[ 金沢便り2007.10月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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10月31日(水) 言葉を選ぶ
その人が発する言葉によって、その意識や発想が想像されるものである。その意味では言葉を選ばないといけない。その人への評価が大きく左右される恐れがある。ホームページのように誰でもが見られるメディアの場合は特にそうかもしれない。言葉がもっている背景、歴史があるので、不用意に使うと誤解を招く。そのような視点で、このコーナーに書き続けてきた文章を振り返ると、冷や汗が出るが、今後も言葉について学び続けたいものである。人生は人間関係がベースになって形成されているが、その関係を取り結ぶための道具として言葉を自由に活用できるようになることが理想だ。豊かな人生のための出発点であり、対話により形成されていく関係を重視していきたい。久しぶりに敬愛する外山滋比古氏の著書を拝見して、つくづく想った次第である。
10月30日(火) 佃食品
産業観光の相談に佃食品にお邪魔した。加賀能登のれん会を牽引してきた存在なので、今回の事業に参画いただくことに妥当性があります。少人数のお客様に質の高い楽しみを提供したい、そのためには工場見学はあえて行わず、本店と「壺屋壺亭」及び浅野川界隈の散策を楽しんでいただくようなプログラムづくりを考えたいものです。従来の産業観光のイメージは工場見学、工房見学がメインであったかもしれないが、加賀能登のれん会の提案するプログラムは、知的楽しみを提案することにウエイトをかけたいものです。ものづくりへのこだわりをお伝えし、産業の背景や基盤にある地域の風土や文化をご理解いただくことも大事です。
10月29日(月) まいまい
今日は東山の茶屋街にある「まいまい」(金沢市東山1-12-12 TEL 076-251-7878 19:00〜24:00 日曜・祝日は休業、事前にお電話下さい)という和風バーに撮影に出かけた。東山の茶屋街のメインストリートの左側の裏通りにあります。広見の柳の前にある「蛍屋」を巻くようにして裏手に入っていくと分ります。以前は片町で店をされていた女将が開いたお店です。メインは大きく長い一枚板のカウンター。これも元田銘木(白山市湊町巳8-1 TEL 076-278-3367)さんが納められたものです。あまりにも長かったので、一部はカットして自室のパソコン用テーブルに使われているとのこと。一枚板のカウンターはお客様とのコミュニケーションに好都合な存在で、高く評価されています。カウンターの正面には大きなガラス窓があり、明かりの入った中庭を眺められます。入口を入ったところには小さな空間もありますので、4人までのお仲間で楽しみたい時はこちらがおすすめかもしれません。このコーナーにも一枚板のテーブルが設置されています。すべて、足を下ろすことができます。全体にシンプルでさっぱりとした空間です。陶芸もされる女将さんの美意識が表われているようですね。お代は5000円からとのことです。食事も予約制で用意されますので、落ち着いた雰囲気の中でいただくには絶好の場かもしれません。女将さんとは以前から面識がありましたが、今回ゆっくりお話をうかがい人柄の良さがよく分りました。おすすめです。

長い一枚板のカウンター

正面の大きな窓と中庭

小空間にも大きな一枚板のテーブルが
10月28日(日) 読谷村商工会視察研修
和倉温泉を9時に出発し、能登島へ。まず、ガラス工房で佐野さんより説明を受け、見学。古い校舎を使っているので、維持管理が大変そうです。最近は経営も軌道に乗ってきているようだが、震災で多くの商品が割れ、お客様が減っていることが痛手になっている。その後、案山子窯にお邪魔し、山田さんから説明していただく。海側のベランダからの眺めは皆さんに気に入っていただけました。『能登人』を訪ねる旅のようでしたね。昼前には七尾に移り、食祭市場を見学。いしり亭でいしり鍋を中心にした昼食をいただきながら、森山奈美さんから、七尾のまちづくりのお話をうかがう。その後、一本杉通り商店街の「お茶の北島屋」の北林さんより商店街の活動について説明を受け、商店街を歩いて見て回る。きもの処 凛屋、高澤ろうそく、白井昆布、鳥居醤油、最後に北島屋さんと見学し、それぞれお話をうかがう。最後は小松空港までご案内して見送る。珍道中でしたが、楽しい出会いでした。読谷村の皆さん、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

