[ 金沢便り2006.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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5月31日(水) 有効な事業を
補助金事業の難しさは、そのお金の使い方に縛りが多いことである。事業として一定の条件がついているので仕方がないのだが、究極の目的は成果を出す事であり、事業主体の力が強化され、持続的、自律的に事業が行われていくようになることを促進することであろうから、そのためにエネルギーを集中できるような仕組みにならないものであろうか。成果を評価する視点、ポイントを設定しづらいこと、事業成果を評価すること自体が手間がかかって、難しいこともあって、報告書主義にならざるを得ないのであろうか。公のお金を使う以上、事業成果を徹底して追求し、報告書という成果物で評価するのでなく、実際の事業成果を評価すべきではないか。TMO計画などは、その後の事業実施や成果についてのチェックが何度も入っていたように聞いている。
5月30日(火) 金沢問屋センター
夜、金沢問屋センターの青年部の例会で講演させていただくことになっていたので、昼に問屋センターを訪ねた。流通会館の1階に入っている「よろこび庵」では手打のそばを出されていました。きれいなそばです。珍しいと思ってうかがえば、近くにある「お多福」や東インター近くの「福々庵」と同じ経営とのこと。しっかりした手打そばが出ている訳です。しかし、問屋センターに仕事で来る人以外はあまり知らないのではないか。その後、問屋街をぶらぶら歩いてみたが、昔のままのところと、新たな企業の進出もあってきれいになったところが混在しています。全体のイメージアップのためには、もっと空間をきれいにする活動をすべきでしょうね。川を覗けば、大きな鯉や小魚たちが沢山泳いでいますし、清掃をすれば、さらに楽しめるようになるはずです。できること、すべきことは多い。問屋センターの可能性をプレゼンテーションする場を創造していくべきです。流通会館の中に新商品のテストマーケティングの場が欲しいところ。夏まつりのイベントなども、エンドユーザーと出会う場と位置付けるべきではないか。顧客接点をしっかり持っていることが重要な存在意義となるはずです。

よろこび庵のざるそば
5月29日(月) 外出せず!
たまにはこんな日もないといけない。今日は事務所に来てから一切外に出かけなかった。事務所にずっといるのもいいものです。身辺整理でもすべきなのでしょうが、実は1日ウェブサイトの修正を行っていました。写真を探して、加工して、原稿を書いて、ページに組み上げる。リンクをはるべきところがあれば、リンクを設定する。一つの店を紹介するちょうとした作業をするだけで、1時間程度かかったりします。素材がすべて揃っていれば、もっと早いでしょうが・・・。写真を検索しやすい状態で保存しておくことも考えた方がよいですね。それはそれで大変な作業でしょうが、撮影した写真をハードディスクに保存した時に、細かく分類してフォルダを作成しておくべきなのでしょうね。
5月28日(日) 二兎
雨の中を加賀に向かう。途中、晴れてきたので、うるし蔵に立ち寄り、うさぎの様子を拝見する。たしかにうさぎが庭に放されていました。おまけに外まで出ているうさぎもいて、ハラハラさせてくれます。それでも自分の領域をわきまえているのか、自分で戻っていきました。お客さんたちは、中庭にいるうさぎたちについて最初は不思議な感じを持つようですが、そのうち近寄ってきて接触を試みます。うさぎの像が置いてある近くに、本物のうさぎがいる様子が面白いですね。その後、竹の浦館での小泉武夫さんの食育についての講演会に行く。手が足りないようだったので、急遽受付を手伝う。会場から人が溢れる盛況ぶりでした。関心が高いあらわれでしょうか。小泉教授の話はたしかに分かりやすくて面白い。最後に言われていたのは、何を食べるかであるが、海草、根菜、魚、大豆、ご飯の5つが重要であることを強調されていました。

