[ 金沢便り2004.4月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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4月30日(金) ガラス工房蕾
白山麓の吉野谷村、工芸の里の一角にガラス工房蕾(吉野谷村吉野ナ156 TEL 0761-95-5957)はある。久し振りにお邪魔した。主の内藤広宣さんは紀子夫人と二人で創作活動に励んでいます。数年前に、地域づくり談議というミニイベントを行った時に参加して下さっていた。今回はIターンという観点でお話をうかがったが、相変わらず率直にいろいろなお話を聞かせていただきました。人柄が出ているような温かみのある作品を作られます。体験教室もされているので、連休中や週末は予約で埋まっています。後輩の育成のために継続的に研修生も受け入れており、地域にとって貴重な人財です。
4月29日(木) 身体性の重視
人間の知恵は身体で覚えたことが基本にある。ところが、車やロボット、コンピュータなどの利用が増えることで、身体を使わずに行動し、モノを作り、表現することが増えている。このような事態が進行することで、生身の人間の身体性への認識が希薄になっていく。微妙な差異やディテールの違いが見えなくなってくる。人間存在の多様性が分からなくなる恐れがある。人が他人と関係を創造するためには、生身の身体をもった人間が直接出会うこと、その場で全身を使って表現をやり取りし、絡ませあうことで、創造的な関係が形成されていく。そして、新たなコンセプト、意味、知も生まれやすくなる。そのような場がますます重要になっている。コミュニケーションの質を高め、創造的な楽しみにするためにも、自らが現場を観る、当事者の話しを聴くという行為を積み重ねていくことが重要である。
4月28日(水) 人材募集への反響
さっそく大学の先生から人材募集への問合せをいただきました。こちら出身の方がいらっしゃるんですね。残念なことに、現役の学生さんということ。井波の場合は即戦力を期待していますので、すでに卒業されている方を求めています。それでも、よい機会ですので、一度ゼミで研修に来ていただくとよいかも知れません。具体的な動きのあるまちは学習の場として、有効でしょうね。夕方から広域連携の企画ミーティング。4県連携での具体的な事業を企画実施することに。どんな展開になるか楽しみです。先日、郡上八幡にお邪魔したことが役立ちました。金沢駅近くのホテルのお食事処で懇親会。最後に出てきた氷見うどんが美味しかった。

氷見うどん
4月27日(火) 人材誘致
地域に人を誘致する。地域づくりの活動に関わってきての一つの結論は、地域に関わる人材を増やすことが最重要課題であるということ。企業や自治体、多様な地域づくり団体にとっても、魅力的な商品、事業を開発するためには創造力豊かな人材が不可欠である。地域の中の人材を磨くと同時に触発的な人材を導入することで、組織や地域の創造力を高めること。人材誘致の話しが増えてきているので、リンク集を作ってみました。北陸のリンク集のUIターン、http://www.groovy-net.co.jp/ui.htmlをのぞいてみて下さい。井波のまちづくりスタッフ募集の情報も入れてあります。
4月26日(月) 県境の村・細入
細入村で村営施設経営統合検討委員会。温泉宿泊施設の楽今日館があり、特産品販売拠点の林林、アウトドア拠点の天湖森。これらの核になる施設を一体的に経営していくための会社を作る検討を重ねてきたが、漸く方向性が決まる。今後、新たな事業開発や広報宣伝、人事制度、内部システムの統合に向けた実務的な検討を急ぎたい。境界の村は昔から多様な人や文物が行き交い、異質な存在を受け入れる素地があるはず。新たな事業開発に積極的に取り組む気風もありそうだ。少なくとも、委員会に参加いただいている方々や役場のスタッフの人柄もよいので、今後の新たな展開が楽しみだ。天湖森の若いスタッフがホームページも作成されたようなので、アップを楽しみにしている。次は体験交流型のメニュー開発です。
4月25日(日) 竹の子料理
別所の竹の子料理をいただきに行く。毎年お世話になっている高窪崇行さんのところへ。別所の界隈には竹の子や竹の子飯を売る店も沢山出ているし、竹の子料理の店も多い。日曜とあって昼前からお客さんはそこそこ来ていた。竹の子料理のメニューは一つ。漬け物、刺身、煮物、天ぷら、御飯、味噌汁とすべて竹の子が使われている。こごみが小鉢でついてくる。てんぷらにも山菜が入っています。永年やっているところはぜんぜんえぐみがなくて食べやすい。事業として継続されることで、ここまで地位を確立するとたいしたもの。竹の子だけで商売されているのではないかということがたくさんある。青空が広がり、坂の多い別所に行くにはちょうどよい日和でした。

