[ 金沢便り2004.5月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2004.4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

5月31日(月) 地域の活性化
地域の活性化を議論する時に、そこに暮らしている人々が活き活きと活動していることが基本である、と言われることが多い。もちろん、そうであるが、同時に必要なことは、人々が地域で暮らし続けられる仕組みを構築してゆくこと。スケールは小さくとも、人、もの、情報、金が回る構造ができること。物質、エネルギーなど、循環するものがあってこそ、生体も維持できることを考えれば、当然のことである。新たな雇用や仕事を生み出すような活動が内外の連携やネットワークのもとで必要なのだと思う。地域同士が連携することで、新たな知恵を生み出してゆきたい。たしかな基盤を作り、次代に引き継げるようにしないとね。
5月30日(日) 新しい試み
朝6時過ぎに金鱗湖周辺へ散歩に行く。7時近くになったので、再びアトリエときに立ち寄る。本当に7時から営業されていました。時松さんもお見えで、お話をして下さいました。もうお仕事をされている様子です。資料として商品と「山村クラフトのすすめ」を購入。朝食を食べた後、再び訪れ、工房の中も見学させていただく。完全防音が施された工房で、外の音も聞こえないし、中の音ももれないようになっています。自作の機械で商品を作る、という時松氏のアプローチの確かさがよく分かりました。その後、泊まった「やどや」からチッキで荷物を駅前に届けていただくお願いをして、玉の湯へ。桑野和泉さん、米田さんと打ち合わせ。販売する印刷物をとりあえず制作することに。観光総合事務所の自立を目指して活動をはじめましょう。新しい動きはささやかな取組みから始め、実績を積み重ねることで、大きな力にすることを目指したい。

時松辰夫さん
5月29日(土) プロジェクトy
朝は宿泊した日の春旅館のご主人・麻生さんとまちづくりについて意見交換。前面は小さなイメージですが、大きな露天風呂があって、落ち着いた雰囲気の日の春旅館です。湯布院町議会の臨時議会で合併した場合の新市の名前が決まる。由布市ということで決定したそうです。そのことに反対してきた観光協会では緊急理事会が開かれ、今後の対応を協議されていました。その夜の文化記録映画祭で「プロジェクトy」というタイトルのドキュメントを上映。1月に行われた町議会議員選挙の様子を描いたもの。若手が5人も立候補し、全員が当選しました。若者達が選挙運動の前線に立って活動している様は素晴しいものがあります。競い合いながら、お互いを励ましあう候補者と運動員というのも、面白い光景でした。若い人達が確実に地域の主体として活動していることが伝わってきます。地元では上映は難しいかもしれませんが、他の地域では是非見ていただきたい。交流会も盛り上がりました。二次会は米田事務局長、小国の江藤さん、森まゆみさんたちと、玉の湯のバーへ。

小国の江藤さんたち
5月28日(金) アトリエ・とき
ゆふいん文化・記録映画祭が行われる由布院に行く。9時半小松発の飛行機で福岡に行き、高速バスで、午後1時前に由布院に到着。日の春旅館に荷物を預けて、近くの玉の湯で昼食をいただく。玉の湯で食事をしたのは初めてのこと。ゆったりしていて雰囲気が良い。由布院美術館で足湯につかり、美術館に併設して開店した桐屋で冷たいお菓子とお茶をいただく。桐屋は以前観光総合事務所に勤めていた井尾さんが経営している。その後、アトリエ・ときに時松辰夫さんをたずねる。2時間ほどお話をうかがう。森の産物を活かして多様な商品を生産する副業としての木工クラフトの取組みは北陸でも可能なことだと思う。是非どこかでモデルをつくりたいものです。時松氏の考え方は明解で魅力的です。夕食は亀の井別荘の湯の岳庵でいただき、映画祭に向かう。屋外で上映された御柱祭りの映画を鑑賞し、交流会。二次会は玉の湯のバーへ。

