[ 金沢便り2013.8月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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8月31日(土) ゲリラ豪雨
 午後から叔母さんを自宅に連れていく。新たな施設にお世話になるようになってから初めてのこと。随分久しぶりのことで、郵便ポストには郵便物やチラシなどがたくさん押し込まれていました。庭木は道路に大きく枝を伸ばしています。昼間はさすがに暑かったので、夕方になってから、枝を折る。普段なら太枝切鋏を車に乗せているのだが、南三陸に全て置いてきたので、手で折ることに。モミジは簡単に折れるので、一通り作業を終えることができました。近くの信用金庫で通帳の記帳もしてきましたが、さすがに残高が少なくなっていました。9月には再度行かないといけません。叔母さんを施設に連れ戻り、帰ろうとしたら、激しく雨が降ってきました。ゲリラ豪雨とはこのことというような降り方で、前がよく見えません。対向車のライトでセンターラインを確認しながら走っていました。歩道側の車線には水が溜まり、川のようになっています。線路をくぐる部分ではひやひやものでした。家に帰り着くころには、小降りになっていたので助かりましたが、ゲリラ豪雨というに相応しい極端な降り方でした。


雨の交差点

8月30日(金) 雨降り
 珠洲では夜半過ぎから激しく雨が降っていました。珠洲を出発する時も雨で、森の調査は断念。昼前に能登事務所に立ち寄り、中央大学の小山さんと門前に移動。手仕事屋でそばをいただき、金沢に向かう。県庁で打合せと面談を6時半ぐらいまで。昼食時も含め、公務員としての心得を何人かの方に教えていただく。さらに、県庁近くの「カホン」で夕食を。小山さんには、8時過ぎのバスで能登に戻ってもらう。公共交通を活用すると、穴水までは移動可能なのですが、バス停までは、能登事務所に滞在中の東洋大の志保石さんたちに迎えに来ていただくことで、帰り着くことが可能になります。共同生活の成果ですね。


8月29日(木) 珠洲
 久しぶりに珠洲に泊まりました。朝一で穴水で打合せ、その後、門前に移動し、打合せ。手仕事屋で昼をいただき、午後は能登事務所に立ち寄り、夕方には珠洲へ。森林を見て回りました。明日も能登で活動するべく、珠洲の山中荘さんに久しぶりに泊めていただきました。夕食は近くの「炉端焼あさ井」でいただく。雨が降りそうで降らない夜でした。


あさ井のさんまの刺身

8月28日(水) 呉羽
 金沢大での打合せの後、富山に向かう。大学の間を抜ける道を山越えし福光へ。途中のトンネルは抜けていますが、まだまだ前後の工事が続いています。今年の冬までには完成しそうです。福光からは福野を通り砺波まで下道を走り、北陸道に乗る。富山西インターで下りて、梨の直売所が点々と続く呉羽を走り、富山大学のある五福町にやってきました。午後は富山新世紀産業育成機構で打合せでした。当方が関わることはそんなに無さそうでしたが、おつきあい。帰りも呉羽を通り、小杉インターから北陸道に乗る。この時期、呉羽は梨の直売所が何十とあって、目移りしますが、楽しそうです。すでにあるかもしれませんが、梨の直売所マップがあると選びやすい。


8月27日(火) 珠洲
 今日は早くに金沢を出て能登事務所に行く。今後の予定について打合せ、その後、珠洲に行く。市役所に顔を出して、ふるさと回帰フェアについて確認。昼は久しぶりに珠洲ビーチホテルでのと丼をいただく。しいたけ小屋ひろきちで東洋大の能登ゼミについて打合せ。さらに、奥能登塩田村でも相談させていただきました。塩木山再生の取り組みは魅力的なプロジェクトです。かんすい(塩分濃度を高めた塩水)を大きな釜で炊く際の燃料として柴(細い木)を利用していましたが、それを3年サイクルで刈り取る山を設けるという取り組み。実現できるとよいですね。


奥能登塩田村

8月26日(月) 穴水
 午後から穴水町に参りました。東洋大学の能登ゼミの相談です。まずは井川造園のガーデンプラザで社長の井川さんと相談。その後、渚水産の社長・北川さんと相談。ご自宅の海沿いの部屋は海からの風が常に通り、さわやかでした。おかげで2時間ちかくお話をさせていただきました。その後、能登鹿島駅をのぞいてみました。駅がきれいでした。地区住民の皆さんが毎週掃除をされているとのこと。小さな駅舎やホームの周辺もきれいなわけですね。素晴らしい。トイレも洋式できれいでした。少し穴水の中心部に近づいた場所からの眺めも青々としていて気持ち良かったですね。