竹の子の煮物
4月24日(土) 荘川桜と郡上八幡
天気が良くなかったので、立山の雪の大谷ウォークに行くのは諦めて、東海北陸道を南下して荘川桜を見に行く。まだ蕾も残っていましたがちょうどよい咲き具合。大勢の観光客が東海、北陸、関西方面からお越しでした。樹齢450年以上になる2本の桜は見事だ。水没を免れた桜の生命力を感じさせてくれます。天気が良くなってきたというか、太平洋側の気候に近く、ますます晴れてきたので、荘川インターから東海北陸道に再度乗り、郡上八幡まで足をのばす。快晴で気持良く町を歩かせていただきました。まず、八幡城に登り、眼下に町の構造を確認。街に下りて最初に博覧館に行く。お城と共通の入場券を購入していたためであったが、これが正解であった。受付のスタッフの方が、観光の仕方を詳しく教えて下さいました。自信をもってアドバイスされると、その通りに回ってみようと思うものです。提案された通りに観て回るが、みどころを一通り拝見することが出来ました。ポイントが途中、途中にあることと、個々の商店等に魅力的なところが多いこと。そして、楽しみ方の提案が具体的であるところがいいですね。他の町村でもおおいに参考になるであろう。

2本の大きな荘川桜

郡上八幡の街並
4月23日(金) 所在不明
印刷物の制作のためにお預かりした写真が行方不明になって、大騒ぎで捜しまわった。一旦諦めて、打ち合せに出かけた。誰もいなくなった事務所に戻り、最後と思って窓際のICレコーダーの箱の中をのぞいてみたらあった。こんなところに入れるはずはないだろうとたかをくくっていたが、マニュアル類を出した時に、不要な印刷物と一緒に写真の袋も入れたようだ。良かった良かった。時間をおいて探すと出てくるという典型みたいな話しです。確かに昨日までは窓際の一番分かりやすいところに置いていた記憶はあったので、それが間違っていなくて安心しました。最近、歳のせいか、忘れ物が時々ある。気をつけなくては・・・。
4月22日(木) すがすがしい新緑の白山麓
午後から石川・白山郷商工会女性部の会議があったので、早めに事務所を出て、にわか工房に行く。工房の背景の山も木々が若緑になり、ちょうどよい雰囲気です。平日ですが正午前からお客さんが10人以上いらしていて忙しそうであった。平日でもお客さんがいらしていただけるというのはいいことです。日曜日はてんやわんやになっていそうだ。地元の女性達が何年もかけてそば打のトレーニングを重ねてきた成果が現われています。商工会女性部の会合では、3年前にお話ししたことをしっかり覚えていて下さる方がいて、事業として体験交流型のメニューを展開するようになることが目標であることを再確認できました。受け入れする店や施設で通年もしくは季節限定で可能なことや、新規で開発したメニューをホームページに蓄積してゆき、地域の店、施設とお客様との出会いを促進することが重要です。

