[ 金沢便り2009.3月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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3月31日(火) 年度末
 昨日は一旦金沢に戻りましたが、本日は昼前に事務所を出て、再度能登へ。昼を夢一輪館でいただく。まだまだ、ペエレットストーブが活躍中です。その後、能登事務所に立ち寄り能登町役場へ。書類を届けにいったが、引っ越し作業の最中という感じでした。珠洲に移動し、夢のと2号館の撤収作業を行う。一旦、展示してあった作品をさげて、次年度再度の取り組みを提案したいところです。中心市街地での珠洲焼を見たり買ったりできるところを求める期待はそこそこあるのはたしかですので、拠点を設け情報発信することで、商店街での回遊性を高めたいものです。


夢一輪館の板盛りそば

3月30日(月) 雪のブナ林
 午前中は上山さんたちと一緒に鉢伏山に行く。動物のことを詳しく研究されている人は、ブナ林に入っても見る所が違います。木に穿たれた穴がどのような動物によるものなのか想像するだけでも楽しい。狭いエリアの中にもいろいろな生き物たちが共存していることがよく分かりました。異なる専門分野の方々を順番にお招きして、一緒に森に行くことで、新たな視点で森を見つめられるようになりそうですね。


ブナ林の中で上山さんたちと

3月29日(日) 異人来訪
 朝7時に金沢を出て、能登事務所経由で珠洲に行く。夢のと2号館前のプランターを一気に片付ける。末政さんに多大な協力をいただく。農家を友人に持っていて助かりました。新たに2つだけプランターを設置しました。間伐材で作った枠に入れてパンジーを植えました。すっきりして見違えるようになりました。夜は柳田に戻り、セミナーハウス山びこで対馬からやってきた上山さんたちと会食しながら遅くまで話し合いました。語り過ぎたかもしれませんが、有意義な時間でした。異人が果たすべき役割を心得て地域の中で活動することも重要です。新たな異人を受入れることができればと思う。


山びこの夕食についたアジのたたき

3月28日(土) ブナの樹形
 鉢伏山のブナ林をはじめ、ブナについて多くを書いてきています。その魅力はどこにあるか、何度も書いていることでもあるが、やはりその形にあるように思う。ブナはまっすぐ伸びる杉の対局にあるような存在ですね。まっすぐに伸びている木はまずなくて、根元から曲がっていたり、途中で大きく湾曲しているものもあります。樹皮にはいろいろな模様があり、大きな目に見えるものもたくさんあります。ブナの一本一本をよく見ていると、だんだん愛着が増していくように感じるのは私だけではないと思う。人生に重ねて見ることも可能だ。今の時期の葉っぱのない何となくさびしい様子と、4月末頃からの葉っぱをいっぱいつけて賑やかになった様子では大きく異なります。もちろん、秋に紅葉を散らす様も、思い切りがよくて清々しいくらいです。落ち葉が堆積した根元に寝転がると、それはそれは気持ちよい。ブナ林でできるだけ長く過ごしたいものです。


4本の幹が根元でくっついているブナ

3月27日(金) 鉢伏山のブナ林
 今日は午後から鉢伏山に登り、ブナ林を探検して回りました。何度も行っているが、足を踏み入れていないところもいっぱいあります。一つの山だけでも、発掘すべきことは多そうですね。メインにしているブナ林を少し下ったところにも大きなブナがありました。さらに下っていくと、ずっとブナが生えている感じでした。傾斜はありますが、歩いて下りられそうです。駐車場の奥にも、大きなブナが生えていました。その先に歩いていけば、ブナ林にたどり着けそうです。次回の楽しみにしておきましょう。ブナの根元にはすでにショウジョウバカマの花が見られるようになっています。株の中心に花がついています。昨年見ていたのは、株の真ん中から少し伸びた上に花がついているものでしたが、どうしたのでしょうか。ブナの先端部にはすでに小さな葉が開いているものが見えます。少し前の陽気に誘われて開きかけたが、ここのところの寒さで止まっているように見えます。花ならしぼむということもあるのでしょうが、出かかった葉は小さくはなれませんか?いずれにしろ、葉が広がる前の森だからこそ、新たに発見できることも沢山あって、十分楽しめます。テーマをもって臨んだ本日の鉢伏山のブナ林歩きは収穫が多かったですね。


