[ 金沢便り2005.7月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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7月31日(日) 人生の豊かさ
たとえば、アメリカのエネルギー多消費型の生産構造、ライフスタイルは長続きしない。少なくとも、全世界に、アメリカ型のスタイルを広げようとしても、環境的に無理である。大雑把な話ですが、そのようなことが言われはじめて、相当時間が経つ。しかし、そのような認識は広がっているのであろうか。日本は、アメリカを追随しているだけのように感じる。大都市への人の流れは依然として強い。都市のエネルギー多消費型のスタイルはどこで見直しがかかるのであろうか。二酸化炭素の問題にしても、経済成長主義が蔓延したままでは、路線転換は難しいのではないか。結局、人口の少なくなった地域でこそ、新たなライフスタイルの実験が可能であろうから、そのような意志をもった人々を受け入れて、積極的にモデルとなる実験を行っていくことが必要ではないか。キャッシュフローは少なくとも、充実した時間と関係を楽しめるような場を地域に創出することを目指すべきだ。金や量ではかれないものがあるのはたしかだ。そのことに気付くことが人生を豊かにするのではないか。

白山麓では集落の裏山の広葉樹が枯れてきている、なぜであろうか?
7月30日(土) 自治と分権
午前中に電話で案内をいただいた、金沢青年会議所の地域経済フォーラムに参加。基調講演の宮台真司氏の話は勉強になりました。過剰流動化社会を促進するアメリカと多様な地域性を重視するヨーロッパ、どちらの路線を選択しますか。どのような社会を望むのかという、価値観の選択が前提にないといけない。例えば、他人を信頼することをベースにした社会を望むのか、信頼しないことをベースにするのか。アメリカは他人を信頼していないので、契約書を交わすことが基本となっており、いざとなれば訴訟に持ち込み、銃で防衛するという社会である。本来、日本は契約書は約束したことを確認するための書面という位置付けになっており、よほどのことがあって裁判沙汰になった時に証拠として機能するということになっていました。それが徐々に崩れてきているのでしょうが。その他に重要な指摘があったのは、分権ということをどのようなスケールで考えるか、ということ。自治の基本フレームとして、ヨーロッパは数千人程度のコミュニティを前提にしているが、日本の分権論議の中では都道府県を考えている。分権という場合も、基本は市町村であるべきであり、市町村で、政策立案、決定ができるような仕組みを作らないといけない。福祉や教育、産業など、生活の基本となることを自ら立案し、選択する力量をもった人材を育成すること、そのような議論を徹底して行うことが大事だ。

金沢青年会議所の地域経済フォーラム
7月29日(金) 
久し振りに雨が降った。恵みの雨とはよく言ったもの。事務所の周辺の木々や草花も元気が無くなってきており、枯れているものもありましたから、これで少しは元気が出るかな。用水がないところでは水道で水を撒くしかなく、焼け石に水のような感じです。一番よいのは、自然に空から雨が降ること。そのような自然の摂理のおかげで生かされていることをもっと見つめ直す必要があります。都市で人工的な空間だけで生きていると、忘れてしまいそうになるのではないか。それでも時々見舞われる台風や洪水、地震などで、そのことを実感させられることは、それは意義深いものがあります。人間は人間だけでなく、宇宙や地球の多様な存在との関係性の中で生きていることを、体感することが大切です。
7月28日(木) 地域づくり
夜、地域づくり協会のコーディネーター会議があった。論点の1つはどのような地域を目指して活動していくのか。過疎化・高齢化が進む地域で、地域に暮らす人々がいかに楽しくいきるか、生きがいをどこに見い出して行くか、など、地域の幸福論を考えることが大切であるという観点がまずあります。それだけでは足りなくて、地域をより魅力的な場に変えていくためには、異質な人々、他所からの人々との交流を通じて地域を再評価し、交流を主眼にした事業を営むことで、暮らし続けられるようにしていくこと。例えば、ツーリズムという概念で追求していることは、そのようなことです。能登町で提案実行している「魚の美味しいまち」も、能登の新鮮な魚を食べに来ていただけるようになることで、地域で仕事が増えることを目指しています。幸福論の前に生活論がいるのではないか。生活できることが前提にないと、精神的な幸福感も生まれないのではないか。生活の中身を問う事が大事だ。都会で多額の収入を得ていても、支出も多いという暮らしを是とするのか、田舎で収入は少なくとも、自然環境に恵まれたところで、地域の旬の素材を味わい、地域の伝統的な文化を楽しみつつ生きること。地域の人々の暮らしに関わる仕事をしつつ、他所からの人とも交わりつつ、新たなことを構想し、実現することに意義を見出してゆくこと。例えば、そのような価値観の選択肢を明確に示していくことではないか。
7月27日(水) しっかりした知識
ホームページのアップロードに苦労しました。お手伝いしている能都町商工会のトップページを変えようとして、つながっていかなかった。商工会でホームページ作成講座もしていただいている地元の家具屋の諸角さんに教えていただき、やっとつながり、更新できました。徐々に変えていくことで、利用されるホームページにしていきたいものです。もう一度、基本を確認しようと、「インターネットのしくみ超入門」などという本を買ってみました。基本は分かっているようで、分かっていないことが多いもの。曖昧な知識でやっていると、いざという時に困ります。入門編をしっかり学ぶことが大切ですね。