手取峡谷
4月21日(水) U・Iターン
能登と白山麓の知人にU・Iターンした人の情報を教えていただく。予想以上に沢山いらっしゃるのに驚いた。白山麓にスキー場ができたおかげで、民宿やペンションを経営する人々がU・Iターンで来られたり、能登空港開港でそこのスタッフが一気に増えるというのは分りやすい話しである。さらに面白いのは、能登の先端の企業にもUターンで人材が入っていること。白山麓でも受け皿になる施設や組織があると他所から来ることも可能である。課題は独自に事業や商売をスタートしたいと考えている人が地域に入り込みやすいかどうか。一つのステップとして、どこかで修行できるような場や仕組みがあると良いのかもしれない。
4月20日(火) 政策立案とコア
地域から新たな政策立案を!、それが当面する地域社会の大きな課題である。財源の確保も含めて長期的な構想を打ち立てられるかである。自らの地域でモデルをつくるとともに、他の地域でも応用可能なスタイルを追求することだ。その際に重要なことは異質な人材を取り込むことができるかどうかである。業界の人間だけでまとめようとしても難しいのではないか。問題の多くは閉鎖社会化した業界発想から生まれている。専門用語が飛び交う議論を重ねるようになると危ないと思った方がよい。それを突破するためには、あえてコアに異質な人材を抱えることが重要である。対外的に本気であることを示すよい方法である。事務局にどのような方を迎えるか、そのことがその事業体の問題意識を表すことになる。事務局スタッフを公募で選ぶことが多くなっているが、それは業界の人間をスカウトしてきたり、OBの受け皿にしたりすることに比べ、はるかに新たなことに取り組もうとしている姿勢を表明している。企業も行政も中途採用が増えているのではないか。その意義も同じようなところにある。
4月19日(月) 「自己責任」と国家の義務
全ての人は当人の純粋な意欲や意志とは別に、社会的な存在として周辺に影響を与える。例えば、イラクの人々が当面している状況をいかに好転させるか。そのことのために国家が動くことと個人で出来ることは様々にあるであろう。政府の判断に反して個人が動く時にいかなる覚悟がいるか。それは国家の庇護を離れて行動するということ、その行動に関して当人も家族も、所属する団体も、国家や政府をあてにしないという明確な意志が必要ではないか。イラクで事件に巻き込まれた当事者の関係者は一切政府に要望すべきではなかったのかもしれない。それでも、事件が報道されれば、政府は動いたであろう。国家には国民の生命財産を守る義務があるのだ。日本国内にいても、政府に反対する活動をしている人間が拉致監禁された場合、国家に助けを求めていけないのか。それは当人が何に反対しているかにもよる。例えば、警察制度に反対している人間が警察に助けを求めるのは滑稽であるが、そのような場合でも、警察には保護すべき責任があるであろう。犯罪を防ぎ、国民の生命財産を守る役割があるのだから。ここからが本論。ボランティア運動の限界をいかに超えられるか。ボランティア活動の必要性と意義を認めつつも、その活動には限界があることをまず認識しておくことも必要です。自らの活動ととともに、多くの異質な活動を行う団体や個人、場合によっては企業や国家などとも連携しつつ、持続可能な運動を展開していかねばならない。後継者や新たなメンバーが参加しやすい仕組みを作ること、継続的に活動に従事するスタッフをかかえられるような運動体を組織することなど、次なるステップを目指すべきである。国際的なボランティアのネットワークを構築し、それが既存の国際社会のフレームとは異なる枠組みとなり、より持続的な活動を展開できるようになることが理想ではないか。
4月18日(日) ニコニコ農園
朝から田鶴浜の伊久留地区のまちづくりグループ「ニコニコ農園/196」の取材に行く。非農家のメンバーたちが休耕田を借り受けて、トラクターや耕耘機で耕し、じゃがいもを植える作業をされていた。3枚ある畑の1枚にじゃがいもを2種類植え、隣にはさつまいもを来月植えるという。そのためにねぎ耕作用の耕耘機で深く溝を掘られていた。もう一枚にはひまわりやトマトなど、いろいろなものを植えられる予定だ。収穫の時には地元の保育園児や家族にも参加いただき収穫祭を計画されるとのこと。今年の春で閉校になった小学校の食堂が円形のユニークな建築なので、あそこでパーティができると面白いかもしれない。用水や水田ではほたるも見られるとのこと。小高い裏山には竹林や雑木林もあるので、楽しめるメニューづくりが十分可能だ。小学校を改造して宿泊できるようにすれば、泊まり込みで遊びに来てもよいし、和倉温泉が近いので、そこに泊まりながら、楽しませていただいてもよい。

いも畑づくり
4月17日(土) 能都町の曳山祭
夕方、能都町に着いたら曳山と遭遇。裏通りを抜けて商工会に。初めて曳山を拝見する。山には子供達が鈴なりになっていた。七尾の青柏祭のデカ山を小さくした感じである。作り方も似ている。山の運行の仕方や辻回しはさすがに異なるが、小さなサイズの曳山もあって微笑ましい。それでも、信号を動かして、山を通すところなどは、山の高さを表している。2台の山は今晩は別々のところに留まり、明日は一方が迎えに行き、一緒にお宮に帰るという。やまださで赤飯を御馳走になり、夕食代わりにする。魚の美味しいまちづくり委員会の会議が遅くなったので、和倉温泉のホテルに泊まり、明日の田鶴浜での取材にそなえる。