能登島を望む

8月25日(日) 山の神平歩き
 朝9時から最後のプログラム「山の神平歩き」でした。ガイドは地元の阿部勝善さん。間伐体験の指導、初日の夜の交流会は学生諸君が勝善さんのご自宅にお邪魔していますので、3度目の登場です。さんさん館から歩きはじめ、川沿いを歩いてあがり、勝善さんの家のある集落を歩かせていただきました。志津川で一番大きな家という山内さん(屋号:大家)にお邪魔し、おばあちゃんにお話をうかがう。生涯現役で農業をされておられるので、腰は弱っておられるようですが、頭も耳もしっかりされていて、話も明確です。80歳とは思えないほど美しい顔をされています。その後、勝善さんの家にお邪魔して、トウモロコシとナスの漬物を御馳走になりました。何度もいただいていますが、奥様が作らる漬物は絶品です。しばらく休憩した後は巨石を見学に、そこからは集落を下り、さんさん館まで歩いて戻りました。今日は2時間のコースでしたが、山の神平の魅力を少しは感じていただけたのではないでしょうか。


山内邸、見えているのは長屋門

8月24日(土) 漁業体験&やすらぎの森
 朝8時半過ぎには漁港に行き、漁業体験。今日は漁協青年部の若い衆に案内いただく。漁協の星さんも一緒に乗って下さいました。ホタテ、ホヤ、カキと順番に見てまわり、ホタテとホヤは試食。カキは9月以降でないと試食できないとのことでした。次に、ほったて小屋でランチをいただく。ホタテを炭火で焼くお手伝いもして、ホタテやタコ、マグロの刺身の盛り合わせがメインになった定食です。午後は、「海の見えるやすらぎの森」で保全活動を。暑い中、休憩をはさみ1時間以上作業を行う。帰りは東浜街道を歩く。南三陸ホテル観洋に戻り、大きな温泉に入ってゆっくりしました。夕食はひころの里で。御膳で美味しい食事を御馳走になりました。夜はさんさん商店街に行き、復興市と花火大会を拝見。最後は山内登美子さんのご自宅に学生諸君を送り、当方は4年生と、7月25日にオープンした民宿コクボ荘に泊まる。


若い漁師と学生たち

8月23日(金) 南三陸学生ツアー
 朝早くに南三陸ホテル観洋で谷下教授と合流。まずは、東浜街道を見学に。所々、草が茂っているところはありますが、他は歩くのに支障は無さそうです。1時間ほどで観洋に戻り、女将さんと話をさせていただきました。その後、レストランで日替わり定食をいただき、観洋で行われたJCN現地会議を最初の部分だけ拝見。女将さんの挨拶とすばらしい歌津をつくる協議会の小野寺寛さんの話をうかがう。その後、藤田岳さんとお会いして、さんさん商店街に移動。買い物を済ませた後、志津川のバス停で学生諸君を出迎える。宮城大のバスに乗ってもらい、さんさん館に移動。間伐チームとブルーベリーチームに分かれて活動へ。ブルーベリーチームは、山内太一さんの畑で、移植作業を手伝い、ブルーベリーを試食させていただきました。作業後はご自宅でお話をうかがう。さんさん館での夕食後、上山八幡宮で行われていた「かもめの虹色会議」の様子を拝見に。志津川のまちの形について、具体的な議論が行われていました。7色の人が集まって議論することで、多面的な評価や発想が生まれるとのことで「虹色」とのことです。


山内太一さん、カヲルさんを囲んで。

8月22日(木) 南三陸
 あまちゃんでは北三陸が注目されていますが、当方がお邪魔しているのは南三陸。5月以来の訪問です。1時に仙台空港に着き、レンタカーを借りて、高速を走り南三陸へ。3時前に南三陸ホテル観洋に到着です。中央大学の谷下教授と合流し、海の見えるやすらぎの森へ様子を見に行く。24日午後の中央大学の学生ツアーの活動フィールドにしますので、草などの生え具合をリサーチ。ギボウシやホトトギスなどがあちこちに咲いています。入口は草や竹がありましたが、他は切り倒した切り株から萌芽が出ているぐらいですね。但し、浜街道は草がぼうぼうでした。歩くルートを考えた方がよいかもしれません。その後、さんさん館に移動したら、ちょうど阿部勝善さんにお会いしたので、今回もお世話になるお礼を。夜はさんさん館に泊まる。


