[ 金沢便り2014.2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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2月28日(金) 海藻しゃぶしゃぶ
 珠洲市真浦の庄屋の館(能登観光ホテル経営)で海藻しゃぶしゃぶをいただきました。隣接する能登観光ホテルで社長から話をうかがい、その後、庄屋の館で料理長である息子さんから話を。ちょうど昼になったので、海の見える窓際の席で昼食にしました。今が旬の海藻をいただくことに。6種類の海藻を酒粕の出汁でしゃぶしゃぶします。定食にしていただきましたが、海藻しゃぶしゃぶに刺身定食がついている感じです。それで2100円でした。ちょっと贅沢な昼食として価値があります。お刺身も5品以上盛り込まれいました。掘りごたつ式になった席は、床暖房になっていて足元があたたかい。茅葺をまもるために、薪を燃やし続けておられましたが、人間もいぶされる感じです。


庄屋の館の海藻しゃぶしゃぶ

2月27日(木) 花梨
 昼はANAクラウンプラザホテル2階の花梨でいただきました。随分久しぶりです。フェイスブックでお付き合いのある門前町出身の料理人さんがおられるので、お顔を拝見に参りました。適当なランチが3種類あったので、3人別々に注文。ちょっと贅沢なランチとして十分楽しめます。ゆったりとした空間で、スムーズなスタッフの動きを拝見しながらの食事はストレスがかからず心地よい。コーヒーをサービスしていただいたり、気を使わせてしまいました。今度はまとまった人数での会食に利用させていただきたい。


花梨の一品

2月26日(水) 三浦水産
 志賀町の三浦水産では定置網漁船に乗って仕事をするスタッフを募集中ですが、すでに5名以上の応募があるとのこと。すべて県外の人で、九州や東海エリアからの応募が多いようだ。第一次産業ネットハローワークで情報が出ており、能登定住・交流機構のFBでも紹介していますが、反響の多さに驚いておられました。先日は社長と、今日、三浦さんの息子さんと電話で話ましたが、次代を担うスタッフを求めておられます。漁業希望の方は地域を問わず全国に向かうものなのかもしれません。輪島で能登の焼栗を製造販売している松尾さんも最初は漁師を目指して北海道で10ケ月、漁船に乗っていたと言われていました。求めれば、人財は集まるという典型の話です。


2月25日(火) 珠洲市健康づくりシンポジウム
 3月23日に珠洲市で開催する「珠洲市健康づくりシンポジウム」の開催内容が固まりました。さっそく、ワープロ打ちのペーパーを作成し、県庁の健康福祉部に説明にお邪魔しました。随分久しぶりに部長の北川氏にお会いしました。地域づくりの担当をされていた時以来ですから、10数年ぶりでしょうか。おかげで、県内すべての市町にご案内いただけることになりました。観光戦略推進部にもお邪魔して、ヘルスツーリズム研究会に参加されていた方々にもご案内いただくことになりました。健康、福祉、運動関係のことを学ぶ方々にも案内したいですね。水中運動や気候性地形療法、ノルディックウォーキングなど、多様なプログラムを組み合わせ、さらに、食事、生活スタイルなども含め、生活を健康を念頭に再構成する発想が必要です。旅人を招くためのテーマとして美容と健康を設定し、滞在型のプログラムを提案するヘルスツーリズムにおいても、同じことが言えます。食事や空間づくり、地域全体の環境づくりについても具体的な取り組みを明確にしていく必要があります。


2月24日(月) 能登ワイナリー
 朝から能登事務所に行き、少しだけ仕事をした後、珠洲市役所へ。3月23日に行うシンポジウムの打合せ。その後、一旦能登事務所に戻り、午後は穴水町役場へ。打合せの後、能登ワイナリーの小川浩さんに会いに行く。久しぶりにお邪魔しましたが、大勢のスタッフが集まっており、事業として拡大しておられることがよく分かりました。ワイン用のぶどうの栽培農地も増えて、基盤は整いつつあります。あとは、成長を待つばかりという感じでしょうか。その事業に関わってくれるスタッフを募集されていますので、話をううかがいに参りました。特殊な農業かもしれませんが、広々としたぶどう畑で仕事をするのは気持ち良さそうです。