昼にいただいた楼外楼の海老入り麺
7月26日(火) 杉浦日向子さん
杉浦日向子さんが亡くなった。何度か能登でご一緒したことがあるし、事務所にも遊びに来られていた。フードピア金沢のゲストとして、お越しになられたこともあった。最近は体調が悪くて数年お会いしていなかったが、お会い出来ずじまいであった。手術後は人に会われることを避けておられたようなので、叶うはずもないことであったが・・・。門前・手仕事屋でのそばの会や、まんだら村での飲み会で、笑顔と疲れた表情が混在していたことが想い出されます。我々に残されたのは、何冊もの作品である。それらをひもときつつ、日向子ワールドを楽しませていただくこととしよう。夜行列車でやってきて、何度も足を運んだ能登で、日向子さんを偲ぶ会ができるとよいですね。
7月25日(月) ブルーベリーの摘み取り体験
能登町の宇出津に出かける途中、柳田の植物公園の入口にある柳田食産のブルーベリー農場で摘取り体験をさせていただく。小さな容器に土産として摘取るが、その場で食べた方が圧倒的に多い。40種類はあるというブルーベリーの苗木はまだまだ小さいものが多いが、たわわに実っていて熟しています。これだけの量をまとめて食べたのは初めてのこと。実験農場で体験したこともあるが、ブルーベリーは熟したものを摘取ってその場でいただくのが美味しい。8月のお盆まではもたないようであるが、8月初旬まで可能とのこと。1人1000円は安いし、収穫してまとまった量を買って帰れるようにしてほしいものです。

ブルーベリー
7月24日(日) とりごえ市
朝9時から行われた「とりごえ市」の様子を見に行く。すでにお客さんもいらしていて、毎週行っているが、徐々に賑わってきているようだ。今日は特に、近くの大日川で清流フェスティバルが行われていたので、駐車場もいっぱいで、お客さんの絶対数も多い。伝承舘の中にあるそば処「せせらぎ」も行列が出来ていました。それで、昼食は近くの集落の中にある手打ちそば処「おきな」でおろしそばをいただく。民家の座敷でいただくと落ち着きます。午後1時まで行った市はほぼ商品を売りきり、少しづつ浸透してきているようだ。今後が楽しみである。夕方からは、城端の善徳寺の虫干法会と井波・瑞泉寺の太子伝を見に行く。夏らしい風物詩である。

とりごえ市
7月23日(土) 町内バーベキュー大会
町内のバーベキュー大会があった。近くの金沢工業大学のバーベキュ−ガーデンで行う。毎年、この場所を借りて行っているが、食材や飲み物まで用意して下さるので、極めて便利である。町内会としては、ゲームの企画を考え、賞品を用意すること、出席者数を確認して、テーブル分けを行うことなどである。町内の役員としてかみさんがお手伝いをしているが、おかげで、町内の事情に少しは詳しくなる。近所にお住まいの町内会長さんや浅田屋におられた水渕さんと一緒にバーベキューと生ビールを楽しませていただきました。5時からスタートして2時間ほどであったが、まだ明るかった。100名以上も参加する恒例の夏のイベントです。

