[ 金沢便り2008.8月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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8月31日(日) 夏の終わり
昨日は涼しかったが、今日は快晴で朝から暑い。おかげで洗濯物がすぐ乾きました。異常な雨の降り方が全国各地で起こっています。気象により大きな影響を受けるのが私たちの暮らしであることを考えさせられます。自然をコントロールすることは難しく、逆に自然から強いられることが多い。科学技術がどれだけ進歩しても、結局、自然の変化に翻弄され続けるしかないのではないか。科学ができることが限定的なことでしかないことを自覚している必要があります。夏が終わるようで終わらないのが現代かもしれないが、確実に季節が移り変わっていることは感じ取れます。極端になっているのかもしれない四季の変化を楽しみ、より自然に近いところで生きることを心掛けたいものです。そして、自然とつきあう知を蓄積すると同時に、生物としての直感を鍛えていくことです。それが、これからの時代を生きるための基礎能力になるのかもしれない。


8月30日(土) 眉丈山焼
中能登の眉丈山焼・遊陶房を訪ね、庭の木陰でお話をうかがう。商工会連合会の「美味しい石川」の取材でお邪魔したことがあり、作品についてのお話はうかがっていた。今回は個人的なことについてインタビュ−させていただく。大学を卒業したが、就職せずに仕事をしながら、世界を転々とした。30を過ぎてから故郷に戻り、たまたま訪ねた能登島で陶芸に出会い、この道に入る。もちろん、それまでも、設計図面を書く仕事をされていたり、写真や文章表現に挑戦するなど、いろいろなことを試みておられました。そのような経験の上に、今があるのです。独自に始めた焼物ですので、家の背後にある山の名前から「眉丈山焼」と名乗っています。個展を各地で開くと同時に、東京ドームでのテーブルウェアフェスティバルなど、全国各地でのフェアに参加されて、新規顧客との出会いや全国的なネットワークづくりをされてきています。ニューヨークも定期的に訪ね、持てる範囲で作品を持って行き、販売していただいているそうです。地域に創作の拠点はあっても、活動は全国、海外にまで広がっています。今後はオブジェなどの創作にも取り組まれたいとのこと、今後の活躍が楽しみです。


遊陶房の上島英揮さん

8月29日(金) 鉢伏山のブナ林
雨上がりの鉢伏山に行き、ブナ林内を歩く。雨の後のためか、林内はもやがかかっていて幻想的でした。ブナの幹には水の流れた跡が何本も出来ており、表面に水が見えるところもありました。雨降りの最中であれば、水の流れがみえたことでしょう。ブナ林は天気が良くても悪くても楽しめる森です。晴天の時であれば、広がった枝と葉っぱに覆われていますので、林内は涼しく感じるはずです。秋や春であれば、温かく感じるかもしれません。四季の変化を楽しめる森としてブナ林を活かしたいものです。


大きなブナ

もやのかかったブナ林

林立するブナ

ブナ林の中で佇む

根元が曲ったブナ

8月28日(木) 政策形成研修2
自治研修センターでの政策形成研修の2回目があった。一日おつきあいしたが、政策形成のポイントを理解いただけるような内容にできていたであろうか。最初にプレゼンしてもらい、それぞれに気付いたことをコメントさせていただく。その後は各班を回り、質問等にこたえていく。昼は、研修センター前の「そばの花」でおろしそばをいただく。午後も、政策提言書及び企画シートの作成作業が続く。途中、現在進行中の「能登発信プロジェクト」の企画フレームを等を見本に提供し、企画のポイントを説明、さらに「能登人と過ごす能登時間」のパンフをお渡しし、部局横断での事業展開のあり方について話をいたしました。