能登ワイナリーの農場長・小川さん

2月23日(日) 面談
 朝は新橋駅前の喫茶店で中央大学の学生さんと政策論議。政策をテーマにした学部で学ぶ学生さんたちに期待することを伝えたかったのですが、ある程度は伝わったであろうか。可能なかぎり、現場を観て、当事者の話をうかがうことを通じて、政策課題の発見に努めていただきたいし、政策そのものを当事者とともに創造するアプローチが期待されます。その後、吉祥寺に移動し、移住を考えておられるお嬢さんとカフェで話す。いろいろな対話を重ねることを通じて、関係が深まることを期待しています。東京出身の方の地方への移転願望をかなえるためには、様々なサポートが必要なのだと感じています。次は能登にお越しいただければと思う。


2月22日(土) 移住セミナー
 有楽町駅前の東京交通会館6階のふるさと回帰支援センターで行われた「いしかわ暮らしのススメ」のために東京へ。石川県のプレゼンの後、能美市の紹介、能登定住・交流機構の活動紹介、いしかわ農業人材機構の活動紹介、さらに能美市に移住された方のプレゼンもありました。その後、個別相談でした。説明のために費やした時間が長く、個別相談の時間が足りませんでしたね。もう少し、個別面談の時間を長く設定できると良かったですね。前回の東京での移住・交流&地域おこしフェアでお会いした人とも再度話をすることができましたし、新たな方とも面談でき、有意義でした。今後につながる出会いの場にはなったと思います。


いしかわ暮らしのススメ

2月21日(金) 学生さんと
 久しぶりに雪が降った朝、金沢大学に行く。8時になるとオートロックが開錠され、校舎に入ることができました。今日も能登地域塾のミーティング。次年度当初から、能登への学生ツアーを実施すべく、有志の学生たちと企画を検討しています。4月、5月のツアーの概要が見えてきました。学生諸君の自主性を尊重し、足りないところだけサポートすることに徹しています。教育的活動としての意義があるので、結論を急がず、彼らの議論の成果を待つようにしています。求められれば、意見を表明するという立場です。いろいろな視点から意見を出してくださるので、一緒にいる当方にとっても学びの多い場になっています。今後の展開が楽しみです。


2月20日(木) 海ノ空
 加賀人・能登人の取材として、かほく市にある「海ノ空」へ。2008年以来です。眼下に海が見下ろせる高台にあります。そして、青空が広がり、ネーミング通りの環境です。海は世界をつなぎ、空はさらに宇宙につながります。陶芸作品を通じて、いろいろな人とつながることを追求したいと、名前を考えられています。ご夫妻とも、異なる仕事の経験を経て陶芸の道へ。岐阜県立多治見工業高等学校で同時に陶芸を学ばれたので、一緒に活動するようになられています。奥様は北海道、ご主人は富山の出身です。貴重な移住者でもあります。陶芸教室には多くの生徒さんがいらっしゃるようです。1回には3、4人でしょうが、それがまたよいですね。いろいろ話をしながら、取り組まれているので、長く続けておられる人が多いようです。高松のパーキングの上に位置しますので、金沢からも行きやすい場所です。


陶芸教室の様子

2月19日(水) 珠洲
 朝、国際ホテルに南三陸ホテル観洋の渡邊氏を迎えに行き、一緒に能登へ向かう。能登事務所に立ち寄った後、まずは柳田食産へ。南三陸でも25年前から栽培されているブルーベリーについて話をうかがう。次に、おくのといちを見学。冬場ですが、野菜がいろいろ店頭に並び、大勢のお客様です。その後、珠洲まで行き、珠洲ビーチホテルを見学。エステルーム、スポーツジム、宿泊部屋を拝見した後、レストランで昼食。気候性地形療法のルートを少し歩いていただきました。市内に戻り、古川商店で買い物、二三味カフェでコーヒーをいただく。古川商店では、真美さんが戻ってこられたので、立ち話。今後の生き方について、重要な話をうかがう。無理をしない、背伸びしない生き方を追求したいという、当方にとっても意義深い話でした。最後に和倉温泉・加賀屋にお邪魔し、新幹線開業後の東北と北陸の相互交流について意見交換をさせていただく。大きな団体が入っており、準備に忙しそうでした。