アトリエ・ときの商品
5月27日(木) 話しながらひらめく
城端町観光協会の総会の後に講演。余裕をもって話しができるように事前に流れを設定していたが、盛り込む例は参加の皆さんの顔をみながら思い浮かんだことをアレンジしてお話しする。話しながら考えが深まることもありました。創造的な主体になるために必要なのは、観る、対話する、考える、表現するという行いを意識して繰り返すこと。ここまではよく話しているが、例えば、日記を書くという表現行為を優先テーマにすると、日々の暮らしの中で、よく観察し、人といろいろ話し、そして、いろんなことを考えるということが習慣化するであろう。このコーナーの意義はそんなところにもありそうです。ちょっと自信を持ちました。1週間の間に3度も講演するというのは精神的にハードでした。たいしたお話はできていないかもしれないが、講演するというのは心身共に疲れます。
5月26日(水) 森林知の創造へ
社団法人石川の森づくり推進協会の総会の後に講演。10年以上、森づくりに関わってきたが、講演させていただいたのは初めて。山に行き木を植え、草を刈るという活動を続けている。今後必要なことは、森林や森林資源を活かした新たな事業を開発することではないか。多様な企業や個人が参加しており、異業種のメンバーを集めてプロジェクトを組織して、検討すべきですね。バイオマスエネルギー、工業原料化など、新たな可能性は広がりつつあります。森林を保全する主体の育成のための緑の雇用事業も進んでいます。森林認証制度も県内で取得の動きがあります。新たな森林保全と活用のための事業を開発してゆくべきです。一つの事業は小規模でも質の高いことを多く構築すること。受身の活動から積極的な開発活動が求められています。業界の方々だけでは難しいことをご理解いただけたらよいのですが。
5月25日(火) 感じることができる時間
人を取巻く間には3つある。時間、空間、人間。そして、それぞれの間を体感できるために必要なことは、その人の物理的・精神的行動スピードで動くこと。個人によってもそのスピードは異なる。基本は歩くことであり、立ち止まることも必要でしょう。そして、しばらくその場に留まることによってはじめて感じることもあるはず。動力付の乗り物を利用すれば、人の歩くスピードとは比較できない速さで移動することは可能であるが、途中の空間や時間を感じることは難しい。醗酵する時間、包み込む空間、そして、空気のようであり触発する人間を大切にしたいもの。
5月24日(月) 由布院へ
週末に由布院へ行くことにしました。文化・記録映画祭がありますので、主な方々が揃っていらっしゃいます。毎晩行われる交流会にも顔を出されるはずです。何度も繰り返し書いてきたように、由布院にどう関われるかを観光総合事務所の米田さんたちと相談してきたいと思います。既に提案させていただいていることもありますし、先日、中谷健太郎さんと話し合ったこともあります。健太郎さんがお元気なうちに、空間と時間を共有しておくことが大切なように感じています。もちろん、健太郎さんには、"記憶"を語り、文章にすることを優先していただきたいと考えていますので、あまり邪魔をしてはいけませんが・・・。
5月23日(日) 百年木
百年木を育て、百年以上もつ家を建てる!。これが持続可能な家づくりの基本であろうと提案してきたが、西岡常一氏の『木に学べ』を読んで意を強くした。西岡氏いわく、「樹齢千年のヒノキを使えば、建造物は千年もつ」と大工の間で言われているとのこと。千年も生き延びた樹木はそれだけ強いのです。重要なことは、「木を殺さず、木のクセや性質をいかして、それを組み合わせて初めて長生きする」ということ。例えば、百年木なら皆同じということはなくて、育った環境によって違うのです。そのために、昔は木を買う時は山ごと買えと言ったそうじゃないですか。その中で、立地や木の様子によって木を見分け、使い方を決めるということですね。材木という材として見るだけではだめで、生きている財として見ないといけないのです。成長し変化する存在です。家の中に組み込まれても、活かし方がまずいと大きく歪んでくるのです。人間もそうかも。
5月22日(土) 座右の書
ラ・ロシュフコーの『箴言集』という本を御存知であろうか。学生時代に読んでいた岩波文庫であるから、相当古いものです。繰り返し聞いていただける音楽などを作れない者にとって可能なことは、箴言集のような書を著わすことぐらいであろうか。パスカルの『パンセ』などもそのような書物です。日本でいえば鴨長明の『方丈記』。座右の書として、繰り返し見ていただけるものをつくれるといいですね。難しいですが、この金沢便りをそのような存在に近付けたいものです。
5月21日(金) 八尾で初めての講演
案外、初めてかもしれない!八尾で講演したのは。委員会や商店街の集まりでお話をしたことはあっても、講演はなかったですね。シンポジウムのコーディネーターやパネリストにはなっていますが。それと、商工会にこれだけ通っていながら3階に上がったのは初めてでした。商工会の総代会で「観光とまちづくり」について1時間ほどお話する。要は、地域全体を舞台と見立てて、地域のすべての住民が役者としてしっかり、日々の暮らしを楽しみ、他所からこられた客人と交わる。触発されつつ、共に新たな知を創造し続けること。八尾で新たなまちづくりのモデルが構築できるならば、全国に影響を与えることができるであろう。観光協会の活動はひとつのコミュニティ・ビジネスのモデルとして十分価値があります。

