[ 金沢便り2012.7月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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7月31日(火) 能登おたのしみガイド
 午後から県庁で打ち合せ。新たな事業をいかに構築するか、複数の人間でアイデアを出し合うことで、見えてくることも多い。夕方は放送局を訪ね、ご相談。会議室は冷房が入っていなく、一番涼しいのはロビーとのことでした。大きな組織はさすがに違います。今年の能登ふるさと博のためにお作りした「能登おたのしみガイド」は好評です。県庁の残部も1000部を切っているとのこと。金沢事務所にもほとんど残っていませんし、能登事務所の予備は1000部程度です。最初にお配りした所で、余っているところから回収してまわらないといけません。より多くの人に届けるためには、能登空港、能登有料のパーキング、道の駅、観光案内所、宿泊施設、飲食店等で配布いただくことが効果的ですね。


7月30日(月) 門前町総持寺通り商店街
 午前、午後と穴水町で里山里海活用実行委員会の部会がありました。地域賑わい推進部会、資源活用推進部会で、それぞれ参加メンバーが20人以上で議論するには無理がありました。次回は、5、6人のグループに分けてアイデア出しをすべきです。夜は、門前で総持寺通り商店街の理事会がありましたので、今年度の事業について説明させていただきました。若手が中心となって今後の商売のあり方を考え、実践することを目指したいものです。人口も商店数も少ないが、新たな取り組みを通じて、次代にも継続される商売を行っていって欲しいものです。すでに、ネットビジネスや観光商業になっている店もありますので、その路線を強化していくことが重要ではないかと思います。


7月29日(日) 果物めぐり
 今日は、先日お邪魔した金曽農園さんを再度訪ね、桃狩りを体験させていただく。収穫作業をされている横で、アドバイスをいただきながら、色づいた桃を収穫させていただきました。1箱分を収穫し<ましたが、大きいものから小さいものまで、バラバラです。さすがに収穫が始まっていることを馴染みの人は知っているようで、次々とお客様がお越しになられています。来週までは忙しそうです。次に、竹森正伸ぶどう園に寄りました。こちらもお客様が続けてお越しです。すでにいろいろな種類のぶどうが収穫され始めていて、詰め合わせもカラフルです。粒の大きなデラウエアは終わりになっている感じです。竹森さんのぶどうは、8月いっぱいぐらいまでですかね。近くの高松パーキングに寄り、「能登おたのしみガイド」を600部お預けしてきました。一度、県に連絡して、追加で送っていただいたとのことですが、店頭からは無くなっていました。好評のようで何よりです。


7月28日(土) 桂湖
 桂湖の森で行われたツリーハウスづくりを見学に参りました。ビジターセンターに集合し、ブナ林の中に設定した場所にツリーハウスを作ります。すでに基礎になる部分は作られていましたが、合掌づくりの際に活用されてきた「ねそ」を作り、結んでいきます。マンサクの直径2.3cm程度の木を利用し、足で踏んで曲がり易くして、捻っていきます。それを木と木を結ぶのに利用します。結び方にも技術があります。縄で結わえることに比べて極めて強い強度が期待できます。ツリーハウスも面白いが、合掌づくりの技術を利用しているところに魅力があります。指導は小林亀清さん富山県西部森林組合五箇山支所の若手です。昼はオートキャンプ場の小川でイワナのつかみ取りと流しそうめんでした。大きなネムノキの木陰で寝ていると気持ちよかったです。長い昼休みの後、午後も作業を続け、とりあえず手すりのついた展望デッキができた感じです。なだらかな場所で、昔は炭焼きでもしていた場所ではないかと思う。


でき上がったツリーハウス

指導してくださった小林亀清さん

流しそうめん

7月27日(金) 加賀能登のれん会
 午後から加賀能登のれん会の研修会で講師。朝からパワーポイントの作成を行い、会場のしいのき迎賓館に向かう。しいのき迎賓館での会合に出るのは、一昨年のエコツーリズムセミナー以来であろうか。加賀能登のれん会で平成18年12月にまとめたコンセプト・ノートにまとめさせていただいていたことについて最初に話をさせていただく。その後、百貨店の催事や新幹線開業に向けての活動について提案させていただきました。のれん会さんに期待することは、産業観光のプログラムをもっと磨き、宿泊施設や交通事業者さんに紹介いただけるようにすることです。そのためには、まずは体験いただき、いろいろな評価や改善点を教えていただくような活動を継続することが大事です。1時半から4時半までの3時間は休憩を挟んだとはいえ長かった。その後、片町のサントリービアレストランで懇親会。随分久しぶりにお邪魔しましたが、大勢のお客様で賑わっていました。