うるし蔵のうさぎ
5月27日(土) おすすめの出雲
出雲市での観光振興のために、「おすすめの出雲」というページを作成しています。これまで、出雲の皆さんに連れていってもらったお店を中心に紹介していきます。まず、今年の事業で取り組んでいる中央通商店街をはじめ、出雲市駅近くの商店街にあるお店をクローズアップすることです。駅周辺でぶらぶらしていただくためには、魅力的な店があることを周知徹底しないといけません。勝手に紹介することで、お客様がいらっしゃるという実績を作ることを目指したいですね。今回の事業で初めて、出雲市駅周辺の位置関係が分かってきました。そのことの確認の意味もあります。
5月26日(金) 新しい観光
すでに自他共に認めている観光地とそうでないところがある。昨日まで行っていた出雲は出雲大社は観光地だが、出雲市駅周辺はそのような位置付けになっていない。観光ガイドブックなどでも、情報が少ない。ガイドブックの編集そのものが山陰や松江出雲米子隠岐などと広域情報になっている。これまでのところ、観光的な魅力づくりをしてきたわけでもないようなので、仕方がない。新たな魅力づくりを一体となって進めることで、徐々にお客様を獲得していくことは可能なはず。個別の店や商店街が連携することで、散策する楽しみを形成していくべきだ。歴史を感じさせてくれる町並みや小路が多いのはたしか。とりあえず、高瀬川を積極的に活用することが有効ではないか。出雲市駅と高瀬川の間の魅力を高めることが当面の課題だ。コアとなる商店街だけでなく、広い範囲から魅力的な店やポイントを発掘していくことが大切です。ガイド付きでまち歩きの活動を行うことも有効でしょう。

最後にいただいた羽根屋のそば
5月25日(木) 商店回り
今日も商店を回り、実験事業のための意見交換。実験に向けて新たな商品、サービス商品を用意いただけるのであれば、それが一番なので、そのような可能性も追求していただきたいものだ。既存商品の中で今後も力を入れて販売していきたものをクローズアップすることで、お客様や地域の仲間にアピールすることでもよい。そのためには、自店の既存商品の再評価をまず行ってみること、他所ものの視点での評価も加えてみる機会として実験事業を位置付けていただいてもよい。複数商品を前に出して、どの商品に一番関心を示していただけるかを見ていただければよい。とにかく、1人でも多くのお客様をお店の迎え入れ、少しでも売上が上がることを目指して取り組みたい。おすすめの商品として掲げた商品は売れなくても、周辺にある商品が売れることでもよい。顧客接点を創造・演出するための舞台装置を工夫するということである。16時半前には出雲市を出発、金沢には23時半に帰り着く。さすがに疲れた。

こん吉堂の明石焼
5月24日(水) 出雲へ
TMOである出雲商工会議所からの依頼で、3回シリーズで出雲に行く第1回目です。朝早くに金沢を出発、1時前には出雲市駅に到着。中央通商店街のお店を1軒1軒訪ね、7月の実験事業に向けて、アイデアを出し合う。具体的な商品イメージが出てきたところが多いので、ほとんどのお店が参加した形で、1店逸品の実験ができるでしょう。最初は、今から準備して7月末の実施は難しいという話もありましたが、いろいろ話す中で、具体的なイメージがつかめると、可能性を実感していただけたようです。夜は商店街のお食事処で会合。最初に少し今回の事業の意図をご説明、実験事業として無理のないところでの実施を呼び掛ける。それと、どこかの広場にテントを張って、店主達がそこに集まってかき氷やたこ焼きなどを販売するのではなく、個々の商店でお客様を迎える、そのための仕掛けを店に加えることの重要性を説明させていただく。その後、松江市の綾仁さんが相談に来られたので、ホテルで打ち合わせ。照明の照度を落とされた12時近くまでいろんな話をする。

