[ 金沢便り2013.1月 ]
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1月31日(木) のどぐろ屋
 昼前に穴水の商店街の加藤靴店でヒアリング。午後は能登事務所で、中谷家のご当主からお話をうかがう。地域資源の有効活用のためには、地域内の連携が不可欠であり、住民の皆さんの参画による企画づくりからスタートすべきでしょうね。夕方は輪島に移動し、朝市通りのたたみ靴店でお話をうかがう。街中にある貴重な靴店で、明るくカラフルで楽しい雰囲気です。ご両親と姉弟で靴店を運営されています。ホテルにチェックインした後は、飲食店が集まっている観音町にあるのどぐろ屋で夕食をいただきました。この店も店内が明るく、スタッフも若くて、お客様も若いのが特徴です。カウンターで一人で気軽に楽しめるのがよい。


のどぐろ屋サラダ

かれいの刺身

しめにいただいた門前そば

1月30日(水) 心味
 昼は金沢駅近くの「心味(ココミ)」に参りました。駐車場がいっぱいでしたので、周辺で適当に駐車して店に入る。1席だけ空いていて、幸運でした。他はすべて女性で、さすが人気の店です。野菜がふんだんに使われていて、見た目もカラフルで美味しそうです。品数が多いのも、女子会に向いているのかもしれません。小上がりもあって、お子様連れも利用しやすそうです。2度目ですが1店長は覚えてくれていたようです。男性客は少なさそうですから、目立つのかもしれませんが。


カラフルなサラダ

和風ハンバーグ

野菜春巻き

1月29日(火) 「失敗学のすすめ」
 今後のことを考える上で、過去の失敗に学ぶことが大事だ。講演や研修会等で、多くは成功物語を語ってきた。しかし、成功確率を高めるためには、なぜ失敗してきたかを分析し、どこがダメだったかを認識することから発想しないといけない。過去の人生選択そのものを問題にしてもどうしようもないのだが、その判断基準やその判断そのものに根本的な問題があるのなら、そこを改めないといけないし、日々の実践に問題があるならそこを修正しないといけない。過去の人生、失敗の方が多いように思うが、重要なポイントを把握するために、近いところから振り返ることを一度しっかりしてみる必要があります。地域のこと、会社のことについても、同じことが必要だと思う。「失敗学のすすめ」は畑村洋太郎さんの著書で、他にも失敗に関する著書が多い。失敗を分析し、失敗に学ぶことは、創造のためにも必要であることを語られています。


1月28日(月) 手打蕎麦だんくら
 午後を目がけて山中温泉に向かう。8号線を分校で左折して山中温泉に抜ける道を通るが、山中温泉手前の東谷で手打そばののぼりを見つけ、行ってみました。公民館や保育園の近くに新しいそば屋、だんくら(加賀市山中温泉中津原町ハ124-6 TEL090-8094-3187 11:00〜16:00 火曜定休)が出来ていました。昨年7月に開店されたとのこと。福井のそば粉を使っておられるとのことで、おろしそばが基本になっている印象です。そこで、まずはおろしそばを注文、うどんも手打とのことでしたので、かけうどんも注文してみました。うどんもそばもきれいな仕上がりで、だしも美味しくいただきました。山中温泉では、ヘルスツーリズムのモニターツアーを見学させていただきました。医療センターでの水中運動や栄養指導の様子を拝見し、すずや今日楼で百湯食を試させていただきました。面白い組み合わせだと思うので、連携が強化されていくことを期待したい。


だんくらの店内

おろしそば

かけうどん

1月27日(日) 初除雪
 自宅の前の除雪を初めて行いました。能登事務所では、周囲に積雪が昨年のうちからあるので、少しは動かしたことがありますが、家では大丈夫でした。さすがに今日は、20センチほど積もった感じになったので、スノーダンプを使って除雪しました。夕方には事務所に行って除雪。いよいよ本格的な冬というところ。東北や北海道では昨年のうちから、積雪が激しいですが、金沢はこれまでのところのどかでした。


