[ 金沢便り2014.3月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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3月31日(月) 林道
 今日も門前に行く。やすん場で活躍してくれたメンバーが退職することになっていたので、最後の給料を信金でおろし、直接手渡し。他の人達も様子を見にきてくれていたので、ゆっくり話すことはできませんでしたが。昼を目がけて、珠洲に移住する志保石さん(東洋大卒)が来てくれたので、手仕事屋で昼をいただく。その後、星野さんに山に連れていってもらいました。門前には林道がたくさん入っていますが、初めて行くところでした。雪割草の群生地はあちこちにあることを教えていただきましたし、山菜のポイントでは一緒にソバナを収穫。その前に訪れた「ため池」はよい雰囲気の場所でした。放置された竹林が目立つのですが、何とかできるとよいですね。猿山岬に向かう途中の道路沿いの竹林も気になるところですが。


ソバナ

3月30日(日) 年度末
 金沢の街を車で走ると幹線道路はどこも車が多い。年度末、月末で多いのでしょうが、消費税増税ということもあり、買い物客もあちこちに繰り出していることでしょう。午前中に行ったショッピングセンターの駐車場も車が多かった。午後は、年度末のまとめの仕事をするために事務所に行く。まだ、報告書類は複数残っています。早めに終わらせて、新年度の仕事に取り掛かりたい。継続案件がいくつかありますが、スタッフも増えていますので、新たな仕事も開発しないといけませんね。活動を絞りつつ、新たな仕事を創出する、これが地域で活動する事業体に期待されることです。


3月29日(土) 新人研修
 今日も深澤さんを和倉温泉に迎えに行き、門前へ。星野さんの案内で猿山岬の雪割草を拝見に行く。これまで行ったことのない場所を教えていただきました。ほとんど人の立ち入らない花園です。白やピンクの雪割草が一面に咲いており、足の踏み場もないくらいでした。花の咲いていない場所をみつけ、シートを敷いて、長い時間腰かけていました。いろいろな野鳥が周りを飛んで楽しませてくれました。ほとんど人の声が聞こえず、海の音、風の音、そして、鳥たちの声が聞こえるのみ。カメラのシャッターを押すのがはばかられるくらいです。動き回らず、空を見上げて寝転がっていると良さそうです。天気も良く、風も強くない絶好の日和でした。1時間以上、花園で過ごし、手仕事屋に戻り昼をいただきました。我々が食事が終わる頃には大勢のお客様になっていました。その後、能登島をぐるりと案内して回りました。海沿いの小さな漁村が点々とあり、歩いても楽しめそうです。Weランドや案山子窯をのぞき、野生イルカを見学、最後に能登島ダイビングリゾートで鎌村さん、須原さんにお話をうかがう。和倉温泉の隣にある能登島をまずは知っていただく必要があります。早めに行けていない場所をめぐりたい。


白とピンクの雪割草が隣り合わせに咲く

エンレイソウ

海の方を眺める深澤さん

3月28日(金) 道坂一美さん
 東洋大を卒業し、多田屋に就職する深澤さんを和倉温泉に迎えに行き、まずは門前で星野さんに会っていただく。その後、能登空港で、午前便で着いた志保石さん母子を出迎え、能登事務所で車を渡す。そこからは、春蘭の里を抜けて、穴水の道坂一美さんの運営するたんぽぽファームへ。近所の人に教えていただき、やっと辿り着けました。りっぱな家と牧場です。豚とヤギがのびのびと暮らしています。東洋大生の高橋さんが体験でお世話になっていましたので、迎えに参りました。カレーを御馳走になり、道坂さんからいろいろお話をうかがうことができました。道坂さんは、後継者になっていただける人財を募集中です。人財募集記事。金沢まで戻り、21世紀美術館に高橋さんを送り届け、深澤さんと県庁にお邪魔し、これまでお世話になった方々にご挨拶。最後は金沢駅まで送り、今回は電車で和倉に戻っていただきました。