高瀬川
5月23日(火) 泉谷満寿裕さん
珍しく選挙に絡んだ仕事をさせていただいた。珠洲市長選挙に立候補を予定している泉谷満寿裕さんの印刷物のデザインをまとめ、入稿しました。何度も、泉谷さんと連絡をとり、メールでもデザインを送り、修正を加えて、夕方ようやく確定しました。お母さんにも情報を確認いただきました。御当人が忙しく動き回っている中で、よく1日でまとまったものです。彼の即断即決のいさぎよい性格の賜物です。前回は考え方の素案もおつくりしたが、今回はほとんど泉谷さんの原稿でまとまっています。数年間の彼の地域での活動の実績が評価される選挙でもあります。その後もずっとおつきあいがあるが、成長した面も多いのは確かで、彼のさらなる活躍に期待したい。今回の選挙を契機に、地域の人々がもっと主体的に地域のことを考え、新たな活動を展開していくことが大事だ。
5月22日(月) 異常に暑い
異常に暑い日であった。30度を超えて真夏日になっているとの報道もされていた。フェーン現象で、全国的に暑かったようだ。日照時間が足りないというニュースの一方でこの暑さ。異常気象の常態化はだんだんマヒしていきそうでこわい。確実に進行している事態を正確に把握するようにつとめないとあぶない。根本的な問題解決に向けた取り組みを各方面で進めること。それが大人世代の社会的責任であるが、無責任な体制に向かいつつあることもたしかである。何が出来るか、何をすべきかを問い続けないといけない。子どもや孫の世代のためにという議論をしつつ、自分の暮らしのために行っていることが、未来世代の可能性を狭めているのではないかという不安。自然と触れあう中で、新たな生き方の可能性を探りたい。哲学とは問い続けることであるとも言われるが、そのような行いが重要だ。
5月21日(日) 能登ネットワーク
能登ネットワークの総会が和倉温泉の多田屋であった。総会後のゲストとして30分程度お話をさせていただく。いよいよ、本格的な事業展開を目指していただきたいものです。ツーリズム事業を核に、能登で暮らせる人を増やすような活動を進めてほしい。そのためにも、インターネットを活用して情報発信を積極的に展開してほしいし、能登ネットワークを外にも開いて構築していってほしい。外に開かれたネットワークとは、能登にゆかりのある人々との関係を構築していくことである。能登半島内のネットワークから、全国、全世界に広がるネットワークづくりが期待される。県の地域づくりプロジェクト発掘事業へのエントリーを大きな契機にしたいものだ。夕方から総会があり、その後懇親会。いしり鍋なども出していただき、能登らしい料理でした。女将のはからいで、特別室に泊めていただいたが、広々としていました。

多田屋のいしり鍋
5月20日(土) 春の五箇山
四季の五箇山・春の宵のライトアップと民謡競演を拝見に五箇山に行く。留学生のお二人をご案内する。台湾のテレビドラマの撮影が続いているということで、その現場にも入れていただく。五箇山観光協会の山崎さんの配慮で、喜んでいただけました。舞台では、おわらと五箇山民謡の競演が1時間ほどあり、その後輪踊りが行われ、お二人にも参加いただく。金沢の長井さんの後について踊りも楽しんでいただきましたが、大学での講義の際にも民謡の踊りを習ったことがあるとのことでした。昼も兼六園に一緒に行き、携帯でのガイドのテストを行いました。彼女たちに試していただくだけで、問題点は沢山でてきました。改良を加えないといけませんね。次は五箇山バージョンを作りたいものです。

舞台での民謡披露

おわら保存会の皆さん
5月19日(金) アクセス向上
e-messeに出展して、PRさせていただいているせいであろうか、ホームページへのアクセスが増えています。携帯サイトの「能登の案内人」も飛躍的なアクセス数になっています。今日も午前中は、e-messeの会場にいたが、おつきあいのある方々がたずねて下さいました。初めてお話する人もいらして下さいます。同時に出展されているデザイン関係の方ともいろいろ情報交換ができています。皆さん頑張っていらっしゃいますね。当社も地域の業界では知名度は高いようだが、そのようなことに安住せず、新たなことに挑戦していきたいものです。
5月18日(木) e-messe開催
e-messeの準備のために8時半に会場入りし、パソコン、プロジェクター等を設置。なんとか、雰囲気を作ることができました。その後、文教会館で県内市町の課長補佐研修で「マーケティング」講座の講師をつとめる。行政も、お客のニーズをしっかりおさえ、その上で、顧客に応じた商品づくりを進めていただくことが重要だ。その当たりまえのことがなかなか出来ていない。地域住民が一次顧客であるが、その中も細分化されるし、企業や地域外の人や企業も顧客になる。行政サービスは最も基礎的なサービス業として、生活者にとって重要な意義を有している。本当は面白い仕事だと思うのだが。午後は、産業展示館に戻り、会場でお客さんの動きを見ている。午後2時ごろからが一番人が多かったように思う。おつきあいのある方々にお越しいただき、何度も立ち話。コミュニケーションのいい機会にはなっている。