新たに見つけたブナ

近くにはもっとりっぱなブナも

植林地の近くで見つけたブナ

花開いていたショウジョウバカマ

3月26日(木) 年度末の風邪
 昨日は鼻水が出て明らかに風邪の症状であったので、早々に退社。スーパーで果物を買い込み、食事の後にいっぱい食べて寝た。その成果か、今朝は鼻水も止まり、いい感じです。おかげで、年度末の仕事を何本かまとめてすることができました。今月いっぱいはまだまだ気が抜けませんので、油断しないようにしたいと思います。


3月25日(水) 能登半島地震から2年
 能登半島地震から2年がたちました。道路の復旧や商店、住宅などの復興は進んでいるようですが、地域振興が課題です。産業振興による若者の定着や誘致が不可欠です。既存産業(農林水産業、製造業、工芸、建設業、商業、観光業、医療福祉、他)の振興(ブランド化や付加価値化)をベースに新たな産業創出が必要です。その柱をツーリズムにおいています。ツーリズムで意味しているのは、従来の観光とは異なる新たな楽しみやサービスを提供すること。一つの典型的なプログラムとして、鉢伏山のブナ林散策と宿泊施設や医療機関の近くの里山での森林セラピーや森林療法があります。森の中で過ごすことを通じて得られる心身の変化(ストレスが軽減され、気分が爽快になるだけでなく代謝もよくなること、人間存在や生態系の意味の直感的把握など)、既存の人間関係や新たな人間関係に入りやすくなること、新たな知を創出しやすくなること、それを促進するためにインタープリターやトレーナー、コーディネーターが仕事として関わる仕組みが重要です。海の中で過ごすこと(ダイビングやカヌーなど)や創作活動(言葉さがしの旅)を行うことも同じようなことが言えそうです。そのような新たな事業領域の確立をめざしています。可能であれば、能登全域に広げていきたいし、事業体の創設をサポートしていくことが当面の最優先事業です。


鉢伏山のブナ

3月24日(火) 金沢ニューグランドホテル
 朝一番に、珠洲で打ち合わせを行った後、能登事務所経由で金沢に戻り、ヒアリングのために金沢ニューグランドホテルにお邪魔した。久しぶりのことであるが、懐かしい。フードピア金沢の最初の2年間は運営事務局がこのホテルの一室に設けられていたので、最もお世話になったホテルです。ゲストの皆さんもこのホテルにお泊まりになっていましたし、二次会も最上階のラウンジに設定されていました。イベント当日、事務局として唯一参加していたのは、二次会のみで、後は事務局に詰めていたものでした。初年度は事務局に泊まり込んでもいました。そんなこんなで愛着のあるニューグランドホテルですが、相変わらずの賑わいぶりで安心しました。金沢を代表するホテルとして、着実な営業を続けていただきたいものです。夜は山形県白鷹町の大木さんから電話あったので、片町でお会いしました。昨年度5回お邪魔していましたが、随分久しぶりのような印象でした。彼らの二次会のうどん屋で合流し、龍龍亭から倫敦屋酒場とハシゴし、家に帰りついたのは0時過ぎでした。


倫敦屋酒場の生ハム

3月23日(月) 犀星
 夜は珠洲で人材育成塾の懇親会がありました。会場は肉屋の藤井の2階にある犀星。女将さんご自慢のしゃぶしゃぶをご馳走になりました。市長も交え、20名以上の方々にお集りいただき盛況でした。最後にいさざの踊り食いもいただきましたが、中心市街地の若山川の河口付近で穫れるとのこと。昔から春の風物詩としていさざ漁も行われてきたようです。町内の居酒屋のんべの水槽にもいさざが泳いでいましたね。二次会にも参加して、谷野旅館に戻ったのは0時過ぎでした。


犀星のしゃぶしゃぶ用のお肉

3月22日(日) とんかつ蔵
 久しぶりに昼はとんかつ蔵(金沢市伏見新町277-2 TEL076-244-4511 11:30〜14:00、17:00〜22:00 月曜定休)で磯エ門をいただく。一口サイズに切ったとんかつにおろしがたっぷり乗っており、海藻が添えられています。だしもさっぱりしていて、食べやすく、後味もよいです。お腹にもたてることはありません。長年通っているが、今ではほとんど、これをいただいています。夕食に魚料理や一品料理を楽しむことも可能です。カウンターと小上がりもあるので、休日には家族連れも多い。


