1.

自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。
2. 観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること。
3. 地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。

付記
上記エコツーリズムの概念を定義付けするにあたっての考え方
1. エコツアーとは、こういったエコツーリズムの考え方に基づいて実践されるツアーの一形態である。
2. エコツーリズムの健全な推進を図るためには旅行者、地域住民、観光業者、研究者、行政の5つの立場の人々の協力がバランス良く保たれることが不可欠である。
3. 環境の保全を図りながら観光資源としての魅力を享受し、地域への関心を深め理解を高めてもらう手段としてのプログラムがつくられるべきであり、地域・自然・文化と旅行者の仲介者(インタープリテーションの能力を持ったガイド)が存在することが望ましい。
(日本エコツーリズム協会が考える「エコツーリズム」の定義より引用)