[ 金沢便り2008.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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5月31日(土) 七尾・一本杉通り商店街
雨が降る土曜日、午前中は能登事務所で仕事をしていた。昼前には雨があがったので、周囲の草を少しむしるが、まだまだです。午後は七尾の一本杉通り商店街で取材を行う。夕方まで、順番に話しをうかがうが、魅力的な人が多い。活気が出てきているのには訳があることがよく理解できました。やはり、個々にお話をうかがうことが大切ですし、しなやかに生きる人の魅力が核にあることを確信しました。帰りに木下精肉のコロッケとギャラリー葦で売っているクレソンケーキを土産に買いました。


押し花アートの川端彗信さん

人形づくりの佐波英子さん

ぬのや仏壇の布和代さん

鳥居醤油の鳥居正子さん

花月の通文子さん

あらき新城礼子さん

北島屋北林昌之さん

木下精肉のコロッケ

ギャラリー葦のクレソンケーキ

5月30日(金) 能登の仕事人
朝8時半には能登事務所に到着。本を少し搬入して整理。能登町の広報担当の道下さんたちが広報を持ってこられたので、しばし茶飲み話し。昼を目掛けて役場に行き、五田さんとツーリズムプログラムについて相談。午後は能登町農林水産物加工開発センターにいる大瀧信男さんのところで、今後の展開について意見交換。「おくのといち」でトマトなどを買い、珠洲の塩田村に登谷さんを訪ねる。釜屋の前で写真を撮影させていただく。登谷さんは話しが面白い人です。そこから、事務所経由で輪島の遠見京美さんのところに移動。工房で最近のお話をうかがう。息子さんも頑張っておられます。のどかな山あいの工房で、見学も受け入れされています。最後は穴水に行き、「もりそば」でおろしそばを御馳走になる。最後はキャッスル真名井の隣の「穴水湯ったり館」に入り、事務所に戻る。本日お邪魔したところは柳田の事務所を起点にすれば、30分以内でいけるところばかりです。立地が良いのはたしかですね。


登谷良一さん

遠見京美さん

守田和也さん

5月29日(木) 加賀のおすすめポイント
加賀に行ったので、久しぶりに山代温泉総湯そばの 「はづちを茶店」で地元野菜を使った野菜カレーをいただく。他にも注文されているお客様がいたので、それなりに定着しているのであろうか。デザートにはハーフサイズのソフトを試す。普通のソフトクリームとは異なり、ジェラート風で、甘みも抑えられている印象です。市役所でお話をうかがった後、片山津の雪の科学館に行き、館長と相談。中の様子も拝見したが、中年のお客様が多く、実験を興味深げに見学されていました。これからは、このような施設もターゲットの年齢を上げた方がよいのかもしれませんね。子どもたちの科学への興味関心を高める役割を果たすと同時に、大人の知的好奇心に応えるようなプログラム開発が必要なのではないかと思う。最後に、分校の平松牧場に寄り、アイスをいただく。ガーデンにはいろいろな花が咲き、きれいになっています。おすすめの加賀の魅力ポイントです。


はづちを茶店の野菜カレー

雪の科学館での実験

平松牧場・もうもう牧場のガーデン

5月28日(水) 珠洲から七尾まで
能登事務所に泊まったので、午前から珠洲に出向く。市役所で打ち合わせの後、丸和工業の脇田社長を訪ね、能登ふるさと博の原稿をお渡しする。丸和工業ではちょうど窯出しをされていたが、のどかでよい工場です。昼は泉谷市長と役場横の「割烹せきやま」(珠洲市上戸町北方1−1−1 TEL0768-82-4440 営業時間/ 11:30〜14:00、17:00〜21:00, 定休日/日曜日 地図)でいただく。泉谷さんのスケジュールが昼しか空いていなかったので、昼食をいただきながら、ツーリズムの推進について意見交換を行う。午後は大野長一郎さんの製炭工場を訪問。ツーリズムのプログラムについて打ち合わせ。農林漁業まつりでの展示についても相談。大野さんはいつも意欲的に取り組んでおられます。一旦、能登事務所に戻り、1件だけ仕事をして、今度は能登空港で打ち合わせ。さらに、七尾の一本杉通り商店街に行き、能登ふるさと博について相談。週末に再度取材をさせていただくことに。