とんかつ蔵の磯エ門

3月21日(土) ツルリンドウ
 昨日の鉢伏山で見つけた植物の中でも、土手に生えていた一種がツルリンドウ。まだ、芽が出てきて葉が何枚かついている程度ですが、多くの落ち葉に囲まれて確実に成長しているようです。徐々につるを伸ばし、地面をはっていったり、近くの草や木の幹に巻き付きます。夏から秋にかけてつけるリンドウのような可愛い紫の花が楽しみだ。鉢伏山や能登の山で度々見つけることができます。今の時期に山を歩いておくと、新芽の状態を記録しておくことが可能ですね。


鉢伏山で見つけたツルリンドウ

3月20日(金) 鉢伏山
 飯田で一仕事をした後、能登事務所に移動。昼前から鉢伏山に登り、歩くルートづくりの現場踏査を行う。三角点まではルートづくりを行ってあるが、その先は竹が密に生えており未開の地のようになっています。もちろん、歩いて入っている人もいらっしゃいますし、広場状のスペースもあります。奥の方にはブナが生えています。歩いて先端部から道路になだらかに下りられるルートづくりを行いたいものです。これは今年のテーマとして、地域の人々やお客様参加でプログラムとして実施できればと考えています。鉢伏山だけでも楽しみながらできることはたくさんありますね。林内にはオオイワカガミやショウジョウバカマの株が沢山ありましたので、春が楽しみです。


鉢伏山の一角にあったブナ

3月19日(木) 飯田の店めぐり
 金沢に戻るのを延ばして、飯田の店めぐりを行う。おすすめの珠洲に追加する店の取材です。年度内に仕上げるためには、ギリギリのスケジュールですが、本日取材させていただいたお店までを掲載させていただくつもりです。旅の人におすすめできるほとんどの店を網羅できたのではないかと思うが、次年度以降も更新を続けられればと考えています。昼間の間にふじの釣具店、浜野水産、多間栄開堂、E'cafe、中板電機商会、beautiful lifeを取材、なか薬局さんでも追加取材、夜はのんべ、kuroを取材しました。最後はやぶ椿にお邪魔し、そばをご馳走になりましたが、長い一日でしたね。


多間栄開堂の能登大納言を使ったきんつば

3月18日(水) 地方の元気再生事業
 午後から生涯学習センタ−で行われた「平成21年度地方の元気再生事業説明会」に出席した。地域の再生のために複合的な事業を企画提案し、採用されれば事業費が100%助成されるというメニューです。10倍の競争率とのことですが、いろいろな事業を絡ませて推進することが可能であり、自由度も高い魅力的な施策です。4月10日が締め切りですが、興味のある方はホームページをご覧いただくとよい。夜は珠洲で情報発信講座があり、その後、川端薬局さんのホームバーで楽しい時間を過ごさせていただきました。


川端邸でいただいた福田家の焼豚

3月17日(火) 小宇宙の春
 確実に春になっています。梅が咲き、九州からの桜の便りも聞かれるようになりました。昼お邪魔したしん馬さんでも、窓の外にきれいな黄色の花が咲いていました。お店にあった本によれば、サンシュユのようでした。事務所の横に置いてあるプランターにはスイセンや野草が咲いています。ヒメオドリコソウ(日当りが悪いせいか、先端部分の色が薄いようですが)も咲き始めています。昨年は群生していましたが、今年は少しだけで、タネツケソウと一緒です。野草たちにも生き延びる戦略がいろいろありそうです。午後は銭屋さんにお邪魔して、女将さんからいろいろお話をうかがう。フードピア金沢以来、御世話になっています。ご主人が生きておられた間は頻繁にご主人とはお話をしていました。お歳暮にいただいていた能登の寒ぶりや能登牛の味噌漬け、粕漬けは絶品でした。今でも高島屋等で扱っていただいているようです。お二人の息子さんたちも活躍されるようになり、社長は退かれたとのことですが、まだまだお若いですね。