1月26日(土) ヘルスツーリズム
 朝早くに家を出て穴水に向かう。朝方の天気が悪く、能登に行くのを断念したくなるような状況でしたが、小康状態になったので出発。能登有料では、途中で自損事故を2件発生していました。穴水に着いた時には雪が上がって、良い天気でした。11時前でしたが、かきまつりは大勢のお客様で盛り上がっていました。一通り撮影して、能登町七海のなごみに移動。ヘルスツーリズムモニターツアーの最初の様子を拝見、支配人と意見交換。第2弾を企画したいものです。地元のリピーターも参加いただき、大勢で水中運動をされていました。最初は緩やかに、途中からは勢いよく運動するという緩急のついた動きです。身体のいろいろな部分に刺激を与え、飽きないようするためには必要なアプローチですね。その後は、門前に移動し、手仕事屋で遅い昼をいただき、星野さんの打合せ。週末イベントが周辺である時は、お客様が少ないようですが、天気も悪くて、極端に少ないとのことでした。週末イベントには功罪があることを考えないといけませんね。


美味しそうなかき

なごみの温水プール

水中運動

1月25日(金) 創造人財
 能登定住・交流機構が誘致を目指す人財像として「創造人財」をかかがています。地域の価値を高められる事業、商品、情報等を創造してくださる方々です。地域の企業に入って、従来からの商品や事業を飛躍的に発展させる活動や、新たな商品、事業を企画提案していただくことも期待しています。その意味では、本日、興能信用金庫の数馬理事長からうかがった、金融業界で活躍していた人にこだわらないという発想は素晴らしい。地域振興の中核的担い手として、思い切った事業展開が求められます。地域の多様な産業、個々の商店・企業の発展につながる、あらゆる活動をしていただきたいですね。


1月24日(木) あざみ園
 朝からあざみ園で防災マニュアル映像編の撮影でした。ボランティアとして関わっていただいている方々や地域連携活動の委員会のメンバーに利用者役をしていただきました。ボランティアで関わっている方々は、日常的に利用者と交流があるためでしょうが、役が上手でした。人の特徴をつかむためには、よく観察しないといけませんが、そのような成果なのだと思う。昼過ぎまでは快晴の素晴らしい天気で、立山連峰がきれいに見えました。しかし、夕方には風が強くなり雨が降ってきました。おかげで、終わり近くで撮影した発煙筒をたいての出火と初期消火のシーン後、煙を出しやすかったです。何度も、あざみ園にお邪魔していますが、スタッフの方々は明るく元気な人が多く魅力ですね。


1月23日(水) プール
 プールは水泳のための施設という認識が普通であった。従って、水泳人口の少ない地域では、年間を通じて泳げる屋内プールがない。しかし、最近は、水中運動の場として利用する人が徐々に増えているはず。泳げないけど、泳がないけど、健康増進のためにプールで歩くことを習慣にしている方も目立つ。先日、ご一緒した能登杜氏の農口尚彦さんも、毎日のように温水プールに通い、10キロ以上痩せたと言われていました。今も町内の温水プールに通われています。当方も、早めに事務所を出て市営プールに行って1時間歩いた。歩いている人が多くて、歩きにくかったが、少しだけ身体が軽くなったような気がします。このような活動は習慣化することが大切です。そのためには、すべての自治体にあるべき施設ですね。


1月22日(火) ハローワーク
 能登定住・交流機構の活動に関して、重要な存在はハローワークです。ネット上で求人情報を確認できますから、頻繁にチェックして新たな職場探しに活用いただければと思う。意外な企業が求人を出していたりします。専門職では、行政からの求人もありますね。例えば、珠洲市では保育士さんや公民館主事、病院の検査技師などの求人も上がっていました。ネットでの検索サイトはジョブストックです。


