[ 金沢便り2006.3月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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3月31日(金) 年度末
年度末は案外静かなもの。まだまだ積み残しもたくさんありますが、今日のところはここまでという感じです。風邪をひいているので、早めに帰って早く寝る。調子が悪い時は寝るに限ります。「能登の案内人」という携帯サイトのシリーズで、加賀・白山麓の案内人金沢の案内人富山の案内人というサイトも作りつつあるが、徐々に利用いただけるようになってきていますので、充実していく予定です。これはといお店があれば、推薦いただきたいものです。
3月30日(木) 『由布院に吹く風』
先日、中谷健太郎さんから本が届いた。2月末に発行した『由布院に吹く風』である。12月にお邪魔した時に編集会議を開いておられた本です。岩波書店から初めての出版です。由布院での合併騒動の過程で書かれた文章と、息子の太郎さん御夫妻向けに書かれたメッセージ、そして、かつて発行されていた『風の計画』等に書かれた原稿などで構成されています。熊本大学の伊藤教授によるインタビューも含まれています。少し欲張りな内容ですが、健太郎さんらしいといえば、それらしい内容です。風のハルカも今週でおしまいで、ドラマの中で語られることと、由布院での活動がオーバーラップしていて面白い。今後、若者達がもっと前面に出て来て新しい事業を立ち上げていくことを期待したいものです。そして、私などが触媒としてどれだけ機能できるかが問われています。

『由布院に吹く風』
3月29日(水) 中の峠
小松から白山麓に抜ける道のトンネルの手前の集落が中の峠。そこに直売所がある。岩魚の塩焼きが名物のようだが、今いち売り上げが上がっていない。どうすればよいか、ということで呼ばれた。白山麓に入った鳥越の道の駅には直売所が4月に新たにできることもあって危機感を持っておられます。年輩の方々が中心でしたが、相対的に若い人もいましたので、もっとできることはたくさんありそうです。集落の中にはきれいな川が流れており、歴史を感じさせてくれるお宮もあります。集落の中で飲食を提供していただけるとよいのですが、・・・。

中の峠の茶屋
3月28日(火) のどが痛くなってきた
例年のことであるが、年度末のハードスケジュールで、のどが痛くなってきました。耳鼻咽喉科の先生にはしゃべり過ぎだと言われますが、委員会やシンポジウム、研修会等が続くとどうしても、のどに負担がかかりますね。空いた時間をみつけて、いつもの佐藤耳鼻咽喉科医院(片町)に行ってこないとだめかもしれません。
3月27日(月) 由布院2日目
朝7時半過ぎに出発した山田桂一郎さんと北海道からやってきていた中山智康さんを見送る。その後、朝食をいただいてから、温泉につかる。一旦、由布院駅前のバスセンタ−のコインロッカーに荷物を預け、午後のバスを予約して、観光総合事務所へ。原稿作成を続ける。昼には中谷健太郎さんから、次年度事業についてお話をうかがう。午後は由布院物産協会についての打ち合わせにおつきあいする。小野さん、時松さん、浦田健次郎さんで率直な意見交換を行う。3時過ぎには観光総合事務所を出て、バスターミナルへ。高速バスで福岡まで行き、6時半過ぎの飛行機で小松に飛び、事務所には8時半には帰り着く。

中山智康さん・山田桂一郎さん
3月26日(日) 由布院
朝一番の8時過ぎに博多駅前のバスターミナルから由布院行きの高速バスに乗り、由布院には10時半ぐらいに着く。由布山荘に荷物を預け、さらに観光総合事務所にパソコン等を置いて、ゆふいん探検隊を追いかける。アトリエときで追い付く。田んぼの間の道を歩き、観光総合事務所まで戻る。午後は観光環境容量委員会の最後の委員会。健太郎さん、薫平さん、志出観光協会長も参加されて、調査報告について検討を行う。夜は、湯の岳庵で懇親会。健太郎さんの出版を祝うささやかな会も兼ねており、若い人達も参加して、楽しい一時でした。