志津川湾の眺め

8月21日(水) 東洋大学「能登ゼミ」
 今年の東洋大学の能登ゼミの概要が固まりました。日程は9月16日〜21日、各地区には17日〜19日にお邪魔します。参加学生数は24人で、各地区4名で分散して活動、昨年の珠洲市、能登町、穴水町、輪島市門前町、志賀町に加えて宝達志水町でもお世話になりますので、よろしくお願いいたします。宝達志水町では貴重な資源となっている「宝達葛」をメインテーマに活動していただきます。20日はお熊甲祭りの見学と、志賀町鵜野屋の大学の森予定地で活動を計画します。今年も各地でお世話になりますが、よろしくお願いいたします。


8月20日(火) 決算
 (株)ぶなの森を設立したのは3年前の9月ですが、決算は8月末に設定しました。そのようなことで、今期の収支を把握すべく、経理役のスタッフが集計した数字をさらに処理しています。だいたいの数字は見えてきました。現状では赤字ですので、どうしたものか。今後にむけての対策を真剣に練らないといけません。ボランティア的なことは止めましょう。しっかり収支がとれるような仕事の受け方を考えたい。我々の仕事の価値をさらに高め、しっかり説明し、理解を得ることが大切だ。地域に貢献する仕方はいろいろあり得るが、仕事を創出し、地域で生活できる人を増やそうという事業に取り組んでいるので、まずは自らが採算のとれる仕事を創っていないことには説得力がありませんね。


8月19日(月) インターン
 金沢駅に中央大学の学生さん一人を出迎え、能登事務所へ。本日からインターンとして活動してもらいます。移住・定住した人を取材し、ホームページを作成してもらう手伝いをしていただきます。能登事務所の2階で、東洋大学の学生さん2名と合宿生活のスタートです。例年に比べ暑いので、冷房のないところでの暮らしは大変かもしれませんが、祭り見学など、能登暮らしを楽しんでいただければと思う。どのような成果を得ることができるか、Iターン者の話をうかがうことを通じて、学ぶことも多いはず、将来の仕事に活かして欲しいものです。


8月18日(日) 白木峰
 今日も八尾で大阪大の学生さんをフォロー。9時半に宿舎を出発、大長谷に向かう。まずは、白木峰に行く。駐車場に車をとめ、すぐ上のブナ林に入ってみました。風の通り道になっているところでは、涼しくすがすがしい。1300メートル以上ありますので、下界とは違う風が吹いています。その後、大長谷のふるさとセンターに行き、地元選出の県議・宮本氏を囲んで昼食。そばとピザをいただきました。面白い取り合わせです。地元産の素材を活かした魅力的なメニューで、もっと発信すべきですね。食事の後は、2階で村上光進さんのお話をうかがう。夜は、山元食道で富山市の政策監から「コンパクトシティ戦略による富山型都市経営の構築」について説明いただいた。市街地の在り方については明確になっているが、中山間地の位置づけについては議論のあるところだ。もっと研究させていただき、富山市の政策遂行に注目していきたい。


白木峰のブナ林

8月17日(土) 大阪大
 八尾で大阪大の学生さんをフォロー。10時までに八尾にお邪魔し、学生諸君と合流。先生方を当方の車に乗せ、ポイントを見て回る。まずはおわら資料館へ。次に商工会で田代さんからこれまでのまちづくりの取り組みについて説明をいただく。昼は、山元食道でランチをいただく。午後はふらっと館で学生の皆さんに話をさせていただきました。その後、観光会館を見学、古川さんに解説をいただきました。夜は、学生諸君は合宿でしたので、当方は先生方と楠亭でいただきました。最後はもつなべを楽しませていただきました。随分久しぶりです。


大阪大の学生さんと観光会館で

8月16日(金) 金沢駅
 夜、金沢駅まで行く。列車が着くたびに大勢の人が出口から出てきます。家族を迎えに来たような方々が出口付近に集まってきて、再開を喜ぶ姿をいくつも拝見できました。お母さんだけが出かけていたようで、駆け寄るお子さんの姿が微笑ましい。年老いたお父様が出迎えにきている家族など、遅い帰省なのか、夏休みを利用して観光に出かけていたのであろうか。駅で繰り広げられる人間模様は面白い。駅は、出会いと別れの舞台として、刺激的な舞台ですね。