バーベキュー大会
7月22日(金) 商工会の未来
石川県商工会連合会の新任役員研修会で講演。商工会という組織のあり方や、今後の展望を明確にしていただくことが重要だ。補助金団体へのお金は減額されていくことが明らかであり、そのような状況の中で、いかなる活動を行っていくか。補助金や助成金をあてにした活動ではもたない。事業を通じてお金を回すようなことを考えていかないといけない。研修事業もイベント、情報発信なども、受益者負担を原則に、収益があがるような活動を行うことです。スタッフのスキルを高めるとともに、地域を魅力的な場に変えてゆくこと。地域住民だけでなく、地域外の人も対象にした事業展開も可能だ。出身者を対象に特産品販売やサポート事業などを行うことも想定されます。新たな事業を地域外の人々も巻き込みながら進めたい。
7月21日(木) 底の浅い観光
由布院での滞在を通じて感じたのは、底の浅い観光が多いということ。金鱗湖や民俗村を見て、湯の坪界隈を歩いて土産物屋をのぞいて回り、飲食店で何か食べる。亀の井別荘や玉の湯まで入り込んでくるお客さんの絶対数は必ずしも多くない。私が一番気に入っている由布院美術館の入館者も少ない。地域の人達との対話を重ねることができるお客さんはもっと少ないであろう。出会いの場を設けるためには、インタープリターがいるのだと思う。まち歩きのガイド、地域の人と旅の人をつなぐ役割がいるのだ。アトリエときを訪ねて、時松さんと話す機会をもつためには、時松さんを知っている人が介在することが必要だ。私・高峰が案内する由布院人を訪ねる旅というのもありだと思うが、基本は地域人が地域を案内することです。そのようなことを観光総合事務所が事業として展開すべきなのです。旅館や商店のスタッフもそのような役割を果たせることが期待されます。振り返ってみれば、金沢や北陸での観光も同じようなことになっていないか。
7月20日(水) 水中運動療法
由布院駅で、田代さん、布谷さんを見送り、荷物をコインロッカーに預けて、米田さんと観光総合事務所へ。米田さんのはからいでクアージュゆふいんの森山操さんにお会いする。2時間もいろんなお話をうかがう。水中運動療法は健康に暮らし続けるために極めて有効な取り組みのようです。11月には石川県に講演に来られるとのこと。再度お会いしたいし、温泉関係者に会っていただきたいものです。昼食は米田さんおすすめのうどん屋でいただき、午後は総合事務所で、今後の事業について相談。繰り返し、由布院に来られるような仕組みづくりをお願いする。今年度の事業であれば、可能そうです。最後に玉の湯でジュースをご馳走になり、帰る。長いようで、短い湯布院町滞在でした。じっくり、考える時間を湯布院で持ちたい。

クアージュの森山操さん
7月19日(火) 湯平再訪
米田さんにアトリエときに案内してもらい、時松さんの話をしばしうかがう。その後、桐屋まで歩き、お茶をいただき、玉の湯に移って、カフェで桑野さんと1時間ほど懇談。昼前に、フローラハウスまでタクシーで行き、奥様のお話をうかがう。田圃の中にある落ち着くところです。清水さんの奥様がフローラの安藤ご夫妻のお嬢様ということで、清水さんも来ておられ、湯平温泉に連れて行ってもらう。「志美津」でランチをいただき、洞窟風呂も体験。湯平温泉のまちづくりについて長く意見交換をする。最後に坂道を下りながら案内いただく。タクシーを金子商店さんで呼んでいただき、由布院に帰る。亀の井別荘の鍵屋をのぞき、天井桟敷で休憩。無量塔も見学して、宿に帰る。夕食後は湯の岳庵で飲み直し、米田さんと合流して「ととや」へ。最後はニコルズバーで、桑野さんも参加して、四次会(?)。長い夜であった。

志美津の玄関先
7月18日(月) 湯平温泉
亀の井別荘本館のレストランで朝食をご馳走になる。食事のあと、主人が出かけたご自宅の書斎で読書。迎えに来てくれた米田さんにご案内いただき、湯平温泉に初めて行く。車で20分程度のところにあるが、急な川沿いに湯治宿が連なっている。木造の3階建ても多く、貴重な空間だ。石畳の坂道を登ったところにある「志美津」でご主人の清水聡ニさんにお話をうかがう。観光協会の事務局長をされているという。専従スタッフはいないが、自立した組織を目指してNPO化も検討中とのこと。再訪を約束して、坂を下り、一番下にある食事処「嬉し乃」でうなぎと鯉料理をいいただく。国民宿舎に荷物を預け、一人で由布院美術館、桐屋へ。夜は八尾から到着した田代さん、布谷さん、米田さんと「はなの舞」で夕食。演出の素晴しい食を堪能。料理長、オーナーも含めて食を語り合う。二次会は玉の湯のニコルズバーへ。途中、桑野和泉さんも参加。国民宿舎へ戻ったのは12時近かった。

