[ 金沢便り2009.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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5月31日(日) 森林療法研修会2日目
 森林療法研修会2日目。まず、能登やなぎだ荘前の森を散策し、使えそうな素材を見て回る。研修室に戻り、グループワークで素材の洗い出しを行った上でプログラムを考える。午後は実際にプログラムのテストということで、再度、森に入り考えた案の実験を行う。研修会終了後は上原先生を鉢伏山に案内しご覧いただき、森林療法の舞台として可能性があることをお教えいただきました。上原先生はユニークで魅力的な人です。もっと、いろいろな方にお話を聞いていただきたいものです。遅くとも秋には再度、石川県にお越しいただける予定です。


森の中でのお話

5月30日(土) 森林療法研修会
 本日も朝5時に鉢伏山へ行く。霧が出ていて、いい感じでした。ブナ林内に入って驚いたことは、雨が降っていないにもかかわらず、ブナの幹に水の流れができていたことです。たくさんの枝と葉っぱがあるために、霧の小さな水滴が葉っぱや枝について、それが徐々に集まり、幹を流れるようになるようです。保水力の高さを実感しました。ブナ林の不思議な現象の一つですね。午後は上原巌先生(東京農業大学准教授)を招いての森林療法研修会に参加。能登町の雇用創出事業の一環ですが、珠洲から能美市の方々までご参加いただきました。県内各地で取り組まれることを期待したい。研修会終了後、珠洲に戻り、夜の飯田巡りを行う。まず足湯に入ってみました。適度な温かさで長く入っていられそうです。その後、あさ井さんの座敷でコース料理を楽しませていただきました。中庭から入る雰囲気が贅沢でよい。二次会はやぶ椿でギョウザをいただきましたが、そばまでたどりつきませんでした。


霧の中の鉢伏山のブナ林

上原巌先生

飯田わくわく広場の足湯につかる

5月29日(金) 竹次郎
 朝5時に起きて鉢伏山に登り、三角点周辺の竹刈りを行う。果てしない作業のようにも思えるが、徐々に広くなっているので、継続することで明るき森づくりにつながることでしょう。昼間は珠洲の夢のと2号館にいましたが、閉店後は宝立山のブナ林を見に行く。一番上にある風力発電のところから富山湾が望めるので、そこで車を止めたら、道路脇にブナの大きな木が何本か生えていました。同じように車で来られていたご夫妻と立ち話。珠洲にお住まいで、珠洲焼も趣味で作っておられるとのこと。55年間珠洲暮らしを続けておられ、現在80歳とのことでした。再会をお約束し、さらに上を目指し、ブナ林を見て回る。夕食は柳田の竹次郎でいただきました。一品料理を何品もいただいてみたが、一工夫されていて美味しかったです。能登やなぎだ荘の温泉につかり、今日も能登事務所に泊まる。


竹次郎の料理

5月28日(木) 美好食堂
 能登事務所に泊まったので、柳田の中心部にある美好食堂(能登町柳田梅134 TEL 0768-76-0127 営業時間 10:30〜22:00 定休日/ 日曜日)で夕食をいただいた。能登事務所にいる山崎さんのお嬢さんの同級生の御両親が経営されています。食堂らしいうどんやそば、丼ものなどが定番としてありますが、夜のおすすめは黒板メニュー。季節によって変わるのでしょうが、珍しいものを注文してみようと、いろいろ試してみました。味付けはほどほどになっているように感じました。店内がもう少し明るいと入りやすいのかもしれません。カウンター、テーブル、座敷もあって、お子様連れでも大丈夫です。


美好食堂の料理

5月27日(水) 若き人財
 午前中、知人の紹介でお越しいただいた方とお話をさせていただきました。地域に関わろうという意欲の高さに感心してしまいました。地域に関わり続けている大学の先生の実践の影響もあるのでしょうが、継続的に地域に関わろうとされています。勤めていた会社を辞めてまで地域に入って行こうという発想がすごいです。これだと考えがまとまったら徹底して関わりたい!。来年以降は能登半島の先端部に位置する地域に移り住もうとされています。どこかでご一緒できると感じました。このような方々をネットワーク化することで、新しい時代は開かれるのではないかと思う。楽しみです。