由布岳の夕景
3月25日(土) 里山振興フォーラム
森の家の木村宏さんをゲストに里山振興フォーラムを辰口図書館で行う。木村さんが基調講演で、後半は地元の人を中心にしたパネルディスカッション。コーディネーター役を担う。少しは次年度以降の活動についてのイメージを掴んでいただけたであろうか。里山に薪をとりに行くとか、歩く道をつける活動をいろんな人に参加していただいて行うなど、具体的な事業を展開することが大切です。木村さんを金沢駅まで送り、事務所で報告書作成を続ける。できるとこまで作ってメールで送信。最終の飛行機で福岡に行く。博多駅近くのホテルに泊まる。
3月24日(金) 各駅停車の旅
6時半の列車で益田を発つ。各駅停車で新山口まで行くが、車窓からの眺めが良かった。山あいの田園風景が特に印象に残りました。霜が降りたせいか、霧が立ちこめて、ほとんど見えないところもありましたが、余計風情を演出してくれているようでした。事務所に戻ってから、1件だけ仕事をして、夕方には辰口へ。飯山の森の家の木村さんにお越しいただいていましたので、温泉旅館のたがわさんで地元の人を交えて懇親会。そのまま、泊まる。

車窓の風景
3月23日(木) 島根県益田市
久し振りに、島根県の益田市に行く。京都で新幹線に乗り換え、新山口で在来線に乗り換え、金沢を出てから6時間40分ほどで、益田につく。駅を降りて、駅前に出て、懐かしい風景に出会った感じがした。2度目のことであるが、ぶらぶら街を歩いたこともあるので、記憶に残っていた。ホテルで一休みの後、街を歩いてみる。会場の中央公民館も記憶にありました。前回も使った4階のホールで、環境ボランティアリーダーのための講座です。後半はグループに分かれて、企画案を作るまねごとをしていただく。1時間で企画を作れと言うのだから無理があるが、何となくプロセスは感じ取っていただけたのではないか。意欲のある人が何人もいることはよく分りました。

二次会で行った駅前のジャズカフェ
3月22日(水) 人材育成事業
石川県産業創出支援機構が石川工業高等専門学校と連携して行っている人材育成事業の委員会があった。地域企業のニーズに応じた研修プログラムをどこまで作れるか。形ではなく、実質的な成果を生み出せる仕組みでないと意味がない。自社内で満足な研修が行えない中小企業を対象に、技術系の研修を企画実施するためには、もっと企業の人達との意見交換が必要だ。一度、ヒアリングに回っただけではよく分らないのが実態ではないか。継続的なおつきあいの中できめの細かい教育活動ができると良いのだが。そのためには、徹底して企業の現場に足を運ぶことだ。高専の先生や生徒たちが、企業を訪れるだけで、教育効果、学習効果はお互いにあるはずだ。
3月21日(火) ぬくもりのあるまちづくり
白山市の「ぬくもりのあるまちづくりシンポジウム」でコーディネーターをつとめる。6人のパネリストで意見交換を行ったが元気のある人がいっぱいです。あたたかみのある活動をしている人がいること自体がぬくもりのあるまちづくりになっている。それと人と触れ合える活動を重ねていくことであろう。ボランティアで観光ガイドを行う場合も、地元の人と交流していただくようなプログラムを盛り込むこと。交流と参画、そしてふれあいをキーワードに多面的な活動を継続してほしいものです。お互いの現場を知ることからスタートしていただくといいでしょう。石川県の「百万石ウォーク」も継続されたようですので、そのプログラムに参加してもらうことでもよい。
3月20日(月) 先端の魅力人
珠洲の泉谷さんの案内で、魅力的な人達の話をうかがって回る。まず、農家民宿のしいたけ小屋ひろ吉の奥野さんにお話をうかがう。グリーンツーリズムからエコツーリズム的な展開を期待したい。昼は、看板のないラーメン屋・ひろし(正院小学校横)でいただく。誰かに連れてきていただかないとたどりつけない店です。午後は、焼きアゴだしを作っているすいせん工房の皆さん。小浦という地区は半島の先端に近く、海が目の前にあり、後ろには山があって、通過する車も少ないところです。ここを目的に遊びにきていただけるプログラムづくりが必要ですね。最後は、大浜大豆を作っている二三味義春さん。地域の特産品にしようと頑張っておられます。コーヒー培煎で有名な二三味葉子さんのお父様です。その途中立ち寄った大野さんも面白い人でした。炭焼窯を4つも設けて、炭焼に励んでおられます。まだ20代とのこと、活躍が楽しみです。先端には魅力的な人がいっぱいですね。帰りに宇出津の数馬酒造に寄り、次年度事業について打ち合わせ。酒蔵2階とショールームでは「能登線日和」と題した写真展が行われていましたので、拝見。いい雰囲気の写真がいっぱいです。写真展は、興能信用金庫本店でも行われていて、4月20日までです。