商工会3階からの眺め
5月20日(木) 場づくり
新たな施策や事業を構想し実現するためには、議論するための場が必要です。一つのテーマについて関係する多様な方々に参加していただくこと、そして、率直に意見交換できる雰囲気のよい場が期待されます。経営の眼目も、そのような場を設定し続けることで、スタッフが自ら相互に連携しながら、事業の推進に取り組むようにすることです。自らが総べて管理するということではなく、スタッフや関係している人達が動きやすい空気を演出すること。企業であれ、行政であれ、地域づくりであれ、そのような場を演出する力をもった人材が不可欠です。
5月19日(水) 生きてあることの意義
個人が存在していることの意義をどこで確認できるか。繰り返し語ってきたことであるが、やはり、多様な関係の中にあるように思う。そのためにも、語り続けないといけないし、出かけてゆくことも大切なのです。新たな出会いと何ごとかを一緒に行うことを通じて、関わりは生まれ育つものなのです。同じ人と会っていても、違う出会いをしているケースも多くあります。お互いが成長し、深みが増せば、違う存在としてあるとも言えます。一緒に電車やバスに乗っているだけでは、関わりがある、共に生きているとは言えない。記憶に残るためには、会話を交わし、お互いの存在を認識する行為が必要だ。もちろん、何らかの事件や事故に一緒に巻き込まれれば、一気に記憶の残る存在にはなるでありましょうが・・・。いずれにしろ、意識的に新たな関わり、関係の深化を求めて、会いに行きたいものです。人に、まちに、そして、森や山に。
5月18日(火) 振り返り
講演のねたを探すために、この金沢便りを振り返って読んでみる。間違いも見つかるが、面白いキーワードも発見できます。自分で書いた原稿なのに感心したりもします。事務所にある古い本を読んでいて面白いのは、昔読んで印しをつけていたところではないところに魅力的なフレーズがあったりすること。年齢とともに、問題意識が変わっているせいでもあろう。かつて読んだことのある本をもう一度読んでみるのもよいものだ。
5月17日(月) 能登空港は便利です
中谷健太郎さんと能都町の数馬酒造を訪ねる。酒蔵も見学させていただき、奥様の入れてくださった美味しいコーヒーを御馳走になる。余裕があると思ってゆっくりしていたら、いつものように時間が足りなくなって、急いで能登空港までお送りする。20分前には空港に到着。十分間に合いました。11時40分の便でしたが、能登を旅するためには、能登空港があるとやはり便利です。空港の2階で健太郎さんを見送っていたら、私の名前を呼ぶ女性が登場。近くに来て名乗られるまで分からなかったが、20年以上前にリクルートで一緒に働いていた人でした。空港というのは出会いの場でもあるのですね。門前に寄り、手仕事屋でそばを御馳走になる。