坂の湯平温泉街
7月17日(日) 由布院へ
由布院に午後2時前に到着。連休中ということで、インターチェンジが1km渋滞しており1時間ほど余計にかかる。それでも、料金所を出てからはスムーズに由布院駅前に来る事ができました。観光総合事務所の米田さんに亀の井別荘まで車で案内いただく。中谷健太郎さんのご自宅にある、通称「ごろごろ部屋」に泊めていただく。夜は健太郎さん、桑野和泉さん、米田さんと湯の岳庵で食事。途中から桐屋の井尾さんも参加。「箔座」の金箔・白金箔の器で持参した「竹葉」もいただく。二次会は駅前通りの居酒屋「玉」へ。井尾さんにもおつき合いいただく。

湯の岳庵で酒を呑む健太郎さん
7月16日(土) 休息
久し振りにどこにも出かけない土曜日であった。午後から事務所で仕事をしていたが、電話も少なく、はかどるものです。本当は家で静かに本を読んでいるか、森にでも散策に出かけるのがよいのであろうが、明日から4日間でかけるので仕方がないですね。人に会わないということで十分休息にはなるものです。
7月15日(金) 刺身屋
能登町・宇出津の中心商店街に「刺身屋」出現。空き店舗活用事業であるが、周辺の魚屋さんから刺身メニューを出してもらい、お客様の希望で注文し、すぐ配達してもらう。ごはんと味噌汁は用意してあり、即席で刺身定食ができあがる。初日は3店が参加し、それぞれの若旦那や女将さんが届けて下さいました。最終的には、空き店舗やそれぞれの店で刺身定食が食べられるようにするための実験的な試みです。前日の新聞に写真入りで紹介されたので、反響は十分で、町外からのお客様が何組もお越しになられていました。漬け物やアルコール類も欲しいとの要望があったり、醤油を買いたいとの話もあり、急遽配達していただきました。小さな商店街で行う実験事業の面白さです。美味しい魚が食べられる町としての実体づくりのために重要な試みです。当面、平日の昼間12時から午後2時までの2時間限定の営業です。週末も営業して欲しいのだが、・・・。

組み合わせ自由な刺身定食
7月14日(木) 百貨店めぐり
銀座の百貨店の食品売場めぐり。魚醤がどの程度売られているか、チェックして回るが、少ない。鮎を使った魚醤と秋田のしょっつるはありましたが、しょっつるとともに三大魚醤といわれる、いかなご醤油もいしりもありませんでした。服部先生が言われる通り、しかるべきところでは手に入るようにすることも重要な課題です。東京では有楽町にある「能登ふるさと館」には何種類かのいしりといしりを使った加工品も並んでいます。

ふるさと館のいしりコーナー
7月13日(水) シーフードショー
有明のビッグサイトで行われている「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に出展している能登町のブースでお手伝い。いしりを展示し、お客様にお話をうかがうが、関心は高い。外食関係、食料品店、ギフト、商社など多くの業種の方がいらっしゃる。珍しい食材を求めて来場しているお客様が多いようで、急遽作成したいしりの資料も好評でした。魚醤は知っていても、いしりは知らないという方が多い。夜は銀座の「のとだらぼち」でスタッフ懇親会。午後から来られた、「さんなみ」の船下さんも参加、盛り上がる。いしりの貝焼きも試す。

シーフードショー
7月12日(火) ろくさん亭
昼過ぎに東京に到着。代々木の服部栄養専門学校に行き、服部幸應さんに面会。いしりの事業についての協力要請。いしりについて高い評価をしていただいているようだ。一緒に行った数馬さんの「竹葉」を好んで飲んでいただいているというのも良い話しでした。流通の仕組みも構築しておかないと、テレビ等でPRだけしてもダメであるとの御指摘もその通りです。夜は道場六三郎さんの「ろくさん亭」でいしりを使った料理を試食させていただく。たこの石焼きにはいしりがかけられていましたし、なすのオランダ煮にもいしりが使われていました。料理長がわざわざご説明に来て下さいました。サービス精神が旺盛な道場さんの店らしい感じでした。

