[ 金沢便り2008.12月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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12月31日(水) 一年の総括
 2008年とはどのような年であったか。アメリカ中心主義、経済至上主義の問題点、限界が顕在化したと言えるのではないか。アメリカ中心主義のおかげで、アメリカ経済の動向が大きく全世界に影響するし、例えば、バイオ燃料の促進という政策選択が全世界の食糧事情に大きな影響を及ぼしてきた。日本における非正規雇用の拡大は、不況になれば失業する人が一気に増えることが想像される事態であった。労働者派遣法の政策導入の際には、再チャレンジ、セーフティネットということが盛んに言われていたように記憶しているが、ちっとも仕組みが作られていないこともはっきりしています。企業利益の最大化のためには、リストラという概念で首切りや派遣への切り替えを繰り返し、利益を出し続けてきた日本企業もついに限界に来たということでしょう。年金や介護、医療制度など、高齢になった時やいざという時への不安は、消費をしぼませています。そのような政策的に可能なことをしっかり打たないで、小手先でお金をばらまいてみても、いわゆる景気がよくなるはずもない。地域から、持続可能な政策構築を進める必要があることが明確になった一年でもあったと思います。そのような明確になった課題をいかに解いていくか、全世界的に問われています。


12月30日(火) 能登人めぐり
 今日も夕方まで、ファミリーと同行。室谷さん宅に挨拶に訪れた後、能登空港を見学に。ちょうど午前の便が着いたので、そのお客様が出てくる様子を拝見。旅の情報センターの安原さんを紹介。昼は門前の手仕事屋で手打ちそばをいただき、星野さんのお話をうかがう。年越しそば、豆腐、油揚をみやげにいただく。その後、富来のアスクで寺岡さんと話していただく。能登移住に向けて、色々な視点からのアドバイスをいただけ、有意義な一日になりました。アスクでは、正月のための食べ物やお酒などを購入して帰ってきました。


手仕事屋の手打ちそば

12月29日(月) 晴天の能登
 能登事務所に10時前に着き、本棚の設置作業におつきあいするが、途中、松波、宇出津へ買い物に出掛けました。午後は事務所で打ち合わせ。その後、地区内を見学して回りました。夕方には本棚設置作業も終了、壁一面に本棚が出来ました。金沢のオフィスにある地域振興に役立ちそうな本を移動させるつもりです。夜は室谷さん宅で、来春能登へ移住するファミリーを囲んでの懇親会。囲炉裏を囲んでの会食は温かい感じで、夜遅くまで盛り上がりました。宿のセミナーハウス山びこに帰りついたのは0時過ぎでしたね。


能登事務所からの眺め

12月28日(日) まれびとピア懇話会解散総会
 昼前からホテル百万石でまれびとピア懇話会の総会が行われ、解散が決定されました。20年程の活動の中で、フードピア金沢の加賀編を継続開催し、もれしゃん塾を途中まで運営してきました。まれびとを加賀に招き、地域の人々との交流の場を作り、今後の地域のあり方を考える機会とすることに大きな社会的意義がありました。「まれびと」コンセプトはどの地域においても通用する発想であり、地域の課題や魅力を発掘するためには、まれびと、異なる視点を有する人と一緒に地域を体験して回り、それを実感することが重要です。まれびと、異人とともに体験することで異なる視点から地域を評価することが可能となります。そのような多様な視点から眺めることを意識して行いたいものです。


