[ 金沢便り2007.3月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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3月31日(土) 復興へ
震災からの復興は余震があってもすぐに始める必要があるのではないか。ハードの修繕、修復が必要なところも多いが、商売をしている人は商売をすること、ものを作っている人はものを作り始めることでしか、復興はなしとげられない。全国や海外の皆さんの応援やボランティアで助けられる部分も多いのは確かだし、それは有り難いことです。その一方で、主体としての頑張りが必要なのです。ここで必要なのはいかに災害から復興を成し遂げたかというソフトウエアではないでしょうか。そのようなことも全国の経験者からお教えいただけるとうれしいですね。骨折したとか、病気になったときに、肉体的に機能を復帰させるだけでなく、機能を使うリハビリが必要なのです。リハビリは寝ていた時間に比例して必要になるのではないか。可能な限り、早めに立ち上がるべきです。被災地にあって、被害の少なかった人たちには遠慮があるかもしれませんが、それは不要です。こんな時に商売して!と批判する声もあるかもしれませんが、それは間違っています。被害が少ない人の暮らしは誰も守ってくれません。被災者についても、建物の取り壊しの費用や再建のための費用は援助されるかもしれませんが、生活費は支給されないのではないか。個人的な見舞金は別ですが。従って、遠慮していては暮らしが先細るだけです。地震から1週間です。商売を再度はじめましょう。それが地域全体の再生への早道です。

営業中の曽々木の民宿街
夢一輪館にもお客が来ていた
3月30日(金)-2 能登レポート2
柳田から穴水に行き、七海屋さんでお話をうかがう。商品の被害は甚大であったようだが、すぐ営業を再開されています。門前から多くのお客様が来られたとのこと。災害復旧とは、普段通りに営業すること、普段通りの暮らしが可能になることです。商店街を通るが壊れた店や家と営業中の店が混在する。もりそばに寄り、早い夕食をいただく。川のそばにある店だが、建物はほとんど被害もなく、普段通り営業を続けている。取材チームなどお客様も多いとのこと。一般道を走り和倉温泉に行く。温泉街を走るが、気のせいか、加賀屋やあえの風が暗いと街全体が暗く感じる。それでも、総湯にはお客様が来ているし、周辺にある信寿司や酒のこいずみ、スーパー大阪屋、八ちょも、海よ友よ、北京飯店など多くの店が営業していました。旅館も営業しているところが多くなっています。こういう時こそ、街灯やショーウィンドーを明るくつけて欲しいものです。この商店街はほとんどの店を取材して回ったことがあるので、頑張っていただきたいものだ。ホームページにまとめてあります。能越自動車道、能登有料道路を通り帰るがスムーズであった。元気そうな皆さんの顔を拝見できて良かったです。この間展開してきた「能登は元気に営業中!」の重要性を実感できた。引き続き情報の集約と発信を続けていきます。

