[ 金沢便り2012.4月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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4月30日(月) ほっぺ
 高校の同期会の東北行きの打ち合せがあった。いつもの野々市のほっぺに6時半に集合、飲みながらの打ち合せ。南三陸の観洋さんに泊まりに行くことが一つの目的であるが、平泉にも行きたいとのことだったので、2日目は朝早くから出かけることにしたい。南三陸では、癒しの森づくりの手伝いをしてもらうことと、被災の現場を見てもらうつもりです。現場に行って当事者の話をうかがうことがまず大事ですから。仙台にいる同期の人間も合流の予定です。彼は仙台空港に置いていた車を流されたとのことです。どのような出会いがあるか楽しみにしていただきましょう。


お刺身の盛り合わせ

たけのこ煮

かわはぎの薄造り

4月29日(日) 平栗
 大乗寺の霊園を抜けて、さらに山に入って行き、アップダウンを繰り返して走り続けると、最初の集落が平栗です。その集落の上にカタクリの群生地として有名なエリアがあります。久しぶりに様子を観に出かけましたが、カタクリは終わっていました。以前お邪魔した時は簡単な遊歩道が設定されていただけでしたが、歩ける道がたくさん設けられていますし、野鳥観察舍も設置されています。たしかに野鳥の声はウグイス以外にも何種類か聞こえました。足下には、イカリソンやチゴユリ、スミレサイシンがたくさん咲いていますし、カタクリもいくつかは咲いていました。シュンランも一株だけ見つけることができました。散策路が広いエリアに設けられていますから、気分転換にはよいゾーンですね。ショウジョウバカマのこれから花を出すであろう株も多くみられましたので、今後も楽しめそうです。


カタクリ

イカリソウ

シュンラン

4月28日(土) 能登めぐり
 朝から金沢を出て能登事務所へ。一仕事をしてから珠洲の金沢大学能登学舎へ。学舎長およびスタッフと今後の活動について意見交換。これまでの活動への評価をシビアに行なう中でこそ、より地域の役に立つ事業が構築できるのではないかと思う。昨年度までの能登里山マイスター養成プログラムのねらいは地域再生人材創出拠点の形成でした。5年間でそのことをどこまで実現できたか、そのあたりを今年度からの事業で徹底して追求すべきではないか。まずは、能登学舎で活動されるスタッフが地域再生に取り組む気概が必要ですね。当方も、珠洲市に最初に関わるようになった時のキーワードは地域再生コーディネーターでした。その役割をどれだけ果たせたかは怪しいが、今後も継続的に関わる中で、少しでも珠洲及び能登の再生に貢献できればと思う。そのコアに据えていることが、地域の未来を担うべき人の誘致です。そのことに貢献できうる事業として里山マイスターのこれからの活動に大きな意義があるように思う。昼は皆口さんと意見交換、みなくち農園のいちご狩りもさせていただいて昼食代わりとするが、前回に比べ赤い実が増えたような印象です。天気が良くて色づきが早いと言われていました。その後門前に寄り、手仕事屋でそばをいただく。結果として、遅い昼食になりました。山菜と豆腐とあげをいただいて帰る。贅沢な土産です。いつもありがとうございます。


みなくち農園のいちご

手仕事屋のそば

山菜も色々(ウド、ワラビ、コシアブラ)

4月27日(金) 禅の里
 新幹線開業に向けて、地域の魅力アップを図るための事業「STEP21重点プロジェクト専門委員会」が県庁であったので委員として参加。採択されている4つのグループから前年度の活動成果と今年度以降の活動について発表があり、委員から意見や質問を出させていただくというもので、いろいろ意見交換もあって、面白い会合でした。白山麓、小松、加賀、門前と、中心部ではない地域での活動に取り組んでいただいています。いずれも関わりのある地域ですが、加賀は小学5年から高卒まで育った大聖寺ですし、門前は数年にわたって集中的にお仕事をさせていただた町です。その最初の活動が「総持寺周辺整備計画書」作成でした。禅の里として相応しい地域のあり方、整備の仕方を提案したものです。それは20数年前のことで、街のハードは震災以前から徐々にきれいになってきていますが、今回の事業により、ソフト面の活動が促進されているようです。そのような契機を作るという意味で、今回の事業の意義は十分ありますね。