5月26日(火) 社内ミーティング
 夕方から定例の社内ミーティングがあったが、久しぶりに珠洲での活動についてアイデア出しを行う。昨年、事業に着手する前にもスタッフに珠洲まで行ってもらい、商店街を歩いた後に、同じようなことをしています。前年度の活動についての説明をした後に、アイデア出しを行う。本当は再度、商店街を歩いた後に行うとよいのですが、・・・。社長のコメントも出してもらった後、フセンにいろいろと書いてもらったが、当方が想定していないアイデアも多く、大いに参考になりました。このようなことを繰り返していると、ひらめきのレベルも深く、高くなりそうです。今後も、テーマを絞って行っていきたいものです。今日の議論を踏まえ一つのアイデアとして浮かんだのは、個々のお店に入っていただきやすくするために、商店それぞれの逸品、一押しメニューを紹介するサイトやマップを作ることです。これまでも、そのような観点で情報を発信してきているが、その路線を強化、徹底することが有効なのではないか。


珠洲市飯田町・福田家のハートコロッケ

5月25日(月) 雨のブナ林
 小雨が降り、鉢伏山の頂上付近は見えなかったが、朝5時過ぎにブナ林に行く。森全体が霧に覆われ視界が悪く、遠景は望むべくもありません。一方、カッパを着て、ブナ林の中に足を踏み入れていくと、霧の中に木が林立していて幻想的です。幹には水の流れが見えるところもありました。激しい雨ではありませんから、ブナの枝と葉っぱの多さが感じ取れます。林内で一通り写真を撮りましたが、いずれもいい雰囲気です。森の中はしっとりしていて心地よい。肌にもよいでしょうが、肺の中に湿った空気と森の精気が入り、体内から浄化されるようです。疲れ気味の喉にも良いことでしょう。ブナ林の根元は、落ち葉がたくさん堆積していて、土で汚れるということもありません。濡れはしますが。朝のブナ林、雨のブナ林も魅力的です。ご希望の方を案内できるとよいですね。


密に生えているブナ

霧にけむるブナ林

5月24(日) 鉢伏山
 能登事務所に泊まっていたので、朝6時に起きて鉢伏山の頂上エリアに行く。昨年、竹をたくさん刈ったおかげで明るくなってきてはいますが、まだまだ広大な面積に竹が生えています。こまめに行って竹を刈り続けるしかありません。少しだけ刈ってみましたが、歩く道が広く明るくなるだけで、印象が異なります。竹を刈り続ければ、下層植生にも異なる植物が生えてくるはずです。すでにチゴユリと思われる芽がたくさん出てきている場所があります。将来は頂上エリアにもブナを増やしてゆきたいものです。そのためには、当面は竹刈りを続けることです。今年は、多くの人に参加をいただいて作業を行いたいものです。


霧が出てきて幻想的な鉢伏山の頂上エリア

5月23日(土) 田植え
 グルーヴィの米づくりの田植えを行う。今年も今井さんにお世話になります。昨年の倍の面積で田植えを行いましたが、参加人数も多かったので、午前中には終了。但し、最後に少し補植を試みたが、危ない植え方(苗が浮いていたり、1ヶ所に5本以上植えてあったり)も多かったので、後からプロとしての今井さんの作業が多く必要になったように思う。すみません。作業の後は今井さんのご自宅で昼食をご馳走になりました。毎回いただいているが、やはり、煮物が絶品のように感じました。長年の蓄積により作り出される味は格別です。お母さんのお父様がお茶を入れてくださいましたが、囲炉裏の炭火とともに年季があってよいですね。来年米寿を迎えられるとのことですが、今井家のお爺さまも米寿を迎えられていますので、両家とも長寿の家系でうらやましいかぎりです。


横一列(?)に並んで田植え

今井家での昼食

珠洲焼に盛られた煮物

5月22日(金) 外浦めぐり
 朝は二・七の朝市でしたので、馴染みのおばさまたちと立ち話を楽しむ。午前には埼玉から来られたお客様にお越しいただき、お買い求めいただきました。能登空港で「おすすめの珠洲」のマップを見つけられ、それでわざわざお越しいただきました。ありがたいことです。レンタカーで能登半島を旅されているようでしたので、楽しい旅になることを祈らずにはいられません。一人ひとりのお客様との出会いを大切に、継続する関係を作っていければと思います。昼前からは、外浦めぐりをしました。まず、「交流施設 狼煙」に行き、豆類を購入し、マップを追加でお渡しする。次につばき茶屋(石川県珠洲市折戸町1−3−1 TEL 0768-86-2059)に行き、久しぶりに刺身定食をご馳走になりました。ここでもマップをお預けするが、すでに置いていただいていました。有り難いことです。次に塩田村珠洲製塩さんを訪ね、マップの配布をお願いしました。最後に「ギャラリー舟あそび」に参りました。企画展の最中で他のお客様もいらっしゃいましたが、お茶とケーキをご馳走になりました。古い民家を活かしておらて、心地よい空間ですね。


