[ 金沢便り2009.7月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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7月31日(金) 中能登めぐり
 東京から午前の便で戻り、まずは大聖寺高校へ行き、同窓会の事前打ち合わせ。今回は学校見学と、学校紹介を宴会の余興として行う予定ですので、その撮影も行う。図書館や体育館など、懐かしい場所があります。夏休み中ですが、補習とクラブ活動で多くの生徒が来ていました。いろいろあるでしょうが、楽しそうです。秋に行われる文化祭の準備をしている人たちもいました。午後は、金曽農園、いまい農場、中能登のふるさと創修館と回り、夕食を鹿島バイパス沿いにあるLa Jiero(七尾市飯川町こ2 TEL 0767-57-8071 水曜定休)でパスタとピザをいただく。自家製パスタのお店として知られているようです。パンも焼いておられて、店の一角で売られています。さらに、フェアトレードの運動にも参加されており、コーナーが設けられていました。店内はゆったりとしており、おすすめですね。暗くなってきたので、アルプラザ鹿島の上の公園で行われていた、 織姫夏ものがたりのリハーサルと灯りイベント(灯りでつなぐ能登半島)を見学に。ステージ前の芝生広場に3000個の灯りがともされ、天の川を表現していました。ステージでは、明日の「織姫夏ものがたり」のファッションショーのリハーサルが行われていました。モデルも素材も地元で用意されているところが特徴で、大勢のお客様で賑わうようです。


きれいに色づいた金曽農園の桃

3000個のろうそくがともる灯りイベント

織姫夏ものがたりのファッションショーのリハーサル
 

7月30日(木) 日本エコツーリズム協会企画委員会
 日本エコツーリズム協会の企画委員会が行われたので、東京に参りました。JTBの田川社長が委員長で、山田桂一郎さんや小林寛子さん、ピッキオの楠部さんなども参加されていました。初めての参加でしたが、今後は、もう少し議論に参加できるようにしたいものです。日本におけるエコツーリズムの推進にとって何が必要かを、もっと検討した上で問題提起をしていきたい。北陸や石川でも同じことが言えます。地域でのエコツーリズムの推進のためには、担い手の育成と同時に、経営主体の育成、サポートも必要ではないかと思う。その前提として経営実態の把握も不可欠だ。お客様の安全確保、危険回避のためには、エコツアーがどのような経営基盤の上に実施されているかをしっかりとらえておくことも大事ではないか。


7月29日(水) 河北潟干拓地のひまわり村
 昼から河北潟干拓地のペザンでミーティングがあった。昼食に特製ドライカレーをいただき、会議を行う。メインは牛乳やかぼちゃ、ハーブを活かした新しい商品開発であるが、地域の素材を活かした新たな展開も想定されます。会議の後、近くで行われているひまわり村(7月下旬から8月上旬)を見学。ひまわりがちょうど咲き始めていて、しばらくは楽しめそうです。天気も良かったので、多くのお客様がお越しです。当初は子どもたちが中心であったが、最近は定着してきたせいか、高齢の方々も多いようだ。近くのソフトクリームハウスも盛況のようです。研究会のメンバーになっている野村農園(かほく市湖北122 TEL076-283-7081 湖央通り沿い)にも立寄り、すいかやぶどう、ソルダム、きゅうりを購入。すいかは、夜さっそくいただいたが、甘くて美味しかったです。石川高専さんの干拓地紹介サイトもあります。


ひまわり村

7月28日(火) 知床クルーズ
 朝8 時出発の知床クルーズに参加。知床ネイチャーオフィスの松田さんに紹介いただいたゴジラ岩観光さんのクルーザーで、カムイワッカの滝まで行く1時間半のコース。途中、フレペの滝や象の鼻に近づいたり、クマの出没ポイントではゆっくり走ったりと、知床半島を海から存分に眺めることができました。その後、少し時間があったので、知床五湖まで行ってみました。五湖のうち拝見できたのは、一湖、二湖までで、三湖以降はクマ出没につき、立ち入り禁止でした。途中お客様を案内中の松田さんとは出会いました。一般の観光客が多い所でも、ガイドしていただきながら歩くと、違うものが見えることでしょう。その後は一路、女満別空港に向かう。途中、釧路で玉置屋本店というそば屋に入り、昼食。蔵を改装した面白い空間の店です。そばもこしがあって、好みの堅さ、細さでした。女満別空港から羽田経由で、小松に戻ったのは19時でした。今回は釧路に立ち寄っていますが、女満別空港往復で知床に行くとすれば、2泊3日でも十分楽しめそうです。