子供達が一杯の曳山
4月16日(金) 富山を走る
午後、井波の商工会と役場で打ち合わせ。今年の事業の進め方について相談する。中心市街地の活性化の事業と観光振興の仕事をしていただける人材を公募することにする。商工観光会館の場所に新たに作る商業施設を核に、商業振興と観光振興を兼ねた事業展開を進めていただける方を求めます。可能であれば、その経営会社を新たに設立する予定ですので、そこのスタッフになっていただく計画です。準備段階から関わっていただくことで、より仕事がしやすい状況を創っていただければと考えています。高峰も全面的にサポートしますので、どなたかいらっしゃいませんかね。とりあえずは1年契約です。あとは実績次第。まちづくりに関わるよい機会だと思います。その後、八尾にお邪魔して、和紙文庫で黒い和紙を購入。3種類あったので、1枚つづいただく。商工会にも寄り、中村事務局長と5月の総代会での講演について打ち合わせ。観光会館に併設して新たに創られた施設も見学する。林秋路さんの作品展示とかいこの資料が展示されています。そうそう、井波に行く前に砺波のチューリップ畑も見に行きました。すでに満開の畑もありました。フェアの会場は閉鎖されていますので、それまでは四季彩館や畑で楽しむしかありませんね。

チューリップ畑

八尾の和紙文庫
4月15日(木) 学ぶこと
久し振りに能都町に行く。昼を中心商店街の「やまださ」でいただく。とうふと菜の花の煮物、竹の子の煮物、竹の子の味噌汁、うどの和え物など、季節のものを活かした定食でした。やまださは食料品店ですが、奥にカウンターがあって、そこで飲食ができるようになっています。隣の紙子鮮魚店から刺身を買って来て、定食を食べているお客さんもいました。主人は最近、販売士の資格をとって、店内も徐々にきれいになっています。照明等についても気をつかっています。学ぶ意欲を高めると変わるものです。3年以上通っていますが、最近の変化は顕著です。問題提起をつづけた甲斐がありました。飲食メニューも食料品店らしいフレッシュジュースや、バナナのフランベ、薄焼きピザなど、魅力的です。コーヒーもありますので、休憩するつもりでたずねてみて下さい。

春らしいやまださの定食
4月14日(水) 森づくりの未来2
新たな施策は地域から。福井で今後の地域づくりの話をするが、やはり、地域の中で新たな政策を立案し、地域で実践してみることが重要であるとの結論になる。県レベルのこともあれば、もっと広域で中部各県が連携して事業を行うこともあってよい。エンドユーザーの視点に立って発想することが大切である。森づくりの事業についても、組織横断的にプロジェクトをつくり検討することが必要であろう。農林や土木だけでなく、環境、教育、観光など多面的に評価することで、その育成・活用方策を構築することだ。
4月13日(火) 森づくりの未来1
現代社会が当面している課題の一つは持続可能な社会システムの構築である。エコロジカルで循環可能な構造の創造ともいえる。生活スタイル、生産スタイルともに、このことが追求されなければならない。次代に引継ぐべきはそのような仕組みであり、それを支える哲学である。考え方、生き方の全体構成、体系が哲学である。人間や組織が常に学習する存在である以上、哲学は日々更新され続ける体系とも言える。森は持続可能な社会システムの学習と創造の場。現代企業はその本来事業において、循環可能な商品を生産、販売することが基本使命である。さらに、企業として利用する商品も循環可能なものにすることが不可欠である。その上で、環境貢献活動や社会貢献活動が期待される。もちろん、環境貢献活動を契機に、企業の事業全体を見直し、循環可能なシステムに転換することに向かうことも一つのアプローチである。企業が行う森づくり活動もそのように位置付けるべきであろう。
4月12日(月) 新人研修
久し振りに新入社員が入ったので、遅ればせながら新人研修を行う。ねらいはもう一つあり、既存社員の研修も兼ねている。講師役を担うことで、これまでの自分の仕事を振り返り、事務所の存在意義を考える機会とする。いろいろな企業や組織で行われていることではあるが、若手社員が新人を教えるというアプローチに近い。社会人とは、企業とは、企画とは、デザインとは、そして、グルーヴィのコンセプトは、という5つのパートに分けて集中講義を行う。このようなことを繰り返し行うことで、考え方の共有を図ってゆきたいものである。自らが整理したこと、体系をもつことが、仕事をする上で重要なバックボーンとなる。
4月11日(日) しだれ桜まつり
井波のさんさん祭りを見学。中心商店街で植木や農産物、骨董品、飲食など盛り沢山のお店が出てのイベント。子供達のミニマラソンなども行っていました。瑞泉寺には中国系のお客様も団体で来られていた。受入側の言語力が問われるところですね。駐車場も足りない状態でした。次に城端のしだれ桜まつりを見学。善徳寺の式台門のしだれ桜の下で庵唄をきかせていただく。川田社中の皆様の出演でした。その後、城端うららを見学する。一般公開だったので、自由に中を見学。4人部屋が基本で、隣との間にタンスが設置され、できるだけプライバシーが守られるような構造。ベッドが低く、転落防止シートも回りに置かれていた。大きなお風呂や理容室も設置されていた。いずれはこのような施設のお世話になることを想像しつつ拝見するが、窓の外の風景に動きがあるところでもよいように思う。環境としては素晴しいのですが。