総会後の懇親会

12月27日(土) 二・七の朝市
 6時半に宿を出て、二・七の朝市を見に行く。年内最後の市で、正月飾り用のマツやユズリハ、シダ、ナンテン、サカキなどを多くの人が出されていました。いつもと同じように白菜や大根、キャベツ、ニンジン、ブロッコリー、ネギ、リンゴ、カキなども並んでいます。時折雪が舞い、あいにくの天気でしたが、地元のお客さんたちも普段よりは多く出てきておられました。朝市がもっと盛り上がるための方策を考えてゆきたいものです。お宿に戻り、朝食をいただいた後、せとのご主人に蛸島漁港に連れていっていただき、競りの様子を拝見しました。シャッターを下ろした中で競りが行われ、衛生管理に気を使われていることが分かります。魚の量は多くありませんでしたが、タイを中心にいろいろな魚種があがっていました。市役所で打ち合わせの後、メンルヘン日進堂さんで新しいバウムクーヘン「大地の虹」を買う。常に新しい商品開発に取り組まれているお店です。魅力的な人が多い珠洲ですね。能登事務所で打ち合わせの後、穴水の幸寿しさんにデザインの修正案を届け、寿司をご馳走になりましたが、きれいで素早い仕事をされるご主人です。


二・七の朝市でうどんをふるまう「だんだん」の女将さん

12月26日(金) 磯の宿 せと
 今日は珠洲に行き、磯の宿せとに泊まる。飯田の中心街から5分程度ですので、便利です。夕方チェックインし、まずお風呂であたたまる。その後、夕食を民宿併設の「グリルせと」でいただきました。食事に出かけたら、すでに市役所の方々が忘年会中でした。夕食を食べている途中には、日本海倶楽部のスタッフの方々が忘年会にお見えでした。さらに、里山里海自然学校の赤石さんたちもお越しになられました。珠洲で一晩にこれだけ多くのお知り合いにあうのも珍しいことです。おかげでいっぱい日本酒をいただきました。そのお酒は、ご主人のお父上・瀬戸清三郎さんが杜氏をされている滋賀県の造り酒屋松瀬酒造の「松の司」でした。


「せと」でいただいた鰤大根

12月25日(木) 瑞龍寺
 近くまで行ったので、高岡の瑞龍寺を拝観させていただきました。曹洞宗の古刹で、前田家が支えておられた寺です。門前の総持寺と似た雰囲気の空間でした。行った時間帯のせいかもしれませんが、人の気配が少なく感じました。総持寺では、どこかで修行僧に会ったりするのですが、ここでは、一番奥の法堂におられた売店の方のみでした。愛想のよろしい御婦人でしたので、好印象でした。歴史のある寺院はそれだけで価値がありますが、きれいにメンテナンスされていて心地よく、滞在時間をとりたくなる場所です。お客人を案内しても喜ばれるでしょうし、そのためには案内人がいらっしゃるとさらに魅力が伝えられるように思います。


雨の瑞龍寺

12月24日(水) 飯島愛さん
 テレビのニュースで、飯島愛さんが亡くなったと報道していた。昔、金沢で行われたマルチメディア祭にゲストとしてお越しいただき、セミナ−を行っていただいたことが懐かしい。セミナーの内容をご説明したら、それならということで、昼食時間を圧縮して、会場で作品づくりをされていました。真面目でサービス精神旺盛な女性でしたね。唯一接点があったのは、この時だけでしたが、よい印象だけが残っています。テレビ等で活躍されていましたが、昨年芸能界を引退。その後もブログ等では活躍されていたようですが、今回亡くなられてその存在を知りました。次が飯島愛さんのブログです。冥福を祈りつつご覧下さい。


12月23日(火) 古川商店・シャンボール
 山中荘に泊まっていたので、朝一番に松田商店、今井商店でお買い物。その後、古川商店・シャンボールさんにお邪魔して古川真美さん、一郎さんご夫妻にお話をうかがう。卸主体の製パン工場からフレッシュベーカリーに変えられ、更に若い二人主体の経営にされてからまだ1年程度とのこと。それでも、地域の素材を活かしたパンづくりが人気で遠方から買いに来られるお客様も確実に増えています。ネットでの販売にも取り組まれています。より美味しいパンを味わっていただこうと、カレーパンは日に10回ぐらいに小分けにして揚げておられるとのことです。昔からの工場内は広く、歴史を感じさせてくれますが、清潔な印象です。二人の意欲は高く、半島エリアで活動されている方々とのネットワークも確実に広げられています。気持ちのよいお二人で、彼らの作るパンなら信用できると思います。今日も、珠洲が若い人が活躍している地域であることを実感させられました。うかがったお話の一部を能登スタイルののとびとコーナーで紹介させていただきました。