そばの花のおろしそば

8月27日(水) 風の盆前夜祭
今年初めて、風の盆前夜祭を見学に行く。今日は駅前の福島町が会場でした。警察前の駐車場に車をとめ、歩いて駅前まで行く。例年のように、大勢のお客さんで賑わう。駅横の舞台での披露は人が多くて見えづらかったが、町流しになれば、近くで拝見可能に。荒井さんのご自宅前で飲物をご馳走になりながら9時半ごろまで楽しませていただきました。輪踊りの際には、コミュニティセンターの2階で踊り披露もおこなれていました。その後、旧町内の様子を見に行く。ぼんぼりがきれいに灯された町はきれいでしたね。あちこちの町内でおわらの練習中でした。きれいな家並みやぼんぼりなど、街の醸す雰囲気もおわらの重要な要素です。風の盆前夜祭は8月20日から30日まで、各保存会が順番におわら披露をして下さいます。本番は9月1日、2日、3日。


福島コミュニティセンター2階での踊り披露

8月26日(火) 星空
久しぶりに能登事務所に泊まる。深夜に空を見上げたら満天の星空でした。少し雲は出ていたが、多くの星が煌めく奥能登の夜空。窓際に寝転がり、しばらく空を見ていたら、流れ星が・・・。長く光のラインを描いてくれたので、しっかり見えました。今月7日に満天星で見て以来でしたが、素晴らしい。時には星空を見上げてみると違うものが見えてくるかもしれません。地球の上での一人の人間存在のささやかさよ。自分達の存在を相対化し、日頃の行いを見つめるためにも、よいことです。月に一度は星空を見上げるという習慣はいかがですか。


稲刈りを待つ能登事務所裏の水田

8月25日(月) 里山
午後は能美の里山を見て回る。マイクロバスに乗っている時間が長かったので、体感というわけにはいかなかったが、里山エリアの状況把握という意味では一定の成果がありました。里山エリアには道路際に杉が植えられているところが多く、間伐がしっかり行われているところと、放置されているところで差が激しい。間伐された杉林は、それだけでも十分美しい。そのことをもっと多くの人に知っていただきたいものです。さらに重要なことは杉がなぜここまで多く植えられているかということについての再考です。杉は成長が早く、まっすぐに伸び、建築材としての有効性が高かったが故に沢山植えられ、利用されてきたのです。ここまで蓄積してきた杉をいかに保全し、活用するか、長期的に世界的な視野から考えるべきですね。


間伐された杉林

8月24日(日) 季節の変わり目
朝晩、涼しくなり、窓を閉めて寝ないといけなくなりました。昼は蒸し暑いことが多いが、さすがに秋の気配が漂い始めています。近くの田んぼは稲穂が垂れ、稲刈りも近くなっています。季節の変わり目にきていることを実感できますね。このような時を契機に、新たな取り組みを始めたいものです。年度の後半に向けて、仕事をしないといけません。着実に毎日の成果を残していくことを考えたい。日々、このコーナーに書くことがあるかどうか、書ききれないようにしたいものです。生活習慣として取り組んで来た水中歩行も5ケ月が過ぎましたが、今後も継続していきたいものです。今日の仕事としては、能登スタイルに「のとびと」を追加でアップしました。この作業も地道に継続したい。みなさんのお役に立つためには、早めにアップしていくことです。


8月23日(土) 能登の案内人
何年も前に立ち上げた携帯サイト「能登の案内人」。能登空港で一番聞かれる情報がお食事処についてであると伺ったので、携帯ですぐ連絡できるようなサイトを作りました。金沢の案内人、加賀・白山麓の案内人、富山の案内人とシリーズでアップしてあるが、しばらく放置してありました。最近、能登の旅館さんの携帯サイトのリンク集に入れたいと確認の連絡をいただいたので、見直しをかけています。徐々に件数も増やしていきたいし、写真等の追加や情報の追加修正も行いたいものです。メニューにある「能登の案内人(携帯用)」からアクセスできます。


8月22日(金) 蕎麦工房一休
昨日、中能登で昼を食べたのが「蕎麦工房一休」さんです。以前、商工会の事業で中能登を回っている時に見つけ、入ったことがありました。久しぶりにのぞいてみたが、しっかりお客さんが入っていました。二宮あおば台という新興住宅地の一角にあるので、鹿島バイパスを走っていても気付かない人が多いはず。不思議だったのは店内に機械の部品がディスプレイされていること。ご主人にお話をうかがうと、航空自衛隊に27年在籍されていたとのこと。ふるさとにUターンして、手打ちのそば屋を始められた。長いこと勤め人だったせいか、組織的な活動には抵抗感があるようで、一匹狼的に活動していると言われていました。ホームページも名刺カードなども独自に作られているようです。頑張っておられるのは確かですし、この界隈では貴重なお食事処でもあります。のとびととして紹介させていただくことにしました。