健太郎さんと数馬さん
5月16日(日) 珠洲まちづくりシンポジウム
珠洲まちづくりシンポジウムに参加する。中谷健太郎さんがゲストでしたので、出かける。能登のあちこちから参加者が集まっていました。健太郎さんの独特の語りを楽しませていただきました。後半のフロアーとのディスカッションは珠洲の今後についての話しが少なく、消化不良であったかな。もっと地元の方々の発言があるべきでしたね。原発が凍結されたおかげで、我々も関わりやすくなりましたが、地元の皆さんが意欲的に活動しないと始まりません。地域発の新たな展開が期待されています。シンポジウムの後、龍泉(珠洲市飯田町9-152-1 TEL 0768-82-6226)という料理屋さんで夕食を楽しむ。空間が斬新なデザインで、料理も美味しかったです。お酒もいただいて5000円は安かった。3つのお部屋とカウンターがあり、予約すれば、昼も大丈夫のようですから、おすすめですね。

シンポジウムでの中谷健太郎氏
5月15日(土) 20年ぶりの講演
最初の講演をさせていただいたのは29才の時のこと。フードピア金沢の事務局長として、勝山市でおこなった。それから20年。49才を迎えた日に、その勝山で講演した。20年前の講演で勝山探検隊を提案、その後6年間、青年会議所の事業として継続開催していただいた。最近はエコミュージアムというテーマで活動を行っている。資源や人材の発掘は十分行ってきています。今後必要なことは、それらを活かして事業化すること、実験的に価格をつけて、体験交流型の商品として販売してみることです。そのようなテストを繰り返すことで、ノウハウが蓄積され、事業として循環する構造が見えてくるであろう。講演前に白山神社平泉寺や中心商店街も拝見した。魅力的な空間が沢山残っている。これらを保全するためにも、その資金を獲得するような事業を構築することが大切なのです。それがエコツーリズムの主眼とされていることだ。

大木に囲まれた白山神社
5月14日(金) 城端曳山祭
城端の曳山祭の宵祭、山宿を見学して回る。10時には交通規制も解除され、曳山会館の前に展示されていた山も会館にしまわれたが、まだ多くのお客様が山宿を見学に回っていた。山宿は曳山に乗せる神像を1晩、当番に当たる方の家に安置し、回りに屏風や朴の木の花などを生けて、多くの人に見ていただくものです。東上町ではお庭越しの座敷に御神像が安置してあり、新しい趣向が楽しめました。6つの山宿を見て回るだけでもかなり時間がかかります。途中、庵唄の披露も行われていたりしますので、夜遅くまで、街は賑わう。天気もよくて絶好の祭り日和でした。明日の本祭も、昨年は雨でたいへんでしたが、今年は大丈夫そうです。

東上町の山宿
5月13日(木) お旅まつり
夜、小松のお旅まつりを見に行く。先日、地域づくりの取材で、曳山子供歌舞伎を行う材木町を訪れたので、気になっていた。あいにくの雨であったが、19:30からの西町も、20:00からの材木町も大勢の見物客が集まっていた。子供達が演じているが、さすがに練習を重ねてきたとみえて、発声も見栄の切り方も様になっていました。材木町の「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」は最後まで拝見した。1時間がそんなに長く感じなかった。たいしたものです。これは一見の価値があります。材木町は手話通訳つきでした。お旅祭りを見たのは大聖寺に住んでいた30年以上前のこと、いい機会でした。