善徳寺での庵唄
4月10日(土) 金沢でのおわら
金沢でおわらを観た。保存会の皆様が浅野川園遊会に出演され、川の上の舞台と、東茶屋街で踊ってくださいました。八尾でいつも拝見する顔が参加され、茶屋街での街流しには保存会長もかけつけ、地方(じかた)のしんがりをつとめられていました。八尾の喫茶店「おかめ」のマスター御夫妻のグループも見学にこられていました。茶屋街での街流しを先日オープンした箔座ひかり蔵の2階から拝見。箔座のスタッフや関係者が集まり、楽しく贅沢な時間を過ごしました。2階から街流しをみたのは、数年前の風の盆の際に、坂のまち美術館の2階から拝見して以来かもしれません。東の茶屋街のような伝統的な空間でおわらを演ずるのは似合っていますね。浅野川園遊会は11日も浅野川界隈で行われます。

川の舞台でのおわら
4月9日(金) 能登さくら駅
穴水の能登鹿島駅(別名:能登さくら駅)の桜を見に行く。晴天で気持がよく、多くの人が訪れていました。高齢者の皆さんもバスで来られて、のどかに花見。駅のホームの両側に桜が植えられていますので、電車に乗っていると、花のトンネルを走る感覚かも知れません。タイミングよく列車が入ってきたので、写真をとることができました。駅前では屋台も出ていて、花見気分を盛り上げてくれます。下りホームから見ると海が背景に入って、これもよい眺めです。のと鉄道になった時に、「のと鉄道の沿線に花を植えよう!」キャンペーンを行ったことがありますが、このような素晴しい空間を皆さんの運動でつくっていただきたいものです。

桜とのと鉄道の列車
4月8日(木) 鳳至上町
輪島の鳳至上町街づくり推進協議会の取材に行く。夕市が行われている住吉神社のある交差点から上にあがる通りには漆関係の仕事をされている方々が多く住んでいらっしゃいます。建物の外観からして違う。塗師屋づくりと言われる独特の建築様式があります。白藤酒造という造り酒屋もあり、輪島の中でも落ち着いた雰囲気のある街です。いろは橋のたもとにあった蔵を改装して「いろは蔵」と命名し、住民の皆さんが交代で運営されています。蔵の周囲の整備も行われていますので、ここに車をとめて、界隈をぶらぶらできそうです。もっと、街歩きが楽しめるまちになっていただきたいものです。帰りに、門前の手仕事屋でそばをいただく。極めて細いそばであった。

鳳至上町の街並
4月7日(水) 材木町
午後、小松市役所近くの材木町を見学する。地域づくり情報誌「My Page」の取材であるが、「材木町地区歴史文化回廊まちづくり協議会」代表の関戸昌郎さんにご案内いただく。昭和5年の大火の後、道路を拡幅して、家を一斉に建てられたので、同じような構造の家が並んでいます。もちろん、それぞれの資産状況によって部材は異なったりするようですが、多くの家がそのまま残っているところに価値がある。但し、自衛隊基地対策の防音工事で窓がサッシになっているのがもったいない。八尾にも視察にいかれているようですが、新たに作られたり、修繕される際にも、木造の在来工法で建てるといいです。それと、活用を考えていただくと、将来につながると思うのですが・・・。小松駅から歩いて来れるし、芦城公園にも近い。