7月26日(木) 金曽農園の桃
 朝早くに家を出て珠洲に向かう。市役所で打ち合せの後、商工会議所で元気創造まつりの打ち合せ。9月に「日本酒まつり」、10月に「珠洲焼まつり」「きのこまつり」を行う計画です。来年に入って、海藻まつりを行う予定です。日本酒まつりはのとじ荘で行うことになっています。能登杜氏の酒を提供いただける飲食店や宿泊施設を増やして欲しいものです。能登杜氏の酒を提供することで、地酒も含め日本酒を飲んでいただけることが増えるはず。宿泊施設にとっても売上アップになります。いろいろなプランを用意いただく一つとしても売り出せると思います。もっと積極的に取り組んでいただけるとよいですね。夢一輪館でそばをいただき、午後は穴水で打ち合せ。金沢に戻る途中に、能登有料を千里浜ICで下りて、山に向かう道を走り、山の中を走る農道を通って、宝達志水町の金曽農園に寄る。桃がちょうど良い状態で、発送作業で忙しそうです。一つ試食させていただいたが、美味しかったです。桃の木にも色づいてきた桃がたくさん実っています。果樹園を訪ねるには、一番楽しい時期です。金曽さんは能登人と過ごす能登時間でも紹介させていただいています。


実をつけた桃の木

程よく色着いています

箱詰めされた桃

7月25日(水) 仙台
 昨日は6時過ぎには仙台に戻り、ホテルにチェックインした後、志賀氏の事務所へ。早々にk国分町のお食事処・天しげ館に歩いて移動し、打ち合せ。天しげ館は明るくきれいな店で、女将もご主人も愛想のよい気持ちのよい店でした。2軒目にもお連れいただいたが、昨年5月にお邪魔した時にもご案内いただいた「旬菜こころ」というお店でした。夜の街を歩いて驚いたのは、居酒屋の客引きが多いこと。メニューを紹介するパネル等を持って、声を掛けてきます。それも若い女性が多い。競争が厳しいことを示しているのでしょうが、大変です。本日は早めに仙台空港に移動し、上のオープンラウンジで仕事をさせていただき、小松仙台便で帰りました。仙台は雨でしたが、小松は快晴で至極暑い。大きな違いです。


天しげ館のお造り

トマトサラダ

天しげ館のカウンター

7月24日(火) 有賀の里
 5時過ぎには起き出して、集落を散策してみました。一番上の方に行くと、長屋門のある大きな家や、門はないけど、素晴らしく大きな家が何軒もあります。畑のところに桑の木が残っているところもあります。養蚕で栄えていたことをうかがわせてくれます。さらに高台になっているところに、御賀八幡宮がありました。真新しい標柱のある北参道からあがりました。平成15年に建設された拝殿のあるところからさらに石段をあがったところに御賀八幡宮の小さなお社があります。その周囲には、いろいろな神様が祭られています。不思議な空間です。お宿に戻って、朝食をゆっくりいただきました。食事が終わった頃に来客あり。以前、由布院でお会いしたことのある高橋幸代さんです。今は市役所を辞められて、くりはらツーリズムネットワークの事務局長をしつつ、「てから」というジャム工房を運営されています。新しい生き方を追究されているようです。


長屋門のある家

門はないけど大きな屋敷

御賀八幡宮の脇に立っている山神

7月23日(月) 有賀の里たかまった
 仙台からスタートして石巻に行き、夜は栗原にやってきました。有賀の里たかまったさんに泊めていただきました。6時に到着、とりあえず近くの温泉・金成延年閣に行く。高台の温泉は露天風呂もあり、気持ちよい。お宿に戻り、7時から夕食をご馳走になりました。野菜をふんだんに生かした創作料理で、意外性のあるお食事を楽しませていただきました。冷たいおでん、野菜サラダ風のカルパッチョ、野菜の揚げだし等々、盛りだくさんで満足しました。最後に梅干しを混ぜたご飯とみそ汁、ナスの漬物もいただきましたが、程よい塩加減、味わいでした。かつて栗原市の観光のお手伝いに来ておられた麦屋弥生さんのお気に入りだったわけです。納得です。


