[ 金沢便り2012.2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2012.1月/ 2011.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2010.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2009.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2008.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2007.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2006.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2005.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2004.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ .5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

2月29日(水) 人財移転
 午後は県庁で人財移転の必要性について語る。内容は単純明快である。急激に人口減少、高齢化が進む奥能登地域にとって、最優先課題は人財移転である。それも地域に新たな価値を見出し、産業を活性化し、新たな仕事を創出してくれる人財である。極端な高齢化の状況を踏まえると若い人が望ましいが、生涯現役で活躍されようという方であれば、年齢は問わなくてもよいのかもしれません。年齢や家族構成、経験に応じてサポートの仕方を変えてもよいのではないかと思う。柔軟な対応ができるチームを作ることを目指したい。既にUIターンした人たちをネットワークし、きめの細かいサポート体制を構築できればと思う。もちろん、地元自治体や経済団体、産業団体の協力も不可欠ですし、新たな人材を受け入れていただける事業体の協力も必要です。そのような事業を継続的に実施することが能登の未来開発には不可欠ではないか。地元の人たちの理解と協力をとりつけてゆきたい。


2月28日(火) 営業開始日
 朝から金沢を出て珠洲に向かう。途中、天気も良かったので健康の森の様子を観に行く。館長はいらっしゃらなかったが、まだ1mほどの積雪がありました。歩くスキーやかんじきハイクなども楽しめそうです。3月中旬でも雪が積もっているとのことですので、その間に雪の積もった森を歩いてみたい。四季を通じて森歩きが楽しめる場所として発信していけるとよいです。次に能登空港で午前便が到着するのを待つ。東京から戻って来られた県庁スタッフと簡単に打ち合せ。その後、珠洲へ移動する。昼前に珠洲に着いたが、ちょうど加賀屋の支配人から電話があり、飯田わくわく広場でお話をさせていただきました。午後は、夢のとトラベルで打ち合せがあり、最後は珠洲ビーチホテルで、デザインと今後のスケジュールについてミーティングを行なう。エステルームの営業開始を4月後半に設定しました。1週間前からプレ営業として関係者に体験していただく予定です。3月末には工事が完了し、4月当初から備品が入り、即練習に入るイメージです。美容と健康によい料理の開発も進めていただいていますので、両輪として新たな展開がスタートすることが期待されます。


1mほど雪の積もった健康の森

2月27日(月) フードコート
 一日事務所にいたので、昼はラパークのフードコートでいただきました。ラーメン屋とお好み焼き屋、マクドナルドなどもありますが、飲食するスペースはそれほど広くない。そこに、お子様連れのお母さんグループや学校帰りの高校生、サラリーマン、そして買物にこられた中高年など、いろいろな人が食事にきています。スーパーで買ってきた弁当を食べているおじさんもいたり、一人でラーメンを食べる女性など、人間観察にはあきない場所です。注文の際のトラブルもあり、丼とラーメンのセットを二人分注文したつもりが、一人分だけだったりとか。ちょっといただけですが、楽しめましたね。


2月26日(日) かき祭&まるかじり
 宿泊していたシーサイドヴィラ渤海で朝食をいただき、まずは山越えし中島に行く。七尾湾能登かき祭が演劇堂の前で行なわれていました。9時開始ということで、9時前に到着しましたが、気の早い人は炭火でかきなどを焼き始めておられます。珪藻土のコンロの炭はまだおこっていないところが多かったので、火起こしの手伝いを少しばかりしていたら、みるみるとお客様が増えて、9時半前にはほとんどの席が埋まっている感じでした。朝食がわりにかきを食べに来られているのではないでしょうか。なお、かきは地元の飲食店やかきの養殖会社が経営しているかき料理専門店で味わうことが出来ます。早々に中島を後にして、珠洲に向かう。10時半前には珠洲に到着し、市役所前の駐車場に車をとめるが、満車状態でした。わくわく広場でのB級グルメ選手権を拝見。すでに多くの人が集まっておられました。飯田町商店街での「珠洲食祭まるかじり」も見学に行くが、こちらもお客様でごったがえしていました。雪が時々舞い、風の強い日でしたので、テントが浮き上がりそうにもなっていました。まずまずの人出ではなかったでしょうか。金沢に戻ってからは、久しぶりにプールで歩く。最近は美味しい物を食べることが多かったので、水中運動を続けないといけませんね。