1月21日(月) 里山里海の文化伝承
 午前と午後、穴水町で里山里海活用実行委員会の部会がありました。その前に、井川造園にお邪魔して、井川社長に「能登定住・交流機構」の設立総会の資料を説明し、中途で採用予定の人財についてヒアリング。店長候補、ガーデンデザイナー、事務職と広く求めておられます。職安にも求人票を出されています。但し、店長候補の求人は含まれていませんが。いずれにしろ井川さんのような企業を発掘し、紹介していくことが、「能登定住・交流機構」の当面の活動になります。里山里海の部会でお願いしたのは、民俗文化財の伝承について、地区の問題としてだけでなく、穴水町全体、能登全体の文化伝承という観点で検討いただきたいということ。学校で学ぶ場を継続的に設けていただくことが有効であると思う。それもクラブ活動として継続されることが理想です。クラブ活動であれば、長時間学ぶことになり、それだけ身に付きやすくなります。地区内に子どもがいないのであれば、町の学校の生徒や学生を担い手にするしかないのではないか。


1月20日(日) やすらぎの森
 南三陸ホテル観洋でチェックアウトした後、阿部女将としばしお話をさせていただきました。津波が到達した地点に桜を植えたいという団体がいらっしゃるので、どこがよいか、というご相談です。一つの適地として「やすらぎの森」として整備を進めている観洋さんが所有されている森の一番海に近い場所がそのものズバリ津波が到達した場所にあたります。歩道がついている脇に植え、さらに一番最初の台地上の場所の周りに桜を植えれば、花見を楽しむと同時に、いざという時の避難場所として目印になるのではないか。町内では、神社に逃げ込めば、助かっているようなので、神社の周囲にも植えていけばよいのではないか。戸倉小学校や戸倉保育所の子供たちが避難した五十鈴神社や戸倉神社、歌津の三島神社なども神社の建物は無事でした。いざという時は桜が植えられている場所に逃げればよいという目印にしていただければと思う。実際の現場を把握していただくために、女将さんと副支配人と現場に出かけました。森の中は、太陽光がいっぱい差し込み、明るく心地よい雰囲気でした。


木の間から海が見えます

動物の足跡

最初の広場

1月19日(土) コアラ館
 8時から南三陸ホテル観洋の阿部女将と相談。9時から役場にお邪魔して、宮川さんと相談。その後、歌津の小野寺さんを訪ね、今後の活動について説明させていただきました。歌津の復興商店街に寄った後、役場に戻り、コアラ館のオープニングセレモニーを拝見しました。最初に 三戸邊鹿子躍(みとべししおどり)の披露がありました。11年ぶりです。地域づくり全国大会の志津川分科会で拝見して以来です。コアラ館は オーストラリアの首相が最初に南三陸を訪問して以来、交流を重ねてきた延長上に作られました。 オーストラリア・ニュージーランド銀行さんが資金を提供されたようですが、日本エコツーリズム協会理事の小林寛子さんがメンバーのクラブオーストラリアも本やペレットストーブを寄付されています。これまでも南三陸の子供たちがオーストラリアに招待されたり、復興市にオーストラリア大使館やクラブオーストラリアも参加しています。今後も継続的な交流が行われることでしょう。少しは交流のお手伝いができればと思う。


三戸邊鹿子躍

大使も参加したテープカット

パーティで提供されたオージービーフ

1月18日(金) 南三陸町再訪
 南三陸町へやってきました。ちょいと忘れ物をしたので、仙台市内で買い求め、1時間ほど遅れの4時過ぎに到着。三陸道は積雪のためか、仙台に向かう道が渋滞していました。帰りは早めに動かないといけません。今回はエコツーリズム協会理事の小林さんが関わっているオーストラリアのコアラ館のオープニングの様子を拝見し、その活用を考えるために参りました。3月の中央大学の学生諸君との活動や次年度の活動について、地元の方々と相談する予定です。夜は、南三陸ホテル観洋で関係者と一緒に夕食を楽しませていただきました。