ガラス工房で説明を受ける

案山子窯からの眺め

森山さんを囲んで

北林さんからお話をうかがう

凛屋での花嫁のれんの常設展示

高澤ろうくでの解説
10月27日(土) 美味しい魚を育てる森づくり
能登町で行っている「美味しい魚を育てる森づくり」に参加。朝6時に家を出て、集合場所には8時半には着いた。9時にオリエンテーションを行い、会場の山の中に移動。作業開始時には雨も上がってちょうどよい感じでした。1人10本以上のケヤキを植栽。作業後、「なごみ」に戻り、森林インストラクターの中栄義威氏より森の話しをうかがう。午後からは読谷村商工会ご一行の視察研修におつきあいする。まず、数馬酒造で酒蔵を見学し、数馬さんから能登ネットワークの活動についてお話しをしていただく。次に、「さんなみ」にも寄り、ご主人に会っていただきました。沖縄に欲しいのは「さんなみ」のような民宿ではないかと感じています。和倉温泉泊でしたので、前日から同行してくれている濱さんと一緒に泊まる。沖縄の人らしく、11時過ぎから温泉街に出かけ、「きつねとたぬき」に行く。貸し切り状態で楽しませていただいた。食べそびれたが突き出しの茶碗豆腐が美味しそうでした。

森づくり活動
10月26日(金) 政策提案は地域から
最近の一番の関心事は政策です。地域に関する政策は特に地域から発想すべきです。もちろん地域外の方の視点での評価や提案も大事であるが。高齢化、過疎化が進む地域にとって福祉や医療の問題も切実です。災害からの復興のための施策も当該地域の連携により発想すべきではないか。地域振興施策については、地域住民が参画する中で生み出すアプローチがよいのではないかと思う。行政の人たちの中にも、民間の人と一緒になって新たな政策づくりを進める動きもあるようだから、そのような方々との連携も図っていかれればと思う。
10月25日(木) すが野
西の茶屋街にある「すが野」(金沢市野町2-25-21 TEL 076-245-0006 19:30〜24:00 日曜・祝日は休業、事前にお電話して下さい)という和風バーに撮影に行きました。夕方、電話が通じ、今日でもよいと言われたので早速出かけた。事務所から歩いて10分程度のところにある西茶屋街であるが、最近はお茶屋さん以外のお店が徐々に増えています。そんな茶屋街の真ん中にあるのが「すが野」さんです。芸妓のご出身ではありませんが、芸事は習っておられるようで、三味線が置いてありました。築100年にはなるという建物を改装して、1階に一枚板の長いカウンターが設けられ、足をおろして座れるようになっています。多くのお客様も感心されるそうです。奥の中庭は額縁のような窓を通して眺められ、大きな瓶に花が生けられています。素晴らしい空間です。女将さんも美しく愛想の良い方です。お代は5000円からとのことですので、どなたかお客様が見えられた時にでも、一度お客として訪ねてみたいものです。空間だけでも一見の価値は十分あります。いい出会いでした。大きな一枚板のカウンターは元田銘木(白山市湊町巳8-1 TEL 076-278-3367)さんが納めておられます。

