[ 金沢便り2012.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2012.4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2011.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2010.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2009.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2008.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2007.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2006.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2005.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2004.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ .5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

5月31日(木) 商業振興と商店街振興
 午前は県庁で商業振興事業について意見交換を行う。事業名は商業振興だが、具体的な施策は商店街振興がテーマになっていたりします。地域によっては、商店街としての機能が低下しており、その維持が難しくなっています。そのような地域にあっては、商店街活動を期待するのではなく、個店で意欲的に商売に取り組む店をピックアップし、それらを広域でつなぐことで、地域への誘客を促進すべきではないか。個々のお店の魅力をより詳しく紹介するサイトを蓄積していくことが有効ではないかと思う。


5月30日(水) カフェ食堂 れんげや
 午前は中能登町にある「カフェ食堂 れんげや」さん(水曜定休)の取材につきあう。西往来と呼ばれる山裾の古い通りから少し入ったところにある古民家を活かして営業されています。経営されている女性がいたく元気な方です。撮影させていただいたメニューも美味しそうです。玄関を入ると土間があり、昔ながらの空間は落ち着きますね。店内では雑貨の販売もされています。テイクアウトのドーナツも開発されています。ネットワークづくりもお得意のようです。おすすめのお店ですね。その後、和倉温泉観光協会、志賀町の能登ロイヤルホテルアスク、門前町の手仕事屋穴水町役場と回り、最後に宝達志水町の金曽農園を訪ねました。果樹園では、モモもリンゴも小さな実をつけ、成長中です。今年もモモは8月上旬ぐらいが良いようです。楽しみです。


能登豚丼セット(うどん付き)

雑貨も販売している店内の様子

元気のよい店長さん

5月29日(火) 新任課長補佐研修
 午前は自治研修センターで新任課長補佐研修でした。地域づくりについて2時間弱お話をさせていただきました。地域づくりという概念ではなく、地域経営という観点で仕事に取り組んでいただきたいこと。地域経営の核に必要なことは人財誘致であり、産業振興であること。皆さんがすぐにでもできることは情報発信であることなど、最後に、東北に観光に行っていただくことをお願いさせていただきました。夕方からは、金沢大学であった加藤尚武氏の「原発問題の哲学」という講演をうかがう。本は何冊か読ませていただいていますが、直接お話をうかがうのは初めてでした。中村教授に教えていただき、刺激的な内容で勉強になりました。


5月28日(月) 宝達山
 午後は宝達山で過ごす。まずは山の竜宮城に顔を出したが、お客様がおられたので、頂上迄車であがり、ブナ林を撮影。散策路の際には沢山のブナが発芽していました。若葉を食べられているものもあり、森の中での生存競争が厳しいことをうかがわせてくれます。散策路は多くの人が訪れているようで、しっかり確保されています。笹が茂っているので、ブナの根元には入りにくそうですが、それはそれでよいのかもしれません。しばらくしてから、再度、竜宮城を訪ね、橘さんと相談させていただきました。一番のおすすめは、アサギマダラがやってくる9月に、チョウを観察することです。「能登人と過ごす能登時間」のプログラムとして紹介させていただきましょう。屋外での観察の後、山の竜宮城に戻り、宝達葛を活かしたスイーツとコーヒーでアサギマダラ談議といった流れでしょうか。夕陽を眺めながら、コーヒーをいただくだけでも楽しそうです。花と自然が好きで、山の竜宮城のスタッフになられてすでに20年とのこと。宝達山について最も詳しいのではないかと思われる橘さんと過ごす時間は魅力的です。今日は5時過ぎ迄お邪魔していて、能美市からお越しになられたお客様と宝達山談議を楽しませていただきました。