金沢駅の出口付近

8月15日(木) 妙成寺
 昼前に和倉温泉に行き、学生さんを金沢まで案内する。昼を和倉温泉のはずれにある寿司屋でいただき、その後、南下。まずは七尾市の一本杉通り商店街の店を見学して回る。白井の昆布屋さん、鳥居の醤油屋さん、花嫁のれん館と見学、そして北島屋さんでお茶をいただく。次に鹿島バイパスを南下し羽咋へ。妙成寺を久しぶりに拝観。水の流れ出ているところは涼しい印象です。歴史のある空間は落ち着きます。次に気多大社を見学。お隣にある大社焼の窯元も拝見させていただく。羽咋からのと里山海道を走り、看護大インターで下りて、竹森正伸ぶどう園へ。前回、学生さんと一緒にお邪魔した時は。まだぶどうが出ていませんでした。山裾の道を通り金沢に戻るが、まずは県庁の9階で周囲をぐるりと見て回る。その後、21世紀美術館の地下駐車場に車を入れ、まずは屋外に展示されている作品を見学。柿の木畠、片町、木倉町通りと見て回り、木倉町の居酒屋で夕食をいただく。最後は藤井でそばを食べて、金沢駅まで送る。しばらくすると高速バスが到着。今回は余裕をもってバスに乗っていただけました。


妙成寺の五重の塔

8月14日(水) 加波千晴さん
 金沢を早めに出て七尾市中島町の鉈打地区に東洋大学の学生さんを迎えに行く。祭りの準備でキリコをあちこちで組立中でした。実際は中島菜を栽培している松田さんの作業場で取材中でしたので、そこまで山裾を走ると10分もかからず行けました。その後、能登事務所に移動、来春には能登に戻りたいという男性とお会いする。彼のような方が増えることを期待したい。帰りに能登空港に寄り、旅の情報センターに「お楽しみガイド」を届ける。飛行機の到着や出発とは異なる時間帯であったが、多くのお客様がお越しでした。旅の情報センターのトイレ前に壁面のショーウインドーに加波千晴(かば ちはる)さんの人形作品が展示されていることを教えられましたので、撮影。あまり目立たず、もったいないことになっていますので、紹介させていただきます。千晴さんは、輪島の漆器店の4代目の御主人と結婚されて、福岡から移ってこられた方です。


加波千晴さんの作品

8月13日(火) 卒論
 午後、金沢駅前のホテルで学生さんと会う。卒論のために、能登定住・交流機構について話をうかがいたいとのことでしたので、資料を持参してお話をさせていただきました。移住者が世界農業遺産としての「能登の里山里海」にいかに関わっているかをテーマにされたいようであるが、明確なフレームが出来上がっている様子ではなかったので、とりあえず、9月に行われる輪島市三井での東京農大の活動の際に、調査に来ることを提案させていただきました。難点はペーパードライバーであること、サポートの仕組みを考えないといけませんね。


8月12日(月) 新たな出会い
 ネットを通じて求人に応募のあった若者と能登事務所で会う。想像していた通りの人でした。東京の出身ですが、大学生の時に能登に研究のためにやってきてから、継続的に関わってくれています。活動内容も現在されている仕事も、こちらが求めている人財像にあっています。是非能登に移ってきてほしい。明日、お会いする予定の学生さんも知っているとのこと。問題意識を共有する人はつながるものなのですね。


8月11日(日) 墓参り&同窓会
 午前早めに家を出て富山に向かう。流杉パーキングから出て、一つ上流の集落、大場に行く。墓参りのためです。今でも20数戸の集落だが、昔とほとんど変わっていない。変わったのは、近代的な家が建っていることや木が減ったことぐらいであろうか。上流側の集落のはずれに墓地があり、その近くに神明社が鎮座している。昔は周囲に鬱蒼とした木が立っていて、不気味な雰囲気があったので、墓地とセットで肝試しの舞台になっていた場所だ。墓地ともども、木が切られて少し寂しい。空いた時間があったので、常願寺川にも出かけてみた。河原に多くの木や草が茂り、水が見えないし、河原にたどりつくのに手間取りそうなので、断念。昔は河原で遊んだものだが、見られるのは、対岸で釣をする人やジョギングする人ぐらいだ。早めに金沢に戻り、今度は加賀に向かう。山代温泉で高校の同窓会があった。懐かしい顔に出会えるのは貴重な機会だと思って、最近は欠かさず参加している。意外な発見があって面白い。