格子戸が茶屋街らしさを醸す

大きな一枚板のカウンター

大きな窓と生け花
10月24日(水) 政策形成研修
終日、自治研修センタ−で政策形成研修におつきあいした。地域にとって、地域の政策形成力の向上は重要な課題です。地方分権が実現するためには、地域の政策形成から実施にいたる過程をしっかり推進できるかどうかが問われています。そのための入門的な講座として合計5日かけて行う研修が4年前から行われています。地域づくり協会のコーディネーターをつとめる赤須さん、濱さんと一緒に講師をつとめてきています。当方が担当する講座は昨年までは民間企業の人も参加していたのですが、今年は能登島水族館や産業創出支援機構の方が参加されています。地域の将来は彼らの活躍にかかっているので、可能な限りフォローしていければと思う。
10月23日(火) 業として地域に関わる
企画事務所として地域に関わるということは、地域活性化の成果を出すことが使命となる。そのためには、地域の人々と繰り返し話し合わないといけないし、いろんな場を設けて触発することもしかけないといけない。あらゆる仕事はその成果で評価されるのだが、地域振興は地域の人々が主体となって成果を生み出すことが基本とならないといけないので、その評価がしづらい仕事でもある。能登半島において追求すべきは、地域の定住人口の増加だと考えている。過疎化、高齢化が進む地域において、地域の維持・継続は人がいないと不可能であり、人口の維持・増加が当面の目標とならないといけない。それも持続可能なスケールを前提とすることであるが。東京や神奈川のように人口が増えればよいというものでもなく、適度にバランスのとれた産業構成、人口規模というものを追求していきたい。
10月22日(月) 能美ほっこりまつり後日談
昨日の「能美ほっこりまつり」の最後は、公民館の裏にあった休耕田に竹筒を立てて描かれた秋景色にキャンドルを灯して楽しむというものでした。初日の 夜に行う予定でしたが、雨のために順延されました。おかげで、大勢の人が見守る中、根上中学の生徒さんと地元の人が点灯し、徐々に暗くなっていく中で楽しむことができました。生徒たちはハシゴで高い位置に登り見下ろすことで、作品の成果を確認し歓声をあげていました。今回の催しを通じて言えることは、昔は平気でしていたことをやってみること、一見危険を伴うことでも、経験豊富な大人の指導のもとで行うことができたことです。最近はナイフをこどもに持たせないという話もあるが、つるし柿をつくるために柿をむいたりもしていました。薪割りなども危険を伴う行為ですが、昔は子どもの仕事でしたね。それが生活のために必要なこととして自然に身に付いていたのです。今の暮らしぶりがそのままでよいことなのか、いざとい時のために、いろんな技を身につけておくことも 大切なように思う。持続可能な暮らしのためには、もっと自らの身体を動かして行うことを増やすべきではないか。

灯されたキャンドル、月と紅葉といのししの足跡
10月21日(日) 能美ほっこりまつり2
快晴のもと、能美ほっこりまつりに再び行く。地区のあちこちでいろんな体験や販売を行っておられました。入口で環境協力金200円を支払って地区内に。ぶらぶら歩いてみて回るにはちょうどよい規模です。11戸40人程とのことで、コミュニティとしてはいろいろ大変でしょうが、皆さんの意欲が高いようだ。能美の里山ファン倶楽部の皆さんも手伝っていましたので、スタッフだけでも相当な数に上っていました。秋の休日を楽しむにはちょうどよい催しでした。来場されたお客さんたちも体験したり、食べたり、買い物をしたりと、楽しんでいただけたのではないか。

竹竿で柿とり

干し柿づくり

ぼたん鍋、薪でたいたご飯などの提供

草木染め談議

たたらづくり

お釜でご飯を炊く

炭俵づくり

棕櫚の葉でキリギリスづくり

薪割り体験
10月20日(土) 能美ほっこりまつり
能美市の山奥・仏大寺町で行われている「能美ほっこりまつり」の様子を見に行く。途中から雨が降り出したので、夜のキャンドルナイトは明日に延期されましたが、他のプログラムは行われていました。ガイドハイクは大勢の人が参加されていましたし、歴史探訪もこじんまりと行われていましたのでついてまわりました。根上中学校の子どもたちによるキャンドルナイトの準備活動は水田に素足で入って、竹筒を立てるというものでした。寒い日でしたが、みんな元気が良かった。いい体験かもしれないですね。ほっこりまつりは21日がメインでたくさんのプログラムが用意されています。

