[ 金沢便り2005.11月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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11月30日(水) 鳥締役
誤字ではなく、「鳥締役」という商品があります。午後、取材にお邪魔したが、開発秘話が面白い。最初は電力会社からの注文で、鉄塔での作業の際に危ないので、鳥のフンを減らすために開発されたとのこと。実際には導入されなかったようだが、フンの被害が激しい電柱の上に取り付けられているところもあるようだ。ゴミ置場や農場でも鳥の被害を防ぐために効果があるとのこと。屋根にカラスがたくさん来て困っていた学校で、屋根の上に設置したところ、1週間ほどでほとんど来なくなった事例は分かりやすい。事務所のそばのゴミ置場でも実験してみたいものです。高松パーキングのゴミ箱に設置されています。カラスにお困りの皆さん、実験的に導入してみてはいかがですか。
11月29日(火) 根本的質問
石川高専で最初の委員会があった。委員のアクトリーの水越社長からの問題提起は重要な意味を持っていたように思う。「高専はどのような人材を輩出しようとしているのか」。大学でもなく、工業高校とも異なる立場、社会的役割がどのように定義されているのか。時代の変化とともに、そのあり方も変化してしかるべきであるが、それはどのように認識・整理されているか。もちろん、高度技術人材の育成ということが基本である。企業に勤める、自ら起業するなど、いろいろな選択肢がありうるが、どのような進路に進んでも必要な基礎的な素養を身に付けると同時に、得意とする専門分野を持つこと。多分、前段の基礎的な素養の中には、ビジネス現場で働くということから、事例として紹介のあったプレゼンテーションスキルなどもあるが、マーケティングや経営の基本についての知識も必要になるのではないか。技術的なことを学ぶだけでなく、社会や企業経営の実態について学ぶことが重要である。そのような観点でも、企業での長期研修は大きな意味がある。
11月28日(月) 能登めぐり
さんなみで美味しい朝食をいただいてから、能登をご案内する。千枚田を眺めてから、輪島の朝市へ。月曜日だというのに、あまりの人の多さに驚く。輪風庵でお茶をしてから、門前へ。総持寺を拝観して、手仕事屋でそばをいただく。最後に富来の増穂浦で桜貝を拾っていただく。途中、志賀町の能登有料近くの集落を通り、ころ柿が干されている風景を眺める。季節の風物詩です。小松空港までお送りして、2月の再会をお約束する。2月には沖縄で地域づくり団体全国研修交流会があります。やんばる自然塾のある東村でも、分科会が予定されています。

千枚田と島袋御夫妻
11月27日(日) 地域づくりゼミ
地域づくり円陣2日目、地域づくりゼミを行う。島袋徳和さんをゲストに地域資源を活かした地域づくりについて、検討する。島袋さんに基本となるお話をしていただき、参加者から質問を出していただく。五箇山、勝山、能登、白山麓、加賀、金沢と広域的なネットワークづくりのよい機会になりました。やんばる自然塾のメインフィールドであるマングローブの林が当面している問題点もよく分かりました。今後の方向性についても、話ができてよかったです。午後は、赤須さんのホームページ作成ゼミに島袋御夫妻に参加いただき、夜は能登のさんなみに泊まる。赤須さんも交えて、いろんな話が出来て良かった。

さんなみの海餅
11月26日(土) 地域づくり円陣
午後から女性センターで石川県地域づくりシンンポジウム「地域づくり円陣」があった。沖縄の島袋さん、福岡の須川さん、七尾の内山さんの基調鼎談が面白い内容であった。交流会は六華苑に場所を移して行われ、突っ込んだお話が出来ました。最後は日航ホテルの地下の八兆屋で二次会。明日が、私にとっての本番である地域づくりゼミです。島袋さんのやんばる自然塾の取組みをじっくり研究させていただきましょう。
11月25日(金) 日本で唯一
午前中は川北の加藤和紙工房にお邪魔して取材。かつては、手取川の豊富な水を活かして、集落全体が紙を漉いていたとのこと。家の前に用水が流れ、水車をまわしていたようだ。今は電動モーターで紙をたたく機械をまわしているが、原理は水車のままだ。楮や三椏からはあちこちで作られていますが、がんぴを使った紙漉は日本中でもここだけとのこと。それだけでも稀少価値があるが、常に新たな商品開発に取り組んでいるところが素晴らしい。お嬢さんが飄々とものづくりに励んでいるところも好感が持てます。以前、佃食品の本店の2階で展覧会をされていた際に、いろいろ話をしたことを覚えておられました。午後は匠倶楽部の勉強会の3回目。今後の活動の柱を明確にして、具体的な活動を展開して欲しいところです。