観洋のロビーからの眺め

1月17日(木) 石川労働局
 「能登定住・交流機構」の活動のために、石川県商工労働部産業政策課、石川労働局に相談に参りました。求人情報をネット等でどの程度発信していいか教えていただきました。ホームページに地域企業の求人情報をまとめて発信することは、許認可を得なくても大丈夫とのことです。応募条件等、表現上の問題はありますが、いろいろ相談させていただきながら、活動を進めれば、親切に指導いただけそうですので、安心しました。本格的な組織にする段階では、定款等に「職業紹介」、それも有料での職業紹介を事業内容に盛り込み、それを前提にした申請をするようにしたい。久しぶりに労働局にお邪魔しましたが、どこに声をかけようか迷っていたら、向こうから声をかけていただいた若いスタッフの方をはじめ、対応いただいたスタッフの皆さんが親切でした。しっかりサービス業になっています。素晴らしい。とりあえず、フェイスブックのページを作成しました。


1月16日(水) 能登定住・交流機構
 能登空港で「能登定住・交流機構」の設立総会があり、50名ほどの方にお集まりいただきました。本格的な活動のための準備組織の設立という段階ですが、一方で具体的な活動を進めるために、組織を立ち上げておくことが必要でした。首都圏からの人財移転は早ければ早い方がよいと考えています。大学のゼミの誘致についても、次年度からの活動を働きかけるとすると今年度のうちに相談にお邪魔しておかないといけないでしょう。早々にすべきことが多くて、これからが大変です。地域の皆様のご理解と協力が不可欠ですし、確実に受け皿づくりを進めていきたいものです。


設立総会の様子

1月15日(火) 早めの行動
 7時前にホテルを出て羽田空港に移動。すでにチケット購入カウンターの前には長蛇の列が出来ていました。昨日、電話で今日の午前便に変更してあったのですが、有人カウンターでないと正式なチケットにならないとのことで、並ばされました。結局1時間半かかっています。今回の対応でおかしいと感じたのは、ネット上ではすでに欠航になっていることが認識されているにも関わらず、ネットで変更できないことと、自動チェックイン機で発券されないこと、そして、長時間お客様を並ばせていても窓口を増やす訳でもなく、対応が事務的なことです。サービス業になっていません。ようやく手荷物検査場を通過して、出発ロビーに到着したら、出発が1時間55分の遅れになりますとのこと。ここまで大幅に遅れるのならは、もっと早く告知すべきです。今後は、可能な場合、別の航空会社を選択することにしたい。今回は、2時間以上も早めに空港に着いていたから、余裕でしたが、ぎりぎりではいらいらして精神にとってよろしくなかったと思います。常に早めに行動することが大事ですね。


長蛇の列

1月14日(月) 全便欠航
 午前は渋谷、新宿と見て回り、書店で本を探している間に徐々に雪が降ってきたので、早めに羽田空港へ。空港で星野さんと合流し昼を食べて、手荷物検査場に向かうと、大きな電光掲示板に、夕方まで全便欠航の表示が出ていました。搭乗便を変更したり払い戻す人の長い行列ができていたので、本日戻ることをあきらめ、昨日泊まった新橋駅近くのホテルへ。ますます雪がひどくなり、どこにも出かけず、ホテルで夕食も済ませませることになりました。レストランも7時で終了とのことで、早々に食事を済ませて、部屋に戻りました。首都圏の電車も止まっている路線が多く、じっとしていることにしました。明後日の「能登定住・交流機構」の設立総会の資料作成を行う。


東京の雪模様

1月13日(日) のとだらぼちITOKO会総会
 2時過ぎには起きて、資料作成を始めるが、どうしても数字が合いません。仕方がないので、決算書は数字があわないままお示しすることにして事業計画までなんとかまとめる。7時半過ぎには、ラブロ恋路を後にして、能登事務所に向かう。柳田の中心部を過ぎ、白山神社を越え、水田に面したカーブで車がスピンし、ハンドルがきかくなくなり、反対向きになって道路際の雪にぶつかって止まる。スコップを車に乗せていなかったので、手でタイヤの前の雪をかき、凍った道路とタイヤの間に、車の中にあったすべらない軍手を押し込み脱出を試みたら、抜け出すことができました。路面をよく見て走りましたが、事務所にたどりつくまで、多くのポイントで路面が凍っていましたので、おそるおそる運転しました。事務所で本日の資料を追加作成し、出力を終え、能登空港に向かって事務所を出たのは飛行機出発の30分前の11時15分程になっていました。無事飛行機に間に合い、能登から向かうITOKO会のメンバーと一緒に搭乗。定刻よりも10分早く東京に着くことができました。ホテルにチェックインし、市ヶ谷の会場に向かう。40名近くの会員の方に集まっていただき総会を開催、その後は懇親会、二次会と続きました。ここでも、能登定住・交流機構の活動への協力を要請させていただきました。