冷たいおでん

野菜サラダ風のカルパッチョ

野菜の揚げだし

7月22日(日) 山の神平
 南三陸町の入谷地区の一角に、山の神平があります。そこにお住まいになっておられるのが、阿部勝善さんです。今回の取材では最もお世話になっています。ガイド役の方を何名もご紹介いただき、取材に同席いただいたりしています。阿部さんと知り合う前に、地図を頼りにこの集落を車でゆっくり通って驚いたのは、家の造りがとにかく大きいこと。養蚕のために大きな家を作っておられるようです。入谷地区にはそのような家が多いのはたしかですが、山に入ったところに大きな家が集まっているところが驚きです。本日は最後に阿部さんをお訪ねし、次回はゆっくり集落を歩いてみたいので、おつきあいをお願いしました。阿部さんの畑の下には、大きな桑畑があります。木が大きくなってしまったものも多いですが、何本かは根元から30cm程度のところで切ってあり萌芽が沢山伸びています。今でも活用されているのだと思います。近くの杉林の中には巨石があり、山内さんのブルーベルー畑もあります。小規模ですが、牛を飼っておられる家もあり、昔ながらの山村の暮らしが続けられています。タヌキやキツネ、シカ、テンなども住んでいて、食糧の争奪戦もあるようですが。


阿部さんの畑(奥のとうもろこし畑には電線が)

桑畑

阿部さんの家の近くのひときわ立派な家

7月21日(土) 魅力的な南三陸人
 朝一番にお邪魔したのはこんにゃくを作っておられる山内さん。先生役は得意じゃないとのことで、体験をお願いするのは断念し、手作りこんにゃくを作っている人としてどこかで紹介させていただくことにしたい。こんにゃく畑も拝見したが、江戸時代から使われていた道沿いにあり、畑の反対側には大きく太い桑の木が並んでいる典型的な入谷の景観です。板碑も際にあり、明和の年号が読み取れます。1年から4年もののこんにゃくが並んで栽培されていて美しい。山内さんは牛も飼っており、みやげにハウスで栽培しておられるトマトをいただきました。青みが残っていましたが、十分美味しい味になっています。一旦さんさん館に戻り、海藻おしばづくりの様子を拝見。その後、菅原正徳さんの家にお邪魔しました。50年以上、山仕事をされてきたという方で、今でも森林組合長さんの持ち山の保全を請け負われているようです。間伐体験を指導してくださいます。間伐されている山を拝見しましたが、きれいになっています。さんさん館に泊めていただいたので、夕食は近くの「そば処すがわら」でご馳走になりました。予約で席はいっぱいで、事前に電話しておいて正解でした。料理人としての修業を積んで戻ってこられ、中心部で割烹を開く計画を進めていたところで、津波にあわれたので、蕎麦屋からスタートされたとのことです。お食事処として営業されても十分ではないかと思う。


山内さんのこんにゃく畑

菅原正徳さん

すがわらでいただいた手づくりこんにゃく

7月20日(金) 南三陸町再訪
 先々週に引き続き、南三陸町にやってきました。まずはひころの里を訪ね、追加取材。シルク館を見学させていただきました。砂金がすたれた後に、養蚕を導入し、地域の再生、復興をなしとげた先人がいたことを誇りとしつつ、次なる手を考えていくべきなのだと思う。その後、教えていただいたブルーベリーを栽培されている山内太一さん(南三陸町入谷字山の神平187-2 TEL 0226-46-6737)宅を訪ねました。ブルーベリーの畑で少し味わってみた後、家にお邪魔してお話をうかがう。25年ほど前からブルーベリーの栽培に取り組まれています。山内さんは、パソコンを駆使して資料を作ったり、インターネットもご覧になる81歳で現役の農家です。傾斜地の水はけの良い畑で栽培されています。粒の大きい美味しいブルーベリーで、8月末ごろまで収穫体験も可能です。家の前にのぼりが一本立っています。山内さんの家の前に神行堂山への登山口があり、近くの杉林の中に巨石があります。