たんぽぽファームのヤギ

3月27日(木) 加賀人
 今日は久しぶりに小松市内をめぐる。体験交流型プログラムを ガイドや指導者の顔が見える形でプ紹介する事業の追加取材です。加賀市内の方々は何度かお邪魔して取材しましたが、小松の方々は初めてです。小松の里山エリアにもいろいろな地区があることがよく分かりました。最初にお邪魔した滝ケ原地区は石材で生活していた地域で今でも石材屋さんが多く、その中でも中谷篁さんは彫刻まで行う貴重な存在。石匠として認定されています。表情のよい石像が魅力的で、人柄を表現しているようです。午後お邪魔した宇喜多窯は趣味のジャズを描いた作品が特徴ですが、一方で野鳥などのシリーズ作品も魅力です。山野草のシリーズもお願いしました。浅蔵五十吉さんの工房では浅蔵一華さんにお話をうかがいましたが、親しみやすい方でした。九谷焼をいかに身近に感じていただくかという観点から積極的に体験プログラムにも取り組まれています。他にも何名かの方にお話をうかがいましたが、魅力的な方はたくさんいらっしゃいますね。取材の途中に立ち寄ったた粟津温泉の山裾にある米屋・山下米穀店(小松市粟津町ワ78 TEL 0761-65-1207 日曜定休)は雰囲気のある店構えでしたので、のぞいてみましたが、店頭でかきもちを揚げておられました。その場で試食させていただきましたが、揚げたては美味しいですし、味付けも程よい感じでした。かきもちや丸もちも作られていますし、塩糀や味噌も自家製です。毎週火曜日にはテイクアウトランチも販売されているようです。山下米穀店のFB


山下米穀店の揚げ餅

3月26日(水) 黒島
 朝一便で羽田から小松に飛び、一旦金沢事務所に寄る。黒島地区での区長さんとの意見交換会で使う資料を出力、門前に向かう。手仕事屋で昼をいただいた後、早めに黒島公民館に行く。区長さんたちとの意見交換では、地域の状況を具体的にうかがうことができ、有意義でした。空き家で貸していただけそうな物件が2棟あることが分かりました。それも角海家の近くです。角海家と相乗効果を発揮できるようなカフェ等ができるとよいですね。そのような可能性を追求できるようになるためには、まず地域の皆さんの理解と協力が不可欠です。夏休みには黒島出身の若者たちと意見交換ができればと思う。今後の展開に期待したい。その後、和倉温泉に移動、東洋大を卒業し、4月から多田屋で働く深澤さんと面会。久しぶりです。いよいよ、彼女の能登暮らしがスタートします。


黒島の角海家

3月25日(火) エコウォークモニター
 朝から夕方まで、南三陸でのエコウォークのモニターツアーでした。宮城大の復興ステーションでヘルメット、のこぎり、ロケットストーブを預かり、集合場所のポータルセンターへ。参加メンバーが揃ったところで、最初のポイント、荒島に移動。ストレッチをした後、荒島に登る。2つのグループに分けて歩く。ガイドは佐藤太一さんと鈴木卓也さん。島の中は風が弱く過ごしやすかったが、大きなタブの樹冠部では、大きく揺れていました。まるで、森が呼吸しているようです。荒島の後は、上山八幡宮で昼食。気仙大工に特別に作っていただいた弁当箱に、慶明丸さんが地域の食材を盛り込んでくださったものです。掛け紙と箸袋は上山八幡宮の工藤真弓さんが一枚ずつ手作りしてくだいました。昼食の終わった後、工藤真弓さんに公園づくりについて語っていただきました。その後、水尻川流域の梨の木畑の森で人工林を歩き、間伐を体験。最後は周囲を見渡せるポイントでお茶でした。クロモジが切り倒されていたので、クロモジティーも試していただき、好評でした。長い一日でしたが、参加いただいた方々に、それなりに楽しんでいただいたようで何よりでした。終了後、仙台に移動し、9時すぎには東京に到着。