紙漉材料のがんぴ
11月24日(木) 20万キロ
朝から白山麓へ。最初に吉野谷の内藤さんのガラス工房で取材。いろいろ考えて作品づくりをされていて、いつも新たな視点を教えて下さいます。次に尾口のミントレイノへ。美味しい石川の取材であるが、久し振りに行きました。お菓子が充実してきたと思えば、お菓子づくりができる高見さんというスタッフが入ったおかげですね。人材次第ということがよく分ります。昼は久し振りににわか工房でおそばをいただく。そば打ち体験も入っていて、忙しそうでした。午後は鶴来で商工会女性部の広域事業の反省会。今後の展開について意見交換。最後に鳥越に戻り、役場で直売所事業について打ち合わせ。その途中に車の走行距離が20万キロに達しました。気付いたら200001でした。

車の走行距離表示
11月23日(水) 能登自然文化大学
門前のまんだら村であった地域づくり円陣の分科会に参加。主催はまんだら塾。担当コーディネーターということになっていたので出かける。手仕事屋に11時すぎには到着し、そばをいただく。星野さんと打ち合わせの後、まんだら村へ。金沢大学の中村浩二教授の基調講演の後、安田さんから能登自然文化大学の構想説明がある。具体的な事業展開をいかに進めるか、その手順、内容を明確にしていく必要がある。基本フレームは難しくないので、早めに実現化を図っていただきたいものだ。その際に重要なことは、能登で人が暮らし続けられるような仕事を増やしていくことだ。地域の文化はある程度の人々がいてこそ、継承・深化されていくものです。自然は人がいなくなれば、そのような生態系に変化していくだけである。自然に高い価値を認める人がいなくなっても、「自然」は厳然と存在し続けるであろう。すでに多くの種が消滅してしまっても、地球は回っているように。

懇親会での煮物
11月22日(火) チャイニーズレストラン錦
午前中、かほく市に打合せに出掛けた。白尾までのバイパスが完成しているので近い。昼は津幡バイパスを戻り、東インター手前にあるチャイニーズレストラン錦(金沢市福久町ヘ9-1 TEL076-258-2494)で五目ラーメンをいただく。以前にも何度か入ったことがあるが、店を改装されてからは初めて。駐車場はいっぱいだったが、中は席に余裕があった。席数が多いし、小部屋や小上がりもあって、いろんな使い方が可能だ。ラーメンは中華料理屋さんらしくて、五目にかかったあんが美味しい。おすすめの店ですね。夜は、鳥越で直売勉強会の10回目、石川21世紀農業育成機構の高井善弘さんにお越しいただき、法人設立についてお話をうかがう。石川農林総合事務所の四谷昭博さんにも御同席いただく。高井さんの話は面白くて分かりやすかった。農業界にとって貴重な人材だ。
11月21日(月) くじら
能都町商工会に朝早くから出かける。いしり事業についての打合せを断続的に行う。夜はまんなか市の会議。昼はさしみ屋でくじらの刺身をいただく。生のくじらの刺身は牛刺のような感じで、あまみがあって美味しい。定置網にかかったくじらが時々魚屋やスーパーの店頭に並びます。くじらを縄文時代から食べ続けてきたまちは違います。昨日はくじらを食べた人が多いようです。寒ぶりの水揚げも数日前にあったようだが、今日は無かった。能登町の宇出津は漁港がある港町で、魚屋の店頭に地物の魚がいっぱい並び、それを見て回るだけで楽しめます。

