[ 金沢便り2005.6月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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6月30日(木) 生活サポート
井波でのTMO安心生活事業の委員会に出席。地域の生活者を対象にした、きめの細かい仕事の仕方を商工業者に考えていただくこと、そして、それらを連携させることで、暮らしやすい地域社会を形成すること、それが、生活サポート事業の主旨です。自らの商売を持続的に成立させるためにも、顧客の期待や潜在的なニーズに応えるような営業努力が必要です。このような事業を通じて、個々の店の事業のあり方を考えていただく契機とすることが大切です。新たなメンバーも加えながら、議論を重ね、実験的な事業を実施していきたいものです。常に新たなニーズは出てくるものですし、そのことを引き出すのは顧客接点にいる人々のはずです。昼は加賀のうるし蔵でごまうどんをいただき、社長親子とツーリズムについて議論した。夕方の列車で加賀温泉に着かれた中谷健太郎さんを出迎え、明日の予定を確認して、後は出渕明美さんにお任せしました。
6月29日(水) 五箇山ツーリズム
五箇山・菅沼集落の対岸にある宝引荘での四季の五箇山実行委員会に参加。今後の観光振興について提案させていただく。少人数のお客様を対象にした交流型のメニュー・商品提供を行うことが基本にならないといけません。団体のバス旅行の方々も当分は一定数続くと想定されますが、基本は個人客を対象にした事業に転換することです。トレッキングや山菜の収穫体験などを行っている方もいらっしゃいますし、相倉集落でガイドをしている方もいらっしゃいます。試しにガイドの口上をうかがったが、地元の人も初めて聞く話がいっぱいありました。まず、地域の人向けにガイド付きで地区を回るイベントが必要ですね。

宝引荘での夕食
6月28日(火) 道場六三郎さん
久し振りに道場六三郎さんにお会いした。『味人めぐり』を制作した際に農業についてのコメントをいただくために、お話をうかがって以来です。愛想のよい、気さくな方です。佃煮の日記念シンポジウムのゲストでお見えになったので、その後、駅前のホテルでお話をうかがう。能都町商工会などが取り組んでいるいしりの事業にご協力いただくためです。料理の鉄人で何度もいしりをお使いいただいていますので、いしりの情報発信のためには多大なる貢献をされています。道場さんが経営されているお店ではいしりを使われたメニューがあります。それを一度取材させていただくことにします。
6月27日(月) 豆乳で作ったあんにん豆腐
能都町商工会であったJAPAN BLANDの委員会に出席した。その前に門前の手仕事屋に寄り、 そばをいただく。久しぶりにお邪魔したが、店がきれいになっていました。同じ商店街では高作さんの店も改装され、もう一軒直されています。手仕事屋でおまけにいただいた「豆乳で作ったあんにん豆腐」が特に美味しかった。メニューにはなっていなかったがおすすめです。能都町商工会のJAPAN BLAND事業はいしりをテーマにしています。新たな機能開発も含め、いしりを使って健康になろう!が目標かもしれません。塩分が多いイメージのいしりですが、抗酸化作用があることが研究されています。夜は加賀の「ホップホップ」でまれびとピア懇話会の事務局会議。エコツーリズム談議に花が咲く。