荒島をバックに記念写真

3月24日(月) 南三陸町
 快晴のもと、南三陸町にやってきました。道路際や森の中には少し雪が残っていますが、ほとんどなくなっています。午後3時前に着いたので、歌津の馬場中山地区に新たにできた「かなっぺ」を探しに行きました。海近くをあちこち探しまわり、ようやく見つけることができました。最初に通った道の上にありました。何らかの看板があると思っていたのが間違いで、建物に大きなお店の名前がはりついていました。経営者の千葉さんとは震災の翌年にお会いしていましたので、随分久しぶりです。グループのお客様がお越しで、賑やかでした。その後、中学生が学校帰りに立ち寄り、ココアを注文、しばらく奥様とお話になって帰っていきました。彼も常連とのこと。海が見下ろせるカウンター席がお気に入りのようでした。奥様の妹さんが周辺の環境整備に毎月お越しとのことで、徐々にきれいになっているようです。ゆっくりできるお店が増えることが大事ですね。


かなっぺの店内

3月23日(日) 珠洲市健康づくりシンポジウム
 朝7時からは、ビーチホテルと海の間に設定したクアの道を歩いてみました。心地よい天気のもと、地元の小西先生も参加してくださいました。午前10時からは珠洲商工会議所で「珠洲市健康づくりシンポジウム」を開催。午前は健康体力づくり事業財団理事長の下光輝一氏の基調講演「健康日本21(第二次)と健康保養地」、金沢大学教授の藤原勝夫氏の「海辺ウォーキングのトレーニング効果」と県立大の榎本俊樹教授による「能登産海藻の機能性と健康増進への利用」と題する報告。午後は、「市民の健康づくりとツーリズム」をテーマにしたパネルディスカッションで、午前の3氏に加え、能登北部医師会の小西堅正会長、泉谷市長にパネリストになっていただき、コーディネーターを山形県上山市の小関信行氏(クアオルト研究室代表)にお願いいたしました。これまでの成果を整理し、今後に活かすための方策を議論。健康をテーマにした地域づくりを進めるモデル地域として珠洲及び能登を発信していきたい。癒しフェスタに参加いただいたセラピストの方々にもご参加いただきましたので、有意義でした。


松林の中を歩く

3月22日(土) 猿山岬再訪
 朝から輪島市門前町の猿山岬に行く。名古屋からお越しのお客様と一緒に歩く。朝早くは風が寒かったが、お日様が出ていたので、徐々に温かくなりました。今日、明日と特別に灯台が公開されていましたので、上まであがって見学させていただきました。水平線が弧を描いていることがよくわかります。雪割草の群生地では花が咲きはじめており、まとまって花をつけている株も沢山あります。自然の状態で花が増えているのではないかと思う。素晴らしい。歩いてみる価値は高い。眼下に見下ろすとケヤキの天然林が美しい。昼を眼下に海が見下ろせるポイントでいただく。おいなりさんやぼたもちなど、駐車場のそばで五十洲の奥様方が手作りされたものを買い求め頂戴しました。少し風は冷たかったですが、絶好の日和に恵まれ、楽しい森歩きでした。秘密のスポットも発見できました。雪割草のお花畑を花を踏まないようにして歩く。次は5月に来てみたいと思う。


雪割草

3月21日(金) 地域との関わり
 地域といかに関わるか。よそ者としての関わりを念頭においた発想で取り組んできた。いろいろな地域にお邪魔して、地域づくりを議論してきた。それも、その地域に住まないことを明言して関わっているところもある。それは触媒としての役割を果たすという存在意義から発言してきた面もあるが、逃げている面があるかもしれない。対象としている地域に住めるかを問うならば、難しいと答えざるを得ない。それはなぜか、生まれ育った地域を離れる時に感じていた窒息感のようなものがある地域や8年間いた東京では暮らせないと思うが、地域の中で活動する人が魅力的であれば、その地域に住んでも良いのではないかと思う。住みたいと思う地域の一つは由布院です。どんなことでもよいから、中谷健太郎さんと一緒に活動したいものだと思う。同じ時空を共有し、いろいろな話ができることが楽しい。私にとっては、それだけ魅力的な人だと思う。そのような存在と出会えるか、が地域との関わりを左右するのではないかと思う。新たな人との出会いを求めての踏み出しが今後も不可欠ですね。