二重になった格子戸
4月6日(火) 番組収録
昼過ぎに福井放送で観光に関する番組の収録。インタビューに応じただけですので、どのように採用されるかは、よく分かりませんが、今後の観光のあり方についてお話をさせていただく。30分番組にして放送される予定です。夕方からはFMとなみで「FM談話室」の収録。こちらは日曜の午前10時と水曜日の午後2時から放送される1時間番組。城端町観光協会の専務理事の健名さんがパーソナリティを月1回つとめる第1回目です。ここでも、観光や地域づくりについてざっくばらんに話しをさせていただく。3曲かけていただけるというので、車の中にあったCDを3枚持参した。曲を挟んで3つのパートで話しをしましたが、1時間は長かった。それでも、健名さんとはよくいろんな話しをしているので、かけあいはしやすかったですね。暗くなってから、城端の善徳寺の夜桜を撮影に行く。満開の桜とライトアップされた山門がきれいでした。

善徳寺山門と夜桜
4月5日(月) 箔座ひかり蔵
天気が良かったので、昼に東山に行く。橋場町の親戚の家に車をとめて、梅の橋をわたり、歩いて東山へ。裏通りを行くと、丁度中心部に出られます。高岡製箔さんが作られた「箔座ひかり蔵」を拝見。2階、3階も見せていただく。昔の造りがそのまま残っていて、和む空間だ。土蔵を改装して箔を張り付けた空間は、箔座本店を作った当初にお話していたことがある空間イメージです。黄金の茶室とは異なる味わいがあります。内装にも金箔が使われているが、特殊な左官技術が施されていますので、落ち着いて見えます。昔の茶屋らしく、隠し階段がいくつもあって、あやしげなところも魅力です。東山界隈には銀箔をテーマにした「銀の波箔座」、あぶらとり紙専門店「あぶらとり箔座」もあります。最初にネーミングを提案した者として、「箔座」という名前を使い続けていただき、ありがたい。

箔座ひかり蔵
4月4日(日) 音読
声を出して本を読んでみる。文章の流れのスムーズさや強調したいと思って書かれたところがよく分かります。しゃべるためのトレーニングとしても有効です。「対話する声」を出すことが少なくなっている現代、もっとコミュニケーションについての練習が必要ではないか。社会においてよりよい人間関係を構築するための基礎的なことだ。対話の技術を高める努力がもっと必要だ。そのために、よい文章や戯曲などを音読してみるのはよい方法です。新入社員のみなさんにはとくにお薦めです。自分が書いた文章も声を出して読んでみると、おかしなところに気付きやすい。
4月3日(土) まんだら村
昨日は能都町で夜の会議の後、門前のまんだら村の夢想館で泊まる。9月の地域づくり団体全国研修交流会の門前での分科会について相談。環境をテーマに行うが、ゲストの候補もプログラムの内容も決めていただいていましたので、安心です。もっぱら期待成果について議論する。能登半島全体を学びの舞台と見立てて活動すること。実践的に学ぶ部分と、基礎研究の相乗的な活動を行う。先生役は地域の人材および、全国、全世界の実践家や研究家に参画いただく。新たな校舎はいらない。地域の古い建築物を活かすことを前提に考えたい。それこそ、環境を語るに相応しい場ではないか。多様で重層的な循環システム、それが持続可能な構造の基本型ではないか。

まんだら村の夢想館
4月2日(金) 宝寿し
能都町の宝寿しで夕食をいただく。地物の魚を使っているのは当たり前であるが、この界隈では人気の寿司屋さんです。半分ぐらいが町外のお客さんとのこと。夜だけの営業ですが、わざわざ遠方から寿司を食べに来るお客さんもいれば、仕事で能都町に泊まる人が夕食を食べに来ることもあるとのこと。ご主人は一見愛想がなさそうでぶっきらぼうな感じであるが、慣れて来ると魚にまつわる話しがいっぱい出てきて、面白い。能登の人らしい方です。評価が高い訳が分かりました。しっかりとした考え方をされています。

宝寿しのさより
4月1日(木) にわか工房オープン
鳥越村のにわか工房が正式にオープンしました。初日はそば打ち体験も入っていて、てんやわんやでした。村が出して下さった新聞告知がきいたのか、開店の11時からひっきりなしにお客さんがみえて、30分以上待っていただくお客さんが多かったですね。まあ、どこも開店の時はこんなものでしょう。3月の間、土日にテスト営業を重ねてきたので、回転はよいのでしょうが、まだまだですね。お客さんに待っていただくお願いの仕方も徹底していませんでしたので、順番をつかずに勝手に席に着かれるお客さんもいたりして、面白い人間模様が見えました。

満席のそば処にわか
さらに前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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