ヒメオドリコソウ

3月16日(月) 能美の里山
 能美の里山地域の活性化を考える委員会の最終回がありました。主体となっていただけそうな団体や企業、医療法人、大学、動物園などとの相談や議論を踏まえてまとめた計画は具体的です。実現に向けて速やかに行動に移せそうなことが多く盛り込まれています。今後も継続的に関わらせていただけることを期待したい。これまでも能美の里山エリアでの勉強会や能美の里山ファン倶楽部のお手伝いをしてきています。我々の仕事も継続する関係が基本です。委員会終了後、拝見させていただいた「旅亭萬葉」は贅沢な造りでしたね。部屋付のお風呂や露天風呂が贅沢にできていました。一度は泊まってみたいものです。


萬葉の部屋付風呂

3月15日(日) エレガントさこん
 毎週日曜日、夢のと2号館で 珠洲焼新作展を開催させていただいているので、その様子を観に行く。店番は末政さんの奥さんにお願いしている。その前にあるお店が、エレガントさこんさん。頻繁にショーウィンドーのディスプレイを変えておられるので気になってお話をうかがいに行った。店頭にワゴンを出してセールをされたり、独自に「春財布」のPOPを描かれたりと、お嬢さんと二人で頑張っておられます。店内の商品点数は多いが、きれいに配置されています。カバン類も多く、広い範囲からお客様がお越しのようです。奥にはリンパマッサージコーナーも設けられています。時々、お客さんに化粧の手ほどきもされています。熱意が感じられる貴重なお店ですね。


さこんのショーウィンドー

3月14日(土) 人材育成塾最終回
 夜は珠洲で人材育成塾の最終回があった。市長に再度おこしいただき、これまでの活動の紹介と今後の優先活動案についてお話をさせていただきました。商店街の魅力が高まるためには、個々の店の力が強くならないといけません。ディスプレイや照明を変え、商品を変えることで店のイメージを変えること。お店の前面も変えて欲しいものです。具体的には、照明器具を増やし、昼でもしっかりつけていただくことです。外から見て暗いところが多いのが現状です。さらに重要なのは、お店の情報発信です。ホームページやブログで自ら発信して欲しい。発信している店にはお客様は増えていますね。飯田の商店街には魅力的な店が増えているのはたしかです。詳しくはおすすめの珠洲をご覧下さい。夕食は鉄板デコ(珠洲市飯田町よ6 0768-82-7337 平日は17:30〜23:30 日祭日は11:30〜14:30も営業、水曜定休)でいただきました。店内には中山昌果さんのユニークな珠洲焼作品が展示されています。川端薬局の玲子さんに教えていただきました。看板は「凸」のマークのみですので、見落とさないようにして下さいね。交差点のそばですが、一度で発見できたらたいしたものです。珠洲にお出かけの際は探してみては!


夕食はデコの焼きそばでした

3月13日(金) にわか工房
 珍しく2日続けて「にわか工房」にお邪魔した。開業当初に制作したリーフレットのリニューアルのためであるが、スタッフの皆さんは相変わらずお元気そうで何よりです。素人集団でスタートした事業でしたが、開業初年度から黒字になり、その後も順調に推移してきています。スタッフの皆さんの時給も徐々に上がっているとうかがっています。売上の絶対額は増えてはいないようだが、人件費が上げられるということは、効率的な経営が出来ているということ。地元の三ツ屋野地区の全戸出資で設立した組合が運営しており、スタッフもすべて地区の方々です。村づくり事業としては適度なスケールなのかもしれない。


にわか工房のおさとそば

3月12日(木) 宇奈月温泉
 久しぶりに宇奈月温泉に行く。 モーツァルトで商店街の方々とお話をさせていただきました。商店街には空き店舗が目立つようになっているが、足湯があり、総湯もあり、魅力的なお店もいくつもあります。そのようなお店の魅力を際立たせるような活動を行いつつ、情報発信を強化することです。裏山にはスキー場もありますが、春から秋にかけては森歩きや山菜採り等が楽しめるフィールドにすることです。湯治場として心身ともに健康になれる場づくりを進めるべきです。お宿や温泉街のお店もそのような観点での商品開発、メニューづくりを進めるべきではないか。


モーツァルトでいただいたマンゴージュース


3月11日(水) 能登ツーリズム研修会3
 能登ツーリズム研修会最終日。昨日に引き続きグループワークを行い、3つのグループから発表を行っていただきました。五箇山からの参加者もいたので、五箇山千年文化をテーマにした計画もあり、ポイントはある程度整理されていました。短時間でも、頑張れば計画のフレームは作れます。今回のような作業を繰り返すことで、計画の深度は深まり、新たなアイデアを生み出すことが容易になります。今回の研修を契機にネットワークをさらに広げ、仲間を増やしていきたい。当面の目標は、エコツーリズムの全国大会を能登で開催することに置き、その前提として10以上の事業体が継続的に事業展開しているようにしたいものです。既存の事業体の発展と新たな事業体の創業を支援することが、能登ツーリズム協会の活動の柱となるはずです。