3月20日(木) 通夜
 一日、能登空港にある奥能登行政庁舎4階の会議室で能登の魅力創出事業委員会で、活動団体の報告と今後の事業計画について、コメントを行う。1団体20分で、9時から16時近くまでかかりました。先日のSTEP21の時と同じように、ポイントを絞ってコメントするようにさせていただきました。終了後、能登事務所で着替えて、珠洲に向かう。末政さんのお父様の通夜がありました。葬儀場のロビーに人があふれていました。式場内に入りきらない大勢の参列者でした。末政さんのお父さんとは何度かお話をさせていただいたことがありますが、温和な人柄の素晴らしい方でした。ご自宅の茅葺をやめて瓦にされる際にもお話をうかがいましたが、維持管理も大変であきらめられたとのことで、それ以上お願いすることを断念したことが想い出されます。ご冥福をお祈り申し上げます。


3月19日(水) 雪割草
 午前は穴水町で打ち合わせ。昼を手仕事屋でいただき、猿山岬に向かう。門前の中心部から30分ほどで到着、海沿いの道路からは別世界が広がっています。平日ということで、お客様は少ない。遊歩道を歩いていくと、すぐの斜面に雪割草が咲いていました。一旦谷に下り、灯台に上がってくると、灯台の近くで女性たちのグループが昼食中でした。そこから斜面を登っていくとあちこちに白い花、ピンクの花が咲いています。白いキクザキイチゲが群生しているところも多くあります。雪割草はスハマソウとの解説看板が設置されていますが、ミスミソウも含めて雪割草と通称されています。カタカナ表記のユキワリソウは別物です。自然の状態でこれだけの群生地は日本で一番と言われています。斜面がきついので、、人が近づけない場所にも多く咲いています。望遠レンズで撮影するのがよいです。地元の人にうかがったら、まだまだ花は少ないとのこと。一番多く花が咲いているのは月末ごろではないかとのことです。


雪割草

3月18日(火) STEP21
 午後は県庁でSTEP21の専門委員会がありました。歴史と景観を活かした地域づくりの事業に取り組んでいる4つのグループから報告があり、今後の活動について提案をさせていただきました。他の3人の専門委員からいろいろアドバイスを出していただいていましたので、当方はポイントを1つに絞って話をさせていただきました。これだけは実践してほしいと思うことをまずお伝えしようという作戦です。その後に時間があれば、追加での提案をさせていただきました。可能性を秘めた活動をされているのですが、継続される仕組みづくり、事業としての自立という面では課題があります。わが故郷、大聖寺や小松での活動は連携していただけるとよいのではないかと思う。大聖寺は大学生の合宿をメインとしており、小松は大人が対象になりつつあります。それぞれ得意分野を組み合わせると、面白いことになりそうですし、主体としても年齢層が異なるので、継続性が担保されるのではないでしょうか。


3月17日(月) 数字合わせ
 報告書はスタッフに校正をしてもらい、当方は支出の集計作業を行う。数字合わせに苦労する。支出件数はそれほど多くはないはずだがさ、昨年7月以降のお金の動きを確認するだけで、時間がかかってしまいます。一日、数字をみていたので、しまいにはいやになってきました。明日には提出したいので、何とかしたい。


3月16日(日) 報告書
 報告書作成に終日費やす。3月15日までの事業の報告書をまとめているが、なかなか遅々として進まない。一旦、全体構成を考えて目次を作成、それにしたがって徐々に書き加えていくという方法でまとめているが、書き足りないところがいろいろありますね。限られた時間の中での作業になりますが、できるだけ盛り込みたい。今後につながることでもあるので、総括と今後への提案はしっかり分かりやすくまとめておきたい。そのためには、図解を加えたり、写真でおぎなうなどの作業を行いたいところです。


