情報誌「MyPage」バックナンバー
▼参加団体紹介
民有「歴史文化」資産の
保存活用を考える会

鳳珠郡能登町字松波ロ字17番地1
「スペース遊」内 〒927-0602
TEL&FAX 0768-72-0085 (中 与七郎)
URL http://www.geocities.jp/mtbr_au/minyou.html
個人が有する歴史的価値のある資産を保存活用することを主な目的に活動。小規模でもテーマが明確に絞り込まれた施設にすることで、集客力を高めることを目指している。旧内浦地区でスタートした活動であるが、活動エリアは能登町全体に広がっている。

MyPage19号に掲載(2007年3月発行)

民有「歴史文化」
 個人の家にも多くの歴史的価値のある文化資産が眠っている。それらを掘り起こし、保存活動を強化することを進めている。地域に受け継がれている歴史的価値のある文化資産を継承しつつ、有効に活用していこうということで活動している。
 「奥能登トリビア蔵」というパッケージで、個人の家などを資料館として公開。「あまめはぎ館」と「さねより館」の2館が開館しているが、継続的に増やしていく予定である。
 「あまめはぎ館」はあまめはぎの伝承者として活動を続けてきた天野さんの自宅の一室を資料館としている。道路に看板を設置し、家の前にも看板を出している。あまめはぎの面や装束など、関連する資料を展示しており、予約いただければ、天野さんが解説をすることになっている。

あまめはぎ館での展示
 「さねより館」は旧松波駅前のビルの2階にあり、珠洲市にあった「真頼」という十村の天正期から明治までの資料を展示している。さねより館は、会のワークショップの会場として、メンバーが集まりミーティングができるようなテーブル・椅子も用意されている。

さねより館でのワークショップ
◆毎月、ワークショップを開催
 主な活動としてワークショップを毎月行っている。地域の歴史や文化を学ぶことを続けており、松波城や畠山氏について勉強会を行う日々である。
 能登に受け継がれてきた文化を伝えていくための地道な活動を行うことで、貴重な文化を残す力になりたいと考えている。そのままにしておけばなくなってしまうものが多い。スピーディに動くことが重要で、能登町のエンデバーファンドという地域づくりの助成金に応募するなど、活動資金の獲得にも積極的に動いている。
◆百万石ウォークにも参画
 新たな活動としては、石川県全域で行っている「加賀百万石ウォーク」に2つのプログラムをエントリーさせている。「あまめはぎの里を訪ねて」と「松波城址と郷土の近代史を訪ねて」の2本である。「あまめはぎの里を訪ねて」では、あまめはぎ公園に集合し、あまめはぎ館で天野さんの説明を受け、珪化木公園も見学の予定である。
 「松波城址と郷土の近代史を訪ねて」では、さねより館に集合し、松波城址公園、万福寺などをめぐるコースを設定している。初めてのことなので、会費は安いが、質的なレベルを高めることで、価値の高いプログラム化を目指していきたい。

さねより館の館内

vol.19 「団体紹介」へつづく

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