珠洲市役所のそばにある割烹せきやま

せきやまの松花堂

大野さんが育てている「くぬぎ」

5月27日(火) 美しき能登
午後から能登をめぐる。最初にお邪魔したのは志賀町の熊野工芸工房。中庭に植えられた藍の様子を拝見した。藍染めは多くの人が知っていると思うが、藍という植物を知っている人は少ないのではないか。かく言う私も藍の若い苗を初めて見ました。7月には収穫できるとのことですので、成長過程を記録していきたいところですね。次にアスクで寺岡さんや濱口さんとお会いしたが、その前に増穂浦がきれいだったので思わず駐車場に車を止め、撮影。門前では星野さんのお話しをうかがう。あちこちに植えておられる山菜の成長が楽しみです。次に珠洲道路を能登町商工会に向ったが、サルビアが既に植えられており、小さな花がついておりました。これから秋まで楽しむことができます。お世話をされている中谷さんの姿も見かけたが、今日はどこかのテレビの取材を受けておられました。価値ある仕事をされています。


藍の小さな苗

増穂浦

サルビア

5月26日(月) 異色の兼業農家・待寺さん
中能登の待寺裕之さんのところに久しぶりにお邪魔した。自宅でとんぼ玉の仕事を拝見し、創作体験の打ち合わせ。その後は、ハウスできゅうりの収穫の様子を撮影させていただく。脱サラ農家であるが、農閑期の仕事としてとんぼ玉を作られています。とんぼ玉の創作力も徐々に高まっているようで、注文の制作に追われており何よりです。農作業の様子は初めて拝見したが、りっぱなきゅうりを作られています。近くの平和堂に直接納めているので、毎日朝晩の収穫があります。7月までは忙しい毎日が続きそうです。そのような農作業の合間を縫ってとんぼ玉を作り続けています。関西から移り住んで活動されているユニークな人です。みやげにいただいたきゅうりをさっそく食べてみたが、美味しかったです。


きゅうりハウスの中の待寺さん

みごとなきゅうり

とんぼ玉づくり

5月25日(日) 高山線沿線探検隊「婦中鵜坂隊」
今年初めての高山線沿線探検隊に参加した。昼に金沢駅を出て、各駅停車で富山に向かい、富山駅で高山線に乗り換え2つ目の「婦中鵜坂駅」で下車。1本早い列車であったが、すでに参加のお客様は集まって来られていました。総勢31名で実施。最初はテレビコマーシャルを盛んにされている生産技術でロボットの見学。獅子舞や太鼓、お絵描きロボットなど、楽しめる演出がいっぱい盛り込まれています。年中無休を打ち出している会社はサービス精神が違います。家族連れなども来ており、ファミリー向けの施設ですね。次に、越中座で新聞の印刷工程を見学。自分の誕生日などの新聞の検索も可能です。最後は「ダヴィンチ」での食事と「売比河鵜飼祭」での鵜飼の見学。祭は11回目ということもあり、地域の人が多く来ておられました。地域を代表するイベントに組み合わせて探検隊を行うことも有効な企画であることがよく分かりました。そのような機会を設けないとなかなか行けないものであったりしますから。繰り返しご参加のお客様からは、初年度の探険隊で行った商品開発評価のその後がどうなっているか見てみたいというご意見や、八尾でのまち歩きを再度企画して欲しいという要望を多くいただきました。探険隊は何とか継続開催していきたいものです。