豆乳で作ったあんにん豆腐
6月26日(日) デジカメ
これまでに撮影してきたデジカメのデータをチェックした。外付けのハードディスクにまとめて保存してあるので、調べやすい。水曜日に使う写真をセレクトするが、写真を振り返ることで、その時に感じていたことが蘇ることも多い。メモがわりに写真をとっておくことも役立つものです。メモとして機能させるためにも、一つのフォルダにまとめて入れておけると便利です。バックアップをとりつつ、大きな容量のハードディスクに入れておくことがよいですね。それと、きめ細かく、フォルダにタイトルをつけておくことだ。時々、前後に撮った写真が混ざっていることがあった。
6月25日(土) 新たなガイドシステム
久し振りに立山に行く。朝早く出て、10時には立山駅からケーブルカーに乗る。黒部湖まで行き、さらに、遊覧船にも乗せていただく。湖面から眺める立山や回りの山々もきれいです。黒部ダムの上も歩き、ダムの横のレストハウスで昼食を食べ、下界に戻ったのは17時。一日がかりです。相変わらず、台湾からの団体のお客さんが多い。黒部ダムまで行っている団体も沢山見ましたから、立山黒部アルメンルートで一日過ごす行程になっているようだ。これから必要なことは、台湾語などでのインフォメーションやガイドです。ケーブルカーの降車側のホームで写真を撮っていた人が閉め出されたり、荷物をドアに挟まれている光景も目撃したが、ドアが閉まるという案内は日本語でしかされていない。スタッフの指示も日本語のみです。バスに乗っても、ガイドは日本語だけです。最後に英語の案内はありましたが。明らかに台湾のお客さんがほとんどの場合も多そうですから、お客様が分る言語での案内、解説も必要ではないか。地元の人々との交流がもっと必要です。

立山の後ろ姿
6月24日(金) 玉の湯の香母酢
由布院の玉の湯から香母酢とジャムが届いた。もうそんな季節になったのですね。何年も続けてお送りいただいているが、手書きのカードが添えられていて、このきめ細かさが素晴しい。夜は能登町で商店街のミーティング。役場の干場さんとネット販売のことについて議論したが、面白いアイデアが出てきた。単にホームページを作成しただけでは、そう簡単に売れるものではないですからね。積極的な人と話をすると、ひらめくものです。試しにどこかでやっていただこう。

玉の湯の香母酢
6月23日(木) 金京徳陶展
井波に行った帰りに、城端のじょうはな織舘で行われていた金京徳陶展を拝見した。ちょうど奥様も会場に姿を見せておられました。韓国の生まれで、お兄さんについて修行した後、来日。福井の越前陶芸村の古川重山先生に師事。2000年に奥様の故郷・井波に窯を開き、創作活動を続けています。1970年生まれですから、まだ若い作り手です。展示されていた作品も手ごろなものから大きな作品までバリエーションに富んでいましたが、試しに使って見ようと思わせられるものでした。冷麺鉢とマグカップを購入。

展示の様子
6月22日(水) 花粉症の要因
佐藤洋一郎さんの『森と田んぼの危機』(朝日選書)という本に分りやすい話が出ていました。花粉症の要因の一つは人工林が間伐されていないためとのこと。植物は生育環境が悪いと、子孫を残そうと花を多くつけるようになります。間伐されていない人工林は、台風や大雨が降ると木がすぐ倒れ、土壌流失も起こります。そのような状況が進行していることを植物は感じ取っていて、一生懸命、花を多くつけ、花粉をまき散らしているのです。それを防ぐためには、人工林の間伐を徹底して行うことが効果的な方策です。間伐を行い、生育しやすい環境を作ることで、花粉の飛散は確実に減るはず。もちろん、間伐で本数を減らすことで、絶対数も減少します。
6月21日(火) メンバー構成と人数
石川県商工会連合会で特産品等販路開拓支援事業推進委員会が行われた。いろんな委員会に出ているが、これほど常に新たなアイデアが出る場はないのではないかと思うほど、面白い話し合いが行われた。メンバー構成がいいのだと思う。加賀能登のれん会理事長の谷口正晴さん、石川県観光物産会館専務理事の松浦勉さん、石川県立大学教授の矢野俊博さん、商工会連合会専務理事の大塚忠寿さんと高峰という5名の委員と事務局で議論しているが、人数も少なくて参加性が高い。進行役をしている高峰が最初に意見を出したり質問をするという変則的な進行であるが、さらに突っ込んだ意見を谷口さんが出されて、一気に議論が深まるという展開が多い。事前に打合せをしていないが、毎回いくつかの新たな視点や問題提起が行われます。参加している皆さんの意志が、売れる商品を作ってくれる事業者をいかに増やすか、そして、具体的に売れるようにするか、という点に集中しているからではないかと思う。
6月20日(月) 飯田
朝一で飯田市役所を訪問。市長と面会する。市長は富山にもおられたことがある人で、八尾は何度も訪ねられたことがあるとのことでした。その後、防災センター会議室で株式会社南信州観光公社の取り組みについてお話をうかがう。教育旅行、いわゆる修学旅行を中心にお客を伸ばしてきているが、課題も多くあるようだ。事業の構成は参考にしつつ、会社の作り方については、違うアプローチを考えるべきでしょうね。行政からの独立を明確にした組織の方が仕事がしやすいように思う。地域事情に応じたスタイルを考えたい。中心市街地のりんご並木や道路の作り方は大いに参考になります。