くじらの刺身定食
11月20日(日) 生物多様性
金沢工業大学で行われた「野生生物の保護と可能性と未来」と題したシンポジウムに参加。金沢工業大学の敷田教授に教えていただいたので、自転車で出かける。鬼頭秀一さんの基調講演と各地で野生生物の保護活動や外来種問題に取り組んでいる方々によるパネルシスカッションがあった。学会的な活動にとって重要なことは、一方で政策形成を促進する活動も必要であるということ。人間と自然との関わり、総体としての関係をいかに形成していくのか、そのことについては個人的な関わりだけでなく、人間社会がいかに環境と関わるか、を具体的に示していかないといくことが期待される。環境の問題はボランティアとして関わることも必要であるが、職業的に関わる仕事もしっかり形成していかないといけない。産業としての関わりと政策的な取り組みがないと、国土の7割弱を占める森林、多様な生物の住処である森林、をカバーしきれない。人間が継続的に関わってきた里山。雑木林もあれば、針葉樹林、混交林も多い。これらがしっかり保全されることが生物多用性の保全にとっても不可欠であるが、それは仕事として里山に関わるフレームが形成できなければ、難しい。昔であれば、炭焼や薪とり、肥料用の落ち葉かきなどで山に入ることが多かったが、それが少なくなった以上、新たな活かし方を考えないといけない。さらに針葉樹林も枝打ち、間伐を行うことで、結果として多様な植生、生物多様性の形成を促進するという仕事を作っていかないといけない。それが生物多様性、野生生物の保全にとっても重要な課題だ。
11月19日(土) デジカメ
デジカメが故障したので修理に出す。カメラ屋さんの5年保証の対象になるかもしれないとのこと。保証書がどこにあるか分らないので、探さないといけないが、お店の追加保証が役にたつこともあるものです。しばらくは、写真が少ないページになりそうです。夜は高校の同窓生と十一屋の「玉響(たまゆら)」へ。十一屋バス停から犀川側に細い小路を入った突き当たりです。ホ−ムページの地図をたよりにさがし当てる。昔はアパートだったという空間を改装した不思議な空間です。斜面に立っていますので、どの部屋からも眺めはよい。地域の素材にこだわった料理が魅力です。
11月18日(金) 持続可能な地域づくり
能都町商工会で打ち合わせ。商工会の大黒さんと松波の大江山醸造元の松波酒造にお邪魔する。若女将の金七聖子さんは元気のよいお嬢さんだ。女将さんも明るく社交的な方です。酒蔵見学もさせていただける貴重な酒蔵です。店の隣の酒蔵の前に駐車場もあります。午後は小牧台で商工会連合会の「商業・まちづくりセミナー」で講演でしたので、近くの蕎麦処くきでもりそばをいただいてから、会場へ。くきは民家を改造した店ですが、薪ストーブのある囲炉裏の側が心地よい。「持続可能な地域づくり」をテーマに講演させていただくが、具体的な地域商業の方向性を提案、多くの方々にご理解いただけたはずです。生活サポート、観光商業、ネット販売が大きな柱です。田鶴浜の池田哲三さんや鳥越の村修一さんも出席して下さっていました。

松波酒造の杉玉
11月17日(木) 森山さんを囲む会
ゆっくり温泉につかった後、鶴仙渓の入口、芭蕉堂のあたりを散策。雨上がりで天気が良いので、空気もきれいで清清しい。大樹が林立し、歴史を感じさせてくれる空間です。早朝から散歩している方もいました。季節ごとにこの界隈を歩くことを促進する取組みが可能です。今なら「紅葉の鶴仙渓を歩く!」企画をガイドつきで行うとよい。かよう亭の美味しい朝食をゆっくりいただく。説明をひとつひとつうかがうと、味わいがちがいます。その後、文化会館で、地元の保健士さんやスポーツ振興担当者にお集りいただき、森山さんと話しあってもらう。森山さんの実践にもとづくお話は説得力があります。是非加賀でも活かしてほしい。

淡々と話される森山さん
11月16日(水) かよう亭
粟津温泉のおびし荘にお迎えにあがり、由布院の森山操さんを山中温泉にご案内する。国民健康保健担当課長会議での講演のために来県されていたのだが、より現場に近い方々や観光関係の方々にもお話を聞いてほしかったので、加賀の出渕明美さん(由布院観光総合事務所に2年弱、出向していました)にお願いして、地元の保健士さんたちとの話し合いの場を17日にセットしたのです。最初にゆうゆう館をご覧いただき、その後、かよう亭へ。かよう亭では、上口社長や加賀の元気な女性たちと、楽しい語らいの時を過ごす。さすがにこだわりの宿は違いますね!という感じです。食事も一品一品が器も吟味されていて、美味しさを演出してくれます。最後はサロンで12時すぎまで、二次会となりました。