海から見たカムイワッカの滝

7月27日(月) ガイドツアー
 朝8時半に知床ネイチャーオフィスの松田さんにホテルまで迎えにきていただき、1日ガイドツアーを楽しませていただきました。まず最初に、知床ネイチャーオフィスでオリエンテーション。知床についての概要を教えていただき、ツアーの上での注意点をじっくりうかがう。それから、双眼鏡を持ち、まず、知床自然センターに車で行き、フレペの滝へ歩いて向かう。団体客や個人客も多いが、ガイドツアーに参加されているお客様も多い。いろんなガイドさんがお客さんを案内さえています。フレペの滝は知床自然センターから1時間もあれば往復できる距離ですが、途中いろんなお話をうかがいながら行ったので、昼前になっていました。途中、エゾシカに何度も遭遇し、写真を撮っていましたので、余計時間が経過していました。昼食前、長靴に履き替え、森の中にあるクマの冬眠していた穴も見学に行きました。人が入って方向転換できる大きさはありそうです。知床自然センターで昼食をいただき、車で羅臼方向に移動し、午後は原生林に参りました。ミズナラの大木が点在し、トドマツが林立しています。そのような森をゆっくり歩き、夕方まで楽しませていただきました。森の中にはシカもクマもいるようですが、直接出会うことはなく、痕跡のみでしたが、真新しい足跡などで気配を感じることができました。原生林から戻る途中、何度もエゾシカを見かけました。オフィスに戻ってからも、まとめのお話をうかがいました。長時間でしたが、充実した一日でした。


原生林を松田さんに案内いただく

7月26日(日) 霧の摩周湖
 午前中は、釧路の隣、白糠町で息子の彼女の親族の方々と初めてお会いし、釧路で昼食。その後、知床に向かうが、途中、摩周湖に寄りました。展望台に行きましたが、霧に覆われていて、すぐそばの木がようやく見える程度で、湖はいっさい見えませんでした。本当に「霧の摩周湖」でした。釧路も霧が強くて、夜も朝も霧が出ていましたが、摩周湖はそれ以上でしたね。それでも、少し下りて来たら、ぜんぜん霧はなく、北海道らしい田園風景を眺めながらのドライブになりました。道路の両側には、馬鈴薯、麦、甜菜などが栽培されているようです。広大な畑の間に風よけの木が立ち並ぶ様は北海道のイメージそのものです。途中、森の中を走っていて出会ったのはキタキツネでした。さすがですね。


知床半島の付け根・斜里町の田園風景

7月25日(土) 北海道へ
 小松から羽田経由で釧路に来ました。北海道を訪れるのは3回目ですが、道東に来たのは初めてのことです。最初は札幌、旭川、函館と回りました。次はニッカの余市工場でのウイスキーづくり体験に参加いたしました。その際に回ったのは、札幌、小樽、余市だけでした。たんちょうづる釧路空港に着いたのは夕方、空港から連絡バスで港のそばのフィッシャマンズワーフ・MOOまで行く。その目の前に宿泊したANAホテルがありました。ホテルにチェックインした後、早速MOOを見学に。ここは能登や白山麓でお世話になった毛綱毅剛さんが設計された施設です。毛綱さんは釧路出身で、石川県では能登島のガラス美術館や門前のまんだら村、ビューサンセットなどを設計されています。富来の増穂ケ浦での宿泊施設のプランも設計いただきましたが、これは実現していません。そして、何年も前に亡くなられています。そんな、毛綱さんとおつきあいがあったので、懐かしい感じがします。食事前に中心街や港で行われていた霧のフェスティバルを少し見て回りました。一旦ホテルに戻り、夕食をいただきにいきましたが、末広町という飲食店が集まった繁華街にある四季彩という店に入りました。カウンターとテーブル席があり、ゆったりとしたテーブル席で食事を楽しませていただきました。スタッフの皆さんも愛想がよく、地物を使った、地の料理を味わう。夕方、街を歩いてみて、なんとなく雰囲気が良さそうだったのですが、正しい判断でした。