七海屋
もりそば
3月30日(金) 能登へ
のと鉄道が全線復旧しました。穴水まで行けるようになりました。能登有料を徳田大津まで行き、中核工業団地を抜けて巌門へ。巌門センターは通常通り営業とのことでした。次に富来の地頭の商店街を走るが普段通りの営業をされているようであった。開店前のアスクに行き、話をうかがうが、地震当日の午後には営業したとのこと。酒販店の松田さんの店も車輪つきの陳列台は瓶が落ちずに被害を免れた。飲食のポルポだけが、ガスの配管がはずれたので工事のため1日休んだとのこと。次に関野鼻に行く。社長の瀬口さんはおられなかったが、当分休業せざるを得ない雰囲気であった。門前地内に入ると急にブルーシートで覆った屋根が目立つようになる。ビューサンセットに行く。外観はなんともないが、休業中の張り紙。まんだら村にも上がり、別荘を見て回るが、いたんだ建物は無さそうであった。そこから下ると道下(とうげ)地区である。公民館ではボランティアの活動と新たなボランティアの受け入れ中であった。県議候補が挨拶に来ていた。岡本さんや高作さんに出会う。高作さんは店も住宅も壊れたとのことであった。次に手仕事屋へ行く。マスコミで連日報道されている通りの状態で、解体、かたずけ作業、それと検査作業が続いていた。星野さんはいつもの調子であったが、さすがにお疲れのようであった。水道も通っているので、店は営業できそうなのだが、下水が復旧していないのでまだ無理とのこと。それと建物検査が終わっていないので、本格的な修繕が出来ないとのこと。豆腐工場の真ん中に入った亀裂をはじめ、自宅の周辺に入ったたくさんの亀裂を撮影する。次に輪島に移動。途中は外観上はなんともないのだが、鳳至町に入るとあちこちで建物が倒壊していた。中島酒造店を探したが見つけられず、白藤酒造店さんが営業されていることは確認。朝市通りを抜けわいち商店街へ。この一帯は普段通りに見える。普通に営業されていたやぶ本店でもりそばをいただく。中浦屋で土産を買って、曽々木へ。途中の道はいたんでいたが通行可能。千枚田は田植えの準備がはじまっているのか水が張られていた。曽々木の体験実習館にお邪魔したら、ちょうど星野さんがおられた。曽々木は被害もなく、民宿もお店も普段通り営業しているとのこと。時国家も健在であった。次に能登町に行く。商工会で数馬さんに会うが、輪島、門前の酒蔵の酒を救うために奔走中とのこと。中島さんの酒や門前の中野酒造の酒を数馬さんの蔵ですでに預かっている。次に夢一輪館に行く。「頑張ろう能登」というメッセージを全国の知人やお客様に送る準備をされていた。関野鼻に納めたとうふの燻製を引き上げてきたとのことであった。さらに、桜峠の売店をのぞく。柳田教養文化館で写真展をされている梅佳代さん(柳田出身)が子どもたちを対象にした写真教室を開いて下さったとのこと。ここは梅さんが高校時代にバイトをされていた所。写真集『うめめ』を購入。(続く)

輪島やぶ本店
中浦屋
千枚田
3月29日(木) 能登人の心意気
火曜日は門前でボランティアの受付の手伝いをされていた能登カフェの姥浦さん。能登島で能登カフェを営業し続けることを宣言されています。「能登カフェは通常営業するぞ!」というタイトルのブログで次のように書かれています。「私に出来る事は、やはり能登島で能登カフェをやること、そんな気がしました。一日でも早く能登島に、そして能登に人が来てくれるように、今来てもいつものように迎えてあげられるように、能登カフェをやっていたいと思います」。本日、能登有料道路が徳田大津まで開通しましたから、そこから一般道を中島まで行き、ツインブリッジを渡れば能登島に行けます。(4月9日追記:能登有料・能越道を通り、和倉経由、能登島大橋を渡って行けます。)是非、彼女の店をのぞいてみて下さい。運がよければ、富山湾越しの立山連峰が見えるかもしれません。