ひろしの広東麺

のと鉄道の写真展
3月19日(日) 山田桂一郎さん
白峰であった環白山のシンポジウムを聞きに行く。由布院で委員会を御一緒している山田桂一郎さんが基調講演をして、パネルディスカッションに参加されました。来週の日曜日には由布院で委員会を行う予定ですので、その参考にするためにも聞いておきたかった。何度も、由布院で話はしていましたが、まとまった話をうかがったのは初めてのことです。基本的な視点は盛り込んでいただいていたと感じたのですが、時間は足りなかったようです。顧客視点での事業構築をトータルに行うことがどこまで出来るか、エコツアーだけでなく、あらゆる事業について言えることです。
3月18日(土) 地域づくり懇談会
午後、小松で地域づくり懇談会があった。石川地域づくり協会参加の団体に集まっていただき、協会活動へのご意見や当面している悩みや課題などを出していただいた。個別にお話をうかがっていても出てこないようなご意見もうかがえるし、異なる団体同士でつながることもありそうだ。日常的に近くにいながら、それぞれを知らないということが多そうです。もっと、参加団体が出会える機会を設ける、テーマを決めて交流するという意味では、小さなシンポジウムや分科会を沢山設けていく必要があるのでしょう。現場で気づくこと、当事者のご意見から触発されることも多いはずだから、もっと、地域づくりの先端にいくことですね。
3月17日(金) 高岡万葉歴史館
午前は鳥越で直売所の打ち合わせ。午後は高岡万葉歴史館で打ち合わせ。大島のおかだ寿司さんのお手伝いで、副館長さんや研究員さんたちと打ち合わせ。オリジナル商品として、「立山の譜(たちやまのふ)」という寿司を販売されるとのこと。箸袋のデザインは研究員の石王丸(いしおうまる)さんがしてくださっていました。イラストレーターを使って作られたとのこと。小野寛館長の講演もうかがわせていただいたが、熱心な受講生が80名ほどはいらしたのではないか。御年配の方々が多いが、受講された方々の中から、館内や周辺でのガイド役をしていただけるようにできるといいでしょうね。かたがごの花(かたくり)を眺めていた時に話し掛けてこられた小母様などは、きっとそのような場を求めておられるのではないかと思う。ガイド役をしていただくためには、一定のトレーニングが必要ですが。館内を案内いただいた時も、一緒に話を聞いておられたお客様もいました。ボランティアガイドはいらっしゃるようですが、有償で館内ガイドすべきですね。ボランティアではお客を楽しませるスキルが高まりづらいですからね。散策途中に見える屋上のメンテナンスや商品販売コーナーも中途半端でした。それと、場所が分りづらいことが難点です。高速を使って行くことも想定して、途中に案内看板を増やして欲しい。工夫の仕方次第では、もっと素晴しい出会いの場になるはずだ。

かたかごの花
3月16日(木) 限界か?
夜、車で帰ろうとしたが、エンジンがかからなくなった。仕方がないので、もう1台の車で帰ってきた。すでに21万キロ以上走っているので、限界かな?修理や部品交換を繰り返し、可能な限り使おうと思ってきたのですがね。最近は、走っている途中で、信号停止すると、エンジンも止まるということが何度もあって、アイドリングストップ機能付きのような状態だったのだが、・・・。とりあえず、車屋さんに見ていただいて、可能性をうかがうことにしよう。途中でエンジンがかからなくなったことが以前にもあって、城端からレッカー車で運んでいただいたこともあるので、思い出深い愛車です。
3月15日(水) 忙中暇有り
夕方から、石川地域づくり協会のコーディネーターを一緒にしている濱さん、伊藤さんと久し振りに話す。年度末の忙しい時期ではあるが、たまにはいい。今後に向けての議論を4月中旬には一緒にしたいもの。伊藤さんとは10数年、濱さんとも10年近くのおつきあいになります。継続的におつきあいさせていただいている貴重な存在かもしれない。生涯を通じてかかわりが続く人はそんなに多くないはず。触発し学びあえる人であれば、無理せずおつき合いを続けるべきですね。
3月14日(火) 辰口
午後から辰口で里山フォーラムの打ち合わせ。パネリスト予定の皆さんと意見交換を行う。一番年上と思われる布施さんが言われた「具体的にどのようなことをしようとしているのか、どのように参加できるのか、を明確にできないか」という提案は的確でした。それぞれの活動に、参加いただくためのきっかけとして、今後の活動予定をまとめたものを作成して、当日配布すべきですし、新たに連携して行う事業についても、広報等でお知らせしていくことをお伝えしたい。里山を舞台にどのような出会いと交流をプロデュースできるかです。面白い打ち合わせ会でした。無理して行った甲斐がありました。昼食は辰口の寺井側の街道沿いにある「竹やぶ」(能美市三ツ屋町イ12 TEL0761-51-7313 水曜定休、11:30〜15:00 17:00〜20:00)でいただきました。古い民家を改装して作った店です。手打ちそばを洋風空間でいただくのもよい。足腰の悪い人も大丈夫です。