古川一郎さんと真美さん

12月22日(月) 雪が降る能登
 二・七の朝市の日でしたので、6時半にお宿を出て様子を観に行く。強く雨が降っていましたが、10人以上の方がお店を出されていました。お客様の数は少なかったが、それでも常連さんとおぼしき方がお越しでした。雨対策は何か考える必要がありますね。朝は雨でしたが、昼前から雪になり、降り続いています。能登事務所の裏の田んぼも白くなっています。もちろん、前面の道路も白くなり、除雪車が準備されています。窓は曇り外がよく見えません。こんな日は出かけるのをやめて、事務所で夕方まで過ごしました。今日は午前中に湯沸器をつけていただきましたので、事務所暮しも楽になりましたね。夜は珠洲商工会議所で市長を囲んでの勉強会があった。最後まで市長におつきあいいただき、参加された方々が出された意見を聞いていただき、よい機会になりました。勉強会の後は、寿司吉で遅い夕食をいただきました。きれいな空間で、鮮度のよいお刺身とお寿司をいただきました。突き出しで出てきた白子酢も美味でした。


事務所裏の様子です

12月21日(日) 民宿くにまつ
 午後から珠洲に行きカフェ・ド・らんぷでチーフシェフの橋元貴博さんにお話をうかがう。夜は民宿くにまつに泊めていただき、ホームページに書いてあった追加のお刺身の盛り合せをお願いしてみました。ご主人の国重茂さんが釣ってこられたクロダイやアカガレイ、アジ、モンダイ、アカイカ、チョウガイ(ニシガイ)、サザエと盛り沢山でした。二人でいただくにはもったいないくらいでした。さらに、焼き魚、海鮮鍋、カニ、アカガレイの子の煮物、タコのカルパッチョ、カボチャの煮物などがついていました。おかげで、3時間もかけてゆっくりといただき、十分能登の味を堪能できました。建物を新しくされて10年とのことですが、木をふんだんにつかったりっぱな空間で、きれいにメンテナンスされています。女将さんも愛想よく、説明もしっかりされていて、好印象でした。安心しておすすめできるお宿の一つですね。


民宿くにまつさんのお刺身の盛り合せ

12月20日(土) 企画書
 久しぶりに企画書を作成した。関連した資料を読み込み、内部のスタッフからのアイデアも出してもらい、イメージをふくらませてきたことをまとめました。ポイントとなることをまずノートにメモし、それからパソコンで入力していく。一通り作った上で、出力したものに赤を入れ検討を加え、修正を行う。その段階で社内的な検討も加えてもらう。そのようなことも踏まえて、再度修正を加える。グラフを組み込む場合は表計算ソフトでデータを入力した上でグラフ化したものをコピーして張り込む。最後に目次を作成して、全体の流れや概念の調整を行う。全体を仕上げてみると、気になるところはどんどん出てきて、直したくなる。どこまでそれを続けるかは、時間との兼ね合いであるが、提出の期限があるので、結局、どこかで断念せざるを得ない。企画の仕事はそのようなことの繰り返しであるが、最も重要なことは企画が実現されることであり、実践にも関われるような仕事の仕方をしたいものです。


12月19日(金) 鉢伏山
 天気予報が良かったので、能登に出掛け、午前中は鉢伏山の頂上エリアで歩くルートづくりを行う。徐々に歩きやすくしているが、生えている細い竹の数は膨大であり、果てしない作業のようにも思える。それでも確実に道は広がっています。眺望ポイントも、葉っぱがない時期なので分かりやすい。以前、木に登り半島を見渡した大きな木も発見することができました。新たに設定した歩くルートの山側にあったので、これまで見つけられなかったが、高い位置にあるから、見通しもよいのはうなずけます。ミズナラやコナラの大きな木が何本も森の中にありますが、これらの木の上から眺めると富山湾や穴水湾などがきれいに見渡せるはず。半島がなだらかな森であることが一望できるので、それも発見になるはずです。帰りに道路際に大きなブナがある場所で林内に入ってブナを眺めてみたが、上の方でくっついている面白い樹形でした。ブナらしい形ですね。夜は辰口で能美の里山ファン倶楽部の忘年会でした。