なすのオランダ煮
7月11日(月) 雨降り
梅雨らしいのか、異常気象なのか、雨が降ったり止んだり。なかなか梅雨入りしなかったと思っていたら、急に激しく降る、降り始めたら異常に多い、ということが続いていますね。豪雨と称されるような雨が降ると、土砂崩れが発生し、川が溢れる。そのようなことが全国のどこかで起こる。異常気象という側面もあるでしょうし、森が保全されていないために、特に人口林が保全されていないために、保水力が落ちていることが要因の一つになっているのではないか。人工林もきれいに間伐してあれば、下層植生という根元の低木や草が茂ることで保水力が高まると言われています。そうでないと、根元に植物が茂らず、雨が降ると土砂が流され、水が保たれません。ひどいと、木も倒れてしまうということが全国各地で起こっていますね。
7月10日(日) まいどさん
八尾町商工会女性部の皆さん41名の視察研修につきあう。菓子文化会館でバスを降りていただき、2グループに分かれ、観光ボランティガイドのまいどさんの案内で主計町、東山界隈を散策。途中で何度も、解説をしていただく。久保市乙剣宮、主計町、中の橋、浅野川沿い、梅の橋、徳田秋聲記念館、ひがし茶屋街、そして、昼食処の松魚亭まで、2時間かけて歩いていただきました。昼食の後、まいどさんについて説明を受け、意見交換をしていただく。観光ボランティアガイドの課題について率直な意見交換ができました。ボランティア、セミプロ、プロのガイドと、段階的な人材育成が必要ではないですかね。顧客満足とガイドのスキルと満足度を高めるためには、そのような仕組みも必要です。

中の橋の上で
7月9日(土) 法師
親戚で粟津温泉の法師に泊まりに行く。日本で一番古い温泉宿とのこと。玄関で靴を脱ぎ、木造のエントランスでお茶をいただく。大きな中庭には大きな池があり鯉が泳いでいました。部屋の造作は古くて暗いが、大浴場は広く、露天風呂も大きくて、あたたまりました。一番評価できたのは料理。別の部屋で用意していただいたが、温かいものは温かく、冷たいものは冷やした状態で順番に出てきました。増築で大きくしてきた建物は段差が多くて、足の悪い人には負担が重い。せっかくいい素材を持っているのですから、接客のレベルを全体的に上げることで評価を高めることも可能ではないか。個人差が激しいように感じた。

鴨の治部煮
7月8日(金) 傍観者は許されない
鬱陶しい話が多いと、関わりたくなくなるのだが、どうもそれも許されないようだ。向こうからいろんなことがやってきてしまう。政治のことも、度し難いと思いつつも、政治によって生活環境や社会の仕組みが変わっていく以上、関心をもって注視していかないといけない。積極的に関わることも必要だ。子孫に禍根を残すようなことを座視していると、おおきなしっぺ返しがくることも想像されます。地球上で起こる多くの問題、環境や紛争、経済のことなどに取組んでいかざるを得ない。多くの地域のことに関心を持つと同時に、世界中の人々と人間関係を構築するような事業を積極的に展開することも大切です。いずれにしろ、傍観者は許されない。
7月7日(木) 信越トレイルスルーハイク・ツアー
朝、8時半には集合し、バスで出発地点の峠に向かう。信越トレイルスルーハイク・ツアーの最初の事業です。関東や地元の方々など30名の参加になっていました。飯山市長の木内正勝さんも一緒に歩かれていました。3班にグループ分けして、1グループに1名ガイドがついて解説します。ブナの森を3時間歩いたことになります。途中からは霧が出てきて激しく雨が降ってきました。おかげで、ずぶぬれになりましたが、県境の尾根道を歩くことの意味を実感できました。飯山の天気予報だけを見てきましたが、新潟側の情報も必要でしたね。それと、雨が降っているからこそ出現するブナの大木での樹幹流や特大のナメクジなども見ることができました。

森の中でのガイド
7月6日(水) 森の家
飯山の森の家に行く。五箇山の荒井さんと「信越トレイルスルーハイク・ツアー」に参加するのが目的。前日入りして、総括支配人の木村さんたちの話をうかがいたかった。何度も北陸にお越しいただいて講師をお願いしていたので、やっと念願が叶いました。夕方から、湯滝温泉で他の宿泊客と一緒に温泉につかり、夕食をいただく。山のものを主体にした食事は美味しかった。ボリュームが多いのは田舎の特長かな。森の家に戻ってからはロビーで、森の家のスタッフも参加して、いろんなお話をうかがう。森の家は飯山の中でも山裾にあり、人家も少なく、幹線道路からかなり入ったところにあるので、静かないい環境です。