歩行者優先道路のモデル
6月19日(日) 小布施
朝、上野駅から長野新幹線に乗り、小布施に向かう。長野駅で長野電鉄に乗り換え、小布施に。すでに八尾観光協会の皆さんが着いておられました。昼食をいただいた後、中心街を観て回る。市村桝一酒造場や、小布施堂、あかりの博物館、北斎舘など、狭い範囲に集中したポイントが特徴です。夜は飯田市の天竜峡からさらに山に入った不動温泉・佐和屋に泊まり、山の幸がふんだんに使われた食事を楽しむ。女将は富山市の出身とのこと であった。サービスはしっかりしていました。

小布施にあるソフトの店
6月18日(土) 遠野
大野村の皆さんに見送っていただき、遠野に向かう。九戸から高速に乗り、花巻ジャンクションで東和町まで行き、あとは下道を遠野まで。遠野では役場で中心市街地活性化の取り組みの説明を受け、その後、中心市街地にあるズモナハウスで昼食。菊池新一さんにもお越しいただき、お話をうかがう。次なる課題は商店の魅力を強化することであるが、機能の明確化も必要なのであろう。都心に住宅を増やす事で、生活商業を維持発展させる方法も必要です。ショッピングセンターの中のスーパーは売り上げが落ちていないとのことです。夜には東京に移動し、久し振りに「のとだらぼち」に行く。

きれいに整備された中心ゾーン
6月17日(金) 岩手県大野村
八尾の皆さんと視察研修のために岩手の大野村に行く。金沢を7時20分の電車に乗り、富山で八尾の商工会の方々と合流。越後湯沢で新幹線の乗り換え、さらに大宮で東北新幹線に乗り換えて、二戸まで。二戸でレンタカーを借りて、大野村まで行く。大野村に着いたのは15:30ほどであった。岩手県の北部、青森に近い山の中の小さな村は寒かった。海からのやませがふいて寒いのだという。寒害に見舞われ続けてきた歴史を感じさせられます。過疎化高齢化した町に少しでも灯りを灯そうと取り組んできた活動の話をじっくりうかがうことができました。商工会青年部で活動してきた若手がいることが心強い。大野木工では由布院の時松さんが指導されているスタッフたちが創作に励んでいました。商店街には飲食店が多くありましたので、それらが魅力的になることで、人を引き付けることは可能ですね。

