情報誌「MyPage」バックナンバー
▼参加団体紹介
障害者と健常者が一緒に活動
ほほえみの会

代表者/城下由香里 
連絡先/飯田康宏 
河北郡内灘町字ハマナス2丁目64番地 〒920-0268
TEL 076-286-6248

MyPage12号に掲載(2003年3月発行)


障害を超えて
 参加メンバーは40名弱、健常者が10名ほど参加しています。昨年は仲間内のお楽しみ会しか出来なかった。最初の頃はパソコン通信からスタートしたので、講習会を開いたりとかパソコン教室を開いたりとか、人の家に出向いてパソコン通信について教えたりしてきた。最近は体験発表会を主に行っています。
 自分たちは様々な障害を持っていますが、障害を持ってからどう生きてきたかを紹介しあう会を開いています。ほほえみの会のいいところは、障害のあるなしに関わりなくコミュニケーションを持とうとしていることと、障害の種類に関係なく参加していること。そのような方々に体験を語っていただく機会を作っています。メンバーに順番に話してもらったり、ボランティア活動をされている人に話してもらったりしています。スポーツに取組む人、障害者と結婚した人、聴覚障害のある人、障害のある子供を育てているお母さんなど、いろんな人に話していただいています。苦労や気をつけていることなど・・・。

 

ネットワークづくり
 障害の種類を越えてつながると同時に、各団体を結びつけるネットワークをつくらないといけないなと思う。
 パソコンを教えられるメンバーは少ないので、いろんな要望に応えられるようにはなっていない。将来的には、パソコンを活かした仕事ができるようになることや、障害者が暮らしやすい環境をつくるための仕事も可能性があります。
 福祉住環境コーディネーターという資格もありますから、そういう方々と組んで、仕事ができればいい。

動くことでバリアーを低くする
 自分達が動いていくことで物理的なバリアーを取り除いていくことが大事だと思う。ぶどう狩りがしてみたいということで加賀のぶどうやさんに問い合せをしたら、すぐ、車椅子で入れるトイレを用意して下さった。おかげで毎年いけるようになった。同じく、カラオケ屋さんに車椅子で入れるトイレが出来たということで、カラオケにもいけるようになります。
 養護学校が低いとか、健常者の学校が高いとかという差があること自体がおかしいと思う。施設にいるから不幸せということもなくて、施設にいると身体的なフォローは万全で夜中でも安心なんです。そこで自分がどう生き甲斐をもって生きるかが問題なんです。


恒例になっているぶどう狩り&バーベキュー
 自立したいと望んでもどこに相談したらいいか分からないという人が多い。自分たちの経験を活かして、いろんな相談にのってあげられるような会が作れたらいいなと思う。

ホームページの作成を
 聴覚障害の人はパソコンより携帯メールを多用しています。たしかに、携帯メールは便利なツールです。さらに、体験発表で紹介いただいた経験をまとめて発表できるといい。ホームページなどで掲載することで、だれでもが見ることができるようになれば、障害者だけでなく健常者にも見てもらえるので、接点も作りやすくなります。
 これまでも常に課題にかかげているホームページの作成をなんとかしたい。



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