生産技術でのロボット見学

越中座での新聞印刷工程の見学

鵜飼の実演

5月24日(土) グルーヴィの米づくり
事務所のメンバーで中能登のいまい農場で田植えを体験させていただく。秋には稲刈りにも挑戦する予定です。出来上がった米は事務所のお歳暮として活用することと、社内販売等で使わせていただく計画です。以前からあちこちで提案してきたことですが、具体化されたと聞いていないので、自社で実行することにしました。幸いこだわりの米づくりに定評のある今井さんのお嬢さんが当社に入ってくれたので、実験がしやすくなりました。実家に帰る度に田んぼの様子を写真でとってサイトにアップしていただければと考えています。農家の所得安定のためには、企業と組んで栽培に取り組み、歳暮や社内販売等に活用していただくことが有効性が高いのでは・・・。小さな田んぼでしたので、10人で手植えして1時間半程度で終わり、その後は今井さんのご自宅で手づくりの昼食をご馳走になりました。田植えの間も食事の際も、いろんな話しができて理解が深まったのではないかと思う。このような活動の蓄積は継続的なおつきあいにつながるはずです。


横に並んで稲を植える

もうすぐ終了

こんな感じで定着するでしょうか

ご自宅は小田中親王塚の近くです

歴史を感じる囲炉裏も健在です

薄味で美味だった煮物

5月23日(金) 朴葉飯
夕方から、能登事務所でミーティングを行わせていただく。地元の方々にお集りいただき、事業展開を考えていることについてお話しをさせていただき、いろいろ情報も出していただきました。鉢伏山はブナ以外でも魅力的な素材がいっぱいありますね。後半は懇親会とでしたが、大箱の小田さんは朴葉飯や山菜の料理を持ってきて下さいました。久しぶりにいただく味で、懐かしい感じでした。地元の皆さんと事務所のスタッフの交流も行え、今後がますます楽しみになってきました。いただいた朴葉飯はいろんな展開が可能な伝統的な素材かもしれませんね。


朴葉飯

5月22日(木) 水中運動研修会
由布院の「クアージュゆふいん」の森山操さんにお越しいただき、山中温泉医療センターで水中運動研修会を行う。前半はスライドを交えてお話をいただき、後半はプールを使って実際の水中運動の指導をしていただく。さすがに永年実践をされてきた森山さんの指導の仕方は素晴らしいものでした。実際に身体を動かしてみるとよく分かりました。森山さんのような保健師さんがいらっしゃる由布院の住民の皆さんは幸せですね。事務所のスタッフも一緒に山中温泉に泊まり、食事の間、いろんなお話を聞かせていただきました。みのり多い研修会でした。再度お越しいただきたいものです。


講演される森山操さん

5月21日(水) 企業見学会
八尾での企業見学会の説明会に参加。8月に実施予定であるが、中途採用予定のある企業を見学して回ることができるツアーを八尾町商工会と工場協会が連携して実施しようというもの。人材不足に悩む企業が多いことを踏まえ実施しようというものであるが、事前の情報発信をしっかり行い、その上で接点となる機会を設けることです。それがイベントとしての企業見学会であり、その際に、企業経営者や先輩社員が直接話しをすることで、見学に来られた方々との関係がしっかりできていくことでしょう。そのようなことを踏まえて事業に取り組んでいただければと思う。


八尾から見えた立山連峰

5月20日(火) 半島めぐり
能登事務所に本棚を設置した後、半島の先端を回る。能登塩田村と珠洲製塩で塩づくり体験プログラムについて相談。ゆったりとした時間を過ごしていただくための構成をお願いする。次に木の浦海岸の二三味珈琲でコーヒー豆と大浜大豆を買う。いつきても木の浦海岸からの眺めは素晴らしい。二三味さんはよい場所を選んでいます。さすがにお腹が空いたので狼煙(のろし)のドライブイン狼煙で昼食をいただく。ここは時間が止まったように感じる所です。午後はまず、皆口さんが始められたいちご狩りの様子を見に行く。ちょうど皆口さんご夫妻がいらしたのでハウスの中で、いちごを少し試食させていただく。当分はいちご狩りが可能そうでした。次に小泊の「能登半島里山里海自然学校」を訪問。赤石大輔さんには10月にきのこ狩りのプログラムを行っていただくことになる。昼食については、「しいたけ小屋ひろきち」の奥野さんにお願いする。帰路、能登町役場に寄りお話をうかがった後、満天星の室石さんに「おとなのためのプラネタリウム」の実施を相談。レストランでの夕食も組み合わせたプランにする。最後に、室谷一柊さん宅を訪ね、「ことばさがしの旅」について相談。大箱の風景を眺めながら、心地よい時を過ごすことができました。