能登カフェからのなにげない眺め
3月28日(水) 正確な情報
ネット上の情報や新聞なども参考にしながら、最新の正確な情報をまとめようと努力してはいますが、錯綜していて違った情報もあります。修正を加えながら、「能登半島地震関連情報」を作成しています。曖昧な情報は当事者に確認することにしました。今朝からは、それぞれの店や旅館・ホテル等に電話して確認して掲載するようにしています。連絡のつかないところもありますが。旅館の営業再開は進んでいます。輪島の旅館や民宿の多くが営業をされていますし、和倉温泉でも徐々に再開する旅館が増えています。加賀屋は大きいだけあって、4月の20日過ぎになるとのことです。今日から、上記コーナーに「〜能登は元気に営業中!〜」を加えました。ネットでのポジティブな情報発信も増えています。七尾に自宅を有する私の友人のブログも災害復興への道を書き続けています。
3月27日(火) 能登人
今年度、NPO能登ネットワークの事業で能登で活躍する人々を紹介する冊子とホームページを作成する事業に取り組んできました。取材させていただいた方々の多くが地震のあった地域にお住まいです。取材に訪れた時の状況から一変していそうなところもあります。近々にそれぞれの方のところを訪ねたいと思っています。ポジティブな情報発信をということで、このサイトで集めています。おかげで、このページをご覧いただいた全国の方々からメッセージをいただいています。ありがとうございます。能登人たちは、過疎地、限界集落などと言われる地域であっても、案外楽しく暮らしています。あくせくせず、しなやかに生きているというのが、今年だけでも30人以上の人を取材して感じていたことです。その中の何人かはボランティアとして現地で活躍されています。可能な限りサポートして参ります。
3月26日(月) 能登は元気です!
一夜あけて、能登の方々からも情報が届いています。道路は羽咋から先は一般道を通れば行けます。能登空港は通常運行になっています。宿泊施設も多くが営業しています。確認できたところだけでも、輪島の海游 能登の庄、能登町の百楽荘さんなみさんは営業しています。和倉温泉では、宝仙閣旅亭はまなす和倉パークホテル十番館 、能登島のホテル ウインズ。これらのお宿はホームページに営業についての情報が掲載されています。さんなみは直接電話で確認しました。七尾市のページによると、和倉温泉は8軒のみ営業しているとのこと。他の地区のお宿の多くは営業されていると思いますが・・・。ホームページに情報をアップしていただけると助かりますね。詳しくは一番上の関連情報をご覧下さい。分かり次第、追加して参ります。全国の皆様へのお願いは、遠慮せず遊びに来ていただきたいことと、能登産のものを優先して御利用いただくことです。
3月25日(日) 地震発生
朝風呂を浴びていたら、久しぶりに大きな揺れを体験しました。2時間たっても電話が通じない。能登はひどい状況だ。輪島や門前など、先日もお邪魔していたまちがいたんでいます。珠洲の映像もテレビで映し出されたが、何度も通った道路で落石がおこっている。高速も鉄道も止まっています。携帯も通じません。メールは大丈夫でしたが。東京に行っている家族にはメールで連絡がつきました。
3月24日(土) どのような政策が必要なのか
住民や企業の活動で成果が生まれ、他との関係で問題を発生させず順調に動いていくことには、公が関与する必要はないのかもしれない。しかし、経済原理や自由意志に任せておいては問題が発生することには、何らかの政策的関与が必要となるであろう。例えば、産婦人科や小児科が減っている。地域でお産ができない状況が全国的に広がっている。金沢市内の大きな病院でも産婦人科が無くなるということはどうなっているのか。少子化が進み、お客が減るということが予想されていましたから、産婦人科医が減るという単純な原理が進んだ結果なのか。そのようなことは以前から想定されたことであり、少子化対策や子育て対策の基本として手を打つことが政策ではないか。その基本的なことに取り組まないのは政策ではない、無策と言わざるを得ない。根本的な問題解決に取り組むことに、政府や自治体の政策の意義があるのではないか。そのことを抜きにして、キャンペーン的な活動をいくら展開しても空しいばかりだ。
3月23日(金) 人は何故都会に集まるのか
地域から人は流出し、都会へと集まる傾向が続いている。都会の地価が上昇し、地方はダウンしている。一体何故なのか。一部の人は田舎に住み続けているし、途中で都会から離れてきている。都会が人を惹き付けるのはなぜか、をしっかり考える必要がある。一方で、地域から人が離れていく要因はどのようなことなのかも。今のまま都市に人が集まり住むことには無理がある。異常気象が常態化し、そして花粉症やアトピーをはじめとした、新たな病気が蔓延していることをいかに改善していくか。環境悪化と生体の能力劣化を想像せざるをえない。これを解決するための方策を真剣に考えないと、よりましな社会、特に未来は構築できないのではないか。田舎ぐらしののびやかさや環境の良さ、食べ物の安心感、お金をたくさん持たなくても暮らせることなどをもっと評価すべきだ。特に地域に暮らしている人々の地元評価が変わることが基本だ。若い時に、田舎を嫌っていたのは何故か。田舎の息苦しさを脱却するためにはもっと他所の人を受け入れることを積極的に進めることも必要なのだと思う。異人が入ることで、緊張感が生まれ、それまでの関係やバランスにずれが生じる。それが一定の触発効果を生むだろうし、そのようなことを意識的に行うことで、魅力的な場がうまれるのではないか。出会いの場として地域を活かすことを優先的に考えるべきなのだと思う。一般的な意味での観光ではなく、出会いと交流に主眼をおいた「ツーリズム」という概念で考えている仕組みが有効なのではないか。
3月22日(木) 山中めぐりとタイミング
山中の委員会のメンバーをお願いしていた民間委員の方々のところを回り、謝礼金をお渡しした。高い人件費の方々への謝礼としては少ないですが・・・。運良く直接お渡しできた方が多く、今後に向けてのお話もすることが出来ました。帰りには南加賀農林総合事務所に森林部長を訪ね、報告書に目を通していただく。山中温泉地区の森林の状況についてお話をうかがい、報告書の原稿に反映していたので、確認いただきたかった。さらに、名前をあげて説明しているかが森林組合にも報告書案を届け、参事に目を通していただくことをお願いする。多くの人にご覧いただくと、新たな発見やアイデアをいただけたりするものです。
3月21日(水) やまださ
昨日は昼に宇出津についたので、久しぶりに商店街の「やまださ」で定食をいただいた。食料品店らしく、野菜が豊富なところがここの定食のよいところです。煮物に具沢山のみそ汁、サラダ、菜の花、漬け物と品数も多かった。旬の素材を使うところも魅力である。最近はブログも始められたようで、頑張っておられます。

