情報誌「MyPage」バックナンバー
▼参加団体紹介
西尾元気の里推進協議会
[連絡先]
〒923-0164 小松市布橋町38-1
コーヒー&ギャラリー花・水・樹(はなみずき)
田中 武保
TEL 0761-41-1305
FAX 0761-41-1307
共通する課題を抱える地域の人々が一堂に会し、当面する問題について議論する。そのような積み重ねにより、新たな展望が開けてくるのでは?
今回のテーマは“過疎”。小松の西尾地区を舞台に、門前、金沢の内川からも参加いただき、率直な話し合いが行われました。

MyPage01号に掲載(1997年11月発行)

<レポート01>
地域交流会「元気に暮らそう自然の中で」〜小松市西尾地区にて〜
 8月10日、小松市の中山間地である西尾地区において、地元住民のほか金沢市内川や門前町、小松市内に住む市民らによる地域交流会が開かれました。テーマは、過疎地における地域づくりです。
 まず、1時間ほどかけて尾小屋鉱山資料館や西俣自然教室など西尾地区の中を見て回った後、西尾地区の印象や過疎地の抱える問題点とその解決策についてグループに分かれて話し合いを行ないました。
 西尾地区の印象では、「まちから意外と近い」「きれいな空き家がある」「昔のイメージが残っている」「古い神社や蔵があるのに活かせてない」などの特徴が語られました。また、過疎地の問題点とその解決策については、「道路が良くなって人が出ていった」と人口の減少が一番の悩みとして出されたのに対して、門前や内川からはそれぞれの取り組みが語られました。門前では、金沢からの距離が2時間かかることから「滞在型」を目指してきたということです。門前で別荘を構えた人の中には生活の重心を移してしまい、そば屋でそばを打ち始めた人もいるそうです。次いで、内川からは、「出ていく人は仕方がないとして、移り住みたい人を受け入れる体制を地元が取ることが大切」という提案が出されました。
 また、神社を使ったギャラリーを開くことを通して内川のファンを増やす取り組みの事例も紹介されました。


 さらに、「女性が会合に入りづらいのは男性が悪い。受け入れる体制がないからだ」「元気が無いと言っていると本当に元気が無くなるよ」などの辛辣な意見も出されるなど、活発な話し合いが続きました。大切なのは人が減っていっても残った人が元気であること、そうすればやがて新住民が入ってくるという気づきが、この交流会の成果と言えるようです。(毎田雄一/ワークショップ・イン・小松)

<レポート02>元気な新しい風を
 暑い、暑い日でした。川の辺の公民館なのに、風もなく、とにかく暑い日でした。
 まずは西尾ウォッチング。尾小屋鉱山の中の心地良い冷たさは、何よりのおもてなしだと感激しました。私は西尾を見て、鉱山と二本の川、神社、蔵が強く印象に残りました。
 そして、三つに分かれてワークショップです。その中で、「過疎になって、若い人が住んでいないんです。小松市内まで15分で行ける距離なのにね。どうしたらいいのかね?他の人の目で西尾を見ての意見が聞きたい!!」とのこと。
 能登・門前に住んでいる者にとって、とても贅沢な悩みだと思えました。門前は県下一位の高齢社会で、過疎と高齢ということから逃げることはできません。もちろん、この中での生活は厳しいものです。だから、みんなが楽しむゆとりを生み出す生活をと考えています。これからは農山村の生活がきっと見直されてくる世の中になると確信しています。
 市内まで15分の位置は羨ましくていいですね。若い人に媚びることをしなくても、"西尾元気の里"精神でお互いいきいきとしていれば景観までもが素晴しく感動され、魅力的になります。その為にも、是非女性が元気であってほしいです。
 西尾も自ずと男性社会であるようにみうけました。「女だから」といって、でしゃばらないで、ただ利口な女を演じさせられているのです。だけど、女性はすごいですよ。常日頃おとなしくしている分、パワーを蓄積しています。ちょっと突くとパーンとはじけて、不平不満が山程出ます。だけど、女の人は他人の目で西尾を見ているので、たくさん違った感覚の意見が出ます。こうした意見を受け入れられることで、新しい風が吹き、本当の"西尾元気の里"が築かれ、住みたくなるまちになるのではないでしょうか。(中野文枝/じんのび悠人)


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