鉢伏山の一角で見つけた大きなブナ

12月18日(木) かほん
 午後から工業試験場で打ち合わせがあったので、昼は近くの「かほん」でいただいた。何度か紹介しているかもしれないが、空間がゆったりしていて、1人で行ってもお邪魔じゃない感じがよい。大きなテーブルかカウンターでいただくが、今日はカウンターでご馳走になりました。スタッフの方の動きが分かって勉強になる位置です。沖縄やきそばをいただくが、ソウキソバに使うような太い麺で、野菜類が沢山入っています。サラダとスープもついています。定番は健康的なメニュー構成の「島のお昼ごはん」ですが、五穀米やいろいろなものがついていて、おすすめです。


かほんの沖縄やきそば

12月17日(水) 二・七の朝市
 珠洲に泊まったので、久しぶりに二・七の朝市の様子を拝見できました。6時ではまだ暗くて人も少なかったが、7時過ぎに再度出掛けたらお店もお客さんも増えていました。いつもの方々がお店を出されています。それでも人数は少なくなっている感じです。天気には恵まれていましたが、ずっと外で座っているのはきついのではないかと思う。年末は12月27日が〆の市で正月のための食材やしめ飾りなどを求めるお客様も増えて、普段よりは賑わうとのことです。ちなみに、新年は7日からです。頑張っている皆さんに少しでもお客さんが増えることを期待したい。もっと地元の皆さんが利用することで、彼女たちの笑顔も明るくなると思うのだがいかがであろうか。朝市では、りんごや柿、干し柿、白菜、大根、にんじん、ねぎ、ブロッコリー、豆類、干物、漬け物、梅干しなど、沢山の食材が揃います。


森さんもりんごを持って出店されていた

12月16日(火) 米田時計店
 天気が良かったので、午前中は鉢伏山でブナ林の竹切りを行う。午後から珠洲に行き、まず寿司一で昼をいただき、川端薬局でお話をうかがう。次にお邪魔したのは米田時計店さん。ネットでアクセサリーや時計を販売されています。頑張っているお店を応援するという今回の事業の方針からして早めに取材したかった。32歳の店主さんは青年会議所でも活動されているようで、最初にいくつも質問いただいた。いろいろお話をさせていただき、お話もうかがうことができたので、よい機会でした。地域の高齢者のためのサービス事業は不可欠なことです。そのような視点をしっかり持っておられることは素晴らしい。珠洲は若い人で元気のよい方が目立つ地域です。彼らを発信することで、地域への内外の評価を変えることが大事ですね。


米田時計店の可愛い眼鏡ケース

12月15日(月) 雪の鉢伏山
 昨日の午後は能登事務所に戻り、しばらく仕事をしていたら、雨があがったので鉢伏山に上がってみました。道路も途中から雪が積もっており、ゆっくりと登ってゆきました。ブナ林の手前の待避所で車を停め、ブナ林に入ってみたが、林内にも少しですが雪が積もっていました。ブナの幹にも谷側から吹き付けた雪がついており、風の強さを感じさせてくれます。ブナの木によっては、まだ葉を少しだけつけたものもあり、完全な冬景色ということでもなさそうです。もうしばらくしたら、道路も途中から車で上がれなくなり、相当歩かないとブナ林にたどりつけなくなると思います。それでも雪の積もったブナ林も拝見したいので、時間をかけて歩いてくるつもりです。ブナ林の特徴でもある季節に応じた表情の変化を楽しめるようになりたいものですね。