中島のかき祭の炉端コーナー

殻付きかき

多くの店が並ぶ

わくわく広場のB級グルメ選手権会場

飯田町商店街のまるかじり会場

大勢の人でした

2月25日(土) 能登牛食談
 午後は門前・手仕事屋での商店街若手の勉強会に参加しました。星野さん父の話を青年部の方々がうかがうという機会を自ら作りたいと言われて決まりました。星野さんの話の中でも地域の年寄りの話を聞いて回るとよいというアドバイスがありました。星野さんが自ら実践してきたことでもあります。能登の最大の資源は人であるとの発想も重要です。話の途中にアカモクを出していただきましたが、今年は海藻が少ないとのことです。夜は富来のてらおか風舎で能登牛食談でした。「能登牛プレミアム」の25号を活かした料理でした。寺岡さんの能登牛についての話とローストビーフ、しゃぶしゃぶ、サーロインステーキ、能登牛の牛丼、そして能登塩ジェラートを楽しませていただきました。しゃぶしゃぶが一番良かったですね。ステーキは柔らかくて食べやすかったのですが、量は半分で良かった感じです。絞り込んだ料理がやはりよいですね。


ローストビーフ

しゃぶしゃぶの肉

ステーキ

2月24日(金) ポスト里山マイスター
 午後は金沢大学でポスト里山マイスターについて協議。中村浩二教授を軸に進めてきた事業ですので、教授の想いが柱になるのですが、次年度からは地元自治体もいくらかは資金を出すので、地元自治体の意向や期待を踏まえた事業展開が期待されます。「環境保全型農業の担い手を育成します」というのが当初の目的でスタートした事業ですから、地元自治体の期待もそこにありました。しかし、それほど多くの人が新たに地域に登場した訳ではありません。そこには、受け皿づくりができていないという制度上の問題が明らかにあります。次年度以降の事業においては、国の制度等を活用すると同時に、地元自治体としての独自の制度設計も必要です。地域の未来を担う人財誘致(地域にとって新たな価値や魅力を創造する存在として、あえて人材ではなく人財と表記)にどれだけ真剣に取り組むか。大学としての活動だけでなく、自治体のこの事業への積極的な関わりが不可欠です。


2月23日(木) cocomi 心味
 昼も夜も、珠洲ビーチホテルの料理人さんたちとご一緒しました。美容と健康によいメニュー開発のための調査活動です。昼お邪魔した「cocomi 心味」(金沢市此花町11-22中川ビル1F076-255-3559)は地元の野菜をふんだんに使ったメニューづくりを心掛けておられます。野菜類は店主自ら金沢や周辺の農家を訪ね直接仕入れておられるようです。コース料理は価格の割に品数が多く、満腹感があります。デザートも充実していて、明らかに女性向けのお店です。今後の活躍に期待したい。夜も地物を活かした料理を出している店を回るが、ここでは、料理談議を重ねることで、料理人さんたちと親しくなったことに意義がありました。今後が楽しみになってきましたね。


おにぎりコース

生春巻きのメイン料理

デザート

2月22日(水) 料理哲学
 午前は八尾山田商工会での最後の委員会がありました。今年の事業のまとめとして、報告書案について説明させていただきました。今後に向けて書かせていただいたことの一つは、料理哲学についてです。八尾山田地域の振興にとって、料理人さんの役割は大きいと考えています。地域の資源を活かし、季節感を表現し、地域イメージを形成する核を担っています。料理とは何かを問い続けることが哲学でしょう。素材から、料理技術、メニュー開発、コース設計、器、空間演出、接客、メニュー名や情報付加、そして、収支まで、トータルに描くことが求められています。その全体が哲学としてまとめられる必要があります。そのような「料理の哲人」が増えることを期待したい。普段の学習と創造、そのために、素材生産の現場に足を運び、地域の中に出ていくことで、新たな可能性を探る姿勢が期待されます。午後は、石川県庁で、ヘルスツーリズム研究会の第4回目、最後のグループワークでまとめをしていただきました。次年度以降に、より具体的な展開を期待しています。そのためのフレームづくりとしては、一定の意義がありましたかね。