水田に竹筒を立てる中学生たち
10月19日(金) 十兵衛
夜は錦町の「焼鳥料理十兵衛」という店に初めて行った。錦町のバス停(専用の駐車場もある)のそばの辰巳用水遊歩道を少しだけ上の方に歩くとある。カウンターが厨房側と外側に向けて設けてあり、窓の外には犀川に沿った街を眼下に見下ろすことができるようになっています。本当に崖の上に立っているお店です。「お酒と料理と景色の美味しい店」とショップカードに書いてあったが、その通りの店でした。小上がりもあって、家族連れでも大丈夫ですね。

十兵衛の焼鳥
10月18日(木) 地域再生
地域再生という政策が導入されているが、大きな震災や天災に見舞われた地域ほど、地域再生政策が必要なところはない。そこで問題になるのは、何をどこまで、どのような資金を使って再生するか。基本は地域住民の主体的な再生への意志と具体的なアクションであろう。政策とはそのような動きを導き出すためのものでないといけない。能登での震災復興の取り組みを拝見していて思うことは、もっと思い切った施策の展開にならないかということ。現状では、大きな借金を抱えていかざるを得ないことになるので、再建を断念せざるを得ないと言う話が多い。住民の意欲を喚起することになっていないことを直視すべきではないか。新たな政策は思い切った人、もの、金、情報の使い方をすることでしょう。意欲と資金力のある人は踏ん張って再建されておられるから素晴らしいことだが、そこまでいけない普通の人をいかにサポートするか、国や県などの役割はそのようなところにあるのではないか。税金をそのような社会的弱者に使うことをもっと要望していくべきではないか。
10月17日(水) 協力原理
競争原理に大きく軸足を置いていろんな政策、施策を展開してきたのが最近の日本である。経済成長と引き換えに地方で進行しているひずみは顕著である。地域からの人口流出は地域の存立を危うくするまでになっており、自治体が合併せざるを得ない状況に追い込まれている。合併の是非はおくとしても、少なくとも日本の地方、地域社会が縮小し、大都市に人口が集中していくことは極めて危険なことである。地域に分散して暮らすことを促進するような地域政策が必要であり、地域での主体的な活動が不可欠である。大都市に若者が流出している要因をしっかり分析し、新たな施策を打っていくべきではないか。雇用創出、仕事創出が基本に必要であるが、外に開かれた地域社会を意識してつくることも大事だ。競争原理に対抗するためには、協力原理に基づく地域社会の形成を推進することが期待される。新たな知を生み出すためにも、外との交流が不可欠である。異質な存在との協力により、人生は豊かになる。
10月16日(火) 幸寿し
午前は能登鹿北商工会能登島支所で能登島の民宿の皆さんを対象に講演させていただく。民宿のブランド化がテーマであったが、一つの結論は「脱民宿」に取り組むことである。その後、穴水に行き、駅前の幸寿しで昼食をいただく。震災で店舗がダメになったが、店を再建され営業を再開されています。ネットにも取り組まれているので、何度も拝見していました。ようやくご主人の顔を拝むことができました。当初は仮店舗の建設を考えておられたようでしたが、結局本格的な店にされたようだ。午後は欅工芸谷口の工場を見学させていただき、さらに谷口さんの作られている器を使っておられる「ちゃんこ・一品料理 力」を訪ね、相談させていただく。アイデア豊富な女将さんで、今後の展開が楽しみです。場所は中心商店街の裏通りで分かりづらいが、落ち着く店でした。

