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「ツバキによる村づくり」を進める井口では、「ツバキについてのお話」と、「ツバキの挿し木づくり体験」を楽しむことができます。 椿博士の塚崎正一郎氏 |
年輪を感じさせてくれる「椿の鉢植え」 |
■井口村のユキツバキ 赤祖父山(海抜1030m)に自生するブナの原生林には、その下木としてユキツバキが群生し、その樹海は、苔むした原生の芳香で充満しています。また幾百年もの落葉が腐葉土化して、肥沃な表土となっています。 ユキツバキの茂みは、岩肌に育つブナの根を露出から守り、腐葉土の流出を留める役割を果たしています。 |
■ヤブツバキ 散居村の屋敷林で杉と共生するヤブツバキは、それぞれの家の歴史そのものです。祖先を敬う、美しい風俗習慣を子孫に伝える存在として位置づけることができます。 杉とヤブツバキの南限北限が類似することに加えて、真宗王国にみる冬期間の供花としての役割は、どの屋敷林でもヤブツバキを植え込んでいることに現れています。 |