ITOKO会総会

1月12日(土) 能登杜氏・農口尚彦さん
 午前は、輪島市内の飲食店にラリーのパンフを届けて回る。すべての参加店に配り終えたので、金蔵回りで、昼には能登事務所に行き、夕方からの進行についてペーパーを作成。ラブロ恋路に早めに向かうが、その前に百楽荘に立ち寄り、女将さんに「能登定住・交流機構」について説明させていただきました。設立の際のメンバーに加わっていただくことと、中途での人の受け入れをお願いさせていただきました。ラブロ恋路では、能登事務所で仕事をしてもらっているスタッフの奥様の子どもをメイン対象にしたプランをうかがう。早めに今日の主役、能登杜氏の農口尚彦さんが来られたので、進め方について打合せ。開会の5時には、大勢の人に集まっていただきました。農口さんに当方が質問をさせていただきながら、話を進めるというトークショーのような進行にさせていただきました。施設のスピーカーがよろしくなく、聞き取りづらかったので、あえて、農口さんのお話を当方が要約させていただき、次に話をつなぐということで、何とか伝える努力はさせていただきましたが、難しかったですね。今後、個別に農口さんにじっくり話をうかがってみたい。研究熱心な方であることはよく分かりました。杜氏として長年仕事をされていた菊姫の先代社長との関わりが重要だったのだと感じました。今回、初めて農口さんとお話をさせていただきましたが、能登町さんにはよい機会を与えていただき感謝です。


御銚子を片手に参加者と語る農口さん

1月11日(金) たろう
 朝から宝達志水町商工会、羽咋市商工会、志賀町と回り、「能登定住・交流機構」について説明。昼は手仕事屋でいただく。午後は、能登ふるさと博の「能登味めぐりラリー」のパンフを配布して回る。門前地区のお店からスタートし、輪島市内の酒蔵、飲食店、能登人と過ごす能登時間の参加者のところも回りました。夕方は曽々木まで足を伸ばした。曽々木で最後にお邪魔した「曽々木食堂」では、御主人のお話をうかがいました。千枚田のあかりを見学して、輪島市内までもどり、一旦お宿にチェックインし、飲食店を回る。お店の営業状況がよく分かる訪問でした。一通り配った後は、お宿に近い 「たろう」で遅い食事にしました。2階では、新年会が行われており賑わっていましたが、カウンターに一人座って魚料理をいただきました。後半は御主人のお話がうかがえて有意義でした。


たろうでいただいた生さばの刺身

1月10日(木) 農口さん
 午前はすずの湯を拝見、午後は花き栽培センターを見学させていただきました。ぞれぞれ、りっぱな施設です。それをいかに活かすか。これまでの活用を踏まえつつ、より価値を高められる方策を考えたいものです。花き栽培センターでは、花が通年で楽しめるようになるとよいです。暖房を常時入れているわけではないですが、ハウスの中は十分あたたかでした。外は雪が積もっているのに。近くのビーチホテルや民宿、飲食店、レストランともっと連携を進められるとよいですね。夕方からは、ラブロ恋路で、土曜日の打ち合せ。能登杜氏の農口さんと初めてお話をさせていただきました。魅力的な方です。有名な方なので、ちょいと不安でしたが、土曜日の講演会と食談が楽しみになってきました。


1月9日(水) 新しい人財
 朝一番に石川県商工会連合会にお邪魔し、その後、中小企業団体中央会、宝達志水町、羽咋市、午後には、のと共栄信用金庫、中能登総合事務所、奥能登総合事務所と回り、能登定住・交流機構についてご説明と経過報告。能登事務所についたのはすでに夕方であった。少しばかり仕事をして、雪が激しくなってきたので、早々に珠洲に向かう。ビーチホテルに泊まり、夕食をレストランでいただく。新しい料理人さんに紹介いただき、〆鯖をご馳走になりました。京都で料理人を長くされていた方だけあって、料理の味付け、盛り付けが違います。ホテルの評価も高まることを期待したい。今後が楽しみです。夜は、のとだらぼちITOKO会の総会資料を作成の準備をするが、お金の動きを確認するだけで、手間がかかります。日曜日の総会に間に合うであろうか?