幸寿しのにぎり
10月15日(月) 民宿せがわ
明日の講演のために、能登島に前日入りする。向田の交差点のところにある民宿せがわさんに泊めていただき、能登島の民宿の今後について意見交換する。いろいろな魚貝を活かした料理を楽しませていただきながらの議論は12時近くまで続きました。ご子息が横浜の寿司屋で修行中とのことですので、将来展望を描く楽しみもあるというものです。翌朝は朝6時に宿を出て、逍レ漁港に行き、魚の荷捌きの様子を見学させていただく。その場で魚を買うことができるのは素晴らしい。案山子窯の山田さんも買いに来ておられました。水揚げされ動いていたサバを刺身にして下さいました。贅沢な朝食です。

せがわさんの貝を使ったサラダ

荷捌き場で魚を仕入れる

生サバの刺身
10月14日(日) 農林漁業まつりとネクストフーズ

産業展示館であった農林漁業まつりとネクストフーズを観に行く。10時過ぎに家を出て行ったら、既に駐車場はいっぱいで、駐車待ちの車が数珠つなぎになっていました。はずれた場所に駐車スペースをみつけ、会場へ。中古車フェアや運動会、野球の大会も行われており混んでいる訳でした。ネクストフーズと農林漁業まつりの順で見たが、ネクストフードのしゃれた展示と試食、手作り感の強い農林漁業まつりでは農林産物を買うというイメージでしょうか。好みはあるだろうが、同時に開催されることで、相乗効果や連携が進むことを期待したい。ネクストフーズの会場で、小学校からの同級生に出会ったのが嬉しいことでした。

10月13日(土) のとじま手まつり

能登町からの帰り、能登島に行く。「のとじま手まつり」の案内をいただいていたので、様子を見学に。Weランドの芝生広場を会場に、全国からやってきた作り手たちが店を出しています。もちろん、地元の人たちも店を出しています。能登カフェの姥浦さんはピザの店を、高さんは焼芋を出していました。『能登人』で紹介した待寺さんはご家族でとんぼ玉を展示販売し、実演もされていました。輪島の三井に移り住んで研究活動を続けているという方も展示をされていました。三井町の魅力発見!!というタイトルでブログを書かれています。のどかな島のイベントらしい雰囲気です。カヌーあいらんどの渡邊さんや、平成16年度の定住促進調査でお話をうかがったことがある藤井さんともひとしきりお話しすることができ、有意義な能登島訪問でした。


姥浦さん夫妻のピザの店

高さんと渡邊さん

待寺さんのとんぼ玉 彩
10月12日(金) お多福

夕方から金沢問屋センターで打ち合わせがあったのだが、その後、問屋町の一角にあるお多福でおろしそばをいただいた。流通会館の中に入っている「よろこび庵」と同じ経営であるが、そばは手打ちです。あまり知られていないかもしれないが、お店の裏に駐車場もあり、そのことが分かりやすく表示されていれば、もっとお客が増えるはず。手打ちにこだわっていることももっと明確に表示すべきですね。


手打ちのおろしそば
10月11日(木) 古海魯肴(こみろな)

朝から能登町に出かけた。午前中は役場で打ち合わせ。昼は宇出津に戻り、古海魯肴(こみろな)で緑のらーめんをいただく。商品開発に熱心な山本さんのお店で、何度かお邪魔しているが、このメニューは食べたことが無かった。たコロッケ、イカ餃子、深層水らーめんなど、珍しいメニューが目白押しです。能登町で取水している海洋深層水も使われています。「イカコロ男爵」もご馳走になったが、イカのゲソと大豆が入っていて食べやすいコロッケです。さつまいもで作った「イカコロさっちゃん」もあります。山本さんは町会議員であり、観光協会長でもあるが、率先垂範いいモデルを作っています。場所は数馬酒造の近くです。