雪が少し積もったブナ林

12月14日(日) 寒ぶりまつり
 宇出津の商店街で行われた寒ぶりまつりを見学に行く。メインイベントとなっている寒ぶりの解体・即売には多くの人だかりで、解体したぶりを買い求める人の列も長くできていました。同じテントの中では、漁師のおかみさん市も行われ、鮮魚が売られています。通りには、いろいろなテントが並び、食べ物や地酒・地ビールを買い求め、休憩テントの中で食べている方が沢山いました。カクダストアの駐車場では、海鮮鍋の振る舞いと、餅つきと餅の振る舞いも行われていました。地域の人々がたくさん出てこられているのでしょうが、若者も目立つことと、金沢あたりから来られているお客様も一定数おられるようです。毎年開催することで、徐々に浸透と定着を図ることです。寒ぶりと言えば能登と言われるようになるべきです。


寒ぶりの解体・即売

12月13日(土) 習慣
 生活習慣病が増えていますが、その対策として最も有効なのは、よき生活習慣を身につけることです。悪しき生活習慣を改めるとも言えます。一足飛びに素晴らしい習慣を実践できるようにならないかもしれないが、努力を続けることです。本日も1週間ぶりにプールに出掛けたが、継続することに意義があると思っています。理想は1週間に2回以上と言われているが、週1回でもよいから続けることです。可能な時は回数を増やすことでしか継続できないですね。曜日を決めて、仕事を入れないようにすることも大事です。運動を続けると同時に、夜遅くに飲食しないことや、食べる物を選ぶことも大事です。そのような意識的な日々の暮らしの実践がよき生活習慣の構築につながります。


12月12日(金) 一休
 義理の伯父さんが亡くなったので、七尾まで葬式に出掛けた。鹿島バイパスから見える葬儀場で行われ、12時頃に終わったので、帰りに蕎麦工房・一休でそばをいただく。技術系出身のご主人の作られるそばは細くきれいに揃っています。めんにからみやすく、麺つゆが足りなくなるくらいです。ご主人とは一度だけお話をうかがった程度であるが、顔を覚えていてくださいました。鹿島バイパスをアルプラザから七尾方向に来て、二宮あおば台という新興住宅地の一角にあるお店で分かりづらいが、金沢から来られたとおぼしきお客様もお見えでした。能登スタイルののとびとコーナーでご紹介させていただいています。


一休の手打ち蕎麦

12月11日(木) 柚子練り
 7時前に起き、金鱗湖まで散歩に行く。さすがに寒く、湖面からは湯気が立ち上り、霧に覆われている感じでした。お宿に戻り、温泉につかり冷えた身体を温めてから朝食をいただく。チェックアウトの後、レンタカーをお宿の駐車場に置かせていただき、亀の井別荘まで歩く。いよいよ柚子練りづくりの見学です。今回の訪問の目的の一つです。事前にお願いしてありましたので、狭い作業場に快く入れていただき、説明をうかがわせていただきました。途中、健太郎さんも出てこられ、挨拶だけさせていただきましたが、体調は悪そうでした。その後、玉の湯、アトリエときを訪ね歩く。そこから車で、市の坐まで移動して、昼食をいただく。井尾さんがちょうど百貨店から出てこられ、お店の中を見せていただきました。豆腐を活かしたコース料理を楽しみました。午後は岩男病院を訪ね後藤副院長のお話をうかがった後、無量塔のカフェでお茶をいただく。最後に観光総合事務所に寄り、福岡空港に戻る。盛り沢山の内容でしたが、当初の目的は果たすことができましたかな。


柚子練りづくり

12月10日(水) 由布院へ
 久しぶりで由布院に行く。視察研修で総勢6名でしたので、福岡空港でレンタカーを借り、由布院へ。1時過ぎについたので、まず亀の井別荘の湯の岳庵で昼食をご馳走になる。その後、クアージュゆふいんで保健師の森山操さんからお話をうかがう。館内も案内いただくが、地元の方と観光客が一緒に水中運動をされていました。次に、観光総合事務所の生野さんに江藤農園まで案内いただく。江藤さんの農場は谷間の狭い農地でハウスと路地で野菜を60種類も作られています。30軒ほどの旅館やお食事処に毎日のように野菜を配達されていて、売上も1000万円以上になっています。家族だけで行う一つの農家経営のあり方ですね。お宿ははなの舞でした。ゆっくり夕食をいただいた後、玉の湯のバーでワインを楽しませていただきました。途中から米田事務局長も参加され、最後は桑野和泉さんも出張から戻って来られ、話に加わっていただき、楽しい由布院の夜は霧の中で過ぎていきました。