2月21日(火) アンケート
 朝から富山市八尾山田商工会の今年度事業報告書のとりまとめ作業を続ける。事業報告だけで50頁を越えていたので、参加されたお客様のアンケートをどのように活かすか、考えないといけません。午後は表現の修正等を行なうことで過ぎてゆきます。途中、近所の郵便局さんから電話をいただき、のとだらぼちITOKO会の郵便振替口座の件で手続きに。そんなこんなで、食談議のアンケートの入力をはじめたのは夕方で、完了したのは翌日になってからでした。アンケートに書かれているご意見は貴重だと感じることが多かったです。商工会の事業ですが、継続的に参加されている方が多いことと、継続開催を希望されるご意見が多い。地域の皆様の楽しみになっていることがうかがえます。一方で、お客様によって意見が異なる点も多いので、どのようにとらえるか、よく考えないといけない面もあります。いずれにしろ、関係者にフィードバックし、熟読していただきたいものです。真摯に受け止めると同時に、自らの考え方をしっかり持つためのヒントにしていただきたいですね。


2月20日(月) 世界農業遺産ワークショップ
 志賀町であった「世界農業遺産ワークショップ」のお手伝いに出かける。後半の意見交換の進行役でした。出席者リストを片手に独断的に指名し、意見を出していただきました。90名ほどの出席者で、お顔を拝見したことがある人も多かったので、そのような方々に発言をお願いしたのと、地域内産業連携により、里山里海の産業振興、次代の担い手育成を図ることが重要であるとの考えから、業界的につなげて発言をいただきました。限られた時間でしたが、いろいろなご意見を出していただき、少しは世界農業遺産についての理解が促進されたのではないでしょうか。シナリオが曖昧なままスタートしたので疲れてしまいました。


2月19日(日) 山元食道
 朝早めに珠洲を出て金沢に戻る。買物につきあった後は、さすがに疲れた感じだったので、少し寝る。夕方には八尾に向かう。最後の食談議が山元食道で行なわれました。いつもの北吉さんにチェックインし、八尾の事業の報告書づくりを続ける。6時半開始だったので、少し前には会場へ。満席状態で賑わっていました。スタッフも手伝いの若い人が2人入っていました。おわらクリーンポークと「土遊野」の橋本順子さん、めぐみさん親子が作られている野菜やたまごを活かした料理でしたので、途中、お二人からお話もいただきました。料理はボルファート富山の山崎智料理長がメインで作られていました。余興として、近くにお住まいの長谷川さんの胡弓の演奏もあり、非常に贅沢な食事会でしたね。


おわらクリーンポークと春待ち野菜

卵かけご飯

デザート

2月18日(土) まつうら
 雪が多く積もっていたので朝5時過ぎに家を出て、珠洲に向かう。途中の道路は路面が白く雪が固まっているところが多かったですが、8時過ぎには珠洲に着くことができました。午前中は金沢大学能登学舎での「里山マイスター卒業課題演習成果報告会」につきあう。お二人の方の外部審査員としてコメントさせていただきました。午前の発表が終わった後、審査会があり、ここでも評価をコメント。皆さんを合格として終了し、へんざいもんのランチをいただいて、会場を後にしました。午後は、飯田わくわく広場で行われていた海藻おしば教室を拝見しました。夜は、海藻おしば教室を行っていただいた講師の海藻おしば協会会長の野田三千代さんたちと飯田のまつうらで夕食をご一緒いたしました。久しぶりでしたが、相変わらず、美しい料理を楽しませていただきました。最後にいただいた「にごり酒」は醗酵が進んでヨーグルトのようになっていましたので、スプーンでいただきました。初めての経験ですね。