大野木工での仕事風景
6月16日(木) 和倉温泉商店街
和倉温泉の商店を取材して回る。数年前にホームペ−ジを作成して以来のことであるが、新たに開店した店もあり、こだわりの店を発見できて面白い。飲食店や魚屋、下着専門店など、個性的な主人が多い。一軒ずつじっくり楽しんで回ると面白いと思う。茶飲み話をしていると、周辺の魅力的な店の情報も得られたりして、楽しめます。源泉の前にあるいしざきやさんの女将さんに教えていただいた能登島にある店は是非訪ねてみたい。焼酎ととり料理のお店も新しい。
6月15日(水) 地域振興
能都町商工会での商店街のミーティングに参加。これまでで最も多くの人が参加した会議でした。今後の地域振興を考える上で重要な意味があった。委員会を設け、それぞれで主体的に事業を企画検討し、実行まで進めていただく方式へ。当事者意識が高まることで、参加姿勢が違ってきています。地域の住民や当事者が主体となり、持続的に事業展開が可能なフレームづくりを進めることが最も重要なアプローチです。地域にとっての課題は多いが、自立、自律を目指した活動を促進することで一つ一つ問題解決を図るべきでしょう。国や自治体が行う事業や施策もそのような観点で進めるべきです。
6月14日(火) 政策形成
濱さんの会社で政策形成研修の打ち合わせ。政策とは何か、如何に政策をつくるか。前提として、企画づくりの方法を体験的に知っていただくことから始めようということに。既存の政策を把握し、それを評価することも必要なのだが、その前に課題はどこにあるか、分析してみることも重要だ。地域社会が当面している問題にはどのようなことがあるか、その問題に対してどのような対策がとられてきたか。そして、地域社会はどのような方向を目指しているか、その現状をどう評価するか。課題設定が曖昧だと、これまでと同じようなことの繰り返しになってしまう。国の事業でいうとモデル作成事業が多いが、そのモデルをどのように活かすかという面が弱い。その点では政策形成という課題を掲げた時に、新規性を意識し過ぎると、現実から遊離したものになる恐れもある。そのような点にも配慮した内容にしないといけない。現実認識、課題設定・分析をしっかりしないといけない。これは研修を行う側の現実認識や分析力が問われる面でもある。県の施策体系とその成果・評価を把握しておこう。
6月13日(月) 薪の音
城端の山本さんが新たに始める里山の宿「薪の音」のテスト営業に参加。一通りのお食事をいただき、可能な限り飲物も試す。動かしてみて始めて気付くことも多く、問題点のチェックが出来たのではないか。3室しかない部屋に全て泊まってみて、初めて分ることもあったりします。何事も体験してみないといけません。周囲に麦畑が色付き、独特の景観を眺めながら時を過ごす。地域の素材を活かした料理を楽しむことがメインとなるであろう。15日からお食事の営業開始、22日から宿泊も営業の予定です。今後の活躍に期待していよう。

活平目と帆立貝の料理
6月12日(日) 茅場下草刈り
五箇山・菅沼の荒井さんの茅場の草刈体験に出かけた。5月にカタクリの花を見に行ったところです。すでに茅が1mぐらいに成長し、その間にいろんな草や小さな木が生えていました。茅の株の間はカマで刈り、株の中に生えているわらびや巻きついている葛のつるは手で取り、茅だけを残します。秋には、茅刈り体験が出来そうです。7月には荒井さんの会社の事務所にしている建物の屋根の半分を葺き替えるそうです。正味1時間程度の草刈でしたが、天気も良くて沢山汗が出ました。昼食は荒井さんの自宅の座敷でよもぎ入りそば、山菜料理やおにぎりなどをご馳走になりました。五箇山森林組合には若手が15人ほどいるとのこと。茅葺き職人として仕事が結構あるようです。横浜から来たという沼口さんは移住して10年。最初はIターン者が多かったが最近は地元の若者が就職しています。森林組合のいいモデルですね。