つばき茶屋の刺身定食

珠洲製塩の塩釜

舟あそびの空間

5月21日(木) まつうら
 午前中は自治研修センターで新任課長補佐研修の2回目の講義をさせていただきました。月曜日とは異なるアプローチをさせていただきました。いずれが面白かったかは参加された方々の評価次第ですが、今回の受講者にはよく知った方が複数含まれていたので、後からうかがってみたい。午後から珠洲に向かい、能登事務所経由で行く。今夜は久しぶりにまつうらさんでご馳走になりました。能登杜氏の酒を揃えていることも売りであるが、複数の酒を楽しませていただきました。酒の肴に大浜大豆で作った豆腐が取り入れられていました。4月29日からスタートした商品ですが、さすがに素早いですね。ホームページの更新も検討されているとのことでしたので、期待していましょう。


大浜大豆の豆腐

筍しゅうまい

能登杜氏の酒「富士山」

5月20日(水) 久しぶりの鉢伏山
 今日もよい天気でしたので、午後には能登事務所に行き、鉢伏山に久しぶりに上がる。晴天続きのせいか、林内は乾いており、どこに寝転がっても良さそうでした。若い細い竹が何本も出てきていましたが、簡単に切ることが出来ます。邪魔になりそうな竹を一通り切った後、1時間以上ブナの根元で横になっていました。風が通り抜け、いろいろな鳥の鳴き声が聞こえ、近くに寄ってくる鳥もいました。静かにじっとしている成果ですね。いつまでもいられる雰囲気で、よい森での過ごし方です。今日はブナの実が大きくなっているのを見つけました。手が届くところにあったので、近くから撮影できました。きっと幹の上の方にもたくさんついているのでしょうが見えません。オオイワカガミの花は終わっていました。クロモジやヤマボウシの実が見られるようになっています。花だけでなく、その後の様子も注意深く観察していると気付くことも多いのではないでしょうか。目立つように実がつく(たとえばヤマボウシ)のは、やはり鳥たちに食べてもらい、種が他の場所に運ばれることを目指している感じです。異なる種が関連しあいながら生物多様性を維持するための仕組みと言えます。


ブナ林

いろいろな落ち葉が堆積した林床

ブナの実

5月19日(火) クラムボン
 天気が良かったので能登に出掛けることにし、まず能登二宮駅前にあるクラムボンという自家焙煎珈琲屋さんを訪ねた。近くにある手打ち蕎麦の一休さんで何度かそばをいただいていたので、その際にも気になってはいた。学校のような外観はご主人が宮沢賢治が好きで、その世界をイメージして学校風にされたそうです。壁も床も木で出来ており、それだけで懐かしい雰囲気です。カウンター上には、焙煎した豆を選り分ける作業の途中の様子が分かるようになっていましたが、焙煎前にも同じような選別作業を行っており、徹底しています。焙煎した豆は2週間経過すると廃棄するそうです。そのようなこだわりと明確な基準が安定した顧客を獲得することになっているのではないか。コーヒーを飲みに来店するお客は少ないとのことですが、ビジネスマンらしきお客様がお越しでした。自作されたホームページもあり、面白い内容になっています。ただし、現在パソコンが故障しており、メールをいただいてもご覧いただけない状況ですから、電話でご連絡下さいとのことです。いずれにしろ、おすすめできるお店の一つですね。


選別されている珈琲豆

ご主人の岡崎隆浩さん

学校のような建物

5月18日(月) ヴィトレの丘
 午前中は自治研修センターでの新任課長補佐研修で地域づくりについてお話をさせていただく。2時間は長く疲れます。午後から志賀町に向かい、まず高浜牧場の下池さんにお話をうかがう。久しぶりのことですが、牛舎はゆったりしていて、快適そうな環境で育てられています。一枠に4頭までと限定していますので、1頭あたり6畳のスペースが確保されている計算です。豚くんたちはさすがに頭数が多いので賑やかでしたが。生き物と暮らす仕事も面白いものです。一旦富来まで撮影に行き、帰りに能登ロイヤルホテル近くのヴィトレの丘に行ってみました。幸い営業中でしたので、お話をうかがうことができました。脱サラで珈琲の焙煎を始められて4年とのことです。庭を眺めながらコーヒーを楽しむことができますし、陶芸作品等の展示もされています。能登ロイヤルホテルや別荘に遊びに来られたお客様も散策がてら遊びに来られるようですね。