塩の粗炊き

木の浦海岸

いちご狩りハウスの中の皆口さん

5月19日(月) 野口営農組合
城端の野口営農組合のお話をうかがいに行く。集落営農の先進地として30年ほど活動を続けて来ています。今後は地域住民の福祉や生きがいづくりの観点での事業展開も必要でしょうし、専属スタッフを雇用していける事業構築も期待されます。地域経営という観点での多様な仕組みを構想し、実現することではないでしょうか。


大麦畑の向こうに田植えの終わった水田

5月18日(日) 都会の中のオアシス
ショッピングセンターの駐車場から見える緑は、砂漠の中のオアシスのようでもあります。周りを大きな建物に囲まれてしまっていますが、こんもりとした社叢林は貴重な存在です。神社がなければこの緑もなくなっていたのではないかと思います。宗教的な空間はいずこでも大切な場所として保全されてきたのです。森も田も川も海も、宗教的な空間として、しっかり保全される存在しないといけないのかもしれない。そのおかげで我々が生きていること、生かされていることをもっと深く認識すべきでしょう。


ユニーの駐車場から見えた社叢林

5月17日(土) 爽やかな能登の朝
快晴で爽やかな能登の朝です。事務所の裏に展開する田園風景もおだやかだ。山の緑も清々しい緑です。ラブロ恋路の前の農場で作業中の大瀧さんを訪ね相談の後、赤崎のいちご園でいちご狩りを楽しむ。昨年も一度訪ねているが、新鮮で完熟したいちごはやはり美味しいものです。午後は、健康の森で行われている「のともんまつり」に行く。屋外では展示販売が行われ、屋内ではふるまいの食事と、メンバーの商品の展示が行われていました。販売活動が早く本格的にスタートすることを期待したい。


能登の春景色

のともんまつりの屋外展示販売

屋内展示

5月16日(金) 能登に泊まる
能登事務所に朝早くに行き、昨日買ったプリンターを設置。出力が可能になりました。能登町の資料を作成したり、曽々木の体験実習館に打合せにお邪魔したりして、一日が過ぎる。昼食も夕食もセミナーハウス山びこでお世話になる。夕食後一端事務所に戻り、仕事をした後、再度山びこに行き温泉に入らせていただく。いろんな利用の仕方をさせていただければと思う。事務所の2階に初めて泊まってみる。かえるの鳴き声が賑やかであったが、それも慣れればそんなもの。速やかに寝付くことができました。


山びこでの夕食のお刺身

5月15日(木) 森林療法研修会2
研修会2日目は森林療法の実際を体験させていただく。川沿いの道を歩いて行き、ポイントで解説と体験をさせていただく。気に入った空間を見つけて、その場でしばらく過ごすことや、好きな木を見つけて、寄りかかって時を過ごすことは面白い体験でした。木が発するものを受け止めることが、人間にとってプラスの作用を果たすことがなんとなく理解できるようです。午後は山中温泉の裏山とも言える水無山を歩いてみる。医王寺さんの境内の一角から歩いて登る道があります。ここは温泉街から歩いていけるポイントであり、鶴仙渓と並ぶフィールドとして活用できそうです。