ささやかなブース
5月17日(水) e-messe
産業展示館であるe-messeの石川県デザインセンターのコーナーの一角に出展することになっているので、夕方設営に行く。小さなブースですが、e-messeらしく、印刷物とWebが連動しているものを紹介させていただくためです。商工会連合会の「美味しい石川」は過去3年間取り組んできた事業ですが、冊子を作成した上で、Webにも展開しています。商工会連合会のサイトと当方のサイトと両方に同じものがアップしてあります。「能登お店の物語」は5年ほど継続している事業で、まずWebに情報を蓄積してきたものを、まとめて印刷物にしています。これまで関わってきた能登の情報をまとめて発信する意味で「能登の案内人」という携帯サイトもあります。そのようなことを紹介できればと思います。e-messeは18日から20日までです。
5月16日(火) 毎日読む
毎日何らかのことを書くためにも、毎日読むことが大切だ。それも新聞や雑誌ではなく、書籍を読むべきである 。今なら、ブログやホームページではなくて、と言わないといけないのでしょうが。なぜ、書籍かと言うと、新聞や雑誌に比べて、原稿の推敲や校正の仕方が違う。印刷物として長く残ることを前提にした文章は何度も検討されたものが多い。したがって、質的に充実したものが多くなるはず。そのような観点で、印刷物にしたものを、ネットに展開する意義がある。ネット上にも、じっくり読むに値する原稿を蓄積していく必要があるのではないか。読むことの意義は、考える材料や刺激、ヒントを得ることにある。著者との対話ともいえるプロセスを経ることで、ひらめくことも多い。毎日何らかの本を読むことで、自らの頭を刺激し続けたい。
5月15日(月) ブルーベリーの花
能登町に朝早くに行く。あまりにも早かったので、漁港に行って、セリの様子を見学。アジやイカ、バイガイなど、沢山の海の幸が水揚げされていました。せりは活気があって面白い。せり人はカセットに録音しながら仕事をされていました。その後、数馬酒造、商工会で打ち合わせ。今年の事業の話もようやく動き始めた感じですね。昨日の総会で能登町商工会の会長には数馬さんが選ばれたとのことでした。帰りに、柳田植物公園の前のブルーベリー畑を見学。ちょうど花が咲いています。鈴なりになったちいさな花がかわいい感じです。実と同じように五月雨的に咲いていきそうです。長期間花も楽しめるではないか。どんな花も、花はいいものです。

ブルーベリーの花
5月14日(日) バイキング
朝7時過ぎに温泉につかる。露天風呂にも入ったが、雨があがって気持ちよい。その後、バイキング形式の朝食をいただく。林さん、納谷さんと一緒に、ゆっくりと食事を楽しむ。昨晩の「酔談の宴」同様、バイキング形式なので、好みのものだけをいただくことが可能だ。その場で焼いているパンも食べてみたが、温かいので美味しい。温泉旅館の朝ものんびりできるとよい。せき立てられるような動きはほめたものではない。お客の立場に立ったサービスの仕組みが必要なことは言い尽くされているように思うが、現実は道遠しである。

朝のバイキング
5月13日(土) うさぎ
加賀温泉郷協議会のおったから紀行「おったからツアー」で小松に行く。安宅の関や安宅の町をボランティアガイドの方に案内してもらう。昼食は安宅の関の像の前の安宅ビューテラスで弁当をいただく。勧進帳ものがたり館では。歌舞伎の勧進帳の名場面の映像も見られました。安宅住吉神社では名調子の語りも拝聴。神社の境内はきれいに整備されています。安宅の町は北前船で栄えた歴史を感じさせるような町並みになっています。りっぱなお屋敷や料理屋さんもあって雰囲気がよい。小松の町に戻ったあと、お旅まつりの様子も見学する予定であったが、雨が激しかったので断念して、早めに加賀に戻る。時間があったので、うるし蔵に久し振りに行く。中庭でうさぎを飼っているということであったが、さすがに雨が降っていたので、建物の中にいました。ここの中庭にはうさぎの彫刻が何体も設置してあるので、彫刻と本当のうさぎが共存しているのが面白そうです。夜は、ホテル百万石での酔談の宴に参加。和室の大広間での食談議の新しいスタイルの実験です。椅子席と畳の上に座る席が共存し、回りに料理屋台が配置され、その場で作った料理が楽しめました。社長が調理したシーフードカレーや手打ちそば、加賀野菜の温泉蒸し、ほか、盛り沢山の料理でした。コースではないので、好みのものをいただくことが出来、無駄が少なそうです。そのままホテルに泊めていただく。