珈琲の焙煎

焙煎されている横でいただくコーヒー

大きなガラス窓の外には緑が広がる

5月17日(日) 朝粥講
 飯田の二・七の朝市の日であった。雨が降る中、野菜や花の苗を売る人、買う人で朝一番はそれなりに賑わっていました。8時半からはだんだんで「朝粥講」があったので、参加。西山郷史先生に朝市や講についてお話をいただきました。六斎市の典型として、二・七の朝市は価値が高いことをお教えいただきました。朝粥も久しぶりにいただきましたが、美味しいものです。午後からは夢のと2号館に数馬さんや西山先生にもお越しいただきました。雨の激しい日でしたが、観光客の方にもお越しいただき、貴重な存在であることは分かりますね。


だんだんでいただいた朝粥

5月16日(土) 輪島から珠洲へ
 朝7時前に輪島を出て珠洲に向かう。途中、曽々木から真浦に抜けるトンネルが工事中です。新たなトンネルを作っており、能登半島地震で痛んだトンネルは片側交互通行になっています。現在は夜間(22:00〜3:00)通行止めになっていますので、要注意です。そこから塩田地帯を過ぎ、大谷峠を越えて来ると珠洲市街は近かったですね。1時間弱で着きます。途中、林道に入り、適当な花をとらせていただいたが、歩いて見ると珍しいものがいろいろありました。今の時期、道沿いにはタニウツギやフジがいっぱいありますが、ニセアカシアも咲き始め、クワの実が色づいてきています。サルトリイバラも緑色のかわいい実をつけています。山はいいですね。


ニセアカシアの花

5月15日(金) 久しぶりの輪島
 午後から行われた能登町でのエコツーリズム研修会の様子を見に行くが、途中で退席。金蔵経由で輪島に向かう。さらに途中で高洲山のブナ林を少し歩いてみました。ブナ林の中は新緑がきれいで心地よい空間になっています。残念なのはレーダーサイトからの大きな音が聞こえることです。少し下ったところにある蜂伏山への道は通行止めになっていました。輪島市内に入り、見つけたのは蔵口屋さんの新しいお店です。昨年は仮店舗で取材させていただいたことがあったが、4月から新店舗が開店されたとのことでしたので、内部を撮影させていただきました。「のとびと」のページに盛り込みたいと思います。夜は輪島21世紀未来計画研究会の総会で講演をさせていただきました。その後、久しぶりの輪島だったの、輪食の安原さんと「たろう」(TEL 0768-23-1239 石川県輪島市河井町2?158)という店で飲む。新たな店を門前に出されるとのことです。着実に事業を展開している感じですね。泊まりは民宿わじまでした。いつきても良い空間です。輪島のみなさんに期待することは、もっと地域にこだわったメニュー開発、事業開発を進め、積極的に発信して欲しい。


蔵口屋さんのギャラリー

たろうの刺身の盛り合わせ

民宿わじまの照明

5月14日(木) ためしげ陶房
 午後、珠洲市若山のためしげ陶房を訪ねた。朝早くに為重功さんが、窯出しをされたので、見学に来ないかと誘いにいらっしゃいました。そこで、早速拝見させていただきました。ご自宅の裏山は経塚があったようで、その上に墓があります。その経塚に向けて窯を作られています。今日拝見させていただいた作品は、陶芸センターの窯で焼いたものです。秋からはご自身の窯で焼けるとのことです。相当頑丈に作られていますし、熱の滞留と流れを計算されて設計されているようですので、その成果が楽しみですね。数点だけ作品をお預かりして、夢のと2号館(珠洲焼ギャラリーショップ)で展示させていただきました。珠洲焼のことについて長年研究されてきた為重さんですので、今後もいろいろとお教えいただければと考えています。