山内太一さんのブルーベリー畑

神行堂山への登山口

巨石

7月19日(木) 上市町
 随分久しぶりに上市町に参りました。上市町商工会のお手伝いをさせていただいていた時は、すごい頻度でお邪魔していました。懐かしい限りですが、アーケードがある中心商店街は、核になっていたカミールが閉まっているので寂しい感じです。近くに市姫神社があり、「市姫さんど」という月1回のイベントをスタートする時も、キャラクター、のぼり、チラシなども制作していましたので、毎回のように様子を観に出かけていました。一時はカミールの中にあった商工会は、元の商工会館に戻っています。昔から元気の良かったお店は健在です。上市こだわり事典という冊子を作り、ホームページ化したサイトはまだ健在です。10年以上前に制作したものですので、追加修正が必要ですが。21日公開予定の「おおかみこどもの雨と雪」の監督・細田守氏は上市町の出身ということで、映画の舞台には上市町のようなところも出ているようですね。まだ見ていませんので、・・・。細田監督へのインタビュー記事。今後、何らかの形で上市町のお手伝いができればと思う。


7月18日(水) 酒井順子さん
 『旅サライ』の2012夏号に酒井順子さんの記事を発見。「のと鉄道で行く裏日本発見の旅」です。木の浦の上にある「つばき茶屋」が最初に紹介されています。2年前(2010年6月15日・16日)に能登でご一緒した時も最後にご案内いたしました。その前に来られた時の印象がよろしかったようで、お気に入りのスポットです。今回も能登空港から入っていただき、輪島、珠洲、能登町と旅されています。最後はのと鉄道で金沢まで移動して、金沢でもお泊まりいただいています。いつ読んでも面白い原稿を書かれます。


「旅サライ」2012夏号

7月17日(火) さんなみ
 朝早くに金沢を出て能登事務所へ。朝のうちは窓を開けると風が通り涼しい。夢一輪館で打ち合せ、板盛りそばをいただく。午後は能登町役場へ。その後、随分久しぶりにさんなみをされていた船下さんを訪ねました。ふらっとへの転換の準備中でした。どうも週末からはふらっととしてお嬢さんご夫妻が経営されていかれるようです。そんな忙しい中、いろいろとお話をうかがいました。相変わらず(?)お元気そうでした。庭木は大きくなり、のれんもかかっていますので、昔のような雰囲気のままです。新たな出発を期待していましょう。


7月16日(月) 自然災害を減らすために
 九州地方の豪雨災害の 現場写真を見て気づいたことがあります。人工林が崩落していること、伐採した材木が流れ出していることです。阿蘇市や八女市の斜面が崩れた写真では人工林が崩れていますし、柳川市の写真には、大量の流木が流れ着いている場所があります。その他の現場写真にも流木が散見されますが、根のついた樹木と同時に、切断された木も含まれています。想像するに、間伐したが、森の中に放置されていたものが流れ出てきたのではないでしょうか。兵庫県の水害の際にも問題になりましたが、間伐した木を森に放置する方策がとられていることを政策的に問題にすべきですね。下流域の人々の暮らしを守り、災害を少しでも防ぐためには、人工林の枝打ち間伐を促進することと、間伐した材は森から持ち出し活用することを徹底して行うことが必要です。


7月15日(日) 庵とん
 午後は久しぶりにプールに行く。さすがにお客様が多い。連日の暑さと連休ということもあり、子どもが多い。屋外の大きなプールも利用できるようになっていますが、歩くレーンも数人の人が常時歩いていました。健康意識の高い人が多くなっているのは良いことです。夕食は、高尾台中学校近くの庵とんに参りました。こちらも連休とあり、大勢のお客様で、しばらくして満席になっていました。金沢は新盆ということもあり、大乗寺霊園が近いので、余計お客様が多いのかも知れませんね。


庵とんでいただいた太胡瓜のジュレかけ

とんかつ

庵とんの外観

7月14日(土) 何が必要か
 繰り返し南三陸町にお邪魔することで、見えてきたこともあります。現在取り組んでいること以外でも、必要だと思われることでお手伝いできそうなことはいくつかあります。例えば、地域の人材不足をサポートするためには、人材移転を促進する活動が必要です。どのような仕事が存在するのか、求人企業の紹介や、地域の再生状況をリアルタイムで発信することが必要ではないか。能登半島でも提案させていただいていることが、同じように可能です。さらに、営業再開されている店や企業にお客様を増やすための情報発信も期待されます。地域経済を回すことが、地域の将来展望を見出しやすくします。能登半島地震の後に取り組んできた活動が有効だと感じています。新たな活動提案として、次なる取り組みを地域の人々と連携することで進められればと思う。