常願寺川でみつけた遺構

8月10日(土) 模様替え
 午前は七尾のお寺に墓参りに。その後、義兄を鵜川まで送り、春蘭の里を抜けて能登事務所に行く。昨日の中央大学生のプレゼンを1枚ずつ撮影し、データを教授と事務局に送信。気温は高かったが、風が吹いて気持ち良かったので、本棚を移動させる。印象が変わります。ホワイトボードのスケジュール表に予定を書き込む。夕方から穴水に移動し、海沿いを歩く。少し行くと異なる風景が広がっています。夜は、鵜野屋地区を再訪し、稗造研修センターで地区の住民の方々に「大学の森」について説明させていただきました。好意的に評価いただいたようで、何よりです。何とか地区の皆さんのお役に立つような活動が展開できればと思う。


海と生きる暮らしがイメージできるボート

8月9日(金) 報告会
 今日は中央大学環境FLPサマースクールin能登の活動報告会でした。10時までに穴水駅前のプルートに集合し、2階のホールで各グループから報告していただきました。最初に谷下教授から話をいただき、1グループ10分のプレゼン、10分の質疑応答で、5グループですから、100分、最後に総括を星野さんにしていただきました。事務局の荻野さんからもコメントをいただき、12時前に終了。穴水駅周辺で昼食を食べてから帰っていただこうと考えていたのですが、あいにく幸寿しはいっぱいで、10人近くは喫茶店でいただきました。珠洲グループは奥野さんともりそばで。その後、河合谷ゼミに参加する学生諸君を津幡町の山奥の河合谷(谷下教授の故郷)にお送りしました。水が豊富で魅力的な場です。


プレゼンの様子

8月8日(木) 門前
 今日も中央大学環境FLPサマースクールin能登の活動のサポートでした。朝から総持寺周辺を歩いてみて回る。昨日歩いていないところを歩き、全体像の把握をしていただきました。中西香月堂さんにも立ち寄り、お菓子を試食、昼ははしもとやでいただきました。午後は、車で古和秀水を見学に行き、その後、黒島にも足を運び、角海家や天領祭り資料館でもお話をうかがう。一旦、手仕事屋で休憩、星野さんに話をしていただいた後、別荘に戻り、まとめの作業をしていただきました。昨日同様、5時過ぎにじんのびの湯に入った後、手仕事屋で夕食をいただく。早々に別荘に戻りましたが、まとめの作業が延々と続いていました。最後はどうなったかは、早めに寝てしまったので、分かりませんが、・・・。


中西香月堂さんで試食

8月7日(水) 中央大学環境FLPサマースクールin能登
 中央大学の学部横断のゼミFLPのサマースクールin能登がスタートしました。穴水駅前のプルートに10時までに集合してもらい、簡単なオリエンテーション。その後、珠洲市、能登町、穴水町、輪島市門前町、門前町黒島地区の5つのチームに分かれて活動です。珠洲はしいたけ小屋ひろきちさんにお願いし、能登町はぶなの森でサポート。穴水は商店街の加藤さんにお任せしました。当方は門前町チームをサポート、黒島チームには谷下教授についていただきました。門前と黒島チームはまずは手仕事屋で星野さんの話をうかがって、昼食。その後、まんだら村にいったん荷物を置きに行き、1時をめどに分かれて活動です。門前では、まずは商店街の理事長五十嵐さんに、酒井家と禅の里交流館を案内していただきました。その後、シモグチを訪問、若夫婦にお話をうかがうが、「もんちゃん」の着ぐるみも見せていただきました。次に、ランドマークカフェで休憩し、借りている空き店舗を見学。お向かいにある「夢かぼちゃ」ではお話をうかがう。さらに、沢田陶器店を見学したあと、櫛比神社から亀山に登る。最後は手仕事屋で休憩させていただき、じんのびの湯へ。夜6時半からは手仕事屋で地元の若い衆たちと懇親会でした。


もんちゃん

8月6日(火) 鵜野屋地区再訪
 総務省への申請のために、志賀町の鵜野屋地区を再訪。区長さんと話をさせていただいた後、地区を回り写真を撮影。里山歩きに活かせそうななだらかな森が両側に連なり、真ん中を川が流れ、川沿いか山裾に集落が点々とある。そして、その間に田んぼや畑があるという典型的な里山の構造があります。川は清流で、いろいろな生き物が住んでいそうです。残念なのは、空き家が多いこと。幹線道路沿いにある家も空き家になっているところが多いし、耕作放棄地が増えている感じです。山間の集落の典型かもしれない。この地区の将来をいかに描くことができるか。