やまださの昼食
3月20日(火) 金曽農園
輪島で輪島塗の仕事を撮影をして、まちづくり輪島で打ち合わせ。その後、柳田で炭焼きの仕事を撮影。さらに、能登町商工会で打ち合わせ。そして、宝達志水町で取材を行った。山の中に入った棚田に果樹を植え続けてきたという金曽さん。最初に植えたのは減反政策がスタートした昭和46年(1971)とのこと。30数年前のことになるが、栗からスタートし、次に桃を植え、昭和63年からはりんごにも取り組んできている。今は桃とりんごが半々のようになっているとのこと。りんごはオーナー制も導入しており毎年50組ぐらいの人がお客様になられているようだ。愛想のよろしい、こだわりの農家です。犬が何匹もいるので、動物の被害も少ないとのこと。知恵を使っておられますね。そう言えば、かなり以前に作った農家のリンク集金曽農園も含まれていました。

金曽さん
3月19日(月) 八百屋画廊
富山県の小杉で商店回りをする。一店逸品運動の勉強会の前のアドバイスを行う。商品を絞り込むことで店の特長が明確にする活動である。地物野菜にこだわって扱っている食料品店がすごい。手作りのPOPが店内に多く張り出されていて、分かりやすい。高岡野菜や富山野菜、地元のおばあちゃんが手作りしている加工品など、盛りだくさんだ。一番のおすすめは小杉のたけのこで、4月中旬には出てくるとのこと。魚も扱っており、総合食料品店になっているが、さらに面白いのは向かいの倉庫が「八百屋画廊」になっており、絵画が展示されていること。地べたには大根なども並んでいるのだが、これがマッチしている。面白い店はどこにでもあるものですね。これだから商店めぐりはやめられない。