寝転がり樹冠を眺める

木に体をくっつける

お気に入りの木と一体になる

5月14日(水) 森林療法研修会
山中温泉の奥にある県民の森で森林療法の研修会を行う。講師は東京農業大学の上原巌先生。最初に県民の森を歩き、現地踏査。川沿いの遊歩道を歩き、森林浴センターまで行き、その裏手からパノラマコースを歩く。途中に座ることができる場所をいくつも作ることをご提案いただく。横になって樹冠を見ていられる場所を設けることも面白そうです。パノラマコースの上には斧入らずの森と言われるブナの原生林があり、これが大きな魅力になっています。実際に歩いていただくと、可能性や改良点も提案いただけ、十分価値のあるお話をたくさんうかがうことができました。その後、民俗館で森林療法の基本的なことについて講義をしていただく。市外からも参加いただき、有意義な研修会になりました。


森の中で語る上原巌先生

斧入らずの森

太いブナの木

5月13日(火) 鉢伏山のブナ林を歩く
柳田に出かけ、天気も良かったので鉢伏山のブナ林を歩いてみました。前回よりも緑が濃くなり、他の樹木や山野草も目立つようになっています。林の中を緩やかに下っている端の方まで行ってみたが、更に奥まで行けそうでした。少し歩きやすくするためには、一部枝をはらう作業が必要です。そのためには地主である能登町の許可をいただかないといけないでしょうね。少なくとも、平地状になったブナ林の中には何度も人が歩いた痕跡が残っており、ルートができています。ところどころの窪みには相当な落ち葉が堆積しており、フカフカしています。足下にはオオイワカガミが群生しており、花の時期には素晴らしいことでしょう。ブナ林の中で上空を見上げるときれいな緑を拝むことができ、これがブナ林散策の楽しみの一つでもあります。


ブナ林の中で空を見上げると

5月12日(月) のともんまつり
輪島の中浦さんからのともんまつりの案内メールが届いた。すでに「催し等の案内」で紹介させていただいていましたが、より詳しい内容が盛り込まれています。詳しくは、中浦さんのブログをご覧下さい。「協同組合のともん」の活動は、能登の物産を能登人自らが販売していこうというものです。販売の仕方を考えること、付加価値をいかに高めるかをネットワークを活用して構想すること、そして、新たな商品開発や事業展開を考える場として機能することが理想ですね。既存の商品を売るだけでなく、活動を通じて新たな商品が生まれていくことが大事です。地域の資源を活用した開発行為が期待されているのではないでしょうか。


5月11日(日) 奥山中のブナ林
山中温泉の奥にある県民の森の事業として行われたブナ林を歩くツアーに参加した。総勢40人ほどの参加であったが、車でいける一番奥まで送っていただき、それから往復4時間のコースを歩く。かなり登ってようやくブナ林に遭遇、それからさらに歩いた森の中で昼食。さらに歩いて大きなブナのある森をいくつか見て、帰ってくる。森の中にはいろいろな草花や樹木があってそれも楽しめました。ウワミズザクラ、ミツバツツジ、ウスゲヨウラク、チゴユリ、ツクバネソウ、イワウチワなどたくさん教えていただきました。森の手前の道路際にはニリンソウやサンショウ、ヒカゲノカズラなどがみられました。森歩きの楽しみの一つは植物図鑑では得られないない知識や実物を拝見、観察することでの気付きを得ることです。もちろん、森を歩くことでの健康増進効果もあるでしょうね。雨上がりの森は空気もきれいな感じでした。


ブナ林で見上げる

ガイド役をしていただいた中江さん

森の中で昼食

5月10日(土) 能登の春
田植え作業が進む柳田に今日も行く。パソコンとプリンターを運び、接続してみました。ネットにはすぐにつながりましたが、プリンターは古いため、新しいパソコンではドライバーソフトが無くて出力できない。新しいものを買わないといけないかな。田植えの終わった田んぼと、これから田植えをするための準備をされている田んぼと、いろいろあって春らしい奥能登の田園風景です。いつ見ても事務所の裏側の風景は素晴らしい。パソコンで少し仕事をしていたら、地元のGさんが通りかかり、今後のことについて相談ができて良かった。地元の皆さんと出会いやすい便利な立地ですね。