四季彩のお刺身

7月24日(金) 竹森正伸ぶどう園
 今年度初めて、竹森正伸ぶどう園にお邪魔しました。すでにデラウエアが終わりかけており、大粒のぶどうが何種類も並んでいました。お中元等の発送で毎日お忙しいようですが、朝早くからお客様がとぎれることなくお越しでした。そんなお忙しい中、ルビーロマンの写真を撮らさせていただきました。亡くなられた正伸さんが植えられたものを息子さんが育てて、出荷できるようになりました。今年は数房だけのようですが、手間ひまがかかり、ブランドとしての基準が厳しいので、出荷出来ない房が多いようです。そのような商品にならないものを一粒いただきましたが、懐かしい味がしました。その後、能登事務所に行き、午前から午後にかけては鉢伏山で竹刈りを行う。ようやく、一番奥のなだらかに登り下りできるルートに着手し始めました。なだらかな分、距離がありますので、何度も繰り返し作業を続けないといけませんが、このルートができると、歩きやすくなることでしょう。お盆までには細くてもよいからまず道をつけたいものです。夜は、健康の森の交流センターでの地域づくり支援講座でエコツーリズムについて講義をさせていただきました。


ルビーロマン

7月23日(木) 神楽の冷やし中華
 金沢に一日いたので、昼は神楽(金沢市寺町1-20-10 TEL 076-280-5010 月曜定休)に行きました。昨日から8月末まで、冷やし中華があるとのことでしたので、早速注文してみました。味玉とチャーシュー付で900円です。すっぱく無くさっぱりしていて、美味でした。おすすめですね。午後1時ぐらいにいったのですが、なんだかんだとお客様がいらっしゃいます。人気のお店はちがいますね。


神楽の冷やし中華

7月22日(水) 曳納め式
 やぶ椿で飲んだ後、夜中の零時過ぎに街に出て行き、燈籠山を探すと、港のそばまで来ていました。湾岸の広い道路から、歩道を挟んでの細い道に入り、それからさらに盛り上がっていました。最後の祭りを楽しんでいるようです。大町交差点(旧お旅所)に曳山が勢揃いして、〆の曳納め式が行われました。2台ずつ4本の道路に置かれ、曳山に囲まれた交差点の真ん中で、祭礼委員長の挨拶があり、一升瓶の酒を回し、最後に総取締役の挨拶がありました。深夜にも関わらず多くの人が取り囲んでいる様は不思議な光景です。家々から起き出して来て見物される人も多く、最後の盛り上がりです。全てが終わったのは午前4時で、空が白くなりかけていました。風の盆おわらの最終日のようでした。


大町交差点での曳納め式の様子

7月21日(火) 雨の燈籠山祭り
 今日は燈籠山祭りのために珠洲に泊まっていましたが、昼間は百楽荘さんやカネイシさんを訪ねました。百楽荘さんのサロンは眼下に九十九湾が見下ろせて抜群の眺めです。野鳥が飛び回る様子を上から見られるというのも魅力です。カネイシさんの本社は小木港に面しており、海産物加工を行っている会社としては絶好の立地です。本社で商品を購入できるようなイメージにしていただけるとよいですね。昼は、同じく小木港に面している一番舟さんで刺身定食をいただきました。夕方には珠洲に戻りましたが、あいにく雨が激しくなり、雨に打たれながらの燈籠山祭りです。夜になっても雨は降り止みませんが、祭りの夜は過ぎてゆきます。


雨の中での燈籠山祭り

7月20日(月) 燈籠山祭り
 今日も、朝5時半から5時間ほど鉢伏山で竹刈りを行う。ようやく、以前に一度だけ見つけていたブナにたどり着くことができました。作業を続けた成果ですが、そのブナの周りは竹の茂り方がきつく作業が大変そうです。それでも、頂上エリアでもブナを見て回れるように歩くルートを作っていきたいものです。昼過ぎには珠洲に入り、燈籠山祭りを見学。午後2時から春日神社前に曳山が勢揃いし、境内で曳出式が行われました。鏡割りの後、乾杯があり、それに使ったかわらけをたたきつけて割っておられました。その後いよいよ、町内の巡幸です。曳山の間に燈籠山が入り、まずは燈籠山通りを往復します。道をまたぐ電線がないので、燈籠山も通ることができます。信号はずらしてありましたが。夜は夜で、町内に設けられたステージで子供踊りの披露もあります。長い祭りの夜が過ぎていこうとしています。燈籠山祭りは明日が最終日で、曳山の巡行と子供踊り披露もあります。珠洲焼ギャラリーショップにも多くのお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。