ブナの発芽

ブナ林の様子

気さくにお客様と話す橘さん

5月27日(日) 共通する課題
 朝5時半に出雲市を出発、岡山、京都で乗り換えて、12時過ぎに金沢に帰り着く。7時間弱の旅ですが、大半を寝て過ごす。今回の鳥取、島根の旅は、新たな出会いも多くて、疲れましたが面白かったです。初日の大山や皆生温泉の見学ではエコツーリズムの可能性と環境整備の必要性を感じました。大山に向かうゆるやかな坂の道路の両側に歩く道が作れると良い。スキー場での春から秋のプログラムもできます。皆生温泉街は歩いて楽しむ雰囲気づくりが期待されます。出雲市の駅前通りや中町商店街の見学では、新たな商業集積を政策的に進める必要性を強く感じました。玉造温泉では、環境整備、地域内産業連携、地域資源を活用した新たなサービス開発の必要性を感じました。温泉旅館の素晴らしさと上流域の住宅地ののどかさ、商店の弱さが対照的です。鷺浦の見学は、新たな動きを拝見できましたし、海から地区を拝見することができ、新たな楽しみの創造の可能性を感じました。広域での地域内連携をいかに進めるか、課題は共通する面があります。新たな魅力の創出(プログラム開発、商店開発、担い手育成、情報発信)は継続した活動により達成可能なことです。根気よく続ける必要がありますね。


5月26日(土) 鷺浦
 朝早くに起きて6時前から玉造温泉街を散策する。上流には普通の農村があります。温泉街の真ん中を川が流れ、両側を歩くような雰囲気の空間づくりがされています。7時前には多くのお客様が散策されていました。旅館に戻ったあと、ゆっくりと朝食をいただいた後、丹羽野先輩の車で向かう。途中、斐川町の文英堂書店さんに立ち寄り、本を買う。亡くなられたご主人が中央大学の卒業生であったとのこと。出雲市役所では、松江ボランティアセンターを考える会(丹羽野氏が会長)のメンバーの方々にご紹介いただきました。その後は、商店街をぶらぶら見て回りました。ますます店が少なくなっており、さびしい限りです。そんな中でも、旭日酒造さん、松ケ枝屋さん、なぎら長春堂さんを訪ね、話をうかがう。アーケード街の入り口にできた古本屋さんは島根に関する蔵書が豊富でした。午後は、まねびとネットのミーティングに参加。今年の神在月サミットの日程を決めていただきました。11月10日(土)に、鷺浦で開催することにしていただきました。その後、鵜浦地区に移動し、新たにお店を開く予定の建物を見学、さらに、小船に乗せていただき、海岸線を案内いただきました。貴重な経験でした。夜は、大社のきんぐという店で、懇親会でした。ここには何度かお邪魔したことがあり、懐かしいお店です。人気の焼きそばもいただき、満足しました。


旭日酒造

松ケ根屋

なぎら長春堂でいただいたお菓子とお茶

鷺浦の漁港でのアラメ干し

洞門の奥からの眺め

沖から鷺浦集落を望む

5月25日(金) 初めての玉造温泉
 朝早くの列車で出雲市へ。駅で森山氏と合流し、まずは駅前商店街の空き店舗を見学。出雲市役所を訪ねた後、大社へ。大社では平和そば本店で割子そばをいただきました。以前にもご馳走になったことがあり、懐かしい味です。森山さんのご自宅を拝見し、魚屋さんへ。木製の箱が山積みされています。魚種によっては、木の箱が良いとのことです。そこからは、吉田氏に車で玉造温泉に送っていただきました。急遽、森山氏の発案により、皆美という温泉旅館に泊めていただくことになりました。夕方には松江から中央大学の大先輩に当たる丹羽野氏が合流されました。9階の露天風呂を楽しませていただいた後、お部屋の中で贅沢に夕食をいただく。楽しい時間を過ごすことができましたね。


平和そばの割子そば

皆美の部屋からの眺め

皆美の料理

5月24日(木) 初めての鳥取
 朝早くに金沢を出て山陰に向かう。サンダーバードで京都まで行き、京都で新幹線 に乗り換え。岡山で伯備線に乗り換えです。金沢を6時14分に出発し、米子に着いたのは12時14分でしたかね。まずは大山に案内いただきました。大山の麓にある地ビールレストランビアホフガンバリウスで昼食。その後、大山寺周辺を散策させていただきました。参道の周辺には太い杉などが多く残っており、石畳の古い道もあります。ガイドツアーとしてプログラム化する素材は豊富です。エコツーリズム国際大会のエクスカーションとして活用できますね。その後、皆生温泉にもご案内いただきました。海のそばの温泉街で、和倉温泉に近いイメージです。最後は鳥取県西部総合事務所で打ち合わせ。エコツーリズムの事業化に向けた活動を具体的に進めることが重要です。温泉旅館やホテルなどの参画も不可欠です。エコツアーを実施している事業体も複数ありますから、宿泊施設のスタッフにまず体験していただくことを促進すべきです。ガイドの育成やスキルアップは行政が継続的に予算をつけて行うべきですね。