湯滝温泉の食事
7月5日(火) 空港と地域づくり
能登空港で、空港と地域づくりについてのミニシンポのコーディネーターをした。パネリストは能登ネットワークの泉谷さん、春蘭の里の多田さん、輪島まちづくりの九内さんでした。これまでの活動と今後への課題をお話しいただき、全国各地から参加されていた方々からの質問等をいただきました。空港が出来てアクセスのための時間が短縮され、現地での滞在時間が長くなっていますが、それを十分満たす事ができるプログラムが必要なのです。それも、地域人との交流を楽しむことがコアにないといけないのではないでしょうか。もちろん、旅人同士が出会い、交流する場としても機能することが重要です。
7月4日(月) 優先課題
朝から八尾で今後の事業展開について議論した。いろんな補助金や事業の話が進んでいるが、全体構成がよく見えない。観光を柱に地域の自立を促進してゆこうということは明確な大前提であり、そのためにこれまではソフト事業を中心に進めてきた。街並や道路、駅舎などの空間整備もすすめることで、全体のイメージを一気に高めようということになっています。一方で商店の事業転換を促進する取り組みや新たな店舗の立地を促進する仕組みづくりが同時に必要なのではないか。そのために、空き店舗等を買い上げたり、借り受けられる組織としてのまちづくり会社が求められているのかもしれない。全体構成を描いた分りやすいプランが必要なのでしょう。それを踏まえて、一般住民も含めて商店街ごとに議論をしてゆくことではないか。八尾のまちづくりは風の盆や坂のまちアートに見られるように、住民参画に大きな意義がありますから。
7月3日(日) とりごえ市
朝8時から行われた「とりごえ市」の様子を見に行く。来春の直売場オープンのための実験市です。村内総出の道路愛護活動があり、参加者は少なかったが、お客さんの動きが分かったし、設営上の問題や商品として開発すべきものがよく分りました。12時まで行っていただきましたが、お客さんの波が何度もあり、根気よく待つことが大切ですね。それと、昼食をめがけて白山麓に来るお客さんが多いようなので、開設時間の再検討が必要です。周辺の施設との連動、連携も大切です。「農村文化伝承館」の中の「せせらぎ」という手打ちそば処でおろしそばもいただくが美味しい。相乗効果が発揮できるとよい。

とりごえ市の様子
7月2日(土) 中谷健太郎講演会
さんなみで朝食をいただき、ふらっとでコーヒーをいただく。さんなみの朝食には、柿の葉にのせた鰺のこんか漬けの焼いたものがついていました。総べて手づくりした珍しい山菜も多く並んでいて、感心しきりです。9時半過ぎにふらっとを出て、12時前に片山津に着いたので、軽い昼食のつもりで分校のそば善でおそばをいただく。講演の前はあんまり重いものをいただくと、頭への血のめぐりが悪くなると言われている方もいらっしゃいますから。13:15から片山津のテリーナホールで健太郎さんの講演がある。「地域ブランドと地域ブレンド」がタイトル。地域に異質なものが混ざる事を恐れてはいけない。積極的にブレンドを図るためには、相互理解と相乗効果が発揮できるような議論が必要だ。それと、明確な基準を提示してゆくことではないか。

講演する中谷健太郎さん
7月1日(金) あばれ祭り
午後、加賀市役所に中谷健太郎さんを迎えに行き、宇出津に向かう。16:00に出発し、18:30にはさんなみに到着。途中は土砂降りのところもあったが、さんなみに着いた時には雨があがっていました。夕食をしっかりいただき、あばれ祭りを見学に。健太郎さんが前回お越しになられた時に、撮り損なった祭の撮影をしていただきました。雨も降らず、無事撮影成功です。1時間ほど撮影いただき、さすがに疲れてきたので引き上げるが、さんなみに帰り着いたのは、11時過ぎでした。ようやく念願を果たしていただけました。ご案内したかいがありました。3年ぶり(?)にさんなみで一緒に泊まりました。

あばれ祭り
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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