春日神社での曳出式、鳥居の上に見えるのが燈籠山です

7月19日(日) 前夜祭
 朝から怪しい天気でしたが、7時半には鉢伏山に上がり、竹刈りを行う。前日の続きであるが、雨の中を刈り進むうちに、三角点の近くにたどりつきました。台地状の部分を一周するコースが一つできたことになります。あとは道を徐々に広げることと、先端部分を切り開き、眺望ポイントを設けること、そして、なだらかな入り口へのルートを設けることです。雨がひどくなってきたので、昼前には下りてきました。午後になってますます雨が激しくなり、3時に雨が止んでから、穴水の長谷部まつりを見物に行く。商店街での催しは、雨があがってお客様も多く出てきて、盛り上がっていました。パレードは今年も中止になったそうです。港のステージイベントも屋内のホールに会場が変更になったとのこと。雨には勝てません。その後、やなぎだ荘で温泉に入ってから珠洲に行く。燈籠山祭りの前夜祭があるとのことでしたので、様子を見て回りました。ステージでは子どもたちが最後の仕上げの練習をしていました。曳山もあちことで曳かれ、燈籠山にもあかりがともされ、夜空に浮かびあがっていました。明日が楽しみです。


長谷部まつりのトラックの荷台を使ったステージ

南浜町の新たに作られた燈籠とステージ

飯田町内各所に置かれた曳山
 

7月18日(土) 栗駒五湯復興の会
 宮城県栗原市からメールをいただきました。差出人は花山の湯浜温泉三浦旅館の三浦さんです。岩手宮城内陸地震で壊滅的な被害を受けた5つの旅館が復興のために「栗駒五湯復興の会」を結成され、ホームページも立ち上げられました。そのページにリンクをということです。麦屋弥生さんが亡くなった駒の湯温泉をはじめ、水没した湯ノ倉温泉湯栄館、ランプの宿の湯浜温泉三浦旅館、温湯温泉佐藤旅館、くりこま高原温泉郷くりこま荘の5つのお宿です。道路が復旧しないので営業再開できないという事情もあります。一日でも早く営業再開できることを応援できればと思います。皆さんも、ホームページをご覧いただき、リンクやブログ等でご紹介下さい。


7月17日(金) ap bank
 ap bankという事業体をご存知であろうか。初めて知ったのですが、ホームページによると、「音楽プロデューサー小林武史氏と、Mr.Childrenの櫻井和寿氏に、アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists' Power(アーティスト・パワー)」の発起人である坂本龍一氏を加えた3名が自己責任において拠出した資金をもとに、2003年に設立。ap bankの「ap」は「Artists' Power」のAP、そして「Alternative Power」のAPでもあります。」と紹介されています。環境問題に関する勉強会を重ねるうちに、具体的な活動をということで、環境プロジェクトに融資を行う非営利組織として設立されています。イベントの開催、音楽配信などで活動資金を集める一方、生産者の顔が見える食材、薪や炭など、料理法にもこだわったフレンチベースのレストラン「kurkku kitchen」やオーガニックコットンを広げるプロジェクトのプロデュース、環境プロジェクトへの融資、自然災害時の義援金の寄付などを行っています。どこかで接点が作れるとよいですね。