手話通訳もついた舞台
5月12日(水) 企画の一回性
私どもの仕事は企画です。課題やテーマの背景となる情報を収集し、現場を見、当事者の話しもうかがって、しばらく寝かせる。核となるコンセプトがひらめくのを待つ。コンセプトとなる概念がひらめけば、それを突破口に一気にフレームを構築してゆく。それが理想型です。実際は、そう簡単にはいかなくて、ディテールの具体的なイメージから浮かぶこともあるし、結果としてみると、以前に企画したことがある内容に似ていたりする。ただし、同じようでいて違うのが企画でもある。それは、登場人物が違うし、同じ人が参加していても、その人が変わっているのです。例えば、3年前の私と今の私は違う存在です。人は後戻りできない時空を生きていることを思えば、全く同じ企画書に基づいて、事業を行ってみても、内容や展開は異なるものになるであろう。それが企画の面白さでもある。全く新しいことを構築する必要もないとも言える。現実的に不可能でもあろうが。
5月11日(火) 同窓会
中学の同窓会の案内が来た。卒業年度が同じ同期会である。8クラスあったから300人以上いたはずであるが、前回の参加者は75名であったとのこと。前回は妻の手術入院で欠席してしまったので、今回は出たいものです。担任の先生も出席いただけるとうれしいのだが。4年に一度開催することにしているとのこと。オリンピックの年の夏に行うことにしたようだ。今年で3回目であるから、これからそのように行えるとよいなということかもしれない。加齢とともに間隔を短くしたほうがよいかもしれませんね。いつまでも元気でいられるとは限りませんから。
5月10日(月) ゆふいん文化・記録映画祭
中谷健太郎さんの手紙付きで「第7回ゆふいん文化・記録映画祭」の案内が届いた。5月28日から30日に開催されます。由布院駅前の乙丸村の祭りへと変身中とのこと。健太郎さんたち主導のイベントから地域の祭りへの転換を図ってこられています。小さな村が試みている「暮らしの文化の基層を掘る」催しを「おん花」を提供することで応援したいもの。文化・記録映画祭は一昨年拝見したが、根っからの映画好きというほどではない人間にとって、夏の映画祭より参加しやすい感じです。3日間、毎晩交流会があるところも面白い。交流会に参加すると由布院の多くの人々と出会うことができます。
5月9日(日) 母の写真
先週の法事の際に母の写真がなかったので、叔父に写真を探してもらった。その写真を預かり、スキャナで取り込み、加工してデジカメプリントをお願いする。一枚は女学校の時にスタジオで撮影したもの。もう一枚は北國銀行が合併によりできた際に、大聖寺支店の前で撮影されたもの。12月20日と看板に書いてありますから、銀行に問い合わせたら、撮影年が分かるかな。セピア色の写真は記憶にない母のイメージを膨らませてくれる。
5月8日(土) 中谷健太郎さんが珠洲へ
由布院の中谷健太郎さんが5月16日(日)の午後、「珠洲まちづくりシンポジウム」のゲストとしてお見えになります。久し振りに電話で話したが、元気そうでした。医者にかかり続けていますので、あまり無理をしてほしくありませんが、サービス精神が旺盛ですからね。今後、講演でいらっしゃることはめったにないことですから、興味のある方はお越し下さい。詳しくは次のページをご覧下さい。主催は金沢創造都市フォーラム。今回が無理でしたら、由布院に行かれることです。現場で、当事者のお話をうかがうことが一番得ることが多い。
5月7日(金) 政策とは?
市町村職員研修の政策形成研修の打ち合わせを行う。まず明確にすべきは、政策とは?いったいどのようなことをいうのか。次にどのような内容のことをまとめるべきか。そして、いかに政策立案を行うか。この3点を理解していただければ十分であろう。従来の政策を再評価することで、新たな政策コンセプトを生み出すことも可能です。さらに、政策課題の設定の仕方によって、導き出される政策が異なってくる。基本的な視点として、部局横断、省庁横断で発想すると、新しい政策立案が可能なように思う。それが一番のキーポイントではないか。めざすは持続可能な社会システムの再構築・ライフスタイルの実践である。期待成果は雇用創出、地域の自立、多様な人材の誘致。分権社会の内実をいかに形成するかである。例えば、商業振興策として推進されてきたTMO、農業振興策として進められているグリーンツーリズム、高齢者福祉政策の柱となっている介護保険、これらを再評価することから、新たな政策を考えてみるとよい。異質なものが出会うこと、体験共有することから新たな知を生み出す知識創造の基礎理論を活かすことが重要だ。
5月6日(木) 米林利栄さん
旧高松町の山の上に、米林利栄さんを訪ねる。まれびとピア懇話会の活動の一貫。米林さんは加賀の伝統野菜の太きゅうりや金時草をはじめ、トマト、だいこんなどを栽培する専業農家。86才の父上、奥さん、息子さんと3代で仕事をされています。自宅は金沢市内ですが、農場はかほく市(旧高松町)に。連作しても障害が出ないという栽培方法を研究開発されています。金時草は通年で出荷。ものづくりに専念されているが、評価は極めて高い。日本特産農産物協会認定の地域特産物マイスター(加賀野菜)でもあります。作物も美味しいが、話しも面白い。