7月13日(金) 歩く人ゴール!
 午前は門前の手仕事屋とシモグチさんで打ち合せ。その後、輪島市役所で相談し、曽々木に行く。曽々木に着いたの2時ぐらいでしたが、能登を歩いて一周していた山崎さんを発見できず、窓岩にたどり着いてしまいました。しかし、北陸放送のスタッフと藤平さんが待っておられました。しばらくして、歩いて登場。窓岩の前でしばらくインタビューを受けた後、藤平さんのところで話をしていただきました。最後は柳田の自宅まで送り届けて、当方も帰ってきました。能登を一周して記録を残した人は少なく、しっかり記録を残せれば100数十年ぶりとのこと。是非、今回の旅の記録をまとめて欲しいものです。


歩いて登場した山崎さん

インタビューを受ける

藤平さんとの記念写真

7月12日(木) 定住促進
 午後は珠洲でミーティング。定住促進のための事業フレームについて説明し、意見交換を行っていただきました。奥能登に共通する課題として連携して取り組んでいただければと思う。人の定着には、仕事を増やし、新たな仕事をつくり、創業を支援するということに集中して取り組むことが不可欠です。地域の未来を担う人材誘致に地域全体としてどれだけ取り組めるか。南三陸町では、震災後、多くの若者が流出していることに、強い危機感を持っておられる方が多かった。奥能登では市町それぞれに毎年、百人単位で人口減少しています。奥能登と南三陸町には共通する現状と課題がありますね。ミーティングの後、立ち寄ったわくわく広場では、燈籠山祭りの人形制作が佳境を迎えており、濱野重雄さんが、絵を描いておられました。


絵を描く濱野重雄さん

人形の身体の部分

人形のお顔

7月11日(水) 阿部博之さん
 朝5時は起きて、森に行く。頂上エリアで、眺望を開くための作業を少しだけ行う。志津川湾が見易くなったはずであるが、今日は霧が出ていて眺望は開けていません。ホテルをチェックアウトした後、入谷公民館に行き、阿部博之さんにお話をうかがう。リンゴを栽培されていて、リンゴ狩り体験を受け入れておられます。富士が熟す11月の後半には是非お訪ねしたい。りんご園に連れていってもらい撮影させていただきました。津軽はすでに赤みがついてきていますが、収穫はまだまだ先ですね。隣りの畑には大きな梅の実がなっていました。これも見事です。入谷地区は豊かです。次の機会には、ゆっくり歩いてみたい。


阿部博之さん

きれいなりんご畑

梅も鈴なりに実っています

7月10日(火) 南三陸町取材継続中
 昨日に引き続き、南三陸町で体験交流型のプログラムを提供いただける方を取材しています。朝一にお邪魔したのは、歌津の小野寺寛さん。すばらしい歌津をつくる協議会の会長として、震災復興にも尽力されていますが、地域の歴史や文化にも詳しい方です。今回は田束山を歩くツアーのガイドとしてご紹介させていただく予定です。ガイドの仕方やコース設計についても、正直に不安を表明されています。フォローさせていただければと思う。午後、取材させていただいたのは、海のプログラムを長年実践されてきた村岡賢一さんです。お話をうかがって、以前、漁船に乗せていただき、漁業体験をさせていただいたのが、村岡さんだったように感じました。最後にさんさん館にお邪魔して、体験コーディネーターの阿部勝善さんにお話をうかがう。その後、さんさん館の裏山の上の地区を車で走ってみましたが、素晴らしい家の多い地区でした。


小野寺寛さん

村岡賢一さん

伊里前福幸商店街

7月9日(月) 南三陸人
 朝6時過ぎから散歩にでかけた。田束山の方向に歩いていくと、なだらかない登りの道に沿って棚田が続いています。そのあぜの曲線美が良いです。大きな桑の木も沢山あります。伊達藩では最初に養蚕に取り組んだ地域だけのことはあります。今でも2軒の家が蚕を飼っているとのこと。桑の葉のついた枝を積んだ車をみかけたのそのような営みが行われているからですね。途中で、ひころの里の責任者の山内登美子さんに出会い、田圃のそばで立ち話。午前中は観光協会で取材、午後は役場で打ち合わせ、さらにひころの里、復興ダコの会で取材をさせていただきました。南三陸人と過ごす南三陸時間を作成しようという計画です。夜は、南三陸さんさん商店街の 志のやでいただきました。地物がいろいろあって、十分楽しめました。