古川真美さん

2月18日(火) 取材
 昼を目がけて門前へ。手仕事屋で打ち合わせの後、穴水へ取材に。井川造園で、井川社長のお話をうかがう。造園について、いかに学んできたか、庭づくりのポイントを詳しく語っていただきましたが、仕事の意義や面白さを教えていただいたように感じました。井川造園では、穴水のお店を任せられる人財を求めておられます。自然にモデルがあり、自然を凝縮させてつくる造園の仕事は面白そうです。木には植える場所があるという話も魅力的です。経営者には本業を語っていただくことが大切ですね。そのためには、取材としてのインタビューをしっかり行うことが、よい機会になります。何度もお会いしていますが、本業の話を真剣にお話しいただいたのは初めてでした。


2月17日(月) エンデバーファンド
 能登町のエンデバーファンドの運営委員会がありました。次年度の助成にエントリーがあった案件についての評価を出し合い、最終審査のための修正ポイント等を議論しました。案件が多く、1件ずつにさける時間は限られましたが、いかにすれば、地域振興につながりそうか、今後の展開可能性、新規性、実現性等を基準に評価を行うが、どのような方々が主体であるかも重要なポイントのように感じました。特に、地域の未来を担うべき若い人たちが頑張ることは優先的に支援すべきではないかと思う。それと、企画提案書を自分たちだけでまとめておられるのかもしれませんが、作りこみが弱い提案書も多かったので、エントリー段階で、外部の人間が指導に入ったほうが、主体となる方々の想いやイメージが明確になるのではないかと感じました。そんな仕組みも盛り込めると、さらに魅力的な事業が増えるのではないかと思う。可能であれば、昨日の運営委員会に、当事者が参加して、意見交換をした方が良いと思う。


2月16日(日) 水中歩行
 昨日に引き続きプールに行き、1時間歩く。これで4週続けて、土日に行っています。前進、後退、横歩きを繰り返しているだけですが、少しずつ歩き方を変えたりしています。5分間で25mプールを3往復、1時間歩いて、2キロ弱ですが、早めに歩くと2キロになることがあります。だいたいの目安として、そこを目標に取り組んでいます。最も大切なことは継続することですので、いかに時間を確保するか、継続する意志と同時に、理想は一緒に行く仲間を見つけることのようですが、そのような活動グループを構成するとよいかもしれませんね。


2月15日(土) 人財力
 今日も加賀をめぐる。12時過ぎに金沢を出発、加賀へ。まずは、昨日ネットで見つけたブラスト工房結へ。ネットにスタッフの顔写真入りで紹介されていましたので、顔の見える体験交流プログラムに加えさせていただけるのではないかと、おたずねしました。愛想のよい方々で安心して紹介できます。次に、昨日もお邪魔した片山津のまちカフェに。ヨガ指導者の大杉明子さんにお話をうかがう。ヨガ学会でも発表されたこともある本格的なトレーニングをされている方です。天気が良ければ、オープンエアでヨガを楽しめます。レストランのスタッフの皆さんも親切ですね。最後に、ガラススタジオカレットへ。加佐の岬の近くにギャラリーはあります。ガラスでアクセサリーを作る体験が可能です。9月には窯も入れられるそうですので、吹きガラス体験もできるようになります。帰り際、橋立の道路沿いにあるマルヤ水産ハレルヤというケーキショップに寄るが、いずれも魅力的な存在です。新たな魅力も加わっていますので、もっと発信できるとお客様を増やすことも可能ではないか。接客力の高い方が多いのが特長ですね。