まつうらのお造り

焼き魚

スプーンでいただいた純米にごり酒

2月17日(金) Perl
 午前は県庁で打ち合せ、午後は事務所で予定外の仕事を行なう。昨日購入した本をたよりに、Perl(パール)によるプログラムづくりを試みる。ホームページにアンケートコーナーを設ける仕組みを作りました。一度入力した内容を確認した上で、正式に送信する仕組みです。一旦、サーバーに送り込み、処理した内容がパソコンに戻され、そのブラウザーに表示されます。その上で再度、画面上の送信ボタンを押すと、メールで送信されるという内容です。HTMLで最初にホームページを作成したようなものです。テキストのみで書けるので、修正が容易です。実際に機能させるためには、転送モードをアスキーモードにして行なうことや、パーミッションを設定しないといけないところが面倒ですが、慣れればそんなものでしょう。新しいことに挑戦してみることが大切ですね。


2月16日(木) 綿宇
 午前はホテルで仕事をさせていただき、11時過ぎにチェックアウト。目黒の日本エコツーリズム協会事務局に行き、昨日の会議の件で確認。昼食を食べに目黒駅近くの日本海という寿司店に行くが、寒ぶり祭の大きなポスターが張ってありました。午後3時過ぎの便で小松に戻り、高速を使って八尾に行く。今日は、綿宇さんでの食談議です。カウンターで6人だけの会ですので、ご主人と女将さんがお客様のお相手をされます。お客様同士の話も盛り上がっておられました。こんな会もよいですね。女将さん曰く,店を改装する前もカウンターがあったが、地元のお客様ばかりで、料理を楽しむというよりは、酒を飲むことが主眼になっていたので、ご主人は好んでおられなかったとのこと。このような会であれば、お客様の食事の進み方をみながら料理を提供することができ、面白いのではないでしょうか。炊きあがった鯛飯を見せに出られたりとか、パフォーマンスもされていました。ご主人夫妻も楽しんでいただけたようです。仕事のされ方がしっかりしていることは、厨房で仕事ぶりを拝見してよくわかりました。器もすべて手洗いされていて素晴らしいですね。


綿宇さんの最初の一品

1時間近くかけて焼いた鮎

炊きあがった鯛飯

2月15日(水) 日本エコツーリズム協会企画委員会
 日本エコツーリズム協会企画委員会があったので東京に出かける。午前中に羽田に着き、まずはホテルに荷物を預ける。神田の古本屋街へ行き、資料探しを行うが、海藻に関する本を何冊か、見つけることができました。途中で時間がきたので、神保町から地下鉄で目黒に移動し、日本エコツーリズム協会へ。3時から7時までの会議は、今後の新たな活動について議論する重要な場になりました。時間がもっと必要でしたが、従来とは異なる活動を協会としても行っていくことになることでしょう。懇親会においても、話は延々と続き、終了したのは10時過ぎでした。


2月14日(火) 村さ来八尾店
 金沢大学の藤原教授チームによる、水中運動等での成果評価のための事前調査が行なわれました。珠洲ビーチホテル6階のスポーツクラブ・ウェーブで体力測定が行なわれましたので、途中何度か様子を拝見に行きつつ、エステルームの設計打ち合せを行なう。ほぼ空間については固まったので、あとは予算との相談です。午後も測定は行なわれていたが、早々においとまし、八尾に向かう。夜は村さ来八尾店での食談議です。全国チェーン店ですが、すべてオリジナルの手の込んだ料理を出していただきました。普段からオリジナルメニューが豊富な店として、地元でも評判がよろしいようです。近所の人が何組か参加されていました。料理の中には、先日の料理研究会で作られたスープの多い茶碗蒸しも含まれていました。桜がテーマでしたので、料理のいろいろな部分に桜が盛り込まれていました。最初のお茶の中にも桜の花の塩漬けが入っていましたし、桜の葉が焼き物には敷かれていたり、料理を食べ終わったら、お皿に桜が描かれていたりと、楽しませていただきました。酒は珠洲から櫻田酒造の「初桜」を取り寄せていただきました。山田で啓翁桜を栽培されている石崎貞夫さんに桜の話もしていただきました。ご参加いただいたお客様が楽しい方が多かったので、終始和やかな会になりました。次年度は、是非、山田でも桜をテーマにした会を行なっていただきたいですね。