経塚を背景にした為重さんのご自宅

制作途中の窯

光輝く為重さんの作品

5月13日(水) 河北潟干拓地
 河北潟干拓地に久しぶりに行く。農業分野で活躍する女性グループの勉強会のアドバイザーとして継続的に関わる予定です。干拓地にはホリ牧場の夢ミルク館や果物や野菜を直売する店、ぶどう狩り等が体験できる農場、さらに、ハーブガーデンなどもできています。今回、当方に声を掛けて下さったのはハーブ園を経営している俵さんです。ペザンというハーブを活かした商品の販売や体験教室を行っている店を経営し、子どもたちの体験学習なども受入れています。ハーブを活かしたマイガーデンの隣には、ふれあい農場も設けられています。参加いただいている女性たちは意欲的な方々が多いので、本質的な議論と実践的な活動が出来そうです。干拓地は広々としていて、いつ来ても気持ちよい場所です。


夢ミルク館、ソフトが人気です

ハーブガーデンのあるペザン

広々としている干拓地

5月12日(火) 椿庵
 朝早くに起きて赤崎漁港に出掛け、海の丘丸の水揚げの様子を拝見したが、手際の良さに感心しました。海の丘倶楽部で使う分は残して、その他は氷見に運ばれているようです。朝穫れの魚を朝食でいただいた後、三浦社長からお話をうかがう。事業意欲の高さは素晴らしい。意志の高い人には、良い人が集まり、運も味方するのだと感じました。その後、西海漁港に行き、漁師の西崎さんにお話をうかがう。カニとエビを中心に漁をされていて、活きたカニを土産にいただいたが、身が詰まっていて美味でした。全国に研修に出掛けたり、全国各地の漁師仲間との情報交換も頻繁に行っていて、こだわりの漁師は違います。午後は、志賀町でころ柿を作られている治郎堂さんを訪ねた。作業場を拝見したが、ご主人の研究熱心さがうかがわれます。家の前にある柿の木の手入れも違います。最後は七尾の吉田洋子さんの工房を訪ねました。椿庵と名付けられたギャラリーが出来ており、素晴らしい空間になっています。訪ねて来られたお客様にお茶を楽しんでいただいたり、場合によっては食事を提供することもあるとか。陶芸体験も受入れておられるようで、いろいろな活かし方が可能な場になっていますね。生け垣に囲まれていて、木の間から前面の道路を通る車も見えるが気にならない程度です。4人のお子様の子育てもしながら、昨年はウェッジウッド社に研修に3ケ月間出掛けたり、ブログも始められ、新たなことに挑戦を続ける洋子(ひろこ)さんです。


椿庵

5月11日(月) 海の丘倶楽部
 珠洲のお店を閉店後、富来に向う。能登有料の横田インターを下りて、山越えし富来へ。増穂浦沿いの249号線からリゾートエリアの前を通り越して、台地に上がると、増穂浦を見下ろす位置に海の丘倶楽部はあります。お部屋で食事をいただくが、社長が持っている定置網にかかった魚を活かした料理は、盛り沢山でした。舟盛りのお刺身が最初に出てくるところが漁師らしい。ご主人は朝2時に出掛けて5時頃には赤崎港に戻られるとのことでしたので、早起きして水揚げの様子を見るべく、早々に寝ました。高台にあり、森に面していたお部屋だったので、車の音がしない静かなお部屋でした。聞こえてくるのは鳥の鳴き声ばかりです。窓の外は一面森で、ウワミズザクラの白い花やアカメガシワのきれいな若葉が目立ちました。


海の丘倶楽部のお刺身の盛り合わせ

5月10日(日) 西山郷史さん
 午前に、珠洲市役所近く、西勝寺住職の西山郷史さんのお話をうかがいにお邪魔した。近代から現代社会に一貫している構造的な問題、政策の問題、さらに大学のあり方や地域振興施策、民俗学、郷土史についての認識は深い。先生とお呼びするに値する貴重な存在です。西山先生の中に蓄積された知をしっかりとした形で定着しておくことの意義は高い。そのためには、関わる活動を選ばざるを得ないというのもうなづけます。まとめることのお手伝いができうればと思う。先生とはレベルが相当違うが、当方が関われることも限られているように思う。選択と集中でことにあたることだ。本日、うかがった西山さんのお話をまずしっかりとまとめる作業を行いたい。先生のブログ「能登のうみやまブシ」も面白いので是非ご覧下さい。