4月26日(木) セミナーハウス山びこ
 朝から能登事務所で仕事をしていたので、昼は近くのセミナーハウス山びこでいただきました。こちらのご主人が手打ちしているそばです。能登丼も提供されていて、人気のようです。能登事務所から一番近い食事処で、事務所を開設した年は何度も宿泊もしています。能登事務所での宴会の際には何度か料理も提供いただきました。このあたりの人にとっても重宝な存在です。ゴールデンウィーク中に、2階の障子を張り替えるべく、すべてはがしました。事務所をリフレッシュする基本です。事務所開設の際に、張り替えて以来ですから、随分替えていません。天気がよければ、窓も拭きたいですね。


山びこの山かけそば

4月25日(水) 久しぶりの飯田泊まり
 昼を目がけて珠洲へ。まずは昼食を のんちでいただきました。オープン当初に一度お邪魔し、お客様がいっぱいで断念しましたが、ようやく味わうことができました。こしの強い太麺で、きのこうどんを注文したら、きのこがいっぱい、さらにまいたけのてんぷらものっていました。その後は珠洲ビーチホテルに行き、スタッフ二人にエステ体験をしてもらい、その後、当方も施術を受けさせていただきました。初めてのことです。足湯に入り、リラックスした後に、ベッドの上で施術を受けるという流れはたしかにスムーズですね。いつも痛くなる腰まわりを入念に触っていただきましたので、身体が軽くなった感じです。エステというよりは身体をほぐすようなことなのだと感じました。たまには良いことですね。今日は飯田の山中荘さんに泊めていただき、久しぶりに飯田の中で夕食をいただきました。SHO-TATSUやぶ椿という定番コースです。


のんちのきのこうどん

SHO-TATSUの料理

やぶ椿のそば

4月24日(火) 休暇村
 午前中は羽咋市で新幹線対策事業の打ち合せでしたので、羽咋市内のお食事処川原で昼をいただきました。裏通りにある食堂で、カウンター、テーブル、小上がりとあり、相変わらずお客様の多い店です。その後、休暇村能登千里浜を訪ね、ヘルスツーリズムのツアーについてお話をうかがう。休暇村の裏はすぐ浜で、防風林の中には散策用の道も整備され、レンタサイクルで気多大社や妙成寺まで行くことも可能です。休暇村さんが全国の施設を紹介した冊子が毎年作られていますが、今年の表紙は能登の千枚田の写真が使われており、記事でも特集していただいています。夕方から、南三陸町のために企画書を作りました。ある財団の助成事業があったので、応募してみてはどうかと、東北の知人に連絡をしましたが、地元の人に企画書を書いていただくのは難しいとのこと。復旧、復興に向けての仕事に追われていて、それだけでも過重な業務になっており、新たな書類作成の余裕はないようです。当方で把握していることを踏まえ、作成してみました。あとは、南三陸町の方々に相談し、提出を検討したい。多くの自治体、地域が被災しており、積極的に動かないと埋没してしまいそうです。南三陸町は被災のひどさから有名になりましたが、地域からは人口流出が続き、他の町に避難された方々の多くは戻ってこないのではないかとも言われています。町の再生には、震災以前に戻すだけでは足りなくて、新たに魅力的なことを創造していくことも大切です。よそ者ができるお手伝いは、そのような事業を提案し、継続的に関わることではないかと思う。