田舎せいろ1050円
3月13日(月) アクターズ・スタジオ・インタビュー
深夜のNHKで放送しているアクターズ・スタジオ・インタビューが面白い。ジェームズ・リプトンという司会者のインタビューの仕方がいい。ゲストのプロフィールを分かりやすく伝えるための下調べがしっかりしてあり、順番に質問していく。カードに質問項目が整理されていて、大学の講義のようでもある。極力余計な話はしないで、表情も控えめ。進行の仕方だけでも見るに値する。昨晩はバーブラ・ストライザンドがゲストであったが、彼女の人柄や考えがよく伝わるような構成になっていました。ちなみに、アクターズ・スタジオは俳優養成学校のようである。質問するのが総べて、俳優志望の人達だ。
3月12日(日) 役割を演ずること
失敗することも多いのだが、その場での役割を徹底して演ずることが重要だ。他所ものとして、訪れた場において期待されていることは何か。そのことを踏まえて立ち居振る舞いを考えるべきでね。先日の由布院での「風のハルカ」の交流会においても、役者や制作関係者ではなく、市役所の人達や若者たちと話すことに注力していた。それが一番果たすべき役割と心得ていたからだ。観光関係者と行政をつなぐこと、年配者たちと若者をつなぐこと、どこまでできるかは分りませんが、それが由布院において必要なことだけは確か。ダイレクトにはつながらなくても、誰かが入ることで関係が結ばれていくこともあるでしょう。他所ものは触媒としての機能を発揮すべきなのです。それが、常々話させていただく異人論のコアだ。
3月11日(土) 穴水でインタビュー
七海さんのガイドで穴水の魅力的な人にお話をうかがって回った。最初は、かきの炉端焼きを最初に始めたというかき浜さん。自分のとことで養殖しているかきを食べていただく事業を始めたのが能登でも最初とのこと。養殖しているカキはすべて自家消費されている。野菜や米も栽培されているから、地産地消の典型のようなお店だ。抑えた話をされるご主人は職人的で魅力的だ。集落には10軒の養殖をしている家があるとのことなので、その方々と連携すれば、新たなメニュー開発も可能だ。次に、いなかへいこうのお世話をされている新田信明さんの活動を見学に。ちょうど、東京や名古屋から若者たちがやってきて、岩車の河端勝男さんのところでカキの水あげの手伝いをされていました。年間、相当数の若者たちが穴水に繰り返し来てくれているようだ。最後は、東四柳史明さん。神社の宮司でもあられるが、歴史研究家として、多くの地域史の編纂に参加してきておられます。語るべきことを沢山もっている人ですね。名前の通りの人生を歩まれています。半日つきあってくれた七海さんは「七海屋」というコンビニの経営もされていますが、地域の産物にこだわった商品づくりをされています。土産探しに寄っていただくと良い。
3月10日(金) 雑談からひらめくこと
午前は、鳥越で直売所の打ち合わせ。現場の様子を見学に行って、その場で意見交換すると具体的なアイデアがいっぱい出てきた。オープンに向けて、それぞれが考えていることを出し合うことで、より魅力的なものにまとまっていくものです。夜は八尾に行く。次年度事業について雑談を1時間以上行う。最初は具体的なモノを考えすぎて、いまひとつ盛り上がらなかったが、いろんな話をしている中で、ひらめいたアイデアがコアになって、ひとつのフレームのイメージが出来上がっていった。直接会って、自由に意見交換を行うことの大切さを実感。
3月9日(木) 秋田発
秋田を朝8時過ぎに出て、東京へ。秋田新幹線のホームで立食いそばを食べる。物静かな女性が運営されている小さなそば屋はお客さんでいっぱいです。接客が素晴しいということで、JR東日本から表賞されたこともあるようで、賞状がかかげてありました。それにふさわしいほどよい接客でした。お客が立て込んでもあせることなく、順番にお客様に対応されていました。素晴しい。東京で時間が余ったが、羽田で寝て過ごす。金沢に戻ってからは、「緑の国土軸」のヒアリングを受ける。業として構築することでこそ、森林が保全活用されることを説明させていただく。