なだらかな山並み

5月9日(金) ブルーベリーの花
珠洲に出かけたので、その帰りに柳田植物公園の前にある柳田食産に立ち寄る。道路を挟んだところにブルーベリーの畑があるが、ちょうど花が見頃を迎えています。これから咲くつぼみもたくさんついていて、しばらくは楽しめそうです。花はドウダンツツジのような感じですが、薄い緑色の入ったものや種類によって微妙に色が異なります。リンゴやナシの花見を楽しんだこともありますが、ブルベリーの花見というのも良いかもしれませんね。今の時期だけのおすすめです。


ブルーベリーの花

5月8日(木) 仕事可能に
今日も柳田に行き、事務所の準備を行う。地元の皆さんにお手伝いいただき机と椅子を搬入。適当に配置して、掃除を行う。昼は穴水に行き、幸寿しでいただく。何度食べても美味しい寿司ですね。午後はルーター付きのハブを買い求め、接続を行ったので、後はパソコンをつなげばネットにつながるはずです。ガスコンロとヤカン等も買い求め設置して、初めてのコーヒーをいただく。急須が無かったのでコーヒーにしたが、次回は急須を持って来よう。まだまだ揃えないといけないものはたくさんあるが、とにかく事務所としての最低限のことは整えたので、仕事をしながらきれいにしていくことにしたい。2階は畳を起こして、座布団も広げてあるが、晴天の時に外で干してみたいものだ。畳も一度は叩いてきれいにできればと思う。


デスクが入って事務所らしくなりました

5月7日(水) 風景
柳田の当目地内に事務所を開設することにした理由の一つは、その場所からの眺めが気にいっていることがあります。定点観測するとよいのではないかと思っています。両側になだらかな山が続き、左の山裾には深く切り込んだ川が流れ、真ん中に田んぼが続いています。右の山裾には道路があり、家が点在しています。両側の山は針葉樹と落葉樹、照葉樹などの混交林です。この谷の奥にブナ林で有名な鉢伏山があります。このような立地環境を活かすことができれば、身近で魅力的なプログラムづくりが可能であるというモデルが示せるのではないかと感じています。


当目から大箱方面を眺めた風景

5月6日(火) 健康で長生き
昼は伯母さんのところにお邪魔して一緒に昼食をいただく。後期高齢者医療制度や年金特別便の話しも出るが、高齢者にとって生きづらいことになっているのはたしか。デイケアのサポートも1ケ所に限定され、ショートステイも無くなっていた。健康で働き続けながら長生きするしかないのか。というわけでもないが、午後はプールで1時間歩く。週2回を目標に通っているが、生活習慣によって太ってきたのだから、よき生活習慣を確立することで健康回復・維持を目指すことが理想だと考えています。運動だけでなく、食習慣やその他の生活スタイルも変えていく必要がありますが。水中運動を突破口に、生活習慣そのものの見直しを行い、実践することです。


伯母さんの家の前のカタバミ

5月5日(月) 城端曳山祭
城端の曳山祭を見物に行く。時々雨が落ちてくるというあいにくの天気であったので、途中から曳山や庵屋台にシートがかけられていました。それでも、坂の街を曳山が曳かれていく様は魅力的で多くの見物客がお越しです。例年の休憩ポイントとしている「じょうはな織館(おりやかた)」にも多くのお客さんが来ていました。内部のレイアウトも大幅に変更し、新たなことに挑戦しています。織り体験のお客様も徐々に増えているとのことで何よりです。本格的な作品を作りたいという人は少ないようだが、織りの館としての機能は浸透してきているようです。施設づくりのための準備作業を手伝っていたことが懐かしい。夕方から激しく雨が降ってきたので、途中であきらめて帰ることにしました。