大山寺参道

大山寺本堂前の仏像

スキー場

5月23日(水) 志庵
 昼は西金沢に向かって行った田園の中にあったそば屋・志庵さんに参りました。以前は目の前や横が田んぼだったのですが、久しぶりにお邪魔したら、まわりには沢山の真新しい家が建っており、環境が大きく変化していました。しかし、お店の前には、色々な木が植えられており、花も多く楽しめます。店の中に置いてある本も「雑木の庭づくり」について紹介されたものであったりします。お店に相応しい読物ですね。今日ももりそばの大盛りをいただきました。住宅地にある店へ、立地環境が変わっても、お客様に安定的にお越しいただくためには、新たなメニュー開発や普段の情報発信が必要でしょうね。


志庵のもりそば

5月22日(火) 中能登町
 午後は中能登町にお邪魔して飲食店さんを取材。能登ふるさと博をお楽しみいただくためのパンフレットの中で各地の飲食店を紹介すべく取り組んでいます。個々のお店のおすすめのメニューを写真入りで紹介することで、新たなお客様の来店を促進することがねらいです。役場の方と喫茶マーブル(8:30〜22:30、不定休 TEL 0767-72-3237 鹿西高校近く)と鮨あすか(11:30〜23:30、不定休 TEL0767-77-1115)を回り、事業趣旨を説明しお話をうかがうが、これまでのいろいろな取り組みで、あまり成果が出ていないという話もあり、簡単には了解いただけない。そのような現状を打開するためにも、お客様につながる情報発信を目指したいものです。


マーブルのヘルシーブランチ

オムライス

ケーキセット

5月21日(月) 日食、蕎麦打ち体験
 朝は日食観察のために大騒ぎでした。三脚でカメラを固定し、タイマーにして、レンズのまえに偏光グラスをかざして撮影を試みる。普通に撮影しても、太陽が欠けて見えるようでした。7時34分前後に撮影した写真はさすがに三日月状態でした。無事楽しむことができました。午前は羽咋の妙成寺の門前にある蕎麦処 浄楽さんでそば打ち体験を取材させていただきました。玄蕎麦を石臼で挽くところからスタートです。粉をふるい、こね鉢でこねて、伸ばして、最後に切ります。そして、ゆでていただきます。挽きたて、打ちたて、茹でたてをいただけます。贅沢な体験ですね。3時間ほどかかりますので、時間にゆとりのある方でないと無理ですが、これは面白いと思います。能登人と過ごす能登時間で紹介させていただきます。プログラム化の際には、コースのお食事も楽しんでいただくことにして、5000円ほどになりますね。


普通に撮影した太陽、少しかけて見えます

かけでゆく太陽

7時34分頃の太陽

石臼で挽く

伸ばし

茹でたてをいただく

5月20日(日) 語り部バス
 日の出時刻の4時半前に目が覚めたので、起き出して、森に行く。前日と同じように、海に近い所から森に入り、頂上エリアまで、少しだけ道をつけながら行く。頂上エリアでは、眺望を開くための除伐を続けるが、なかなか志津川湾は見えるようにはなりません。1時間半程作業を行い、ホテルに戻る。温泉につかり、朝食をいただいた後、語り部バスに参加させていただきました。ホテルのスタッフがガイドになり、バスで案内いただきました。戸倉小学校、志津川病院、ベイサイドアリーナ、防災庁舎、魚市場、仮設商店街などを回っていただきました。バスを降りたのは、防災庁舎だけでしたが、十分伝わる語りでした。前日の夕食についていただいた菅原さんの語りも淡々としていて、余計に響くものがありましたね。よい語りでした。志津川病院は明日には解体工事がスタートするようです。防災庁舎の解体時期はまだはっきりしていないようです。ホテルに戻った後、女将さんのお話を少しうかがわせていただきました。メンバーにとっても有意義なお話をしていただました。今回もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。10時過ぎにホテルを発ち、午後3時前には小松に着く。遠くて近い東北です。