啓翁桜と初桜

桜の葉を敷いた焼き物

人参で桜をあしらった蒸し物

2月13日(月) むろやの岩のりラーメン
 朝から珠洲商工会議所で珠洲の元気創造まつり実行委員会の会議。その後、ビーチホテルに向かうが、その途中でむろや(珠洲市蛸島町ナ部123番地 TEL 0768-82-1188)に入ってみる。手書きのポップで紹介されていた「岩のりラーメン」を注文してみました。びっくりするくらいたくさんの岩のりが盛られていました。ラーメンの半分以上が隠れています。気前のよいおばあさまで、特別にサービスしてくださったようです。隣は民宿になっていますので、一度は泊まってみたいものです。能登丼やイワガキの提供もされています。積極的なお店であることはたしかだ。


むろやの岩のりラーメン

2月12日(日) 寿し・たなか
 由布院の米田さんがお越しになられたので、加賀温泉駅に出迎えに。加賀市から由布院に研修として2年弱行かれていたことのある出渕さんと一緒に、小松市串町の「寿し・たなか」に参りました。こちらのご主人は「健康通信」を定期的に発行しており、まずそれを下さいます。以前、中谷健太郎さんと一緒にお邪魔した時もいただいた記憶があります。 お寿司屋さんですが、魚料理も多く、地物の魚をいろいろと料理して下さいます。こだわりの素材、だしをしっかりとった手間のかかる料理法で作って下さいます。総じて薄味で身体にやさしそうです。前菜をはじめ、スープなども野菜が多いのが特長です。近所に欲しいお店ですね。その後、米田さんと金沢駅までご一緒する。美川のあら与さんに立寄り、かぶら寿司、大根寿司を購入。金沢駅では、列車まで時間があったので、百番街の中の「むっつぼし」でおだんごをいただきながら、今後のことについて話をさせていただきました。由布院も課題は多いが、新たな展開を期待したいし、そのことに何らかの形で関われればと思う。


たなかの突き出し

お寿司

野菜のスープ

2月11日(土) 輪島本町商店街
 午前は志賀町の西海漁港で行なわれた志賀町祭大漁起舟祭の様子を観に行く。漁港に接岸された漁船に大漁旗がつけられ、にぎやかです。荷捌き場の中には、ステージが組まれ、テーブル・椅子席と炉端コーナーが設けられています。屋外には多くのテントが張られ、新鮮な魚介類の販売は、多くの飲食ブースが並んでいました。晴天にも恵まれ、お客様も多く盛況でした。その後、門前の手仕事屋にお邪魔して、そばをいただき、のとだらぼちITOKO会のための書類に印鑑をいただく。午後はまず、能登町ののと海洋ふれあいセンターに行き、「能登の美味しい海藻」ダイジェストの冊子制作について打ち合せ。その後、柳田、曽々木経由で輪島に移動。本町商店街での新しい取り組みの様子を見学。理事長の小浦洋服店さんでは、ショーウインドーの中で裁断の仕事をしていただきました。職人仕事を見ていただけます。輪島塗の大徹八井さんにいたら、2組のお客様が来店されました。さくら効果もあるでしょうが、夕方も観光客の方は朝市通りの様子を観に来られる証しです。絶対数は少ないですが、そのようなお客様といかに出会えるか、そのためにより積極的なアピールに取り組んでいただきました。看板を出し、手書きのメッセージやメニューを書くことで、意欲と鮮度感を訴求していただこうという子試みです。わいち通りの中浦屋でも大きな手づくりの看板「華うるし屏風展」が出ていたので、2階を見学。懐かしいお顔を拝見できました。昨年も中浦屋さんでお会いしたことがある畑中理恵さんと、山河工房の中野眞由美さんのコラボレーション展でした。中野さんの屏風作品を背景に、漆の器に、畑中さんとそのお仲間の華がいけられています。能登の風土を表現しているようで、素晴らしい雰囲気です。普段は和風カフェの空間もギャラリーとして機能していました。この作品展は12日まで開催です。