休暇村能登千里浜の正面

紅白が混ざった珍しい桜(?)が咲いていました

レンタサイクルもあります

4月23日(月) 中国陶磁名品展
 中国陶磁名品展の記念式典の案内をいただいていたので、伊勢さんのお顔を拝見に参りました。随分お会いしていません。自宅にお邪魔したことが複数回あります。最初は、20数年前、フードピア金沢の事務局として、日経新聞社のセミナーについてお手伝いいただくためにお願いに参りました。応接室に、ルノアールやモネなどの作品が飾ってあり、驚いた記憶があります。次にお邪魔した時は、エミール・ガレのコレクションを拝見しました。金沢で行なわれたアメリカのポップアートの紹介展を伊勢さんが行なわれた時にもお会いしていますが、それ以来かもしれません。相変わらずお元気そうです。奥様も着物姿でお越しになられていました。自宅にお邪魔した時にお茶を振る舞っていただいたことがあります。気さくな方ですね。式典には、高円宮妃久子様もお越しでした。SPのような人が多いと思ったら、そのためですね。知事や金沢市長、森代議士もお越しでしたが。賑々しい式典の後は、会場をゆっくりと見学させていただきました。その後、せっかく美術館に入ったので、辻口氏のお店・LE MUSEE DE Hでケーキをいただきました。明るい店内で庭の緑も爽やかで気持ちよく過ごすことができますね。中国陶磁名品展は5月13日まで。


4月22日(日) 政策成果の検証
 平成6年(1994)に森づくりに取り組む団体を設立するお手伝いをしていますから、森林に関わり始めて20年近くになる。平成7年に初めてブナを植える活動を白峰で行ないました。森林の社会的効用を試算するデータはいろいろ出されているし、そのことを援用して、森林保全の必要性を語ってもきました。特にこれから必要だと思うのは、石川県では森林環境税を県民1人500円を負担し、人工林の枝打ち間伐を進めており、その成果、効果を科学的に検証すること。生物多様性、保水力、防災、資源量の蓄積、下流域の水田や海への影響などを多面的に評価すべきです。大学の研究者は、物質循環についての研究などにも取り組んでおられるようだが、成果評価のための研究にも継続的に予算をつけるべきではないか。研究成果を蓄積し、県民にも分かり易く公開することを進めてほしい。能登の山野を走るにつけ、まだまだ人工林の枝打ち間伐の取り組みは弱いと思う。植える活動と同時に、木を切る活動も重要だ。


4月21日(土) 金沢の中心部
 随分、久しぶりに金沢に中心部を歩いたような気がします。午後、志賀町の山の中で草木染めに取り組む宮崎岳志さん・めぐみさんの作品展をクラフト広坂で行なっていたので、拝見に参りました。あちこちの学校ののれんも作っておられて、草木染めはいいですね。奥さんの銅版画もほのぼのとした雰囲気です。その後、香林坊の下の用水沿い・せせらぎ通りを中央小学校の横まで歩き、角にあるオヨヨ書林をのぞきに参りました。昔のクリーニング屋さんの店をそのまま活かしておられますので、店内はアップダウンがいろいろあります。壁面は大きいのでたくさん本が入っています。用水沿いの近くには、松の湯さんがあり、健在です。長土塀に住んでいたころは毎日のように通っていました。オヨヨ書林は竪町の奥の方にも店があり、そちらものぞきましたが、こちらは美術関係主体でした。裏通りを歩きましたが、いろいろな人がお越しになっていて、街であることを実感します。自転車に乗っている方が多いのも特徴かもしれません。たまには金沢のまち歩きもよいものです。


宮崎さんの作品展の案内

香林坊下のせせらぎ通り

松の湯

4月20日(金) いちご狩・鉢伏山・南志見
 10時過ぎに珠洲ビーチホテルをチェックアウトした後、みなくち農園(珠洲市正院町岡田 TEL 080-1963-1859)のいちご狩りを体験に行く。すでにお客様がお越しでした。立ったまま収穫できるところが面白い仕掛けです。4種類のいちごが植えられているようですが、熟したいちごはいずれも甘い。皆口さんの息子・英樹さんの仕事も徐々に安定してきた感じですね。いちごでお腹がいっぱいになったので、能登事務所に行き、今度は鉢伏山のブナ林に今年初めて行く。途中までは車で行けるが、積雪の激しいところがあり、そこからは歩いてブナ林を目指す。30分も歩けば、ブナ林に到着です。ショウジョウバカマがいっぱい群生しています。森の中で休憩していた際、落葉の中に芽を出したブナの種を発見。昨年はブナの実が豊作でしたから、たくさんの芽が出ることでしょう。楽しみです。帰りは、輪島の南志見経由で帰ることにしました。明日からの山河工房での「南志見のなかま展」の準備風景を見学に。すでに何人かの作り手の作品が展示されていました。コーヒーをいただきながら、ご主人の話をうかがい、眼下の桜並木を楽しみ帰路に着く。千枚田は田植えの準備が整っているように見えました。今年は千枚田でプチ田植え体験もできます。春の行事が目白押しですから、能登へ通わないといけませんね。