志津川病院

防災庁舎

防災庁舎前で語る観洋の米倉支配人

5月19日(土) 平泉、癒しの森づくり
 朝4時半に起きて、朝風呂を浴び、森へ。前回から「癒しの森」づくりを進めている森の様子を見に参りましたが、新緑がきれいな森になっており、樹種の判別もしやすくなっています。頂上エリアで1時間程、除伐作業をして、下界に下りる。朝食の後は、平泉へ行く。中尊寺と毛越寺を拝見いたしました。10時前に到着したせいか、ほどほどのお客様でした。午後2時半には南三陸に戻り、全員で森へ再度行き、頂上エリアの除伐を進めました。大きな木は残し、木陰で憩えるゾーンづくりを行いました。志津川湾が見下ろせるように、斜面の木も切り進めましたが、まだまだです。今後も継続して作業を続ける必要があります。頂上エリアからゆるやかに下ってきて、海の近くの台地状のエリアまで、明るく見通せる森にしていきたいものです。針葉樹も残し、癒しの森として機能するような空間づくりを進めたいものです。暗くなる前にホテルに戻り、役場の方と打ち合せの後、昨日とは異なる部屋で、異なる料理をいただきました。部屋に戻っても2次会が続きましたが、早々に眠る。


黙々と作業を続ける

徐々に広くなっています

作業後に記念撮影

5月18日(金) 南三陸町へ
 大聖寺高校の同期会で南三陸町にやってきました。小松空港を12時に出発、仙台空港に13時に到着し、レンタカーを借りて、南三陸町へ。途中、道の駅で遅い昼食をいただいたので、3時半ぐらいに南三陸ホテル観洋に到着。仙台から参加したメンバーと合流して、町の中心部へ。入谷yes工房をまずは見学。次に、復興商店街へ。土産の発送をお願いして、いろいろな店を見学させていただきました。午後5時過ぎとあって、数は少ないですが、地元の人もお買い物にこられていました。観洋では、魚介類を活かした料理を存分に味わわせていただきました。


校舎を活かした入谷yes工房

仮設の商店街の案内看板

仮設商店街なので雨水処理の課題あり

5月17日(木) 能登を南下
 今日は、朝一に輪島に行く。まずは市役所で打ち合せ、その後近くの四十沢木工所と谷川醸造を訪ねる。お二人とも、先日の珠洲でのイベントでお会いしていました。四十沢木工所は、漆器の木地を作っておられます。見本庫を拝見したがいろいろな形のものが用意されています。工場には、加工機がたくさんあり、スプーンを成形する機械はコンピュータ制御でした。最新の技術も応用されています。そこが新しいところですね。山中の木地師さんの工房も拝見していますが、こんなに大きなところはありません。谷川醸造さんは近くを何度も通っていましたが、初めて発見しました。大きなスーパーの裏手にあり、駐車場の端からは見えるのですが、車で前を通っているだけだったので気付きませんでした。その後、門前に移動し、手仕事屋で打ち合せ。そばを久しぶりにいただく。次は穴水町に行き、打ち合せ、面白いお話をうかがうことができました。能登有料で羽咋まで戻り、滝港そばの直売所「汐風の市場・滝みなと」を訪ね、お話をうかがう。海水を滅菌処理し、それを使って目の前の港であがる魚を干物にされています。高澤醸造の塩糀や味噌、西海水産のイカの加工品なども販売されています。地元で生産されている蜂蜜や石に漆絵を描いた作品等、狭い店内に盛り沢山です。最後は宝達志水町で打ち合せ。今日も長い道のりでした。