志のやのお造り

7月8日(日) 南三陸町
 小松空港を12時に出発して、仙台空港へ。レンタカーを借りて、南三陸町にやってきました。宿泊する さんさん館にまず行く。運営組合の菅原組合長は本家の奥様が亡くなられたとのことで、不在でした。そこで、復興商店街や戸倉小学校の裏手にある五十鈴神社を見学に。 南三陸さんさん商店街は観光バスも入っており、大勢のお客様でした。次にお邪魔した五十鈴神社は、戸倉小学校の子供たちが、学校が津波に襲われ前に避難し、一晩過ごした場所です。社の前にはたき火をした痕跡が残っています。早めに南三陸ホテル観洋に行ったところ、後藤さんがお待ちでした。ガイドをする予定のバスがまだ到着していなとのことでしたので、先にインタビューをさせていただきました。ちょうどよいタイミングでしたね。その後、女将さんとお話をさせていただき、夕食の6時半までにさんさん館に戻りました。ほかに2組のお客様でした。地物を活かした程よい量の夕食をいただきました。


賑わう復興商店街南・三陸さんさん商店街

7月7日(土) 里山風景
 能登事務所で目覚めた。昨日遅くまで起きていたので眠い。事務所の裏の田んぼでは、元気に稲が育っています。霧雨が降っていますが、里山風景は素晴らしい。この眺めには価値があります。この里山景観を楽しむために、事務所を借りたところがあります。両側に続く山や田んぼの変化に四季を感じられます。一番奥には、鉢伏山と高洲山が望めます。コンパクトにまとまった里山を持続していくために必要なことを立案し、実行に移していくことです。先般、大学生たちが大箱地区を歩いて、いろいろ話をうかがっていただいたことが一つの契機になると良いですね。


能登事務所からの眺め

7月6日(金) あばれ祭り
 朝一におおぞら農協に、営農部長の藤田氏を訪ね、いろいろお話をうかがう。有意義な機会でした。今後の穴水町の里山里海事業に活かせそうなことが多かったです。その後、奥能登農林総合事務所で森林の現状と課題についてお話をうかがう。まずは現状把握が大事ですから基本情報の提供をお願いいたしました。昼は久しぶりに夢一輪館でいただきました。あばれ祭り見物のために東京から来られたお客様が先客でいらっしゃいました。当方が食事を終えたころに入って来られたのは、柳田の中心部で花屋を営まれている方でした。面白そうな方ですので、一度お店をお訪ねしたい。能登事務所で夜になるのを待ち、雨が小降りになったので、宇出津に向かう。途中、上町の七味らーめんでいかみそラーメンをいただく。宇出津に着いた8時過ぎはまだ、雨が落ちていましたが、商工会の前に車をとめて、町内を見て回り、一旦車で休憩。9時ごろに再度、街中に行くと、さすがに太鼓の音が聞こえてきました。まずは数馬酒造さんの前に並んだキリコを撮影、その後、役場の前の広場に移動し、キリコがやってくるのを待つ。まずは、地面におかれたマキに火がつけられ、その周りをキリコが回ります。その後、一番上にある松明に火がつけられ、その周りでキリコを担ぎ回ります。太松明は徐々に点火されていき、後からやってきたキリコは火が盛んに燃えている松明の周りを回ります。やはり、火の勢いが強い方が、キリコの担ぎ手も燃えるようですね。


夢一輪館のそば

火を見てあばれるキリコ

松明の周りに集うキリコ

7月5日(木) 政策形成研修
 今日は一日、自治研修センターで行われた政策形成研修の講師役を務めさせていただきました。「里山里海地域の振興」がテーマです。石川県では、昨年から里山創成室が設けられ、全県的な政策課題となっています。これまでも、過疎地域の振興、中山間地域の振興、高齢化社会への対応、としていろいろ取り組まれてきていますが、「里山里海地域の振興」という概念を持ち込むことで、異なるアプローチが可能になります。例えば、「能登の里山里海文化を次代に受け継ぐ」というようなコンセプトを設定することで、発想は広がりやすくなります。エリアを限定し、文化を次代につなぐことをメインに据えることで、その背景にある人々の生活、地域共同体、そして、産業の持続的展開が不可欠になります。そのことを政策的にサポートすることは、地域振興の基本でもあります。あえのことのような個々の家庭で受け継がれている民俗文化、ぞんべら祭、キリコ祭などのように地区として受け継いでいる文化、それぞれ、伝承のために取り組むべきことは異なっています。民俗文化と産業をつないで、振興に取り組むことが重要ではないか。具体的な施策立案が期待されますね。