3月15日(土) 生活
 はいから食堂で先般行われた大阪での移住フェアにゲストで参加いただいた垣田さん御夫妻にお会いしました。能登島に移住されて10年経過し、農業機械等の更新が必要になり、その資金をいかに稼ぐかが、課題と言われていました。経営という視点を少しは意識して、今後の仕事のされ方を考えていただく必要があります。絶対数を追求するのではなく、いかに質的評価を高め、安定して買っていただけるお客様を確実に増やしていくか。地域の飲食店、宿泊施設さんとの関係構築を進めていただきたいですね。次に門前に移動し、土田さんのところにお邪魔して、今月の賃金を支払う。そこでも出たのは、作品にいかに値段をつけるか、経費と価格の関係です。一度ゆっくり相談させていただければと思う。移住された方々の生活をいかに成立させるか、根幹に関わる部分を明確にしていく必要がありますね。


はいから食堂でいただいたピザ

3月14日(金) 年度末
 能登定住・交流機構として、輪島市門前町での活動のために総務省からいただいている事業の活動締切が15日ということになっています。可能な限りの支払い等を済ませようと、門前から伝票類をメールで送ってもらい、口座から引出しました。結局まとまった支払いが月曜日でよいとのことでしたので残りましたが、ほとんどの予算は無くなります。最終調整は少しだけ必要ですが、予算より多くを使って事業をした形が理想のようですので、そのような報告になりそうです。3月末でなく、それ以前に〆を設定していただけると、仕事が段階的に終了していき、助かりますね。報告書の作成がまだ残っていますが、・・・。


3月13日(木) 八幡グループ
 お昼前に羽咋の八幡グループの本社を訪ねる。採用担当の常務・久保圭子さんにお話をうかがい、工場も窓越しに見学。小ロットで多品種の食べ物を作っておられます。一通りのお話が終わり、隣のすしべんで昼を食べて帰ろうとしていたら、専務に呼び止められ、多根さで昼食を御馳走になることになりました。専務、常務から、いろいろお話をうかがいましたが、被災地の猫や犬の保護の活動を継続して行っておられます。福島の浪江で保護された動物たちを預かられています。被災地にも何度も足を運ばれています。優しい人柄がにじみ出ているお話でした。八幡グループは総勢550人のスタッフが働いておられるとのこと。能登を基盤に多くの仕事を創っておられます。製造、販売、事務と中途で人財募集されていますが、企画力が期待されています。新たな発想での食べ物を生み出すことと、きめの細かい対応が付加価値にならないといけません。


3月12日(水) 学生の活動
 夕方から金沢大学で能登地域塾のミーティング。春からスタートする学生が企画する学生のための能登めぐり活動の企画会議でした。メンバー以外の学生にも参加を呼び掛けて一緒に能登に通うことを目指しています。1回目は4月に、入門的な観光ポイントをめぐり、2回目は5月に、能登で活躍する人と交流することを目的としています。今年度行ってきた能登訪問にも繰り返し参加し、企画段階から参加しているメンバーと、当日だけの参加の学生の参加費に差を設けるか議論になりました。有志の活動であり、能登で楽しみつつ、学びの場として機能させることを意図している側から言えば、企画段階から活動に参加されている学生が多くを学び、ネットワークも広がっているはず。その意味では、多くの時間を費やしてはいるけれど、多くの気づきや学びを得ていることが最大の収穫のはずで、当日の参加費は差を設けず、一般参加者もお客様ではなく、参加メンバーとして主体的な行動、参画を求めていくことを基本にしたらよいのではないかと思う。それが今回の活動のコアにある価値だと思います。


3月11日(火) 3年
 東日本大震災から3年です。震災の年から被災地にお邪魔するようになり、もっぱら南三陸で活動してきました。先日の訪問で感じたことは、復興という概念の幻想性です。どこかに理想の復興したイメージがあるのかもしれませんが、必要なことは壊滅的な被害を受けた場所で、一から創造することです。伝統文化や技として受け継いできた多くのことを活かしつつ、新たな暮らしを、事業を生み出していくことが期待されるのではないでしょうか。そのような取り組みとして、違う場所に移って営業を再開された下道荘さんやコクボ荘さんのようなお宿もあります。彼らにとっては日々の営業でいかにお客様を獲得するか、その中からリピーターを増やしていくようなサービス開発も不可欠です。そのような個々の事業者のサポートをすることが、ひいては地域全体の活性化につながっていくのではないでしょうか。震災前には戻りようがないし、もどれないのです。多くの主体を失った地域で考えるべきことは、生き残った人々がこれからをいかに生きるか、それを一緒に考えること、その輪に多くのよそものの参加を求めていくことではないかと思う。


うたちゃん橋から歌津駅方向を見る、復興?