みなくち農園のいちご

鉢伏山のブナ林

山河工房での展示

4月19日(木) エステルーム波音(はのん)
 珠洲ビーチホテルのエステルーム波音(はのん)のオープンに向けてのトレーニングということで、女性スタッフ2名とともに行く。レストランカメリアで能登丼をいただいた後、エステルームで施術と撮影につきあう。ゴールデンウィークが目前に迫っているので、それまでにしっかりとした体制が整えばと思う。まずは地元の方々に体験していただき、評価していただくと同時に、情報発信にも協力いただければと思う。他の宿泊施設さんとしても、昼間の楽しみの一つとしてお客様にご紹介いただければと思う。美しく健康になれるまちとして地域全体で発信していくことが、お客様を継続的に集めることにつながるはずです。エステに関わるスタッフのスキルの向上を常に図ると同時に、飲食メニューの魅力アップや他のスタッフの接客力の向上も同時に進め、珠洲市内、能登の宿泊施設のモデルとなってほしい。


足湯コーナー

海が見えるエステコーナー

カップル及び男性用個室

4月18日(水) 犀川の桜
 金沢の桜も満開です。車のタイヤとオイル交換に出かけたので、作業をしていただいている間に、犀川まで歩いて行き、桜をみてきました。御影大橋から上流側を眺めると、両岸に桜が植えられており、よい風景です。特に右岸は桜の古木が並んでいて、その下で花見をするのが楽しみになっています。昼からすでにブルーシートが敷かれています。空は晴れ渡り、気温も高くて、今日はちょうどよい花見日和ですね。


犀川両岸の桜が満開です

特に右岸は桜が多い

青空に映える桜です

4月17日(火) 火事
 夕方、事務所の近く(泉2丁目)で火事が発生。けたたましくサイレンを鳴らした消防車が何台も近くを通るようなので、道路に出てみると白い煙が見えました。たいした煙ではなかったので、一旦事務所に入りましたが、どんどん消防車が来るようなので、再度、出てみると大きなけむりが上がっていました。これはということで、金沢高校に向かう道を越えて小さな用水沿いの裏通りを歩いていくと、現場近くまでいくことができました。屋根からも炎が勢いよく出ていて、消防隊も放水をされている最中でした。放水の水が飛んでくるほど近くまで行ってみましたが、大勢の人が集まっていました。これ以上いても邪魔だと思って現場を離れましたが、旧道には消防車がずらりとならび、ホースをつないで消火栓から水を出しておられました。大きな火事で全焼ということになったようです。気をつけないといけませんね。


屋根から炎が出ていた火事現場

4月16日(月) いくらで生活できるか
 無理なく暮らす為には、家計の収支の見直しも必要です。生活全体にかかる経費を圧縮していくことで、ゆとりのある暮らしを目指したい。水道光熱費、食費、消耗品費、灯油代、町内会費、税金、交際費、通信費、NHK受信料、携帯電話代、交通費、新聞雑誌代、図書費、趣味娯楽費、園芸費、貯金、保険料、教育費返済など月々かかっている経費を見直すことも必要です。しっかり把握することから、今後の暮らしぶりを考えることが容易になります。