新幹線秋田駅の立食いそば
3月8日(水) 秋田市
午前中は昨日話をうかがった「ワンデイシェフの店」を取材すべく、商店街をぶらぶらする。シャッターの下りた空き店舗が多い中、ギャラリー濱という店を見つけて入る。2階には郷土美術館があり、大館ゆかりの作家の作品が展示してありました。大作も多く、もったいない感じです。秋田犬の本場らしく、ハチ公の絵もありました。奥様もいろいろお話を聞かせて下さいました。周辺に多くの高齢者が住んでいる商店街に必要なのは、惣菜を買える店とのことでした。「ワンデイシェフの店」は日替りでシェフが変わる店です。主婦の方々が自分の得意としている料理を出されるとのこと。おもしろい試みとメディアが報道してくれているようで、テレビを見たというお客様が来ていました。運営している湯瀬早百合さんと畑沢貴美子さんにお話をうかがったが、いけいけどんどんの元気のよい人たちでした。午後は秋田市に奥羽本線で移動し、秋田県庁でお話をうかがう。

「ワンデイシェフの店」の五目ごはん
3月7日(火) 秋田県大館市
地域づくりの取材で秋田に行く。小松から東京経由で大館能代空港へ。天気も良くて、八郎潟干拓地もよく見えました。空港には秋田いろり塾ネットワークの阿部拓巳会長が自ら迎えに来て下さいました。男女共同参画センター、市民活動サポートセンターが同居する事務所に連れっていってもらい、そちらの佐藤つじ子さん、田畑薫さんにもお話をうかがいました。阿部さんは大館市役所の職員ではありますが、いろんな活動に20年以上関わってきた方です。公務員はもっと地域に出て、いろんな活動に参加した方が仕事がしやすくなるし、面白くなると言われていました。遠野の菊池新一さんに通じるものがあります。東北には面白い公務員が多いのかな?阿部さんに教えていただいた「秋田比内や」で比内地鶏を楽しませていただく。

比内鶏のたたき
3月6日(月) 湯布院町商工会
湯布院町商工会の視察研修で、溝口薫平会長以下19名の皆様が山中に来られた。ごあいさつだけでもと、山中温泉のかよう亭まで出掛けた。1時間だけしか時間がなかったので、かよう亭のご主人の上口さんのお話を聞かせていただいた。相互に行き来をしていただいているが、今後も継続的におつき合いが深まることを期待しています。その後、商工会の視察らしく、商店街を見学されるとのことでした。明日は金沢をご覧になって、夕方の便で帰られます。時間があれば、八尾をご覧いただくと良いのだが次回にしよう。由布院の商店街で進めようとしていることからして、山中のゆげ街道や八尾の中心商店街での商店の動きが参考になるはずです。その後、林農産で林社長と久し振りに会う。アグリファンドも30周年とのこと。「味人めぐり2」ができるといいですね。夜は井波で生活サポート事業計画策定委員会。住宅相談会ということで、実験的な試みをスタートし、具体化に向けて動き始めています。計画策定も必要ですが、目に見える事業が動き始めることが大事です。