四十沢木工所の見本庫

手仕事屋のそば

汐風の市場・滝みなと

5月16日(水) 心身の健康
 午後から金沢大学にお邪魔して医学系の先生方と相談。珠洲市におけるヘルスツーリズムについて、必要であると思われることを提案させていただき、ご意見をうかがう。心身の健康づくりのためには、すでに取り組まれているプログラム(農作業療法、水中運動、ノルディックウォーキング、ヨガ,他)もありますが、それらの磨きあげと同時に、新たなプログラムづくりを進めたい。能登の里山里海の資源を活かした活動としては森林療法的なアプローチは不可欠のように思う。全国各地の事例も参考にさせていただきながら、能登らしいプログラムづくりができないか。先生方の協力もいただけそうなので、是非具体化に向けて進めていきたいと思います。


5月15日(火) 未知なる存在
 今日は能登の南部を回る。宝達志水町からスタートし、羽咋市、中能登町、七尾市、志賀町と訪問。最後は羽咋市で「能登人と過ごす能登時間」について参加を要請。大社焼の礒見さんからは、近くでそば打ちの指導もされている森田さんを紹介され、すぐに訪問し、了解いただく。妙成寺のすぐそばに蕎麦処 浄楽はありますが、初めて知りました。祭についても、「羽咋神社の川渡し」が面白そうです。中能登で8月27日に行われる「鎌祭り」(鎌打ち神事)、志賀町で7月15日に行われる「堀松綱引き祭り」は拝見したいと思う。まだまだ知らないことが多いですね。


5月14日(月) 能登の祭
 能登の祭をいかに伝承していくか。人口減少が続く地域にあっては祭そのものが行えなくなっています。地域に受け継がれてきた伝統文化として、後世に伝えていくべきであると思うが、地域そのものが存在しなくなりかけいている地区も多く、多くの祭が消滅しそうです。そのような状況に一石を投じるべく、能登ふるさと博の事業として再度、「能登の祭」をクローズアップしたい。夏場はキリコ祭や曳山が多くあり、冬場はあえのことぞんべら祭万歳楽土(音がなります)、面様年頭あまめはぎなどの民俗文化が多い。そのような祭や民俗文化を楽しめる場を作ることを通じて、地域の価値の見直しと祭や民俗文化の伝承についての機運を盛り上げたいものだ。先日から能登を回り、能登の祭について相談していますが、本日は珠洲市でした。


5月13日(日) 千枚田の田植え
 濱さんの家を7時に出発し、輪島に向かう。千枚田の田植えがありました。オーナーの人たちが全国から大勢参加されています。テレビ局の取材も複数入っており、開会セレモニーの後は、狭い田んぼのまわりでにぎやかしかったです。千枚田は小さいので、のとだらぼちITOKO会として申し込んであったオーナー制の田んぼは3枚ありましたが、1時間せずに終了でした。快晴の空のもと、気持ちよい作業でした。今後、草取り、稲刈りと作業が予定されていますので、可能な限り参加したいものです。その後、珠洲に移動。湯宿さか本での珠洲の音(ね)を見学に行く。いろんなお店が出店しており、長時間楽しめました。最後はみなくち農園にお邪魔して、皆口親子と打ち合せ。近くの櫻井邸でののとキリシマツツジのオープンガーデンを見学して、金沢に戻り着いたのは6時過ぎでした。今日も七尾・輪島・珠洲・金沢と長旅でしたね。


千枚田で田植え

大勢が参加

珠洲の音(ね)の様子

5月12日(土) 田植え
 朝早くに七尾市の大呑地区に向かう。北陸自動車道から能越道に入り、氷見市を抜けて灘浦ICで下りて、しばらく走ると大呑地区です。知人の濱さんの田んぼの田植えの手伝いです。機械で植えた田んぼの補植が作業内容ですが、数日前に機械作業は終了済み。3枚の田んぼを昼過ぎには終えてしまう。ゆっくり昼食をいただいうた後は、濱さんのところの山を見学に。杉林には竹が入り込んでいて、大きく育った杉を活かすのであれば、竹を除伐することと、枝打を行う必要がありそうです。さらに奥の林道沿いの森は間伐された杉林です。この森も次の世代に渡すつもりで保全を続ける必要があります。再度枝打間伐する必要もありそうです。夕方には、氷見の「潮の香亭」(うみあかり別館)の温泉へ入りに行き、疲れを癒す。濱さんの家に戻ってからは、地物をふんだんに活かした料理を長時間にわたり楽しませていただきました。いつもながら贅沢な食事会でした。