4月15日(日) 大聖寺で花見
 再度、大聖寺に行き、叔父夫婦と花見を楽しみました。まずは、大聖寺で一緒に住んでいた本町界隈を散策。かつての家は既に他の人が買われ、建て替えられていますが、家の前にはタバコの自動販売機が置かれています。自販機のない時代から、タバコ屋の店番をしていたものでした。毎年楽しんでいた錦城小学校前の熊坂川沿いに桜を見に行きましたが、満開で散り始めていました。大勢の人が花見に来ておられます。江沼神社のところで合流する大聖寺川の川沿いにも桜が植えられ、川を屋形船がゆっくりお客様を乗せて遊覧中です。江沼神社の境内は昔よく遊んだ場所で、昔のままのように感じました。次に、関町の関所跡の石碑を拝見。叔父が寄付をしていたので、石碑の裏に名前が刻まれています。その後、月うさぎの里に移動、中庭でうさぎを眺めた後、うどんをいただく。食後は大聖寺に戻り、図書館横の公園に。ここも大勢の人が花見を楽しんでいました。大聖寺もこんなに人がいるのだと感じるくらい沢山の人でしたね。周辺部からも遊びにきておられるのでしょうが、・・・。


熊坂川沿いの満開の桜

大聖寺川の川沿いにも桜が並ぶ

月うさぎの里でいただいたうどん

4月14日(土) 政策立案から実施まで
 地域で政策を立案し実施していくこと、それが今程求められる時代はないのではないでしょうか。東日本大震災以降の国政の動きをみるにつけ、つくづく思う。 お上をあてにするのはやめて、自ら作り出す気概が必要です。もちろん、利用できるものやことは利用すればよいので、国の制度も既存の社会システムを活用しつつ、よりましな社会を、より安心して暮らせる社会を構想し実現する主体として活動することを自覚して、今後のことを考え、自ら動くことではないか。提案で終わるのではなく、実現に動く為には、それだけの体力、気力、コミュニケーション力、ネットワーク力など、あらゆる力を培い、それらを総合して取り組む必要があります。そのために、日々、よりよい生活習慣を実践することも大切ですね。例えば、新たな企画や事業をまとめるためには、関連する本や資料を読み込み、しばらく寝かせる時間が必要です。本当に寝る際も枕元にノートを置いておき、閃いたら、すぐメモするようにしないといけません。そのことを突破口にして企画書をまとめるということを繰り返したきたようにも思う。最近不足してことは、インプットすることだ。もっと先端の場を歩き、当事者の話をうかがい、一方で関連する図書を読まないといけませんね。


4月13日(金) 大聖寺の桜
 大聖寺に泊まっていたので、チェックアウトの後、熊坂川沿いの桜を観にいきました。住んでいいたころは、春のお楽しみであったし、小学校も中学校も並んで川沿いにありましたから、桜を見ながら通学していました。川の両側に大きな桜の木が並んでいましたが、健在です。もちろん古くなった木は切られ、そばに小さな桜が植えられています。桜は世代交代をしないといけませんからね。ちょうど満開状態です。金沢はまだ8分咲きという程度ですが、少し南なのでやはり早いですね。日曜日に再度観に行きたいと思う。それまでもつかな?


満開に近い桜

川沿いに桜が並ぶ

世代交代

4月12日(木) 奥能登から加賀へ
 今日は良い天気にめぐまれました。朝金沢を出て、能登に向かう。まずは奥能登塩田村さんをたずね、預かっていた資料をお返しし、昨年度の事業の報告書をお預かりする。塩田村の横の海は青々としていて、岩場には海藻が多く、ヤドカリなどの磯の生き物たちを観察することができる絶好のポイントです。その後、珠洲ビーチホテルに行き、エステの練習風景を拝見し打合せ。着々と準備が進んでいます。商工会議所にもお邪魔して簡単に打合せ。昼は夢一輪館でいただく。外は温かいが、館の中はペレットッストーブが勢いよく燃えていました。午後は能登空港で打ち合わせ。その後、小松空港に向かう。6時前には小松空港に到着、定刻6時10分の福岡小松便で来られた中谷健太郎さん、太郎さん親子をお出迎え。まずは片山津のホテルにチェックインしていただき、大聖寺にご案内する。市役所横のへら亭で大聖寺の林さんを交えて会食。10時過ぎまで楽しませていただきました。へら亭さんの料理は小ぶりに作られていて、味付けもよく、見た目にも美しくて、安心して楽しめますね。いつもありがとうございます。前回と同じく、大聖寺駅前に泊まる。


