▼参加団体紹介 | |||
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◆まんだら塾とは 平成16年に設立された新しい組織。能登半島・門前にある「まんだら村」という別荘村に拠点を構えていることもあって、能登まんだら塾と命名。能登の多様な文化・自然資源をまんだらのごとく有機的に関連させながら、地域の新たな産業や暮らしのあり方を構想することも意図している。 ◆醸しの里・能登 能登半島全体の将来像を描き、それを共有のビジョンとすることを基盤に、具体的な活動を構築してゆく。核にある概念は「醸しの里・能登」。資源循環型で安全安心な半島づくりを目指し、心の癒しと人々の交流、出会いの場の提供を進める。 能登には“いしり”やなれ寿司、地酒など、醗酵食が豊富にある。これらは地域を代表する食文化であり、能登の生活文化の基調を形成している。 こうした醗酵食の醸しだけでなく、能登の山野に広がる修験の道や、総持寺祖院をはじめとした曹洞宗、さらに多くの人々が心の拠り所にしている浄土真宗など、心を醸す文化もまた連綿と続いている。 これらを総合して、能登半島を「醸しの里」と位置付け、新たな展開を構想しようと考えている。
その構想で中核を担う事業が、「能登半島文化自然大学」である。能登半島全体をキャンパスととらえ、既存の建築物や空間を舞台に、多様な講議や研究活動を展開することをイメージしている。 例えば醸し文化研究所を設置し、体系的に醗酵の研究を行うこと。これは能登杜氏の資料館等の併設も想定している。さらに、能登半島でのツーリズムの楽しみを提供する「能登半島まるごと案内所」等の役割も期待される。 大学とは称していても、学生・教員の常駐しない学び舎である。活動を企画する事務局機能だけがあり、活動資金は会費、寄付金、補助金等で成立することが基本となる。 まず手始めに、能登の財産目録として、食文化やキリコ祭り、製塩などに関わってこられた方々からの聞き取り調査を実施する予定である。能登の人物手帳やおばあちゃんの知恵袋、能登国33観音巡礼の旅など、能登全体をネットワークした事業を準備している。 ◆全国的なネットワークの形成 地域内に留らない全国ネットワークの形成も重要である。環境の問題は地域を超えて顕在化しており、活動自体に全国・全地球的な取り組み、発想が大切である。そのような観点で昨年秋の「地域づくり団体全国研修交流大会・石川大会」での分科会開催は、全国的なネットワークを形成する良い出会いの場となった。 今後も能登を舞台に、地域内外との出会いと連携を形成するための場づくりを継続的に設けていく予定である。 |
板橋興宗禅師の講話では、 地域づくりにかかわる 人の心の持ち方も お話しいただいた。 総持寺祖院にて、 分科会ゲストの 板橋興宗禅師を囲んで。 |
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