大漁旗がたなびく

荷捌き場での太鼓の演奏

にぎわう魚貝類の直売

輪島本町商店街のささやかな試み

酒蔵見学もできる日吉酒造

畑中さんと中野さんの作品

2月10日(金) 能登の里山里海
 今月20日、志賀町で行なわれる世界農業遺産についてのミーティングのための打ち合せにつきあう。志賀町役場であったので、早めに向かうが、山側環状道路は路面が凍結しているところがあり渋滞が続き、自宅から白尾インターまで1時間半かかりました。ミーティング開始時間の30分前には着いたので、道の駅をのぞくが、野菜や海藻、魚類が並んでいました。1億円以上は売り上げがあるとのことです。スイカやころ柿という付加価値商品も販売していますから、当然かもしれません。能登の里山里海が世界農業遺産に認定されていますが、次代に里山里海の営みや環境を伝えるためには日々の営みの主体が継続的に確保されることが不可欠です。そのことを抜きにして議論しても意味がありません。事業論の前に主体論が必要です。地域を維持していく主体をいかに獲得するか、そのために一次産業をいかに盛り上げるか、地域内の産業連携を促進することで新たな仕事を増やす事業展開を考えること、これが、同時に検討されないといけません。次回のミーティングでは、そのことを明確に示して、議論をしたいものです。


2月9日(木) あえのこと
 能登町と珠洲市であえのことを見学。能登町では柳田植物公園の一角にある合鹿庵で11時から行なわれました。近くにお住まいの中正道さんが解説と実演をして下さいました。地元の俳句の会の方や遠方からお越しの方等、大勢が見学に来られていました。中さんは夕方からご自宅でも行なわれるそうです。小さい頃からの経験に基づいたお話がやたらと面白い方でした。午後は珠洲に移動し、若山の田中邸でのあえのことを見学させていただきました。おじいちゃんが車椅子に乗ってご覧になっており、進行の仕方をいろいろ気にされていました。こちらは田中さんの人柄の良さがにじみ出たあえのことです。それぞれの家の伝統が徐々に受け継がれていくことの良さが感じられます。あえのことをはしごして拝見すると、そんなことを理解することができますね。


合鹿庵でのあえのこと

珠洲・田中邸でのあえのこと

田んぼに神様を送り出す

2月8日(水) 赤かぶ掘り
 五箇山で赤かぶ掘りツアーの実験を行ないました。前回、試させていただいた楮(こうず)集落のきれいな棚田で行ないました。地元旅館のよしの屋のご主人や大阪から来られた出身者の方も参加されました。畑の管理をされている農業公社の方や地元集落の方々にも手伝っていただきました。雪が降る中での体験になりましたが、先日来の積雪で背が隠れるくらいの深さまで掘ってやっと地面にたどりつきました。雪の下に赤かぶを見つけた時は素朴にうれしいものです。雪は何層にもなっていましたが、一番下は粒の大きい雪でざらざらしており、柔らかい。その下にある赤かぶの葉っぱは凍らずに緑色をしています。掘り出した赤かぶをかじってみましたが、からみが弱く甘みがあって程よい味わいです。作業が一段落したところで、坂口さんが作ってくれた赤かぶのポタージュをいただきましたが、あたたかくてちょうどよかったです。公民会に入り反省会をしましたが、いろいろアドバイスもいただき、有意義でした。3月にも再度試みたいものです。