ガラススタジオカレットの人気作品

2月14日(金) 加賀人
 大聖寺に泊まっていたので、午前から加賀をめぐる。まずは山中温泉の浅田漆器工芸へ。息子さんの浅田明彦(はるひこ)さんにお話をうかがう。後継者として会社に入ってまだ数年ですが、新しい商品開発に積極的に取り組まれています。一方で、営業活動や漆絵体験の指導と、次代の担い手として活躍されています。次に浅田さんの紹介で、山代温泉の総湯近くのギャラリーCoCoで九谷焼の絵付け体験を指導されている池島直人さんを訪ねる。空き店舗を活用したギャラリーですが、観光のお客さんがふらっと入ってくるお店になっています。次に、池島さんの紹介で片山津温泉の総湯の近くにある「うつわ工房すいか」の苧野直樹(あさのなおき)さんにお話をうかがう。ろくろと手びねりの陶芸体験が可能です。昼は苧野さんに紹介された総湯・街湯の2階にあるまちカフェでいただく。パスタランチ1000円は前菜、パン、ドリンク、パスタ付きで贅沢でした。ここでは、青空ヨガを指導さている大杉明子さんに出会う。最後はギャラリーCoCoに作品が展示されていた橋立のガラススタジオCulletを訪ねる。取材の日程調整をしていただき、明日再訪することになる。加賀にも魅力的な人はたくさんいますね。


まちカフェのランチの前菜

2月13日(木) 林弥子さんを偲ぶ会
 夜は大聖寺のばん亭で、昨年末にお亡くなりになった林弥子さんを偲ぶ会がありました。11名の方に参加いただきました。想い出を語りつつ懇親を深める。それぞれ、弥子さんとの関わりがあり、改めて彼女の素晴らしを再確認できました。ばん亭はフードピア金沢加賀会場として10年間、毎年会場となっていただきましたので、林弥子さんがお手伝いにきておられた懐かしい場です。食談を行っていた2階の部屋で、鴨料理も含めた美味しい食事を御馳走になりました。色々な人をつなぐ役割をはたして下さった弥子さんに感謝しつつ、新たな活動ができるとよいのですが。


ばん亭の料理

2月12日(水) 能登地域塾
 能登に継続的にお邪魔する学生有志の活動が能登地域塾。金沢大学の学生で構成されていますが、学年も学部もいろいろな方が参加しています。このような活動をいかにすれば、継続性のある活動にできるか、フレームワークを常に再構築し続ける必要があるかもしれませんが、参加している学生諸君の問題意識や意欲によって展開は変わっていきそうです。サポートしている当方の役割も、課題の仕分けやコンセプトに関わることを提案することではないかと、少し引いた位置から議論に参加しています。新たな知を創造する活動として、今後の活動に期待しつつ、関わり方を考え続けたい。意欲の高い真面目な方が多いことも、魅力の一つです。ミーティングの後は、四十万のキングストングリルで懇親会。先日、学生諸君とお邪魔した輪島の谷川醸造の商品を利用されているということで予約したようですが、若い女性に人気のお店でした。


懇親会会場のキングストングリルの料理

2月11日(火) いしかわ農林漁業就業合同面談会
 問屋町の金沢流通会館で行われた「いしかわ農林漁業就業合同面談会」の様子を見に行きました。知人が多く参加しており、話をうかがって回るだけで時間がたちました。能登でも多くの農業経営体が求人しています。このような場は効率的に話を聞いて回ることができ有意義です。可能であれば、土曜日の午後ぐらいに設定し、日曜日には農場を見学できるようにした方が効率的な気がしますね。都会からのUIターン者を受け入れるためには、そのような配慮も欲しいところです。受け皿は多くあるのだが、多くの農業者からうかがった話によると、希望者が少ない状況とのことでした。


面談会の様子

2月10日(月) 農口尚彦氏
 午後は能美に参りました。 能美の里山ファン倶楽部の事務局があるこくぞう里山公園交流館に行き、安田二三男さん、横江たかしさんにお話をうかがう。ガイドの顔が見えるプログラム紹介サイトに掲載させていただく予定です。交流館は里山の山裾にあり、裏山と言える国造山には歩くルートが設定されており、森の中でシカに遭遇したりします。最後に話題に出た農口酒造を探しに参りました。能美市末寺にあるとうかがったので車で走って探すと、信号機のある交差点の近くに煙突を発見。石でできた酒蔵の外壁に大きく農口の文字が書かれています。早速、事務所に入り、農口さんがいらっしゃるか尋ねると、ちょうど休憩中だった農口さんが出て来て下さいました。ちょうど、新酒ができたところとのことで、一升瓶の「本醸造農口」(無濾過生原酒)を頂戴してきました。農口さんはお元気そうでした。昨年の1月に、能登町で食談議でご一緒させていただいたので、打合せを含め2週続けてお話をしていましたので、迷惑も顧みずお邪魔しましたが、直接お話をうかがえて良かったです。詳しくは農口酒造のHPをご覧下さい。