湯布院町商工会御一行様
3月5日(日) 一周忌
昨年3月10日に亡くなった叔父の一周忌があった。早いものです。1年ぶりに親族が集まり、いろんな話をしたが、来れない人がいたりして、叔父が亡くなってからの微妙な人間関係が推察される会であった。仲良く暮らしてゆくことの難しさを感じる。今後は、我々が残された叔母さんをサポートいくことにしたい。
3月4日(土) 林業現場
朝から林業の現場を見学に行く。梶山さん、佐々木さんと一緒に見学すると問題点が明確に指摘され、分かりやすかった。集団化が進んでいる柳田の森林では、小型と大型の機械での搬出作業が行われていました。小型機械には3名のスタッフが着いて作業していましたし、大型機械は1人で操作していました。大型機械での作業を見ていた佐々木さんは、積みおろしの時間をチェックされていて、もっと作業効率を上げないといけないと言われていました。その効率が結局、材木の原価にかかってくるわけですから当然のことです。作業する場所が狭い事も、効率を悪くしている原因のようです。作業しやすい場所の確保も集団化により進めるべきです。さらに、作業道の入れ方ももっと工夫が必要!とは、梶山さんの言でした。自分で伐採されている林家の森も見学しましたが、梶山さんは自伐林家の知恵には学ぶべきことが多いと言われていました。一度、じっくりとお話をうかがってみたいものです。今回のシンポジウムと見学で、林業は十分採算のとれる産業であることが良く分りました。特に現場でうかがった話が分かりやすかったですね。今後もそのような活動を行う事で、林業の再構築に向かって進みたいものです。

大型機械での搬出


小型機械での搬出
3月3日(金) 森林林業シンポジウム
穴水で行われた「21世紀の森林林業シンポジウム」の手伝い。昼前に能登空港に着かれた富士通総研の梶山恵司さんを出迎え、一旦のと森林組合へ。森林をご覧になりたいという希望だったので、人工林を見に行く。穴水地内の間伐を進めている森林を見学。40年生の杉やノトヒバ(あて)は立派に育っています。しかし、小さな所有者が混在している山では、荒れた状態の山林も散見されました。午後からのシンポジウムの中で梶山さんは、100年以上を目標に間伐を繰り返して、成長してきた人工林を活かすべきであると言われていました。そのためには、集団化を図り、効率的に作業ができるように作業道を森林に入れ、計画的に間伐を進めることが重要です。作業効率を高めることで、伐採経費を圧縮し、さらに、流通過程を簡素することで中間での経費を押え、山林所有者にいくらかお金を支払いながら、林業が成立するようにすべきです。林業を業として構築することは十分可能です。戦後植えた森林が成長してきた今こそ、林業が構築可能な時期になってきたとも言えます。環境税の導入は問題をややこしくするので、止めた方が良いというのが梶山さんのお考えですが、一緒に講師をお願いした鹿児島・山佐木材の佐々木幸久さんは、少しでもましな活用がされるように提言していくべきとの柔軟な発想でした。

整備された人工林
3月2日(木) 由布院駅
朝6時に起きて、由布院を出る。まだ暗い中を駅前のバスセンターまで行き、バスを待っていたが、徐々に明るくなってゆき、駅舎もよい雰囲気で撮影できました。通勤、通学の人が頻繁に駅にやってきます。ここだけは、朝早くから人が動いていることを実感させてくれるところです。バスで福岡まで行き、10時の飛行機で小松に飛び、昼には金沢です。毎晩遅かったが、新しい出会いがいくつもあって、充実した由布院での時間でした。

朝の由布院駅
3月1日(水) 風のハルカ
頭が鬱陶しかったので、朝早めに湯の坪街道にある大田理容院で散髪をしていただく。中谷健太郎さんがいつも利用されているお店で、亀の井別荘の常連客で毎年散髪に来るお客さんもいるとうかがっていた店です。息子さんは湯布院町時代に町議にも立候補し、合併直前の1期だけ議員をされていました。風のハルカを準備段階から支えてきたメンバーの一人です。11時からは由布院駅で辻馬車の出発式。テープカットにはヒロイン役の村川絵梨さんもかけつけ、最初の辻馬車にも乗って下さいました。昼は玉の湯のお食事処・葡萄屋で、桑野和泉さん、山田さん、尾鷲から山田さんの取材に来ていた田口さんとご馳走になる。午後、中央公民館であったトークショーにも村川絵梨さんが後半に登場、さらに、夜の湯の岳庵での交流会にも参加してくれていました。18才とは思えないしっかりしたしゃべりでした。交流会の最初には「倉田旅館」の主人も参加、一言ご挨拶いただきました。交流会の二次会は中谷健太郎さんのご自宅の庄屋で0時過ぎまで続く。元気のよい若者たちがいっぱいです。交流会で話した役場の若手もそうですが、楽しみですね。

庄屋での二次会
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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