草刈後の記念写真、手前にあるのが茅の株です
6月11日(土) ポイントを絞る
森林再生の施策を考えるために、ネットでホームページを検索してみたが、すでに多くの提言や提案が出されています。共通している点も多く、課題と方策は共有されてきていると感じます。問題は優先順位のつけかたと資金の獲得方法であろう。向こう10年間の間に、間伐を必要としている人工林の間伐を進めるとして、その資金をどのように獲得するか。間伐した材木を販売することで資金をえていくことが基本とされるが、それだけでは足りないのではないか。さらに、その担い手として既存の林業者だけで可能なことなのか。新たな部隊を必要としているのか。この点を明らかにしていかないといけない。
6月10日(金) 日本の森林再生
慶応大学の島田晴雄教授から紹介いただいた富士通総研の梶山恵司さんからメールを頂戴した。「日本の森林林業をどう再構築するか」を研究されたレポートを拝見していた。梶山さんはドイツ、フィンランドの事例を踏まえ、日本においても森林組合の事業を再構築することで十分林業が成立するようになることを示しています。植林して50年で総べて伐採する方法(短伐期・皆伐林業)から間伐を続けて100年まで育てること(長伐期・択伐林業)を基本にすること。間伐した材木を販売することで経費を産み出すこと。さらに重要なことは森林のデータベースを作成すること。樹種、樹齢、蓄積、施業履歴等を把握することで、計画的な施業、間伐が可能になります。日本の森林面積の7割は民有林(自治体が所有する公有林を含む)であり、その7割をカバーしている森林組合がしっかり仕事をするようにすることが最優先課題。人工林の8割は林齢40年以下であり、その森林の間伐を進めなければ、これまでの植林、育林事業が無駄になります。これからの10年はそのことに注力すべき時とのことです。梶山さんの研究成果をこちらでも活かしてゆくために、継続的におつきあいをさせていただければと思う。
6月9日(木) とりごえ市
鳥越で直売勉強会があった。7月から毎週日曜日に実験的な市を行っていただくことになる。どこまで続けられるかは分りませんが、来春の直売所開業に向けて、参加予定者たちが、テストマーケティングを行います。どれだけ商品が集められるか、それによって、地域にどれほどのお客さんが来てくださるか。どのような出会いをそこでつくることが出来るか、接客が得意な人は店番をして下さるという。事務局的な役割をする人、ポスターを手づくりする人など、メンバーの中で役割分担が行われ、面白い展開になりそうです。男女比も半々ほどで、ポジティブな人達が集まっているようだ。第1回目は7月3日(日)8:00〜12:00の予定です。場所は「道の駅・一向一揆の里」の一角にある「農村文化伝承館」周辺です。
6月8日(水) もく遊りん
鶴来の角永商店の角永社長にお話をうかがう。最近は県産材と輸入材の価格が逆転しているとのこと。一般常識では、輸入材が安く大量に入ってきているというイメージであるが、どうも違うようだ。輸入材の量も減少しており、ロシア材などは中国に流れ、金沢港での水揚げは少なくなっています。木は切る時期があること、一定の期間乾燥させる必要があるので、山に木はあってもすぐ材木になるものではない、そのようなこともよく知られていない、・・・。その後、株式会社てどりで若いスタッフたちと意見交換。山で仕事をしている企業の中では突出して若い人がいる会社です。新たな事業への取り組みも期待したいところです。帰りに、角永商店が経営する「もく遊りん」でピザをいただく。石窯で焼いたピザは美味しい。木をふんだんに使った空間は落ち着きます。

「もく遊りん」のピザ
6月7日(火) 政策提言
森林経営についての政策提言を図るべく、県の担当セクションと相談に。民間、それも業界外からの提案としてまとめることで、行政が受け取りやすい状況を作ること。県が行っている石川の森づくり検討委員会もあるが、民間サイドは石川県木造住宅協会の「県産材を使った家づくり」、テレビ金沢15周年事業「森へ行こう!」キャンペーンも動いており、社団法人石川の森づくり推進協会がシンポジウム、研究会等を主催することで、これらの動きに連動させ、新たな政策形成を促進することが可能ではないか。少なくとも、推進協会としては、新たな森づくりの動きの創出を推進していくべきであろう。業界外からの提案を門外漢のたわ言として受け流すか、新たな視点による再構築の企画と評価して下さるか。いずれにしろ、業界の皆さん方の将来展望を開き、事業意欲を喚起することを目指したい。
6月6日(月) 茅場下草刈り体験
五箇山・菅沼集落の荒井さんから「茅場下草刈り体験」の案内が届いた。6月12日(日)9:30から13:00、菅沼集落駐車場集合、昼食は荒井さんところの母屋で。帰りには、菅沼集落から下ってすぐの ところにある「くろば温泉」で汗を流して帰るパターンですかね。9戸しか住んでいない集落で、茅葺きを守っていくためには、外の人もお手伝いしないと難しい。とりあえず、ボランティアとして関わっていただくことからスタートし、エコツアー的な展開も目指したいところ。茅刈り、茅葺き、そして、冬の合掌集落体験、春の茅場に咲くカタクリの花を楽しむことなど、合掌集落は四季を通じて楽しみがありますし、いろんな関わりを必要としています。合掌集落を維持していくためにも、集落の中でお金が回る仕組みを作り、あそこで暮らし続けられる人を増やす必要があります。
6月5日(日) ふれあい市
白山麓でふれあい市が行われていたので、様子を見に行く。鳥越村の道の駅に最初に行く。来春からは常設の直売場ができる予定であり、来月からそのプレ事業として市を毎週開催していただこうと提案しているので、どの程度商品が集まり、お客様がどれくらい来ているか気になるところです。白山市になって最初のふれあい市だったが、広報もあまりされていないようで、お客さんの入りは少ないようでした。しかし、商品はいろんなジャンルのものが集まり、手打ちそばもあって、それなりに魅力的です。元気よい女性達が多い。直売場が出来ても彼女達の頑張りが大切です。吉野谷の工芸の里、河内のめおと岩温泉前、鶴来の道の駅ものぞいてきた。集積効果で競い合いながら集客力を高めていくことが大切です。