緑のらーめん
10月10日(水) いなか家

珠洲まで出かけ、すえひろにお邪魔した。末政ご夫妻に「いなか家」(珠洲市上戸町寺社ろ64-1 TEL 0768-82-6320 営業は15:00まで)という店に連れていってもらった。すえひろの米を使っていただいているとのこと。本日のおすすめとして黒板に書いてあった「刺身丼」を試させていただく。コーヒーもついて880円は妥当なお値段かもしれない。地元の人を対象にするなら現状のメニューでもよいが、旅の人も獲得するのであれば、地域性の感じられるメニューも開発して欲しいものです。すえひろの米を使っていることも明記していただくと少しでも付加価値が高まるはず。場所は珠洲の中心街に入る手前の陸橋の手前の左側です。


いなか家の刺身丼
10月9日(火) ビジネスセンタ−

夕方から金沢問屋センターでミーティング。ビジネス・マッティング事業の企画案を説明し、意見交換。問屋センターの企業70社以上でお話をうかがってきたことを踏まえて、企画フレームを作っているが、まだ30社以上が残っているので来週以降にお話をうかがいに行くことにしたい。今日提案させていただいたことも、個別企業にとっての可能性やメリットを具体的に例示することにより初めてご理解いただけるところもあると思う。手間ひまはかかるが、事業の意義を納得いただけるまで、説明や意見交換を積み重ねるべきなのです。120社以上の企業が集積している問屋センターの価値は十分あるし、そのことを未来につなぐために、新たな事業を提案し、サポートを続けるべきであると考えています。今回の事業は、青年部の皆さんと「問屋センターからビジネスセンターへ」というコンセプトで整理した昨年の成果を実現するための1つのステップです。これで確実に成果を出すことで、次のステップにいきたいものです。意欲と能力の高い青年部の皆さんや事務局の頑張りに期待しています。

10月8日(月) 能美ほっこりまつり

朝から雨が降り続き、徐々に寒くなっていきました。秋らしい気配が増しています。昨日の昼は暑いくらいでしたが、今日は寒い1日になりました。こんな日は家でおとなしくしているのが一番です。ということで静かな一日でした。秋らしいイベントをひとつ。数年前からお手伝いにお邪魔している能美の里山ファン倶楽部の活動として「能美ほっこりまつり」が10月20日、21日と行われます。自然保護協力金200円で受付登録を行い、後はプログラムによって価格設定はまちまちです。事業としての持続可能性を提案し続けていますので、どこまで魅力的なプログラムになっているか楽しみですね。

10月7日(日) 坂のまちアートinやつお

「坂のまちアートinやつお2007」を見学に朝から出かけた。10時過ぎに到着し、町民広場に車をとめ、歩いて石垣の坂道を上り、西町に出る。そこから右回りに会場を見て回る。40以上もある会場を1日で回るのは無理があるのだが、メリハリをつけて拝見させていただく。お店によってはお茶を出していただいたりしたところもあるので、ゆっくりさせていただきました。昼は「和布」でお好み焼きをご馳走になる。最後は駅近くの福島一区コミュニティセンターへ車で行き、島崎棟梁の話をうかがいながら、2階も含めて見学させていただきました。


空間にあわせて作られた作品
10月6日(土) キンモクセイ

事務所の前の公園に植えてあるキンモクセイの花が膨らんできています。独特の香りがただよい始めていますので、近所の木は咲いてきているのでしょう。金沢はキンモクセイを庭に植える活動をしてきていますので、たくさん植えられています。事務所の近くに大きなキンモクセイの木がありますし、お隣の家にも植えてあります。家を買った時に、金沢市から植木の券があたり、それでキンモクセイを我が家の庭にも植えました。キンモクセイは秋を告げる特徴のある花ですね。


キンモクセイ
10月5日(金) 持続可能な地域づくり

社内でのミーティングで地域について話をした。そこでいい足りなかったことを書いておきます。我々が担うべき役割は、持続可能な地域づくりのために、多面的な提案を続けていくことです。地域での定住を促進するためには、仕事づくり、雇用創出、産業創出、地域経済の再構築が不可欠です。高齢化のいかんを問わず、安心して暮らせる福祉・医療・コミュニティのあり方の追求も必要です。伝統的な文化や町並み、生活スタイルなどの価値を再評価する活動も必要です。それらの活動や事業の担い手としての人材育成や誘致が必要となります。そして、新たな地域の動きや魅力を知っていただくための情報発信をもっともっとしていくことが大事です。そのようなことをトータルに企画提案し実践していくことです。そのことのためにこれからの時間を活かしていきたいものだ。