田植え

地元の港で水揚げされたアジ

蒸しもの

5月11日(金) 奥能登めぐり
 朝8時半に県庁を出て奥能登をめぐる。能登ふるさと博の事業についての相談である。まずは輪島市を訪ね、観光課で相談。アポ無しの訪問でしたが、快く対応いただきました。次は珠洲市に移動、観光交流課、まつだ荘、能登すずなり、企画財政課と回り、ご意見をうかがう。そこから能登町に移動、ふるさと振興課、ふるさと公社で相談。最後は穴水町の企画情報課で可能性をうかがう。いろいろ貴重なご意見やアイデアをいただきました。能登のまつりを楽しんでいただく仕組みは、祭見学とまつりごっつおがメインとなるイメージです。そのことにどれだけ宿泊施設が対応いただけるか。事前の情報提供、お客様が来られた際の紹介・提案、祭料理の提供、そして、現場への送迎、ガイドツアー・祭体験プログラムの提供など、想定されることはいろいろあります。段階的に取り組んでいただきたいものです。自ら出来ない部分は専門事業者と連携して行うことも可能ですね。能登の夏は祭が面白いことを体感していただけるようにしたい。


昼はのんちのカレーうどん

5月10日(木) 花嫁のれん&立版古
 午後から七尾に花嫁のれん展立版古展示を見学に行く。花嫁のれん展は一本杉通りで毎年行われるようになり9回目、立版古は東部商店街で昨年から(?)取り組んでいる活動です。市役所前の駐車場に車をとめて、まずは東部商店街へ。最初に婦人服むかいやさんをのぞく、外から見えるところに展示してあったので、中に入り見学。細部を拝見するためには、近づいて見ないといけません。一番熱心に立版古づくりに取り組んできた女将さんのお一人で、少しお話をうかがう。5月2日には、青柏祭の人形宿も催されているとのこと。来年は是非拝見したい。その後、東部商店街の「立版古通り散策マップ」を片手に、順番に見て回る。拝見できないところもあったが、いろいろな作品があって、それぞれ楽しめます。お店の方にお話をうかがえると、理解が深まり魅力が伝わりやすいのではないか。店舗内に展示して、気軽に入れる雰囲気を醸成することです。それと、簡単に解説することを基本にされとよい。展示の仕方もコーナーをしっかり作り、背景やそばに飾る花や人形等も工夫されると魅力が増しますね。一本杉通りの花嫁のれん展もお客様がぶらぶら歩いていて、ほどよい感じです。北島屋さんでお茶をいただき、少しお話をうかがうが、落ち着く場所です。花嫁のれん展と立版古展は13日まで開催です。


立版古展(御菓子十三屋)

小山屋醤油店での展示

花嫁のれん展(鳥居醤油店)

5月9日(水) ツツジ
 金沢ではあちこちでツツジが満開です。道路沿いに植えられたツツジも競い合って、花の道を作ってくれています。庭のツツジも花盛りです。桜の後の花として、目立ちますね。ツツジは花の大きさから色など色々な種類があります。能登ではのとキリシマツツジが見頃を迎えているようです。今週末が満開とのことですから、見学できる個人のお庭もありますので、どこかで拝見したい。のとキリシマツツジのオープンガーデンは数年前から奥能登で続いている活動です。お楽しみに!


のとキリシマツツジ(2010.5.12珠洲)

5月8日(火) 北陸農政局
 午後、久しぶりに北陸農政局にお邪魔しました。中央公園横の合同庁舎に入っています。政府刊行物の販売センターが1階に入っているので、時々来ている場所です。この建物には電気通信管理局(現在の総合通信局)が入っており、相当昔になりますが、「環日本海情報通信シンポジウム」(1992年?)のお手伝いをした時は、頻繁に通い打ち合せを行なっておりましたので、懐かしい所でもあります。農業振興のお手伝いを多くしていた時は農政局にもお邪魔していました。今日、訪ねたのは、新規就農希望者へのサポート制度についてお話をうかがうためです。農の雇用事業の件は、以前にも紹介しましたが、それとは別の制度もあるという情報を、県の農林水産部や農業会議の方から教えていただいていたので、全体が分かるような資料があればと思い、アポをとらせていただきました。ちょうどよい具合に1シートで説明する資料をお作りいただいていました。今後、農家や農業法人さんとお話をする際に役立てたいと思います。担当の方も真摯な方で、よい出会いでした。