雪を掘り始める

赤かぶ発見

掘り出した赤かぶたち

2月7日(火) 胡弓
 八尾山田の食談議「八尾・山田をたらふく味わおう」の2日目は胡弓でした。ご主人には昨年11月の由布院への視察研修にもおつきあいいただきました。先月末の料理研究会では、デザートを担当いただき、お米のセミフレットに挑戦いただきました。今日の料理はその成果を存分に活かした内容になっていました。飛騨牛とそばをテーマにされていましたので、最初からそばと肉が登場し、最後もそばのセミフレットが新たに考案してつけられていました。この調子で、常に新たなメニュー開発に取り組んでいただきたいものです。今日はゲストにそばを作られている長瀬さんに参加いただきましたので、そばづくりの話を最初にしていただきましたし、胡弓の先生でもいらっしゃいますので、胡弓の演奏も披露していただきました。ずいぶん贅沢な食談議でしたね。


前菜

ステーキ

セミフレット2種(お米とそば)

2月6日(月) 八尾山田の食談議「八尾・山田をたらふく味わおう」
 八尾山田の食談議「八尾・山田をたらふく味わおう」のために八尾に行く。早目に商工会にお邪魔して簡単に打ち合わせ。その後、歩いて会場の北吉へ。お客様が徐々に集まってこられ、定刻10分前にはすべてのお客様が揃われました。長く座り続けられないお客様のために、低い椅子を用意し、御膳を高くする準備をしたりで、定刻を少し過ぎて開会しました。昨年、提供された料理をベースにメニューが作られていましたが、ランチとしては十分なボリュームです。お客様によってはお酒を飲まれる方もいらっしゃいます。料理の説明の後は、参加の皆さんに自己紹介も行なっていただきました。これを一巡すると、だいたい会場内は和んできますし、自由に発言されるようにあるので、後は歓談タイムです。そこで、ようやく、進行役の当方もゆっくり食事ができました。最後に女将から建物の説明をしていただきました。程よい流れだったのではないでしょうか。


松花堂

蓮根すり身流

黒胡麻プリンなどのデザート

2月5日(日) かんじきハイク
 五箇山のタカンボースキー場周辺でかんじきハイクを行なうとのことでしたので、同行するべく参りました。参加の皆さんは東京から来られたお客様で、格好が本格的です。それでもかんじきは初めての方が多く、まずかんじきを履くことから苦労されていました。スキー場のリフトの下の斜面を登り、途中から新雪の中を歩く事も試みましたが、あまりに深くもぐるので、さすがに途中で断念し、ゲレンデの端を歩いて斜面を登り切りました。そこからは緩やかな坂道を歩き、途中、ゲレンデを横切り、電波塔の横から森の中に入りました。大きなブナが林立し、途中にあるミズナラはナラ枯れで駄目になっている木が何本もありました。途中の何カ所かでガイドの西さん(五箇山合掌の里)のお話がありました。小さい頃からの経験に基づいた話は面白かったです。今日歩いたルートは、雪のない時期でも歩けそうなコースです。雪があった方が歩きやすそうですが、季節ごとに楽しめるようにしたいものです。


かんじきを履いてゲレンデを歩く

雪深いところを歩く

ブナも多くあります

2月4日(土) 能登の風土とおもてなしの心
 宝達志水町で「食のシンポジウム『能登の風土とおもてなしの心』〜洋食の王様「オムライス」を生み出した能登のおもてなし文化〜」があったので出かけた。大阪・北極星の北橋茂登志社長自らがオムライスを作られ、食することもできました。お客様は町内外からお越しで、シンポジウム前のオムライスの提供場所は人でごった返していました。厨房では、北橋社長がフライパンを2つ同時に振っておられました。普段はしないことのようですが、北橋社長はふるさとのためにいつも一生懸命です。そんな心が北極星を支えておられるのかもしれません。シンポジウムでは、まず田口ランディ氏の基調講演があり、能登の魅力のコアについて語っていただきました。その後のパネルディスカッションでは、北橋社長、加賀屋の小田副社長も交えて、能登の風土とおもてなしの心について、議論されました。少し時間が足りなかったようで、町内でオムライスを提供されているお店の皆さんへの期待や町民の皆さんの役割について言及されなかったことが惜しかったですね。