各グループからのプレゼン

3月10日(火) 能登ツーリズム研修会2
 今日も朝から能登ツーリズム研修会です。午前中は、JTBの清水常務のお話と山田さんとのトークセッションでした。北陸エリアだけを見ても宿泊数の落ち込みは激しいが、お客様の希望としては連泊してゆっくり時間を楽しみたいと考えている方が多くなっています。そこから見て取れるのは、お客様の期待や要望に応えられていない観光業界の現状です。そこで、お客様により満足いただけるプログラムづくりをすすめるための概念としてツーリズムをかかげています。基本となるのはエコツーリズムですね。地域の食や文化、地域らしい土産が期待されています。そのような商品開発を進めることも大事です。午後一には、とんと昔の会の谷坊貴美子さんにアエノコトのお話をしていただきました。


朝の能登事務所からの眺め

3月9日(月) 能登ツーリズム研修会
 能登ツーリズム研修会がスタートしました。3日間をかけて行います。本日は山田桂一郎さんの講義と交流意見交換会でした。当方は途中で抜け出し、ゲストとしてお越しいただいたJTBの清水常務を珠洲までご案内しました。珠洲焼資料館を見学し、小西さんの工房を訪ね、珠洲焼についてお話をうかがう。その後、泉谷市長と意見交換をしていただきました。夜の交流会では、15名の参加メンバーのすべてとの交流を相互にしていただけたようで有意義でした。清水常務も自ら、全員のところを回っていただき、素晴らしい人は違うなと感じました。見習いたい点ですね。2日目の話も楽しみです。


3月8日(日) 典座
 明日からの能登ツーリズム研修会にお越しいただいた山田桂一郎さんと珠洲市の観光関係の皆さんとの意見交換会の後、典座で夕食をいただきました。初めてのことです。古いお屋敷を活かした飲食サービスとして、一つのモデルとも言えます。ご主人が作られている珠洲焼の器も活かされています。地の素材をふんだんに使った料理は能登の春を感じさせてくれる内容でした。安心してお薦めできるお店の一つですね。宿泊は飯田の谷野旅館さんでしたので、往復はタクシーを使わせていただきました。こんな珠洲での楽しみ方もよいのではないでしょうか。


典座の料理

3月7日(土) 朝市にも春が
 久しぶりに二・七の朝市を拝見しました。雪がちらつき、お店の数は少ないですが、種屋さんが出店して、種芋なども販売されていました。ここだけは多くのお客さんが集まっていました。いつも出店されているお母さんたちもおられ、菜の花や小松菜など春らしい野菜も並ぶようになっています。4月に入ると苗等も多くの店でうられるとのこと。出店されている方々同士の取り引きもあるようで、それぞれ土産をお持ちです。今後もお客様を継続的に獲得できるためには、情報発信をもっと行っていくべきなのでしょうね。昼前には富来に行き、濱口初美さんの作品や歌仙貝の撮影を行う。久ぶりに湖月館にお邪魔しました。女将さんもお元気でなによりでした。震災で痛んだ建物も改装されて、雰囲気のよいバーも出来ていました。久しぶりに泊まってみたいものです。


二・七の朝市で種を売る

3月6日(金) 飯田の商店めぐり
 午前中から飯田の商店をめぐりました。新たな店の発掘も進めていますが、お話をうかがうとこだわりや魅力のあるお店がまだまだありますね。年度内に全てを回りたいものです。情報発信のお手伝いをしつつ、魅力を伝えるためのディスプレイや独自の情報発信の提案を続けたいものです。これまでのディスプレイチャレンジについては、成果の出ているお店も出てきていますので、継続しつつ、常に新たな要素を加えていっていただきたいものです。創意工夫と積極性が魅力を際立たせることになるでしょう。年度内の次なる試みは、お店を明るくすることと、前面をきれいにすることですね。