蕎麦工房一休

粗挽き蕎麦

そばかりんとう

8月21日(木) 人に歴史有り
歴史の多くは文献に残るような人々の活動として記録されています。その舞台に登場する人の人生はいろいろに語られています。しかし、それはごく一部の人々のことでしかない。圧倒的多くの人々の人生は記録されることもなく消え去っています。関係者の記憶の中に留まっているかもしれないし、語りとして受け継がれている人もいるでしょうが、それを文献としてまとめられている人は少ない。私どもの仕事として、いろいろな人にインタビューをさせていただいているが、他人にお話になったことがないようなことをうかがうことがあり、貴重な機会をいただいていると感じています。それと、有名ではない人にも、それぞれ人生の歴史があり、そのことをどこかにとどめておく意義があるのではないかと思います。最近増えているという「個人史」をまとめる作業も面白いことです。歴史という概念の再定義も必要でしょうが。後世の人が生きる上でヒントにできる過去の活動(関係)の記録が歴史ならば、社史などのプライベイトな活動記録、人生記録も歴史としての価値を有しているのでしょう。


8月20日(水) 雨降り
雨の降り方が異常ですね。土砂降りが繰り返されています。集中して多くの雨が降るため、道は川のようになり、川から水が溢れ出し、家屋に浸入することが頻発しています。異常気象の常態化がますます進んでいるように感じます。そのような自然の作用に対して人間はいかに弱い存在であるか。科学技術が進歩したと思っている人は多いが、雨の降る量の事前予測も出来ていないし、そのコントロールも不可能だ。その程度の技術した人間は有していないことを自覚して、謙虚に自然と向き合い、つきあうことを考えるべきです。生産構造やライフスタイルの問題点を洗い出し、その転換を進めるべきは勿論ですが、それらも人間が設定した範囲でのことでしかない。想定外の要素は常に存在し、そのようなことにより、予想は覆され続けているのが歴史かもしれない。地球温暖化対策としての二酸化炭素削減も、それだけではダメなように感じています。


8月19日(火) よもぎ万頭
中能登に取材に行く。最後にお邪魔したのは、通称、東往来にある「のと屋」さん。鹿島バイパス沿いにあるアルプラザから山側に上がり、役場のある通りを金沢方向に少し南下するとお店はあります。息子さんの鍋岡洋さんにお話をうかがう。高岡の和菓子屋さんで6年修行し、戻ってきてすでに12年。実績としては十分だ。もっとも自信をもって作り販売しているのは 「よもぎ万頭」です。お客さんに、どれがよいか聞かれたら必ず「よもぎ万頭」とお答えし、全員で浸透を図ってきたとのこと。店の前にも「よもぎ万頭」の看板が出ています。名物商品を一つ作ることに徹底して取り組まれています。商工会連合会の 「美味しい石川」にも、よもぎ万頭で応募され、優秀賞になり取材させていただいたことがありました。よもぎは春先4月に収穫されたものを1年分仕入れて使っています。あんこは厳選した小豆から、今でも手で作っています。能登大納言をいろいろ活用いただいていますが、粒が見えるお菓子に活かすという方針で取り組まれています。この立地で商売が成立しているのは、こだわりのものづくりをされていることへの評価だと感じました。週末には金沢や富山方面からのお客様もいらっしゃるとのこと、たいしたものです。 石川菓業青年会.collaboの記事