7月16日(木) 駒寄農場
 朝早くに金沢を出て能登に行く。最初に穴水の新谷工芸にお邪魔して、能登時間のパンフをお届けし、日曜日の長谷部まつりでの取組についてお話をうかがう。移動式ギャラリーを地元の大工さんに制作していただき、商店の前等に展示されるようです。面白い試みです。次に春蘭の宿に能登時間のパンフをお届けしました。その後、こぶしの横を通ったら多くの人が集まっていました。体験学習の子どもたちが来ているようです。能登事務所に向かい、途中にある駒寄農場に行きブルーベリ−の摘み取り体験をさせていただこうとしていたら、春蘭の里の皆さんが子どもたちを連れて続々登場。金沢の小学生たち40名が2泊で滞在されていたようです。一緒にブルーベリー園でブルーベリーを楽しませていただきました。駒寄農場は、能登事務所の向かいの駒寄さんが経営されていて、柳田で一番最初にブルーベリーの栽培を始められています。昨年からブルーベリーの摘み取り体験も再開されていましたが、ようやく体験できました。柳田建設の社長も兼ねておられる奥様が接客をされていましたが、活躍する能登人の一人ですね。


駒寄農場のブルーベリー

7月15日(水) むさし坊
 政府刊行物サービス・センターに出掛けたので、少し足を伸ばし、武蔵ケ辻と駅の間にある手打ち蕎麦屋のむさし坊(金沢市本町1-2-54 TEL 076-233-0634)で昼をいただきました。中は大小のテーブル席が7つ(?)、20人程度が座れる広さです。おろし蕎麦を試してみました。少しつゆが甘いように感じましたが、大根おろしと混ざって途中からはよく分からなくなりました。お茶うけに出てきたお菓子も可愛くて、女性に喜ばれそうです。近所のサラリーマンがほとんどでしたが、中年のカップルもいたりと、多様なお客さまでした。午後はミーティングルームにこもり、企画アイデア出しを行うが、なかなか難しい。夕方からのミーティングで、午後に思いついたコンセプトを説明し、メンバーから意見を出してもらい、さらに、ホワイトボードに図解しながら、アイデアがひらめきました。おかげで具体的なイメージをまとめることができそうです。社内ミーティングの意義はこんなところにありますね。


むさし坊のおろしそば

7月14日(火) 田鹿麩店
 朝5時過ぎには起きて、風呂に入り散歩に出掛けました。ホテルから海の方向に向かい、海から一本入って平行している道を歩いてみた。海沿いには小さなアパートが立ち並び、前庭で色々な花を育てている方が多い。更に1本入ったところに雁木のある通りがあります。裏通りをあちこち歩いてみて気付くのは大木が多いということ。歴史のある街には、巨樹がところどろにあり、生け垣がきれいなお寺さんもありました。神社と寺院は神聖な空間として緑が大切にされてきています。さらに糸魚川の特長は町内に用水が張り巡らされていること。消雪のためであったり、その昔は生活用水として利用されていたのでしょうが、今は暗渠化されています。それでも、勢いのよい水音があちこちで聞けます。午前中は、昨日と同じ建物で、意見交換会がありました。その中でご紹介いただいた、田鹿麩店(糸魚川市寺町1-1-21 TEL 025-552-0203)を会議後のぞいてみました。手作りをされている老舗の雰囲気が店構えからもうかがえます。天井から麩が吊されており、それが分かりやすいシンボルになっています。麩とともにところてんが美味しいとのことでしたので、ところてんも買い求めました。ところてん突きがついていて、棒状になった状態で販売されています。作る過程から楽しめそうです。


田鹿麩店の天井から吊された麩

7月13日(月) 糸魚川
 たぶん初めての訪問であろう糸魚川に来ました。雁木のある街として知られていますが、その中心市街地の活性化をいかに図るかがテーマとなっている勉強会のゲストです。10時前には糸魚川に着いて、駅のコインロッカーに荷物を預け、街をぶらぶら。雁木のある通りをまず見てまわりました。歴史を感じさせてくれる店も点在し、それなりにひきつけられるものはあります。のぞいてみたい、ふらっと入りやすい店もいくつか。喫茶店とおぼしき店に入り、珈琲をいただき、少しお話をうかがう。チャレンジショップとして3年間は家賃助成をいただいたが、その後は自立して経営をされているとのこと。メニューづくりや、POPの出し方にも積極的な姿勢がうかがえます。店のデザインセンスもよいので、お客さんがついている感じです。午後は、今日の勉強会を主催されている東北電力の元気塾の関係者と地元の方々と主要な所を見てまわりました。親不知と能生の道の駅まで行き、後は中心市街地へ。相馬御風宅や加賀の井さん、そして、泉家で手打ちのそばをいただきました。いずれも、魅力的なところです。これらをいかに活かすか、もっと磨きをかける必要があるのかもしれません。夜の勉強会では1時間半ほど講演をさせていただき、懇親会(ダイニングバー徳菜光)、さらに二次会(ホームラン・糸魚川市本町4−18 0255-52-0428 というスナックでラーメンを)と、糸魚川の夜を楽しませていただきました。