手作りPOPと野菜
3月18日(日) 台湾の人向けのサイト
台湾からの留学生・高さんにお願いして原稿を書いていただいてものを使って作った五箇山紹介サイトがアップしています。さらに、高さんから紹介していただいた劉さんに作ってもらった八尾を紹介するブログ・八尾探索もあります。劉さんは日本で旅したところを紹介するサイトも作られています。どのようなところに魅力を感じていただけるかを知る意味では大いに参考になります。今後も時間を見つけてあちこちご案内したいものです。
3月17日(土) 室谷一柊さん
天気が良かったので、撮影のため能登に行く。柳田の室谷さんのお写真が必要だったので、アポイントをとって出かけた。谷を入っていった山裾にある室谷家を訪ねるのは2度目である。となりのトトロに出てくる舞台のような雰囲気のある場所です。特に最初にお邪魔した時は雨が降っていたので、そのような印象が残っている。前庭がきれいに整備されていた。ちょうど、お嬢さんもイギリスから戻っておられたので3人揃った写真を撮影させていただく。その後、囲炉裏の周りでお話をうかがう。2時間近くも滞在してしまいました。どん底を経験されたことを乗り越えようとしている気持ちのよい家族です。お嬢さんは6月にも再度、能登に戻ってこられるようだ。その後、鉢伏山を目指したが、途中で道路に積雪が残っていたので断念、炭焼きをされている小箱政治さんのところで撮影の相談をした後、夢一輪館でそばをいただく。

室谷さんのご家族
3月16日(金) セレモニーの意義
セレモニーの意義の一つは、参加した人の意識を高めることにある。儀式を否定的にとらえてきたことは否めないが、そのことに一定の意味があることもたしかである。本日、特産品紹介パンフレットへの応募商品についての表彰式があった。出席された方は大いに喜んで下さっているようであった。こだわってものづくりに励んできた方にとって、商工会連合会の役員が揃われたところで、優秀賞の盾が授与されるということに感激があるようだ。このことを契機にさらに魅力的な商品開発、商品改良につとめていただきたいものです。今月中には今日表彰された商品を紹介する印刷物「美味しい石川」も出来るし、石川県商工会連合会のホームページの「美味しい石川」コーナーにアップされる予定です。

美味しい石川の表彰式
3月15日(木) 身近な自然
山中で最後の委員会があった。早めに着いたので東山神社まで上がってみた。鶴仙渓の一番下流側にある黒谷橋のたもとに芭蕉堂があるが、その横の坂道を登っていくと、たどり着けます。途中の 斜面には草花が咲き始めています。椿もまだ花をつけており、山桜もあちこちに咲いていた。季節を感じるにはふさわしい空間です。苔むした斜面からは水が滴り落ち、水の音も心地よい。眼下に山中温泉街を見下ろすこともできて、ちょっとした散策コースとして楽しめます。それほど、多くの人が行っていないようですが、さらに道を延ばして散策コースを設定することも可能そうではありました。

斜面に咲いていた花
3月14日(水) 産業創出
今年取り組ませていただいた事業の一つは「山中温泉の自然と伝統文化を活かした産業創出のための計画策定調査事業」である。前提となる概念の意味するものが問題だし、常に考え続けてきたことである。「産業創出」とはどのようなことをイメージしているのであろうか。国の施策でも産業創出がいろいろな施策でテーマとされてきている。少なくとも、「産業」という以上、一定規模の事業として、従事者が地域に生み出され、売上・利益が継続的に創出される事業でないといけない。それも新たな事業として取り組まれること、新たな仕事が創出されるイメージではないか。そのようなことを念頭に事業を構想し、その実現性を担保するためには、地域の人々との議論や意志確認が不可欠である。今回の提案がどこまで実現できるかは、地域の人々が新たな事業に挑戦してみようという意欲を喚起できるものになっているかにかかっているとも言える。
3月13日(火) 旅行者動向調査
日本交通公社が毎年行っている旅行者動向調査の2006年版によると、70代以上の方々でもネット情報を参考にされているとのことである。全体でみても、ネットの検索サイト、ネットの旅行専門サイト、宿泊施設のHP、観光施設のHP、観光協会や自治体のHPなどの順で利用している。一方、旅行会社の利用について、旅行先別で利用率のデータがあるが、石川県は46.2%で、大分県は29.9%であった。沖縄、長崎、北海道、青森についで石川の比率が多い。これはどのようなことを意味しているのであろうか。
3月12日(月) 新たな投資
山中温泉で15日の委員会の会議資料を配って回るが、あちこちで工事をされているのが印象に残った。新たに開業する宿の工事は仕上げが近いのか大勢の人がいたし、かよう亭さんも休館して改装工事をされています。たわらやさんもロビーの半分が塞がれていました。胡蝶も以前から工事が続いています。景気回復を反映してのことか、年度末ということもあり、設備投資が行われています。さらに大切なことはソフト面での新たな投資ではないか。新たなサービスプログラム(健康回復、美容促進、エコツアーなど)の開発やネット予約システムなどの構築に手間ひまをかけることを期待したい。
3月11日(日) 音声データおこし
過去に録音しておいたデータをおこしてみると、いい話がいっぱいある。漫然と聞いているだけとは違う発見があるもの。耳で聞いて、いい話だと感じることと、文字化することでは飛躍的に認識が高まることがあるのかもしれない。これはという方の話や、そのような方との対話は録音しておいて、おこしてみることは有意義だ。それは、文字化した人にとって学ぶことが多い作業である。すべてをおこすのではなく、重要と思われるところを集中的におこせば良い。重要なポイントを抽出するセンスを磨くためにも有効であろう。
3月10日(土) 法事
小舞子の叔母の家で法事があった。数少ない親戚が集まり、自宅でのお勤めの後、川北の喜水苑で会食。普段はほとんど行き来の無い人たちで、このような機会がないと出会わないので、貴重な場である。それぞれがどのような仕事をしているかなどということも詳しく知らなかったし、どのようなところに住んでいるかも、初めてうかがうことが多かった。叔父の葬式以降、何度か繰り返し会っているが、そのような蓄積があってはじめて、聞けることもある。次は7回忌とのことであるから、4年後か・・・、まあその間にもいろいろあるかもしれないが、皆さんの健康と活躍を祈りたい。