研修の様子

7月4日(水) シティホテル
 金沢のシティホテルを回り、「能登おたのしみガイド」をお届けしました。国際ホテル、東急、ニューグランド、スカイホテル、JAL 、ANA、都ホテル、ホテル金沢、白鳥路ホテル、KKRにも。金沢駅の観光案内所やNHKの金沢放送局長、先日ご一緒したMROの部長にもお届けし、配布活動を一旦終了です。金沢事務所に入れていただいた4000部はすべて使い果たしました。金曜日には能登事務所に行き、持って来ないといけませんね。金沢のホテルをお回りして感じたことは、能登の情報へのニーズが高いこと。金沢に宿泊されて、能登に観光に行かれるお客様が多い、特に夏場は多いというお話でした。コンシュルジュの方に詳しくお話を聞いていただいたりしましたので、そのような専門スタッフの方々との情報交換も有意義だと感じた次第です。夕方、由布院の米田さんや中谷健太郎さんに電話して様子をうかがいました。亀の井別荘をはじめ中心部は何ともないようですが、山裾の道路から山側が崩れているようです。森の保全、治山治水が重要です。


7月3日(火) 歩く人発見
 珠洲市役所で朝から打ち合せ。その後、南下して「能登おたのしみガイド」を配布した参りました。おくのといち、駒渡の内浦ふれあい市場にお届けした後、能登事務所に寄り、車に3000部を積み、和倉温泉へ。観光協会に寄り、事務局長にご説明した後、各旅館、ホテルを回り、簡単に説明し、お届けしました。総じて好評です。和倉温泉を配り終えた後、七尾市役所に行き、1000部を預かり能登島へ行く。道の駅から始め、ガラス工房、案山子窯、Weランド、民宿・旅館と能登人で紹介している渡邊さん、須原さんのところにも立ち寄る。祖母ケ浦では能登事務所の山崎さんが歩いているところに遭遇。歩いて能登を一周するという挑戦の途中です。鉢伏山からスタートし、曽々木に出て、そこから時計回りに能登を一周する計画です。半分にも到達していませんし、先は長い道のりです。足はテーピングで痛々しい感じだが、歩く姿は元気です。成就できることを期待しています。


能登島の海沿いを歩く山崎さん

7月2日(月) 能登めぐり
 能登ふるさと博を楽しむためのガイド冊子を配りに能登をめぐる。羽咋からスタートして、志賀町、輪島市、珠洲市と回り、珠洲で時間切れとなり、珠洲に泊まることにしました。夜は飲食店を一通り回り、何部ずつかお届けしました。定休日以外のお店に届けることができました。金沢で作成しているホームページもほぼできたようです。今日は徐々に天気が良くなり、海沿いの眺めは素晴らしかったです。千枚田の稲も丈夫に育っています。こんな日は能登を走っていても気持ち良いですね。久しぶりにお邪魔した飯田わくわく広場では、燈籠山の人形の顔を描いておられました。飯田燈籠山祭りは7月20日、21日です。


千枚田の稲

木ノ浦の展望台方向を下から望む

燈籠山人形の顔

7月1日(日) 能登おたのしみガイド
 今年度に入ってから準備してきた能登ふるさと博を楽しむためのガイド冊子がようやくできあがりました。すでにお届けしたところもありますが、月曜日から本格的にお届けして参ります。巻頭に祭の紹介を入れました。メインタイムを紹介し、どの時間帯にどこに行けば良いかを分かり易くしました。これまで、単独のパンフレットにしていた「能登人と過ごす能登時間」も一緒にし、さらに、お食事処、直売所も紹介しています。祭や体験交流型のプログラムを楽しみ、どこかでお食事をして、帰りに直売所で地のものをお買い求めいただこうという趣向です。まだまだ情報は限られていますが、好評ならば、徐々に充実していきたいものです。ふるさと博がスタートする7月6日を目標にホームページも準備しています。


能登おたのしみガイド

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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