よもぎ万頭

8月18日(月) じっくり話をうかがう意義
山中で本條秀太郎さんにお話をうかがう。何度かお会いしてはいたが、まとまったお話をうかがったのは初めてのこと。山中節や山中節道中流しについて、多面的に意見をうかがうが、今後の展開について示唆をいただいた。まず、山中節の価値について地域の人々が再評価することが重要だと感じた。山中温泉の「芸者」さんたちが主に演じてきた芸であるが故に、地元の人たちの評価が低い面があるようだが、それは大きな誤解であるとのこと。山中節は民謡というより、芸能として磨き上げられた謡であり、芸術的な価値の高い文化であるとの評価は素晴らしい捉え方だ。「芸者」さんの存在価値を高める視点でもあります。山中節道中流しは、そのような山中節を室内芸術から屋外芸術に発展させるための取り組みであり、地域住民の皆さんの芸能に深化発展させるための契機を作っていることなのだと理解しました。地域の皆さんに是非聞いていただきたい内容でした。じっくりお話をうかがうのは、その人の考えの核にあることに触れられるよい機会です。


8月17日(日) 常願寺川
お盆の恒例行事で、富山の実家に行った。昼食をご馳走になった後、常願寺川の川原の様子を見に行く。雨が降った後だが、川はそれほど増水していない。上流域がたいした雨ではなかったということでしょう。川原には、季節の野草がいくつも咲いています。コマツナギ、カワラナデシコ、ヒルガオ、ヘクソカズラ、ヒメジョオン、アレチマツヨイグサなど、夏らしい花が咲いています。川原全体は葛に覆われていて、ところどころにアキグミの木があります。小さいころは、春から秋まで、この川原が遊び場であったが、今の子どもたちはそれほど来ていないようだ。リモコン飛行機を飛ばしている大人は常連だ。姪に聞いてみたら、友達としゃべりに行く事もあるとか、身近かな自然の中で過ごすのは良い事です。


コマツナギ

カワラナデシコ

ヒルガオ

8月16日(土) 人生の喜び
人生の喜びをどのようなことに見いだすか。出会った人との交わりの中にこそあるように感じている。「関係の総体としての人生」という概念を設定してきたが、生まれ育つ過程での出会い、学びの場での出会い、そして、仕事を通じての多くの人との出会い、そして、家庭での出会いと交わり、そのような総体として、日々を生きている。そのような蓄積の上に今があり、人生を振り返る時に、どれだけ想い出せる出会いと交流があるか。今の瞬間の交わりをより充実したものにすることにエネルギーを注ぐべきなのだと思う。さらに重要なことは、そのような出会いの場に自ら積極的に出かけていくこと。限られた人生であるならば、同じ人との交流であっても、より面白い場にすることを考えるべきだ。触発的な役割を演じることに存在感を確認できるならば、徹底して役割を果たすことを心掛けてもよい。他の生物も含めて、自己以外との関わりの記憶が人生ではないか。


8月15日(金) 年金特別便
年金特別便が届いているが、相変わらずの仕事ぶりだ。国民年金の納付月数は記載してあり、未納があることは分かる。その期間も記載してあれば、自分で確認や想像もしやすいのだが、それがない。その内訳は自己負担の電話で確認しろとのことである。「市内通話料金でご利用いただけます」とサービスしているように書いてあるが、問題はそのような手間をかけさせること自体にあることに気付かないのであろうか。事務作業としても、そのような問合せに対応するスタッフを配置し、一人ひとりの電話に対応しているということであるから、それにいったいいくらの経費をかけているのであろうか。自分たちの不手際を税金を使って修正しているだけでなく、国民に負担を強いていることのおかしさを何と考えているのでしょうか。


8月14日(木) 人財
能登事務所でUIターン希望の方とお話をする。すぐにという訳にはいかないが、来年には是非能登に来ていただきたいものです。奥様が能登の方ですから、接点は十分です。もちろん、そのような既存の関係が無くても、繰り返し能登を訪ね、地域の人を知ることを通じて徐々に関係は構築されていくものです。能登の魅力や価値を認めていただいていることがうれしい。地域の価値や魅力を知ることから、その活かし方のアイデアや発想は広がるもの。地域へのあきらめからは、面白い企画は生まれようもありません。地元への再評価を地元の方々にしていただけるような機会づくりも重要な活動です。そのためには、よそ者、異人の参画が不可欠です。お盆のこの時期は普段は見かけない方々がたくさん来ていらっしゃいます。そのような方々と村を歩いてみるような企画も必要かもしれませんね。「能登出身者のための能登歩き」などというプログラムです。