カフェ&ギャラリー ほっとタイム

広い雁木のある歩道

泉家のそば(あさつきをかじりながらいただきます)
 

7月12日(日) 鉢伏山の竹取物語
 今日は久しぶりに朝早くに起きて鉢伏山に行き、先日から歩く道づくりをしている先に進む。台地状になっている縁を歩くルートづくりを考えています。竹が林立して生えていると、この先どのようになっているのだろうと思うが、竹を切り進むうちに明るいポイントが見えてくると、目標が見えるようで、エネルギーが湧いてきます。今日は、3時間ほどかけて、台地状の縁がカーブしていて明るくなっているポイントまで進むことができました。距離にして20〜30メートル程度でしょうか。一定面積あたりに生えている竹の本数が少なかったので楽でした。明るく見えたのは、そこから先が低くなり、穴が空いていたためでした。下の方にある木をいくらか剪定すれば、眺望は開ける感じです。当面は、台地状の縁を歩くルートづくりを優先させたい。そして、何カ所か眺望ポイントを設定できれば、頂上エリアも楽しみやすくなりますね。


竹が茂っている状態

竹を刈り、歩ける道をつける

縁の部分の開けたポイント
 

7月11日(土) 金曽農園
 能登人と過ごす能登時間のパンフレットを届けに、七尾から南下していく。一本杉通り商店街の北島屋さん、郊外に工房のある吉田洋子さん、中能登町の待寺さん、羽咋の能登上布の山崎さん、そして、一番南は宝達志水町の金曽農園です。金曽農園ではご主人が桃の摘果中でした。今月末には美味しい桃になる予定ですが、最後の摘果作業とのことです。この後は雨も降らずに天気が良ければ美味しさが増すそうです。すももが色づいていたので、収穫体験をさせていただきました。こうやって、あえて皆さんのところを回ると最近の状況が分かって、お客様への案内の際にも役立ちそうです。後は、志賀町の濱口さん、宮崎さん、寺岡さんと回り、ビューサンセット横のじんのびの湯に入ってから能登事務所に戻りました。


金曽農園の桃

7月10日(金) 国内旅行業務取扱管理者
 能登でのツーリズム事業の展開のために、旅行業の資格を取る事にします。その前提として、スタッフに資格が必要なので、国内旅行業務取扱管理者の資格試験を受けます。能登に関わっている4人で受けるために、金沢にいるスタッフ3人で写真(パスポートサイズ)をとってもらい、受験料を振り込んで、それらを貼り込んで受験票を送りました。試験は9月に全国各地で行われますが、我々は最も近そうな大阪で受けることにしました。それまでの期間に、集中的に勉強するために参考書を何冊か買い込みましたので、あとは勉強するだけです。さて、全員合格といきたいところなのですが、・・・。


7月9日(木) 持続可能な五箇山
 朝一番に五箇山和紙の工房を見学に。連綿と続けられてきた紙漉を続けておられます。5人以上の人が働いておられましたが、新たな商品展開が課題ですね。その後、春光荘で観光関係者の方々との意見交換会に加わりました。五箇山観光の課題、地域全体の課題は明確になっているように思います。地域の持続可能性を高めるためには、魅力的な商品開発が必要です。宿泊、飲食、地域特産品、体験交流プログラムなど、それぞれについて、地域の歴史や文化、素材を活かした魅力的な商品開発を行うことです。徹底して地域にこだわった商品づくりを目指していただければ、価値は必ずや高まります。地域内にお金が回る仕組みを描くことです。エコツアーの開発を進め、お客様からいただいたお金の一部を環境保全の資金にすべきです。観光協会長さんが経営する民宿が新たな取組をされることは良いことです。よいモデルを示していただけることを期待したい。飲食では、菅沼の「茶房 掌(てのひら)」(火曜定休)さんや上梨の拾遍舎さんも、よいモデルを示してくれています。これらのお店もさらに魅力アップを図りつつ、地域全体の価値を高めることが大事です。次の代の担い手が登場しやすくするためには、現在世代が創造力豊かに、仕事をしていただくことが重要です。