エステの練習風景

夢一輪館のそば

へら亭のやさしい料理

4月11日(水) 生活習慣を変えたい
 日曜日から4日間、金沢にいるので、ガソリンがあまり減らなくて給油してこなかった。さすがに明日は珠洲に出かけるので、ガソリンスタンドに久しぶり(5日以来です)に行きました。多い時は毎日ガソリンスタンドに出かけてきましたので、じっとしているとガソリンが減らないものなんだ(サイフの中身も減らない?)と実感しました。長距離を移動する暮らしはいい加減にセーブしていかないといけない。滞在して仕事をするようにしたいものだが、どこまで皆さんの理解と協力をいただけるであろうか。健康のための生活習慣として水中歩行を再度行なっており、週2回以上を継続していきたいと思う。早く家に帰り、早く食事を済ませ、アルコールの摂取量を少なくして、読書に時間を費やしたいと、取り組んでいますが、どこまで続くことやら、・・・。あらゆる面で生活スタイルの見直しを進めています。


4月10日(火) のっぽくん
 昼は野々市の「のっぽくん」の2階にあるコミュニティ・トレードal(アル)でランチをいただきました。1階は食料品と本、CD、2階は雑貨を販売していて、前面が飲食コーナーになっています。大きなテーブルに外に向かって並んで座り、食事をしました。健康的なメニューで、量は少ないと思ったのですが、デザートとお米のドリンクをいただいたら、なんとなくお腹が満ちた感じでした。経営者の小浦むつみ(旧姓:葛葉)さんとも久しぶりにお会いし、ピースバンクいしかわのお話をいろいろうかがえて、有意義でした。フェアトレードの店を始められて15年程とのことですが、その初期の1999年に取材(地域づくり情報誌「My page」4号「フェアトレードくらぶ金沢」として紹介)でお話をうかがったことがあります。まだ金沢駅に近い中橋の古い民家でお店をされていた時です。それから、随分時間が経過し、いろいろな商品も増え、のっぽくんには野菜や果物、加工品など国内の産品がいっぱいです。帰りがけに、1階で熊本産のポンカンなどを買いました。面白い店ですので、再度訪ねたいですね。


alのランチ

ボリューム満点のデザート

やさしいお味のお米のドリンク

4月9日(月) 人財移転のためのベースに
 人口減少、高齢者比率が高まり続ける地域にとっての大きな課題は相対的に若い人を誘致すること。そのためには、企業誘致、産業振興、仕事づくりを多面的に進めるべきです。大きな企業誘致は難しくても、小さな企業、起業家の誘致を進めるべきです。自ら新たな事業を起こそうと考えている人を招くことで、地域に新たな事業を育てて欲しいものだ。そのためには、まずは拠点となる企業や団体があると、移転し易くなります。永続的に雇用するのではなく、3年から5年ぐらいは活躍していただき、その後は独立するような仕組みが理想です。一次産業からサービス業にいたるあらゆる産業分野でそのような受け皿づくりが進められないか。農業ジャンルでは、農の雇用事業が、2年間継続的に支援する制度として用意され、募集中です。1ケ月97000円を最大2年間まで支援するというフレームになっています。そのような制度を活用し、希望者を受けれる農業法人、農家を増やすことが必要です。その他の仕事についても、類似の制度を設けることができませんかね。林業については緑の雇用事業がありますが、まだまだ不十分です。社会的な意義が高く、一方で、担い手が少ないのですから、もっと充実した制度が必要です。


昼はしん馬さんのそばでした

4月8日(日) サリーナ
 昼は、錦ヶ丘高校近くのサリーナに行きました。11時半直前に店に着きましたが、すでに4台の車が止まっており、開店と同時にほぼ満席状態に。その後来られたお客様は順番待ちになりました。お客様によっては、持って帰られた人もいます。12時迄に食事を終えたグループが一つ、当方も12時には退店。回転のよい店です。ピザはマルゲリータを、パスタは豚のモツをつかったメニューでした。休日のランチにぴったりだと思うが、そのように感じている人が多いということだろうか。サリーナは揚浜式製塩を代々続けている角花豊さんの息子さんが経営されています。店内に掲げてあるお祖父ちゃんの角花菊太郎さんの写真がかっこいいです。