稲穂がつき始めた能登事務所裏の田んぼ

8月13日(水) 亀寿司
中学の同期会が4年ぶりに山代温泉の旅館で行われたので参加した。館内での二次会の途中で抜け出し、はづちを楽堂の横にある「亀寿司」へ行く。 うわさにはうかがっていたのでよい機会でした。玄関で靴を脱いでくつろげるスタイルになっており、座敷とカウンターがあります。4人だったので、座敷に入ったが、2人であれば、板の間にしゃれた椅子が置いてあるカウンターですね。寿司は程よい大きさできれいに盛り付けて出していただきました。追加で卵焼きやなすの漬物も出していただいたが、いずれもちょうどよい味付けでした。温泉街にも、このようなお店があると、旅館から出てくる楽しみになります。先日、あらやに泊まった際に連れて行っていただいたジャズバーも良かったが亀寿司もおすすめですね。


亀寿司の寿司

8月12日(火) 存在意義
昼前に事務所のミーティングを行う。結局、当社の存在意義はどこにあるかを問い続けることが重要なのだと思う。グルーヴィはデザイン事務所からスタートしているが、そこに企画の仕事を加え、さらに経営にまで関われるように事業領域を広げてきた。どこで価値を生み出すか、その源泉は、スタッフが持っているスキルであり、組織としての総合力だ。一人一人の能力を高める努力を日々行うと同時に、チームとしての連携プレーにより、顧客満足を高めるような関係を構築していかないといけない。社内的な人財育成の活動と、対外的に活動する際に、多様なメンバーが関わることで、よりよい仕事をする体制づくりも必要であろう。そのような観点で見ると、ソフトビジネスとしての価格設定に問題があるのも確かだ。常に我々の仕事の成果を高める努力をすると同時に、その価値を主張し続けないといけない。後継者を生み出すためには、社会的評価を高め、存在感を示し続けると同時に、スタッフ満足を高める努力も必要ですね。


8月11日(月) 七尾・中能登地域の産業活性化
七尾市中能登町広域圏産業振興ビジョン・ワーキンググループ報告会で講演させていただく。事前にいただいた資料を拝見して一番気になったのは、ビジョンに示されていた地域産業のあるべき姿「癒し産業世界一」というコンセプトと、今年の活動テーマ「能登でキレイになる」が一貫していないように感じられたことです。コンセプトは一貫した概念で形成すべきであり、そのことが曖昧だと、迫力ある事業企画になりません。コンセプトとしては「癒し産業世界一」がすぐれています。新たな産業振興を考える場合も、「癒し産業」という観点から発想すべきです。そのことが、細部を描く時にもしっかり組み込まれないといけません。有効性の高いコンセプトがビジョンで設定されていることを再度確認いただき、キレイになると同時に元気になることを追求すべきです。心身ともに元気になることを楽しめる場として、能登の中核として機能を発揮していただきたいものです。そこに和倉温泉の未来もかかっているように思います。イルカセラピーや森林療法、水中運動療法、温泉療法など、多面的なプログラムが実践できるようになるとよいですね。温泉旅館の空間ももっと癒される空間にすべきですし、食も元気で健康になる食を提案したい。織物はいかに精神的に安定するものを開発できるか、健康増進のための活動用ファッションを考えていただきたい。織物そのものが精神安定作用のある行いでもありますが。七尾に向かう途中、竹森正伸ぶどう園に寄り、ぶどうを購入。金曽農園さんでは、りんごの件について相談、追加プログラムとして、11月に「りんごを楽しむ」をアップしていくことにします。


竹森正伸ぶどう園のぶどう

8月10日(日) 能美の里山は花盛り
能美の里山についてのミーティングが国造のコミュニティセンターであったので、その前に里山地区を見て回りました。舘地区のはずれにはコスモスが畑いっぱいに咲いているところがありました。すでに秋景色のようです。同じ舘の集落の中には大きな大輪の花が複数の家の前で咲いていたので、車をとめて撮影させていただく。フヨウの一種だと思いますが、とにかく花が大きくたくさんついています。山裾の杉の根元に生えている木にも密集した花があり、開いている花の中には長いひげ状の5本のめしべ(?)がついていて、印象的です。あちこちに見られましたが、今頃目立つ植物の一つですね。