3月10日(月) エルバッチャ
 さすがに体調がすぐれなかったので、昼過ぎまで家で寝ていました。午後は起き出して、仕事をし、夕方を目がけて八尾へ。エルバッチャで先日の試食会の総括を行べく2名の料理人さんと事務方でミーティング。途中からは料理を出していただき、新しいメニューを味わいながらの食談となりました。外では雪がちらほら舞っているようで、ワインが飲めると最高だったのでしょう。しかし、翌朝が早かったので、途中でお暇して、金沢に戻って参りました。


鹿肉を活かした料理

3月9日(日) やすらぎの森
 南三陸での最終日、快晴で心地よい。下道荘で朝食をいただいた後、若旦那にお話をうかがう。震災前、漁師をしながら、カヌーでの荒島めぐりツアーも行っておられたとのこと。そのような活動も早めに復活していただければと思う。午前はやすらぎの森での活動です。今回は中央大学の学生諸君が考えたプログラムのテストでした。まずは、南三陸ホテル観洋のロビーで、唾液アミラーゼを測定。国道をしばらく歩いて移動し、いつもの地点から森に入り、頂上エリアで憩った後、再度測定していました。一方で1時間程度除伐作業を行う。帰りは旧東浜街道を歩いて戻るが、途中にフキノトウやリュウノヒゲなどが生えていて、楽しめました。太陽が輝き、風も弱く、気持ち良いやすらぎの森でした。


やすらぎの森

3月8日(土) 山の神平
 午前は阿部勝善さんの案内で山の神平を歩く。今回は逆回りに案内いただきました。さんさん館から歌津地区に抜ける道を少し上がってくると、目の前に神行堂山が見えてきます。そのポイントで小さな小鳥がたくさん飛んできて、田んぼでえさを探している様子でした。群れて飛ぶさまは大きな不定形な生き物が動いているようにも見えます。珍しい光景に遭遇できました。そこから、舗装道路をあがり、途中から左に砂利道をあがるとそこにも人家があります。今年から無農薬栽培のコメ作りに参加される山内さんの家とのことで、今年88歳というおばあさまが出迎えて下さいました。おとなしいワンちゃんが小屋から見つめていたのが印象的でした。舗装されていない道がよい雰囲気でしたし、そこからさらに奥に続いている棚田の眺めも素晴らしい。


山内さんちのワンちゃん

3月7日(金) 中央大学エコツーリズム研究ゼミ
 くりこま高原駅で中央大学の学生諸君を出迎え、南三陸に戻る。ひころの里でばっかり定食を御馳走になり、シルク館でおこなわれているシルクフェスティバルを見学。その後、さんさん館に移動し、3時からの成果報告会の準備を学生諸君は行い、当方は食堂で仕事をさせていただく。成果報告会には大勢の方々にお集まりいただきました。これまで、いろいろお世話になってきた方々です。今後も活動が継続されることを期待したい。夕方6時から懇親会でした。地域の方々にもご参加いただき、延々と続きました。当方は10時前には失礼して、自室で寝させていただきました。こんな時は一人部屋をご用意いただいているので助かります。


3月6日(木) エコウォーク
 エコウォークの実験のつきあい、荒島を歩く。その前に、町内の佐藤内科医院に行き、診察していただきました。熱は7度2分と下がっていましたが、インフルエンザの検査もしてもらう。検査結果、インフルエンザの菌は出なかったようですが、かかっていないという保証はできないとのこと。荒島を見学した後は、宿泊予定の南三陸ホテル観洋に行き、しばらく寝ていました。おかゆを作ってもらい、食後に薬をのむ。おかげで熱は下がりました。2時過ぎからはいりやどで、エコウォークの実験についての反省会があったので、それには参加。その後はホテルに戻り、夕食まで寝ていました。薬のおかがで少しは楽になってきました。何とか、回復したいものです。


3月5日(水) 南三陸町
久しぶりに、南三陸にやってきました。ずっと雨が降り続いています。宿舎のいりやどにチェックインした後はどこにもでかけず、じっとしていました。夜は、エコウォークに関わるメンバーで夕食をいただきましたが、さすがにすべてを食べることができませんでした。関節が痛くなってきたので、体温計を借りて測ってみたら38.4度でした。早々に部屋にこもり寝ました。日曜日まで滞在予定ですが、大丈夫かな?