1月8日(火) 最後の一踏ん張り
 来週の設立総会に向けて、より多くの地域の皆さんのご理解と協力を得るべく、ご説明に回ります。これまでお世話になってきた方々には事前にお話をしておきたいと思います。時間は限られていますが。皆さんの発想をいかに変えられるか。地域に暮らす人々の発想の仕方、価値観、いかなる展望を描いておられるか、そこに地域の将来はかかっています。設立後も、同じことを繰り返し議論していかないといけないのでしょうが。一番近くにいるメンバーにしっかり説明していませんので、それもしておかないといけませんね。


1月7日(月) スマホ対応HP
 遅くなりましたが、今日を仕事始めとさせていただきました。最初の仕事としてスマホ対応のホームページを作成しました。修正を加え、早々に公開したいと思います。スマートフォンでは、パソコン用のホームページを見ることも可能ですが、画面が小さいので、拡大する操作を繰り返さないといけません。重要な情報をコンパクトにまとめて、拡大しなくても読めるようにすることが利用者の立場に立った情報作成になります。これまで、各地で作成してきたお店の情報も、再編集してスマホ対応のページにしていければと思う。昼はしん馬でそばをいただきました。


しん馬のもりそばと麦とろご飯

1月6日(日) プール
 久しぶりにプールで歩きました。相変わらず歩いている人は必ずいらっしゃいます。それでも、冬場は少ない印象です。健康増進のためには、もっと増えてほしいですね。介護施設でも水中運動ができる施設が増えるとよい。本来は、介護予防のために、水中運動を続けるとよいのですが。屋外での森歩きと組み合わせることで、認知症の予防にも効果が期待できます。高齢まで生きる前提で、健康増進に役立つ運動を個々の責任において習慣化し、生活習慣病の予防を心掛けるべきではないか。水中歩行は手軽な運動としておすすめです。


1月5日(土) 新聞記事
 地元新聞の朝刊一面トップに「能登定住・交流機構(仮称)」の記事が出ています。昨日、取材を受けると門前の星野さんから連絡をいただいていましたが、こんなに大きく出るとは・・・。皆さんに周知するには格好の記事かもしれませんが、具体的な成果を出すために、しっかり体制を整えないといけませんね。都会からの若者(移住者とゼミ活動の大学生)を受け入れるための受け皿作りを、地域内外の皆さんの協力を得ていかに作れるかです。星野さんが繰り返し言われている、「老人力」をいかに活かすか。地域をリードしてきた老人会の皆さんに、都会の若者たちやよそ者を受け入れる際のお世話をお願いしたいし、空き家等の発掘でも協力いただきたい。意欲とスキルのある方が集まり、新たな事業を起こして、そこに若者も雇用していただけないであろうか。地域を開く役割を担っていただき、地域の未来を展望できるようにしていただきたい。たしかに老人の皆さんの役割は大きい。北國新聞記事


1月4日(金) 自らが主体に
 日本においては民主主義という仕組みが当然の前提になっています。しかし、その内実は曖昧だ。国民、住民が主体としての役割をどこまで果たしているであろうか。選挙が唯一の意思表現の機会になっている程度ではないか。税金を納め、社会を支えると同時に、社会の将来について主体的に関わっているであろうか。現代から未来に向けて問われているのは、その部分である。能登のような地域では、多くの役割を担っている人が多いが、都会ではどうであろうか。金沢のようなスケールの都市でも、地域社会を支えるという住民としての役割、関わりは限定的だ。というより、地域社会の主体としての活動は極めて弱い。自分自身をふりかってみても、消防団や青年団に入ったこともないし、獅子舞などの伝統芸の担い手にもなっていない。町内会活動もノータッチだ。そのような状況では、地域の担い手としての機能を果たしているとは言えないのではないか。行政の在り方についても何ら関わっていない。主体としての役割、機能を果たすためには、地域社会の基本スケールを小さく設定し、多様な役割を担いつつ、自らの存在感を確認できるような生き方を目指すべきではないか。