かよう亭の料理
11月15日(火) 特産品の販路開拓
商工会連合会の特産品販路開拓支援事業の応募商品の評価会があった。昨日は一般消費者の評価があり、今日の専門家評価と合わせて、優秀賞を選定。30点以上の応募があったので、試食できるものは試食し、身につけることが可能ものは実際につけてみて評価する。食品と非食品の2部門で優秀賞を選ばせていただいた。評価表を数値化したものだけで選定するのでなく、今後への期待や可能性も込めて選んでいただく。委員長的立場なので、個人的好みは封印して、委員の皆さんからのご意見で最終調整を行う。優秀賞を合計9点選んでいただきましたので、取材にお邪魔して詳しいお話をうかがわせていただきます。「美味しい石川」という冊子への掲載とホームページになります。
11月14日(月) 地域づくりヒアリング
全国地域づくり推進協議会のヒアリングということで、京都橘大学教授の織田直文さんと井口貢さんがお越しになられた。赤須さん、濱さんと一緒におつき合いする。女性センターでヒアリングを行い、片町の源左エ門片町店(銀河会館1F TEL076-232-3390)で懇親会を行う。女性センターでのヒアリングにおいては、いつもの通り図解入で説明させていただくが、ポイントが分りやすくなったはず。共有可能なポイントを絞った話が重要です。コーディネーターの機能として重要なことは、1場を用意する、2事業を創造する、3関係を形成する、をサポートすることであろう。

源左エ門の料理
11月13日(日) 神在祭
大社に再び行き、神在祭が行われている出雲大社を見学。本殿の庭に入ることが出来、竜神にお参りしました。かわらけでお神酒をいただき、米粒もいただく。八百万の神々のための宿舎の戸が開けられ、お参りできます。本殿の回りを一周し、多くの神々にお参りを続け、財布の小銭がなくなりました。正月に続いて、参拝者も多いようで、いずこも賑わっています。昼は、地元の人々が行く裏通りのお好み焼き屋さんでやきそばをいただく。さらに、田中屋でそばぜんざいをご馳走に。神迎えの道も再度ぶらぶらして、高田屋と俵屋本舗でお菓子を購入。神迎えの道でのスタンプラリーも参加者が多いようで、何よりです。今後は、家や店の奥にまでお客さんを引き入れるような企画を期待したいものです。

神々の宿舎
11月12日(土) 地域づくりセミナー
大社公民館で地域づくりセミナーがある。昨年のセミナーの成果を具体化した活動報告もあって、継続していることを実感できました。まちなみをいかに活かすかを最初にお話させていただいたが、具体的な事例を交えてお話をしたので、イメージはつかめたのではないか。その後、神迎えの道で行われている照明の実験事業を見学。神門近くの手打ちそば処・田中屋で懇親会。20名ほどの皆さんに参加いただき、なべをつつきながら、まちづくり談議を続ける。最後にそばを出していただきましたが、つゆの味が薄くなっているように思う。出雲そばは常に濃いイメージがあったが、少しは変わってきているのであろうか。地元の人にとってはどうかは分らないが、旅人には食べやすい。出雲に帰ってからも、2軒はしごをしたので、ホテルに帰り着いたのは、0時を過ぎていました。

田中屋のそば
11月11日(金) 出雲へ
今年も島根県出雲総務事務所に呼んでいただきました。出雲市駅に午後6時半に着いたので、総務事務所の大田さん、松江の松浦さんと大社の稲佐浜で行われていた神迎えの神事を見学に。あいにくの天気であったので、神迎えの道での行列はなかった。それでも、神事に向かう神官たちの行列を拝見することはできました。浜での神事は見られそうになかったので、途中で帰ってきました。神々がやってくる時は、風が吹くか雨が降ると言い伝えられているようであるが、その通りの天気でした。出雲にもどり、駅前の飲食街にあるてんぷら屋・てんてん亭で遅い夕食をご馳走になる。

