金継ぎは

そこに愛があった証

うつわが割れたときの

悲しさも、虚しさも

その心の傷さえも

繋ぎとめる金継ぎ。

それは壊れたときも愛されていた

器の勲章。

もったいない、という心から

生みだされる芸術の世界。

修復は、芸術である。

100年後の骨董品を育てる。

MESSAGE

陶磁器は、壊れやすく、美しい。

ひょっとしたら欠けることや

もしかしたら割れることも

あるかもしれない。

そんな切なくて、繊細な存在だからこそ

愛おしさが芽生えるのも、たしかです。

割れたときの哀しみも

捨てられない未練も

また使える嬉しさも

ぜんぶ繋ぎとめる。

金継ぎは、割れた器への

愛の存在証明であり、勲章なのです。

山中漆器と九谷焼の息づかいが

聞こえる温泉地、石川県加賀市

陶芸と漆芸が出会う金継ぎは

単なる修復ではありません

心の傷を繋ぎとめ

その傷を、芸術の域へと

昇華させる伝統です。

金継ぎは、傷の芸術。

ひび、割れ、欠けの痕跡を愛でる日本文化

金と銀と朱

約270種の金・銀を扱う

蒔絵に基づいた技術

修復事例

つやつやの黄金が滴るように丸鈖(まるふん)
つやつやの黄金が滴るように丸鈖
銀で、透かし彫りの破片を寸分違わずに繋ぐ
金消鈖で光沢を落ち着かせた仕上がりに
つるに紛れ込むように金消鈖
零れるように金消鈖
雲のたなびくように青金
稲妻のように、丸鈖(左)と朱漆(右)
持ち手の折れた馬上杯を、朱漆で繋げる。

平目鈖

うすく伸ばした金は

桜吹雪のように

修復事例

黒漆の地に、平目(ひらめ)鈖のドット
金の地に、平目鈖のドット
花びらのような平目鈖が、銀地に輝く

貝と梨子地

オーロラや砂嵐のように

夜光貝や鮑、金が輝く

修復事例

オーロラのように。黒漆の地に、螺鈿尽くし。
朱漆の地に、ルビーのように。
きらめく砂嵐のように梨子地鈖(なしじふん)
梨の肌のように見えることから梨子地鈖と呼ばれる

金継ぎの依頼方法

1.お申し込み
お問い合わせフォームより、ご相談ください。

2.担当者から連絡
価格は、加飾方法や材料(金・銀・螺鈿など)、破損状況に応じてお見積りいたします。

3.調整
完成の時期、お預かり・お受渡し方法について調整させていただき、ご依頼を承ります。

石川県加賀市の「アメイジングギャラリー」にて、世界各国の漆芸品を修理する傍ら、オリジナル作品も制作。