立派な空き家

8月5日(月) 新幹線開業といしかわ暮らし
 午後から地場産センターで石川県の地域振興課が主管する表記のテーマでの委員会がありました。委員には、ふるさと回帰支援センターの専務理事の高橋氏や石川県の観光プロデューサーの早川さん、金大の高山教授、さらに、JR東日本北陸営業センター所長の黒田氏、JR西日本の副支社長の山田氏など、多くの委員の方に囲まれて、当方も能登定住・交流機構の事務局長として委員に加えていただいています。意見交換では、移住、定住に向けての提案をいろいろ出していただきました。仕事づくりが重要であることや、自治体が空き物件の発掘を積極的に行うことで、多くを確保できている例などの話もありました。当方からは、新幹線を活かすという観点から、週末はいしかわで暮らす生活スタイルの提案をさせていただきました。いきなり、全ての仕事や暮らしを移転するのは容易ではない方向けの提案です。金曜日の最終便で帰り、月曜の朝一便で都会に戻るという、3泊2日の「いしかわ暮らし」はいかがかと思う。富山に住みながら早稲田の教授をされてきた宮口先生の生き方がモデルですね。


8月4日(日) フィニッシュワーク
 被災地の復興に関する計画案づくりの最終段階のとりまとめを一日行う。より具体的に、分かりやすく整理することが期待されていますので、ネット等も駆使しながら、イメージを膨らませながら取り組む。続けてデスクに向かっていても、枯渇してくるので、あえて違うことを行ってみたり、寝たりしながら、リフレッシュを意識的に図り、断続的に作業を続ける。ようやく、夜にはまとまりをつけることができました。具体化に向けてのたたき台として役割を果たすことができるとよいのですが。やはり、被災地から離れた場所にいるというのは、弱いですね。その気になれば、気軽に現場に赴くことができる、当事者と相談できる、そんな場所にいて取り組むべき仕事なのだと感じました。


8月3日(土) ETC
 7月に買った車にETCをつけていただきました。いつもお世話になっているイノクチモータースさんで、予約しておき、取付とセットアップの作業をしていただきました。1時間もかからずに終了。最近は頻繁にお邪魔しているので、待たせていただく間は、一番奥のテーブルでパソコンを使って仕事をさせていただいています。どこでも仕事ができるのは良いことです。ETCはそれほど頻繁に利用していませんが、今年も八尾には通うことになりますので、必需品として設置しました。時間帯によっては通行料金が半額になるのは魅力です。ささやかですが、通過にかかる時間も短くできますからね。全国でみても、88.8%の利用率(平成25年7月5日〜7月11日の平均)とのことです。平成13年に導入が始まって以降、平成17年10月に5割を超え、確実に広がっています。


8月2日(金) 志賀町
 能登事務所に泊まっていましたが、昼前に門前に移動。手仕事屋でそばをいただき、星野さんと志賀町に行く。久しぶりに町長さんにお会いしました。東洋大学の森及び活動拠点づくりについてお願いしました。質問いただいたことも、その通りのことで、常に率直な物言いをされる方です。30分の約束のところを、1時間ほどおつきあいいただきました。結果、協力いただけることになりましたので、今後もいろいろお手伝いできればと思う。その後は、能登空港に移動し、奥能登4つの市町の副市長・副町長会議に同席させていただきました。ここでも、素直な議論が行われていました。腹を割った話はよいものですね。


8月1日(木) 能登空港寄らん会
 昼前に能登空港で「能登空港寄らん会」(能登空港の利用促進のために設けられた老人会のお世話をされている方々の会)がありました。能登定住・交流機構事務局として、東洋大学の能登ゼミについて説明させていただき、協力を要請しました。中央大学のサマースクールについても紹介させていただく。先輩を活用するようにとのご提案をいただきました。いずれも、各地に分散しますので、それぞれの地域で協力していただくこともあるかと思います。特に、東洋大学の能登ゼミでは、地域にお住いの「古老」=人生経験豊富な方々のライフヒストリーをうかがうことが大きな課題になっていますので、お話を聞かせていただける方を紹介して欲しいと思う。古老という概念は、老人会のお世話をされている方々にとっても違和感があるようだ。たしかに、皆さんお若い!新たな概念設定を大学に考えていただこう。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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