農口酒造の酒蔵

2月9日(日) 宮口とし廸教授
 午前はしいのき迎賓館へ早稲田大学の宮口とし廸教授のお話をうかがいに行く。過疎地域研究シンポジウムの基調講演でしたが、時間が45分と短かった。過疎地域の人間論的価値とその近未来がテーマで、農山村の本質的価値は「人が自然と共生して生命を育む生産の場」であること、そしてそのような地域には、自然を巧みに使いこなす手仕事に支えられたワザがあり、人の技量の到達点が、人間論的価値となる。自然の中で身体が自然に動く様は一流の役者に匹敵する。一方、都市は演劇、コンサート、美術館、スポーツなどの鑑賞、一流シェフのレストランなどを楽しむことに魅力がある。過疎地域の価値を分かりやすく浮き上がらせるために、外部人材との交流が早道である。例えば、未熟な若者を預かり、面倒を見ることで地域が成長するという効果も期待できる。八尾、城端、金沢、珠洲、由布院でご一緒してきたが、久しぶりにお会いできて良かったです。都市と対極の価値もご覧下さい。


2月8日(土) はいから食堂
 朝早くに金沢の加賀麩司宮田で撮影。その後、能登島に向かう。向田のはいから食堂で、京都から移住して農業を生業にしている垣田さんご夫妻の話をうかがう。マイペースで仕事をされているほのぼのとした雰囲気が魅力的です。昼は野菜サラダランチをいただきました。野菜サラダがメインのユニークなメニューだと感じたので注文してみました。最後にビニールハウスに行ってお二人を撮影させていただきました。暖房していないハウスですが、中にはブロッコリーやミズナなどが茂っていて、ここだけが緑でした。ハウスの周りには10センチ以上雪が積もっているので、緑が目立ちます。その後、能登島ガラス工房も見学に。建物が新たになっていますが、売場面積が4分の1程度になっているようです。作品を作れるスタッフを募集中で、応募はあるようですが適当な方と出会えていないということでした。詳しくは能登島ガラス工房のHPをご覧下さい。


はいから食堂のサラダランチ

2月7日(金) ほうきぼし
 今日は、加賀に取材に参りました。大聖寺上木の工房いとあそびで松中姉妹を撮影。昼は松中姉妹に教えていただいたカフェでいただく。大聖寺南町の北國銀行大聖寺支店の前に新たにオープンしたほうきぼし(加賀市大聖寺南町ト40-1 TEL0761-72-7144 11:00〜18:00 火曜、第1、3水曜日定休)という名のカフェです。2階にはオリジナル家具のショールームが設けられています。古い商店を改装して店にされていて、2階では、ちょんな削りの大きな梁がむき出しになっています。カフェでは、週替わりランチプレートを注文。素材にこだわった野菜料理が盛り込まれており、玄米とみそ汁つきです。若い人が新しい店を開業されることが増えているようで心強い。地域の魅力は、将来にわたっての担い手たる若者たちが創造していくのです。大聖寺も面白くなりつつありますね。ほうきぼしの紹介(たねのブログ)もご覧下さい。


ほうきぼしのランチ

2月6日(木) ぞんべら祭り
 昨日に続き門前に行く。今日は10時から総持寺裏山にある鬼屋神社でぞんべら祭りが行われました。一昨年に始めて拝見しましたので、二度目です。鬼矢集落からの坂道は雪が積もっており、お宮の近くまで車で行くのを断念された方もいらっしゃいましたが、無事鳥居の前にたどり着くことができました。鳥居をくぐり、大きなスギが連なった参道を行くと、小さなお宮があります。普段は電機が通っていないようで、小さな発電機が大きな音を立てて動いています。お宮の中には地域住民の方々と余所から見学に来られた方が混ざって座っておられます。囲炉裏には炭があかあかと火を出して燃えており、ストーブも2台燃焼していますが、足が冷たくなります。神事が定刻にスタート、その後に農業の所作を演じるぞんべら祭りが行われます。豊作祈願であると同時に、地域住民の娯楽であったのであろう、笑が絶えない演目に仕上がっています。祭司役を務めておられるのが寺の住職という点も面白い。十分楽しめる民俗文化財です。大切に伝承していただきたい。