神迎え神事
11月10日(木) 生活サポート
午前中から、小矢部商工会で特産品クリニック。懐かしい顔を拝見できました。最初は、ウエルカム福岡の大野社長と商工会の中山さん。つくりもんまつりを突破口に商品展開を図り、販路を確実に増やしていただく必要があります。直営の拠点も3つに成る予定ですから、まちづくり会社らしく、本格的な活動を期待したい。午後は、小矢部の金谷さんと木場谷さん。数年前に、商工会の特産品開発事業の際には、いろいろ議論させていただいた方々です。相変わらずお元気に頑張っておられます。それぞれ後継者もおられるようで、新たな展開を考えておられます。夜は、井波の松屋(南砺市井波3599 TEL 0763-82-0047)で煮込みうどんをいただいてから、生活サポート事業についての委員会に出席。多様なニーズがあることはご理解いただけたようですから、具体的なメニュー開発を進めたい。特にリフォーム関係の事業は、怪し気な営業も多く来ているようですので、早急に対応を考えて欲しいものです。

松屋の煮込みうどん
11月9日(水) 手取流域バスツアー
白山・美川商工会の女性部のバスツアーに参加。野々市町役場集合で、白峰から美川までのポイントを観て回る。1回のコースに多くのポイントを盛り込み過ぎで、もったいない感じであった。1ケ所での時間も少ないし、説明も一方的なものにならざるをえない。バスツアーとは言え、重要なのは地域の人、施設の人、お店の人との対話です。双方向でのやりとりが記憶に残るはず。その蓄積が愛着を形成し、リピーターになっていただける要因となります。語りの上手さというよりは、一人ひとりのお客様と向き合う姿勢が大切です。東二口では人形浄瑠璃の花ほめを拝見できましたし、リーダーの道下さんや若手の方とのやりとりもあって、短い時間ではありましたが、楽しめました。

道下さんによる花ほめ
11月8日(火) 新たな知
知を如何に生み出すか。多くの知のモデルは自然の中にある、宇宙の中にあるものを取り出すことにより、形づくることができる。人間は現象や対象に名前をつけることで、認識の領域を広げてきた。知とは言葉をつけること、ネーミングすることに始まるのではないか。概念を設定することから、知の再構築が進む。新たな概念を導入することと、新たな意味付けを行うこと。現場を体験することを通じて感じること、ひらめくことを大切にすべきだし、それを表現することを繰り返していかないといけない。それも複数の人間で行うと、ひらめきやすいということもある。印刷物の表紙のイメージをどうするかを議論していて、このことを実感しました。
11月7日(月) 湯の本町
山中温泉の湯の本町商店振興会の勉強会に参加。早めに着いて、商店を1軒ずつ見て回る。お話をうかがうことで、イメージが膨らむことも多くあるので、ひらめいたことを提案しつつ回る。飲食店が何軒かあり、お菓子の山海堂ますた、肉屋さん、八百屋、米屋、衣料品店など、観光客を対象にした商売が可能な店も多い。手作り餃子が売りの長楽さんで、夕食をいただいたが、餃子も手作りらしく、中の具が柔らかで食べやすかった。五目ラーメンもめんが細くていい具合でした。肉の寿々喜のコロッケや惣菜も美味しそうでした。獅子の里の酒粕ソフトも微妙に酒粕の香りがして試す価値がありますね。情報発信をすることで、お客さまは確実に増えるはずです。

長楽の手作り餃子
11月6日(日) とが谷のブナ林
白峰に向かう途中にとが谷のブナ林はある。手取ダムのあるところからさらにトンネルを5つ抜けて左におりると神社があり、そこから、遊歩道が設けられている。林道に一旦あがり、さらに少し下ったところから、ブナ林に上がるルートがある。ここは山一帯にブナが生えており、他の広葉樹や杉も混在している。大きなものから小さなものまで、斜面がきついので、根曲がりになっているが、逞しく生きてきたことを示しているようだ。紅葉の進んだ森は、気持ち良い。あいにくの雨模様で風も強かったが、20名近くのブナ林散策の参加者もお楽しみいただけたことでしょう。主催していただいた白山里の山菜めしも美味しかったし、神社の杉の大木の根元で作っていただいたきのこ汁がまた美味しかった。恒例の催しにしてほしいという感想を多くいただいたので、白山里として継続的に実施してほしいものです。白山麓で森を歩くツアーを定着させることが当面の目標ですね。