長間商店の一夜干し

3月5日(木) 春蘭の里
 能登島の民宿の皆さんの視察研修におつきあいする。春蘭の里の農家民宿を見学に来られました。春蘭の里は農家民宿が20軒以上になり、年度内のは25軒になるとのこと。料金が10,000円を超え、一般の民宿よりも高い価格設定になっています。地域の素材にこだわり、輪島塗の御膳やお椀で食事を出すなど、徹底してこだわっておられます。春蘭を盛り込んだ食事は、十分魅力的な内容でした。春蘭の宿で食事をいただき、ご主人の多田さんからお話をうかがったが、奥様も自信に満ちておられました。経験の蓄積は大きいですね。今後の活躍が楽しみです。夜は山びこに泊めていただいたが、地元の方々と遅くまで話が盛り上がりました。


春蘭の宿の料理

3月4日(水) 展望
 今日も由布院の商店の人と話をしました。商店街の将来展望を描く為に必要なことは、お客様の明確化、商品の見直し、そして、情報発信。例えば、地域の生活者や業務店を対象にした商売から、観光客も対象に商売を行うかどうかを明確にすることです。そこで、観光客をも対象にする場合も、どのようなお客様かを描いてみてほしい。そのような細部を描くことで、必要なものが見えやすくなります。珠洲で進めている手法が由布院でも応用可能ですね。当面、ゴールデンウィークに、マップを制作し、駅やお宿で配っていただくように準備を進めたい。その際には、店の一角を少し演出していただきましょう。少しでもお客様が増えることで皆さんの意欲が高まるはずです。昼は観光協会の若手役員の富永さん、高田さんと意見交換。商店街の皆さんの主体的な活動をサポートしていただくことをお願いする。一方、観光客の皆さんの満足度を高めるためのガイドツアーを実施するためには、インタープリターとしての専門職の育成が不可欠ですから、次年度はそのような研修会を継続実施していただけるとよいですね。


朝の金鱗湖

3月3日(火) 由布院の商店
 由布院のような多くのお客様の訪れる商店街であっても、かかえている課題は一緒です。午前、午後と商店の方々と話をさせていただいたが、具体的な提案ができたので、少しはイメージをつかんでいただけたであろうか。早めに取り組んでいただけるとよいのですが。ネットで発信している店も複数あります。食事処の食楽処 和RMSイマヨシさめじま精肉店など。4月には再訪したいものです。昼は、ゆふいん料理研究会代表の新江憲一さんと煮込みうどんをいただき、写真家の菊池昇さんの「遊験館」でくつろがせていただきました。夜は、市の坐での焼酎のお披露目会に参加。昨日と同じく健太郎さんと同席させていただきました。その後、花の木通り商店街の一番奥にある「ろばた焼 源」に行く。理事長の今吉さんにも参加いただき、花の木通り談議を続ける。源さんも通りに面した一角をコロッケの店に改造していただけると分かりやすくなります。楽しみですね。


ろばた焼 源のすなずり

3月2日(月) 由布院へ
 昨年12月以来の由布院です。由布院は梅や菜の花が咲き、春めいています。夜は亀の井別荘の湯の岳庵で中谷健太郎さん、由布院映画祭の実行委員長の伊藤雄さん、人形アニメ監督の幸重善爾さんと会食。二次会は天井桟敷で楽しませていただく。天井桟敷をバーにするべく改造中で、その途中段階を体験させていただいたようなものでした。広々としていて、ゆったりとテーブルや椅子が置かれているので、玉の湯のニコルズ・バーとは異なる雰囲気です。健太郎さんと楽しい時間を共有することができたので、良かったです。


湯の岳庵の二十日大根

3月1日(日) 快晴
 午前中は快晴でした。春のような天気で、街には多くの人が出ている感じでした。出掛けたのは県庁周辺でしたが、産業展示館のそばも通ったが、イベントのために多くの車がつながっていましたし、その隣の総合スポーツセンターにも多くの車でした。ショッピングセンターや書店、レストランでも多くのお客様でした。春めいてくると、気分的は良い方向に向かうはず。個人消費をベースにした経済を念頭におけば、確実に上向くと想定されます。それ以外の実体の不明なところで経済を形成してきたところは難しいでしょうが。持続可能な社会の形成を考えるならば、地に足のついた産業、事業を基本にすべきですね。無理な経済成長を目論むと途中で崩壊すると肝に銘じているべきではないでしょうか。


昼、カホンでいただいたサーターアンダギー

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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