3月4日(火) ノトアロイ
 午後、人財についてお話をうかがうべくノトアロイ(旧サンアロイ)を訪ねました。能登を発信するために社名を変更されたとのことです。超合金分野で独自の地位を確立している優良企業ですが、一般にはあまり知られておらず、人財採用に苦労されています。佐々木会長にお会いするのは3度目。最初は、2005年2月21日、県が主催する「産業人材育成フォーラム」でご一緒しました。その後、会社に遊びにいらっしゃいとお誘いいただいたので、工場を訪ね意見交換をさせていただいています。さらにご子息にお話をうかがいにお邪魔したこともあります。人財採用に熱心に取り組まれてきており、久しぶりにお話をうかがうことができました。アポイントをとってお邪魔しましたが、その過程でもしっかりした対応でした。グループ会社3社が近くにあり、志賀町の中でも数多くの人を雇用されている企業になっています。門前から宝達志水町までが通勤エリアとのことで、それ以遠の方々のために、社員寮も設けられています。今後取り組むべきことが明確になりました。ノトアロイのホームページ。


ノトアロイ外観

3月3日(月) 志保石薫さん
 ちょうど昨年の3月に、能登を再訪してくれた志保石薫(しぼいし ゆき)さん。前年の9月に行われた東洋大学の能登ゼミに参加して以来のことでした。その後、繰り返し能登にやってくるようになり、夏休みには、能登事務所に1ケ月以上寝泊まりし、取材を繰り返していました。当初は東京で就職する予定でしたが、先月になって、能登で仕事をしたいと言われたので、今回の訪問で就職に向けての面接をしていただきました。社会人一年生を能登でスタートすることになりそうです。饒舌に多くを語るわけではありませんが、今回3号を持ってきてくれた「スズノコト」を拝見して、強く彼女たち(千田さんとの共作です)の珠洲への愛情を感じます。珠洲で仕事ができそうで、何よりです。地域の魅力を発掘してくれるよそ者としての人財が一人ずつ増えていくことが、地域の力を高めることになるのではないでしょうか。そして、地域に暮らす一人ひとりをクローズアップすることで、地域の素晴らしさを実感できるようになります。そのような活動を続けることが大切です。スズノコノホームページモアリ。1号が紹介されています。


志保石薫さん

3月2日(日) 年度末
 年度末です。行政関係の仕事のまとめをしないといけません。成果をどれだけだせたのか、その評価をすると同時に、今後に向けての方策の提案もしたいところ。石川県をはじめ、いくつかの自治体の仕事をさせていただいていますので、それぞれにまとめを作成しはじめています。一番面倒なのは、お金の面も整理することでしょうか。制作物をまとめる作業も必要になりますし、報告書のとりまとめも必要です。最後の活動や委員会、シンポジウムなども予定されています。1年で一番忙しい月の始まりです。皆さんの協力をお願いしたい。


3月1日(土) 水中歩行
 今日も夕方に、プールに行く。週2回以上を目標に通っています。ようやく1ケ月続いたことになります。健康増進の習慣を定着させるためには、意識して続けることが大切です。その活動を続けやすくするためには、仲間がいることがよいようです。身近かな人間を誘っているのですが、なかなか一緒に行ってくれません。プールで歩いている人は、いつも見かける顔が何人もいらっしゃいます。習慣化を図っておられるのでしょうが、タイプが2つに分かれるようです。まず、太った方が多くいらっしゃいます。ダイエットのためや、足腰の痛みがあり、筋力をつけてその痛みを軽減するためという方々であろうか。一方で、痩せた方も複数見かけます。筋力をつけ、体力を維持するためでしょうか。プールは人間観察の場としても面白い。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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