1月3日(木) サリーナ
 正月らしい外食として、昼はサリーナに参りました。和食に飽きたら、洋食へということで。12時過ぎについて、すでに駐車場はいっぱいでしたが、1席だけ空いていました。いつものようにピザとパスタを注文して、30分程で帰ってきました。程よい順番で出していただけるので、スムーズです。他のお客様も早々にお帰りになるので、回転率の良い店です。サービスの基本としてスピードが重要です。スマイル、スマートとあわせて、3Sとして紹介されていますが、確かにそうですね。某企業の新入社員研修用のマニュアルの最初に明記したように記憶しています。


サリーナのピザ

1月2日(水) 価値観の転換を
 地域社会は人口減少と高齢者比率の高まりで明らかに転機を迎えています。これまでの延長上には、将来はありません。どんどん住む人が少なくなり、地域そのものの消滅が予想されます。山奥の集落から消滅し、例えば、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の集落の中に空き家が増えています。産業も文化も消え去ることでしょう。耕作放棄地や放置された森林が目立ちます。そのような状況をいかに転換できるか。それは今を生きている人、一人ひとりの選択にかかっています。都市へ集まることを促進してきた価値観を転換すること、地域の人々の発想や行動パターンを転換しないといけません。伝統を受け継ぐために良き機能を発揮してきた保守的な風土や発想の仕方を再構築していけるか。祭りや民俗文化を伝承することに大いなる価値があること、そのような地域活動に関わることが自らの存在意義を確認でき、精神的な安定につながることを再評価すべきではないか。受け継ぐべきものを有している人は羨ましいですね。人口減少とともに、よそ者が入り易くなっていくことも想定できますが、そのためには地域が受け入れる姿勢を明確に示す必要があります。明治時代以降に設定されてきた個人の土地所有権を見直す必要もあります。個人的には、土地や家への執着を放棄していただけるか。利用権を流動化することが、新たな主体が活用する前提として不可欠です。出会いと交流を重ねることを通じて、よそ者も異人も入り易くなることでしょう。価値観の転換が、まず必要なのは人口減少が続く地域かもしれません。大都会の対極にある地域こそが新たな価値観を主張し、新たな施策を打ち出して、具体的な成果を出していくことです。交流を通じて、新たな主体を地域が受け入れていく。そのような実験を始めることが必要なのです。成果を見え易くするためには、民間企業も行政も産業団体も住民団体なども含め、あらゆる人々が参画して取り組むことです。


1月1日(火) 新たな活動を始めます!
 あけましておめでとうございます。今年は、何度も紹介しているように「能登定住・交流機構(仮称)」の活動を始めます。地域の皆さんや都会にお住まいの方々にも協力いただき、人財移転を進めたいと考えています。バランスのよい人口構成の地域社会、産業力の高い地域を目指して、一次産業からサービス業にいたるあらゆる仕事について、中途での人財採用を働きかけて参ります。自ら起業をされたい方々の誘致も進めます。新たな価値を創造しうる存在をあえて「人財」と表現しています。地域の未来を担う人が確保できなければ、将来展望は描けません。高齢の皆さんに期待することは、若い人に投資することです。それがあってはじめて将来に希望をもってこの世を去れるのではないかと思います。少なくとも、私はそのように感じています。自分がアイデンティティを持てる地域について、そのように関わっていきたいと思う。それが能登であり、南三陸町です。継続的に関われるフレームづくりを進め、具体的な成果を産み出すことに注力していきたいので、より多くの方々のご支援をお願いいたします。議論を重ねることで、細部を描き続けたいし、早めに軌道に乗せ後進に任せるようにしたいと思います。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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