クアージュゆふいん

12月9日(火) 北川商店
 珠洲市飯田町の南町商店街のバス停のところにあるお店が北川商店です。バス待ちのお客さんがお店の中で腰掛けて待っていたりします。店内にはいろいろな商品が少しずつあり、飯田の古川商店・シャンボールのパンもレジの横に置いてあります。飲物、食料品、お菓子から洗剤、文房具など、街の食料品店として長く商売を続けられてきています。店主のおばあさんは80歳を超えられているようで、お手伝いにきておられる女性が一人いらっしゃいます。経営的には大変そうですが、商店街にとって、地域の生活者にとって貴重なお店ですね。商店街の女将さんから言われたことですが、このようなお店を地域全体で支えることも大切なのではないかと思う。車で郊外に買い物に行くことが可能な人ばかりではないですよね。営業時間が朝6時から夜の7時までとなっています。


北川商店で買った古川商店のパン

12月8日(月) ろばた焼 あさ井
 珠洲の谷野旅館に泊まったが、夕食は飲食街のろばた焼あさ井でいただいた。二度目であるが、時間が早かったせいか、カウンター席のまん中が空いており、焼き場の前で、ご主人の仕事ぶりを拝見しながら楽しませていただきました。名物メニューの山菜焼かまぼこは通年であるということでしたので、注文してみました。かまぼこはしっかりしていて山菜とマッチしており食べやすい感じでした。鶏軟骨のつくね串も珍しいメニューでしたので注文してみました。つくねの中に小さくした軟骨が混ぜてあるようで、これも食べやすかったです。かますの干物も焼いていただいたが、程よい塩加減でした。このお店は、女将さんとお嬢さんが元気よく仕事をされていて、コース料理の最初にレディースコースが並び、サラダやデザートも充実しており、女性が安心して入れるお店になっています。


山菜焼かまぼこ

12月7日(日) 雪景色
 昨日は松尾さんの取材の後、能登事務所に寄り帰ってきた。その際、当目の小箱さんの炭窯の風景がきれいでした。炭窯から見た眺めも素晴らしいが、炭窯のあたりもよい。背景に山が迫り、針葉樹と広葉樹が混ざり、典型的な里山の様子が見られます。山裾に設けられた炭窯から時々、煙が立ち上り、炭焼きをされていることがうかがえます。昨日も窯の前に木が積み上げられていましたので、もうすぐ炭焼きをされるようです。季節は確実に冬になり、むらもまちも師走らしい様子になってきています。


昨日午後の小箱さんの炭窯

12月6日(土) 松尾栗園
 昼前から松尾栗園の松尾和広さんにお話をうかがう。当初は輪島の朝市に焼き栗のお店を出されているところで取材させていただく予定であったが、強風でテントも立てられないということで、断念されて自宅に戻られていたので、町野のご自宅でお話をうかがう。松尾さんのがんばりは以前からうかがっていたが、直接会うのは初めてのこと。メールでのやりとりはさせていただいたこともあるし、当方の能登の物産紹介リンク集などにも入れてあったので時々ホームページやブログを拝見していました。昔は出版社で仕事をされていただけあって、事業の展開が計画的です。数百万円の融資を受けて、着々と農家としての経営基盤を構築されてきています。それでも、基本は個人で行える範囲に限定して農業経営を行う想定をされています。一つの農業のあり方が彼の生き方にあるようにも感じます。夜は鰯組で事務所の忘年会で、その後、「更科藤井」にお邪魔したら、能登の方々にお会いしました。