紅葉したブナ林
11月5日(土) こども音楽祭
午前中は由布院のまちをぶらぶら。旅館組合長の麻生さん(日の春旅館)と今回の事業について意見交換。玉の湯、亀の井別荘のきれいな庭を眺めて回り、桐屋で一服。その後、井尾百貨店で注文してあった焼酎の代金を支払い、送っていただく。さらに山水館の一角にあるカバジェロスでハムを注文。サラミは熟成中とのことで、10日後に送っていただくことに。最後に、由布院美術館近くの「ゆふのかほり」で「うらけん(浦田健治郎)」さんのチーズを購入。奥様(?)ともお話できました。午後は由布院公民館で行われた「ゆふいんこども音楽祭」を楽しませていただきました。こどもを対象にした音楽祭ですから、馴染みの曲が多く、大人でも楽しめます。

紅葉が進む由布院美術館
11月4日(金) 産業連関
「観光環境容量・産業連関分析調査検討委員会」の第1回委員会。京都大学の岡田知弘教授、熊本大学の伊藤洋典教授、中谷健太郎さんも参加。健太郎さんの問題提起を受けて、議論沸騰の1回目でした。おかげで、問題点や論点が明確になりました。次回の委員会までに、少し議論を整理し、知識の蓄積を図ってゆきたいものです。これまでも似たような議論をされているようだが、それが蓄積されていないとのこと。行政や農林業、建設関係、商工会等も参画いただく仕組みづくりが急務です。これまでの失敗の原因のひとつは観光関係者が走り過ぎたことにあるのではないか。もっと周辺の人々を巻き込むような取り組みが大切です。次回委員会は12月7日に決定したが、その前後にワーキングも始動させたい。夜は、こども音楽祭の前夜祭を楽しませていただく。別府のながしの「はっちゃん・ぶんちゃん」の特別出演もありました。

別府のはっちゃん・ぶんちゃん
11月3日(木) 再びの由布院
由布院温泉観光協会の「観光環境容量・産業連関分析調査検討委員会」のために再び由布院へ。2週続けて由布院に行くのは初めてのこと。小松から昼の便で福岡に飛び、福岡空港から高速バスで由布院へ。連休とあって、さすがに人が多い。バスも多くの人が乗っていたし、由布院のまちも多くの人が歩いていました。夜は、湯の岳庵で、米田御兄弟一家と夕食。畳の空間があって、子供たちがいる時は、湯の岳庵が便利です。かぶのスープなど、初めてのメニューも楽しめました。焼酎を飲みすぎたせいか、宿舎に戻ってすぐ寝てしましました。気づいたら1時を過ぎていた。

かぶのスープ
11月2日(水) 紅葉の五箇山
午後から紅葉の五箇山をめぐる。利賀村そばの郷のごっつお館で遅い昼食としてそばをいただく。周囲は紅葉が進み、秋の気配が満ち満ちています。その後、久し振りに菅沼集落に行く。菅沼では、荒井さんに地域づくり円陣のパンフレットを渡し、しばし立ち話をした後、「掌」(てのひら)でコーヒーをいただく。その後、暗くなっていく合掌集落の写真を撮影。夜は砺波で会食。

ごっつお舘のおろしそば
11月1日(火) 漁師の店こだわり
輪島に行ったので、昼は工房長屋の一画にある「漁師の店こだわり」でいただく。輪島塗の器に盛られた御膳は輪島らしい。親父さんがとってきた魚を出しているとか。店内でも魚の販売を行っています。箸を土産にする仕組みも面白いですね。商売気はあるのですが、接客が素人であることはおおめに見ていただく必要があります。料理が出てくるのが遅いので、時間に余裕がある時にお訪ね下さい。隣にはこだわりの食材を製造販売している山口泉さんの店があります。

日替り御膳1000円
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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