コスモス畑

大輪の花

山裾で見られるかわいい花

8月9日(土) リンク切れチェック
蓄積してきたリンク集のチェックを行い始めているが、これがやはり時間のかかる作業です。単純なことではありますが、アドレスが変わっている場合は、検索をしてみて、新たなアドレスが見つかれば、それに代えていきます。もちろん、公の組織の場合はサイトそのものが無くなっている場合もあります。一通りの作業が終わるまでには相当な時間がかかりそうです。携帯用サイトもありますので、1日1テーマでも1ケ月以上はかかるでしょうね。ご覧いただいている方が常にいらっしゃいますので、がんばって修正して参ります。


8月8日(金) 夢一輪館
朝は能登事務所でそうめんを湯がいて食べる。その後、みんなで久しぶりに掃除をし、駐車場横の草を刈る。昨日、宇出津の干場金物店で購入した鎌は木も切れるものであるが、試しに太い草を刈ってみました。さすがに以前から使っている鎌とは切れ味が違います。干場さんのご主人が手づくりされたものはよいですね。昼は、夢一輪館でそばをいただく。能登でそばをいただくことが楽しみの一つです。今浜IC近くの上杉、中島・小牧台のくき、門前の手仕事屋、柳田の夢一輪館、珠洲のやぶ椿、輪島のやぶと、手打ちのそば屋は点在しているが、もっと欲しいところです。情報発信も必要なのだと思う。


夢一輪館のそば

8月7日(木) 満天星
柳田の満天星で星の観察をさせていただく。アストロコテージに泊まったお客様にはご希望で、天体観測のプログラムが用意されています。最初に、ちょうどよいタイミングで現れた宇宙ステーションが通過するのを見学。その後、石川県で一番大きい天体望遠鏡で、月、木星、ベガ、星雲などを順番に観察させていただきました。最後は屋外に出て寝ころがり、満天星の観察です。雲一つないようで、月が沈むとさらに星が沢山見えるようになります。天の川がきれいに見え、白い星雲が空を流れているようです。強力なレーザーポインターで、星を指し示しながらの解説も迫力があり、レーザーが星まで届いているのではないかと思えるほどでした。いくつか流れ星を見ることができ、楽しい一時でした。アストロコテージに泊まらせていただいたので、コテージの望遠鏡でも室石さんに解説いただきました。深夜にも、屋外に出て星を眺めていたが、何個も流れ星を見ることができました。満天星という名前はぴったりですね。次回こそ、大人のプラネタリウムを体験したいものです。満天星のホームページから最新の流れ星の写真を見ることができます。


満天星の室石さん

8月6日(水) 持続可能なダムづくり
北河内ダム建設安全対策協議会で「持続可能なダムづくり」というテーマで講演させていただく。皆様に「持続可能なダムづくり」というコンセプトでのダムを考えていただきたかった。アスワンハイダムのように土砂で埋まってしまうようなダムでは機能を発揮できないし、持続的な活用が難しい。ダムが永続的に堅固に維持されると同時に、上流域の森林や水田等の保全がされることで、ダム湖に流れ込む土砂や流木等も押さえられます。それでも流入し堆積する土砂等をいかに排出するか、その資源としての活用を念頭においた仕組みづくりが不可欠です。下流域によりよい状態の水や土砂を流すことで、下流域の水田や海を富まし、海岸線を維持することに貢献できるはずです。飲み水に使われる場合も、ダム湖の水質がよりよいものになるような研究が大切です。地下水を涵養する機能がどれほどあるものなのかも研究していただきたいことです。構造物としてのダムが機能するためには、上流域のことから最下流の海のことまで考えていただく必要があります。などという大層なお話をさせていただきました。ダム建設の専門家を前に冷や汗ものの講演でした。