うさぎ

うさぎの像
5月12日(金) 校正
印刷物などの制作で一番重要なことは、最後の校正である。地味であるが、誤字脱字や間違いをしっかり見つけて修正する作業が不可欠だ。それも制作に関わってきていない人が見ることが重要である。出版物の場合は専門の校正スタッフにお願いしているケースも多い。当社でも、対象の制作物の企画やデザインをしている担当者でないメンバーが見ると、おかしなところを発見することがよくある。手間ひまをかけないと、正しい情報は発信できないものなのである。このコーナーはそんなチェックを受けていないので、あやしいところが多いが・・・。
5月11日(木) 行政と民間
行政と民間の関係をいかに構築できるか。地域を活性化するための事業を構築するためには、たとい民間が中心になって企画をまとめたとしても、民間所有以外のハード整備等が必要な場合は行政のかかわりが不可欠である。そのためには、企画段階から、協議を重ねていくことが重要である。率直な意見交換の場が不足しているように思う。地域によって異なるであろうが、地域がうまく回っていない場合は、往々にして、ここの連携がよろしくないのではないか。
5月10日(水) 問題の本質に迫る活動を
10年以上、森林問題に関心をもってきた。その結論はビジネスとして金が回る仕組みを構築できない限り、森林の保全は難しいということ。日本の場合、4割弱を占める人工林が問題である。戦後植えた杉や檜などの保全が途中から放棄されてきているところが多い。枝打ち間伐がされていないため、暗く弱い森があちこちにある。異常気象もあり、激しく雨が降ると、森の根元に草や低木が少ない保全されていない森では土が流れ出し、立ち木ごと流出することが多い。それらが、橋脚などでせきとめられ、川が氾濫することが増えているのではないか。そのような状況を改善するためには、間伐を繰り返し、その間伐した材木を金にかえて、次の保全活動や植林に活かす仕組みが必要だ。地域産の材木を使った家づくりを促進し、金が回る仕組みを構築することが一番の課題である。戦後植えて40〜50年生ぐらいまで成長してきた樹木を活かすためには、100年をめどに間伐を繰り返す計画づくりが大切である。そのことをもっと多くの人々に理解してもらわないといけない。ボランティアで広葉樹を植え育てることで、問題の本質を見失ってはいけない。
5月9日(火) 異業種交流会
ある異業種交流会に話題提供者として参加した。これまでも、いくつかの異業種交流会にゲストで呼ばれたことがあったが、共通していることは、サロン化し、飲み会の場になっていることである。当初は異業種の交流の中から、新たな商品開発を目指していたところが多いと思うのだが、途中で止まったところが大半ではないか。商品は開発したが売れていないという話もよくうかがう。異業種交流会をあまり長く続けるのはいかがなものか。テーマを決め、少ない人数でチームを複数編成し、その中で競うような仕組みがいいのではないか。テーマごとにチーム編成を変えていくことだ。ベースになる異業種交流会は維持しつつも、テーマによって、新たなメンバーに加わっていただくというような、柔軟な運営が必要ではないか。異業種交流会という存在そのものが役割を終えているようにも思う。新たなコンセプトで、異質な存在が出会い、触発しあう活動が必要だ。
5月8日(月) だべり屋こなる
食彩館せせらぎの開業に関わった人たちとの打ち上げがあった。高尾台にある「だべり屋こなる」(金沢し市高尾台1-56 TEL 076-298-3099 11:30〜14:00、18:00〜24:00、木曜定休)が会場で、準備のために活躍してくださった沢田さんのお嬢さんが経営している店だ。山で調達できる素材を使った料理も出てくるようだが、今回は猪肉を使ったなべや、猪肉の焼いたもの、山菜の天ぷらんなど、それらしいものが多かった。鮎も季節には出てくるようだ。それらの素材も沢田さんが供給しているようだ。店はシンプルで若者向きにできているが、家族連れもきていた。みなさんのおかげで、無事開業できましたし、上々のすべりだしです。商品管理体制や情報提供をしっかりすることで、魅力を高めていくことです。

山菜の天ぷら
5月7日(日) 構想力
構想力をいかに高めるか。三木清に『構想力の論理』(全集第8巻)という著書があった。手に入れた20数年前はよく理解できなかったが、今こそ読み返すべき本ではないかと、机の横に置いてある。時代は新たな構想を求めている。社会の全体を見渡し、全体構想を描くことから、優先的に取り組むべきことを明確にして、事業を着実に展開していく。地方分権が叫ばれているが、地方からの新たな構想がもっともっと必要だ。地域を新たな知を生み出す場として、そこに異質な人材も導入しながら、新たな構想を描くことだ。大都会に住んでいる人たちの多くは時代の先端を生きている訳でもない。持続可能な社会の仕組みは大都会が切り開くのではなく、地域でこそ構想され、実践されることが大切だ。そのことを自信をもって言えるためにも、地域の、自らの構想力を高めることが不可欠である。そして、地域でゆとりのある豊かな暮らしを楽しむことだ。
5月6日(土) 風天
午後から事務所に行き、昨日までの写真と映像のデータをハードディスクに落とす。結構な量があるので、時間がかかる。夕食は近所の「風天餃子」に行く。餃子だけをこれだけ食べたのは初めてではないかというくらい沢山注文しました。ビールと一緒だと大丈夫です。きっと、家の中は相当にんにく臭くなったと思うのですが、みんな一緒だと平気です。疲れがたまってきたのか、早めに寝てしまいました。