西勝寺

5月9日(土) 蛸島
 朝食前にまつだ荘から蛸島まで出かけた。のと鉄道の車両が残されている現場を拝見したかった。蛸島漁港から町に上がってきた先に鉄道が残っており、その先に車両がありました。横の水田は田植えが済んでおり、背景にはウワミズザクラが白いふさふさの花をつけています。絵になる風景です。少しの距離だけ運転体験も可能になっていて、ゴールデンウィーク期間中は多くのお客様がお越しになられたようです。そこから、港にも回ってみたが、漁師の方々が網の繕いをされている一方で、水揚げ作業も行われていました。氷を入れた箱にフクラギのような魚を並べて入れ、最後に水を入れるという作業が繰り返されていました。荷さばき場ではせりの準備が進んでいました。漁港の朝は活気があっていい。奥能登で最も漁師の数が多いという港です。ここで水揚げされた魚の付加価値を高めて有効に活用する方策をもっと開発すべきですね。


のと鉄道の車両

網の繕いをされる漁師さん

魚を箱詰めされている様子

5月8日(金) ノトキリシマ
 今日も珠洲にいた。午後から取材に出かけたついでに、ノトキリシマのオープンガーデンをされている櫻井家さんを訪ねた。樹齢250年以上であろうと推定されている大きな株はそれはみごとです。庭全体に大きなノトキリシマが植えられており、御当主からお話もうかがうことができました。今が満開状態で今週末がピークという感じです。珍しい種類も植えられているようですし、近くの畑では、新たな株の育成も行われています。すぐそばの橋のたもとにはコデマリの大きな木がいっぱいに花をつけていました。櫻井家はいちご狩りをしている皆口さんのいちご園の近くです。


櫻井家の見事なノトキリシマ

5月7日(木) 事業の意義
 あらゆる活動には一定の意義があります。企画者に求められるのは、その意義を関係者に共有いただけるようにすること。同じことの繰り返しになったとしても、繰り返し議論を重ね理解いただけるようにすることが大切です。一度や二度で分かっていただけると思わない方がよいのかもしれない。新しいことや困難なことに挑戦する場合は尚更です。全員に反対されても取り組むべきこともあります。能登で取り組み始めていることは、そう簡単に実現できることではないでしょう。それでも、この地域だけの問題ではなく、日本全体、世界全体にとっても重要な課題なら、突き進むべきだと考えています。人口が減少し、高齢者比率が高まる地域で、いかに生きられる状況を構築できるか。それぞれの地域が有する資源を有効に活用して、暮らしを立てていくことが強く求められているように思う。地域の自然環境や景観、街並を保全しつつ、バランスのとれた産業構成を再構築すること、・・・。というよりも、真に基幹産業を再構築し、命の循環(生命系、生態系)を再生、地域の価値を再評価する作業を続けることが重要だ。その典型を能登に見いだしているのだが。


魅力的な能登の風景

5月6日(水) ゴールデンウィーク終了
 珠洲で過ごしたゴールデンウィークでした。店頭に立ち続けたことで、多くのお客様と出会い、いろいろなお話をうかがえました。地元の方々とも毎日のように顔を合わせることで、いろんなお話をすることができました。「おすすめの珠洲」のまち歩きマップを持ったお客様をたくさん見かけました。まちを歩いている方だけでなく、車の助手席の方が見ていたりと、活用いただいていることが、うれしかったですね。まち歩きを促進するための改良点も明確になりました。立ち寄りポイントをクローズアップすると同時に、それを増やす必要があります。お茶が飲めたり、食事ができるところが増える必要があります。お菓子屋さんも店の一角で試食ができるコーナーを設けて欲しい。予約制で昼を営業しているお食事処も、連休には常時営業していると紹介しやすい。お客様から多く問われたのは、食事をできるところでした。駐車場の確保も大きな課題です。空いてる場所はたくさんあるので、駐車場として明示できるようにすることです。珠洲焼の販売拠点は複数あることが理想です。商店街のお店での「珠洲焼女流作家展」でも作品が売れたとうかがっています。普段とは異なることをしていただくと、お客様につながることも実感いただけたのではないでしょうか。早めに次なる策を地域の皆さんと考えたい。