建設途中の北河内ダム

8月5日(火) 持続可能な地域づくり
午後は石川県商工会連合会の新任役員研修会で「持続可能な地域づくり」をテーマに講演させていただく。能登人と過ごす「能登時間」のパンフレットを配布させていただき、持続可能な地域のためには、新たな仕事を地域内で育成していくことが重要であることを説明。主体の育成、新たな事業開発、自前で資金を獲得する姿勢、さらに継続的な情報発信を行うことで、地域の持続性は高まるはず。なんと言っても地域の担い手となる人たちが今後も登場しないことには未来はない。ささやかな実験をしている段階ですが、新たな価値の創出を目指していきたいものです。


8月4日(月) 高尾山かんのんみち
先日、門前の星野さんにご案内いただいた「高尾山かんのんみち」の33観音の様子をサイトにアップしました。能登「高尾山かんのんみち」三十三観音巡りを一度ご覧下さい。勿論、実際に現場を歩いていただくのが一番ですが、その前にどんな様子か眺めていただく意義もあります。入口の草むらも、翌日お邪魔して少しだけ草を刈り、歩いて登りやすくなっていますので、大丈夫のはずです。道というのは人が歩いてこそ維持されるものです。定期的に拝観に訪ねたいポイントですね。


8月3日(日) 山の上で桃を楽しむ
金曽農園で桃を楽しむプログラムにお客様がいらしたので、おつきあいさせていただく。専用の機械に登って、桃を収穫する体験もしていただいたが、子どもたちには堪能いただけたようです。このようなプログラムに 参加される方々は、専門的なことにも関心をもっておられる方が多いので、虫除けの技術的なことでも話が盛り上がっていました。収穫したての桃をその場でいただき、さらに箱一杯に収穫した桃をそのままお持ち帰りいただきました。その後、竹森正伸ぶどう園を経由して、庄川に移動。「恋プロ2008」や水まつりの様子を見学。昨日よりもはるかに多くの人出で、一日ここで楽しむつもりでお越しのお客さんが多いようでした。金沢に戻って、橋場の様子を観に行くが、浸水の被害のひどかった家では後片付けの作業が続いていました。浅野川沿いの飲食店は営業再開されている店が何店もありました。


桃の収穫体験

8月2日(土) 恋プロ2008
庄川の水記念公園展望台で行っている恋プロ2008の様子を観に行く。庄川水まつりを開催している横で行っているのだが、どれだけ若い人たちが立ち寄って下さるか。女性たちを中心にしたチームで企画を行い実施しています。水まつりは昔、庄川に木を上流から流し、その仕分けを行う際に、丸太に乗りながら仕事をしていた歴史を活かした事業で、丸太乗り選手権がメインです。暑い最中に、水につかる楽しい企画で、グループや家族連れで遊びに来る場になっています。気軽に水と触れ合える場がもっとあると良いですね。恋プロ2008は、若い人には興味を持っていただけたようで、少しずつお越しいただいていたので、一安心です。展望台への参道をもっと演出できると良いですね。下の水際の散策路ももっときれいにできれば魅力が増します。残念なのは、先日の大雨で水が濁っていたこと。庄川というと鮎料理とゆずが有名ですが、ウッドプラザでいただいたゆずソフトは程よい酸味で食べやすかったです。


「鯉恋の宮」として装飾された展望台

水まつりの丸太乗り

ウッドプラザのゆずソフト

8月1日(金) 福わ家
昼は久しぶりに 福わ家に行く。先日の浅野川洪水で被災した小橋近くにあるので、どうなっているか気になっていた。幸い、福わ家は本店のお多福も含め、被害は無かったようであるが、前面の道路には水が溢れた後が残っていました。この時期、煮込みうどんがメインのお店ですから、お客は少ないのでしょうが、ちょっともったいない感じです。夏場らしい、冷たいうどんをご馳走になりました。愛想のよい接客で安心していられるお店ですし、庭にはあけびが実を付けていて、メンテナンスもしっかりしています。庭越しに見える鬼は外(そば)にはお客さんが入っているようでした。帰りに、近くの橋の上から浅野川の様子を眺めたが、相変わらず泥色に濁っており、橋の上にも泥が残っていました。近くの麩料理の専門店・鈴庵の様子も観にいったが、営業されていたので安心しました。


福わ家の冷たいうどんメニュー

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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