鳥越のふれあい市
6月4日(土) 森林文化
日本における人間の歴史は森とともにある。人がより安全に暮らすための家の主な材料は木であり、狩をするための弓や矢、移動や漁をするための舟、燃料としての材の大半は森林の産物であった。もちろん、石や金属も使われているが主要な材は木材であった。この構造は私達の子ども時代に至るまでそうであった。木造の家屋に住み、風呂は薪で湧かし、煮炊きは炭や杉の葉でしていた。木の実をおやつにしていた時代がすぐそこまで続いてきていました。そのような暮らしの価値をもう一度再評価すべきなのだと思う。持続可能な社会を構築するために必要なことは地球や太陽などがもたらしてくれる産物やエネルギーを循環させる仕組みをベースに暮らしを創っていくことであろう。循環型社会とは地球に存在する物質を太陽エネルギーが循環させてくれている仕組みを活かすこと。そのような構造をどれだけ把握して生きていけるか。そのようなことにたどりつくきっかけとして、森林のことに取り組みたい。森林文化の核にあるのは、命と物質の循環である。
6月3日(金) シノアぶどうの木
久し振りにぶどうの木の本さんと会食。シノアでフレンチ風の中華のコース料理を楽しむ。それぞれは少量に見えるのだが、7品もあるとさすがにおなかが一杯になってしまいます。女性を意識して、デザートが2品ついていました。ぶどう棚のぶどうの実が大きくなってきており、ガーデンもきれいに整ってきています。サービススタッフもさっぱりと清清しい接客で、いい雰囲気の中で食を楽しむことが可能です。ランチはコース料理2800円のみとのことでしたが、ライト・コースもあると、なお良いですね。ダイエットを考えないといけない人間でも利用しやすくなります。

パインのデザート
6月2日(木) 森談議2
石川の森づくりへの参加お願いで、4人の方と合う。いろいろご説明する過程で貴重な意見がうかがえ、ポイントが明確になってゆきます。このような議論を重ねることの重要性をつくづく感じます。事務局の仕事の大きな柱は会員コミュニケーションだと提案してきましたが、新規会員の開発のための活動も同時に行っていただくことで、知が深まることも期待できます。価値を認めていただければ、新たな企業などをご紹介いただけるものです。間伐材を活用した商品を優先的に利用する施策を構築することも必要ですね。間伐体験のメニュー化を期待している方が多いこともよく分りました。沖縄の東村から送っていただいたパイナップルは青かったのですが、十分甘味はありました。今度は収穫体験もしてみたいものです。

東村のパイナップル
6月1日(水) 積極的な展開
昨日に引き続き、八尾町商工会で打ち合わせ。坂のまちアートをメインに新たな実験事業を行うことに。光をテーマに段階的に実験を重ねて、まちの可能性を地域住民の方々や商店街の方々に感じていただくことが重要だ。住民参加は具体的な事業を通じて促進されるし、個々の商店や住宅を会場にした事業を行うことで、リアルな認識が形成されるはず。八尾は、ここ2、3年で大きく展開する時がきているようだ。集中的に関わることで、成果をしっかり出してゆきたい。
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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