中山昌果さんの作品

5月5日(火) 宝立山のブナ林
 朝早くに能登事務所を出て、宝立山に行く。森林50選の看板の近く、林道の途中からブナ林に入る道があったので、そこから林内に入ってみました。足下にはオオイワカガミが群生し、ピンクの可愛い花をつけています。ミツバツツジ(花色や葉っぱの特徴はミツバツツジのようなのですが、???)もあちこちで咲いています。ゆるやかに登りの道がなんとなくついている林内はすりばち状になっていて、歩きやすい感じです。どこまで行けるかは次の機会に探検してみたい。谷の下に向かっても歩ける道ができており、下からは水の音が聞こえてきます。キツツキの仲間たちの木をつつく音も聞こえ、生態系的には鉢伏山と同じようなことになっているのではないかと感じました。林道をさらに車で上っていくと、途中に眺望の開けたポイントがあり、鉢伏山や高洲山が望めました。そこからの眺めも能登半島が森であることを確認させてくれるものです。その道をさらに行くと両側にブナが生えているポイントがあり、道路際の大きなブナは見事です。その道を走り続けて行くと、珠洲市役所の横に出てきました。きれいに整備された春日通りを上っていくとブナ林に到達するというのもよい話ですね。


宝立山のブナ林

オオイワカガミ

ミツバツツジ(?)

5月4日(月) 久しぶりの当目
 今日はわざわざ金沢のノエルのママにお越しいただきました。珠洲の出身で帰省されている方々も訪ねていただいています。ありがたいことです。飯田の街中で加賀の方にもお会いしました。それでも、本日はお客様の数が少なかったので、閉店早々に店を出て、能登事務所に向かう。能登やなぎだ荘でお風呂に入りましたが、大勢の人でした。宿泊もいっぱいでしょうという感じです。久しぶりに能登事務所で泊まるが、夕刻の裏窓からみた風景はいつ見てもよいものです。


能登事務所からの夕景

5月3日(日) 能登を楽しむ
 連休中の能登は車も人も多いですね。朝早くに金沢を出て、再度珠洲に向かう。途中、能登空港と桜峠の道の駅に寄るが、朝早くからお客様が多い。能登空港ではのとキリシマツツジフェスティバルが行われ、盆栽として育てられているキリシマを楽しむことができたり、物産販売や飲食などのコーナーもできています。今日も一日、夢のと2号館にいたが、観光のお客様や地元の方など、いろいろなお客様にお越しいただきました。さらにうれしいのは、飯田の他のお店からの紹介をいただいたり、逆に、夢のと2号館から他のお店に回っていただけるお客様がいらっしゃることです。まちなかでの立ち寄りポイントを作ることで、商店街全体への波及効果を作ろうという意図で開店したところがありますから、よい傾向です。少なくとも週末はこのようなことを促進していければと思います。夜はSHO-TATSUでいただいたが、今は隣の飯田わくわく広場に燈籠山が展示されていますので、それも楽しめます。最後はやぶ椿でギョウザと手打ちそばをいただく。今日も楽しい飯田の夜でした。


SHO-TATSUのパスタ

わくわく広場の燈籠山

やぶ椿のギョウザ

5月2日(土) 珠洲焼女流作家展
 飯田町商店街で「珠洲焼女流作家展」を開催中です。春日通り、わくわく広場のオープン協賛イベントの一つとして、商店街の8つのお店で珠洲焼の女流作家の作品展を行っています。お店によってスペースに差はありますが、販売も行っているお店もあります。夢のと2号館でのギャラリーショップと連動していただいているようです。お客様にとっていろいろ見比べたりできる方が良いので、珠洲焼がみられる場が多くなることが望ましいですね。商店街での立ち寄りポイントがいくつもあることが、お客様の楽しみを増やすことになります。


珠洲焼女流作家展(川端薬局)

5月1日(金) ゴールデンウィーク
 珠洲の飯田の中心街でも県外ナンバーの車を頻繁に見かけるようになり、ゴールデンウィークらしくなってきました。帰省されている方も多いようで、町中の家の駐車場に県外ナンバーの車もみかけます。今日のお客様で印象的だったのは加賀からお越しいただいたお客様です。一通りご覧いただき、焼酎グラスをセットでお買い求めいただきました。大聖寺から来られたとのこと、私が小学5年生から高校を出るまで育ったところでしたので、思わずふるさと談議をしてしまいました。貴重なお客様です。朝一番でお見えになったお客様も観光でビーチホテルにお泊まりだったとのことで、その帰りに中心商店街にお寄りいただきました。そのようなお客様をいかに増やすことができるか。理想は商店街の個々のお店が目的になることです。


夢のと2号館

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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