風天のにんにくうす皮餃子
5月5日(金) カタクリ
朝から城端曳山祭の山を組み立てるところから拝見。全ての山が善徳寺の前に揃い、巡行にスタートするところも見学する。その後、昼食を兼ねて五箇山に行き、下梨の庄九郎でそばをいただく。さらに、菅沼集落の上の駐車場に車を止め、斜面を上がって、カタクリの群生地を探しに行く。合掌造りのためのカヤ場にはカタクリが群生しているところが多い。これからの株も多かったが、すでに斜面一面にカタクリの花が広がっていました。五箇山インターから高速に乗り福光インターで下りて城端にもどり、曳山祭を見学する。出丸で山をユーターンさせた後、出丸の上で、提灯山に飾り付け、暗くなってから、あかりを入れて最後の巡行が行われる。地元の人達も沢山でてきて、大勢のお客さんです。

カタクリの群生
5月4日(木) 山宿
砺波のチューリップフェアも見学に行く。最初に球根を育てるために植えられている畑を見る。畑にも多くのお客さんが見学に来ている。列によって花の色が違う虹のような景色が広がっており、フェアの会場とは違う。フェアの会場にはいろんな国の人が訪れていました。継続してきた事業は確実に定着し、認知度、評価が高まっているということでしょう。夜は城端の曳山祭の山宿めぐりを楽しむ。毎年、同じ公民館で行う町内もあるが、他は順番に山宿が替わっていて、空間演出も異なります。自宅や自店では難しい場合は、近所の家を借りていたりします。宵祭として、庵唄の披露も行われていて、十分楽しめる内容になっています。

山宿の空間演出
5月3日(水) ゴールデンウィーク
午前中は八尾の曳山祭を観に行く。1日限りのお祭りで潔い。毎年拝見しているが、諏訪町に入るところでの辻回しを観たのは初めてのこと。少しばかりゆるやかな坂を登りつつ、90度回転させるのにはコツがありそうです。諏訪町の通りに6台の曳山が並んで、昼食休憩に入ります。狭い通りに並んだ姿が美しく、迫力があります。夕方には、鳥越のせせらぎの様子を観に行く。今日から、出店を出して、その場で食べられるものや、絵の実演なども行っていました。5日までは続きます。あちこちでイベントを行っていますが、そこそこの賑わいです。手打ちそばも200食分打たれているとのこと。1人で打つには限界です。

賑わうせせらぎ
5月2日(火) 坂のまちアート
ボランティアの限界が明らかになっているのだが、仲間が手作りしている美しさに価値があるという面もある。それが、坂のまちアートin八尾の現状である。そのボランティア性、手作りにこだわり続けることも重要ではあるが、事業としての深化、進化を図り、高いレベルを目指しつつ、継続性を確保していくためには、事業基盤をしっかりさせることが必要である。事業資金を自ら獲得することが理想であり、参加アーチストの作品などをネットや実際のギャラリーショップで販売することで収益をあげていくことが可能ではないか。そのような仕組みを構築すると同時に、広報等は行政等の応援も得ていくことが必要です。住民参加を促進すると同時に、行政参加を促進することも不可欠になっている。課題は理解されているのだから、あとは具体的な策を実践していくことだ。
5月1日(月) 新年度
新年度の予定が入り始めました。今月から3回シリーズで出雲市にお邪魔して、商店街の活性化のためのお手伝いをします。最初に総ての商店街関係者を対象にした勉強会を行います。その後は、これから再開発を進める中央通り商店街の個別店舗を回り、新たな商売の可能性を検討してまいります。7月には実験事業を行う予定です。出雲市駅から歩いていける商店街であり、風情のある高瀬川につながるゾーンとして、旅の人も地域の人も遊びにいける商店街を目指して欲しいものです。昨年1度だけ勉強会にお邪魔したのだが、その続きです。持続する関係づくりを目指しているのだが、出雲は遠い・・・。
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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