらの披露が行われており、大勢の人がいた。下新町の八幡社の境内では、下新町保存会のおわらの披露が行われていたが、見づらいので写真撮影をしただけで断念。天満町でも公民館の前で踊りを行われていました。十三石橋を渡って、駅に向かって行ったら、福島(ふくじま)公民館の2階でもおわらの披露が行われていました。寿司一さんでますの寿司をご馳走になり、駅周辺の様子を拝見した後、中心部に戻る。列車が到着するたびに大勢のお客さんがやってきており、町民広場にもひっきりなしにバスが到着していた。町民広場横のステージでもおわらの披露が行われていた。暗くなってきたところで、禅寺橋から町のシルエットを撮影し、石垣の坂道を登り、西町に出たら、多くの人でごったがえしていた。東町や上新町の様子も見たが、あまりの人の多さに、これ以上いてもおわらを楽しむことは難しいとあきらめて、すぐバスで帰ってくる。バス乗り場の下の小学校では舞台競演が始まったところであった。スポーツアリーナから帰る道は、これから八尾に向かう車で何キロも車がつながったままでした。魅力的な存在には、震災が周辺であっても人は集まってくるということであろう。そのような存在を目指さないといけないのかもしれないが、それにしても異常な人の多さです。

諏訪町のおわら

鏡町保存会の町流し

西新町のおわら

上新町での輪踊り

西町での輪踊り

下新町八幡社の舞台

天満町のおわら

福島公民館2階でおわら披露

夕闇の迫る八尾の街
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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