五箇山和紙での紙漉

7月8日(水) 久しぶりの五箇山
 午後から五箇山に出かけた。山田桂一郎さんの講演会が催されており、午後早々に入られると伺っていたので、途中から合流しました。電話連絡がつかなかったので、菅沼集落の喫茶店「茶房 掌(てのひら)」に、とりあえず行ってみたら、皆さんいらっしゃいました。ここはいつ来ても、落ち着く空間です。特に奥の窓からの眺めは素晴らしく、毎回写真を撮影しています。その後、相倉集落にもお邪魔しました。人口が急激に減少し、集落の祭りや文化の伝承が難しくなっていることを観光協会長よりうかがう。世界遺産に認定され、ミシュランの三ツ星を獲得していても、人口減少は確実に進行しているようです。一旦、宿泊の五箇山荘に戻り夕食をいただく。会場を移し、春光荘での講演会を聞いた後、拾遍舎での地元の方々との懇親会に加わり、五箇山豆腐を肴に、三笑楽の美味しい酒をいただきました。たまには、五箇山もよいものです。


掌(てのひら)からの眺め

7月7日(火) 松まさ
 夕方からの事務所での打ち合わせの後、近所の松まさ(金沢市野町4−1−8 TEL 076-241-3790 18:00〜24:00 不定休)に行く。久しぶりであるが、季節らしい鮎の塩焼きをまずいただきました。次に大皿で出していただいた野菜と揚げの煮物も美味でした。お刺身の盛り合わせの後に、ステーキもご馳走になりました。最初はステーキの店として開店されたようで、こだわりのお客様はステーキをメインの楽しみに来られるとのこと。店のイメージからは想像できないことです。話を聞いてみないと分かりません。最後には、とろろご飯をいただきましたが、やまいもがいっぱいで贅沢でした。気軽に行けて、近所に欲しいお店ですね。


鮎の塩焼き

刺身の盛り合わせ

自信作のステーキ
 

7月6日(月) 若富喜会
 珠洲の若山地区で梅干し作りの活動を続けている若富喜会さんを最初に取材したのは10数年前。最近もリーダーの萩村文枝さんにお話をうかがったり、梅園で写真を撮らせていただいていますが、作業場を訪れたのは最初の取材以来です。今回は、梅をいただきにお邪魔したのですが、ネットショップの取材が入っていたので、ついでに撮影させていただきました。萩村さんたちは、数馬酒造さんに納める梅の選別中でした。数年前より、数馬酒造では能登の梅酒を製造販売されていて、その梅を若富喜会さんが提供しています。地域の素材を活かした商品づくりを進めている数馬酒造さんらしい取り組みです。若富喜会さんの梅干しづくりも20数年になられるとのことです。継続した活動が評価を高めていますし、梅を生産している農家の若手が梅を納めに来られていましたので、農家によっては世代交代が進んでいるようです。梅の生産量は増えていないとのことでしたが、特産品の一つとして価値を高める方策が必要です。買い求めた梅は、能登事務所で梅ジュース用に漬け込みました。3ケ月後ぐらいには飲めるようになると思います。楽しみです。


選別作業をする萩村さんたち

きれいな梅

梅ジュース用に漬け込む
 

7月5日(日) ブルーベリー
 さすがに、今日は9時前まで寝ていました。それから珠洲に行き、まち歩きマップ「おすすめの珠洲」の第3弾のための追加取材を行いました。旅のお客様に利用いただけそうなお店の紹介を目指しています。午後、お越しいただいたお客様は、珠洲出身でNPO法人アーチストネットワーク石川のメンバーという方でした。アートを活かした街づくりや環境保全に取り組まれています。海岸でゴミ(アートの素材)を拾い、それらを活かした作品づくりを親子でされています。一見ゴミも視点を変えると、魅力的な素材に変わりうるという発見の機会となります。そのような視点や発想の転換を促進するのがアートの一つの役割かもしれません。夕方は、柳田食産にお邪魔して、ブルーベリー園を見学させていただきました。7月1日から7月31日までブルーベリーの摘み取りが可能です。晴天だった今日は200人近くのお客様がお越しになられたそうです。もっと、体験のお客様を増やすことが当面の目標です。植物公園とも相乗効果を発揮できるはずですし、柳田食産のきのみワイナリーでブルーベリーソフトや特産品の販売もしてほしいですね。