喜水苑の庭の山桜
3月9日(金) 銀の風
近江町市場に北國銀行本店裏通りから入ったところにある中華そば屋。うどん屋に変わった神楽さんの作り方を教わって店を始めたようだ。先日、神楽でご主人とお客さんとの会話の中に出てきていたのが聞こえたので、探し当てました。神楽さんで何度も味わっていた中華の味でしたね。名前は違いますが、店の作り方からして、雰囲気が通じるものがありました。メニューの作り方も同じような感じです。カウンターだけの小さな店ですが、一度お試し下さい。

銀の風の中華そば
3月8日(木) めぐみの雪
もう降らないのではないかと思っていた雪が断続的に降り続いています。平野部でも雪景色が見られるようになりました。まとまった雪が積もらないと、農作物に害を与える虫達も死なないので、農薬を沢山まかないといけなくなるとの 話もうかがっていましたが、これだけ降れば大丈夫かな。すでに咲き始めている梅に雪が積もっていましたね。これで、安心して春を迎えられそうです。夜は中能登商工会で直売所の勉強会。相変わらず大勢の方々に参加いただきました。この輪をいかに広げられるかです。

雪景色の中を走る七尾線
3月7日(水) 民宿せがわ
能登島に商工会連合会の事業で出掛けたので、昼は向田の交差点の角にある「せがわ」でいただいた。民宿兼食堂兼酒販店であるが、地元の素材にこだわった食事を出していただけます。大根といかの煮物、「つるも」という海藻、山菜の天ぷら、きのこの味噌汁など、珍しい定食をいただきました。ここの特長は元気で明るい御夫婦がいることです。以前にも一度お邪魔しているので、このコーナーでも紹介したことがあるかも。久しぶりに昼食をいただきにいったが、相変わらず明るい御夫婦でした。のとカフェで売っていた能登島の情報誌にも紹介されています。こちらでも販売されています。酒の販売コーナーはほとんど機能していなさそうでしたので、能登島の特産品を集めて販売するか、食堂を広げるかですね。車は店の前か神社の前にとめても大丈夫そうです。