5月7日(月) とんがりあたまのごん太
 4月に案内をもらっていた本をやっと見つけました。『とんがりあたまのごん太』(仲本 剛 著、撮影:高野 博、光文社 4月20日発行)です。ごん太は福島県浪江町で飼われていた犬。原発事故で、避難せざるをえなくなった飼い主さんが、餌を与えて放し飼い状態にしておいたのですが、動物救護ボランティアの人たちに救助されました。しかし、リンパ腫が見つかり、余命1ケ月の宣告を受けることに。そこで、ボランティアの玉田さんは「女性自身」の編集部に電話し、飼い主を捜す為に、記事にしてくれることを依頼。「シリーズ人間」のコーナーで紹介されます。その記事を見た浪江出身の女性が、独自にポスターを作成、避難所などに張り回り、それを見つけた飼い主と再会することに。余命1ケ月の宣告から数ケ月は生き延びたのですが、・・・。多くの人に読んでいただきたいですね。撮影の高野博氏は金沢市出身(二水高校卒)で当方の親戚にあたります。


とんがりあたまのごん太

5月6日(日) 免許更新
 連休最終日、運転免許の更新に行きました。8時前に運転免許センターに着いたが、すでに大勢の人が来ていました。整理券を渡され、しばらく待つと、グループ番号が呼ばれ、まずは暗誦番号を登録、個人情報をICチップに記憶させるので、それを読み込む際には必要なようだが、覚えていないだろうな。その次に手数料を支払い、適正検査と言う名の視力検査。最後に写真を撮影して、手続きは終了。後は講習を受けて、免許証をいただく。講習内容で気になったのは、石川県内での交通事故、死亡事故が減っているとの話はあったが、なぜそのようなことになっているかの説明がありませんでした。その要因分析をすることで、さらに事故を減らすことを促進すべきではないか。貴重な機会をもっと活かしてほしい。とりあえず、5年間の免許をいただきましたが、次の更新まで無事に運転を続けたいものです。午後はプールに出かけ、夕方は買物に行く。息子の職場等への土産を買いにお菓子屋さんを回る。2軒目にお邪魔したのは、柴舟小出さん。包装していただく間に、お茶とお菓子が出て来るサービスが良いですね。ただし、ホームページを開くと、いきなり音が鳴り出すのはいただけませんが。


柴舟小出でいただいたお菓子

5月5日(土) 城端曳山祭
 昨日は雨天でしたが、今日は気持ちのよい快晴です。午前は金沢国際ホテルで中央大学の谷下先生と打ち合せ。午後は五箇山、城端とめぐる。五箇山では、菅沼集落の裏手にある萱場に、カタクリを見に行く。ちょうど満開状態でした。斜面いっぱいにカタクリが咲いており、ショウジョウバカマとキクザキイチゲが混ざっています。途中の道には、クロモジが花をつけていました。菅沼集落にも寄りたかったのですが、駐車場がいずれも満車状態で、断念し、山越えで城端を目指す。五箇山に向かう時も、高速が渋滞しているとの表示が出ていたので、城端から山越えしましたが、同じルートを戻る。城端では、曳山祭の最中で、曳山はメインストリートの裏通りを動いていました。ほどほどのお客様で見物しやすい。毎年のように拝見しているが、春らしい祭ですね。


カタクリの群生

城端曳山祭

西上町の御神像・恵比須

5月4日(金) 「植えない」森づくり
 連休だが、遠方に出かけず金沢にいます。その間に読み進めているのが『「植えない」森づくり』(大内正伸著)です。森づくりと言うと、木を植えることが定番の活動になっているが、日本の森林にとって最優先すべきことは植えることではなく、人工林を枝打間伐することであるとの観点から書かれている本です。当方が常々提案し続けていることでもあるが、日本の森林の現状を知れば知る程、必要性が高いことは明確になります。例えば、水害に見舞われている町の上流域にある森林を調べれば、分かるはずです。金沢でも数年前に浅野川が氾濫したが、あの上流域の森がどのようになっているかを把握して、今後の施策を考えるべきです。水門をどうこうするだけでは対処療法に過ぎない。根本的な問題解決のためには、森を治めることからしないと駄目ですね。治山治水の原点はどこにあるか、水を治めるためにも山を治める必要があるのです。