米林利栄さん
5月5日(水) こどもの日
こどもの日ではあったが、出かけたのは東京に戻る息子を小松空港に送っていっただけであった。帰りにショッピングセンターに寄りましたが、早々に帰ってきた。下の子とどこかに遊びに行こうかとも考え聞いてみたが、どうもよい返事が帰ってこない。結局、そのまま家にいる。家でゴロゴロするという理想の休日の過ごし方だ。
5月4日(火) 雨の休日
雨風がひどかったので外に出かけず、家で過ごす。制作が途中になっていたiモード用のホームページ「能登の案内人」http://www.groovy-net.co.jp/i/を一通り作る。ガイドブックを調べたり、ホームページを検索して、情報を集めて掲載する。意外だったのは、携帯で見られるホームページを作られているところが少ないこと。これだけ携帯が普及していながら、能登の情報発信は少ないですね。これを機会に積極的に作成を働きかけよう。「能登の案内人」のようなサイトは加賀、金沢、福井、富山、飛騨などでも順次制作してゆきたいものです。
5月3日(月) 八尾曳山祭
八尾の曳山祭がある。高台の上の旧町には巡行順に山が並び、辻回しのポイントでは大勢の観客が見学していました。曳山の前方では獅子舞と神輿の巡行も行われ、そちらも賑わいを見せている。町民広場や河川敷き、役場の駐車場にも多くの車がとめてあり、大勢の人が訪れていることをうかがわせてくれる。町民広場から坂道をのぼり町に上がっていくというのが、八尾の楽しみ方として望ましいスタイルかもしれない。諏訪町通りからさらに背後にひかえている城山に登ることも楽しみとして定着するとよい。眼下に八尾の街並を眺めると街の構造が分かる。

諏訪町の曳山
5月2日(日) 法事と田植え
富山の生家で法事があった。父親の33回忌、母親の50回忌ということで、親戚が集まる。総勢16名のささやかな催しであるが、総べて自宅で行ったので準備が大変であったろうと思う。食事の際に隣に座った本家の従兄弟から面白い話しをうかがった。早稲田大学の宮口教授が従兄弟にあたるとのこと。本家の従兄弟を挟んで従兄弟同士になるようだが、そのような関係を何というのだろう。いずれにしろ、何度も本家に遊びに来られているそうだ。細入村の有名な家の生まれで、八尾のことに詳しく、そして酒が強い。宮口教授そのものですね。今度お会いしたら確認してみよう。冠婚葬祭のたぐいは思わぬ人の消息がうかがえたりするので、面白い。その従兄弟は法事の後、絶好の日和だったので、田植えのために帰っていった。村では貴重な専業農家である。

本家の大きな瓦屋根
5月1日(土) とり丸で魚を食べる
久し振りに近所のとり丸(金沢市久安1-412 TEL226-1029)に行く。いつも食べるメニューはほとんど一緒なのだが、必ずいただくのがお刺身。今日は明るいうちにいったのでお客さんの数が少なく、桶にもって出して下さいました。とり料理の店で食べる魚も美味しいものです。もちろん、焼き鳥やスープだき、鳥皮ポンズ、コロッケ、出し巻きたまご、など鳥料理店らしいものもいただきました。いつ行っても味が安定しているところがいいですね。

とり丸の刺身
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ/ 地方ことばのページ/ ◆美味しい食事/富山/石川/福井/ 泊まりたい宿/ 魅力的な人/ 買いたいもの/ 楽しい体験/ おすすめの店/ 行ってみたいところ/ 本棚から/ ネットワーク/ ネットワーク(個人)/ 金沢便り/ ご意見箱/ 石引商店街/ 石引商店街[そい制作]/ 和倉温泉のお店/ 砺波の観光/ 能都町のお店の物語/ 八尾散策ガイド[テスト版]/ 作成ホームページ集
■北陸のリンク ◆ツーリズム関連/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆プロバイダー/ ◆検索エンジン
(株)クリエイティブ・グルーヴィ 金沢市弥生1-28-12 〒921-8036
TEL 076-243-2215 FAX 076-247-8644