傘矛の巡行

善徳寺前の曳山

シートをかぶった山

織館玄関

ショップの様子

奥のコーナー

5月4日(日) 七尾で田植え
朝早くに起きて七尾の濱さんの田んぼの田植えに行く。昨年に引き続きの参加であるが、大呑地区はいつきてものどかな農村風景が広がっています。谷がいくつかあり、その奥に向かって田んぼや里山が続き、大呑川の奥に向かっては集落が点々とあります。その河口に港が作られ、半農半漁の生活を営んでこられたことが想像されます。濱さんの自宅のある河口の集落には小高い山が迫っており、その裾に八幡神社とお寺が建っています。午前中と長い昼を挟んで午後の4時ごろまでの作業で、大小3枚の田んぼの補植を終えました。田んぼの畦や道路際にはいろいろな草花が咲いていて、農村を訪ねるには最も楽しい時期かもしれませんね。


漁港の防波堤から見た集落

谷間の小さな田んぼ

みんなで楽しく田植え

小さな水色の花

カキドオシ

カラスノエンドウ

5月3日(土) ラ・フォル・ジュルネ金沢と百万石菓子百工展
昼過ぎにバスで金沢駅に行き、ラ・フォル・ジュルネ金沢の様子を観る。駅構内でのアンサンブル金沢の楽団員による演奏をまず拝見。次にバスターミナル横の空間での小松市立工業高校の演奏も楽しませていただく。音楽堂の中でも公開練習が行われていたり、キッズプログラムがあちこちで催されていました。バスで香林坊に移動し、金沢城での「百万石菓子百工展」の様子も拝見する。例年より人が少ないのではないかとのことであるが、それなりのお客様の数でした。テントの中で行われていたお菓子づくり体験には多くのご家族が参加されていました。香林坊や片町などの中心街は多くの人が出ていましたね。


金沢駅での演奏

バスターミナル横での演奏

菓子百工展での体験教室

5月2日(金) 半島の先端
珠洲まで出かけた。役場に寄った後、先端近く里山里海自然学校のある小泊地区の海岸沿いの道を走りながら、花の写真を撮ってまわる。いわゆる「雑草」がたくさん咲いていました。雑草も名前や由来を知ると愛着がますものです。名前を知ることから特別な存在になるのかもしれません。春が素晴らしいのは、山は若葉で森全体が白っぽくなっており、路傍には花がいろいろ咲いていること。新しい命を育むための活動を盛んにしているという感じで、自然界のエネルギーをいただくことができるようだ。そういえば、能登有料道路を海沿いから山に入った地点で、フジが咲いているところがありました。奥能登の方はまだですが、これから能登に行く楽しみの一つです。あちこちの山でフジが見られるようになるはずです。午後からは櫻田酒造にお邪魔してツーリズムの推進について意見交換。穴水ではVio Bellでソフトクリームの写真を撮影し、クッキーを預かる。最後は能登島ダイビングリゾートにお邪魔して、ツーリズムの推進について意見をうかがう。能登半島をあちこち駆け巡ったが、夜はプールに行き1時間歩く。


カラスノエンドウ?

カラスノエンドウの亜種?

道路際にいっぱい咲いている花

櫻田酒造の大きなこいのぼり

VioBellのノトキリシマ

VioBellのミックスソフト

5月1日(木) 能登牛の牛丼
昼は富来のてらおか風舍で寺岡才治さんと打ち合わせ。「能登牛の牛丼」をご馳走になる。たかが牛丼かもしれないが、能登牛を使った贅沢な一品です。食べやすく、後味もよい。こんな庶民的なメニューも用意されているところが面白い。少し早く着いたので、風舍の近くの住吉神社を見学にいったが、野草がいっぱい咲いていて春らしい様子でした。夏の八朔祭の際には、キリコが乱舞し、大いに賑わいます。ショッピングセンター・アスクを作る準備をして際に拝見したのが懐かしい。10数年前のことであるが、同じ日に西海のキリコも夜に拝見した。女性たちがキリコを担いでいた情景が印象的でした。今年は久しぶりに拝見したいものだ。


能登牛の牛丼

さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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