ピザ

パスタ

デザート

4月7日(土) 観光の可能性
 震災復興のために、観光が果たせる役割は何か。すでに観光地として認識され、お客様を常に受け入れてきた地域であれば、これまでに蓄積してきたノウハウやスキルを活かして、新たなメニュー開発やプログラムの開発、サービスの深化を図るべきです。それらの取り組みを通じて、これまでのお客様との関係を深め、新たなお客様との出会いの機会を創造していくことが可能になります。観光に長年取り組んできた地域ほど、新たな仕組みづくりに取り組みやすいはず。まったく取り組みの遅れていた地域であっても、一から始めることで、新鮮なプログラム、サービスを構築することも可能になる面もあります。両面での取り組みを促進するのが行政の役割ではないか。お客様の期待には、安心して訪れることができる、信頼のお宿や観光地と同時に、常に新たな要素や地域を拝見したいということがあります。そのような観点からは、既存の観光地の周辺に新たな魅力ポイントを設けたり、観光地として認識されている地域の中で新たな魅力開発を進めることが同時に期待されます。


4月6日(金) エステルーム完成
 午後から金沢を出て珠洲に向かう。 珠洲ビーチホテルのエステルームが完成しましたので、中を拝見しました。まだ、什器は入っていませんから、がらんとしていますが、以前とは見違える空間が出来ています。ここでの活動が楽しみです。スタッフも本日まで東京で研修を受けてきています。その成果も存分に発揮してほしいものです。4月末には本格的な営業スタートを予定。体験プログラムも用意し、浸透を図りたい。地域の宿泊施設の人々にも知っていただき、お客様にご紹介いただくことが重要です。夜は、関係者で地域食材を活かしたヘルシーな夕食を試食させていただきました。これまで出しておられたメニューに比べると全然異なる内容になっています。料理人さんたちは大変かもしれませんが、料理の面白さ、料理の力を存分に発揮して存在感を高めて欲しい。楽しみになってきましたね。ビーチホテルの充実のためには継続的に関わることが必要なので、今年度も通い続けたい。


夕方のエステルーム内観

細部をチェック

里山里海しゃぶしゃぶ

4月5日(木) 手仕事屋の山菜
 午前中は能登事務所でミーティング。裏の田んぼは雪が融け、畦には草が生え出し春の気配です。今年の活動をいかにすすめるか検討。曖昧なことは多いが、現有体制で当面活動を続けることにしたい。ヘルスツーリズム的なプログラム開発をメインにすべきではないかと考えています。能登全体をそのような活動が盛んな場にしてゆきたいものです。昼は門前の手仕事屋でいただく。星野さんがとってこられた山菜が小鉢でついてきました。春らしい食事です。その後、富来経由で戻ることにし、久しぶりにアスクを訪ねました。相変わらずですが、ホームページで発信すべき施設ですね。地酒は揃っているし、塩辛が人気のさもんさんも入っています。ポルポで食事や喫茶を楽しむこともできます。旅の人にも立ち寄っていただきたい施設です。その後、志賀町の細川さん、羽咋のシャルドンでスタンプラリーの賞品代金を支払い、金沢に戻ったら、6時頃になっていました。今日もプールに行くが歩いている人が多かった。良いことですね。


手仕事屋の山菜

手仕事屋のそば

アスクの店内

4月4日(水) 世代交代
 3月末をもって石川地域づくり協会のコーディネーターをやめました。ここ数年遠ざかっており、ちょうどよい機会ができたので、退かせていただきました。今でも地域には関わり続けているのですが、「地域づくり」と、「○○づくり」という概念で語ることに違和感を覚えるようになっています。「森づくり」「まちづくり」「人づくり」、・・・という表現には幻想性があります。このように表現することで、本当に地域を変えるだけの活動をしているように思ってしまうところがあるのではないか。自分自身、長年「地域づくり」の活動に関わり、重要な役割を果たしていると考えていました。10数年関わった「森づくり」もしかりです。森林問題の入口には立てていたのかもしれませんが、地域が当面している森林問題(一番の問題は人工林の保全活用であり、持続可能な森林経営です)に取り組むところまではできませんでした。地域づくりも一緒で、本当に地域振興の役に立てたのかと反省すると、成果は薄いと感じました。それで、具体的に持続性のある事業に取り組む地域や法人、個人をフォローすることにウエイトを掛けることにしてきました。50も半ばを越え、自分が使える時間は限られているので、必要とされるところのお手伝いに徹底することだと考えています。地域でいうと、能登や東北のように、極めて厳しい状況にある地域に関わり続けたいと思う。本当は福島の地域振興にも関わりたいのですが。