焼き栗になるのを待つ栗たち

12月5日(金) 言葉さがしの旅2
 言葉さがしの旅の2日目のプログラムが行われていたので、昼前に様子を拝見しにいく。予想以上に長時間の活動になっていて、当初は昼には終えて帰られる予定でしたが、昼を過ぎてもまだ終わらず、昼食をはさんでさらに取り組まれるようでした。当方は別の予定があったので、途中で帰ってきましたが、まだまだ続きそうな気配でした。完全や完成もないでしょうが、納得のいく作品をおつくりいただけるとよいですね。言葉さがしの旅の新聞記事


紙に向い、墨をすり、言葉を紡ぎ出す

12月4日(木) 言葉さがしの旅
朝一番にみなくち農園のいちごハウスにお邪魔して、貴重ないちごを収穫させていただく。その後、シャンボールでパンを買い、今井商店でわかめ、しいたけ、松田商店であごだし、煮干しを購入し、柳田に向う。昼前に室谷さんのところにお邪魔して、スケジュールを確認。午後は、言葉さがしの旅でお越しになられた方々を鉢伏山にご案内する。曇ってきてはいましたが程よい冬景色のブナ林でした。ふかふかの落ち葉を踏みしめてブナ林を歩き、ユニークな樹形のブナに腰掛けて記念撮影を楽しんでいただけました。その後は、室谷さんのアトリエに戻り、言葉さがしのプログラムです。私達は邪魔になってはいけないので、一旦事務所に戻り、セミナーハウス山びこで夕食をいただき、お風呂に入った後、再度室谷さんのところにお邪魔。途中から、紺谷さんも来られ、囲炉裏を囲んで遅くまでお話を楽しませていただきました。素晴らしくよい出会いになったのではないでしょうか。自分ひとりだけで考えるのではなく、自然と触れあい、土地の人と交わることを通じて閃くことも多いのではないでしょうか。


鉢伏山のブナ林で

12月3日(水) 飯田のお店めぐり
朝から飯田のお店をめぐる。松田商店泉谷菓子舗、浜口鮮魚店と回り、昼はカフェ・ド・らんぷでいただく。午後は今井商店、長間商店、シュールグラスと回る。お話をうかがうとこだわりの魅力的なお店はたくさんあるものです。その価値をどれだけの人に伝えられるか。飯田での暮らしは十分楽しめるのではないかと感じました。夜はいきいき広場の運営に関する会合に参加。議論は白熱しましたが、結論的にはよい方向にまとまりつつある感じです。会議の後、しげ寿司さんにお邪魔して、寿司をいただく。寿司も美味しいが、話しも面白いご主人です。


松田商店のぶりの柚子入り味噌漬け

12月2日(火) 龍泉
午前中は天気が良かったので鉢伏山に行き、ブナ林の竹切りを行う。まだまだたくさん残ってはいますが、徐々に見通しが良くなっていくのはうれしいことです。午後は珠洲に行き、龍泉で夕食をいただく。中谷健太郎さんが珠洲にお見えになった際に、お邪魔して以来です。その時と同じ和室で御馳走になりました。その手前にはテーブル席もありますし、カウンターと奥には15人から20名入れるという座敷もあります。空間はきれいに維持されており、心地よいお店です。何度か朝市でお見かけしたことがある方が女将さんでした。愛想のよいさっぱりされた方です。帰りにはご主人と一緒に見送っていただきました。


龍泉の料理

12月1日(月) WEB多事争論
筑紫哲也さんが亡くなられて1ケ月近くになります。その間、忙しくてゆっくり振り返ることができなかったが、スローライフ学会の関係で送っていただいているメルマガから「WEB多事争論」を発見しました。朝日ジャーナルを読んで育った世代として、過去を振り返りつつ、これからの社会の有り様を考え続けていきたいと思います。そのための触発材として、筑紫さんが残された言葉を噛みしめて反芻してみることも大切だと感じています。人は死して言葉を残す。その言葉から新たな発想や動機づけとなるエネルギーが生まれることもあることでしょう。自らもそのような言葉を生み出せるようになりたいとは願いつつも、まずは多くの先人たちが残した言葉、表現を味わいつつ考えたいものです。


昼にいただいたしん馬の麦とろごはんと手打ちそば

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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