フライパンを振る北橋社長

オムライス

シンポジウムの様子

2月3日(金) 雪降りの間の晴れ間
 今日は一日金沢にいたので、朝は事務所の前の雪かきでスタート。周辺でも多くの人が出て除雪をされています。雪を捨てる場所がないので、電信柱の周りや塀の横に高く積み上がっているところがあちこちに。当方の事務所の横には常に水が流れている用水があり、少しずつ捨てると消えてくれるので、助かっています。午前中は晴れていたので、舗装を出すと速やかに雪が消えていってくれました。昼迄には道路の舗装がかなり見えるようになったのですが、午後3時過ぎからは雪が降り始め、徐々にまた積もってしまいました。こんなことの繰り返しが、雪国の冬の日常なのです。地域によっては異常な量が降っているようですが、金沢は今のところ大丈夫です。


2月2日(木) 半島の海
 珠洲市役所で打ち合わせの後、輪島に向かう。大谷峠を越え、外浦に出ると波は高く激しいが、天気は良くて青空が広がっていました。海沿いで車を止めて写真を撮る。同じ様なことをしている人がいました。強い風にあおられますが、なんとか踏ん張ってカメラを構えた。寒くて数枚であきらめる。それでも後から見返すと、それらしい風景になっていました。青空が写っていてよい感じです。その後、輪島産業会館を見学の後、輪島市役所で打ち合わせ。三井公民館に寄り、あえのことの際のスタンプをお願いする。その後は門前に行き、手仕事屋でそばをいただく。星野さんは東京から来られた大学の先生方と話し中でしたので、書類だけいただき、門前を後にする。次は富来のアスクで寺岡さんと打ち合わせ。さらに、シーサイドヴィラ渤海熊野工芸工房と回る。羽咋までは下道を行くが、雪がひどくなってきたので、能登有料に乗り、ゆっくりと金沢に戻る。山側環状などはノロノロ運転で、立ち往生で止まるのではないかという遅さでしたが、何とか帰りつきました。


外浦の海

2月1日(水) 美と健康の食づくり
 10日ぶりに珠洲に参りました。ビーチホテルで打ち合わせがありましたので、昼過ぎに珠洲にたどり着きました。途中、宝達志水町、志賀町、能登鹿北商工会、能登事務所と立ち寄るが、能登事務所が最も雪が深かったです。奥能登のど真ん中は相変わらずです。珠洲ビーチホテルでの午後からの打合せでは、エステルームの改装内容を固め、料理人さんを交え、美と健康の食づくりについて意見交換をさせていただきました。次は具体的なメニュー内容を検討したい。地域の素材を活かせば、十分可能なことが多いはずです。楽しみながら取り組んで欲しいものです。夜は、珠洲ビーチホテルに泊まる。


ビーチホテルでいただいたもずく

いか刺し

茶碗蒸し

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ / 能登のエコツアー / 鉢伏山に行こう! / 能登でココロもどる旅! / おすすめの珠洲 / 飯田彩り市場 / 能登お店の物語 / いしり / 能登手仕事屋 / ほうだつ山麓米 / 能登の案内人(携帯用] / 和倉温泉商店連盟 / おすすめの加賀 / 「美味しい石川」 / 八尾風便り / おすすめの出雲 / おすすめの由布院 / ◆美味しい食事/富山/石川/福井 / 泊まりたい宿 / 魅力的な人 / おすすめの地域 / ネットワーク / 人ネットワーク / 地方ことばのページ / 金沢便り / ご意見箱 /
■テーマ別リンク集 ◆ツーリズム関連/ ◆首都圏で出会う北陸/ ◆UIターン/ ◆ライブカメラ/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆検索エンジン/ ◆緊急情報・調べもの/ ◆岐阜県情報
(株)ぶなの森 担当:高峰博保 能登事務所:鳳珠郡能登町字当目60字41番地2 〒928-0334 地図 TEL 0768-76-0600
金沢事務所:金沢市泉1丁目3番12号プランドールT101 〒921-8041 TEL 076-287-5530 FAX 076-287-5531
takamine@bunanomori.com