4月3日(火) ヌードルキッチン テラ
 午前は県庁で打ち合せ。昼過ぎに事務所に戻ったので、昼は気になっていたラーメン屋さんに行きました。金沢工業大学近くのマンション(サイゼリアの向かい)の1階に入っている「ヌードルキッチン テラ」です。自家製面・無添加を強調した看板が、道路際に出ていたので、目に入っていました。以前はオムライス専門店が入っていた場所です。店内はカウンターとテーブル席の合計16席で完全禁煙です。お品書きの一番上に書いてあったメニューを注文、全粒粉の細めんをいただきましたが、既成のラーメンとは異なる色具合です。好みはあるかも知れませんが、健康的な印象です。お試しいただく価値はあります。午後から天気が荒れ模様だったので、6時過ぎに帰ることにしました。


テラの中華そば

4月2日(月) 越前勝山探険隊
 再び書くことであるが、フードピア金沢という事業の事務局をしていた際に、初めて講演に呼ばれたのが福井県の勝山市でした。北陸銀行勝山支店主催の研修会で、大きな講堂で1時間半も講演させていただきました。越前大仏ができる前で、中心市街地をいかに活かせばよいかという問い掛けが事前にありましたので、提案したのが「勝山探検隊」です。青年会議所の方も出席されておられたようで、その後、大勢で事務所に訪ねてこられ、青年会議所の20周年記念事業として取り組みたいとのことでした。昭和63年の20周年から6年間、継続して探険隊を実施していただきました。地元の人々だけでなく、外部の人をゲストとして招き、一緒に見て回り、いろいろなお話をうかがう。これはというものがあれば、突然入り込むなどの活動を行うことで、地域の魅力を内外の多様な視点から発掘すること。その上で、魅力的なコースを描き、ガイドツアーに仕上げていきましょうという主旨でした。勝山で探険隊を行なった後、平成元年からは福井県全体の青年会議所が中心となり「福井宝探し運動」として展開されました。その成果は何冊かの本や冊子にまとめられています。お宝めぐりのバスツアーなども行なわれていましたが、ガイドツアーとして地域に定着するところまではいきませんでした。今こそ、いろいろ発掘された資源を活かした付加価値の高いガイドツアーを企画実施してほしいものです。勝山においては、勝山左義長まつりの際にガイドツアーを実施されていますね。


4月1日(日) 明確にすべきこと
 これからの生き方や暮らしのありかたをいかにするか。生活習慣も含め明確にすべきです。日々の暮らしで利用する食材やエネルギー、利用する道具、消耗品も、どこでどのように生産されたものを利用するか、利用の実態に応じて、吟味し選ぶようにしたい。自ら作れる物は自ら作ることも心掛けたい。トータルな存在として人は生きてきたのだし、実際の暮らしの中で、色々な機能を担ってきたはず。専業化は近代の産業化の成果であり、現代はそれが極端に進んだだけで、長い歴史の中では、一人の人間も多くの役割を担っていた。これからの時代こそ、食べ物も燃料も自ら作れることが理想だ。そのようなことが可能な地域はどこか、いろいろな地域を体験し、よくよく考え人生設計を描くべきではないか。健康に人生を全うするためには、日々の生活習慣が大事であり、そのことも人生の後半にある人間はしっかり実践していきたい。とりあえず、今日の夕方もプールに行き1時間歩くが、健康及び体力維持のための生活習慣として、この頻度を高めたいものだ。


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