ぞんべら祭りの様子

2月5日(水) 久しぶりに積雪
 八尾で目覚めたら、車の上に10cm以上雪が積もっていました。山裾は積雪量が違います。早めに起き出し、富山空港に向かう。道路は除雪が進み、スムーズに走れ、7時前に空港に到着。新江さんには、2便の予定を1便に早めて羽田に向かっていただきました。当方は、北陸道、のと里山海道を通り、門前に行く。北陸道ものと里山海道も雪が積もっており、除雪車が仕事されている場面に遭遇。久しぶりに雪が積もったのですが、これまでのところ、北陸は雪が少ないですね。これから、積雪が多くなっていくのかも。こんな時は余裕を持って行動しないといけません。


雪の積もった門前・手仕事屋

2月4日(火) 八尾で食談議
 昼前に富山空港で由布院の新江憲一さんを出迎え、県庁へ。しばし、懇談した後、昼を食べに「鮨し人(すしじん)」に参りました。こだわりの鮨し職人といった感じです。ランチは3000円ほどとのことですが、それ以上の価値があるように感じました。夜は、八尾のエルバッチャで、食談議でした。二人の料理人に新しいメニューに挑戦いただきました。それぞれ、白とエネルギーをテーマに4品ずつ作っていただき、参加者10数名に評価をいただく。このような試みを繰り返し、お客様と協創する関係を構築していただきたいものです。


山アさん、新江さん、松本さん

2月3日(月) 理事会
 午後から能登空港で能登定住・交流機構の理事会がありました。朝は七尾で東洋大の志保石さん、千田さんと会って車を渡し、能登事務所に移動。理事会の資料を作成し、昼には能登空港へ、空港3階のレストランで昼食をいただく。午後1時から会場の準備を行い、2時から理事会でした。20名程の人に集まっていただきましたので、全員にご発言いただきました。今後、個別にもお話をうかがいながら、広域連携で活動を進めていきたいと思う。最優先活動は、中途で人財採用する企業の発掘です。そのことに人財を集めて取り組みたいものです。


2月2日(日) お茶を楽しむ
 午前は小松のお茶屋さんでお茶を楽しむプログラムを取材。長保屋さんの長谷部英夫さんが5種類のお茶を用意され、順番に味わっていただき、それぞれがどのお茶か当てるというもの。玉露、煎茶、特上煎茶、加賀紅茶、加賀棒茶の5種類です。紅茶と棒茶は分かりやすかったですが、他の3つは?。お茶は味わい深いです。お客様は、金沢出身と京都で仕事をされているという西野さん(いしかわ観光特使)が企画したツアーとのことです。観光特使の方々は地域のために活躍して下さっていますね。ありがたいことです。昼は近くの勝っちゃんでいためそばと餃子をいただきました。懐かしい味でした。多くのお客様がひっきりなしに訪れる人気のお店です。


長保屋のご主人・長谷部さん

2月1日(土) 求人情報
 職安の求人情報を発見。1年間の期限つきですが、いくつもの職種で募集が出ています。とりあえず、能登に移住して、仕事を見つけるつもりで、足がかりの仕事として取り組む手もあるのではないでしょうか。職安であれば、よりよい仕事も見つけやすいはず。かつてのリクルートで仕事することが、果たしていた意味と似ていますね。能登定住・交流機構のフェイスブックに次々とアップしましたが、多くの人にご覧いただいています。最近、投稿している記事も求人に関するものが多いですが、アクセスも多くなっています。シェアして下さる方が多いと、飛躍的にご覧いただけるようになります。ネットワークの広がりが大事です。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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