10月4日(木) 

産業観光のプログラムづくりのために加賀能登のれん会の会員企業を訪ねている。最初にお邪魔したのは加賀麩司宮田さん。東山の「鈴庵」という麩料理の店を見学を兼ねて訪ね、麩ぜんざいをご馳走になる。その後、浅野本町の工場に行く。初めて麩の工場を見学したが、手作業で焼麩を作る仕事は拝見していて面白い。実際に作業をされているスタッフも10年やっているという方で、愛想もよい。職人的な雰囲気も伝わってきて、楽しめるところです。生麩の仕事も手作業が多くて大変そうでしたが、価値が伝わってきますね。最初に工場見学をさせていただき、その後に「鈴庵」で麩料理をいただく、そんな流れでしょうか。3時間コースぐらいにはなります。工場でいただいた作り立ての麩まんじゅうも美味でした。焼き立ての麩も香ばしそうで、食べてみたいものだ。


焼き麩を作る
10月3日(水) 花や

午後から山中で湯の本町商店街の勉強会があった。昼は湯の本町商店街の真ん中あたりにある「食楽花や」という新しい店でいただく。この商店街の特徴は飲食店が多いことで、新たな店も出来ている。「花や」は奥に座敷があり、宴会も可能だし、テーブルとカウンターもあるので、一人でも利用可能だ。ランチの定食もあり、その利用もかなりあるようだ。メニューが大皿に書いてあるのも面白い。勉強会では最初に商店街の店を一通り見て回り、その上で、何をすべきかをグループに分かれて議論していただく。面白いアイデアが沢山出るものです。先日の「まちづくり人材育成塾」に参加しているメンバーも3人いるので、要領が良くなっていました。繰り返しの一つの成果ですね。


「花や」のランチ
10月2日(火) 加藤和紙

加賀からの帰りに、寺井のたけもと農場に寄り、新米をいただく。久しぶりにご主人と話す。最近は若手が仕事をこなしてくれるようで、コンバインに乗らないことも多いようだ。世代交代は徐々に進んでいる感じです。その後、川北の加藤和紙さんを訪ねた。何度も取材で訪れているので、お母さんやお嬢さんからお話を何度もうかがっているし、一連の工程も取材させていただいています。それらも踏まえて、産業観光について打ち合わせ。お母さんの語りは魅力的ですので、それをコアにプログラムを考えたいものです。


和紙に色をつける
10月1日(月) 何を議論するか

神在月サミットについてのやりとりから。何のための事業かという根本的なことから再度確認する必要がありそうです。出雲に神々だけでなく、まれなる人も集まる。それが神在月の本来のあり方ではないか。まれびとが集まり議論することに何を期待するか。多様な方々が集まり、今後の地域づくりの可能性を多面的に議論し、方向性を見いだすこと、具体的な事業や政策を構想し、実現に向けて活動をスタートしたい。
それでは何故出雲か。それは全国の中でも過疎化、高齢化が進んでいる先進地であり、全国のモデルとなりうる地域であるからです。過疎地や高齢化した全国の地域の人々が集まり、知恵を出し合うことで、未来への筋道を描く。そのような機会を年に一度は出雲で設けますということ。神々の議論が将来を計画するためのものであるから、人間もそのような会合を同時に開いてもよいのではないか。神々にお祈りしたいのであれば、明確な計画をもって臨めとも言われるので、神在月サミットにおいては具体的な事業や政策についての計画案を事前に用意して参加すべきでしょうね。

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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