民宿兼食堂兼酒販店のせがわ
3月6日(火) 雪が舞う
温かかったのが、一転寒くなり、午後には雪が舞う。積もるほどではないが、寒さがきつくなっています。天気予報では、7日から雪とのことであるが、これまでほとんど雪が降っていないので、降るとすれば、まとまった雪になるかも知れないと思う。その一方で、白くなる程度で結局終わるのではないかとも。環境のためには降るべきものは降った方がよいのはたしかである。崩れっぱなしの環境がバランスをとろうとすることが大事だ。
3月5日(月) 地域づくり
コーディネーター仲間たちと地域づくりを議論する。協働などという概念で地域づくりが語られているが、行政主導の地域性は強い。地域住民や企業などからの発案による施策や政策は少ないのが現状だ。事業化を目指す地域づくりを提案してきたし、いくつもの団体が事業主体としてスタッフを雇用して継続的に事業展開を行うようになっている。そのような団体をフォローするとともに、新たな主体の育成をサポートすることが必要なのだと思う。事業の内容は多様なものがあってもよい。仕事をしつつ地域で暮らせる人を増やすことが目標にされないといけない。地域人との交流による人間的な親近感が増していってこそ、移り住むことへの不安感が減っていくのではないか。異なる生活環境に移るということへの抵抗感は相当あるはずである。そのことを乗り越えてこそ、新たな環境に飛び込めるようになる。そのための契機となるような場を継続的に設けていくことが地域づくり活動の柱の一つにすべきことである。多様な主体、魅力的な人が活動している地域であってこそ、人が集まることになるのではないか。
3月4日(日) 春の陽気
黄砂が降ったのではないかと思うような車の汚れ方であった。気温は20度近くまであがっているし、室内より外の方が温かい。雪がほとんど降らないまま、ついに春がやってきた感じだ。異常気象や温暖化は確実に進んでいる。昨年の大雪は大きな変化の中の揺り戻しでしかなく、温暖化は進み続けているのではないか。これは人間の活動ではとどめようもないことなのか、根本的なライフスタイルや産業構造の転換で可能なことなのか。繰り返し考えてみるべき課題だ。
3月3日(土) 報告書
年度末の仕事の一つは報告書を作成すること。関わってきた事業の活動内容とその評価、今後への展望をまとめるというような作業である。その際、重要なのは、途中段階でどれだけ議事録や写真などを撮っていたかだ。事務局がしっかりしている場合は、その点助かるケースが多い。私どもがお手伝いしなくても報告書はすぐ作れそうなものだが、唯一意味があると、思われるのは外部の視点で、シビアな事業評価を行うことと、今後への提案をすることにある。率直に表現させていただくことを心掛けたい。
3月2日(金) 産業観光
加賀能登のれん会の委員会で産業観光について議論。意欲的なメンバーと議論すると具体的なイメージが浮かびやすい。会員企業で一つずつプログラムづくりを進めたいものである。再度、各企業を回りどのようなことが可能かを検討すべきですね。だれがガイド役を担っていただけるかによって、プログラムの内容が異なってくる。移動時間のかからない範囲で、飲食などとの組み合わせが可能であればよい。継続的に行う事業として事務局機能が重要でもある。
3月1日(木) 道の駅
中能登町商工会の視察研修で、南砺市に行く。福光、井波、城端と見て回る。福光の道の駅は地元の地区の人たちが90人以上出資し3000万円の株式会社で運営しています。売り場が徐々に充実しており、売上も順調のようだ。隣に貸し農園も昨年から始めています。説明してくださった飯島さんの話は名調子で魅力的でした。さすが、創業から苦労されてきた人は違います。ここのスタッフは一度だけ講演にお邪魔したことがある私の顔を覚えてくれている。サービス業の基本ができていますね。井波の道の駅は、経営的に赤字ということであるが、中で拝見していれば、それもうなずけるところがいくつもありました。近くにある福光と徹底して比較してみるべきではないか。城端ではヨッテカーレを見学。その場で握ってくれるおむすびが人気で、物産の売上も伸びています。中能登の皆さんにとって、いい刺激になったのではないか。おにぎりの里を標榜していた町もあるので、おにぎり茶屋的な機能も盛り込んで欲しいところだ。

道の駅福光の生鮮物の売り場
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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