熟したブルーベリー

7月4日(土) 北陸民放クラブ
 朝はいつもの通り鉢伏山に行き、竹を切る作業を続けた。9時半過ぎからは岩井戸神社で、北陸民放クラブのご一行様におつきあいしました。最初は谷坊貴美子さんによる猿鬼伝説の語りです。その後、鉢伏山について紹介させていただきました。経緯を私が話し、鉢伏山のブナについては山崎さんから語っていただきました。北陸民放クラブは富山、石川の民間放送局につとめていた方々の会。今度は、鉢伏山のブナ林にご案内したいものです。昼前には輪島に行き、能登ふるさと博のオープニングイベントを見学。昼食として能登丼をいただく。しばらく様子を拝見し、その後は外浦を北上し、能登人と過ごす能登時間のパンフをお届けして回りました。珠洲焼ギャラリーショップに寄った後、事務所に戻りました。10時前には宇出津に向かい、あばれ祭りを深夜2時過ぎまで楽しませていただきました。火を見ると燃えるものがありますね。


岩井戸神社と横を流れる川、そして川沿いの参道

7月3日(金) あばれ祭り
 昼は珠洲で打ち合わせをいくつか行い、夜は宇出津であばれ祭りを見学した。早く着いたので、商店街をぶらぶらし、やまださで夕食をご馳走になりました。いつものように野菜がふんだんに盛り込まれており、健康的です。おかあさんの作られた昆布巻きは絶品でした。祭り料理の一品としてたくさん注文をいただいたとも言われていました。午後8時半からは宇出津港で花火が上がり、そこから見学。花火の終了と同時に、たいまつに火がともされ、キリコが動き始めます。町役場前にキリコが入ってくるころには、大松明にも点火され、赤々ともえあがります。それを巻くように、キリコが動き回ります。最後の大松明に点火されたころには、雨が落ち始め、祭り見物も潮時といった感じでした。


やまださの昆布巻き

燃え盛る大松明とキリコ

大松明からの火の粉を浴びるように見えるキリコ
 

7月2日(木) 草刈
 能登事務所を9時に出て門前に行く。星野さんに案内人をお願いしてある「たかおかんのん道を歩く」のたかおかんのん道の登り口と上の道の草刈を行う。明日からの「能登ふるさと博」の一環として行う「能登人と過ごす能登時間」を今年も行います。作業の後は手仕事屋でおそばと豆腐、そしておにぎりまでご馳走になりました。夜は久しぶりに穴水の幸寿しでにぎり寿司をご馳走になりました。いついただいても美味しい。今日は知事も来られたとのことでしたが、知事は何度もお越しになられていますね。


幸寿しのにぎり

  

7月1日(水) 歴史を振り返る
 能登の魅力を語る時の一つの視点は、その歴史である。少なくとも6000年前からの化石が堆積している縄文真脇遺跡の存在はもっと評価されるべきです。能登の神々は渡来の神様が多く、祭りの様式も半島に近いと言われています。また、平安時代末からは珠洲焼の生産が盛んに行われ、日本の広い範囲に流通していました。1321年には門前町に総持寺が開かれ、全国から修行僧が集まり、全国に布教され、15000ケ寺まで広がりました。それ以前も修験の場として多くの修験者が能登の山野を舞台に活動していたと想像されます。江戸時代には北前船の運航が盛んで、多くの人々が往来していました。鉄道や道路といった陸上交通が主流になるまでは、能登は多くの人々が往来する場だったのです。そのような歴史をまず念頭に置くべきではないでしょうか。さらに重要なことは、長い歴史を通じて、自然とともに生きてきた生活スタイルにこそ、現代から未来においても再評価されるべき価値があるのではないでしょうか。


  
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