「植えない」森づくり

5月3日(木) サリーナ
 連休で下の息子が帰ってきているので、昼は近くのサリーナでいただきました。11時半前に店に着き、開店を待つ。開店と同時に店に入り、12時過ぎには店を出る。12時にはテーブルもカウンターも満席でした。相変わらずですね。午後はプールに行き1時間歩くが、こちらも人が多い。週3回以上のペースでプールに通っています。体重は少しずつしか減らないが、脂肪率は下がっているような、・・・。継続することが重要ですので、今年は週2回以上のペースを維持したいものだ。どこまで続くことやら?


サリーナの看板

ピザ

パスタ

5月2日(水) 商業の衰退
 久しぶりに伯母さんを自宅まで、お連れする。届いている郵便等を確認し、着替えを用意すること、そして仏壇にお経をあげるなどがいつものことである。当方は金融機関に行き、生活費等を調達し、庭の草をとり、敷地外にはみ出している庭木の剪定をさせていただきました。美川町の中心部にあるスーパーに昼食のための買物に出かけたが、いつも寿司を買っていた店がなくなっていました。張り紙も無かったので、閉店されたのでしょう。毎回の楽しみだったのですが、残念です。お客様の減少はいかんともしがたかったのかもしれないが、近所にお住まいの高齢者にとっては便利な存在ですから、スーパーは何とか維持していただきたいものです。郊外型の商業集積の増加と街の中心部からの人口流出にともない、市街地の商業は衰退しています。多くの地方の街に共通している現象ですが、年老いて、歩いて暮らすことが望ましい人々にとっては不便が広がっている。地域商業の衰退は生活の衰退につながっている。高齢者も一人で暮らせるサービス業の維持が地域の大きな課題ではないか。


5月1日(火) 障子張り
 朝から能登事務所の障子はりを行なう。2階は30畳以上あり、その前面と後ろ側に障子が入っています。大きい物で14枚、小さいものが8枚あります。午前中に大きなものを終え、午後から小さいものをはり、3時ぐらいには終了。その後、窓ふきを行ないました。それはさすがに前面だけで終わりました。機会を見つけて、後ろ側も行ないたいものだ。昼は、夢一輪館でそばをいただきました。周囲の森は木々に若葉が出ていて、気持ちよい時期です。裏道を通り、店まで行きましたが、エンレイソウやイカリソウなどが咲いていて、山野草も楽しめるゾーンです。


夢一輪館のそば

イカリソン

張り替えた障子

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ / 能登のエコツアー / 鉢伏山に行こう! / 能登でココロもどる旅! / おすすめの珠洲 / 飯田彩り市場 / 能登お店の物語 / いしり / 能登手仕事屋 / ほうだつ山麓米 / 能登の案内人(携帯用] / 和倉温泉商店連盟 / おすすめの加賀 / 「美味しい石川」 / 八尾風便り / おすすめの出雲 / おすすめの由布院 / ◆美味しい食事/富山/石川/福井 / 泊まりたい宿 / 魅力的な人 / おすすめの地域 / ネットワーク / 人ネットワーク / 地方ことばのページ / 金沢便り / ご意見箱 /
■テーマ別リンク集 ◆ツーリズム関連/ ◆首都圏で出会う北陸/ ◆UIターン/ ◆ライブカメラ/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆検索エンジン/ ◆緊急情報・調べもの/ ◆岐阜県情報
(株)ぶなの森 担当:高峰博保 能登事務所:鳳珠郡能登町字当目60字41番地2 〒928-0334 地図 TEL 0768-76-0600
金沢事務所:金沢市泉1丁目3番12号プランドールT101 〒921-8041 TEL 076-287-5530 FAX 076-287-5531
takamine@bunanomori.com